JPH06289112A - 磁気測定装置 - Google Patents
磁気測定装置Info
- Publication number
- JPH06289112A JPH06289112A JP9868793A JP9868793A JPH06289112A JP H06289112 A JPH06289112 A JP H06289112A JP 9868793 A JP9868793 A JP 9868793A JP 9868793 A JP9868793 A JP 9868793A JP H06289112 A JPH06289112 A JP H06289112A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic pole
- magnetic
- measured
- movable
- pole piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measuring Magnetic Variables (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電磁石の磁極片の間に保磁力の値の高い永久
磁石等の磁性材料の磁気特性を測定する磁気測定装置に
於て、可動磁極と可動用ねじとの間のねじの遊びを除去
し、被測定物と磁極片との間の間隔の調整を容易にす
る。 【構成】 可動磁極３の先端に磁極片４Ｂと対向する磁
極片４Ａとの間に設置した被測定物１５と磁極片４Ａと
の接する面上に厚さの薄い圧力センサのひずみゲージ１
６を設置し、ひずみゲージの出力をひずみ測定器１７と
変換器１８を介し検出した検出信号を駆動用モータ１０
にフィードバックして被測定物１５に加わる圧力を自動
的に制御した磁気測定装置とする。
磁石等の磁性材料の磁気特性を測定する磁気測定装置に
於て、可動磁極と可動用ねじとの間のねじの遊びを除去
し、被測定物と磁極片との間の間隔の調整を容易にす
る。 【構成】 可動磁極３の先端に磁極片４Ｂと対向する磁
極片４Ａとの間に設置した被測定物１５と磁極片４Ａと
の接する面上に厚さの薄い圧力センサのひずみゲージ１
６を設置し、ひずみゲージの出力をひずみ測定器１７と
変換器１８を介し検出した検出信号を駆動用モータ１０
にフィードバックして被測定物１５に加わる圧力を自動
的に制御した磁気測定装置とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は保磁力の値が大きく、大
きな着磁磁界を必要とする永久磁石等の磁気特性測定時
の電磁石の磁極片間に、被測定物を正確に設置し測定の
容易さと測定精度の信頼性を向上した磁気測定装置に関
する。
きな着磁磁界を必要とする永久磁石等の磁気特性測定時
の電磁石の磁極片間に、被測定物を正確に設置し測定の
容易さと測定精度の信頼性を向上した磁気測定装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】図７に従来のこの種の磁気測定装置の例
を示す。永久磁石等の磁性材料の被測定物１５の磁気測
定を、被測定物１５に電磁石１で磁界を印加し、被測定
物１５に巻回したコイル２７に誘起した磁束をＢ−Ｈト
レーサ上に画かせて、被測定物の磁気特性を測定する場
合、電磁石の磁極片４Ａ、４Ｂと被測定物１５の間に空
隙があると、被測定物１５の着磁面に発生した磁極の反
磁界により、測定に誤差を生じる。
を示す。永久磁石等の磁性材料の被測定物１５の磁気測
定を、被測定物１５に電磁石１で磁界を印加し、被測定
物１５に巻回したコイル２７に誘起した磁束をＢ−Ｈト
レーサ上に画かせて、被測定物の磁気特性を測定する場
合、電磁石の磁極片４Ａ、４Ｂと被測定物１５の間に空
隙があると、被測定物１５の着磁面に発生した磁極の反
磁界により、測定に誤差を生じる。
【０００３】そのため空隙を極力小さくしようとし、手
動の場合、把手２５を持ちハンドル車１１をゆっくり回
しながら被測定物１５を磁化する電磁石の磁気回路の一
部を形成する一部の可動磁極３を、被測定物１５の両面
に磁極片４Ａ、４Ｂを密接させるため押し下げていく
が、把手２５を回しウォームギア８を回してウォームホ
イル７を回転し、可動用ねじ６を回してねじで接合して
いる可動磁極３を押し下げるため、被測定物１５に圧力
が加わり過ぎると、被測定物が割れる等の問題が発生し
