JP2006177903A - ガス遮断装置及びガスメータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ステッピングモータ遮断弁を駆動する際の無駄な消費を無くし、電池使用容量の低減を図ることが可能なガス遮断装置を提供する。
【解決手段】ガスメータに装備し、緊急時などにガスの供給を停止するためのガス遮断装置において、ガス通路(ガス流路)にガスの遮断用に設けられたステッピングモータ遮断弁1と、弁1を駆動する弁駆動IC2と、弁駆動IC2を制御するマイコン3と、電池の電圧を測定するA/D変換IC5等とを備える。そして、電池を電源としてモータ弁1を駆動させる。マイコン3は、A/D変換IC5で測定された電圧に基づいて、弁駆動IC2の駆動周波数を変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガス遮断装置及びガスメータに関し、より詳細には、安全機能を有するガスメータに装備されるガス遮断装置、及び該装置を備えたガスメータに関する。
従来から、ガスメータはガスの通路に取り付けるという性質上、ガスの安全な供給を目的として、緊急時などに遮断弁を閉じてガスの供給を遮断するガス遮断装置が設けられている。この遮断弁としては、例えば、ステッピングモータで駆動するステッピングモータ遮断弁が用いられている。
ステッピングモータを用いたガス遮断弁の制御に関し、ガス通路を開閉するための遮断弁と、この遮断弁を駆動するためのステップモータと、このステップモータの駆動を制御するモータ制御手段とを有するガス通路遮断弁機構が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1においては、モータ制御手段は、遮断弁を閉位置から開位置まで移動させるに当たり、遮断弁が閉位置から開位置に到る間の途中位置において、遮断弁の移動が一時停止するようにステップモータを駆動制御している。
このような機構をもったガス遮断装置は、例えば、ステッピングモータ遮断弁と、それを駆動する駆動ICと、駆動ICを制御するマイクロコンピュータ(以下、マイコン)で構成される。そして、このようなガス遮断装置並びにガス遮断装置を備えたガスメータでは、遮断弁の駆動周波数、すなわち遮断弁の駆動スピードは、電池電圧に関係なく固定されている。この駆動周波数の固定値は、例えば、電池放電末期の弁駆動最低電圧から適切な周波数を求めて予め設定され、例えば100PPS(パルス/秒)などに設定されている。
特許第3025636号明細書
しかしながら、その場合、電池使用初期(つまり電池容量が多い時)には、無駄に電池容量を消費してしまうという課題があった。例えば、電池放電末期で100PPSが適切な駆動周波数であっても、電池使用初期には初期に応じた適切な駆動周波数、例えば300PPSでも充分に駆動でき、そのとき、消費電流は低速の100PPSの場合より小さくて済む。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、ステッピングモータ遮断弁を駆動する際の無駄な消費を無くし、電池使用容量の低減を図ることが可能なガス遮断装置、及びその装置を備えたガスメータを提供することをその目的とする。
本発明は、上述のごとき課題を解決するために、以下の各技術手段でそれぞれ構成される。
第1の技術手段は、ガス通路にガスの遮断用に設けられたステッピングモータ遮断弁と、該ステッピングモータ遮断弁を駆動する弁駆動回路と、該弁駆動回路を制御する制御手段とを備え、電池を電源として前記ステッピングモータ遮断弁を駆動させるガス遮断装置であって、前記ステッピングモータ遮断弁を作動させた時或いは前記弁駆動回路を作動させた時の前記電池の電圧を測定する電圧測定手段をさらに備え、前記制御手段は、前記電圧測定手段で測定された電圧に基づいて前記弁駆動回路の駆動周波数を変更することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記電池の周辺の温度を測定する温度測定手段をさらに備え、前記制御手段は、前記電圧測定手段で測定された電圧及び前記温度測定手段で測定された温度に応じて、前記弁駆動回路の駆動周波数を変更することを特徴としたものである。
第3の技術手段は、ガス通路にガスの遮断用に設けられたステッピングモータ遮断弁と、該ステッピングモータ遮断弁を駆動する弁駆動回路と、該弁駆動回路を制御する制御手段とを備え、電池を電源として前記ステッピングモータ遮断弁を駆動させるガス遮断装置であって、前記制御手段は、前記電池の使用容量に応じて、前記弁駆動回路の駆動周波数を変更することを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第3の技術手段において、前記電池の周辺の温度を測定する温度測定手段をさらに備え、前記制御手段は、前記温度測定手段で測定された温度及び前記電池の使用容量に応じて、前記弁駆動回路の駆動周波数を変更することを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