JP2006171811A - 論理検証制御装置及び論理検証方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 パイプライン処理の動作検証及び複数回路の同時動作検証を可能にする論理検証制御装置及び論理検証方法、並びに、コンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【解決手段】 論理回路と、当該論理回路の動作検証を行う論理検証装置とに接続される論理検証制御装置であって、論理検証装置から、論理回路への動作要求と論理検証装置を識別するID情報を受信する受信手段と、前記受信手段で受信したID情報を保持する保持手段と、前記受信手段で受信した動作要求を論理回路へ送信し、動作要求に対する応答を送出する送出手段と、前記送出手段で順次送出される応答を、前記保持手段より前記取り出されるID情報によって特定される論理検証装置へ送信する送信手段とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 論理回路と、当該論理回路の動作検証を行う論理検証装置とに接続される論理検証制御装置であって、論理検証装置から、論理回路への動作要求と論理検証装置を識別するID情報を受信する受信手段と、前記受信手段で受信したID情報を保持する保持手段と、前記受信手段で受信した動作要求を論理回路へ送信し、動作要求に対する応答を送出する送出手段と、前記送出手段で順次送出される応答を、前記保持手段より前記取り出されるID情報によって特定される論理検証装置へ送信する送信手段とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は論理回路の論理検証を行う技術に関する。
従来より、論理回路に対して所定のタイミングで所定の信号パターンを入力し、その応答出力を観察することにより論理回路の動作を検証する方法が知られている(特許文献1)。ここで、同一の論理回路について複数の検証主体が動作検証を行う場合において、従来の構成で採られていた処理を図5を参照して説明する。図5は、従来の論理検証システムの構成を示すブロック図である。
図5において501、502は、論理回路に対して所定のデータ読み出し要求信号を出力し、論理回路からの応答信号を入力して、論理回路の単体回路ブロックの動作を検証する論理検証装置であり、それぞれ論理検証装置A、論理検証装置B(以下、まとめて論理検証装置501,502と呼ぶ)と呼ぶ。論理検証装置A501、論理検証装置B502は、それぞれ論理回路のアドレス情報、データ読み出し要求信号等を出力するパターン発生部A503、パターン発生部B504(以下、まとめてパターン発生部503,504と呼ぶ)と、論理回路が出力するの応答信号を入力するデータ受信部A505、データ受信部B506(以下、まとめてデータ受信部505,506と呼ぶ)を備えている。
507は、パターン発生部503,504より出力されるデータ読み出し要求信号を入力すると、後述する回路動作模擬装置508が出力するアクセスの可否を示す情報を参照し、その情報に基づいてアクセス許可に関する情報をパターン発生部503,504へ出力する、調停装置である。また、510、511は、論理検証装置501,502がその動作を検証する対象である、検証対象論理回路であり、それぞれ検証対象論理回路A510、検証対象論理回路B511(以下、まとめて検証対象論理回路510,511と呼ぶ)と呼ぶ。
508は回路動作模擬装置であり、パターン発生部503,504より出力されるデータ読み出し要求信号とアドレス情報を入力し、検証対象論理回路510,511のアドレス情報により指定されたブロックに対して、入力されたデータ読み出し要求信号を転送する。そして、検証対象論理回路510,511から出力される応答信号を入力し、データ受信部505,506へ転送する。また、データ読み出し要求信号の入力が開始してから応答信号の転送を終了するまで、調停装置507へアクセス不可を示す信号を出力する。データ読み出し要求信号や応答信号の入出力がない場合はアクセス可を示す信号を調停装置507へ出力する。
509は、回路動作模擬装置508と検証対象論理回路510,511とを接続するバスであり、データ読み出し要求信号や応答信号を搬送する。