ていた。
動の場合、把手２５を持ちハンドル車１１をゆっくり回
しながら被測定物１５を磁化する電磁石の磁気回路の一
部を形成する一部の可動磁極３を、被測定物１５の両面
に磁極片４Ａ、４Ｂを密接させるため押し下げていく
が、把手２５を回しウォームギア８を回してウォームホ
イル７を回転し、可動用ねじ６を回してねじで接合して
いる可動磁極３を押し下げるため、被測定物１５に圧力
が加わり過ぎると、被測定物が割れる等の問題が発生し
ていた。
【０００４】又、磁極片４Ａ、４Ｂと被測定物１５の間
に、見かけ上空隙が無い様に磁極片４Ｂをセットした
後、電磁石をコイル５により励磁すると、磁極間の磁力
により磁極間が吸引し合い被測定物の方向へ磁極片４Ｂ
が寄せられ、可動磁極のねじの遊び分だけ磁極間隔が狭
くなり、被測定物へ圧力が加わる事となり被測定物１５
が割れる等の問題が発生していた。
に、見かけ上空隙が無い様に磁極片４Ｂをセットした
後、電磁石をコイル５により励磁すると、磁極間の磁力
により磁極間が吸引し合い被測定物の方向へ磁極片４Ｂ
が寄せられ、可動磁極のねじの遊び分だけ磁極間隔が狭
くなり、被測定物へ圧力が加わる事となり被測定物１５
が割れる等の問題が発生していた。
【０００５】上記の問題を防止するため、手動の場合は
磁極片４Ａ、４Ｂ間に設置した被測定物１５と磁極片４
Ａ、４Ｂとの空隙を見ながら磁極間隔を狭くしていき、
磁極片４Ｂが被測定物と接触した後、可動磁極３と可動
用ねじ６のねじの遊び分だけ磁極片４Ｂを戻し、被測定
物１５に力が加わらない様にして被測定物の特性の測定
を行なっていた。この様に従来の磁気測定装置では作業
者の感覚に頼る事となり作業性が非常に悪く、測定に膨
大な時間を要する事となっていた。
磁極片４Ａ、４Ｂ間に設置した被測定物１５と磁極片４
Ａ、４Ｂとの空隙を見ながら磁極間隔を狭くしていき、
磁極片４Ｂが被測定物と接触した後、可動磁極３と可動
用ねじ６のねじの遊び分だけ磁極片４Ｂを戻し、被測定
物１５に力が加わらない様にして被測定物の特性の測定
を行なっていた。この様に従来の磁気測定装置では作業
者の感覚に頼る事となり作業性が非常に悪く、測定に膨
大な時間を要する事となっていた。
【０００６】又、手動による被測定物を設置する調整時
間を軽減すべく、可動磁極３を駆動用モータ１０で駆動
する構造が取られ、磁極間隔の設定を図７に示す様に、
電磁石の継鉄３０上に設置された下限リミットスイッチ
１３と可動磁極３に設置された位置センサ１２とにより
調整する構造も行なわれている。この場合、同一高さの
被測定物１５を測定するのに、一度下限リミットスイッ
チ１３を設定しても被測定物の高さ寸法にばらつきがあ
るため、その都度、下限リミットスイッチ１３の設定位
置を変えるか、磁極片４Ａ，４Ｂと被測定物１５との間
に空隙が存在しても空隙による測定誤差を無視して測定
を行なっていた。
間を軽減すべく、可動磁極３を駆動用モータ１０で駆動
する構造が取られ、磁極間隔の設定を図７に示す様に、
電磁石の継鉄３０上に設置された下限リミットスイッチ
１３と可動磁極３に設置された位置センサ１２とにより
調整する構造も行なわれている。この場合、同一高さの
被測定物１５を測定するのに、一度下限リミットスイッ
チ１３を設定しても被測定物の高さ寸法にばらつきがあ
るため、その都度、下限リミットスイッチ１３の設定位
置を変えるか、磁極片４Ａ，４Ｂと被測定物１５との間
に空隙が存在しても空隙による測定誤差を無視して測定
を行なっていた。
【０００７】又は、測定する被測定物のロットの最大高
さに余裕を見た寸法で磁極片の間隔を設定しておき、最
終段階では手動で調整をおこなう事が行なわれていた
が、被測定物を磁極間に設置するのに多くの時間を要す
る事と、又、被測定物と磁極間に空隙を生じ、被測定物
及び磁極片間に発生する磁極により反磁界を生じ、被測
定物の特性値に誤差を生じると云う問題があった。
さに余裕を見た寸法で磁極片の間隔を設定しておき、最
終段階では手動で調整をおこなう事が行なわれていた
が、被測定物を磁極間に設置するのに多くの時間を要す
る事と、又、被測定物と磁極間に空隙を生じ、被測定物
及び磁極片間に発生する磁極により反磁界を生じ、被測
定物の特性値に誤差を生じると云う問題があった。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
