JP2006170951A - 磁気測定装置およびその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】試料の表面での磁気測定が可能な磁気測定装置およびその方法を提供する。
【解決手段】磁気測定装置は、磁石400を挟み込む磁性材料からなる第1挟持部110および第2挟持部120と、磁性材料からなり第1挟持部110と第2挟持部120とを連結する連結部130と、第1挟持部110に設けられる測定子140と、を有する。
【選択図】図12

Description

本発明は、磁気測定装置およびその方法に関する。
従来、試料表面における磁気測定技術として、測定子を試料表面に沿って移動しつつ磁気測定する方法が知られている。たとえば、特許文献1には、測定子として磁性探針を有し、磁性探針を試料表面に沿って移動する表面磁気検出装置が記載されている。
特開2001−354177号公報
しかしながら、試料として磁石を用い、磁石を評価するための磁気測定技術としては、磁石全体での磁力が主に測定の対象であり、磁石の表面における磁力分布(たとえば、磁束密度分布、磁界の強さの分布)の測定方法は明確に定まっているわけではない。
有限の大きさを持つ磁石では、一様に着磁した磁石であっても、磁石の角部の効果によって、中央部の磁力が弱く、中央部から角部(端縁部)に近づくにつれて磁力が極大値を持つといった分布を持つ。したがって、上記公報に記載の表面磁気検出装置のように、そのまま測定子を磁石表面に沿って移動して磁気測定しても、正確に磁石表面における着磁の一様性などの特性を評価することが難しい。また、上記の磁石の角部の効果により、測定子の位置ずれに応じて測定値が大きく変化してしまい、磁石の特性を評価することが困難となる場合もある。
本発明は、以上の問題を解決するためになされたものである。したがって、本発明の目的は、磁石など磁気を帯びた試料の角部の効果を低減した状態で、試料の表面での磁気測定が可能な磁気測定装置およびその方法を提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
本発明の磁気測定装置は、磁気を帯びた試料を挟み込み、磁性材料からなる第1および第2挟持部と、磁性材料からなり、前記第1挟持部と前記第2挟持部とを連結する連結部と、前記第1および第2挟持部のうち、少なくとも前記第1挟持部に設けられる磁気測定部と、を有することを特徴とする。
本発明の磁気測定方法は、磁性材料からなる連結部によって連結され磁性材料からなる第1および第2挟持部の間に、磁気を帯びた試料を挟み込む段階と、前記第1挟持部に設けられる磁気測定部により、磁気測定する段階と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、磁石など磁気を帯びた試料を第1および第2挟持部で挟み込み、連結部で第1挟持部と前記第2挟持部とを連結することによって磁気閉回路を構成し、試料の表面近傍での磁束を整流化した上で磁気測定するので、試料の角部の効果を低減した状態で、試料の表面での磁気測定が可能となる。したがって、一様に着磁されている磁石について磁気測定する場合には、磁石の中央部および角部とも一様な測定値が得られるので、正確に磁石表面における着磁の一様性などの特性を評価することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態の磁気測定装置の概要を示す斜視図であり、図2は、図1のII−II線に沿って切断した断面図である。本実施形態の磁気測定装置1は、試料である磁石の表面での磁気測定を実行する装置である。特に、本実施の形態の磁気測定装置では、磁石の表面近傍での磁束を整流化した上で磁気測定する。なお、ここで、「磁束の整流化」とは、磁束あるいは磁力線の方向を一方向に揃えることを意味する。
図1および図2に示されるとおり、磁気測定装置1は、装置本体100と、装置本体100に信号線300を通じて接続される演算部200とを備える。
装置本体100は、試料である磁石400を挟み込む第1挟持部110および第2挟持部120と、第1挟持部110と第2挟持部120とを連結する連結部130と、第1挟持部110に設けられた測定子(磁気測定部)140と、を有する。
