JP2006178729A - 薬品の安全性確認支援方法、安全性確認支援システム、およびプログラム - Google Patents

薬品の安全性確認支援方法、安全性確認支援システム、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】医師などによる安全性の判断に必要な情報を出力するようにする。
【解決手段】情報処理装置が、第1の薬品特定情報に対応付けて、第1の薬品との併用により副作用を起こし得る第2の薬品の第2の薬品特定情報と、副作用情報とを含む安全性情報を記憶する安全性情報データベースと、患者特定情報に対応付けて、患者に処方予定の薬品を特定する処方薬品特定情報を記憶する処方レシピデータベースと、のそれぞれにアクセス可能であり、処方患者特定情報と第1の処方薬品特定情報との入力を入力装置から受け付け、処方患者特定情報に対応する第2の処方薬品特定情報を処方レシピデータベースから読み出し、第1の処方薬品特定情報に対応する安全性情報を安全性情報データベースから読み出し、第2の処方薬品特定情報と、安全性情報の第2の薬品特定情報とが一致する場合に安全性情報の副作用情報を出力装置に出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、薬品の安全性確認支援方法、安全性確認支援システム、およびプログラムに関する。
病院等の医療機関では、薬品の処方に際し、薬品の副作用、MR(医薬情報担当者)などの薬品に関する注意書、患者の病歴や体温・血圧などの健康状況等を考慮した最適な薬品が処方されている。このような薬品の処方を支援するために、例えば特許文献1では、病院内にある薬剤・薬局部や薬局などのシステム上に薬品の副作用をコード化して、複数の薬剤から重複する副作用があるかどうかをチェックするシステムが提案されている。また、特許文献2では、薬剤情報や患者の個人情報のうち、投薬時に照合する必要のある項目を色分けによって表示するソフトウェアシステムが提案されている。さらに、特許文献3では、処方箋データの作成、薬歴管理、在庫管理、調剤支援などをASP方式で行うシステムが提案されている。
特開2002−251463号公報 特開2003−223512号公報 特開2002−197184号公報
ところで、医師や看護婦などが考慮すべき薬品に関する安全性情報は年々複雑かつ広範囲に及ぶようになってきている。例えば、患者の過去の投薬履歴や、併用する薬品、患者の体温、血圧やγ−GPT値などの生化学検査数値などの健康状態などを総合的に判断して、副作用発生条件の一致を判断しなければ、副作用が発生する可能性があるかどうかを判断することができない。しかしながら、薬品の処方については、医師や看護士の経験、知識に依存している部分が多く、医師や看護士に対する薬品の安全性確認に係る負担が大きくなっている。
本発明は、このような背景を鑑みてなされたものであり、医師などによる安全性の判断に必要な情報を出力することのできる安全性確認支援方法、安全性確認支援システム、およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明のうち第1の発明は、薬品の安全性確認支援方法であって、CPUとメモリと入力装置と出力装置とを備える情報処理装置が、第1の薬品を特定する第1の薬品特定情報に対応付けて、前記第1の薬品との併用により副作用を起こし得る第2の薬品を特定する第2の薬品特定情報と、前記副作用を示す副作用情報とを含む安全性情報を記憶する安全性情報データベースと、患者を特定する患者特定情報に対応付けて、患者に処方予定の薬品を特定する処方薬品特定情報を記憶する処方レシピデータベースと、のそれぞれにアクセス可能であり、薬品の処方対象となる患者を特定する処方患者特定情報と、当該患者に処方予定の薬品を特定する第1の前記処方薬品特定情報との入力を前記入力装置から受け付け、前記処方患者特定情報に対応する第2の前記処方薬品特定情報を前記処方レシピデータベースから読み出し、前記第1の処方薬品特定情報に対応する前記安全性情報を前記安全性情報データベースから読み出し、前記第2の処方薬品特定情報と、前記安全性情報に含まれている前記第2の薬品特定情報とが一致する場合に、前記安全性情報に含まれている前記副作用情報を前記出力装置に出力することとする。
第2の発明は、第1の発明の安全性確認支援方法において、前記情報処理装置は、前記患者特定情報に対応付けて、過去に患者に投与された薬品を特定する投与薬品特定情報を記憶する投与履歴データベースにアクセス可能であり、前記処方患者特定情報に対応する前記投与薬品特定情報を前記投与履歴データベースから読み出し、前記第2の処方薬品特定情報および前記投与薬品特定情報の少なくとも何れかと、前記安全性情報に含まれている前記第2の薬品特定情報とが一致する場合に、前記副作用情報を前記出力装置に出力することとする。
第3の発明は、第1の発明の安全性確認支援方法において、前記情報処理装置は、前記患者特定情報に対応付けて、患者に係る測定データを記憶する現況情報データベースにアクセス可能であり、前記安全性情報には、前記測定データに対する条件が含まれており、前記情報処理装置は、前記処方患者特定情報に対応する前記測定データを前記現況情報データベースから読み出し、読み出した前記測定データが前記安全性情報に含まれている前記条件を満たす場合に、前記副作用情報を前記出力装置に出力することとする。第4の発明は、第1の発明の安全性確認支援方法において、前記情報処理装置は、前記患者特定情報に対応付けて、患者の親族の病歴を示す親族病歴情報を記憶する親族病歴データベースにアクセス可能であり、前記安全性情報には、前記親族病歴情報に対する条件が含まれており、前記情報処理装置は、前記処方患者特定情報に対応する前記親族病歴情報を前記親族病歴データベースから読み出し、読み出した前記親族病歴情報が前記安全性情報に含まれている前記条件を満たす場合に、前記副作用情報を前記出力装置に出力することとする。