第3又は第4の技術手段において、前記制御手段は、前記ステッピングモータ遮断弁の弁動作回数を記憶する回数記憶手段と、前記回数記憶手段で記憶された弁動作回数から前記電池の使用容量を推定する使用容量推定手段とを有することを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第5の技術手段において、前記ステッピングモータ遮断弁を作動させた時或いは前記弁駆動回路を作動させた時の前記電池の電圧を測定する電圧測定手段をさらに備え、前記制御手段は、前記使用容量推定手段で推定された電池電圧と、前記電圧測定手段で測定された電圧とを比較する比較手段と、該比較手段による比較の結果、双方の電圧が合わない場合に通報の制御を行う通報制御手段とを有することを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第6の技術手段において、前記通報制御手段の制御対象として、通信により当該ガス遮断装置の外部へ通報を行う通信手段、警告表示により通報を行う表示手段、警告音出力により通報を行う出力手段、のいずれかを備えることを特徴としたものである。
第8の技術手段は、ガスメータにおいて、第1乃至第7のいずれかの技術手段におけるガス遮断装置を備えたことを特徴としたものである。
本発明によれば、ステッピングモータ遮断弁を備えたガス遮断装置及びガスメータにおいて、ステッピングモータ遮断弁を駆動する際の無駄な消費を無くし、電池使用容量の低減を図ることが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係るガス遮断装置の一構成例を示す図で、図中、1はステッピングモータ遮断弁(以下、単に「モータ弁」という)、2は弁駆動回路の一例としての弁駆動IC(IC:半導体集積回路)、3は制御手段の一例としてのマイコン、4は温度測定手段の一例としての温度センサ、5は電圧測定手段の一例としてのA/D変換ICである。
本発明の一実施形態に係るガス遮断装置は、ガス通路(ガス流路)にガスの遮断用に設けられたモータ弁1と、モータ弁1を駆動する弁駆動IC2と、弁駆動IC2を制御するマイコン3とを備える。そして、電池を電源としてモータ弁1を駆動させる。図1においては、電源を2系統に分け、マイコン3と弁駆動IC2の一部(モータ弁1を駆動させる以外の部分)とが電池Vcc1によって電源供給され、弁駆動IC2におけるモータ弁1を駆動させる部分が電池Vcc2によって電源供給されているものとして説明する。このガス遮断装置は、ガスメータに装備し、緊急時などにガスの供給を停止するためのものである。
本実施形態に係るガス遮断装置は、電池の電圧を測定するA/D変換IC5をさらに備える。なお、A/D変換IC5は、電池電圧を精度良く測定可能な汎用ICの一例である。また、図示した温度センサ4を備えた形態については後述する。A/D変換IC5では、モータ弁1を作動させ弁開又は弁閉を行った時、或いは弁駆動IC2を作動させた時(弁開閉までは行わずモータ弁1を1又は数ステップ駆動させた時)の電池Vcc2の電圧を測定する。後者の電圧監視方法は、モータ弁1の特徴を活かしたもので、従来方式の弁擬似負荷を必要とせず、モータ弁1の状態を保持したまま、また、モータ弁1の状態に拘わらずモータ弁1に電流を流すように弁駆動IC2を制御する。従って、以下の説明(他の実施形態も含む)では、後者の電圧監視方法のみで説明する。
そして、本実施形態のモータ弁駆動方式の特徴として、マイコン3は、A/D変換IC5で測定された電圧に基づいて、弁駆動IC2の駆動周波数を変更する。このように、マイコン3は、弁駆動用電池(Vcc2)の弁コイル負荷時の電圧を、例えば定期的に監視する。この変更は、例えば、マイコン3が弁駆動IC2に対し、その駆動周波数を変更するよう制御することによって実行してもよい。
次に、上述のごとき構成のガス遮断装置におけるモータ弁1及びモータ弁1の駆動について詳細に説明する。モータ弁1は、主に、弁体、シャフト、及びステッピングモータで構成される。例えば、シャフトには雄ネジが刻設され、この雄ネジが弁体に設けられている雌ネジと螺合し、またステッピングモータの台板に突設されたガイドロッドなどによって弁体に設けられた回転止め部と摺動自在に嵌合して弁体の回転が規制されていることにより、シャフトの回転は弁体の直線運動に変換される。モータ弁1は、マイコン3から弁駆動IC2にパルスを出力することで駆動する。このとき、マイコン3は、ENA端子から信号(弁駆動IC制御信号)を弁駆動IC2へ出力し、さらにRT00,RT01端子を制御することで、弁駆動IC2は、OUT1,OUT2,OUT3,OUT4端子から駆動信号をモータ弁1の弁励磁コイルに出力して電流を流す。
