JP2006171839A - 入退室者計数装置及び自動ドア - Google Patents

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Abstract

【課題】 屋内側センサ又は屋外側センサが複数の通行者を検知することがあるような場合であっても、入退室者を精度よく計数できるようにする。
【解決手段】 識別手段49と計数手段51とを備える。識別手段49は、補助センサ34が非検知状態のときに、屋内側センサ28が非検知状態で且つ屋外側センサ30が検知状態となったときに入室者と識別する一方、補助センサ34が非検知状態のときに、屋外側センサ30が非検知状態で且つ屋内側センサ28が検知状態となったときに退室者と識別する。計数手段51は、入室者と識別されてから所定のリセット条件が満足されるまでの間に補助センサ34の検知回数に応じて入室者を計数する一方、退室者と識別されてから所定のリセット条件が満足されるまでの間に補助センサ34の検知回数に応じて退室者を計数する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、入退室者を計数するための入退室者計数装置及びその計数装置を備えた自動ドアに関するものである。
従来、建物の出入口等の開口部を通過する人数の計数を行う入退室者計数装置として、下記特許文献1に開示されているように、自動ドアの屋内側センサ、屋外側センサ及び補助センサを利用するようにしたものが知られている。具体的に、同文献に開示されている入退室者計数装置では、屋外側センサ、補助センサ及び屋内側センサがこの順に時系列的に通行者を検知すると、屋外の通行者が開口部を通り抜けて建物内に入室すると判断できるので、入室者を「1」とカウントし、また屋内側センサ、補助センサ及び屋外側センサがこの順に通行者を検知すると、屋内の通行者が開口部を通り抜けて建物外部へ退室すると判断できるので、退室者を「1」とカウントしている。
特開2002−216100号公報
しかしながら、前記特許文献1に開示された入退室者計数装置では、通行者を正確にカウントできない場合があり得る。すなわち、自動ドアの起動センサ(屋内側センサ、屋外側センサ)の検知エリアはある程度の大きさがあるため、この検知エリア内に複数人の通行者が入ることがある。この場合、その複数人が連続して例えば入室するときには、屋外側センサは各通行者ごとにオンオフするのではなく継続して検知状態となるため、通行者ごとに屋外側センサ、補助センサ及び屋内側センサの順に検知するとは限らない。このため後続の通行者が計数されないこととなり、正確なカウントをできない虞がある。したがって、通行者の多い場所にこの計数装置を適用すると、カウント精度が低下することとなる。屋内側センサ及び屋外側センサとして電波方式のセンサが使用されている場合には、赤外線方式のセンサに比べて、屋内側センサ等の検知エリアが広くなる傾向にあるので、前述した事態が特に顕著となる。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、屋内側センサ又は屋外側センサが連続して複数の通行者を検知することがあるような場合であっても、入退室者を精度よく計数できるようにすることにある。
前記の目的を達成するため、本発明は、開口部を含む検知エリアを有する通行検出センサの検知と、前記検知エリアの屋内側の人又は物体を検知する屋内側センサの検知と、前記検知エリアの屋外側の人又は物体を検知する屋外側センサの検知とに基づいて、前記開口部を通行する人数を入室者又は退室者として計数する計数装置を前提として、前記通行検出センサが非検知状態の場合に、前記屋内側センサが非検知状態で且つ前記屋外側センサが検知状態となったときに入室とする一方、前記通行検出センサが非検知状態の場合に、前記屋外側センサが非検知状態で且つ前記屋内側センサが検知状態となったときに退室とする識別手段と、前記入室とされてから所定のリセット条件が満足されるまでの間に前記通行検出センサの検知に対応して入室者を計数する一方、前記退室とされてから所定のリセット条件が満足されるまでの間に前記通行検出センサの検知に対応して退室者を計数する計数手段とを備えている。
この構成では、屋外側センサが先に検知状態となって入室とされた場合において、さらに屋外側センサによって人等が検知されたときには、その後にそれらの人等が開口部を通過する度ごとに通行検出センサが検知、非検知を繰り返す。そして、所定のリセット条件が満足されるまでの間、通行検出センサの検知に対応して入室者を計数する。一方、屋内側センサが先に検知状態になって退室とされた場合には、所定のリセット条件が満足されるまでの間、通行検出センサの検知に対応して退室者を計数する。すなわち本発明による計数装置では、屋外側センサ及び屋内側センサは、入室者又は退室者の識別用としてだけ機能し、入退室者数のカウント用としては直接機能しないので、屋外側センサによって複数の人等が同時に検知された場合のように、1人ずつの検知が屋外側センサ、通行検出センサ及び屋内側センサの順に必ずしもならない場合であっても、通行検出センサの検知、非検知によって入室者数を正確に計数することができる。また退室状態にある場合における退室者数のカウントも同様に正確に行うことができる。
ここで、前記屋内側センサ及び前記屋外側センサの少なくとも一方は、その検知エリア内の人又は物体を検知することで検知状態となるエリアセンサによって構成されていてもよい。すなわち、検知エリア内で複数の人等が検知される事態が生じたとしても、前述したように屋内側センサ及び屋外側センサは入退室者の識別用としてのみ機能するので、複数人が検知エリア内に存在する場合にも計数精度が低下するのを抑制することができる。