第5の発明は、第1の発明の安全性確認支援方法において、前記情報処理装置は、前記薬品特定情報に対応付けて薬品の在庫数を記憶する在庫データベースにアクセス可能であり、前記第1の処方薬品特定情報に対応する前記在庫数を前記在庫データベースから読み出し、読み出した前記在庫数がない場合にその旨を示すメッセージを前記出力装置に出力することとする。
第6の発明は、第2の発明の安全性確認支援方法において、前記情報処理装置は、前記患者特定情報に対応付けて、患者に処方されて請求対象となった薬品を特定する前記薬品特定情報を含むレセプト情報を記憶するレセプトデータベースにアクセス可能であり、前記処方患者特定情報に対応する前記レセプト情報を前記レセプトデータベースから読み出し、前記処方患者特定情報と、前記レセプト情報に含まれている前記薬品特定情報とを対応付けて前記投与履歴データベースに登録することとする。
第7の発明は、薬品の安全性確認を支援するシステムであって、第1の薬品を特定する第1の薬品特定情報に対応付けて、前記第1の薬品との併用により副作用を起こし得る第2の薬品を特定する第2の薬品特定情報と、前記副作用を示す副作用情報とを含む安全性情報を記憶する安全性情報データベースと、患者を特定する患者特定情報に対応付けて、患者に処方予定の薬品を特定する処方薬品特定情報を記憶する処方レシピデータベースと、薬品の処方対象となる患者を特定する処方患者特定情報と、当該患者に処方予定の薬品を特定する第1の前記処方薬品特定情報との入力を前記入力装置から受け付ける入力部と、前記処方患者特定情報に対応する第2の前記処方薬品特定情報を前記処方レシピデータベースから読み出す処方薬品特定情報取得部と、前記第1の処方薬品特定情報に対応する前記安全性情報を前記安全性情報データベースから読み出す安全性情報取得部と、前記第2の処方薬品特定情報と、前記安全性情報に含まれている前記第2の薬品特定情報とが一致する場合に、前記安全性情報に含まれている前記副作用情報を前記出力装置に出力する出力部と、を備えることとする。
第8の発明は、薬品の安全性確認を支援するためのプログラムであって、CPUとメモリと入力装置と出力装置とを備え、第1の薬品を特定する第1の薬品特定情報に対応付けて、前記第1の薬品との併用により副作用を起こし得る第2の薬品を特定する第2の薬品特定情報と、前記副作用を示す副作用情報とを含む安全性情報を記憶する安全性情報データベースと、患者を特定する患者特定情報に対応付けて、患者に処方予定の薬品を特定する処方薬品特定情報を記憶する処方レシピデータベースと、のそれぞれにアクセス可能な情報処理装置に、薬品の処方対象となる患者を特定する処方患者特定情報と、当該患者に処方予定の薬品を特定する第1の前記処方薬品特定情報との入力を前記入力装置から受け付けるステップと、前記処方患者特定情報に対応する第2の前記処方薬品特定情報を前記処方レシピデータベースから読み出すステップと、前記第1の処方薬品特定情報に対応する前記安全性情報を前記安全性情報データベースから読み出すステップと、前記第2の処方薬品特定情報と、前記安全性情報に含まれている前記第2の薬品特定情報とが一致する場合に、前記安全性情報に含まれている前記副作用情報を前記出力装置に出力するステップと、を実行させるようにする。
本発明によれば、医師などによる安全性の判断に必要な情報を出力することができる。
===システム構成===
図1は、本実施形態に係る薬品の安全性確認支援システムの全体構成を示す図である。本実施形態の安全性確認支援システムは、薬品に関する情報を統括管理する薬品情報機関や政府機関などに設置される薬品安全性情報サーバ100および薬品コード情報サーバ110、並びに、医療機関等に設置される、薬品情報サーバ120、患者情報サーバ130、および利用者端末140を含んで構成されている。上記の各サーバは、通信ネットワーク160を介して相互に通信可能に接続している。通信ネットワーク160には、例えば、インターネットや専用回線、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、電灯線ネットワーク、無線ネットワーク、公衆回線網、携帯電話網、EDI専用回線などの様々なものを用いることができる。また、通信ネットワーク160上で例えばVPNなどの仮想専用ネットワークを確立し、セキュリティ性を高めるようにしても好適である。
利用者端末140(本発明の「情報処理装置」に該当する。)は、例えば、パーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)などのコンピュータであり、医師の診断室や院内の薬剤師を管轄する薬務局などに設置される。本実施形態では、医療機関において医師や薬剤師、看護士などが利用者端末140に対して患者に投与予定の薬品を入力することで、利用者端末140からその薬品の投与により起こり得る副作用などの情報を表示するようになっている。なお、利用者端末140を可搬型のコンピュータとすることで、例えば、医師や看護士などが診断室だけでなく患者の病室や検査室などで利用したり、薬剤師が薬剤在庫の情報などの確認に携帯して利用したりすることができる。
薬品安全性情報サーバ100、薬品コード情報サーバ110、薬品情報サーバ120、および患者情報サーバ130はそれぞれデータベースを管理する、例えば、ワークステーションやパーソナルコンピュータなどのコンピュータである。利用者端末140は、上記の各サーバに対して例えばSQLなどにより記述された検索要求を送信することにより、そのサーバが管理しているデータベースにアクセスすることができるようになっている。