電池の電圧測定に際しては、マイコン3は、所定のタイミング(電圧測定を行うタイミング)でENA端子から信号(弁駆動IC制御信号)を弁駆動IC2へ出力し、さらにRT00,RT01端子を制御することで、弁駆動IC2は、OUT1,OUT2,OUT3,OUT4端子から駆動信号をモータ弁1の弁励磁コイルに出力して電流を流す。マイコン3は、測定開始信号と共にA/D変換IC5に対して測定命令信号を出力することで、A/D変換IC5がこのときの電池の電圧を測定し、マイコン3に返す。このように、電圧測定に際しては、マイコン3により弁駆動IC2を制御させた時、すなわち弁励磁コイルに実際に電流を流した状態で行う。そして、上述したように、電池電圧を測定する際に、弁駆動IC2を1ステップのみ制御するようにする。モータ弁1を、例えば48ステップで1回転(ストロークは1.5mm)するように設定すると、1ステップでのストロークは0.03125mmになる。なお、実際に弁閉する場合は、例えば176ステップ(ストロークは5.5mm)としておく。この場合、理論的には上述したように、ストローク方向に弁体(及びシャフト)が2ステップ分(0.0625mm)動く可能性があるが、実動作ではモータ弁1の構造により弁停止位置は保持されることとなる。なお、弁駆動IC2の制御は、1ステップのみの制御に限らず、数ステップのみの制御など、上述のごとくモータ弁1を実質上閉弁や開弁しないようなステップ数のみの制御であればよい。
図2は、図1のガス遮断装置における弁駆動周波数の制御方法を従来の例と比較して説明するためのグラフ図で、図中、6は弁駆動時電圧、7は本構成例での弁駆動周波数、8は従来例での弁駆動周波数である。
図2において、弁駆動時のVcc2の電圧は、弁駆動時電圧6で示すように、電池の使用容量によって徐々に降下する。従って、本構成例での弁駆動周波数7は、電圧監視により、容量が多い使用初期には、消費電流を抑えた高速周波数(例えば300PPS)で駆動し、電圧が降下し始めで、中速周波数(例えば250PPS)、さらに低速周波数(例えば100PPS)に可変する。この他にも、測定電圧に応じてより細かく周波数を下げていってもよく、また、この例のように実際にはある程度の余裕をもった周波数の設定が必要となる。一方で、従来例の弁駆動周波数8は、低速周波数(例えば100PPS)のまま一定であり、本構成例の高速及び中速周波数に相当する範囲で、電池の無駄な消費がなされることとなる。
ここで、電圧をできるだけ正確に監視するため、監視周期を数時間(例えば6時間、すなわち1日に4回)などと細かく設定し、A/D変換IC5の分解能を例えば0.1Vなどと小さくすることが好ましい。
図3は、図1のガス遮断装置における弁駆動周波数の制御方法を、トルク−駆動周波数特性グラフと共に説明するための図で、図中、9aは弁端子間電圧が3.0Vのときの曲線を、9bは弁端子間電圧が1.8Vのときの曲線を、それぞれ示している。
図3を参照して、モータ弁1の開閉に伴った駆動周波数設定に関し、本構成例と従来例とを比較しながら説明する。弁開閉は、その必要なトルク差から次の3つの段階I〜IIIに分けられる。I.弁開開始時は、背圧が加わっているため、ある程度のトルクが必要となる。II.弁開駆動開始後は、背圧が小さいので、駆動最低限のトルクで対応可能である。III.弁閉時は、弁開駆動開始後と同様である。
従来技術では、ガスメータの交換期間となる10年間、固定の駆動周波数が用いられる。例えば、端子間電圧が3.0Vの時であってもいずれ1.8Vとなることを想定して、弁開開始時の駆動周波数を100PPS、弁駆動開始後の駆動周波数を300PPSに設定されている。併せて、弁閉時の駆動周波数は、端子間電圧が1.8Vの時、駆動周波数を250PPSに設定されている。
これに対し、本実施形態を適用すると、例えば、端子間電圧が3.0Vの時には、弁開開始時の駆動周波数を300PPS、弁駆動開始後の駆動周波数を400PPSに設定しておき、電圧(及び温度)の監視により、端子間電圧が1.8Vになった時には、弁開開始時の駆動周波数を100PPS、弁駆動開始後の駆動周波数を250PPSに変更する。併せて、弁閉時の駆動周波数も、端子間電圧が3.0Vの時には駆動周波数を400PPSに設定しておき、電圧(及び温度)の監視により、端子間電圧が1.8Vになった時には駆動周波数を250PPSに変更する。これらの変更は、次の説明によって理解できる。すなわち、図3の※2のように、電池容量が充分にある初期段階では、モータ弁1に電流を充分流せるため、トルクが大きく、高速動作が可能となる。図3の※1のように、電池容量が減っていくと、電池の特性で負荷時電圧が徐々に低下していき、それに伴ってモータ弁1に流せる電流も減り、トルクは小さくなり、同じトルクを出す為には低速で動作させる必要性が生じる。
このように、本実施形態に係るガス遮断装置は、電圧を見て、逐次、駆動周波数を適切に変更する(切り替える)ので、ステッピングモータ遮断弁を駆動する際の無駄な電池容量の消費を無くし、電池使用容量の低減を図ることが可能となり、電池の小型化も図れる。
さらには、弁駆動用の高電流タイプの電池電圧放電特性により、負荷時電圧は温度に大きく影響を受けることも考慮する必要があり、それに対応した形態(温度センサ4を備えた形態)について、次に説明する。