この場合において、前記屋内側センサが、その検知エリア内の人又は物体を検知することで検知状態となるエリアセンサによって構成されている場合には、前記退室とされた後に、前記屋内側センサ及び前記通行検出センサの双方が非検知状態となったときに前記リセット条件が満足されるようにするのが好ましい。すなわち、屋内側センサが検知状態から非検知状態になるということは、屋内で検知された人等が既に屋内にはいないことになり、通行検出センサが非検知状態になることで人等が屋内から屋外へ通過してしまったことになる。したがって、前記の如くリセット条件を設定することにより、退室者の計数を正確に行うことができる。
また、前記屋外側センサが、その検知エリア内の人又は物体を検知することで検知状態となるエリアセンサによって構成されている場合には、前記入室とされた後に、前記屋外側センサ及び前記通行検出センサの双方が非検知状態となったときに前記リセット条件が満足されるようにするのが好ましい。すなわち、屋外側センサが検知状態から非検知状態になるということは、屋外で検知された人等が既に屋外にはいないことになり、通行検出センサが非検知状態になることで人等が屋外から屋内へ通過してしまったことになる。したがって、前記の如くリセット条件を設定することにより、入室者の計数を正確に行うことができる。
また、前記屋内側センサ及び前記屋外側センサの少なくとも一方は、人がセンサ部に触れるか、手などを近づけることで検知状態となるタッチセンサによって構成されていてもよい。
この構成において、例えば屋外側センサがタッチセンサの場合には、同時に入室する複数の入室者がある場合に最初の入室者が屋外側センサに触れて検知状態とすると、後続の入室者は屋外側センサに触れることなく入室する。このとき、屋外側センサが検知状態となることで入室状態と識別でき、しかも入室者が開口部を通過するごとに通行検出センサが検知、非検知を繰り返すので、この繰り返し数に応じて入室者数を正確に計数することができる。また、屋内側センサがタッチセンサの場合において、同時に複数の退室者がある場合でも同様に正確に計数することができる。したがって、本発明による計数装置をスペース的に余裕の少ない場所に設置される自動ドアに適用することが可能となる。
前記通行検出センサが検知状態になる前後の所定時間内における前記屋内側センサ及び屋外側センサの検知状況によって、計数毎の信頼度を設定する信頼性判定手段が設けられている構成とすることもできる。この構成では、計数された入退室者数の信頼性を確認することができる。
また、本発明は、前記開口部を含む検知エリアを有する通行検出センサと、前記検知エリアの屋内側の人又は物体を検知する屋内側センサと、前記検知エリアの屋外側の人又は物体を検知する屋外側センサと、ドアの開閉制御を行う自動ドア制御装置と、前記入退室者計数装置とを備えている自動ドアとしてもよい。すなわち、前記入退室者計数装置を既設の自動ドアに適用することも可能であり、また本発明のように自動ドアに入退室者計数装置を組み込んでおけば、少ない装置構成で精度良く計数を行うことも可能である。
したがって、本発明によれば、屋内側センサ及び屋外側センサの検知によって入室者か退室者かを識別し、通行検出センサによる検知回数に応じて入退室者の計数を行うようにしているので、屋内側センサ又は屋外側センサが複数の通行者を検知することがあるような場合であっても、入退室者を精度よく計数することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
《実施形態1》
図1は、本発明の第1実施形態に係る自動ドアを概略的に示している。同図に示すように、本自動ドア10は、店舗等の建物の出入口(開口部の一例)12を開閉するためのものであり、この出入口12を開閉するためのドア14と、このドア14を開閉駆動させるための開閉駆動機構(図示省略)と、ドア14の開閉制御を行う自動ドア制御装置22とを備えている。
出入口12の上側には細長形状の無目18が出入口12の上縁部に沿って延びるように配設されており、この無目18に前記開閉駆動機構が収納されている。この開閉駆動機構は、例えばベルト駆動方式のものであり、モータ20(図2参照)と、このモータ20の駆動によって周回するエンドレスのベルト(図示省略)とを備えている。そして、ベルトには図略のドアハンガーによってドア14が結合されていて、ベルトの周回に応じてドア14が開閉移動するようになっている。
自動ドア10は、屋内側センサ28と、屋外側センサ30と、通行検出センサの一例としての補助センサ34と、自動ドア制御装置22と、入退室者計数装置24とを備えている。屋内側センサ28及び屋外側センサ30は、それぞれ自動ドアの起動センサとして機能する。
屋内側センサ28は、無目18の屋内側面に取り付けられており、出入口12の屋内側の所定領域(屋内側検知エリア)29に検知対象としての人又は物体が存在するか否かを検知するエリアセンサによって構成されている。屋内側センサ28は、例えば赤外線反射式センサによって構成されており、赤外線を検知エリアに投光する図略の投光器と、この投光器からの反射光を受光する図略の受光器を備えている。そして、屋内側センサ28は、屋内側検知エリア29内で人又は物体を検知すると信号を出力するように構成されている。なお、図1において屋内側検知エリア29を破線で示している。
