JP2006175768A - 成形方法、成形機及び成形品 - Google Patents

成形方法、成形機及び成形品 Download PDF

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Abstract

【課題】型締用の駆動部に加わる負荷を小さくすることができるようにする。
【解決手段】複数回にわたりキャビティ空間に成形材料を充填し、該成形材料が充填されるたびに型締めを行い、所定のタイミングで、ベースプレートを所定の型厚調整量だけ後退させ、トグル機構の原点位置を調整する。この場合、複数回にわたりキャビティ空間に成形材料が充填され、成形材料が充填されるたびに型締めが行われ、所定のタイミングで、ベースプレートが所定の型厚調整量だけ後退させられ、トグル機構の原点位置が調整される。したがって、圧縮力が大きくなるので、型締用の駆動部に加わる負荷を小さくすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、成形方法、成形機及び成形品に関するものである。
従来、成形機、例えば、射出成形機においては、加熱シリンダ内において加熱され溶融させられた樹脂を、高圧で射出して金型装置のキャビティ空間に充填(てん)し、該キャビティ空間内において冷却して固化させた後、成形品を取り出すようになっている。
前記射出成形機は金型装置、型締装置及び射出装置を有し、前記金型装置は固定金型及び可動金型から成る金型を供え、型締装置は、固定プラテン、可動プラテン、型締用の駆動部としての型締用モータ、トグル機構等を備える。そして、前記型締用モータを駆動し、ボールねじを作動させてクロスヘッドを進退させると、トグル機構が作動して、可動プラテンを進退させ、型閉じ、型締め及び型開きを行う。一方、前記射出装置は、ホッパから供給された樹脂を加熱して溶融させる前記加熱シリンダ、及び溶融させられた樹脂を射出する射出ノズルを備え、前記加熱シリンダ内にスクリューが回転自在に、かつ、進退自在に配設される。そして、計量用モータを駆動し、前記スクリューを回転させることによって、スクリューの前方に樹脂を溜め、射出用モータを駆動し、前記スクリューを前進させることによって、射出ノズルから樹脂を射出する。
ところで、キャビティ空間をあらかじめ圧縮代だけ開いた状態にして樹脂を充填し、続いて、可動プラテンを前進させてキャビティ空間内の樹脂を圧縮するようにした圧縮成形方法が提供されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−115010号公報
しかしながら、前記従来の圧縮成形方法においては、圧縮ストロークが3〔mm〕以上になると、樹脂を圧縮する際にトグル機構によって発生させられる圧縮力が小さくなり、前記ボールねじに加わる軸力がその分大きくなり、型締用モータに加わる負荷が過剰に大きくなってしまう。
本発明は、前記従来の圧縮成形方法の問題点を解決して、型締用の駆動部に加わる負荷を小さくすることができる成形方法、成形機及び成形品を提供することを目的とする。
そのために、本発明の成形方法においては、複数回にわたりキャビティ空間に成形材料を充填し、該成形材料が充填されるたびに型締めを行い、所定のタイミングで、ベースプレートを所定の型厚調整量だけ後退させ、トグル機構の原点位置を調整する。
本発明によれば、成形方法においては、複数回にわたりキャビティ空間に成形材料を充填し、該成形材料が充填されるたびに型締めを行い、所定のタイミングで、ベースプレートを所定の型厚調整量だけ後退させ、トグル機構の原点位置を調整する。
この場合、複数回にわたりキャビティ空間に成形材料が充填され、成形材料が充填されるたびに型締めが行われ、所定のタイミングで、ベースプレートが所定の型厚調整量だけ後退させられ、トグル機構の原点位置が調整される。
したがって、圧縮力が大きくなるので、型締用の駆動部に加わる負荷を小さくすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態における射出成形機の概略図である。
図において、51は射出装置、52は第1の金型としての固定金型11及び第2の金型としての可動金型12から成る金型装置、53は射出装置51と対向させて配設された型締装置、54は前記射出装置51を進退自在に支持する可塑化移動装置、55はエジェクタ装置、60はトグル調整装置として機能する型厚調整装置、fr1は前記射出装置51、型締装置53、可塑化移動装置54等を支持する成形機フレームである。
