JP2006174738A - 係留体巻取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】係留体を所望する長さに引き出した状態及び出入り不可に確実且つ強固に固定することができる係留体巻取り装置を提供する。
【解決手段】係留体巻取り装置1の装置本体2に設けたロック機構8を構成する操作部9の操作体11を押し込み操作し、規制体12の係止部12bを、リール5の係止爪7,7に係止する。操作部9全体をロック固定位置にスライド操作して、規制体12の規制突起12cを、操作枠10の規制壁部10eに係止して、リール5の係止爪7,7に対する係止が解除される方向に規制体12が移動しようとするのを操作枠10により阻止するので、規制体12の係止状態が確実に維持され、係留体4を所望する長さに引き出した状態及び出入り不可にロック固定することができる。
【選択図】 図4

Description

この発明は、例えば犬や猫等のペットを散歩させるときに用いられる係留体巻取り装置に関する。
従来、上述のペットを係留する装置としては、例えば回転規制機構を構成する操作部の押し釦片を復帰バネに抗して押し込み操作し、押し釦片下端に当接するロック片をリールの係合爪に係合して、リールを回転不可に固定する。且つ、押し釦片を押し込んだまま操作方向と交差する方向へ揺動操作し、押し釦片のロック爪を装置本体のガイド部に係合してその係合状態を復帰バネの復元力により維持することで、リールの係合爪に係合したロック片が復帰方向へ移動するのを阻止され、係留紐体が出入り阻止状態にロックされる特許文献1の携帯用紐リール装置がある。
しかし、上述の携帯用紐リール装置は、リールの係合爪に対する係合が解除される方向にロック片が移動するのを、押し込み操作方向と交差する方向へ移動操作した押し釦片自体のみで阻止しているが、押し釦片及びロック片の操作方向と、ロック爪及びガイド部の係合方向とが略同一であるため、ロック爪及びガイド部の係合が浅くなるか、何等かの衝撃により係合が解除されたとき、押し釦片とロック片とが復帰方向に向けて一緒に移動され、ロック片がリールの係合爪に対する係合が解除される方向に押し戻されてしまうため、リールの係合爪に対するロック片の係合状態を維持することが難しく、係留紐体を出入り不可に固定することができないという問題点を有している。
特許第2768908号公報
この発明は上記問題に鑑み、リールの係止爪に対する係止が解除される方向に規制体が移動しようとするのを、該係止爪に係止した規制体上端に当接され、該規制体の移動方向と交差する方向に移動した操作枠で阻止することにより、係留体を所望する長さに引き出した状態及び出入り不可に確実且つ強固に固定することができる係留体巻取り装置の提供を目的とする。
請求項1に記載した発明の係留体巻取り装置は、装置本体に回転自在に収容保持され、紐状の係留体が巻き取られる方向に付勢されたリールと、該リールに形成した係止爪に係止される規制体と、該係止爪に対する係止が解除される方向に上記規制体を付勢する付勢手段と、該係止爪に対する規制体の係止が維持されるロック固定位置と、その係止が解除されるロック解除位置とに操作されるロック機構とを備えた係留体巻取り装置であって、上記ロック機構を、上記規制体の上端側が支持され、上記装置本体に対して上記規制体の移動方向と交差する方向に向けて移動自在に設けた操作枠と、上記操作枠が支持する規制体上端に当接され、該操作枠に対して上記リールの係止爪に上記規制体を係止させる位置と、該係止が解除される位置とに上下移動自在に設けた操作体と、上記操作枠を、上記リールの係止爪に係止した上記規制体上端に当接され、該係止爪に対する係止が解除される方向に上記規制体が移動しようとするのを阻止するロック固定位置と、上記規制体上端に対する当接が回避され、該係止爪に対する係止が解除される方向への上記規制体の移動が許容されるロック解除位置とに前後移動自在に設けて構成したことを特徴とする。
上記係留体は、例えば紐、鎖、ワイヤー、テープ等で構成することができる。また、付勢手段は、例えばコイルバネ、渦巻きバネ、板バネ、合成ゴム等の復元力を蓄積することができる弾性体で構成することができる。