このような構成において、論理検証装置A501が動作検証作業を開始した後、論理検証装置B502が動作検証作業を行う場合、従来の検証処理は以下のように行われていた。即ち、まず、パターン発生部A503が調停装置507へデータ読み出し要求信号を送信する。調停装置507は、データ読み出し要求信号を受信した際、回路動作摸擬装置508からアクセス可を示す信号が送信されていることを確認し、アクセス許可を示す信号をパターン発生部A503に送信する。
アクセス許可示す信号を受信したパターン発生部A503は、回路動作摸擬装置508に対してアドレス情報を送信し、続けてデータ読み出し要求信号を送信する。そして、データ受信部A505をデータ受信が可能なように制御する。
回路動作摸擬装置508はパターン発生部A503からアドレス情報を受信すると、調停装置507へアクセス不可を示す信号を送信する。そして、パターン発生部A503より送信されたデータ読み出し要求信号を、アドレス情報により指定された検証対象論理回路510,511のブロックへ転送する。検証対象論理回路510,511から応答信号が入力されたら、これをデータ受信部A505へ転送する。データ読み出し要求信号の入力が終了し、且つ、応答信号の転送が終了したら、調停装置507へアクセス可を示す信号を送信する。
ここで、パターン発生部B504が調停装置507へアクセス要求を送信した場合を考える。調停装置507は、回路動作模擬装置508から入力されるアクセスの可否を示す信号に基づいてパターン発生部B504のアクセス許可を決定する。即ち、回路動作模擬装置508よりアクセス不可を示す信号が入力されている場合は、パターン発生部B504へアクセスを許可しないことを示す信号を送信する。アクセス可を示す信号が入力されている場合は、パターン発生部B504へアクセス許可を示す信号を送信する。パターン発生部B504がアクセス許可を受信すると、論理検証装置A501の検証処理と同様の手順で論理検証装置B502は検証処理を実行する。
このような構成を取ることで、論理検証装置A501の動作検証処理が終了した後、論理検証装置B502の動作検証処理を行うといった、排他制御を行うことが可能である。
特開2003−157182号公報
このような構成を取ることで、論理検証装置A501の動作検証処理が終了した後、論理検証装置B502の動作検証処理を行うといった、排他制御を行うことが可能である。
しかしながら、上記従来の技術では、複数の論理検証装置が同一の回路動作模擬装置を経由して論理回路の動作検証を行う場合、ある論理検証装置が動作検証を開始すると、他の論理検証装置はその論理検証が終了するまで動作検証を開始することができなかった。このため、従来の構成では、精度の高い動作検証を行うことができなかった。また、検証可能な検証パターンに対して重大な制限を与えてしまっていた。
例えば、データ読み出し要求信号を出力する処理と、論理回路の応答信号を入力する処理とを並列的に行うような、パイプライン処理の動作検証を行うことができなかった。また、単一の回路動作模擬装置を用いた場合、検証対象の論理回路が複数存在するような状況において、複数の論理回路を同時に動作検証することができなかった。
本発明は上記問題に鑑みなされたものであり、パイプライン処理の動作検証及び複数回路の同時動作検証を可能にする論理検証制御装置及び論理検証方法、並びに、コンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、例えば本発明による論理検証制御装置は以下の構成を備える。即ち、
論理回路と、当該論理回路の動作検証を行う論理検証装置とに接続される論理検証制御装置であって、
論理検証装置から、論理回路への動作要求と論理検証装置を識別するID情報を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信したID情報を保持する保持手段と、
前記受信手段で受信した動作要求を論理回路へ送信し、動作要求に対する応答を送出する送出手段と、
前記送出手段で順次送出される応答を、前記保持手段より前記取り出されるID情報によって特定される論理検証装置へ送信する送信手段とを備える。
論理回路と、当該論理回路の動作検証を行う論理検証装置とに接続される論理検証制御装置であって、
論理検証装置から、論理回路への動作要求と論理検証装置を識別するID情報を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信したID情報を保持する保持手段と、
前記受信手段で受信した動作要求を論理回路へ送信し、動作要求に対する応答を送出する送出手段と、