図2に、上記各サーバとして用いられる典型的なコンピュータのハードウェアの構成を示す。図2に示すように、上記のサーバとして用いられるコンピュータは、CPU11、メモリ12、記憶装置13、通信インタフェース14を含んで構成されている。記憶装置13はプログラムやデータを記憶する、例えば、ハードディスクドライブなどである。CPU11は、記憶装置13に記憶されているプログラムをメモリ12に読み出して実行することにより、各種の機能を実現する。通信インタフェース14は、通信ネットワーク160に接続するためのインタフェースである。通信インタフェース14としては、例えば、電話回線に接続するためのモデムや、イーサネット(登録商標)に接続するためのイーサネット(登録商標)アダプタ、電灯線ネットワークに接続するためのモデム、無線ネットワークに接続する無線データ送受信機などを用いることができる。
なお、後述の各データベースは、上記コンピュータのメモリ12や記憶装置13が提供する記憶領域上に構築されるものとし、各サーバのCPU11が記憶装置13に記憶されているプログラムをメモリ12に読み出して実行することによりデータベースの管理機能を実現するものとする。
===薬品安全性情報サーバ100===
薬品安全性情報サーバ100は、安全性情報データベース101を管理している。安全性情報データベース101には、臨床試験(治験)や市販後調査などにより調査された、薬品の服用により発生し得る副作用や、その副作用が発生する条件、副作用の重篤度などを含む情報(以下、安全性情報という。)が格納される。
図3に安全性情報の構成を示す。図3に示すように、安全性情報は、薬品を特定する薬品コード(本実施形態の「薬品特定情報」に該当する。)をキーとして、薬品名、薬品を生産した製薬会社を特定するコード、薬品の安全性レベル、安全性情報を識別する安全性情報コード、安全性情報が利用可能になった年月日を示す安全性情報公示年月日、起こり得る副作用の重篤内容、副作用条件コード、副作用条件内容、併用薬品コード、併用薬品名、副作用発生内容、対応内容が含まれている。副作用条件コードは、薬品を投与した場合に副作用が発生する可能性のある条件を特定する情報である。副作用条件コードは、後述するように、同時に併用する薬品や患者の健康状態、過去に患者に投与された薬品、患者の病歴、患者の親族の病歴などに対する条件を指定するための情報である。副作用条件内容は、副作用条件コードにより指定される条件(以下、副作用発生条件という。)を説明する情報や、副作用発生条件により比較対象となるデータである。併用薬品コードは、薬品の併用によって副作用が発生する場合の併用薬を特定する薬品コードである。併用薬薬品名は、その併用薬の名称である。なお、副作用条件コード、副作用条件内容、併用薬品コードなどを用いた副作用発生条件の検証処理については後述する。対応内容は、副作用発生条件が満たされた場合に、医療関係者が取るべき対応を示す情報である。対応内容としては、例えば、「併用の禁止」や「医師の判断による」などがある。
===薬品コード情報サーバ110===
薬品コード情報サーバ110は、薬品コード情報データベース111を管理している。薬品コード情報データベース111には、薬品コード毎に、その薬品の名称や製薬会社等の、薬品に関する詳細情報である薬品コード情報が格納される。薬品コードは、新薬の承認が得られた際にその新薬に付与された医薬品業界で統一されたコードである。
図4に薬品情報の構成例を示す。薬品情報には、薬品コード、薬品の名称(薬品名)、薬品の英語名、錠剤や粉末等の形態を示す提供形態コード、薬品の製造元となる製薬会社のコード、その製薬会社の名称(製薬会社名)、薬品に付けられるバーコード用のJANコード、国際標準医療用語集において薬品を特定するMedRaコード、薬品の使用上の所定の注意を示す使用注意書コード、薬品が承認された年月日、その承認を行った承認国が含まれている。
なお、JANコード以外にも、EAN−128コードやRSSシンボルコードなどのバーコード用のIDを記憶するようにしてもよい。
===薬品情報サーバ120===
薬品情報サーバ120は、薬品在庫データベース121と、レセプトデータベース122とを管理している。薬品在庫データベース121には、薬品の在庫に関する情報(以下、在庫情報という。)が格納され、レセプトデータベース122には、患者に対して処方された薬品や診療報酬などを含む請求(以下、レセプト情報という。)が格納される。なお、薬品在庫データベース121やレセプトデータベース122は、一般的な医療機関における薬品の在庫やレセプト情報の管理システムにより提供されるものを利用することができる。
図5に在庫情報の構成を示す。在庫情報には、薬品コードをキーとして、薬品の名称、製造元の製薬会社コードと製薬会社名、JANコード、提供形態コード、薬品が入庫された日(入庫日)、薬品の品質保持期限、薬品の在庫量、薬品の処方によって在庫の薬品が出庫された(引き当てられた)履歴を示す引当情報が含まれている。図6に在庫情報に含まれる引当情報の構成を示す。引当情報には、薬品コードをキーとして、引当日、引き当てを行った医師を特定するコード、引き当てた薬品数(引当数)が含まれている。