つまり、ロック機構を構成する操作体を付勢手段の付勢力に抗して操作し、操作体下端に当接する規制体をリールの係止爪に係止した後、操作枠を、規制体に対して当接(又は係止)されるロック固定位置に移動させ、リールの係止爪に対する係止が解除される方向に規制体が移動しようとするのを、規制体の移動方向と交差する方向に移動した操作枠により阻止するので、リールの係止爪に対する規制体の係止状態が維持され、係留体を所望する長さに引き出した状態及び出入り不可に固定される。また、操作枠及び操作体から手を離しても、ロック機構による固定が解除されず、係留体を出入り不可に固定した状態を維持することができる。
一方、操作枠を、規制体に対して当接が回避されるロック解除位置に移動させると、リールの係止爪に対する係止が解除される方向への規制体の移動が許容されるとともに、付勢手段の付勢力により、規制体がリールの係止爪に対して係止が解除される方向に押し戻され、リールの回転固定が解除されるので、係留体を所望する長さ引き出しするか、係留体の略全長又は所望する長さ巻き取ることが可能となる。
請求項2に記載した発明の係留体巻取り装置は、上記請求項1に記載の構成と併せて、上記操作枠と規制体との対向部に、上記リールの係止爪に対する係止が解除される方向に上記規制体が移動しようとするのを阻止する位置に上記操作枠を移動したときに係止される規制突起と規制壁部とを設けたことを特徴とする。つまり、規制突起と規制壁部とを、上記付勢手段の付勢力により強固に係止して、リールの係止爪に対して係止が解除される方向に規制体が移動しようとするのを操作枠により阻止し、リールの係止爪に対する規制体の係止状態を維持するので、係留体を所望する長さに引き出した状態及び出入り不可に固定することができる。
請求項3に記載した発明の係留体巻取り装置は、上記請求項1又は2に記載の構成と併せて、上記操作体と規制体との対向部に、上記リールの係止爪に対する係止が解除される方向に上記規制体が移動しようとするのを阻止する位置に上記操作枠を積極的に変位させるような角度に傾斜する当接面を設けたことを特徴とする。つまり、上記付勢手段の付勢力により、操作体と規制体との各当接面が強く当接されるほど、その当接部分に生じる反発力よりも各当接面に沿って変位しようとする方向の応力が大きくなり、操作体と規制体が当接面に沿って前後方向に相対変位しようとするが、規制体が定位置に規制されているため、規制体の移動が阻止される位置に向けて操作枠が積極的に変位される。
請求項4に記載した発明の係留体巻取り装置は、上記請求項1,2,3の何れか一つに記載の構成と併せて、上記操作体と規制体との対向部に、上記リールの係止爪に対して係止が解除される方向に上記規制体が移動しようとするのを阻止する位置に上記操作枠を移動したときに互いに係止される一対の戻り止め部を設けたことを特徴とする。つまり、つまり、規制体の移動が阻止されるロック固定位置に上記操作枠を移動したとき、操作体と規制体との各戻り止め部が互いに係止され、リールの係止爪に対して係止された状態に操作体及び規制体が保持される。一方、規制体の移動が許容されるロック解除位置に上記操作枠を移動したとき、操作体と規制体との各戻り止め部が引き抜き分離され、リールの係止爪に対して係止が解除された元の状態に操作体及び規制体が復帰する。
この発明によれば、ロック機構を構成する操作枠を、リールの係止爪に係止した規制体上端に当接されるロック固定位置に移動させ、係止爪に対する係止が解除される方向に規制体が移動しようとするのを、規制体の移動方向と交差する方向に移動した操作枠により阻止するので、操作枠の操作方向と規制体の移動方向とが異なり、操作枠を、規制体上端に対する当接が回避されるロック解除位置に移動させなければ、リールの係止爪に対する規制体の係止が解除される心配がなく、係止状態が維持されるため、係留体を所望する長さに引き出した状態及び出入り不可に確実且つ強固に固定することができる。
また、操作枠を、規制体上端に対する当接が回避される位置に移動させるだけで、リールの係止爪に対する係止が解除される方向へ規制体の移動が許容され、係留体を所望する長さに引き出しするか、係留体の略全長又は所望する長さ巻き取りする操作が容易に行える。