図4は、弁駆動時電圧の温度特性を示すグラフ図である。例えば、25℃で弁駆動時のVcc2の電圧が2.7Vの場合、300PPSで駆動するが、−30℃では2.0V前後まで落ち込むため、100PPSで駆動する必要がある。この主な要因は、モータ弁1の励磁コイルの抵抗値(電池Vcc2の内部抵抗よりかなり大きい値をもつ)が低温になるに連れてより小さくなって電流が多く流れ、結果として内部抵抗による電圧降下が激しくなることが挙げられる。
従って、本実施形態では、温度センサ4を備えて温度による補正を加えることが好ましい。温度センサ4は、マイコン3からの指令により、電池の周辺(マイコン3及び/又は弁駆動IC2周辺でも可)の温度を測定するセンサである。
温度測定のタイミングについては問わず、電圧測定時に同時に行ってもそうでなくてもよい。但し、ここでの温度測定タイミングは、例えば、電圧測定のタイミングは外してその他の時間帯で、ある季節での最低気温となる可能性がある時間帯は、必ず含むようにすることが好ましい。電圧測定にも電池を消費するため余り短い間隔での測定はできないこと、通常では電圧測定は所定間隔でなされるよう設定されていること、電圧測定が指定時間によるものであっても季節によって最低気温を記録する時刻が異なること、などの不安定要素を補うために、この温度測定がなされる。これは、電圧測定値に基づき細かに駆動周波数を変更していく場合であっても有益であるが、図2の例でのように大まかに段階的な駆動周波数の変更を行う場合には、特に有益となる。
マイコン3は、A/D変換IC5で測定された電圧及び温度センサ4で測定された温度に応じて、予めマイコン3内のRAM等に格納しておいた、弁駆動IC2を作動させた時(或いはモータ弁1を作動させ弁開又は弁閉を行った時)の電池の温度特性のデータ(例えば図4のグラフのデータなど)をもとにして、弁駆動IC2の駆動周波数を変更する。例えば、測定電圧で決めた駆動周波数が、温度測定値が示す1日の最低気温で問題ないか、問題あるならどの駆動周波数まで下げるように変更すればよいか、などという演算によって、最終的に現在の駆動周波数を決めればよい。
このように、温度測定を加えた形態によれば、電圧と温度によりモータ弁1の駆動周波数をより適切に可変しているので、かなりの余裕を持たせた駆動周波数の設定を行う必要もなく且つモータ弁1が温度の低下により駆動できなくなる恐れもなく、無駄に電池容量を消費することもない。
図5は、図1のガス遮断装置の他の構成例を示す図で、図中、11はモータ弁、12は弁駆動回路の一例としての弁駆動IC、13は制御手段の一例としてのマイコン、14は温度測定手段の一例としての温度センサである。ここで、図5の各構成要素は、図1のそれらと基本的に同様であり、その説明を省略するが、マイコン13内にA/D変換機能を組み込んだ点のみが異なる。
図5のように、電圧を監視するA/D変換機能を内蔵したマイコン13を使用することで、外付けの部品が不要となり、部品点数の削減及びコストダウンが図れる。
図6は、本発明の他の実施形態に係るガス遮断装置の一構成例を示す図で、図中、21はモータ弁、22は弁駆動回路の一例としての弁駆動IC、23は制御手段の一例としてのマイコンである。ここで、図6の各構成要素は、図1及び図5のそれらと基本的に同様であり、マイコン23内にA/D変換機能も備えず、外部にA/D変換ICも接続されていない点、従って電圧測定を行わない点が異なるが、その共通部分で一部の説明を省略する。
本発明の他の実施形態に係るガス遮断装置は、ガス通路(ガス流路)にガスの遮断用に設けられたモータ弁21と、モータ弁21を駆動する弁駆動IC22と、弁駆動IC22を制御するマイコン23とを備える。そして、電池を電源としてモータ弁21を駆動させる。図6においては、電源を2系統に分け、マイコン23と弁駆動IC22の一部(モータ弁21を駆動させる以外の部分)とが電池Vcc1によって電源供給され、弁駆動IC22におけるモータ弁21を駆動させる部分が電池Vcc2によって電源供給されているものとして説明する。このガス遮断装置は、ガスメータに装備し、緊急時などにガスの供給を停止するためのものである。
そして、本実施形態のモータ弁駆動方式の特徴として、マイコン23は、電池の使用容量に応じて、弁駆動IC22の駆動周波数を変更する。電池の使用容量は、予め予測しておいてもよいし、電池の使用容量を判定する電池容量判定手段(後述の弁駆動回数をカウントなど)をさらに備えるなどして求めるとよい。この変更は、例えば、マイコン23が弁駆動IC22に対し、その駆動周波数を変更するよう制御することによって実行してもよい。
図2を再度参照して説明すると、弁駆動時のVcc2の電圧は、弁駆動時電圧6で示すように、電池の使用容量によって徐々に降下し始める。従って、本構成例での弁駆動周波数7は、容量が多い使用初期には、消費電流を抑えた高速周波数(例えば300PPS)で駆動し、電圧が大きく降下し始めた時点から、中速周波数(例えば250PPS)、さらに低速周波数(例えば100PPS)に可変する。この他にも、より細かく周波数を下げていってもよく、また、この例のように実際にはある程度の余裕をもった周波数の設定が必要となる。一方で、従来例の弁駆動周波数8は、低速周波数(例えば100PPS)のまま一定であり、本構成例の高速及び中速周波数に相当する範囲で、電池の無駄な消費がなされることとなる。