様な従来の永久磁石の特性を測定する磁気測定装置に於
て、磁極片間に設置する被測定物と磁極片間の位置調整
が容易で、更に効率良く測定出来る磁気測定装置を提供
する事にある。
様な従来の永久磁石の特性を測定する磁気測定装置に於
て、磁極片間に設置する被測定物と磁極片間の位置調整
が容易で、更に効率良く測定出来る磁気測定装置を提供
する事にある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は被測定物を設置
する磁極片間に被測定物に加わる圧力を検出する圧力セ
ンサを設置するか、磁極片の側面から被測定物上に通ず
る空気孔を設け、空気圧により被測定物の高さを感知
し、電磁石の磁極間隔を設定すると共に、可動磁極と、
可動磁極を駆動する可動用ねじ間のねじの遊びを防止す
る防止用ナット、又は、圧縮ばね等を可動磁極と可動用
ねじ間に組み込む事により、ねじの遊びにより空隙が狭
くなる事による事故を防ぎ、被測定物と磁極片間の調整
を容易にして測定効率を上げると共に、被測定物の破損
を防ぐ事を特徴とする磁気測定装置である。
する磁極片間に被測定物に加わる圧力を検出する圧力セ
ンサを設置するか、磁極片の側面から被測定物上に通ず
る空気孔を設け、空気圧により被測定物の高さを感知
し、電磁石の磁極間隔を設定すると共に、可動磁極と、
可動磁極を駆動する可動用ねじ間のねじの遊びを防止す
る防止用ナット、又は、圧縮ばね等を可動磁極と可動用
ねじ間に組み込む事により、ねじの遊びにより空隙が狭
くなる事による事故を防ぎ、被測定物と磁極片間の調整
を容易にして測定効率を上げると共に、被測定物の破損
を防ぐ事を特徴とする磁気測定装置である。
【００１０】即ち本発明は、大きい保磁力を有する永久
磁石等の磁性材料を測定する電磁石の磁極片間に永久磁
石等の被測定物を設置して測定する磁気測定装置に於い
て、被測定物を設置する磁極片と被測定物との間の磁極
片側の被測定物に接する面上に、厚さの薄い圧力センサ
を取り付けてなる事を特徴とする磁気測定装置である。
磁石等の磁性材料を測定する電磁石の磁極片間に永久磁
石等の被測定物を設置して測定する磁気測定装置に於い
て、被測定物を設置する磁極片と被測定物との間の磁極
片側の被測定物に接する面上に、厚さの薄い圧力センサ
を取り付けてなる事を特徴とする磁気測定装置である。
【００１１】大きい保磁力を有する永久磁石等の磁性材
料を測定する電磁石の磁極片間に永久磁石等の被測定物
を設置して測定する磁気測定装置に於いて、被測定物を
設置する磁極片の側面から被測定物に接する面に通ずる
空気孔を設け、前記空気孔に加圧空気を印加して、空気
圧により磁極片と被測定物との間隙を制御する様構成し
てなる事を特徴とする磁気測定装置である。
料を測定する電磁石の磁極片間に永久磁石等の被測定物
を設置して測定する磁気測定装置に於いて、被測定物を
設置する磁極片の側面から被測定物に接する面に通ずる
空気孔を設け、前記空気孔に加圧空気を印加して、空気
圧により磁極片と被測定物との間隙を制御する様構成し
てなる事を特徴とする磁気測定装置である。
【００１２】請求項１、請求項２記載の磁気測定装置に
於いて、磁極片と一体の可動磁極と電磁石の継鉄に一体
に設けた遊び防止用ナットとの間に圧縮ばねを設置して
なる事を特徴とする磁気測定装置である。
於いて、磁極片と一体の可動磁極と電磁石の継鉄に一体
に設けた遊び防止用ナットとの間に圧縮ばねを設置して
なる事を特徴とする磁気測定装置である。
【００１３】請求項１、請求項２記載の磁気測定装置に
於いて、可動磁極と可動用ねじとの間のねじの遊び防止
用ナットを、ナット固定ねじにより可動磁極面上に固定
してなる事を特徴とする磁気測定装置である。
於いて、可動磁極と可動用ねじとの間のねじの遊び防止
用ナットを、ナット固定ねじにより可動磁極面上に固定
してなる事を特徴とする磁気測定装置である。
【００１４】
【作用】被測定物に磁界を印加する磁極片の間隔を調整
する可動用ねじにより駆動される可動磁極と被測定物と
の間の間隙を、磁極片と被測定物の間に設置した厚さの
薄いひずみゲージで検出するか、磁極片の側面から被測
定物設置面上に通る空気孔に加圧空気を加えて、空気の
圧力を検出して被測定物と磁極との間隔を検出し、又、
可動磁極と可動用ねじとの間に生ずるねじの遊びを遊び
防止用ナットをナット固定ねじで可動磁極に固定する
か、可動磁極と可動部保持部との間に圧縮ばねを挿入し