この発明は、係留体を所望する長さに引き出した状態及び出入り不可に確実且つ強固に固定することができるという目的を、リールの係止爪に対する係止が解除される方向に規制体が移動しようとするのを、係止爪に係止した規制体上端に当接され、該規制体の移動方向と交差する方向に移動した操作枠で阻止することで達成した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は、ペットの係留具に繋がれた係留体を所望する長さに出し入れすることができる係留体巻取り装置を示し、図1に於いて、この係留体巻取り装置1は、左右分割可能な構造を有する装置本体2内部に設けたリール収容部3に、紐状の係留体4が所定量巻回されたリール5を回転自在に収容保持し、そのリール5に巻回された係留体4を出し入れする口部2aを、リール収容部3と連通して装置本体2の前側上部(又は前側下部)に設け、手で把持されるグリップ形状の把持部2bを装置本体2の後側外面に一体的に設け、係留体4を所望する長さに引き出した状態及び出入り不可に固定するロック機構8を装置本体2の後側上部に設けている。なお、係留体4の引き出し側端部には、例えばペットに装着された首輪やベルト等に繋がれるフック状の係止具を取り付けている。
上記リール5は、リール収容部3の略中心に突設した軸部3aをリール本体5aの回転中心に挿通して回転自在に軸支し、係留体4が巻き取られる方向に復元力が蓄積された渦巻き状の巻取りバネ6を、リール本体5aの中央部に形成した筒状部5bに圧縮装填し、その巻取りバネ6の一端を筒状部5bの内周面に固定し、巻取りバネ6の他端をリール収容部3の軸部3aに固定して、その巻取りバネ6に蓄積された復元力でもって、リール5全体を係留体4が巻き取られる方向に対して回転付勢している。また、係留体4の略全長がリール5に巻き取られても、巻取りバネ6には巻き取られる方向に復元力が残るようにして筒状部5bに装填している。
且つ、後述する規制体12が係止される左右一対の係止爪7,7をリール5の両側外周縁部(又は一側外周縁部)に形成するとともに、リール収容部3の軸部3aと同一中心のリール5の軸心を中心として、円周方向に対して所定間隔に隔てて複数配列している。
前記ロック機構8は、図2にも示すように、操作部9を構成する操作枠10と操作体11とを、装置本体2の把持部2b近傍の後側上部に形成した開口部2cに組み付けて構成している。その操作枠10は、開口部2cに対して前後方向にスライド移動自在に組み付けられ、釦型の操作体11は、操作枠10に対して上下移動自在に組み付けられている。また、操作体11下端に対して当接するように組み付けられた規制体12は、リール5の両側外周縁部に形成した左右一対の係止爪7,7に対して係止される方向に上下移動自在に設けている。
上記操作枠10は、枠本体10aの両側外壁部に形成したガイド突起10b,10bを、開口部2cの両側内壁部に形成したガイド溝部2d,2dに係止して、規制体12の移動方向と交差する方向に向けて前後移動自在に取り付けるとともに、前記リール5の係止爪7,7に係止した規制体12上端に当接(又は係止)され、係止爪7,7に対する規制体12の係止状態が維持される前方側のロック固定位置と、規制体12上端に対する当接が回避され、その係止爪7,7に対する規制体12の係止状態が解除される後方側のロック解除位置とに前後移動自在に設けている。また、枠本体10aの上側前後縁部は、スライド操作時において装置本体2の開口部2cが閉塞されるような大きさ及び形状に形成している。且つ、規制体12の上端側を、操作枠10の下面側開口部に収容して上下移動自在に支持している。
前記操作体11は、釦形状に形成した本体11aを、操作枠10の上下面中央部に形成した案内窓10cに対して上下移動自在に収容保持し、本体11a上部の釦頭部を案内窓10c上面に対して指先で押し込み操作可能な状態に突出している。且つ、操作体11の前後中央下縁部に形成した突起11b,11bを、枠本体10aの前後中央下縁部に形成した縦長の切欠き溝10d,10dに係止して、操作体11下端に当接する規制体12が前記リール5の係止爪7,7に対して係止される下限位置と、その係止が解除される上限位置とに上下移動自在に設けている。