屋外側センサ30は、無目18の屋外側面に取り付けられており、出入口12の屋外側の所定領域(屋外側検知エリア)31に検知対象としての人又は物体が存在するか否かを検知するエリアセンサによって構成されている。屋外側センサ30は、例えば赤外線反射式センサによって構成されており、赤外線を検知エリアに投光する図略の投光器と、この投光器からの反射光を受光する図略の受光器を備えている。そして、屋外側センサ30は、屋外側検知エリア31内で人又は物体を検知すると信号を出力するように構成されている。なお、図1において屋外側検知エリア31を破線で示している。
なお、屋内側センサ28及び屋外側センサ30は、電波を媒体にして所定の検知エリア内の人又は物体を検知する電波式センサによって構成してもよい。
補助センサ34は、ドア14が走行するドアウェイ近傍の人又は物体を検知してその人等がドア14に挟まれないようにするためのものであり、出入口12を含む検知エリア(通行検知エリア35)を有している。補助センサ34は、図略の投光器と受光器を備えた光電管によって構成されている。投光器は、出入口12を構成する一方の方立38の下方であって、通行者を検知できるような高さに埋め込まれており、この投光器は、相手方の方立に向かって光を出射するように設置されている。受光器は、投光器から出射された光が入射されるように設置されている。そして、補助センサ34は、投光器から出射された光が、例えば出入口12を通行する人によって遮断されて受光器で前記出射光を検知できないときに信号を出力するように構成されている。なお、この場合、通行検知エリア35の奥行き(出入口12に直交する方向であって人が通行する方向)は、広くすると外乱光によって光電管が誤検知することがあるため、人が1人だけ検知できる程度のサイズに設定されている。図2では通行検知エリア35を破線で示している。
自動ドア制御装置22は、周知のマイコン回路及び外部機器との入出力インターフェースを備えたものであって、マイコンプログラムに従って制御動作を行うことによって、モータ制御手段41と、補助センサ制御手段43とを機能的に含んでいる。
モータ制御手段41は、前記モータ20を駆動制御するものであり、屋内側センサ28又は屋外側センサ30からの信号が入力されるとドア開き信号をモータ20へ出力する一方、屋内側センサ28又は屋外側センサ30からの信号が入力されなくなって所定時間が経過すると、モータ20へドア閉じ信号を出力するように構成されている。モータ20は、ドア開き信号が入力されるとドア14が開き方向に移動するように駆動制御され、またドア閉じ信号が入力されるとドア14が閉じ方向に移動するように駆動制御される。
補助センサ制御手段43は、モータ制御手段41がドア開き信号を出力し、かつその後に補助センサ34からの信号が入力されている間、モータ制御手段41によるドア閉じ信号の出力を制限するように構成されている。つまり、人等が屋内側センサ28又は屋外側センサ30によって検知され、その人が出入口12を通過する間、ドア14が閉じ動作を行うのを制限するようになっている。
前記入退室者計数装置24は、計数制御装置45とインターフェース47とを備えたものであり、自動ドア制御装置22からの制御信号がインターフェース47に送られ、計数制御装置45に記憶されたプログラムに従って制御動作を行うことにより、識別手段49と条件判定手段50と計数手段51とを機能的に含んでいる。
識別手段49は、補助センサ34が非検知状態の場合において、屋内側センサ28及び屋外側センサ30の何れが先に検知状態になったかによって、検知されたのが入室者か退室者かを識別する制御を行う制御手段である。具体的に、識別手段49は、補助センサ34が非検知状態のときに、屋内側センサ28が非検知状態で且つ屋外側センサ30が検知状態になると、検知されたのは入室者であると識別し、識別情報(入室識別情報)を記憶するように構成されている。この識別情報の記憶によって入室と識別されることになる。また、識別手段49は、補助センサ34が非検知状態のときに、屋外側センサ30が非検知状態で且つ屋内側センサ28が検知状態になると、検知されたのは退室者であると識別し、識別情報(退室識別情報)を記憶するように構成されている。この識別情報の記憶によって退室と識別されることになる。
条件判定手段50は、入室者と識別された場合に入室識別情報をリセットするリセット条件が満足されたか否かの判定を行う一方、退室者と識別された場合に退室識別情報をリセットするリセット条件が満足されたか否かの判定を行うように構成されている。
入室識別情報は、後述する所定のリセット条件が満足されるまで保持されるようになっており、また退室識別情報は、後述する所定のリセット条件が満足されるまで保持されるようになっている。
前記入室と識別された場合のリセット条件としては、屋外側センサ30と補助センサ34の双方が非検知状態になったことが設定されている。また、前記退室と識別された場合のリセット条件としては、屋内側センサ28と補助センサ34の双方が非検知状態になったことが設定されている。
計数手段51は、入室者及び退室者をそれぞれ別個に計数するための制御手段である。具体的に、計数手段51は、入室識別情報が記憶されてから前記リセット条件が満足されるまでの間に補助センサ34が検知状態となると、その検知のたびに入室者として計数するように構成されている。また、計数手段51は、退室識別情報が記憶されてから前記リセット条件が成立するまでの間に補助センサ34が検知状態となると、その検知のたびに退室者として計数するように構成されている。
入退室者計数装置24は、例えば店舗外に設置されているサーバ53と通信可能となっていて、入退室者のカウント情報はサーバ53に蓄積されるようになっている。このサーバ35に蓄積されたカウント情報は、店舗内或いは店舗外に設置された端末55によって確認できるようになっている。
次に、本自動ドア10の制御動作について、制御フローを示す図3と、タイムチャートである図4を参照しながら説明する。