前記送出手段で順次送出される応答を、前記保持手段より前記取り出されるID情報によって特定される論理検証装置へ送信する送信手段とを備える。
本発明によれば、パイプライン処理の動作検証及び複数回路の同時動作検証を可能にする論理検証制御装置及び論理検証方法、並びに、コンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供することができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<第1実施形態>
まず、図1を参照して本発明に係る実施形態の基本構成を説明する。図1は、本実施形態の構成を示すブロック図である。
まず、図1を参照して本発明に係る実施形態の基本構成を説明する。図1は、本実施形態の構成を示すブロック図である。
図1において101、102は、論理回路に対して所定のデータ読み出し要求信号を出力し、論理回路からの応答信号を入力して、論理回路の単体回路ブロックの動作を検証する論理検証装置であり、それぞれ論理検証装置A、論理検証装置B(以下、まとめて論理検証装置101,102と呼ぶ)と呼ぶ。論理検証装置A101、論理検証装置B102は、それぞれ、パターン発生部A103、パターン発生部B104(以下、まとめてパターン発生部103,104と呼ぶ)とデータ受信部A105、データ受信部B106(以下、まとめてデータ受信部105,106と呼ぶ)を備えている。
パターン発生部103,104は、論理回路のアドレス情報、データ読み出し要求信号、論理検証装置101,102を識別するID情報等を出力する。データ受信部105,106は、後述する受信装置108へ応答信号の読み出し要求信号と論理検証装置101,102を識別するID情報等を出力し、論理回路の応答信号を入力する。
107は、パターン発生部103,104より出力されるアドレス情報、データ読み出し要求信号、ID情報等を入力し、アドレス情報やデータ読み出し要求信号を後述する回路動作模擬装置110へ転送したり、ID情報を後述するID記憶装置109へ出力する、送信装置である。
109は、論理検証装置101,102を識別するID情報を記憶するID記憶装置である。ID記憶装置109の記憶方式は所定の構成を取ることができるが、本実施形態ではFIFO(First−In First−Out)で記憶制御するものとする。
112、113は、論理検証装置101,102がその動作を検証する対象である、検証対象論理回路であり、それぞれ検証対象論理回路A112、検証対象論理回路B113(以下、まとめて検証対象論理回路112,113と呼ぶ)と呼ぶ。検証対象論理回路A112と検証対象論理回路B113は、物理的に同一のものでも別のものでも構わないが、本実施形態では説明の便宜上、物理的に分離しており、且つ、論理検証装置A101が検証対象論理回路A112の動作検証を行い、論理検証装置B102が検証対象論理回路B113の動作検証を行うものとする。
110は、送信装置107を経由してパターン発生部103,104より出力されるデータ読み出し要求信号とアドレス情報を入力し、検証対象論理回路112,113のアドレス情報により指定されたブロックに対して、入力されたデータ読み出し要求信号を転送する回路動作模擬装置である。回路動作模擬装置110は、検証対象論理回路112,113から出力される応答信号を入力し、後述する受信装置108へ転送する。
111は、回路動作模擬装置110と検証対象論理回路112,113とを接続するバスであり、データ読み出し要求信号や応答信号を搬送する。108は、回路動作摸擬装置110を経由して検証対象論理回路112,113より出力される応答信号を受信する受信装置であり、ID記憶装置109に格納されているID情報によって識別される論理検証装置101,102のデータ受信部へ転送する。
このような構成において、論理検証装置A101は、検証対象論理回路Aの動作検証処理を続けて2回行い、論理検証装置B102は、検証対象論理回路Bの動作検証処理を、論理検証装置A101が1回目の動作検証処理を開始した直後に開始する場合を例にとって、上記構成の動作を説明する。図6に、検証対象論理回路112,113の処理内容を模式的に示す。
まず、データ受信部A105は、受信装置108に対して読み出し要求を、論理検証装置A101を示すID情報「ID−A」と共に送信する。そして、パターン発生部A103は、送信装置107に対して論理回路のアドレス情報「ADDR1」とID情報「ID−A」と共にデータ読み出し要求信号を送信する。