また、操作体11の内側中央部に固定(又は形成)した二股形状を有する戻り止め部13は、後述する規制体12の上端側中央部に形成した正面から見て略T形状の戻り止め部14に対して係止され、つまり、操作枠10をロック固定位置に移動したとき、操作体11の戻り止め部13が規制体12の戻り止め部14に係止され、操作体11と規制体12とが一体的に係合される。一方、操作枠10をロック解除位置に移動したとき、操作体11の戻り止め部13が規制体12の戻り止め部14から引き抜かれるので、操作体11と規制体12とが個々に分離される。
前記規制体12は、本体12aの上端側を、操作枠10の下面側開口部に対して上下移動自在に支持し、本体12aの後側下端部に形成した係止部12bを、リール5の両側外周縁部に形成した所望する円周位置の係止爪7,7に対して跨る状態に係止されるように設けている。且つ、係止部12bは、係止爪7の短辺部及び長辺部に対して係止される爪形状に斜設され、係留体4が引き出される方向及び巻き取られる方向にリール5が回転しようとするのを阻止する。
且つ、本体12aの側面中央部に形成した幅方向に貫通するガイド窓12cを介して、後述する復帰バネ16が受け止められる受け部材15を装置本体2の開口部2cよりも内方の両側内壁部間に固定して、規制体12を、前記リール5の係止爪7,7に対して係止される方向と、その係止が解除される方向とに上下移動自在に設けている。また、装置本体2と規制体12との両側対向壁面に、例えば突起と溝部、レールと受け部等のガイド手段を設けてもよい。
且つ、規制体12の係止が解除される方向に復元力が蓄積された復帰バネ16を、受け部材15と規制体12との対向面間に圧縮装填して、復帰バネ16に蓄積された復元力でもって、規制体12をリール5の係止爪7,7に対して係止が解除される方向に付勢するとともに、規制体12上端に当接される操作体11を、操作枠10の案内窓10c上面よりも釦頭部が突出される方向に付勢している。
且つ、規制体12の後側上端部に形成した規制突起12cは、操作枠10をロック固定位置に移動したとき、操作枠10の後側下端部に形成した規制壁部10eを乗り越えて該規制壁部10eの後側に係止され、リール5の係止爪7,7に対する係止が解除される方向に規制体12が移動しようとするのを操作枠10で阻止される。つまり、規制壁部10eが規制突起12cを乗り越えるときに抵抗を付与するとともに、相互の係止状態を復帰バネ16に蓄積された復元力により維持するので、復帰バネ16に蓄積される復元力が大きくなるほど、規制壁部10eと規制突起12cとが強固に係止される。
また、規制体12の規制突起12cは、操作枠10をロック解除位置に移動したとき、操作枠10の規制壁部10eを乗り越えて該規制壁部10eの前側に移動して係止が解除され、操作枠10の下面側開口部に対する規制体12の収容が許容され、リール5の係止爪7,7に対する係止が解除される方向への移動が可能となる。
前記操作体11の戻り止め部13下端に形成した当接面17と、その戻り止め部13に当接される規制体12上端に形成した当接面18とは、操作部9全体が後方側のロック解除位置から前方側のロック固定位置に向けて滑り動くような角度に斜設している。つまり、復帰バネ16に蓄積された復元力により、操作体11の当接面17と規制体12の当接面18とが互いに強く当接されるほど、その当接部分に生じる反発力よりも当接面17,18に沿って変位しようとする方向の応力が大きくなり、操作体11と規制体12とが当接面17,18に沿って前後方向に相対変位しようとするが、規制体12が定位置に規制されているため、リール5の係止爪7,7に対する係止が解除される方向に上記規制体12が移動しようとするのを阻止する前方側のロック固定位置に向けて操作体11(又は操作部10全体)が積極的に変位される。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、係留体巻取り装置1の操作方法を説明する。