て可動磁極を押し下げ、可動磁極と可動用ねじとの間の
遊びを防止する。
する可動用ねじにより駆動される可動磁極と被測定物と
の間の間隙を、磁極片と被測定物の間に設置した厚さの
薄いひずみゲージで検出するか、磁極片の側面から被測
定物設置面上に通る空気孔に加圧空気を加えて、空気の
圧力を検出して被測定物と磁極との間隔を検出し、又、
可動磁極と可動用ねじとの間に生ずるねじの遊びを遊び
防止用ナットをナット固定ねじで可動磁極に固定する
か、可動磁極と可動部保持部との間に圧縮ばねを挿入し
て可動磁極を押し下げ、可動磁極と可動用ねじとの間の
遊びを防止する。
【００１５】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図１は本発明の第１の実施例を示したもので、被測
定物１５の下面（磁極片４Ａの上部表面）に磁極片と被
測定物との間の空隙の影響をほとんど生じない程の厚さ
の、厚さ数ミクロンのひずみゲージを設置又は貼り付け
ておき、可動磁極３を手動で把手２５により回転させる
か又は、駆動用モータ１０を用いて電動にて降ろしてい
くと、被測定物１５に磁極片４Ｂが接触すると同時にひ
ずみゲージにひずみが発生する。そのひずみがひずみ測
定器１７を経由して変換器１８へと送られる。この変換
器１８で予め設定されたひずみ量の値に到達すると信号
が発せられ、手動の場合には停止の表示が出され、又、
電動の場合には駆動用モータ１０の回転が自動的に止ま
る。どんな高さの測定物でも関係なく、一定のひずみに
なれば止まるため、被測定物が全く破損する事なく簡便
に磁極間隔の設定が出来る。
る。図１は本発明の第１の実施例を示したもので、被測
定物１５の下面（磁極片４Ａの上部表面）に磁極片と被
測定物との間の空隙の影響をほとんど生じない程の厚さ
の、厚さ数ミクロンのひずみゲージを設置又は貼り付け
ておき、可動磁極３を手動で把手２５により回転させる
か又は、駆動用モータ１０を用いて電動にて降ろしてい
くと、被測定物１５に磁極片４Ｂが接触すると同時にひ
ずみゲージにひずみが発生する。そのひずみがひずみ測
定器１７を経由して変換器１８へと送られる。この変換
器１８で予め設定されたひずみ量の値に到達すると信号
が発せられ、手動の場合には停止の表示が出され、又、
電動の場合には駆動用モータ１０の回転が自動的に止ま
る。どんな高さの測定物でも関係なく、一定のひずみに
なれば止まるため、被測定物が全く破損する事なく簡便
に磁極間隔の設定が出来る。
【００１６】図２は本発明の第２の実施例を示したもの
で、空気孔２８を設けて磁極片４Ｃを可動磁極３に固定
し、被測定物１５の表面まで磁極片４Ｃを降ろしていく
と、被測定物１５に磁極片４Ｃが接触する瞬間にマノメ
ータ１９の値が大きく変化するため、この値を空気−電
気変換器２０を介して信号を取り出し、手動の場合には
停止の表示が出され、又、電動の場合には駆動用モータ
１０の回転を停止する。
で、空気孔２８を設けて磁極片４Ｃを可動磁極３に固定
し、被測定物１５の表面まで磁極片４Ｃを降ろしていく
と、被測定物１５に磁極片４Ｃが接触する瞬間にマノメ
ータ１９の値が大きく変化するため、この値を空気−電
気変換器２０を介して信号を取り出し、手動の場合には
停止の表示が出され、又、電動の場合には駆動用モータ
１０の回転を停止する。
【００１７】上記に図１、図２に示す実施例に於て、被
測定物１５と磁極片の間隙が極めて小さく設定出来たと
しても、図７の（ｂ）のＡの部分を拡大して図３に示す
様に、被測定物と磁極片との間隙を調節する可動磁極３
を保持している部分に可動用ねじ６を使用しているた
め、電磁石をコイル５で励磁した際にねじの遊び分Ｌだ
け図１に示す磁極片４Ｂ及び可動磁極３は被測定物側へ
寄せられ磁極間隔が狭くなり、被測定物が破損してしま
う。
測定物１５と磁極片の間隙が極めて小さく設定出来たと
しても、図７の（ｂ）のＡの部分を拡大して図３に示す
様に、被測定物と磁極片との間隙を調節する可動磁極３
を保持している部分に可動用ねじ６を使用しているた
め、電磁石をコイル５で励磁した際にねじの遊び分Ｌだ
け図１に示す磁極片４Ｂ及び可動磁極３は被測定物側へ
寄せられ磁極間隔が狭くなり、被測定物が破損してしま
う。
【００１８】本発明は前記の問題を解決するために、図
４のＢの部分を図５に示す様に、可動磁極３の端部に可