前記射出装置51は、シリンダ部材としての加熱シリンダ56、該加熱シリンダ56内において、回転自在に、かつ、進退自在に配設された射出部材としてのスクリュー57、前記加熱シリンダ56の前端に取り付けられた射出ノズル58、前記加熱シリンダ56の後端の近傍に配設されたホッパ59、前記スクリュー57の後端に突出させて形成されたスクリュー軸61、荷重検出部としてのロードセル70を介して連結された前側支持部71及び後側支持部72を備えるとともに、進退自在に配設され、前記スクリュー軸61を回転自在に支持するプレッシャプレート62、前記前側支持部71に取り付けられ、プーリ・ベルト式の回転伝達系(駆動要素としての駆動プーリ、従動要素としての従動プーリ、及び駆動プーリと従動プーリとの間に張設された伝動部材としてのタイミングベルトから成る。)65を介してスクリュー軸61と連結された計量用の駆動部としての計量用モータ66、前記成形機フレームfr1に取り付けられ、プーリ・ベルト式の回転伝達系(駆動要素としての駆動プーリ、従動要素としての従動プーリ、及び駆動プーリと従動プーリとの間に張設された伝動部材としてのタイミングベルトから成る。)68を介して運動方向変換部としてのボールねじ75と連結された、射出用の駆動部としての射出用モータ69等を備える。前記ボールねじ75は、回転運動を直進運動に変換する運動方向変換部として機能し、回転伝達系68と連結された第1の変換要素としてのボールねじ軸73、及び後側支持部72に取り付けられ、前記ボールねじ軸73と螺合させられる第2の変換要素としてのボールナット74を備える。
また、前記可塑化移動装置54は、ガイドユニットfr2、該ガイドユニットfr2に取り付けられ、可塑化移動用の駆動部としてのモータ77、前記ガイドユニットfr2の長手方向に沿って配設され、前側支持部71及び後側支持部72を案内するガイド78、ガイドユニットfr2に対して回転自在に配設され、モータ77を駆動することによって回転させられる第1の変換要素としてのボールねじ軸81、該ボールねじ軸81と螺合させられる第2の変換要素としてのボールナット82、前記加熱シリンダ56の後端に取り付けられたブラケット83、前記ボールナット82とブラケット83との間に配設される付勢部材としてのスプリング84等を備える。なお、前記ボールねじ軸81及びボールナット82によってボールねじ86が構成され、該ボールねじ86は、回転運動を直進運動に変換する運動方向変換部として機能する。
また、前記型締装置53は、成形機フレームfr1に取り付けられた第1のプラテンとしての固定プラテン91、ベースプレートとしてのトグルサポート92、前記固定プラテン91とトグルサポート92との間に架設されたタイバー93、固定プラテン91と対向させて、かつ、タイバー93に沿って進退自在に配設された第2のプラテンとしての可動プラテン94、及び該可動プラテン94とトグルサポート92との間に配設されたトグル機構95、型締用の駆動部としての型締用モータ96,該型締用モータ96を駆動することによって発生させられた回転をトグル機構95に伝達するプーリ・ベルト式の回転伝達系(駆動要素としての駆動プーリ、従動要素としての従動プーリ、及び駆動プーリと従動プーリとの間に張設された伝動部材としてのタイミングベルトから成る。)97、該回転伝達系97と連結された運動方向変換部としてのボールねじ98、該ボールねじ98と連結されたクロスヘッド99等を備える。そして、前記固定プラテン91及び可動プラテン94に、互いに対向させて固定金型11及び可動金型12がそれぞれ取り付けられる。
前記ボールねじ98は、回転運動を直進運動に変換する運動方向変換部として機能し、回転伝達系97と連結された第1の変換要素としてのボールねじ軸101、及びクロスヘッド99に取り付けられ、前記ボールねじ軸101と螺合させられる第2の変換要素としてのボールナット102を備える。
また、前記トグル機構95は、クロスヘッド99に対して揺動自在に支持されたトグルレバー105、トグルサポート92に対して揺動自在に支持されたトグルレバー106、及び可動プラテン94に対して揺動自在に支持されたトグルアーム107を備え、トグルレバー105、106間、及びトグルレバー106とトグルアーム107との間がそれぞれリンク結合される。
前記トグル機構95は、図示されないサーボモータによってクロスヘッド99をトグルサポート92と可動プラテン94との間で進退させることによって可動プラテン94をタイバー93に沿って進退させ、可動金型12を固定金型11に対して接離させて、型閉じ、型締め及び型開きを行う。