送信装置107は受信したID情報「ID−A」についてID記憶装置109へ書き込み要求を送信し、アドレス情報「ADDR1」とデータ読み出し要求信号を回路動作模擬装置110へ転送する。ID記憶装置109は、記憶領域No.1に「ID−A」を書き込む。回路動作模擬装置110は、検証対象論理回路A112に対してバス111を経由してデータ読み出し要求信号を検証対象論理回路A112のアドレス情報「ADDR1」で指定されたブロックへ送信する。
次に、データ受信部B106は、受信装置108に対して読み出し要求を論理検証装置B102を示すID情報「ID−B」と共に送信する。そして、パターン発生部B104はアドレス情報「ADDR2」とID情報「ID−B」と共にデータ読み出し要求信号を送信装置107に送信する。
送信装置107はID情報「ID−B」についてID記憶装置109へ書き込み要求を送信し、回路動作模擬装置110へアドレス情報「ADDR2」とデータ読み出し要求信号を転送する。ID記憶装置109は、記憶領域No.2に「ID−B」を書き込む。回路動作模擬装置110は、検証対象論理回路B113に対してバス111を経由してデータ読み出し要求信号を検証対象論理回路B113のアドレス情報「ADDR2」で指定されたブロックへ送信する。
そして、さらに論理検証装置Aがアドレス情報「ADDR3」の読み出し要求を同様の手順で行う。
この時のID記憶装置109は、図2のように「ID−A」が1番目と3番目(No.1と3)に、「ID−B」が2番目(No.2)に記録されている状態になっている。
以上のように、送信装置107はデータ読み出し要求信号を受信した順に要求元の論理検証装置を識別するID情報をID記憶装置109に登録し、読み出し要求を受信した順にアドレスと読み出し要求信号を回路動作模擬装置110へ転送する。さらにID記憶装置109において登録されたID情報を回路動作模擬装置110において管理させるべく回路動作模擬装置110へ転送する。このため、検証対象論理回路A112がアドレス情報「ADDR1」のデータ読み出し要求信号に対する応答信号を送信する前に、検証対象論理回路B113はアドレス情報「ADDR2」のデータ読み出し要求信号を受け付けることが可能となる。
回路動作模擬装置110は、検証対象論理回路A112からアドレス情報「ADDR1」の応答信号を受け取ると、受信装置108へその応答信号を対応するID情報とともに転送する。同時に、回路動作模擬装置110は、対応するID情報(例えば、図2のNo.1の情報)を削除し、ID情報を更新する要求をID記憶装置109に対して行う。受信したID情報が「ID−A」であった場合、受信装置108は、データ受信部A105に対して受信した応答信号を転送する。
尚、ID記憶装置109は、FIFO方式で構成されているので、No.1の「ID−A」を削除した後、ID記憶装置109は、図3のようにID−Bが1番目に、ID−Aが2番目に記録されている状態になる。
回路動作模擬装置110は、検証対象論理回路B113からアドレス情報「ADDR2」の応答信号を受け取ると、受信装置108へその応答信号を対応するID情報とともに転送する。同時に、回路動作模擬装置110は、対応するID情報(例えば、図3のNo.1の情報)を削除し、ID情報を更新する要求をID記憶装置109に対して行う。受信したID情報が「ID−B」であった場合、受信装置108は、データ受信部B106に対して受信した応答信号を転送する。
同様に、回路動作模擬装置110は、検証対象論理回路A112からアドレス情報「ADDR3」の応答信号を受け取ると、受信装置108へその応答信号を対応するID情報とともに転送する。同時に、回路動作模擬装置110は、ID記憶装置109に対してID情報を更新する要求をID記憶装置109に対して行う。ID記憶装置109はその要求に応じて、例えば、ID情報「ID−A」を削除し、更新する。そして、受信装置108は、データ受信部A105に対して受信した応答信号を転送する。
以上説明したように、本実施形態においては、ID情報を用いて論理検証装置を識別し読み出し要求と応答の順序を管理することによって、あるデータ読み出し要求信号に対する応答処理を行いつつ、別のデータ読み出し要求信号を受け付けることができる(図6)。
また、複数の論理検証装置が同一の回路動作模擬装置を利用して検証対象論理回路の動作検証を行う時に、1つの論理検証装置がデータ読み出し要求信号を送信してから応答信号を受信するまでの間も、別の論理検証装置からのデータ読み出し要求信号を受け付けることが可能である。更に、ID情報を送信する論理検証装置を複数組み合わせることで、複数の検証対象論理回路を同時動作させながら動作検証処理を行うことが可能である(図6)。