図7にレセプト情報の構成を示す。レセプト情報には、レセプト情報の識別情報であるレセプト番号、請求先である患者のカルテ番号、その患者を特定する患者コード(本発明の「患者特定情報」に該当する。)、薬品の処方年月日、薬品を投与する期間、患者を担当した診療医を特定するコード、処方された薬品の量、患者の社会保険番号、社会保険を適用するかどうかを示す情報(社会保険適用有無)、処方された薬品の薬価、薬価により計算された請求金額、社会保険を適用した請求金額、処方された薬品の薬品コード、その薬品名、製薬会社コード、製薬会社名、JANコード、提供形態コード、品質保持期限が含まれている。利用者端末140は、レセプト情報を参照することで、実際に患者に投与された薬品を把握することができる。
===患者情報サーバ130===
患者情報サーバ130は、処方レシピデータベース131、現況情報データベース132、および背景情報データベース133を管理している。処方レシピデータベース131には、患者に対して処方予定の薬品に関する情報(以下、処方レシピ情報という。)が格納され、現況情報データベース132には、患者の状態に関する情報(以下、現況情報という。)が格納され、背景情報データベース133には、過去に患者に投与された薬品や患者の親族の病歴などを含む情報(以下、背景情報という。)が格納される。
図8に処方レシピ情報の構成を示す。処方レシピ情報には、患者コードをキーとして、患者のカルテ番号、患者の指名、医師などにより処方が指示された薬品の薬品コード(処方薬品コード)、その薬品名(処方薬品名)、薬品の処方量、処方の仕方を示す処方方法コード、薬品の色、薬品に付されている記号、薬品の使用注意事項を特定するコード、処方を指示した医師を特定する医師コード、処方が指示された日、薬品が調剤された日などが含まれている。処方レシピ情報により特定される薬品が患者に処方されると、その薬品に関するレセプト情報が上記レセプトデータベース122に登録されて、処方レシピ情報は処方レシピデータベース131からは削除される。
図9に現況情報の構成を示す。現況情報には、患者コードをキーとして、患者のカルテ番号、患者の氏名、患者の身体に関する身長、体重、BMI、血圧、体温、血清CRP、ガラス板法、TPHA、血液型(ABO式、Rh式)、総蛋白、ZTT、GOT、GPTなどの測定データ、測定データの測定日などが含まれている。これらの測定データは、患者の健康状態を示す指標として用いることができる。
図10に背景情報の構成を示す。背景情報には、患者コードをキーとして、患者のカルテ番号、患者の氏名、性別、患者の病歴を示す病歴情報、患者に対する薬品投与履歴を示す投与履歴情報、親族の病歴を示す親族病歴情報、背景情報の作成日が含まれている。図11に患者の病歴情報の構成を示す。病歴情報は、患者が診療を受けた年月日、診断された病気を特定する病歴コード、患者が診療を受けた病院を特定する病院コード、診察を行った医師を特定する医師コードが設定される。図12に投与履歴情報の構成を示す。投与履歴情報には、患者に投与された薬品を特定する薬品コードとその投与量、投与が開始された日と終了された日、開始日から終了日までの期間(投与期間)が含まれている。図13に親族病歴情報の構成を示す。親族病歴情報には、患者から見た親族の関係を示す親族コード、親族が患った病気を示す病歴コード、親族がその病気について現在どのような状態にあるかを示す状態コードが含まれている。状態コードとしては、例えば、「完治」「治療中」「死亡」などがある。なお、背景情報には、病歴情報、投与履歴情報、および親族病歴情報をそれぞれ複数含めることができる。
===利用者端末140===
図14は、利用者端末140のハードウェア構成を示す図である。図14に示すように、利用者端末140は、CPU141、メモリ142、記憶装置143、記録媒体読取装置144、入力装置145、出力装置146、通信インタフェース147を備えている。
記録媒体読取装置144は、記録媒体148に記録されているプログラムやデータを、記憶装置143に読み出す。記録媒体148としては、例えば、CD−ROMやDVD−ROM、フレキシブルディスク、MO、磁気テープ、メモリカードなどを用いることができる。記録媒体読取装置144は、記録媒体148に合わせて、例えば、CD−ROMドライブやDV−ROMドライブ、フレキシブルディスクドライブ、MOドライブ、磁気テープドライブ、メモリカードリーダなどを用いることができる。CPU141は、記憶装置143に記憶されているプログラムをメモリ142に読み出して実行することで各種の機能を実現する。
入力装置145は、例えば、キーボードやマウス、マイク、タッチパネル、ペンタブレット、バーコードリーダ、電子タグのスキャナなどの、データの入力を受け付ける入力インタフェースである。出力装置146は、例えば、ディスプレイやスピーカ、プリンタなどのデータを出力する出力インタフェースである。通信インタフェース147は、通信ネットワーク160に接続するためのインタフェースである。通信インタフェース14としては、例えば、電話回線に接続するためのモデムや、イーサネット(登録商標)に接続するためのイーサネット(登録商標)アダプタ、電灯線ネットワークに接続するためのモデム、無線ネットワークに接続する無線データ送受信機などを用いることができる。
図15は、利用者端末140の機能ブロック図である。図15に示すように、利用者端末140は、入力部1401、在庫情報取得部1402、安全性情報取得部1403、処方レシピ情報取得部1404、現況情報取得部1405、背景情報取得部1406、副作用条件コード充足判断部1407、メッセージ出力部1408、処方レシピ情報登録部1409、在庫引当処理部1410、レセプト情報登録部1411、投与履歴登録部1412を備えている。
入力部1401は、医師や看護士などから、患者コードや薬品コード、患者に薬品を処方した医師を特定する医師コード、薬品の処方量、薬品の投与期間などの入力を受け付ける。