図3を再度参照して、モータ弁1の開閉に伴った駆動周波数設定に関し、本構成例と従来例とを比較しながら説明する。従来技術では、ガスメータの交換期間となる10年間、固定の駆動周波数が用いられる。例えば、端子間電圧が3.0Vの時であってもいずれ1.8Vとなることを想定して、弁開開始時の駆動周波数を100PPS、弁駆動開始後の駆動周波数を300PPSに設定されている。併せて、弁閉時の駆動周波数は、端子間電圧が1.8Vの時、駆動周波数を250PPSに設定されている。
これに対し、本実施形態を適用すると、例えば、電池の使用容量が少ない時には、弁開開始時の駆動周波数を300PPS、弁駆動開始後の駆動周波数を400PPSに設定しておき、電池の使用容量が多くなり残存容量が少なくなった時には、弁開開始時の駆動周波数を100PPS、弁駆動開始後の駆動周波数を250PPSに変更する。併せて、弁閉時の駆動周波数も、電池の使用容量が少ない時には駆動周波数を400PPSに設定しておき、残存容量が少なくなった時には駆動周波数を250PPSに変更する。このような変更は、駆動周波数の値及び切り替え時期を予め登録しておいてもよいし、例えば監視センタからの使用容量のチェックなどによって適宜駆動周波数の値をコントロールするなどしてもよい。
このように、本実施形態に係るガス遮断装置は、電池の使用容量に応じて、駆動周波数を適切に変更する(切り替える)ので、ステッピングモータ遮断弁を駆動する際の無駄な電池容量の消費を無くし、電池使用容量の低減を図ることが可能となり、電池の小型化も図れる。
図7は、本発明の他の実施形態に係るガス遮断装置の一構成例を示す図で、図中、31はモータ弁、32は弁駆動回路の一例としての弁駆動IC、33は制御手段の一例としてのマイコン、33aは回数記憶手段の一例としてのRAM、34は温度測定手段の一例としての温度センサである。ここで、図7の各構成要素は、図6のそれらと基本的に同様であり、マイコン33に温度センサ34を接続した点、並びにマイコン33内に弁駆動回数を記憶するRAM33a等の記憶手段を備えた点が異なる。従って、共通部分の説明は省略する。
図7を参照して説明する本発明の他の実施形態は、図6で説明した実施形態において、温度センサ34を備えて温度による補正を加えたものである。なお、RAM33aを備えた形態については後述するが、本発明としては、温度センサ34のみを備えた形態或いは弁動作回数を記憶する回数記憶手段のみを備えた形態、さらには双方を備えたより好適な形態のいずれも採用可能である。
温度補正を加えた理由は、図4を参照して説明した通りである。温度センサ34は、マイコン33からの指令により、電池の周辺(マイコン33及び/又は弁駆動IC32周辺でも可)の温度を測定するセンサである。
温度測定のタイミングについては問わないが、例えば、ある季節での最低気温となる可能性がある時間帯は必ず含むようにすることが好ましい。予め予想した駆動周波数では、モータ弁31を駆動する時刻や季節などによって駆動できなくなる可能性があることなどの不安定要素を補うために、この温度測定がなされる。これは、細かに駆動周波数を変更していく場合であっても、図2の例でのように大まかに段階的な駆動周波数の変更を行う場合であっても、有益となる。
そして、マイコン33は、温度センサ34で測定された温度及び電池の使用容量に応じて、予めマイコン33内のRAM33a等に格納しておいた、弁駆動IC32を作動させた時(或いはモータ弁31を作動させ弁開又は弁閉を行った時)の電池の温度特性のデータ(例えば図4のグラフのデータなど)をもとにして、弁駆動IC32の駆動周波数を変更する。例えば、電池の使用容量に応じて決めた駆動周波数が、温度測定値が示す1日の最低気温で問題ないか、問題あるならどの駆動周波数まで下げるように変更すればよいか、などという演算によって、最終的に現在の駆動周波数を決めればよい。
このように、本実施形態によれば、電池の使用容量と温度によりモータ弁31の駆動周波数をより適切に可変しているので、かなりの余裕を持たせた駆動周波数の設定を行う必要もなく且つモータ弁31が温度の低下により駆動できなくなる恐れもなく、無駄に電池容量を消費することもない。
次に、同じく図7を参照して、マイコン33内に弁動作回数を記憶するRAM33a等の記憶手段を備えた形態について説明する。本実施形態におけるマイコン33は、RAM33aに、モータ弁31の弁動作回数(弁開動作回数及び弁閉動作回数)を記憶する。この記憶は、例えば、マイコン33自身からの弁駆動IC32への駆動命令を弁開及び弁閉それぞれに対して行えばよい。そして、マイコン33は、RAM33aで記憶された弁動作回数から電池Vcc2の使用容量を推定する使用容量推定手段を有する。