第1挟持部110、第2挟持部120、および連結部130は、それぞれ磁性材料からなり、好ましくは、強磁性体材料からなる。たとえば、第1挟持部110、第2挟持部120、および連結部130は、鉄、コバルト、およびニッケルからなる群が選ばれた1又は複数の元素を含有する単独金属または合金で形成される。
なお、磁石400の装着時には、第1挟持部110、磁石400、および第2挟持部120は、この並び順で積層され、積層の軸方向に整列される。ここで、磁石400は、磁石400の一方の極(たとえば、S極)に対応する面が第1挟持部110に向かい、前記磁石400の他方の極(たとえば、N極)に対応する面が第2挟持部120に向かうように、第1挟持部110と第2挟持部120の間に装着される。
第1挟持部110および第2挟持部120の形状は、磁石400の形状に応じて適宜に決定される。特に、第1挟持部110および第2挟持部120において、磁石400に向かう面(以下、「磁石側端面」と称する)は、磁石400をはみ出すことなく包含可能な大きさであることが望ましい。特に、第2挟持部120の磁石側端面は、磁石400と同じ形状および大きさとすることが望ましい。
本実施の形態では、磁石400の断面形状が矩形をしており、第1挟持部110および第2挟持部120の磁石側端面も、矩形をしている。しかしながら、本実施の形態と異なり、磁石400の断面形状が円状であれば、第1挟持部110および第2挟持部120の磁石側端面も、円状とすることが望ましい。
第1挟持部110には、測定子140を装着するための凹部111が形成されている。凹部111は、第1挟持部110の磁石側端面、すなわち、磁石400に向かう面に形成される。凹部111は、測定子140の装着位置から第1挟持部の端縁に向かって延びた溝部であることが望ましい。凹部111の幅および深さは、測定子140が磁石側端面を超えて突出しないように測定子140の大きさに応じて設計される。
次に、連結部130について説明する。本実施の形態においては、連結部130は、コの字型に成形されたブロック形状をしている。連結部130の一端は、第1挟持部110に接続され、連結部130の他端は、第2挟持部120に接続される。具体的には、連結部130は、一端が第1挟持部110に接続されて、第1挟持部110の面方向に沿って伸延し、反対方向に屈曲されて、他端が第2挟持部120に接続される。この結果、磁石400、第2挟持部120、連結部130、および第1挟持部110の順に磁気的に連結され、再び磁石400に戻る磁気閉回路(磁束の閉回路)が形成される。
次に、測定子140について説明する。図3は、第1挟持部110を示す斜視図であり、第1挟持部110の凹部111に測定子140が装着された状態を示している。測定子140は、磁気センサーであり、たとえば、ホール素子である。測定子140は、図3に示されるとおり、凹部111内に設けられる。そして、測定子140は、凹部111内に接着材109で固定される。測定子140は、信号線300を介して演算部200へ接続されている。なお、測定子140は、凹部111の出来るだけ表面近くに埋め込み、接着材109で固定することが望ましい。
次に、演算部200について説明する。演算部200は、測定子140で検出された電圧信号を適宜に増幅し、変換することによって、磁界の強さH(単位:A/m)や磁束密度B(単位 T:テスラ、またはG:ガウス)などの測定値を算出する。算出された測定値は、適宜に記録されるとともに、表示される。演算部200は、いわゆる磁束密度計(ガウスメータおよびテスラメータと呼ばれる)または磁力計と同様の構成を有するので、詳しい説明を省略する。
以上のように構成される本実施の形態の磁気測定装置1は、以下のような作用を有する。
図4は、本実施の形態の磁気測定装置1の装置本体100に磁石400を装着したときの磁力線を模式的に示す図であり、図5は、磁気測定装置1に装着する前の磁石400における磁力線を模式的に示す図である。なお、磁力線は、磁界の力線である。具体的には、磁力線は、磁界Hの方向にある流線であり、磁束密度Bに対して同様に定義される磁束線に対応する。永久磁石の場合、磁石外では、磁力線および磁束線は、共にN極からS極へ向かうが、磁石内では、磁束線は、S極からN極へ向かって循環するのに対し、磁力線は、図4および図5に示されるとおり、N極からS極へ向かう。
図5に示されるとおり、磁石400単独では、磁石400の角部の効果により、磁力線の向きが揃っておらず、対応する磁束の向きも揃っていない。