また、前記エジェクタ装置55は、可動プラテン94の後端面に配設され、可動プラテン94に対して進退自在に配設されたクロスヘッド111、突出用の駆動部としての突出し用モータ112、前記クロスヘッド111に対して回転自在に配設された第1の変換要素としてのボールねじ軸113、前記クロスヘッド111に取り付けられ、前記ボールねじ軸113と螺合させられる、第2の変換要素としてのボールナット114、前記突出し用モータ112を駆動することによって発生させられた回転をボールねじ軸113に伝達するプーリ・ベルト式の回転伝達系(駆動要素としての駆動プーリ、従動要素としての従動プーリ、及び駆動プーリと従動プーリとの間に張設された伝動部材としてのタイミングベルトから成る。)116、前記クロスヘッド111の進退に伴って進退させられる図示されないエジェクタロッド及びエジェクタピン等を備える。なお、前記ボールねじ軸113及びボールナット114によってボールねじ115が構成され、該ボールねじ115は、回転運動を直進運動に変換する運動方向変換部として機能する。
そして、前記型厚調整装置60は、各タイバー93の後端に形成されたねじ部と螺合させられ、トグル調整部材としての、かつ、型厚調整部材としての調整ナット121、トグル調整用の、かつ、型厚調整用の駆動部としての型厚モータ122、該型厚モータ122を駆動することによって発生させられた回転を各調整ナット121に伝達する伝動部材としてのタイミングベルト123等を備え、トグルサポート92を固定プラテン91に対して進退させて型厚調整を行う。
前記構成の射出装置51において、モータ77を駆動すると、該モータ77の回転はボールねじ軸81に伝達され、ボールナット82が進退させられる。そして、ボールナット82の推力がスプリング84を介してブラケット83に伝達され、射出装置51が進退させられる。
そして、計量工程において、計量用モータ66を駆動し、回転伝達系65を介してスクリュー軸61に回転を伝達し、スクリュー57を回転させると、ホッパ59から供給された成形材料としての樹脂は、加熱シリンダ56内において加熱されて溶融させられ、前方に移動して、スクリュー57の前方に溜められる。これに伴って、スクリュー57は、所定の位置まで後退させられる。
また、射出工程において、射出ノズル58を固定金型11に押し付け、射出用モータ69を駆動し、回転伝達系68を介してボールねじ軸73を回転させる。このとき、ロードセル70はボールねじ軸73の回転に伴って移動し、スクリュー57を前進させるので、スクリュー57の前方に溜っている樹脂は射出ノズル58から射出され、固定金型11と可動金型12との間に形成されたキャビティ空間に充填される。そのときの反力を、ロードセル70が受け、該ロードセル70によって圧力検出される。
次に、前記構成の型締装置53及びエジェクタ装置55において、型締用モータ96を駆動すると、該型締用モータ96の回転は、回転伝達系97を介してボールねじ軸101に伝達され、ボールナット102が進退させられ、クロスヘッド99も進退させられる。そして、該クロスヘッド99の前進に伴って、トグル機構95が伸展させられ、可動プラテン94が前進させられて型閉じが行われ、固定金型11に可動金型12が当接させられる。続いて、型締用モータ96を更に駆動すると、トグル機構95において型締力が発生させられ、該型締力で固定金型11に可動金型12が押し付けられ、固定金型11と可動金型12との間にキャビティ空間が形成される。また、クロスヘッド99の後退に伴って、トグル機構95が屈曲させられると、可動プラテン94が後退させられ、型開きが行われる。
続いて、突出し用モータ112が駆動され、該突出し用モータ112を駆動することによって発生させられた回転は、回転伝達系116を介してボールねじ軸113に伝達され、クロスヘッド111が進退させられ、前記エジェクタロッドが進退させられる。そして、型開きが行われるのに伴って、突出し用モータ112を駆動してクロスヘッド111を前進させると、前記エジェクタピンが前進させられ、成形品が突き出される。
次に、前記構成の型厚調整装置60において、型厚モータ122を駆動すると、型厚モータ122の回転は、タイミングベルト123を介して各調整ナット121に伝達され、該各調整ナット121は、回転させられるのに伴ってタイバー93に対して進退させられ、トグルサポート92を進退させる。その結果、型厚が調整されるとともに、トグル機構95の基準位置が調整される。