そして、マイコン33は、使用容量推定手段で推定された電池の使用容量(弁動作回数と同意)に応じて、予めマイコン33内のRAM33a等に格納しておいた、弁駆動IC32を作動させた時(或いはモータ弁31を作動させ弁開又は弁閉を行った時)の電池の温度特性のデータ(例えば図4のグラフのデータなど)をもとにして、弁駆動IC32の駆動周波数を変更する。例えば、推定の電池使用容量に応じて決めた駆動周波数が、温度測定値が示す1日の最低気温で問題ないか、問題あるならどの駆動周波数まで下げるように変更すればよいか、などという演算によって、最終的に現在の駆動周波数を決めればよい。
より好ましくは、マイコン33は、温度センサ34での温度測定値を考慮して使用容量推定手段で使用容量を推定し(現在の電圧を推定するともいえる)、その推定された電池使用容量に応じて、同様の温度特性のデータ(例えば図4のグラフのデータなど)をもとにして、弁駆動IC32の駆動周波数を変更する。例えば、温度も加味した電池の使用容量に応じて決めた駆動周波数が、温度測定値が示す1日の最低気温で問題ないか、問題あるならどの駆動周波数まで下げるように変更すればよいか、などという演算によって、最終的に現在の駆動周波数を決めればよい。
図8は、図7のガス遮断装置における弁駆動周波数の制御方法を従来の例と比較して説明するためのグラフ図で、図中、36は弁駆動時電圧、37は本構成例での弁駆動周波数、38は従来例での弁駆動周波数である。
図8において、弁駆動時のVcc2の電圧は、弁駆動時電圧36で示すように、電池の使用容量によって徐々に降下する。従って、本構成例での弁駆動周波数37は、弁動作回数監視により、すなわち使用容量の正確な監視により、使用容量が多い使用初期(0〜5000回)には、消費電流を抑えた高速周波数(例えば300PPS)で駆動し、電圧が徐々に降下する途中で(5000〜7000回)、中速周波数(例えば250PPS)、さらに7000回を超えると低速周波数(例えば100PPS)に変更する。この他にも、推定使用容量或いは弁動作回数に応じてより細かく周波数を下げていってもよく、また、この例のように実際にはある程度の余裕をもった周波数の設定が必要となる。また、弁動作回数は、弁開の回数と弁閉の回数と(さらには電圧検出のためのステップ分)で重み付けを持たせて記憶しておき、その回数を推定(或いは直接の駆動周波数変更に用いてもよい。一方で、従来例の弁駆動周波数38は、低速周波数(例えば100PPS)のまま一定であり、本構成例の高速及び中速周波数に相当する範囲で、電池の無駄な消費がなされることとなる。
このように、本構成例では、電池放電特性により、5000回までは300PPSで、7000回までは250PPSで、7000回を超えた時点からは、電圧が大きく落ち込むため100PPSで駆動する。なお、事前に、遮断回数と温度と電池放電特性の関係は把握しておけばよい。例えば、5000回で25℃では300PPS、−30℃では100PPSといったように、マイコン33が予めデータをRAM33aに保持しておく。
このように、本実施形態によれば、弁開閉回数をカウントしてそれによって得られた電池の使用容量(或いはカウント値)により、或いは予め保持しているデータから温度を考慮した電池電圧放電特性とカウント値によって電圧を推定し、或いはそれらと温度により、モータ弁31の駆動周波数をより適切に可変しているので、かなりの余裕を持たせた駆動周波数の設定を行う必要もなく且つモータ弁31が温度の低下により駆動できなくなる恐れもなく、無駄に電池容量を消費することもない。
図9は、本発明の他の実施形態に係るガス遮断装置の一構成例を示す図で、図中、41はモータ弁、42は弁駆動回路の一例としての弁駆動IC、43は制御手段の一例としてのマイコン、44は温度測定手段の一例としての温度センサ、45は通信手段の一例としての伝送盤、46は通信ネットワーク、47は監視センタ、48は表示手段の一例としてのLCD又はLEDなどでなる表示部である。
ここで、図9の各構成要素は、図7のそれらと基本的に同様であり、マイコン43に温度センサ44を接続し、且つマイコン43内に弁駆動回数を記憶するRAM43a等の記憶手段を備えた点、マイコン43内に図5で説明したA/D変換機能(図1のA/D変換ICをマイコン43に接続しても同じ機能を具備可)を備えた点、さらには通信ネットワーク46を介して監視センタ47に報知するための伝送盤45及び報知用の表示部48を備えた点が異なる。従って、共通部分の説明は省略する。
図9を参照して説明する本発明の他の実施形態は、図7及び図8で説明した実施形態(温度補正を含む実施形態がより好ましい)において、万が一回路や電池に異常が発生し、電流が通常より多く流れ、推定した電池使用容量、例えばマイコン43が記憶(カウント)している弁開動作回数と弁閉動作回数が少ないにも拘わらず、電圧が降下した時であっても、上述したようなA/D変換機能を備えることで、精度良く測定できるようにしたものである。すなわち、本実施形態は、図7及び図8で説明した実施形態と、図1乃至図5で説明した実施形態とを組み合わせた形態である。