本自動ドア10は図3に示す制御フローを繰り返し実行するようになっている。同図に示すように、屋内側センサ28、屋外側センサ30及び補助センサ34の何れも非検知状態(OFF)になっている状態を初期状態として設定する。この初期状態では、入室者数及び退室者数はそれぞれゼロにリセットされている。
屋外側センサ30が検知状態となると(ステップST1)、同ステップの判定がYESとなるので、モータ20を駆動制御してドア14を開放動作し、ステップST2に進む。屋内側センサ28が先に検知状態になる場合には、ステップST1の判定がNOの場合に該当するので、このときは、屋外側センサ30が屋内側センサ28よりも先に検知状態になっている場合が該当する。したがって、この場合、入室識別情報を記憶する。
前記ステップST2において補助センサ34の検知状態を判定する。そして、補助センサ34が非検知状態のままであれば、入室者を計数することなくステップST4に移る一方、補助センサ34が非検知状態から検知状態に変化したときには、ステップST3で入室者数を「1」加算してステップST4に移る。
ステップST4では、入室識別情報のリセット条件が満足されたか否かを判定する。すなわち、このステップST4では、屋外側センサ30と補助センサ34の何れもが非検知状態になったか否かを判定する。そして、その双方が非検知状態になるまではステップST2に戻り、ステップST2〜ステップST4を繰り返す。この結果、屋外側センサ30と補助センサ34の双方が非検知状態になるまでは、補助センサ34が検知状態になる毎に、入室者有りとして入室者を計数する。そして、屋外側センサ30と補助センサ34の双方が非検知状態になるとリターンする。
一方、前記ステップST1において、屋外側センサ30が非検知状態のときには、ステップST5に進む。この場合は、屋内側センサ28が屋外側センサ30よりも先に検知状態になっている場合が該当する。したがって、この場合、退室識別情報を記憶する。
前記ステップST5では、屋内側センサ28が検知状態か否かを判定する。屋内側センサ28が非検知状態であればリターンする一方、検知状態になると、ステップST6に移り、補助センサ34の検知状態を判定する。そして、補助センサ34が非検知状態のままであれば、退室者を計数することなくステップST8に移る一方、補助センサ34が非検知状態から検知状態に変化したときには、ステップST7で退室者数を「1」加算してステップST8に移る。
ステップST8では、退室識別情報のリセット条件が満足されたか否かを判定する。すなわち、ステップST8では、屋内側センサ28と補助センサ34の何れもが非検知状態になったか否かを判定する。そして、その双方が非検知状態になるまではステップST6に戻り、ステップST6〜ステップST8を繰り返す。この結果、屋内側センサ28と補助センサ34の双方が非検知状態になるまでは、補助センサ34が検知状態になる毎に退室者有りとして退室者を計数する。そして、屋内側センサ28と補助センサ34の双方が非検知状態になるとリターンする。
このような制御動作を行う本自動ドア10による入室者数及び退室者数のカウント状況について、図4を参照しながら説明する。なお、図4(a)は、入退室者の検知状況を5つ(パターン1〜パターン5)例示したものであり、上から屋内側センサ28の検知状態、補助センサ34の検知状態、屋外側センサ30の検知状態を示している。なお、図4(a)の網掛け部分が検知状態を表している。一方、図4(b)は、本実施形態にかかる自動ドア10(実施例)によるカウント状況と、比較例に係る自動ドアによるカウント状況とを比較して示している。
比較例とは、従来知られているように、屋外側センサ、補助センサ及び屋内側センサがこの順に時系列的に通行者を検知すると、そのたびに入室者を「1」計数し、また屋内側センサ、補助センサ及び屋外側センサがこの順に通行者を検知すると、そのたびに退室者を「1」計数する構成のものである。
以下の図4の説明においては、屋内側センサを屋内と称し、補助センサを補助と称し、屋外側センサを屋外と称することとする。
パターン1は、退室者が1人あり、入室者が無い場合を示している。このパターン1において、実施例では、屋内が先に検知状態になると(時刻t1)、退室識別情報が保持される。この状態で補助が非検知状態から検知状態に1回だけ変化すると(時刻t2)、図3におけるステップST5〜ステップST8が1回実行されて、退室者が「1」計数される。そして、時刻t3において、退室と識別されてから初めて屋内及び補助の双方が同時に非検知状態となるので、このとき退室者のリセット条件が成立する。これにより退室者の計数が停止される。また、屋外が検知状態となった後に補助が検知状態になっていないので入室者の計数は行われない。
一方、比較例では、時刻t1,t2,t3において屋内、補助及び屋外がこの順に検知状態となるので、退室者数が「1」計数されるが、入室者は計数されない。したがって、実施例及び比較例ともに正確に計数される。
パターン2は、退室者が無く、入室者が1人ある場合を示している。このパターン2では、パターン1とは逆の順番で検知状態が変化する(時刻t5〜t7)ので、実施例及び比較例ともに入室者数が「1」となり、退室者数が「0」となる。したがって、実施例及び比較例ともに正確に計数される。