在庫情報取得部1402は、薬品情報サーバ120から、薬品コードをキーとした、薬品在庫データベース121に記憶されている在庫情報を取得する。安全性情報取得部1403は、薬品安全性情報サーバ100から、薬品コードをキーとした、安全性情報データベース101に記憶されている安全性情報を取得する。処方レシピ情報取得部1404は、患者情報サーバ130から、薬品コードをキーとした、処方レシピデータベース131に記憶されている処方レシピ情報を取得する。現況情報取得部1405は、患者情報サーバ130から、患者コードをキーとした、現況情報データベース132に記憶されている現況情報を取得する。背景情報取得部1406は、患者情報サーバ130から、患者コードをキーとした、背景情報データベース133に記憶されている背景情報を取得する。
副作用条件コード充足判断部1407は、上記処方レシピ情報、現況情報、および背景情報によって上記安全性情報の副作用発生条件が満たされるかどうかを判断する。副作用発生条件が満たされるかどうかの判定は、安全性情報の副作用条件コードの先頭から2桁の文字に応じて、併用薬品コードあるいは副作用条件内容と、上記処方レシピ情報、現況情報、背景情報の項目とが一致するかどうかにより行われる。
図16に、比較するべき安全性情報の項目と上記処方レシピ情報、現況情報、背景情報の項目との対応関係を示す。図16の例では、副作用条件コードの第1桁が「S」である場合、安全性情報の併用薬品コードと、処方レシピ情報の薬品コードとが一致したときに、副作用発生条件が満たされると判定される。また、副作用条件コードの第1桁が「F」である場合には、安全性情報の併用薬品コードと、処方レシピ情報の薬品コード又は背景情報の投与履歴の薬品コードのいずれかとが一致したときに、副作用発生条件が満たされると判定される。副作用条件コードの第1桁が「U]である場合には、安全性情報の併用薬品コードは判定には用いられない。
一方副作用条件コードの第2桁が「P]である場合、副作用条件コードの第3桁以降は、現況情報に含まれる測定データを特定するコードになり、そのコードにより特定される現況情報の測定データと、安全性情報に副作用条件内容として含まれているデータとが一致したときに、副作用発生条件が満たされると判定される。副作用条件コードの第2桁が「S」である場合、背景情報に含まれている病歴情報の病歴コードと、安全性情報の副作用条件内容とが一致したときに副作用発生条件が満たされると判定される。副作用条件コードの第2桁が「A]である場合、背景情報に含まれている親族病歴情報の病歴コードと、安全性情報の副作用条件内容とが一致したときに、副作用発生条件が満たされると判定される。
メッセージ出力部1408は、上記データベースから読み出し、処方レシピ情報、現況情報、背景情報などを出力装置146に出力する。また、メッセージ出力部1408は、安全性情報の副作用発生条件が満たされた場合には、安全性情報も出力装置146に出力する。メッセージ出力部1408は、入力部1401に入力された薬品コードにより特定される薬品の在庫がない場合には、在庫がない旨のメッセージを出力装置146に出力する。
処方レシピ情報登録部1409は、上記安全性情報の副作用発生条件が満たされた場合に、入力部1401に入力された患者コードと薬品コードを含む処方レシピ情報を作成し、作成した処方レシピ情報を処方レシピデータベース131に登録する。
在庫引当処理部1410は、上記安全性情報の副作用発生条件が満たされない場合に、入力部1401に入力された薬品コードにより特定される薬品に係る引当処理を行う。具体的には、在庫引当処理部1410は、薬品コードと、現在の年月日と、医師コードと、処方量とを含む引当情報を作成し、作成した引当情報を、上記の薬品コードにより特定される、薬品在庫データベース121に記憶されている在庫情報の引当情報に追加し、在庫情報の在庫量から薬品数を減算する。
レセプト情報登録部1411は、副作用発生条件が満たされない場合に、入力部1401に入力された薬品コードや患者コード、処方レシピ情報取得部1404が取得した処方レシピ情報の薬品コードなどを含むレセプト情報を作成し、作成したレセプト情報を、レセプトデータベース122に登録する。またこのとき、レセプト情報登録部1411は、処方レシピ情報取得部1404が取得した処方レシピ情報を処方レシピデータベース131から削除する。
投与履歴登録部1412は、レセプト情報登録部1411によりレセプトデータベース122に登録されたレセプト情報に含まれている薬品コードや、薬品量、投与期間などに基づいて投与履歴情報を作成し、作成した投与履歴情報を、入力された患者コードにより特定される、背景情報データベース133に記憶されている背景情報の薬品投与履歴に追加する。
===薬品安全情報の出力処理===
本実施形態では、利用者端末140から薬品の安全性についての情報が出力され、医師などが処方予定の薬品について、その薬品の安全性を確認することができるようになっている。図17に利用者端末140による薬品の安全性情報の出力処理の流れを示す。
利用者端末140は、図18に示すような画面1700を表示し、医師から患者コードや、処方予定の薬品の薬品コード、薬品の処方量、処方期間、医師コードなどの入力を受け付ける(S1001)。図18に示すように、画面1700には、上記のような入力を受け付けるために、患者コードの入力欄1701、薬品コードの入力欄1702、処方量の入力欄1703、処方期間の入力欄1704、担当医の医師コードの入力欄1705が表示される。各入力欄に情報が入力されて送信ボタン1706が押下されると、利用者端末140は、入力欄1702に入力された薬品コード(以下、処方薬品コードという。本発明の「処方薬品特定情報」に該当する。)をキーとして、薬品在庫データベース121に記憶されている在庫情報を薬品情報サーバ120から取得する(S1002)。利用者端末140は、取得した在庫情報の在庫量が、入力欄1703に入力された処方量よりも少ない場合(S1003:NO)、在庫がない旨のメッセージを出力して(S1004)、処理を終了する。なお、この場合再度(S1001)に戻り、薬品コードの入力をするようにしてもよい。