一方、図4に示されるとおり、磁気測定装置1に磁石400を装着することによって、磁石400近傍における磁力線の向きが揃い、対応する磁束が整流化される。すなわち、磁石400を第1挟持部110および第2挟持部120によって挟み込む構成によって、磁束が挟持部側に導かれる。図4に示される場合では、磁束は、磁石400の表面に対して直交する方向に整流される。
そして、第1挟持部110の磁石側端面に測定子140が設けられているため、整流された磁束が測定子140を通過することとなる。このように、試料の磁石400を第1挟持部110および第2挟持部120で挟み込み、連結部130で第1挟持部110と第2挟持部120とを連結することによって磁気閉回路を構成し、磁石表面近傍での磁束を整流化した上で磁気測定するので、磁石400の角部の効果を低減した状態で、磁石表面での磁気測定が可能となる。したがって、一様に着磁されている磁石400を測定する場合には、磁石400の中央部および角部とも一様な測定値が得られるので、正確に磁石表面における着磁の一様性などの特性を評価することが可能となる。
以下に、本実施の形態の磁気測定装置1によって測定される磁石表面近傍の磁束密度を示す。また、比較のため、図6に示される比較例の磁気測定装置によって測定される磁石表面の磁束密度も示す。なお、図6に示される比較例では、測定子140´を磁石400の表面に沿って移動しつつ磁気測定がなされる。
図7は、一様に着磁された磁石400について、比較例の磁気測定装置によって測定される磁石表面の磁束密度を示している。縦軸は、磁束密度であり、横軸は、磁石表面に沿う測定子140の位置(センサー位置)を示している。一方、図8は、一様に着磁された磁石400について、本実施の形態の磁気測定装置1によって測定される磁石表面の磁束密度を示している。縦軸および横軸は、図7の場合と同様である。
図7に示されるように、比較例の場合には、磁石400の中央部の磁束密度が低く、中央部から角部(端縁部:図中に矢印で表示)に近づくにつれて、磁束密度が高くなり、極大値を持つ磁束密度分布が測定される。したがって、比較例の磁気測定装置では、磁石表面における着磁の一様性などの特性を正確に評価することが難しくなる。
一方、図8に示されるように、本実施の形態の磁気測定装置1によれば、磁石の中央部および角部とも一様な測定値が得られる。したがって、磁石表面における着磁の一様性などの特性を正確に評価することが可能となる。すなわち、本実施の形態の磁気測定装置1は、磁石の着磁状態の試験などに好適に適用することができる。また、本実施の形態の磁気測定装置1によれば、測定子140が固定されているので、比較例のように測定子を移動する構成と比べて、測定条件が安定し、測定の信頼性が増す。
以上のように、本実施の形態の磁気測定装置1によれば、以下の効果を奏する。
試料の磁石400を第1および第2挟持部120,120で挟み込み、連結部130で第1挟持部110と第2挟持部120とを連結することによって磁気閉回路を構成し、磁石400の表面近傍での磁束を整流化した上で磁気測定するので、磁石400の角部の効果を低減した状態で、磁石400の表面近傍での磁気測定が可能となる。したがって、たとえば、一様に着磁されている磁石400について磁気測定する場合には、磁石400の中央部および角部とも一様な測定値が得られるので、正確に磁石表面における着磁の一様性などの特性を評価することが可能となる。
また、第1挟持部110が、磁石400に向かう面に凹部111を有し、測定子140が凹部111内に設けられるので、測定子140を第1挟持部110の表面近傍に埋め込むことができる。したがって、磁石400の表面近傍での磁気測定が可能となり、測定の信頼性が増す。特に、測定子140を接着材109で固定するので、測定子140の位置ずれを防止でき、測定条件が安定する。
さらに、第1挟持部110および第2挟持部120と、連結部130とが、強磁性体材料からなるので、磁束の整流性が向上し、測定精度が高まる。また、装置を小型化できる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態の磁気測定装置について説明する。本実施の形態の磁気測定装置は、複数の測定子を有する。なお、複数の測定子を有すること、および複数の測定子が設けられる複数の凹部が第1挟持部に形成されていることを除いて、本実施の形態の磁気測定装置は、第1の実施の形態の磁気測定装置と同様である。したがって、第1の実施の形態と同様の構成については、繰り返しの説明を省略する。また、説明の簡便のため、第1の実施の形態と同様の部材には、同じ符号を用いて説明する。