先ず、ペットの係留具に繋がれた係留体4を所望する長さに引き出し固定する場合、図3にも示すように、装置本体2の把持部2bを把持する手の指先で、ロック機構8を構成する操作部9の操作体11を復帰バネ16の復元力に抗して押し込み操作し、操作体11下端に当接した規制体12を、復元リール5の外周面と対向する径方向に移動させ、規制体12に形成した係止部12bを、リール5に形成した所望する円周上の係止爪7,7に係止して、リール5を、係留体4の引き出し及び巻取りが阻止される状態に仮固定する。
次に、図4にも示すように、操作部9全体を手の指先で前方側にスライド操作して、操作枠11及び操作体12を、リール5の係止爪7,7に対する係止が解除される方向に規制体12が移動しようとするのを阻止する前方側のロック固定位置に移動させ、操作体11の戻り止め部13を、規制体12の戻り止め部14に係止して一体的に係合するとともに、操作体11の釦頭部が操作枠10の案内窓10cに押し込まれた状態に保持する。
且つ、規制体12の規制突起12cを、操作枠10の規制壁部10e後面に係止するとともに、規制壁部10eと規制突起12cとを復帰バネ16に蓄積された復元力により強固に係止して、リール5の係止爪7,7に対する係止が解除される方向に規制体12が移動しようとするのを操作枠10で積極的に阻止する。
且つ、復帰バネ16に蓄積された復元力により、操作体11に設けた戻り止め部13下端の当接面17と、規制体12上端の当接面18とが互いに当接されるほど、その当接部分に生じる反発力よりも当接面17,18に沿って変位しようとする方向への応力が大きくなり、操作体11と規制体12とが当接面17,18に沿って前後方向に相対変位しようとするが、規制体12が定位置に規制されているので、リール5の係止爪7,7に対して係止が解除される方向に上記規制体12が移動しようとするのを阻止する前方側のロック固定位置に向けて操作体11を含む操作部10全体が積極的に変位付勢される。
つまり、リール5の係止爪7,7に対する係止が解除される方向に規制体12が移動しようとするのを、規制体12の移動方向と交差する方向に移動した操作枠10により阻止するので、リール5の係止爪7,7に対する規制体12の係止状態が確実に維持され、係留体4を所望する長さに引き出した状態及び出入り不可にロック固定することができる。また、操作部10から手を離しても、ロック機構8によるロック固定が解除されず、係留体4を出入り不可に固定した状態を維持することができる。
次に、係留体4を所望する長さに引き出しするか、係留体4の略全長又は所望する長さ巻き取りする場合、図1にも示すように、操作部9全体を手の指先で後方側(手前側)にスライド操作して、操作枠10及び操作体11を、リール5の係止爪7,7に対して係止が解除される方向への規制体12の移動が許容される後方側のロック解除位置に移動させ、操作体11の戻り止め部13を規制体12の戻り止め部14から引き抜いて分離するとともに、操作枠10の規制壁部10eを、復帰バネ16の復元力に抗して、規制体12の規制突起12cに対する係止が解除される規制解除位置に乗り越えさせるようにして退避させると、操作枠10の下面側開口部に対して規制体12の収容が許容され、リール5の係止爪7,7に対する係止が解除される方向への移動が可能となる。
且つ、規制体12は、復帰バネ16に蓄積された復元力により、リール5の係止爪7,7に対する係止が解除される方向に押し戻されて上限位置に復帰し、リール5の回転固定が解除されるので、係留体4を所望する長さ引き出しするか、係留体4の略全長又は所望する長さ巻き取ることができる。また、規制体12上端に当接する操作体11は、操作枠10の案内窓10c上面よりも釦頭部が突出する押し込み前の状態に復帰する。
以上のように、係留体巻取り装置1に設けたロック機構8を構成する操作部9の操作体11を押し込み操作して、規制体12をリール5の係止爪7,7に係止した後、操作部9全体をロック固定位置にスライド操作して、規制体12の規制突起12cを操作枠10の規制壁部10eに当接又は係止し、リール5の係止爪7,7に対する係止が解除される方向に規制体12が移動しようとするのを、規制体12の移動方向と交差する方向に移動した操作枠10により阻止するので、操作枠10の操作方向と規制体12の移動方向とが異なり、操作枠10を、規制体12上端に対する当接が回避されるロック解除位置に移動させなければ、リール5の係止爪7,7に対する規制体12の係止が解除される心配がなく、係止状態が維持されるため、係留体4を所望する長さに引き出した状態及び出入り不可に確実且つ強固に固定することができる。