ところで、本実施の形態においては、キャビティ空間をあらかじめ圧縮代だけ開いた状態にして樹脂を充填し、続いて、可動プラテン94を前進させてキャビティ空間内の樹脂を圧縮するようにした圧縮成形方法で成形が行われるようになっている。
この場合、キャビティ空間に樹脂を充填した後、長時間にわたり大きい保圧力で保圧を行い、樹脂を冷却すると、樹脂は、金属と比較して、熱伝導率が低く収縮率が高いので、成形品の中心部まで冷却及び固化が進行しない。その結果、成形品の寸法が小さくなるだけでなく、均等に冷却されないので、成形品にひけ、空洞、変形、そり等が発生し、成形品の品質が低下してしまう。
そこで、樹脂の充填及び圧縮を複数回にわたり繰り返すことによって、複数の層から成り、積層構造を有する成形品を成形するようにしている。
次に、積層構造を有する成形品の成形方法について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における金型装置の要部を示す断面図、図3は本発明の第1の実施の形態における成形品の斜視図、図4は本発明の第1の実施の形態における射出成形機の動作を示すタイムチャート、図5は本発明の第1の実施の形態におけるトグル機構の特性図である。なお、図5において、横軸に圧縮ストロークを、縦軸に圧縮力を採ってある。
図1において、11は固定金型、12は可動金型であり、固定金型11と可動金型12とを接離させることによって、金型装置52の型閉じ、型締め及び型開きが行われ、前記固定金型11と可動金型12との間にキャビティ空間が形成される。
そして、前記固定金型11に、ノズルハウジング15が形成され、ノズルハウジング15内に、バルブゲートボディ14が配設される。該バルブゲートボディ14は、ノズルハウジング15内に延在させて配設されたノズル21、該ノズル21内に延在させられ、かつ、進退自在に配設されたバルブピン22、前記ノズル21の外周面に配設された加熱部材としてのヒータ23等を備える。前記ノズル21は、前端部に配設された円錐(すい)形部分、及び該円錐形部分に隣接させて配設された円筒状部分を備える。前記バルブピン22の後方には、バルブピン22を進退させるために、ゲート開閉用の駆動部としての図示されないバルブシリンダが配設され、該バルブシリンダは、空気シリンダから成り、駆動に伴って前記バルブピン22を進退させ、ノズル21の前端(図1において左端)に形成されたバルブゲートgを開閉する。したがって、前記射出ノズル58(図2)から射出された樹脂は、図示されないランナを通ってノズル21に供給され、バルブゲートgが開放されるのに伴って、キャビティ空間内に進入する。
また、前記可動金型12は、前記固定金型11と対向させて配設された型板31、受け板32、前記型板31と受け板32との間に所定の間隔を形成するために配設されたスペーサブロック33、型開きが行われるのに伴って、前記キャビティ空間内に形成された成形品mを突き出すエジェクタピン送り装置34を備える。なお、該エジェクタピン送り装置34、クロスヘッド111、突出し用モータ112、ボールねじ115、回転伝達系116等によってエジェクタ装置55が構成される。
前記エジェクタピン送り装置34は、前記受け板32を貫通して延び、前記ボールねじ軸113の直進運動を受けて進退させられるエジェクタロッド35、前記型板31と受け板32との間の空間に、前記エジェクタロッド35の前端(図1において右端)に当接させて配設され、エジェクタロッド35が前進(図1において右方向に移動)させられるのに伴って前進させられ、図示されないリターンスプリングの付勢力によって後退(図1において左方向に移動)させられるエジェクタプレート36、該エジェクタプレート36に取り付けられ、前端を前記キャビティ空間に臨ませて配設され、エジェクタプレート36の進退に伴って進退させられるエジェクタピン37等を備える。
そして、前記エジェクタプレート36は、二つの板部材38、39を結合することによって形成され、前記エジェクタピン37の後端(図1において左端)に形成されたヘッド部hが二つの板部材38、39によって挟まれる。
ところで、成形品mは積層構造を有し、二つの層Ri(i=1、2)から成り、前述されたように、充填が複数回、本実施の形態においては、2回行われる。