在庫量が処方量よりも多い場合(S1003:YES)、利用者端末140は、処方薬品コードをキーとして、安全性情報データベース101に格納されている安全性情報を薬品安全性情報サーバ100から取得する(S1005)。利用者端末140は、画面1700の入力欄1701に入力された患者コード(以下、処方患者コードという。本発明の「処方患者特定情報」に該当する。)をキーとして、処方レシピデータベース131に記憶されている処方レシピ情報を患者情報サーバ130から取得する(S1006)。利用者端末140は、処方患者コードをキーとして、現況情報データベース132に格納されている現況情報と、背景情報データベース133に格納されている背景情報とを患者情報サーバ130から取得する(S1007、S1008)。利用者端末140は、上記処方レシピ情報、現況情報、背景情報などによって安全性情報の副作用発生条件が満たされるかどうかを判定し(S1009)する。
利用者端末140は、副作用発生条件が満たされたと判断した場合(S1009:YES)、処方患者コードと処方薬品コードとを含む処方レシピ情報を作成し、作成した処方レシピ情報を処方レシピデータベース131に登録する(S1010)。なお、利用者端末140は、処方薬品コードに対応する薬品名や使用注意事項コードなどは、薬品コード情報データベース111から取得することができる。
一方、利用者端末140は、副作用発生条件が満たされていないと判断した場合(S1009:NO)、処方患者コードと処方薬品コード、上記処方レシピ情報の薬品コードを含むレセプト情報を作成し、作成したレセプト情報をレセプトデータベース122に登録する(S1011)。また、利用者端末140は、上記の処方レシピ情報は処方レシピデータベース131から削除する。利用者端末140は、上記の背景情報に処方薬品コードを含む投与履歴情報を追加し、背景情報データベース133を更新する(S1012)。
利用者端末140は、上記の処方レシピ情報、現況情報、背景情報、安全性情報などを出力装置146に出力する(S1013)。出力例を図19に示す。画面1900は、背景情報の親族病歴情報が表示される表示欄1901、背景情報の投与履歴情報が表示される表示欄1902、現況情報の測定データが表示される表示欄1903、副作用発生条件が満たされたかどうかを示すメッセージ(図19の例では、「副作用発生可能性あり」)が表示される表示欄1904を備えている。副作用発生条件が満たされた場合には、安全性情報の安全性レベルも併せて表示欄1904に表示される。また、画面1900には、副作用発生条件が満たされた場合、安全性情報の副作用重篤内容が表示欄1905に表示され、副作用条件内容が表示欄1906に表示され、副作用発生内容が表示欄1907に表示され、対応内容が表示欄1908に表示される。
上記のようにして、利用者端末140では、医師などにより入力された患者コードと薬品コードとに応じて、患者に薬品を投与した場合に発生し得る副作用に関する情報を表示することができる。したがって、医師などは処方する薬品の併用によって発生し得る副作用についての情報を処方時に確認することができる。よって、医師などは安全性の確認作業を容易に行うことができる。これにより、医療機関における薬品の安全性の確認に係る医師などの負担を軽減することができる。
また、本実施形態の利用者端末140によれば、過去に患者に投与された薬品や、患者の病歴、測定データ、患者の親族の病歴など多くの情報を用いて、薬品の安全性を確認することができる。したがって、医師等は、より詳細に薬品投与の安全性を確認することができる。よって、医療機関における安全性を高めることができる。また、患者の親族の病歴を利用することにより、例えば、遺伝的な要因による副作用に関しても確認しておくことができる。
また、本実施形態の利用者端末140によれば、処方予定の薬品の在庫があるかどうかが表示される。したがって、医師は実際に処方可能な薬品についての安全性を確認することが可能であり、在庫不足によって処方できなかった薬品について再度安全性を確認する等の手間を軽減することができる。また、在庫がない薬品について同様の効用を持つ代替品に取り替えられるような状況であっても、医師等は実際に処方される薬品について安全性を確認することができる。よって、より確実な安全性の確認が行われるようになる。
また、本実施形態の利用者端末140は、患者への金銭請求に係るレセプト情報に基づいて、患者に投与された薬品の履歴を蓄積する。したがって、医師の処方した薬品と、患者に実際に投与された薬品とが異なるような場合であっても、請求された薬品と投与された薬品とは一致するため、確実な投与履歴を格納することができる。これにより、より確実な薬品の安全性の確認を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、本実施形態では、上記図17に示す処理は利用者端末140が行うものとしたが、これに限らず、例えば、患者情報サーバ130が行うようにしてもよい。この場合、利用者端末140は上記の処理の結果を患者情報サーバ130から受信し、受信したデータを表示するようにする。これにより、利用者端末140として必要な処理能力を低減されるため、安価なコンピュータを利用者端末140として用いることができる。