動用ねじ６との間の遊びを防止する遊び防止用ナット２
２を設置し、可動磁極３と可動用ねじ６の遊びを無くす
構造とする事により、一度位置設定した後の励磁時に可
動磁極の移動を防止して、被測定物が破損する事のない
磁気測定装置としたものである。
４のＢの部分を図５に示す様に、可動磁極３の端部に可
動用ねじ６との間の遊びを防止する遊び防止用ナット２
２を設置し、可動磁極３と可動用ねじ６の遊びを無くす
構造とする事により、一度位置設定した後の励磁時に可
動磁極の移動を防止して、被測定物が破損する事のない
磁気測定装置としたものである。
【００１９】図６は図５に示す遊び防止用ナット２２の
代わりに、可動用ねじ６と可動磁極３との間の遊びを圧
縮ばね２４を用い防止した磁気測定装置で、可動磁極３
と可動部保持部２３との間に圧縮ばね２４を設置する事
により、可動磁極は常に被測定物へ押し付けられている
ため、ねじの遊びは無くなり、励磁時の可動磁極の移動
が無くなる。
代わりに、可動用ねじ６と可動磁極３との間の遊びを圧
縮ばね２４を用い防止した磁気測定装置で、可動磁極３
と可動部保持部２３との間に圧縮ばね２４を設置する事
により、可動磁極は常に被測定物へ押し付けられている
ため、ねじの遊びは無くなり、励磁時の可動磁極の移動
が無くなる。
【００２０】
【発明の効果】以上のべた如く本発明により、永久磁石
等の保磁力の大きい磁性材料の磁化特性を電磁石を用い
測定する際に、被測定物と磁極片の間隔の調整が容易で
可動磁極と可動ねじとの間のねじの遊びも無くなり被測
定物が全く破損する事なく、非常に効率的に磁気測定が
可能になると云う効果を有する。
等の保磁力の大きい磁性材料の磁化特性を電磁石を用い
測定する際に、被測定物と磁極片の間隔の調整が容易で
可動磁極と可動ねじとの間のねじの遊びも無くなり被測
定物が全く破損する事なく、非常に効率的に磁気測定が
可能になると云う効果を有する。
【図１】本発明の磁気測定装置の被測定物と磁極片との
間にひずみゲージを用いた磁気測定装置の部分縦側面断
面図。
間にひずみゲージを用いた磁気測定装置の部分縦側面断
面図。
【図２】本発明の被測定物と磁極片との間に空気孔を設
けた磁気測定装置の部分縦側面断面図。
けた磁気測定装置の部分縦側面断面図。
【図３】図７のＡの部分を拡大した縦断面図。
【図４】本発明の可動磁極と可動用ねじとの間の遊びを
防止した構造を示す縦断面図。
防止した構造を示す縦断面図。
【図５】図４のＢの部分の拡大縦断面図。
【図６】本発明による可動磁極と可動部保持部との間に
圧縮ばねを組み込んだ縦断面図。
圧縮ばねを組み込んだ縦断面図。
【図７】従来の磁気測定装置を示す図で、図７の（ａ）
は平面図、図７の（ｂ）は部分縦側面断面図。
は平面図、図７の（ｂ）は部分縦側面断面図。
１ 電磁石 ２ 固定磁極 ３ 可動磁極 ４Ａ、４Ｂ、４Ｃ 磁極片 ５ コイル ６ 可動用ねじ ７ ウォームホイル ８ ウォームギア ９ クラッチ １０ 駆動用モータ １１ ハンドル車 １２ 位置センサ １３ 下限リミットスイッチ １４ 上限リミットスイッチ １５ 被測定物 １６ ひずみゲージ １７ ひずみ測定器 １８ 変換器 １９ マノメータ ２０ 電気−空気変換器 ２１ コンプレッサー ２２ 遊び防止用ナット ２３ 可動部保持部 ２４ 圧縮ばね ２５ 把手 ２６ 基台 ２７ コイル ２８ 空気孔 ２９ ナット固定ねじ ３０ 電磁石の継鉄
Claims (4)
- 【請求項１】 大きい保磁力を有する磁性材料を測定す
る電磁石の磁極片間に被測定物を設置して測定する磁気
測定装置に於いて、前記磁極片の少なくとも一方と被測
定物との間の磁極片側の被測定物に接する面上に、圧力
センサを取り付けてなる事を特徴とする磁気測定装置。 - 【請求項２】 大きい保磁力を有する磁性材料を測定す
る電磁石の磁極片間に被測定物を設置して測定する磁気
測定装置に於いて、被測定物を設置する磁極片の側面か
ら被測定物に接する面に通ずる空気孔を設け、前記空気
孔に加圧空気を印加して、空気圧により磁極片と被測定
物との間隙を制御する様構成してなる事を特徴とする磁
気測定装置。 - 【請求項３】 請求項１、請求項２記載の磁気測定装置
に於いて、磁極片と一体の可動磁極と電磁石の継鉄に一
体に設けた遊び防止用ナットとの間に圧縮ばねを設置し
てなる事を特徴とする磁気測定装置。 - 【請求項４】 請求項１、請求項２記載の磁気測定装置