そのために、図4に示されるように、タイミングt0で、図示されない制御部の型閉処理手段は、型閉処理を行い、金型装置52において型閉じを開始し、型締用モータ96を駆動し、トグル機構95を作動させて、可動プラテン94を型開限位置q1から前進させる。そして、固定金型11と可動金型12との間にキャビティ空間となる第1の充填空間C1が形成される。一方、射出装置51においては、タイミングt0で計量が終了し、スクリュー57は後退限位置r1に置かれる。なお、第1の充填空間C1の外周縁を画成して密封するために、可動金型12の前端部(図1において右端部)に密封部材としてのインサートブロック41が埋設される。該インサートブロック41は、前記第1の充填空間C1の外周縁に沿って延在させられ、成形品mの外周縁の形状に対応した形状を有する。また、前記固定金型11には、インサートブロック41と対応する位置に、該インサートブロック41を収容するための溝43が形成される。
続いて、タイミングt1で、可動プラテン94が1ショット目の充填を開始するための第1の充填開始位置q2に到達すると、前記制御部の射出処理手段は、射出処理を行い、射出装置51において射出用モータ69を駆動し、スクリュー57を前進させ、1ショット目の射出を開始し、前記第1の充填空間C1に樹脂を充填する。これに伴って、前記制御部の型締処理手段は、型締処理を行い、型締用モータ96を更に駆動し、可動プラテン94を更に前進させ、型締めを行い、第1の充填空間C1内の樹脂を圧縮する。
その間に、前記スクリュー57が前進限位置r2に到達すると、前記制御部の保圧処理手段は、保圧処理を行い、射出装置51において射出用モータ69を駆動し続け、第1の充填空間C1内の樹脂の圧力を保持する。続いて、第1の充填空間C1に充填された樹脂の冷却及び収縮に伴い、タイミングt2で可動プラテン94が第1の圧縮限位置q3に到達し、停止させられた後も、前記型締処理手段は、型締用モータ96を更に駆動し続け、第1の充填空間C1内の樹脂を圧縮し続ける。また、この間、前記樹脂が冷却され、層R1が形成される。
次に、タイミングt3で制御部の型開処理手段は、型開処理を行い、金型装置52において型開きを開始し、型締用モータ96を逆方向に駆動し、トグル機構95を作動させて、可動プラテン94を型閉限位置q3から後退させる。また、タイミングt3で、制御部の計量処理手段は、計量処理を行い、計量を開始し、スクリュー57を回転させると、スクリュー57の前方に溜められた樹脂によってスクリュー57が後退させられる。そして、タイミングt4で、可動プラテン94が前記第1の充填開始位置q2より後方の、2ショット目の充填を開始するための第2の充填開始位置q4に到達すると、前記型締処理手段は型締用モータ96の駆動を停止させる。このとき、固定金型11及び可動金型12によって、固化した樹脂の層R1の後方にキャビティ空間となる第2の充填空間C2が形成される。
続いて、タイミングt5で、前記射出処理手段は、射出装置51において射出用モータ69を駆動し、スクリュー57を前進させ、2ショット目の射出を開始し、前記第2の充填空間C2に樹脂を充填する。これに伴って、前記型締処理手段は、型締用モータ96を正方向に駆動し、可動プラテン94を前進させ、第2の充填空間C2内の樹脂を圧縮する。続いて、タイミングt6で可動プラテン94が第1の圧縮限位置q3より後方の第2の圧縮限位置q5に到達し、該第2の圧縮限位置q5で停止させられた後も、前記型締処理手段は、型締用モータ96を更に駆動し続け、第2の充填空間C2内の樹脂を圧縮し続ける。また、この間、前記樹脂が冷却され、層R1に重ねて層R2が形成される。
次に、タイミングt7で、前記型開処理手段は、金型装置52において型開きを開始し、型締用モータ96を逆方向に駆動し、トグル機構95を作動させて、可動プラテン94を前記第2の圧縮限位置q5から型開限位置q1まで後退させる。そして、図示されない取出機は、金型装置52から成形品mを取り出す。また、タイミングt7で、前記計量処理手段は、計量を開始し、スクリュー57を回転させると、スクリュー57の前方に溜められた樹脂によってスクリュー57が後退させられる。
ところで、図5の線L1で示されるように、トグル機構95においては、伸展させられて圧縮ストロークが短くなるほど型閉力、すなわち、成形品を圧縮する圧縮力が大きくなり、圧縮ストロークが零になると、圧縮力は最大値f1になるが、屈曲させられて圧縮ストロークが長くなるほど圧縮力が小さくなる。したがって、トグル機構95が屈曲させられて可動プラテン94が第2の充填開始位置q4に置かれた状態で圧縮ストロークが値σ、例えば、3〔mm〕以上になると、2回目のショットで樹脂を圧縮する際に、トグル機構95を伸展させて可動プラテン94を第2の充填開始位置q4から第2の圧縮限位置q5まで移動させても、圧縮力が、例えば、値f2のように小さくなり、前記ボールねじ98に加わる軸力がその分大きくなり、型締用モータ96に加わる負荷が過剰に大きくなってしまう。