図9は、本実施の形態の磁気測定装置1における第1挟持部110を示す斜視図である。図9に示されるように、第1挟持部110には、複数の凹部111a〜111iが形成されている。各凹部111a〜111iは、図9に示されるように、測定子が装着される穴部と、この穴部から第1挟持部110の端縁に向かって延びた溝部とを有していることが望ましい。図9に示される例では、合計9個の凹部が行列状に配列されているが、凹部111a〜111iの数および配列は、磁石400の表面上における測定を希望する位置に応じて適宜に決定することができる。
各凹部111a〜111i内には、それぞれ測定子140a〜140iが設けられる。なお、各測定子140a〜140iは、上述した第1の実施の形態における測定子140と同様である。各測定子140a〜140iは、各凹部111a〜111i内に接着材(図中では省略)で固定される。各測定子140a〜140iには、それぞれ信号線300a〜300iの一端が接続される。各信号線300a〜300iは、各凹部111a〜111iの溝部に案内されて、最終的に、演算部200に接続される。
以上のように、構成される第1挟持部110を用いて磁石表面の磁気測定が実行される。この結果、一度の測定によって、磁石表面の複数点において測定が可能である。たとえば、一度の測定によって、磁石表面の磁束密度の面内分布や磁界の強さの面内分布が得られる。
本実施の形態の磁気測定装置1によれば、上記第1の実施の形態における効果に加えて、以下の効果を奏する。
何らの移動機構を用いることなく、一度に磁石表面の複数点において測定が可能となり、磁石表面の磁束密度や磁界の強さの面内分布が得られる。しかも、第1の実施の形態と同様に、第1挟持部110および第2挟持部120を用いた磁気閉回路の効果によって、磁石400の近傍の磁束を導き、整流した状態で磁束密度や磁界の強さの面内分布が測定できるので、たとえば磁石表面における着磁の一様性などを正確に評価することができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態の磁気測定装置について説明する。本実施の形態の磁気測定装置においては、連結部は、第1挟持部と第2挟持部とを複数箇所で連結する複数の連結部材を含む。具体的には、2個の連結部材が設けられる。また、本実施の形態の磁気測定装置は、試料である磁石を測定子に対して並進移動する移動治具が設けられている。
図10は、本実施の形態の磁気測定装置の概要を示す斜視図であり、図11は、図10の磁気測定装置の分解斜視図である。また、図12は、図10のVII−VII線に沿って切断した断面図である。なお、演算部200については、第1の実施の形態の場合と同様であるので表示を省略した。また、説明の簡便のため、第1の実施の形態と同様の部材には、同じ符号を用いて説明する。
本実施の磁気測定装置1の装置本体100は、試料である磁石400を挟み込む第1挟持部110および第2挟持部120を有する。
第1挟持部110は、磁石400側に設けられる第1磁石側挟持部材112と、第1磁石側挟持部材112の磁石側端面の反対側の面に連結されたベース部材113とから構成されている。
第1磁石側挟持部材112には、測定子140を装着するための凹部111が形成されている。凹部111は、第1磁石側挟持部材112の磁石側端面、すなわち、磁石400に向かう面に形成される。凹部111は、測定子140の装着位置から第1挟持部の端縁に向かって延びた溝部であることが望ましい。凹部111の幅および深さは、測定子140が磁石側端面を超えて突出しないように測定子140の大きさに応じて設計される。
一方、第2挟持部120は、図11および図12に示されるとおり、磁石400側に設けられる第2磁石側挟持部122と、第2磁石側挟持部材122の磁石側端面の反対側の面に磁気的に結合する上板123とから構成されている。第2磁石側挟持部材122と上板123とは、物理的には分離されており、第2磁石側挟持部材122は、上板123に摺動可能に接触することが望ましい。