に於いて、可動磁極と可動用ねじとの間のねじの遊びを
防止する遊び防止用ナットを、ナット固定ねじにより可
動磁極面上に固定してなる事を特徴とする磁気測定装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9868793A JPH06289112A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 磁気測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9868793A JPH06289112A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 磁気測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06289112A true JPH06289112A (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=14226424
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9868793A Pending JPH06289112A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 磁気測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06289112A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100357526B1 (ko) * | 2000-03-14 | 2002-10-19 | 한국원자력연구소 | 싸이클로트론 전자석의 자기측정장치 |
| JP2006170951A (ja) * | 2004-12-20 | 2006-06-29 | Nissan Motor Co Ltd | 磁気測定装置およびその方法 |
| CN100360952C (zh) * | 2004-12-28 | 2008-01-09 | 陕西师范大学 | 三维空间磁场与磁力测试装置 |
| CN102590769A (zh) * | 2011-01-14 | 2012-07-18 | 株式会社日立产机系统 | 强磁性材料的磁力特性测定方法以及磁力特性测定装置 |
| CN103412037A (zh) * | 2013-06-02 | 2013-11-27 | 厦门钨业股份有限公司 | 用于各向异性永磁材料磁取向检测的快速无损检测方法 |
| CN103901367A (zh) * | 2014-03-28 | 2014-07-02 | 浙江省计量科学研究院 | 基于嵌入式测量线圈的磁性材料磁性能测量装置 |
| CN105158328A (zh) * | 2015-06-17 | 2015-12-16 | 浙江省计量科学研究院 | 一种基于嵌入线圈双积分法的磁瓦无损测量系统与方法 |
| CN106597330A (zh) * | 2016-12-16 | 2017-04-26 | 深圳中广核工程设计有限公司 | 模拟控制棒驱动机构移动衔铁运动过程的试验装置 |
| CN113607802A (zh) * | 2021-08-27 | 2021-11-05 | 广东电网有限责任公司 | 一种端子螺丝常用材质辨别仪 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP9868793A patent/JPH06289112A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100357526B1 (ko) * | 2000-03-14 | 2002-10-19 | 한국원자력연구소 | 싸이클로트론 전자석의 자기측정장치 |
| JP2006170951A (ja) * | 2004-12-20 | 2006-06-29 | Nissan Motor Co Ltd | 磁気測定装置およびその方法 |
| CN100360952C (zh) * | 2004-12-28 | 2008-01-09 | 陕西师范大学 | 三维空间磁场与磁力测试装置 |
| CN102590769A (zh) * | 2011-01-14 | 2012-07-18 | 株式会社日立产机系统 | 强磁性材料的磁力特性测定方法以及磁力特性测定装置 |