また、本実施形態では複数のサーバによってデータベースを管理するものとしたが、例えば、1台のサーバにより管理するようにしてもよい。
また、上記図18の画面1700などにおいて、利用者端末140が医師などから受け付ける患者コードや医師コードは、例えば、患者の診察券や医師のIDカードなどに印刷されているバーコードを読み取るようにすることができる。また、診察券やIDカードなどにICカードが利用されている場合には、そのICカードから患者コードや医師コードをから読み出すようにしてもよい。
本発明の一実施の形態による、薬品の安全性確認支援システムの全体構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による、各サーバとして用いられる典型的なコンピュータのハードウェアの構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による安全性情報の構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による薬品情報の構成例を示す図である。 本発明の一実施の形態による在庫情報の構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による在庫情報に含まれる引当情報の構成を示す図である。 本発明の一実施の形態によるレセプト情報の構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による処方レシピ情報の構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による現況情報の構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による背景情報の構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による病歴情報の構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による投与履歴情報の構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による親族病歴情報の構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による、利用者端末140のハードウェア構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による、利用者端末140の機能ブロック図である。 本発明の一実施の形態による、比較する安全性情報の項目と上記処方レシピ情報、現況情報、背景情報の項目との対応関係を示す図である。 本発明の一実施の形態による、利用者端末140による薬品の安全性情報の出力処理の流れを示す図である。 本発明の一実施の形態による、入力を受け付ける画面1700の例を示す図である。 本発明の一実施の形態による、処方レシピ情報、現況情報、背景情報、安全性情報の出力例を示す図である。
符号の説明
11 CPU 12 メモリ
13 記憶装置 14 通信インタフェース
100 薬品安全性情報サーバ 101 安全性情報データベース
110 薬品コード情報サーバ 111 薬品コード情報データベース
120 薬品情報サーバ 121 薬品在庫データベース
122 レセプトデータベース 130 患者情報サーバ
131 処方レシピデータベース 132 現況情報データベース
133 背景情報データベース 140 利用者端末
141 CPU 142 メモリ
143 記憶装置 144 記録媒体読取装置
145 入力装置 146 出力装置
147 通信インタフェース 148 記録媒体
1401 入力部 1402 在庫情報取得部
1403 安全性情報取得部 1404 処方レシピ情報取得部
1405 現況情報取得部 1406 背景情報取得部
1407 副作用条件コード充足判断部 1408 メッセージ出力部
1409 処方レシピ情報登録部 1410 在庫引当処理部
1411 レセプト情報登録部 1412 投与履歴登録部
160 通信ネットワーク

Claims (8)

  1. CPUとメモリと入力装置と出力装置とを備える情報処理装置が、
    第1の薬品を特定する第1の薬品特定情報に対応付けて、前記第1の薬品との併用により副作用を起こし得る第2の薬品を特定する第2の薬品特定情報と、前記副作用を示す副作用情報とを含む安全性情報を記憶する安全性情報データベースと、
    患者を特定する患者特定情報に対応付けて、患者に処方予定の薬品を特定する処方薬品特定情報を記憶する処方レシピデータベースと、
    のそれぞれにアクセス可能であり、
    薬品の処方対象となる患者を特定する処方患者特定情報と、当該患者に処方予定の薬品を特定する第1の前記処方薬品特定情報との入力を前記入力装置から受け付け、
    前記処方患者特定情報に対応する第2の前記処方薬品特定情報を前記処方レシピデータベースから読み出し、
    前記第1の処方薬品特定情報に対応する前記安全性情報を前記安全性情報データベースから読み出し、
    前記第2の処方薬品特定情報と、前記安全性情報に含まれている前記第2の薬品特定情報とが一致する場合に、前記安全性情報に含まれている前記副作用情報を前記出力装置に出力すること、
    を特徴とする薬品の安全性確認支援方法。
  2. 請求項1に記載の薬品の安全性確認支援方法であって、
    前記情報処理装置は、