パターン3は、退室者が2人あり、入室者が無い場合を示している。このパターン3の場合、屋内が検知状態となった(時刻t9)後に、補助が非検知状態から検知状態に2回変化する。このため、実施例では、屋内が検知状態になった後、屋内及び補助の双方が非検知状態となるリセット条件が成立する時刻t12までの間に、補助が時刻t10と時刻t12の2回検知状態になる。このため、図3におけるステップST6〜ステップST8が2回繰り返されて、退室者数が「2」と計数される。また時刻t11において、屋外が検知状態になるが、このときには既に屋内が検知状態になっているので、実施例では、この間は図3に示すステップST6〜ST8が実行されているため、入室者の計数は行われない。したがって、実施例では、退室者、入室者ともに正確に計数することができる。
一方、比較例では、パターン3において時刻t9,t10,t11において屋内、補助、屋外の順に時系列的に検知されるので、先行の退室者は計数されるが、後続の退室者については、補助が検知(時刻t12)する前に屋外が検知(時刻t11)され、前記の順に時系列的に検知される訳ではないので、計数されない。したがって、パターン3では、退室者数が「1」と計数されてしまい、計数誤差を生ずる。なお、入室者については、実施例同様に計数されないので計数誤差を生じない。
パターン4は、入室者と退室者がそれぞれ1人ずつ通行する場合を示している。このパターン4の場合、実施例では、時刻t15〜t16においてステップST5〜ST8が1回実行されて退室者が「1」計数され、時刻t17で退室者のリセット条件が成立する。その後、時刻t17〜t18の間で屋外のみが検知状態となるので、入室識別情報が保持される。そして、時刻t17〜t18においてステップST1〜ST4が1回実行されて入室者が「1」計数され、時刻t19でリセット条件が成立する。このため、入室者数、退室者数ともに「1」と計数される。
一方、比較例では、時刻t15〜t16において屋内、補助、屋外の順に時系列的に検知されるので、退室者数が「1」と計数される。そして、時刻t16,t18,t9において屋外、補助、屋内の順に検知されるので、入室者数が「1」と計数される。このため、入室者数、退室者数ともに「1」と計数される。
パターン5は、退室者が1人あり、入室者が2人ある場合を示している。実施例では、時刻t21で屋外のみが検知状態となり、時刻t22〜t24において入室者が「2」計数され、時刻t25においてリセット条件が成立する。そして、時刻t25〜t26の間で屋内のみが検知状態となるので退室識別情報が保持される。そして、時刻t26〜t27で退室者が「1」計数され、時刻t27でリセット条件が成立する。したがって、実施例では、退室者が「1」、入室者が「2」と正確に計数される。
一方、比較例では、時刻t21〜t23において、屋外、補助、屋内の順に検知されるので入室者が「1」と計数され、時刻t23,t26,t27において屋内、補助、屋外の順に検知されるので、退室者が「1」と計数される。しかしながら、時刻t24における補助での検知は、屋外、屋内、補助の順なので入室者とも退室者とも計数されない。したがって、計数誤差が生ずる。
以上説明したように、本実施形態1では、屋内側センサ28(屋外側センサ30)の検知状態が維持されている限り、補助センサ34の検知に応じて退室者(入室者)の計数を行い、屋内側センサ28(屋外側センサ30)による検知が途切れると、補助センサ34の検知に応じた計数を停止するようにしている。言い換えると、屋内側センサ28及び屋外側センサ30は、入室者又は退室者の識別用としてだけ機能し、入退室者数のカウント用としては直接機能しないので、屋内側センサ28又は屋外側センサ30によって複数の人等が同時に検知された場合のように、通行者の検知が例えば屋外側センサ30、補助センサ34及び屋内側センサ29の順に必ずしもならない場合であっても、補助センサ34の検知に応じて入退室者数を正確に計数することができる。したがって、屋内側センサ28又は屋外側センサ30が同時に複数の通行者を検知することがあるような場合であっても、入退室者を精度よく計数することができる。
《実施形態2》
図5は本発明の実施形態2を示す。同図に示すように、本実施形態2は、屋内側センサ28及び屋外側センサ30をそれぞれタッチセンサで構成したものである。尚、ここでは、実施形態1と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
この実施形態2では、屋内側センサ28及び屋外側センサ30は、ドア14の略中央高さ位置にセンサ部が設けられていて、そのセンサ部に人が触れると信号を出力するように構成されている。
自動ドア制御装置22のモータ制御手段41は、屋内側センサ28又は屋外側センサ30からの信号が入力されるとドア開き信号をモータ20へ出力する一方、屋内側センサ28又は屋外側センサ30からの信号が入力されなくなり、さらに補助センサからの信号が入力されなくなってから所定時間が経過すると、モータ20へドア閉じ信号を出力するように構成されている。
入室識別情報は、屋外側センサ30が先に検知状態になった後で非検知状態になってから所定の時間T1(図6参照)が経過するまで少なくとも保持されるようになっている。そして、入室識別情報は、その所定時間T1内に補助センサ34が検知状態になるとさらに所定時間T2だけ延長されて保持されるようになっている。入室識別情報が保持された状態で補助センサ34が検知状態になると、その都度保持時間が延長されるようになっており、入室識別情報は、補助センサ34が非検知状態のままで所定の時間が経過するまで保持されるようになっている。すなわち、屋外側センサ30が非検知状態になってから所定の時間T1が経過し、さらにその間に補助センサ34が検知状態になったときには補助センサ34が非検知状態のままで所定の時間が経過したときに、入室者と識別した場合のリセット条件が満足されるように設定されている。入室識別情報は、言い換えると、屋外側センサ30からの信号が入力されなくなってから所定時間保持され、その所定時間内に補助センサ34からの信号が入力されると、その信号が入力されなくなってから所定時間延長されて保持される。