なお、第2挟持部の磁石側端面、すなわち、第2磁石側挟持部材122の磁石側端面は、磁石400をはみ出すことなく包含可能な大きさであることが望ましく、さらに、磁束の整流化の観点からは、磁石400と同じ形状および大きさとすることが望ましい。第1磁石側挟持部112は、後述するように、磁石400の並進移動に対応して、第2磁石側挟持部122よりも大きく形成されているので、本実施の形態では、第1磁石側挟持部112と第2磁石側挟持部122とは、大きさが異なる。
次に、連結部130について説明する。本実施の形態の連結部130は、第1挟持部110と第2挟持部120とを複数箇所で連結する複数の連結部131a,131bを含む。具体的には、連結部130は、2個の第1連結部材131aと第2連結部材131bを含む。第1連結部材131aは、上板123の一側からベース部材113に伸延し、上板123とベース部材113とを磁気的に連結する。同様に第2連結部材131bは、上板123の他側からベース部材113に伸延し、上板123とベース部材113とを磁気的に連結する。複数の連結部材131a,131bは、対称な位置に設けられることが望ましい。
上板123は、第1連結部材131aおよび第2連結部材131bに着脱自在に取り付けることができる。なお、上板123を第1連結部材131aおよび第2連結部材131b取り付けた状態で、図12に示されるとおり、上板123と第2磁石側挟持部材122とが隣接するように、取り付け位置が設定されていることが望ましい。
次に、磁石400を測定子140に対して並進移動する移動機構について説明する。
本実施の形態では、図10〜図12に示されるとおり、磁石400を測定子140に対して並進移動する移動治具150が設けられている。移動治具150は、磁石400を測定子140に対して並進移動する移動機構である。
移動治具150は、好ましくは、磁石400および第2磁石側挟持部材122を側方(図12の左右方向)から把持するものである。そして、図示していないスライダーなど駆動機構を移動治具150に接続することによって、磁石400を並進移動することができる。この場合には、磁石と第1磁石側挟持部材112との間に移動治具を設ける必要がなくなり、磁石400と測定子140との間の距離を短くし、測定精度を高めることが可能となる。ここで、移動治具150は、磁界へ与える影響を少なくする見地から、アルミニウム、銅、および樹脂などの非磁性体材料で作製されていることが望ましい。
以上のように構成される本実施の形態の磁気測定装置1は、以下のような作用を有する。
第1連結部材131aおよび第2連結部材131bは、第1挟持部110と第2挟持部120とを複数箇所で連結する。この結果、磁石400、第2磁石側挟持部122、上板123、第1連結部材131a、ベース部材113、および第1磁石側挟持部112の順に磁気的に連結され、再び磁石400に戻る第1磁気閉回路と、第2磁石側挟持部122、上板123、第2連結部材131b、ベース部材113、および第1磁石側挟持部112の順に磁気的に連結され、再び磁石400に戻る第2磁気閉回路と、が形成される。したがって、1つの連結部材を用いて第1挟持部110と第2挟持部120とを連結する場合と比べて、全体として、磁路、すなわち、磁束の通る面積が増加する。
また、磁石400を測定子140に対して並進移動する移動治具150が設けられているので、磁石400を測定子140に対して移動させ、磁気測定することによって、磁石表面の複数点において測定が可能である。たとえば、磁石表面の磁束密度の面内分布が得られる。
以上のように、本実施の形態の磁気測定装置1によれば、上記第1の実施の形態における効果に加えて、以下の効果を奏する。
装置本体100中における磁束が通る面積を大きくできるので、磁束の整流性が向上し、測定精度が増す。また、装置本体100を小型化することができる。
また、磁石400を第1挟持部110上で並進移動することができるので、一台の装置および一個の測定子により複数点の測定が可能となる。したがって、信号線300などの配線を簡略化することができる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態の磁気測定装置について説明する。本実施の形態の磁気測定装置においては、連結部は、4個の連結部材を含み、磁石を取り囲むように第2挟持部の端縁全域に設けられる。
図13は、本実施の形態の磁気測定装置の概要を示す斜視図であり、図14は、図13の磁気測定装置の分解斜視図である。なお、連結部材が端縁全体に設けられている点を除いて、本実施の形態の磁気測定装置は、第3の実施の形態の磁気測定装置と同様である。したがって、第3の実施の形態と同様の構成については、繰り返しの説明を省略する。また、説明の簡便のため、第3の実施の形態と同様の部材には、同じ符号を用いて説明する。