そこで、本実施の形態においては、所定のタイミングで型厚調整を行うようにしている。すなわち、タイミングt4で可動プラテン94が第2の充填開始位置q4に置かれると、可動プラテン94の位置を検出する第1の位置検出器としての図示されない可動プラテン位置検出器の検出値に従って、前記制御部の型厚調整処理手段は、型厚調整処理を行い、型厚調整装置60において型厚モータ122を駆動し、トグルサポート92の位置を検出する第2の位置検出器としての図示されない型厚調整部位置検出器の検出値に従って、トグルサポート92を前記値σと等しい、トグルサポート92の後退量、すなわち、型厚調整量δだけ後退させる。その結果、トグル機構95の原点位置が前記型厚調整量δだけ調整され、後退させられるので、圧縮ストロークと圧縮力との関係は図5の線L2で示されるようになる。この際、型厚モータ122と型締用モータ96とは、同時又は交互に互いに連動させて駆動される。なお、可動プラテン94が第2の充填開始位置q4に維持されるように型厚モータ122及び型締用モータ96を駆動すると、トグルサポート92の位置を最も容易に再設定することができる。
したがって、トグル機構95を伸展させて可動プラテン94を第2の充填開始位置q4から第2の圧縮限位置q5まで移動させると、圧縮力は矢印で示されるように大きくなり、最大値f1になる。その結果、前記ボールねじ98に加わる軸力がその分小さくなり、型締用モータ96に加わる負荷を小さくすることができる。
そして、次の成形サイクルで型閉じが終了する前の所定のタイミング、本実施の形態においては、型閉じが開始される前のタイミングt8で、前記型厚調整処理手段は、型厚モータ122を駆動し、トグルサポート92を前記型厚調整量δだけ前進させて元の位置、すなわち、初期位置に戻す。なお、前記型厚調整量δは、各層Riの厚さに対応させて、すなわち、各層Riの厚さに圧縮代を加えて設定される。また、前記型厚調整量δを型締力に対応させて設定することができる。
このように、本実施の形態においては、前記タイミングt3で型開きが行われた後、タイミングt4で型厚調整処理が行われるようになっているので、型厚モータ122を駆動する際に、各タイバー93と調整ナット121との間に大きな応力が発生しておらず、型締用モータ96に加わる負荷を小さくすることができる。さらに、1層目と2層目との間にインサート品を挿入することもできる。この場合、前記型厚調整量δは、2層目の圧縮代にインサート品の厚さを加えた量にされる。
また、樹脂の充填及び圧縮が複数回にわたり繰り返されることによって、複数の層Riから成り、積層構造を有する成形品mが形成されるので、該成形品mにひけ、空洞、変形、そり等が発生するのを防止することができ、成形品mの品質を向上させることができる。
次に、二つの異なる樹脂を利用して積層構造を有する成形品を成形するようにした本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図6は本発明の第2の実施の形態における金型装置の要部を示す断面図、図7は本発明の第2の実施の形態における成形品の斜視図、図8は本発明の第2の実施の形態における射出成形機の動作を示すタイムチャートである。
この場合、一つの金型装置52に対して複数の、本実施の形態においては、第1、第2の射出装置が配設され、該各第1、第2の射出装置の射出ノズルから二つの異なる成形材料としての第1、第2の樹脂が射出される。また、前記固定金型11に、二つのノズルハウジング15が形成され、各ノズルハウジング15内に、二つのバルブゲートボディ14が配設される。なお、第1の樹脂としてリサイクル材を、第2の樹脂としてバージン材を使用することができる。そして、第1、第2の樹脂が射出されることによって、二つの層Rj(j=11、12)から成り、積層構造を有する成形品m1が形成される。
そのために、タイミングt10で、前記制御部の型閉処理手段は、型閉処理を行い、金型装置52において型閉じを開始し、型締用モータ96を駆動し、トグル機構95を作動させて、可動プラテン94を型開限位置q11から前進させる。そして、固定金型11と可動金型12との間にキャビティ空間となる第1の充填空間C1が形成される。一方、第1、第2の射出装置においては、タイミングt10で計量が終了し、各スクリュー57は後退限位置r11に置かれる。