退室識別情報は、屋内側センサ28が先に検知状態になった後で非検知状態になってから所定の時間T1(図6参照)が経過するまで少なくとも保持されるようになっている。そして、退室識別情報は、その所定時間T1内に補助センサ34が検知状態になるとさらに所定時間T2だけ延長されて保持されるようになっている。退室識別情報が保持された状態で補助センサ34が検知状態になると、その都度保持時間が延長されるようになっており、退室識別情報は、補助センサ34が非検知状態のままで所定の時間が経過するまで保持されるようになっている。すなわち、屋内側センサ28が非検知状態になってから所定の時間T1が経過し、さらにその間に補助センサ34が検知状態になったときには補助センサ34が非検知状態のままで所定の時間が経過したときに、退室者と識別した場合のリセット条件が満足されるように設定されている。退室識別情報は、言い換えると、屋内側センサ28からの信号が入力されなくなってから所定時間保持され、その所定時間内に補助センサ34からの信号が入力されると、その信号が入力されなくなってから所定時間延長されて保持される。
本実施形態2に係る自動ドア10による入退室者のカウント状況について図6を参照しながら説明する。図6は、4つのパターン(パターン6〜9)についての各センサ28,30,34の検知状況と、各パターンについて本実施形態2の自動ドア(実施例)及び比較例の自動ドアによるカウント数とを示している。比較例は実施形態1で比較したものと同じものである。以下、図6の説明においては、屋内側センサ、補助センサ、屋外側センサをそれぞれ、屋内、補助、屋外と称する。
パターン6は、退室者が1人ある場合を示している。実施例では、屋内が検知状態になった後(時刻t31)、屋内が非検知状態になると(時刻t32)、そのときから所定時間T1の間退室識別情報が保持される。この保持時間内に補助が検知状態になっているので(時刻t33)、退室者が「1」と計数される。これに対し、比較例では、屋内、補助、屋外の順に検知状態となる訳ではないので、退室者は計数されない。
パターン7は、入室者が1人ある場合である。パターン6とは屋外、屋内が入れ替わるだけなので、実施例では入室者を「1」と計数し、比較例では入室者を計数しない。
パターン8は、退室者が2人ある場合を示している。屋内が検知状態になった後、屋内が非検知状態になり(時刻t35)、その時刻から所定時間T1の間退室識別情報が保持される。そして、この保持時間内に補助が検知状態になると(時刻t36)、退室者が「1」計数されるとともに、退室識別情報の保持時間が所定時間T2だけ延長される。この保持時間内に補助が検知状態になると(時刻t37)、退室者が「1」計数される。このとき、保持時間がさらに延長されることなる。これに対し、比較例では、退室者は計数されない。
パターン9では、実施例では入室者及び退室者がそれぞれ「1」と計数されるのに対し、比較例では、屋内、補助、屋外の順に検知状態となっているので、退室者が「1」と計数されるが、入室者については計数されない。
したがって、本実施形態2によれば、屋内側センサ28及び屋外側センサ30がタッチセンサ式の自動ドア10としたので、スペース的に余裕の少ない場所に設置される自動ドア10においても入退室者を正確に計数することができる。
なお、その他の構成、作用及び効果はその説明を省略するが前記実施形態1と同様である。
《実施形態3》
図7は本発明の実施形態3を示す。同図に示すように、本実施形態3は、屋内側センサ28をエリアセンサで構成するとともに、屋外側センサ30をタッチセンサで構成したものである。尚、ここでは、実施形態1と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
入室識別情報は、屋外側センサ30が検知状態になった後、入室者のリセット条件が成立するまで保持されるようになっている。入室者を計数する場合のリセット条件は、入室識別情報が保持された後、屋内側センサ28、屋外側センサ30及び補助センサ34の何れもが非検知状態になったことである。
一方、退室識別情報は、補助センサ34が非検知状態のときに、屋外側センサ30が非検知状態で且つ屋内側センサ28が検知状態になったときから、退室者を計数するリセット条件が成立するまで保持されるようになっている。このリセット条件は、実施形態1と同様に、屋内側センサ28及び補助センサ34の双方が非検知状態になることである。
本実施形態3に係る自動ドア10による入退室者のカウント状況について図8を参照しながら説明する。図8は、5つのパターン(パターン10〜14)についての各センサ28,30,34の検知状況と、各パターンについて本実施形態2の自動ドア(実施例)及び比較例の自動ドアによるカウント数とを示している。以下、図8の説明においては、屋内側センサ、補助センサ、屋外側センサをそれぞれ、屋内、補助、屋外と称する。
パターン10は、退室者が1人ある場合である。この場合、実施例では、屋内のみが検知状態になると(時刻t40)、退室識別情報が保持される。そして、この状態で補助が非検知状態から検知状態になると(時刻t41)、退室者が「1」計数される。そして、屋内及び補助の双方が非検知状態となる時刻t42に退室者のリセット条件が満足されるので、そのときに退室者の計数を停止する。一方、比較例では、屋内、補助、屋外の順に検知状態になる訳ではないので、退室者の計数は行われない。