尚、本実施形態では2つの論理検証装置を接続した構成を示したが、所定の数の論理検証装置を接続可能に構成できることは明らかである。また、本実施形態では2つの検証対象論理回路を接続した構成を示したが、所定の数の検証対象論理回路を接続可能に構成できることは明らかである。
<第2実施形態>
第1実施形態で述べた構成は、論理検証装置がID情報を送信する必要があるため、論理検証装置の仕様が第1実施形態の構成に適合している必要があった。本実施形態では、ID情報を送信しない、従来の論理検証装置を用いた場合でもパイプライン処理等を可能にする構成について図4を参照して説明する。
第1実施形態で述べた構成は、論理検証装置がID情報を送信する必要があるため、論理検証装置の仕様が第1実施形態の構成に適合している必要があった。本実施形態では、ID情報を送信しない、従来の論理検証装置を用いた場合でもパイプライン処理等を可能にする構成について図4を参照して説明する。
図4において、401は固有のID情報を送信しない従来の論理検証装置Cであり、402のデータ送受信部Cを備える。403は、ID情報を送信しない従来の論理検証装置からのデータ読み出し要求に対して、その論理検証装置に対応する仮ID情報を生成し、仮ID情報とともにデータ読み出し要求信号を転送することで、従来の論理検証装置の論理回路検証を用いた場合でもパイプライン処理等を可能にする、仮IDデータ送受信装置である。ここで、データ送受信部C402は仮IDデータ送受信装置403に接続されているものとする。
404は仮ID情報を使用して要求された転送動作が同時に2つ以上発生しないように排他制御を行う仮ID調停装置である。仮ID調停装置404は、開放状態、及び、非開放状態の2つの状態を記憶する非図示のメモリを有している。
図4において、論理検証装置101,102、送信装置107、受信装置108、ID記憶装置109、回路動作模擬装置110、バス111、検証対象論理回路112,113等は図1と同様である。
このような構成において、論理検証装置C401が動作検証作業を行う場合の、上記構成の動作を説明する。
まず、データ送受信部C402は、データ読み出し要求信号をアドレス情報と共に仮IDデータ送受信装置403へ送信し、応答信号を受信するまで待機する。仮IDデータ送受信装置403は、データ読み出し要求信号を受信すると仮ID調停装置404へ読み出しの確保要求を送信し、仮ID調停装置404から許可が送信されるまで待機する。
仮ID調停装置404は、読み出しの確保要求の受信により、仮ID情報を付加された処理中の読み出し転送が存在しない場合(開放状態)はデータ送受信装置402へ読み出し許可を送信し、非開放状態へ遷移するように制御する。処理中の読み出し転送が存在する場合(非開放状態)は読み出し許可を送信しないように制御する。仮IDデータ送受信装置403より開放信号を受信した後は、仮IDデータ送受信装置403からの読み出し確保要求に対して、読み出し許可を送信する開放状態に遷移するように制御する。
仮IDデータ送受信装置403は、仮ID調停装置404から読み出し許可を受信すると、仮ID情報を生成し、読み出し要求に生成した仮ID情報を付加して受信装置108へ送信する。そして、データ送受信部C402より受信したデータ読み出し要求信号とアドレス情報に生成した仮ID情報を付加して送信装置107へ送信する。
これ以降の処理は、第1実施形態に述べた処理と同様の動作を行う。尚、受信装置108は、回路動作模擬装置110より転送された応答信号を受信したときに、ID記憶装置109より読み出されたID情報が仮ID情報の場合、受信した応答信号を仮IDデータ送受信装置403へ転送する。
仮IDデータ送受信装置403は、応答信号を受信装置108から受信すると、その応答信号をデータ送受信部C402へ転送し、仮ID調停装置404へ開放信号を送信する。仮ID調停装置404は、開放信号を受信すると、読み出し確保要求を受信したときに仮IDデータ送受信装置403へ読み出し許可を送信する開放状態へ遷移する。
以上説明したように、仮IDデータ送受信装置403、仮ID調停装置404を設けることで、ID情報を送信しない、従来の論理検証装置を用いた場合でもパイプライン処理等を可能にすることができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施形態例について詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様を取ることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