また、操作部9全体をロック解除位置にスライド操作して、操作枠10の規制壁部10eを、規制体12の規制突起12cに対する当接又は係止が回避される位置に退避させるだけで、リール5の係止爪7,7に対する係止が解除される方向へ規制体12の移動が許容され、係留体4を所望する長さに引き出しするか、係留体4の略全長又は所望する長さ巻き取りする操作が容易に行える。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の付勢手段は、実施例の復帰バネ16に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えばリール5の外側壁部に形成した係止爪7…に、リール5の軸心と略平行して装置本体2の外側壁部に設けたロック機構8を構成する規制体12を係止可能に設けてもよい。
本発明の係留体巻取り装置を構成するロック機構は、例えばドラムや円盤、軸等のような回転体の回転を規制するような装置にも利用することができる。
係留体巻取り装置のロック機構によるロック解除状態を示す断面図。 ロック機構の分離状態を示す斜視図。 ロック機構による仮固定状態を示す断面図。 ロック機構によるロック固定状態を示す断面図。
符号の説明
1…係留体巻取り装置
2…装置本体
3…リール収容部
4…係留体
5…リール
6…巻取りバネ
7…係止爪
8…ロック機構
9…操作部
10…操作枠
10e…規制壁部
11…操作体
12…規制体
12c…規制突起
13,14…戻り止め部
16…復帰バネ
17,18…当接面

Claims (4)

  1. 装置本体に回転自在に収容保持され、紐状の係留体が巻き取られる方向に付勢されたリールと、該リールに形成した係止爪に係止される規制体と、該係止爪に対する係止が解除される方向に上記規制体を付勢する付勢手段と、該規制体を係止爪に係止した状態に規制するロック機構とを備えた係留体巻取り装置であって、
    上記ロック機構は、上記規制体の上端側が支持され、上記装置本体に対して上記規制体の移動方向と交差する方向に向けて移動自在に設けた操作枠と、
    上記操作枠が支持する規制体上端に当接され、該操作枠に対して上記リールの係止爪に上記規制体を係止させる位置と、該係止が解除される位置とに上下移動自在に設けた操作体とを備えるとともに、
    上記操作枠を、上記リールの係止爪に係止した上記規制体上端に当接され、該係止爪に対する係止が解除される方向に上記規制体が移動しようとするのを阻止するロック固定位置と、
    上記規制体上端に対する当接が回避され、該係止爪に対する係止が解除される方向への上記規制体の移動が許容されるロック解除位置とに前後移動自在に設けて構成した
    係留体巻取り装置。
  2. 上記操作枠と規制体との対向部に、上記リールの係止爪に対する係止が解除される方向に上記規制体が移動しようとするのを阻止する位置に上記操作枠を移動したときに係止される規制突起と規制壁部とを設けた
    請求項1に記載の係留体巻取り装置。
  3. 上記操作体と規制体との対向部に、上記リールの係止爪に対する係止が解除される方向に上記規制体が移動しようとするのを阻止する位置に上記操作枠を積極的に変位させるような角度に傾斜する当接面を設けた
    請求項1又は2に記載の係留体巻取り装置。
  4. 上記操作体と規制体との対向部に、上記リールの係止爪に対して係止が解除される方向に上記規制体が移動しようとするのを阻止する位置に上記操作枠を移動したときに互いに係止される一対の戻り止め部を設けた
    請求項1,2,3の何れか一つに記載の係留体巻取り装置。
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