本実施の形態の連結部130は、第1挟持部110と第2挟持部120とを複数箇所で連結する複数の連結部131a,131b,131c,131d(第1〜第4連結部材)を含む。各連結部材131a〜131dは、磁石400を取り囲むように、第2挟持部120の上板123の端縁全体に沿って設けられる。すなわち、上板123の4辺に沿って夫々において各連結部材131a〜131dが配置される。各連結部材131a〜131dは、第2挟持部120の上板123の端縁から第1挟持部のベース部材113に伸延し、上板123とベース部材113とを磁気的に連結する。
なお、磁石400の搬入搬出のためには、上板123と第1〜第4連結部材131a〜131dとは着脱自在に取り付けられることが望ましい。なお、上板123を第1〜第4連結部材131a〜131dに取り付けた状態で、上板123と第2磁石側挟持部材122とが隣接するように、取り付け位置が設定されていることが望ましい。この点は、第3の実施の形態と同様である。
以上のように、連結部130が、磁石400を取り囲むように第2挟持部120の端縁全域に設けられ、第1挟持部110へ伸延して、第1挟持部110と第2挟持部120とを連結することによって、磁路、すなわち、磁束の通る面積をさらに大きくすることができる。したがって、より安定して測定が可能となる。
以上のように、本実施の形態の磁気測定装置1によれば、上記第1の実施の形態における効果に加えて、以下の効果を奏する。
第2挟持部の端縁全域に連結部130を設けるので、装置本体100中における磁束が通る面積を最大化できる。また、磁石400を第1挟持部110上で並進移動することができるので、一台の装置により複数点の測定が可能となる。
以上のように、第1〜第4の実施の形態を例示して、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は、これらの場合に限られず、当業者によって、種々の省略、追加、変形が可能であることはもちろんである。
たとえば、上記の例では、試料として磁石400を用いる場合を説明した。本発明は、磁石400、特に、一様に着磁された磁石400の評価に好適に用いられるが、本発明は、この場合に限られず、磁気を帯び試料についての磁気測定に応用することができる。この場合も、磁性材料からなる連結部によって連結され磁性材料からなる第1および第2挟持部の間に、磁気を帯びた試料を挟み込む段階と、第1挟持部に設けられる磁気測定部により、磁気測定する段階と、を通じて、磁気測定するされる。
また、上記の例では、磁気測定部である測定子140として、半導体の電流磁気効果を利用したホール素子を採用し、磁束密度や磁界の強さを測定する場合を説明した。測定子140の小型化の見地からは、ホール素子を採用することが望ましいが、本発明は、この場合に限られず、種々の磁気測定に適用することができる。
磁気測定には、磁界によってコイルまたは探針に作用する力を利用して磁界の強さを測定する磁力計、電磁誘導を利用したサーチコイル、磁化特性の非直線性を利用した磁気変調(たとえば、フラックスゲート磁力計)など種々の測定方法があるが、第1挟持部と第2挟持部によって試料を挟み込むことによって磁束を導いて磁束の整流化を実行した上で、挟持部に設けられた測定子によって磁気測定することができる限り、いかなる磁気測定に対しても本発明を適用することができる。たとえば、測定子として探針、サーチコイル、またはフラックスゲート用磁界検出部を採用し、磁界の強さまたは磁束密度を測定する場合にも適用しうる。
また、上記の例では、第1挟持部110と第2挟持部120のうち、第1挟持部110に測定子を設ける場合を説明したが、本発明はこの場合に限られない。第2挟持部120にも測定子を設けてもよい。
さらに、上記の例では、第1挟持部110に凹部を形成し、凹部内に測定子140を設ける場合を説明したが、本発明はこの場合に限れない。たとえば、測定子を非磁性体の樹脂を用いてモールド成形したシート状成形物を1挟持部110の表面に取り付ける方法によっても、第1挟持部110に測定子140を設けることができる。