続いて、タイミングt11で、可動プラテン94が第1の充填開始位置q12に到達すると、前記制御部の射出処理手段は、射出処理を行い、第1の射出装置において射出用モータ69を駆動し、スクリュー57を前進させ、第1の樹脂の射出を開始し、前記第1の充填空間C1に樹脂を充填する。これに伴って、前記制御部の型締処理手段は、型締処理を行い、型締用モータ96を更に駆動し、可動プラテン94を更に前進させ、第1の充填空間C1内の樹脂を圧縮する。
その間に、第1の射出装置において前記スクリュー57が前進限位置r12に到達すると、前記制御部の保圧処理手段は、保圧処理を行い、射出用モータ69を駆動し続け、第1の充填空間C1内の樹脂の圧力を保持する。続いて、タイミングt12で可動プラテン94が第1の圧縮限位置q13に到達し、停止させられた後も、前記型締処理手段は、型締用モータ96を更に駆動し続け、第1の充填空間C1内の樹脂を圧縮し続ける。また、この間、前記樹脂が冷却され、層R11が形成される。
次に、タイミングt13で制御部の型開処理手段は、型開処理を行い、金型装置52において型開きを開始し、型締用モータ96を逆方向に駆動し、トグル機構95を作動させて、可動プラテン94を型閉限位置q13から後退させる。また、タイミングt13で、制御部の計量処理手段は、計量処理を行い、第1の射出装置において計量を開始し、スクリュー57を回転させると、スクリュー57の前方に溜められた樹脂によってスクリュー57が後退させられる。そして、タイミングt14で、可動プラテン94が前記第1の充填開始位置q12より後方の第2の充填開始位置q14に到達すると、前記型締処理手段は型締用モータ96の駆動を停止させる。このとき、固定金型11及び可動金型12によって、固化した樹脂の層R11の後方に第2の充填空間C2が形成される。また、タイミングt14で、前記射出処理手段は、第2の射出装置において射出用モータ69を駆動し、スクリュー57を前進させ、第2の樹脂の射出を開始し、前記第2の充填空間C2に樹脂を充填する。そして、第2の射出装置において前記スクリュー57が前進限位置r12に到達すると、前記制御部の保圧処理手段は、保圧処理を行い、射出用モータ69を駆動し続け、第2の充填空間C2内の樹脂の圧力を保持する。
続いて、タイミングt15で、前記型締処理手段は、型締用モータ96を正方向に駆動し、可動プラテン94を前進させ、第2の充填空間C2内の樹脂を圧縮する。また、タイミングt15で、前記計量処理手段は、計量を開始し、第2の射出装置においてスクリュー57を回転させると、スクリュー57の前方に溜められた樹脂によってスクリュー57が後退させられる。続いて、タイミングt16で可動プラテン94が第1の圧縮限位置q13より後方の第2の圧縮限位置q15に到達し、該第2の圧縮限位置q15で停止させられた後も、前記型締処理手段は、型締用モータ96を更に駆動し続け、第2の充填空間C2内の樹脂を圧縮し続ける。また、この間、前記樹脂が冷却され、層R11に重ねて層R12が形成される。
次に、タイミングt17で、前記型開処理手段は、金型装置52において型開きを開始し、型締用モータ96を逆方向に駆動し、トグル機構95を作動させて、可動プラテン94を第2の圧縮限位置q15から型開限位置q11まで後退させる。そして、図示されない取出機は、金型装置52から成形品m1を取り出す。
そして、次の成形サイクルで型閉じが終了する前の所定のタイミング、本実施の形態においては、型閉じが開始される前のタイミングt18で、前記型厚調整処理手段は、型厚モータ122を駆動し、トグルサポート92を前記型厚調整量δだけ前進させて初期位置に戻す。
ところで、第1の実施の形態と同様に、トグル機構95が屈曲させられて可動プラテン94が第2の充填開始位置q4に置かれた状態で圧縮ストロークが3〔mm〕以上になると、第2の樹脂を圧縮する際に、トグル機構95を伸展させて可動プラテン94を第2の充填開始位置q4から第2の圧縮限位置q5まで移動させても、圧縮力が小さくなり、前記ボールねじ98に加わる軸力がその分大きくなり、型締用モータ96に加わる負荷が過剰に大きくなってしまう。