本実施形態は、さらに、精度を求めるだけではなく、従来、定期的な電圧監視のみで電圧低下を検出し、固定された周波数により遮断を行っていることから生じ得る、異常状態での急激な電圧低下があった場合、タイミングが遅れて遮断ができず安全を確保できないといった問題を、解決することも可能である。すなわち、本実施形態では、弁開動作回数と弁閉動作回数をカウントするなどして得た電池使用容量から、その使用容量(回数)が少ないにも拘わらず、A/D変換機能等で測定した電池Vcc2の電圧が規定の電圧を下回った場合に、正常な場合より早期に適切な周波数で駆動制御することで遮断し、安全を確保することを可能にする。換言すると、本実施形態では、定期的に電圧と温度を監視することで、異常事態でも適切なタイミングと適切な周波数で遮断弁を駆動することを可能にする。
このような制御を可能とするために、マイコン43は、使用容量推定手段で推定された電池電圧と、A/D変換IC等の汎用ICやA/D変換機能などで測定された電圧とを比較する比較手段と、比較手段による比較の結果、双方の電圧が合わない場合に通報の制御を行う通報制御手段とを有する。また、駆動周波数の変更は、好ましくは実際に測定された電圧に基づき駆動周波数を決定し、弁駆動IC42を制御し、モータ弁1を駆動させることで実行する方がよい。
図10は、図9のガス遮断装置における弁駆動周波数の制御方法を説明するためのグラフ図で、図中、51は異常時の弁駆動時電圧、52は正常時の弁駆動時電圧、53は正常時の弁駆動周波数、54は説明部分、54aは電圧低下規定電圧、54bは弁駆動最低動作電圧、55は異常時の弁駆動周波数である。
本実施形態では、例えば、カウントが100回の時点で8000回分動作したと同じ電圧(異常時の弁駆動時電圧51)を検出した場合(この検出によって変更される正常時の弁駆動周波数53は100PPSとする)、異常があった(異常時の弁駆動周波数55を参照)と判断する。異常の判断がなされた場合には、通常、例えば8回連続で電圧低下規定電圧(最低規定電圧)54aを検出した場合にモータ弁41を遮断させて安全を確保するところを、例えば4回でモータ弁41を遮断する。そして、通報制御手段での通報制御を行う。なお、電圧低下規定電圧54aは、弁駆動最低動作電圧54bより高い値に設定する。
このように、本実施形態によれば、例えば弁開閉回数をカウントし、且つ、A/D変換機能による弁駆動時電圧と温度センサ44による周辺温度を定期的に監視を行うことで、何らかの要因で急激に電圧が降下した場合を早期に異常と判断できるので、モータ弁41が駆動できる内に遮断し安全を確保でき、さらにその通報も行うことができる。
また、通報制御手段の制御対象として、通信によりこのガス遮断装置の外部(例えば監視センタ47)へ通報を有線又は無線により行う伝送盤45、警告表示により通報を行うLCDやLED等の表示部48、警告音出力により通報を行う出力手段、のいずれかを備える。異常事態を伝送盤45により、有線/無線回線の通信ネットワーク46を介して、監視センタ47に通報することで、異常事態を遠隔で把握できる。また、異常事態をガス遮断装置の表示部48(すなわちガスメータの表示部48)に表示したり、出力手段で音声出力にすることで、ガス遮断装置本体で、すなわちガスメータ本体で異常事態を判別できる。好ましくは、これらのうち通信手段によるものと、表示手段又は出力手段によるものとの2種類設けるとより確実である。
図11は、本発明の一実施形態に係るガス遮断装置を備えたガスメータの回路構成例を示す図で、図中、60はガスメータ、61はガス通路、62はモータ弁、63はガスメータ本体、64は電池、65は弁駆動回路、66は電圧検出回路、67は表示盤等の表示部、68はマイコン等でなる制御部である。但し、図11では、簡略化のためガスメータ60の主要部となる流量計測に関するセンサや回路を図示していない。
本発明は、上述した各実施形態に係るガス遮断装置を備えたガスメータ60としての形態も採り得る。ここで例示するガス遮断装置は、電源を電池64とし、モータ弁62,弁駆動回路65,電圧検出回路66,制御部68等を備える。なお、電池64は、ガスメータ60における流量計測に関するセンサや回路等の電源と共通のものであることが、異常流量検知などに連動した弁制御を行うための電源として電圧検出対象が広がるため好ましいが、流量計測に係わる電池とは別の電源電池であってもよく、少なくともモータ弁62の駆動に係わる回路の電源となるものであればよい。
モータ弁62は、ガス通路61をガスメータ本体63或いは図示しない流量センサの上流側で遮断するための遮断弁であり、また、モータ弁62により開弁も行えることが好ましいが、開弁作業は利用者やガス管理者が行うようにしてもよい。なお、モータ弁62を設ける位置は、流量センサの下流側でもよいが、流量停止状態であっても脈動をセンサが検出する可能性があるので上流側であることが好ましい。また、弁駆動回路65は、モータ弁62を駆動するための回路で、制御部68により制御される。電圧検出回路66は、弁駆動回路65を作動した時の電池64の電圧低下を検出し、制御部68に伝える回路である。なお、電圧検出回路66は、最低限、モータ弁62の最低駆動電圧値に基づき、所定駆動電圧未満であることを検出すればよいが、電圧検出回路66は、電圧測定可能なよう複数段階での検出を可能としておくとよい。