また、上記の例では、試料である磁石400および第2磁石側挟持部材122を移動する場合が示されたが、本発明はこの場合に限られない。試料を測定子140に対して相対的に並進移動する移動機構を採用することができ、たとえば、測定子140が設けられた第1挟持部110、より具体的には、第1磁石側挟持部材112を移動する構成を採用することもできる。
本発明の第1の実施の形態における磁気測定装置の概要を示す斜視図である。 図1の磁気測定装置の断面図である。 図1の磁気測定装置の第1挟持部の斜視図である。 図1の磁気測定装置に磁石400を装着したときの磁力線を模式的に示す図である。 磁気測定装置1に装着する前の磁石400における磁力線を模式的に示す図である。 比較例の磁気測定装置を示す図である。 一様に着磁された磁石について、図6の比較例の磁気測定装置によって測定される磁石表面の磁束密度を示す図である。 一様に着磁された磁石について、図1の磁気測定装置によって測定される磁石表面の磁束密度を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における磁気測定装置に用いられる第1挟持部の斜視図である。 本発明の第3の実施の形態における磁気測定装置の概要を示す斜視図である。 図10の磁気測定装置の分解斜視図である。 図10の磁気測定装置の断面図である。 本発明の第4の実施の形態における磁気測定装置の概要を示す斜視図である。 図13の磁気測定装置の分解斜視図である。
符号の説明
1 磁気測定装置、
100 装置本体、
110 第1挟持部、
109 接着材、
111、111a〜111i 凹部、
120 第2挟持部、
130 連結部、
131a〜131d 連結部材、
140,140a〜140i 測定子(磁気測定部)、
150 移動治具(移動機構)、
200 演算部、
300 信号線、
400 磁石(試料)。

Claims (13)

  1. 磁気を帯びた試料を挟み込み、磁性材料からなる第1および第2挟持部と、
    磁性材料からなり、前記第1挟持部と前記第2挟持部とを連結する連結部と、
    前記第1および第2挟持部のうち、少なくとも前記第1挟持部に設けられる磁気測定部と、を有することを特徴とする磁気測定装置。
  2. 前記第1挟持部は、前記試料に向かう面に凹部を有し、
    前記磁気測定部は、前記凹部内に設けられることを特徴とする請求項1に記載の磁気測定装置。
  3. 前記磁気測定部は、前記凹部内に接着材で固定されることを特徴とする請求項2に記載の磁気測定装置。
  4. 前記第1および第2挟持部と前記連結部とは、強磁性体材料からなることを特徴とする請求項1に記載の磁気測定装置。
  5. 前記連結部は、前記第1挟持部と前記第2挟持部とを複数箇所で連結する複数の連結部材を含むことを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の磁気測定装置。
  6. 前記連結部は、前記試料を取り囲むように前記第2挟持部の端縁全域に設けられることを特徴とする請求項1に記載の磁気測定装置。
  7. 前記第1挟持部には、複数個の磁気測定部が配列されることを特徴とする請求項1に記載の磁気測定装置。
  8. 前記試料を前記磁気測定部に対して相対的に並進移動する移動機構を有することを特徴とする請求項1に記載の磁気測定装置。
  9. 前記移動機構は、前記試料を並進移動する移動治具であり、前記移動治具は、非磁性体材料で作製されていることを特徴とする請求項8に記載の磁気測定装置。
  10. 前記第2挟持部の前記試料に向かう面は、当該試料と同じ形状およびサイズであることを特徴とする請求項1に記載の磁気測定装置。
  11. 前記試料は、磁石であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の磁気測定装置。
  12. 前記磁石の一方の極に対応する面が前記第1挟持部に向かい、前記磁石の他方の極に対応する面が前記第2挟持部に向かうように、前記磁石が挟持されることを特徴とする請求項11に記載の磁気測定装置。
  13. 磁性材料からなる連結部によって連結され磁性材料からなる第1および第2挟持部の間に、磁気を帯びた試料を挟み込む段階と、
    前記第1および第2挟持部のうち、少なくとも前記第1挟持部に設けられる磁気測定部により、磁気測定する段階と、を有することを特徴とする磁気測定方法。
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