    前記患者特定情報に対応付けて、過去に患者に投与された薬品を特定する投与薬品特定情報を記憶する投与履歴データベースにアクセス可能であり、
    前記処方患者特定情報に対応する前記投与薬品特定情報を前記投与履歴データベースから読み出し、
    前記第2の処方薬品特定情報および前記投与薬品特定情報の少なくとも何れかと、前記安全性情報に含まれている前記第2の薬品特定情報とが一致する場合に、前記副作用情報を前記出力装置に出力すること、
    を特徴とする薬品の安全性確認支援方法。
  3. 請求項1に記載の薬品の安全性確認支援方法であって、
    前記情報処理装置は、前記患者特定情報に対応付けて、患者に係る測定データを記憶する現況情報データベースにアクセス可能であり、
    前記安全性情報には、前記測定データに対する条件が含まれており、
    前記情報処理装置は、
    前記処方患者特定情報に対応する前記測定データを前記現況情報データベースから読み出し、
    読み出した前記測定データが前記安全性情報に含まれている前記条件を満たす場合に、前記副作用情報を前記出力装置に出力すること、
    を特徴とする薬品の安全性確認支援方法。
  4. 請求項1に記載の薬品の安全性確認支援方法であって、
    前記情報処理装置は、前記患者特定情報に対応付けて、患者の親族の病歴を示す親族病歴情報を記憶する親族病歴データベースにアクセス可能であり、
    前記安全性情報には、前記親族病歴情報に対する条件が含まれており、
    前記情報処理装置は、
    前記処方患者特定情報に対応する前記親族病歴情報を前記親族病歴データベースから読み出し、
    読み出した前記親族病歴情報が前記安全性情報に含まれている前記条件を満たす場合に、前記副作用情報を前記出力装置に出力すること、
    を特徴とする薬品の安全性確認支援方法。
  5. 請求項1に記載の薬品の安全性確認支援方法であって、
    前記情報処理装置は、
    前記薬品特定情報に対応付けて薬品の在庫数を記憶する在庫データベースにアクセス可能であり、
    前記第1の処方薬品特定情報に対応する前記在庫数を前記在庫データベースから読み出し、
    読み出した前記在庫数がない場合にその旨を示すメッセージを前記出力装置に出力すること、
    を特徴とする薬品の安全性確認支援方法。
  6. 請求項2に記載の薬品の安全性確認支援方法であって、
    前記情報処理装置は、
    前記患者特定情報に対応付けて、患者に処方されて請求対象となった薬品を特定する前記薬品特定情報を含むレセプト情報を記憶するレセプトデータベースにアクセス可能であり、
    前記処方患者特定情報に対応する前記レセプト情報を前記レセプトデータベースから読み出し、
    前記処方患者特定情報と、前記レセプト情報に含まれている前記薬品特定情報とを対応付けて前記投与履歴データベースに登録すること、
    を特徴とする薬品の安全性確認支援方法。
  7. 薬品の安全性確認を支援するシステムであって、
    第1の薬品を特定する第1の薬品特定情報に対応付けて、前記第1の薬品との併用により副作用を起こし得る第2の薬品を特定する第2の薬品特定情報と、前記副作用を示す副作用情報とを含む安全性情報を記憶する安全性情報データベースと、
    患者を特定する患者特定情報に対応付けて、患者に処方予定の薬品を特定する処方薬品特定情報を記憶する処方レシピデータベースと、
    薬品の処方対象となる患者を特定する処方患者特定情報と、当該患者に処方予定の薬品を特定する第1の前記処方薬品特定情報との入力を前記入力装置から受け付ける入力部と、
    前記処方患者特定情報に対応する第2の前記処方薬品特定情報を前記処方レシピデータベースから読み出す処方薬品特定情報取得部と、
    前記第1の処方薬品特定情報に対応する前記安全性情報を前記安全性情報データベースから読み出す安全性情報取得部と、
    前記第2の処方薬品特定情報と、前記安全性情報に含まれている前記第2の薬品特定情報とが一致する場合に、前記安全性情報に含まれている前記副作用情報を前記出力装置に出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする薬品の安全性確認支援システム。
  8. 薬品の安全性確認を支援するためのプログラムであって、
    CPUとメモリと入力装置と出力装置とを備え、
    第1の薬品を特定する第1の薬品特定情報に対応付けて、前記第1の薬品との併用により副作用を起こし得る第2の薬品を特定する第2の薬品特定情報と、前記副作用を示す副作用情報とを含む安全性情報を記憶する安全性情報データベースと、
    患者を特定する患者特定情報に対応付けて、患者に処方予定の薬品を特定する処方薬品特定情報を記憶する処方レシピデータベースと、のそれぞれにアクセス可能な情報処理装置に、
    薬品の処方対象となる患者を特定する処方患者特定情報と、当該患者に処方予定の薬品を特定する第1の前記処方薬品特定情報との入力を前記入力装置から受け付けるステップと、
    前記処方患者特定情報に対応する第2の前記処方薬品特定情報を前記処方レシピデータベースから読み出すステップと、
    前記第1の処方薬品特定情報に対応する前記安全性情報を前記安全性情報データベースから読み出すステップと、
    前記第2の処方薬品特定情報と、前記安全性情報に含まれている前記第2の薬品特定情報とが一致する場合に、前記安全性情報に含まれている前記副作用情報を前記出力装置に出力するステップと、
    を実行させるためのプログラム。

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