上述のごとき構成により、ガス遮断装置及びその装置を備えたガスメータ60においては、電圧検出の際、制御部68により弁駆動回路65を制御しモータ弁62を駆動させた状態で、電圧検出回路66により電池64の電圧チェックを行う。つまり、遮断弁等価回路及び遮断弁等価抵抗作動回路は不要で、検出時に実際に弁駆動回路65を作動(弁駆動)することで、その時の電池電圧をチェックする。チェックタイミングは、例えば数時間毎とするとよい。
本実施形態に係るガスメータによれば、ステッピングモータ遮断弁を駆動する際の無駄な消費を無くし、電池使用容量の低減を図ることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るガス遮断装置の一構成例を示す図である。 図1のガス遮断装置における弁駆動周波数の制御方法を従来の例と比較して説明するためのグラフ図である。 図1のガス遮断装置における弁駆動周波数の制御方法を、トルク−駆動周波数特性グラフと共に説明するための図である。 弁駆動時電圧の温度特性を示すグラフ図である。 図1のガス遮断装置の他の構成例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るガス遮断装置の一構成例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るガス遮断装置の一構成例を示す図である。 図7のガス遮断装置における弁駆動周波数の制御方法を従来の例と比較して説明するためのグラフ図である。 本発明の他の実施形態に係るガス遮断装置の一構成例を示す図である。 図9のガス遮断装置における弁駆動周波数の制御方法を説明するためのグラフ図である。 本発明に係るガス遮断装置を備えたガスメータの回路構成例を示す図である。
符号の説明
1,11,21,31,41…ステッピングモータ遮断弁(モータ弁)、2,12,22,32,42…弁駆動IC、3,13,23,33,43…マイコン、4,14,34,44…温度センサ、5…A/D変換IC、33a,43a…RAM、35,67…表示部、45…伝送盤、46…通信ネットワーク、47…監視センタ、60…ガスメータ、61…ガス通路、62…モータ弁、63…ガスメータ本体、64…電池、65…弁駆動回路、66…電圧検出回路、68…制御部。

Claims (8)

  1. ガス通路にガスの遮断用に設けられたステッピングモータ遮断弁と、該ステッピングモータ遮断弁を駆動する弁駆動回路と、該弁駆動回路を制御する制御手段とを備え、電池を電源として前記ステッピングモータ遮断弁を駆動させるガス遮断装置であって、前記ステッピングモータ遮断弁を作動させた時或いは前記弁駆動回路を作動させた時の前記電池の電圧を測定する電圧測定手段をさらに備え、前記制御手段は、前記電圧測定手段で測定された電圧に基づいて前記弁駆動回路の駆動周波数を変更することを特徴とするガス遮断装置。
  2. 前記電池の周辺の温度を測定する温度測定手段をさらに備え、前記制御手段は、前記電圧測定手段で測定された電圧及び前記温度測定手段で測定された温度に応じて、前記弁駆動回路の駆動周波数を変更することを特徴とする請求項1に記載のガス遮断装置。
  3. ガス通路にガスの遮断用に設けられたステッピングモータ遮断弁と、該ステッピングモータ遮断弁を駆動する弁駆動回路と、該弁駆動回路を制御する制御手段とを備え、電池を電源として前記ステッピングモータ遮断弁を駆動させるガス遮断装置であって、前記制御手段は、前記電池の使用容量に応じて、前記弁駆動回路の駆動周波数を変更することを特徴とするガス遮断装置。
  4. 前記電池の周辺の温度を測定する温度測定手段をさらに備え、前記制御手段は、前記温度測定手段で測定された温度及び前記電池の使用容量に応じて、前記弁駆動回路の駆動周波数を変更することを特徴とする請求項3に記載のガス遮断装置。
  5. 前記制御手段は、前記ステッピングモータ遮断弁の弁動作回数を記憶する回数記憶手段と、前記回数記憶手段で記憶された弁動作回数から前記電池の使用容量を推定する使用容量推定手段とを有することを特徴とする請求項3又は4に記載のガス遮断装置。
  6. 前記ステッピングモータ遮断弁を作動させた時或いは前記弁駆動回路を作動させた時の前記電池の電圧を測定する電圧測定手段をさらに備え、前記制御手段は、前記使用容量推定手段で推定された電池電圧と、前記電圧測定手段で測定された電圧とを比較する比較手段と、該比較手段による比較の結果、双方の電圧が合わない場合に通報の制御を行う通報制御手段とを有することを特徴とする請求項5に記載のガス遮断装置。
  7. 前記通報制御手段の制御対象として、通信により当該ガス遮断装置の外部へ通報を行う通信手段、警告表示により通報を行う表示手段、警告音出力により通報を行う出力手段、のいずれかを備えることを特徴とする請求項6に記載のガス遮断装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のガス遮断装置を備えたことを特徴とするガスメータ。
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