パターン11は、入室者が1人ある場合である。この場合、実施例では、屋外のみが検知状態になると(時刻t43)、屋外が非検知状態になってから(時刻t44)少なくとも所定時間T1が経過するまで入室識別情報が保持される。この状態で補助が検知状態になると(時刻t45)、入室者が「1」計数される。そして、屋外、屋内及び補助の何れもが非検知状態になったとき(時刻t46)にリセット条件が満足され、入室者の計数を停止する。一方、比較例では、屋外、補助、屋内の順に検知状態になるので、入室者は「1」計数される。
パターン12は、退室者が連続して2人ある場合である。この場合、実施例では、屋内のみが検知状態となってから(時刻t47)、退室者のリセット条件が成立する時刻t48まで補助の検知回数に応じて退室者が計数される。一方、比較例では、退室者の計数は行われない。
パターン13は、入室者が連続して2人ある場合である。この場合、実施例では、屋外のみが検知状態になった後(時刻t49)、屋外が非検知状態になってから(時刻t50)少なくとも所定時間T1が経過するまで入室識別情報が保持され、その間に補助が検知状態になると、リセット条件が満足されるまで補助の検知回数(2回)に応じて入室者が計数される。そして、全センサが非検知状態になる時刻t51においてリセット条件が満足されると計数を停止する。一方、比較例では、先行の入室者については計数するが、後続の入室者については計数されない。
パターン14は、入室者と退室者が1人ずつある場合である。この場合、実施例では、入室者及び退室者がそれぞれ「1」と計数されるが、比較例では、退室者が「1」と計数される一方、入室者は計数されない。
なお、本実施形態3では、入室識別情報のリセット条件として、屋内側センサ28、屋外側センサ30及び補助センサ34の何れもが非検知状態になったこととしたが、これに限られるものではない。例えば、実施形態2と同様に、入室識別情報が保持された状態で補助センサ34が検知状態になった後、補助センサ34が非検知状態になってから所定時間を経過したときにリセット条件が成立するようにしてもよい。その他の構成、作用及び効果はその説明を省略するが前記実施形態1と同様である。
《実施形態4》
本発明の実施形態4は、計数制御装置45が信頼性判定手段(図示省略)を備えるようにしたものである。屋内側センサ28及び屋外側センサ30は、実施形態1と同様に、それぞれエリアセンサによって構成されている。尚、ここでは、実施形態1と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
信頼性判定手段は、入室者及び退室者を計数する毎にその計数の信頼度を設定する制御を行うものである。具体的には、信頼性判定手段は、補助センサ34が検知状態になっている場合の前後所定時間における屋内側センサ28及び屋外側センサ30の検知状況に基づいて、計数の信頼度を設定するように構成されている。なお、前記所定時間は、例えば屋内側センサ28及び屋外側センサ30の検知エリア29,31の大きさと、想定する入退室者の歩行速度とに基づいて適宜設定される。
例えば、図9(a)(b)(c)に示すように、退室者が連続して3人ある場合の各計数の信頼度の設定について説明する。この例では、屋内側センサ28が先に検知してリセット条件が成立するまでに補助センサ34は3回検知状態になる。
補助センサ34の1回目の検知については、図9(a)に示すように、補助センサ34が検知状態になる時刻の所定時間T3前の時刻t61には、屋内側センサ28が検知状態で且つ屋外側センサ30が非検知状態であるので、補助センサ34の1回目の検知は、屋内側検知エリア29から通行検知エリア35へ移動した通行人を検知していると判断できる。したがって、補助センサ34が非検知状態になったときから所定時間T3後の時刻t62には、屋内側センサ28及び屋外側センサ30の双方が検知状態になっているが、通行者が室内側から出入口12を通過して室外へ出た蓋然性が高いと判断でき、この計数に対しては高い信頼度が設定される。
補助センサ34の2回目の検知については、図9(b)に示すように、補助センサ34が検知状態になる時刻の所定時間T3前の時刻t63には、屋内側センサ28が検知状態で且つ屋外側センサ30が非検知状態であり、しかも補助センサ34が非検知状態になったときから所定時間T3後の時刻t64には、屋内側センサ28は非検知状態となっている。このため、通行者が室内側から出入口12を通過して室外へ出た蓋然性が高いと判断でき、この計数に対しては高い信頼度が設定される。
補助センサ34の3回目の検知については、図9(c)に示すように、補助センサ34が検知状態になる時刻の所定時間T3前の時刻t65には、屋内側センサ28及び屋外側センサ30が検知状態になっているが、補助センサ34が非検知状態になったときから所定時間T3後の時刻t66には、屋内側センサ28は非検知状態となっている。このため、通行者が室内側から出入口を通過して室外へ出た蓋然性が高いと判断でき、この計数に対しては高い信頼度が設定される。
また、別の例について図10に示す。この例では、補助センサ34が3回検知状態になる点は前記の例と同様であるが、屋内側センサ28及び屋外側センサ30の検知状況が前記の例と異なっている。補助センサ34の3回目の検知に注目すると、補助センサ43が検知状態になる時刻の所定時間T3前の時刻t71には、屋内側センサ28及び屋外側センサ30の双方が検知状態になっており、しかも補助センサ34が非検知状態になったときから所定時間T3後の時刻t72にも屋内側センサ28及び屋外側センサ30の双方が検知状態になっている。このため、補助センサ34のこの3回目の検知については、入室者か退室者かの判定が困難となるので、この計数に対しては信頼性が低いと設定される。なお、この場合は、入室識別情報が保持されているか、退室識別情報が保持されているかによって入室者又は退室者が識別される。