| CN103412037A (zh) * | 2013-06-02 | 2013-11-27 | 厦门钨业股份有限公司 | 用于各向异性永磁材料磁取向检测的快速无损检测方法 |
| CN103901367A (zh) * | 2014-03-28 | 2014-07-02 | 浙江省计量科学研究院 | 基于嵌入式测量线圈的磁性材料磁性能测量装置 |
| CN105158328A (zh) * | 2015-06-17 | 2015-12-16 | 浙江省计量科学研究院 | 一种基于嵌入线圈双积分法的磁瓦无损测量系统与方法 |
| CN106597330A (zh) * | 2016-12-16 | 2017-04-26 | 深圳中广核工程设计有限公司 | 模拟控制棒驱动机构移动衔铁运动过程的试验装置 |
| CN113607802A (zh) * | 2021-08-27 | 2021-11-05 | 广东电网有限责任公司 | 一种端子螺丝常用材质辨别仪 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5772493A (en) | Method and apparatus for controlling the lapping of magnetic heads | |
| JPH06289112A (ja) | 磁気測定装置 | |
| JP3605412B2 (ja) | 応力測定方法及び装置 | |
| JP2003194903A (ja) | 磁気測定用張力付加装置 | |
| JP2841153B2 (ja) | 微弱磁気測定方法及びその装置並びにそれを用いた非破壊検査方法 | |
| US5136239A (en) | Apparatus for measuring flux and other hysteretic properties in thin film recording discs | |
| US5122743A (en) | Apparatus and method of non-destructively testing ferromagnetic materials including flux density measurement and ambient field cancellation | |
| JP3224193B2 (ja) | 着磁装置 | |
| JPH074617Y2 (ja) | 磁気ヒステリシス特性測定装置 | |
| JP2546427Y2 (ja) | 磁気吸着力測定装置 | |
| JPH09304346A (ja) | 磁気ヘッド装置 | |
| JP3191726B2 (ja) | 磁歪効果を利用した応力測定方法および装置 | |
| JP3644628B2 (ja) | 磁気異方性センサを用いた応力測定方法及び装置 | |
| JPS62106382A (ja) | 磁性薄膜の磁歪定数測定装置 | |
| JPH06201808A (ja) | 磁石素材の磁力検査装置 | |
| JP2000074756A (ja) | Ｉ型断面鋼構造物のフランジ部応力測定装置 | |
| JPH09127222A (ja) | 磁化状態の測定方法 | |
| JP2727671B2 (ja) | タイヤ内組込み型磁歪センサ | |
| Delage et al. | Measurement of magnetic characteristics of ferromagnetic materials along arbitrary directions under mechanical stress | |
| JPH11211698A (ja) | 磁気探傷装置の感度校正方法および装置ならびに校正 ロール | |
| JPH0742120Y2 (ja) | 材料試験機 | |
| JP2988296B2 (ja) | 磁化計尺法における着磁ミス判別方法及び装置 | |
| JPH06109652A (ja) | 線材探傷装置 | |
| SU1504483A1 (ru) | Устройство дл измерени неровностей профил поверхности | |
| JP2000055749A (ja) | Ｉ型断面鋼構造物のウェブ部応力測定装置 |