以上、本発明の実施形態例について詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様を取ることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。即ち、上記構成の一部又は全部をプログラムで実行するようにしてもよい。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の技術的範囲に含まれる。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含む。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。 また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
Claims (7)
- 論理回路と、当該論理回路の動作検証を行う論理検証装置とに接続される論理検証制御装置であって、
論理検証装置から、論理回路への動作要求と論理検証装置を識別するID情報を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信したID情報を保持する保持手段と、
前記受信手段で受信した動作要求を論理回路へ送信し、動作要求に対する応答を送出する送出手段と、
前記送出手段で順次送出される応答を、前記保持手段より前記取り出されるID情報によって特定される論理検証装置へ送信する送信手段とを備えることを特徴とする論理検証制御装置。 - ID情報を送信しない論理検証装置を接続する接続手段と、
前記接続手段を介して論理検証装置から論理回路への動作要求を受信した場合に、所定のID情報を生成し、該動作要求と生成したID情報を前記受信手段へ送る生成手段とを更に備え、
前記送信手段は、前記取り出されたID情報が前記所定のID情報であった場合には、前記接続手段に接続された論理検証装置へ応答を送信することを特徴とする請求項1に記載の論理検証制御装置。 - 論理回路と、当該論理回路の動作検証を行う論理検証装置と、該論理回路と該論理検証装置を接続した論理検証制御装置とを有する論理検証システムであって、
前記論理検証装置から、論理回路への動作要求と論理検証装置を識別するID情報を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信したID情報を保持する保持手段と、
前記受信手段で受信した動作要求を前記論理回路へ送信し、その応答を送出する送出手段と、
前記送出手段で順次送出される応答を、前記保持手段より前記取り出されるID情報によって特定される論理検証装置へ送信する送信手段とを備えることを特徴とする論理検証システム。 - 論理検証装置による論理回路の動作検証を行うための方法であって、
論理検証装置から、論理回路への動作要求と論理検証装置を識別するID情報を受信する受信工程と、
前記受信工程で受信したID情報を保持手段に保持する保持工程と、
前記受信工程で受信した動作要求を論理回路へ送信し、動作要求に対する応答を送出する送出工程と、
前記送出工程で順次送出される応答を、前記保持手段より前記取り出されるID情報によって特定される論理検証装置へ送信する送信工程とを備えることを特徴とする論理検証方法。 - ID情報を送信しない論理検証装置を接続する接続手段を介して論理検証装置から論理回路への動作要求を受信された場合に、所定のID情報を生成し、該動作要求と生成したID情報を前記受信工程へ送る生成工程とを更に備え、
前記送信工程は、前記取り出されたID情報が前記所定のID情報であった場合には、前記接続手段に接続された論理検証装置に応答を送信することを特徴とする請求項4に記載の論理検証方法。 - 請求項4又は5に記載の論理検証方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
- 請求項6に記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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