続いて、本実施形態に係る自動ドア10の制御動作について図11を参照しながら説明する。本自動ドア10では、屋外側センサ30がまず検知状態になった場合には、ステップST11〜ステップST13を実施形態1におけるステップST1〜ステップST3(図3参照)と同様に実行する。そして、ステップST13において入室者を計数した後、ステップST14においてその計数に対し、計数の信頼度が設定される。そして、入室者のリセット条件が成立するまでステップST12〜ステップST15を繰り返し実行する。したがって、入室者が計数されるたび毎に各計数に対して信頼度が設定される。
一方、屋内側センサ28が先に検知状態になった場合には、実施形態1におけるステップST5〜ステップST7と同様に、ステップST16〜ステップST18を実行する。そして、ステップST18において退室者を計数した後、ステップST19においてその計数に対し、計数の信頼度が設定される。そして、退室者のリセット条件が成立するまでステップST17〜ステップST20を繰り返し実行する。したがって、退室者が計数されるたび毎に各計数に対して信頼度が設定される。
したがって、本実施形態4によれば、計数された入室者及び退室者について、各計数毎に信頼性を確認することができる。この結果、信頼性の高いデータと信頼性の低いデータとに分けて計数することができるので、入退室者数を計数できるばかりでなく、その信頼性を確認することができる。
なお、その他の構成、作用及び効果はその説明を省略するが前記実施形態1と同様である。
本発明の実施形態1に係る自動ドアの構成を示す概略図である。 前記自動ドアの制御系統の構成を示すブロック図である。 前記自動ドアの制御動作を示すフローチャートである。 (a)前記自動ドアの各センサの検知状況の一例を示すタイムチャートであり、(b)(a)の検知状況における入退室者のカウント数を比較例とともに示す図である。 本発明の実施形態2に係る自動ドアを示す図1相当図である。 本発明の実施形態2に係る自動ドアの場合の図4相当図である。 本発明の実施形態3に係る自動ドアを示す図1相当図である。 本発明の実施形態3に係る自動ドアの場合の図4相当図である。 本発明の実施形態4に係る自動ドアにおける一検知例での信頼度設定を説明するための説明図である。 本発明の実施形態4に係る自動ドアにおける別の検知例での信頼度設定を説明するための説明図である。 本発明の実施形態4に係る自動ドアの制御動作を示すフローチャートである。
符号の説明
12 出入口(開口部の一例)
14 ドア
24 入退室者計数装置
28 屋内側センサ
29 屋内側検知エリア(検知エリア)
30 屋外側センサ
31 屋外側検知エリア(検知エリア)
34 補助センサ(通行検出センサの一例)
35 通行検知エリア(検知エリア)
49 識別手段
51 計数手段

Claims (7)

  1. 開口部を含む検知エリアを有する通行検出センサの検知と、前記検知エリアの屋内側の人又は物体を検知する屋内側センサの検知と、前記検知エリアの屋外側の人又は物体を検知する屋外側センサの検知とに基づいて、前記開口部を通行する人数を入室者又は退室者として計数する計数装置であって、
    前記通行検出センサが非検知状態の場合に、前記屋内側センサが非検知状態で且つ前記屋外側センサが検知状態となったときに入室とする一方、前記通行検出センサが非検知状態の場合に、前記屋外側センサが非検知状態で且つ前記屋内側センサが検知状態となったときに退室とする識別手段と、
    前記入室とされてから所定のリセット条件が満足されるまでの間に前記通行検出センサの検知に対応して入室者を計数する一方、前記退室とされてから所定のリセット条件が満足されるまでの間に前記通行検出センサの検知に対応して退室者を計数する計数手段とを備えている入退室者計数装置。
  2. 前記屋内側センサ及び前記屋外側センサの少なくとも一方は、その検知エリア内の人又は物体を検知することで検知状態となるエリアセンサによって構成されている請求項1に記載の入退室者計数装置。
  3. 前記屋内側センサは、その検知エリア内の人又は物体を検知することで検知状態となるエリアセンサによって構成されており、
    前記退室とされた後に、前記屋内側センサ及び前記通行検出センサの双方が非検知状態となったときに前記リセット条件が満足される請求項2に記載の入退室者計数装置。
  4. 前記屋外側センサは、その検知エリア内の人又は物体を検知することで検知状態となるエリアセンサによって構成されており、
    前記入室とされた後に、前記屋外側センサ及び前記通行検出センサの双方が非検知状態となったときに前記リセット条件が満足される請求項2に記載の入退室者計数装置。
  5. 前記屋内側センサ及び前記屋外側センサの少なくとも一方は、人がセンサ部に触れることで検知状態となるタッチセンサによって構成されている請求項1に記載の入退室者計数装置。
  6. 前記通行検出センサが検知状態になる前後の所定時間内における前記屋内側センサ及び屋外側センサの検知状況によって、計数毎の信頼度を設定する信頼性判定手段が設けられている請求項1から5の何れか1項に記載の入退室者計数装置。
  7. 前記開口部を含む検知エリアを有する通行検出センサと、
    前記検知エリアの屋内側の人又は物体を検知する屋内側センサと、
    前記検知エリアの屋外側の人又は物体を検知する屋外側センサと、
    ドアの開閉制御を行う自動ドア制御装置と、
    請求項1から6の何れか1項に記載の入退室者計数装置とを備えている自動ドア。
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