そこで、本実施の形態においては、タイミングt14で可動プラテン94が第2の充填開始位置q4に置かれると、制御部の型厚調整処理手段は、型厚調整処理を行い、型厚調整装置60において型厚モータ122を駆動し、トグルサポート92を型厚調整量δだけ後退させる。その結果、トグル機構95の原点位置が前記型厚調整量δだけ後退させられる。この際、型厚モータ122と型締用モータ96とは、同時又は交互に互いに連動させて駆動される。なお、可動プラテン94が第2の充填開始位置q4に維持されるように型厚モータ122及び型締用モータ96を駆動すると、トグルサポート92の位置を最も容易に再設定することができる。
したがって、トグル機構95を伸展させて可動プラテン94を第2の充填開始位置q4から第2の圧縮限位置q5まで移動させると、圧縮力は大きくなり、その結果、前記ボールねじ98に加わる軸力がその分小さくなり、型締用モータ96に加わる負荷を小さくすることができる。
また、樹脂の充填及び圧縮が複数回にわたり繰り返されることによって、複数の層Rjから成り、積層構造を有する成形品m1が形成されるので、異なる樹脂の割合が30〔%〕を超えても、層R12によって構成される外側表面が破損するのを防止することができる。したがって、成形品m1の外観を良好にすることができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における金型装置の要部を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態における射出成形機の概略図である。 本発明の第1の実施の形態における成形品の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における射出成形機の動作を示すタイムチャートである。 本発明の第1の実施の形態におけるトグル機構の特性図である。 本発明の第2の実施の形態における金型装置の要部を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態における成形品の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態における射出成形機の動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
11 固定金型
12 可動金型
91 固定プラテン
92 トグルサポート
94 可動プラテン
95 トグル機構
96 型締用モータ
122 型厚モータ

Claims (7)

  1. (a)複数回にわたりキャビティ空間に成形材料を充填し、
    (b)該成形材料が充填されるたびに型締めを行い、
    (c)所定のタイミングで、ベースプレートを所定の型厚調整量だけ後退させ、トグル機構の原点位置を調整することを特徴とする成形方法。
  2. 前記型厚調整量は、複数の層から成る積層構造を有する成形品を成形する際に、各層の厚さに対応させて設定される請求項1に記載の成形方法。
  3. 前記型厚調整量は、各層の厚さに圧縮代を加えて設定される請求項1に記載の成形方法。
  4. 前記型厚調整量は、型締力に対応させて設定される請求項1に記載の成形方法。
  5. 前記ベースプレートは、遅くとも次の成形サイクルの型閉じが終了する前に初期位置に戻される請求項1に記載の成形方法。
  6. (a)固定プラテンと、
    (b)該固定プラテンに取り付けられた固定金型と、
    (c)ベースプレートと、
    (d)前記固定プラテンとベースプレートとの間において進退自在に配設された可動プラテンと、
    (e)該可動プラテンに取り付けられた可動金型と、
    (f)前記ベースプレートと可動プラテンとの間に配設されたトグル機構と、
    (g)該トグル機構を作動させ、型閉じ、型締め及び型開きを行う型締用の駆動部と、
    (h)前記ベースプレートを固定プラテンに対して進退させて、型厚調整を行うための型厚調整用の駆動部と、
    (i)複数回にわたりキャビティ空間に成形材料を充填する射出処理手段と、
    (j)前記成形材料が充填されるたびに型締めを行う型締処理手段と、
    (k)所定のタイミングで、前記ベースプレートを所定の型厚調整量だけ後退させ、トグル機構の原点位置を調整する型厚調整処理手段とを有することを特徴とする成形機。
  7. (a)複数回にわたりキャビティ空間に充填された成形材料から成り、
    (b)該成形材料が充填されるたびに型締めが行われ、
    (c)所定のタイミングで、ベースプレートが所定の型厚調整量だけ後退させられ、トグル機構の原点位置が調整されて成形されることを特徴とする成形品。
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