JP2006170686A - タイヤ状態検出装置、タイヤ状態検出方法、タイヤ及びアンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤと車体本体との間に信号伝達のための接続構造等を設ける必要がなく、簡単な構成でタイヤの状態を検出することができるタイヤ状態検出装置を提供する。
【解決手段】タイヤ1に複数のアンテナ素子11を設けるとともに、車体本体側に3個の送受信アンテナ13A〜13Cを設け、送受信アンテナ13A〜13Cが送信した電波のアンテナ素子11による反射波を車体本体側の送受信アンテナ13A〜13Cで受信することにより、その反射波の受信状況に基づいて、タイヤ1の送受信アンテナ13A〜13Cに対向している部分の歪量を検出し、その検出した歪データに基づいてタイヤ1が路面から受けている前後、横、上下の3方向の力を検出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、タイヤの状態を検出するタイヤ状態検出装置及びその関連技術に関する。
近年、走行中の自動車の安定性、安全性を確保するため、ABS(アンチロックブレーキシステム)、TCS(トラクションコントロールシステム)、VSC(ビークルスタビリティコントロール)など種々の車両制御システムが開発されている。そして、これらシステムを制御するためには、走行中のタイヤの転動状況を正確に把握することが必要となる。
例えばABSにおいては、タイヤのスリップ状況を把握することが必要であり、そのために、特許文献1〜3等においては、トレッドの歪ベクトルをトレッド内に埋設したセンサによって測定し、その測定データに基づき前記スリップ状況にかかわるタイヤの路面摩擦係数や路面密着能力を推定することが提案されている。
特開2002−36836公報 特開2002−331813公報 特開2002−087032公報
しかしかかる手段では、回転するタイヤに配設されたセンサと車体本体との間で信号を伝達するための接続構造等を設ける必要があり、構成が複雑化するという課題がある。
また、タイヤにマークを付けてそのマーク間の間隔等を車体本体側から計測することにより、タイヤが路面から受ける力のうちのタイヤの前後方向に沿った力成分を検出する技術が提案されているが、この技術では、タイヤが路面から受けるタイヤの横幅方向の力成分等を検出することができない。
そこで、本発明の解決すべき第1の課題は、タイヤと車体本体との間に信号伝達のための接続構造等を設ける必要がなく、簡単な構成でタイヤの状態を検出することができるタイヤ状態検出装置及びその関連技術を提供することである。
また、本発明の解決すべき第2の課題は、簡単な構成により、タイヤが路面から受ける前後方向、横幅方向及び上下方向の3つの力成分を検出することができるタイヤ状態検出装置及びその関連技術を提供することである。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明では、タイヤの状態を検出するタイヤ状態検出装置であって、前記タイヤに設けられ、前記タイヤの歪に応じて変形する導体片と、前記タイヤが取り付けられる車体本体における前記タイヤの周囲に設けられ、前記導体片との間で電波の送受を行うアンテナと、前記アンテナを介して前記導体片に対して所定の送信波を送信するとともに、その送信波が前記導体片で反射されて戻ってきた反射波を前記アンテナを介して受信し、前記反射波の受信状況に基づいて、前記タイヤの前記アンテナに近接している部分の歪又はその歪に関連した数量値を検出する検出手段とを備える。
また、請求項2の発明では、タイヤの状態を検出するタイヤ状態検出装置であって、前記タイヤに設けられ、前記タイヤの歪に応じて変形する導体片と、前記タイヤが取り付けられる車体本体における前記タイヤの周囲に設けられ、前記導体片との間で電波の送受を行うアンテナと、前記アンテナを介して前記導体片に対して所定の送信波を送信するとともに、その送信波が前記導体片で反射されて戻ってきた反射波を前記アンテナを介して受信し、前記反射波の受信状況に基づいて前記タイヤが路面から受けている力を検出する検出手段とを備える。
また、請求項3の発明では、請求項1の発明に係るタイヤ状態検出装置において、前記検出手段は、検出した前記タイヤの歪又はその歪に関連する数量値に基づいて、前記タイヤが路面から受けている力を検出する。
また、請求項4の発明では、請求項2又は3の発明に係るタイヤ状態検出装置であって、前記検出手段は、前記タイヤが路面から受けている力のうちの前記タイヤの前後方向に沿った力成分を検出する。
また、請求項5の発明では、請求項2又は3の発明に係るタイヤ状態検出装置であって、前記検出手段は、前記タイヤが路面から受けている力のうちの前記タイヤの前後方向、横幅方向、及び上下方向の3方向に沿った各力成分を検出する。
また、請求項6の発明では、請求項1ないし5のいずれかの発明に係るタイヤ状態検出装置において、前記導体片は、前記タイヤのサイドウォール部に設けられる。
また、請求項7の発明では、請求項4の発明に係るタイヤ状態検出装置において、前記アンテナは、前記車体本体に1個設けられている。
また、請求項8の発明では、請求項5の発明に係るタイヤ状態検出装置において、前記アンテナは、前記車体本体における前記タイヤの周方向に沿って互いに間隔あけて3個以上設けられている。
また、請求項9の発明では、請求項1ないし8のいずれかの発明に係るタイヤ状態検出装置において、前記反射波の受信レベル又はその受信レベルに関連する数量値に関する基準レベルを記憶する記憶手段をさらに備え、前記検出手段は、前記アンテナを介して受信した前記反射波の受信レベル又はその受信レベルに関連する数量値と、前記記憶手段に記憶された前記基準レベルとに基づいて前記タイヤの歪、その歪に関連する数量値又は前記タイヤが受ける力を検出する。
また、請求項10の発明では、請求項9の発明に係るタイヤ状態検出装置において、前記タイヤ状態検出装置は車両に設けられたタイヤの状態を検出するものであり、前記検出手段は、前記車両が一定速度又は惰性で走行しているときに前記アンテナを介して受信した前記反射波の受信レベル又はその受信レベルに関連する数量値を前記基準レベルとして前記記憶手段に記憶させる。
また、請求項11の発明では、請求項2の発明に係るタイヤ状態検出装置において、前記導体片は、前記タイヤのサイドウォール部に設けられ、前記アンテナは、前記車体本体における前記タイヤの周方向に離れた位置に3個設けられ、前記検出手段は、前記各アンテナを介して前記導体片に対して所定の送信波を送信するとともに、その送信波が前記導体片で反射されて戻ってきた反射波を前記各アンテナを介して受信し、前記反射波の受信レベルに応じてレベル変化する検出信号を前記各アンテナ毎に出力する送受信回路と、前記検出回路から出力される前記各アンテナに対応する3個の前記検出信号のレベル値に基づいて、前記タイヤが路面から受けている力のうちの前記タイヤの前後方向、横幅方向、及び上下方向の3方向に沿った前記各力成分Fx,Fy,Fzを導出する情報処理部とを備え、前記情報処理部は、前記3個のアンテナに対応する前記歪信号の前記レベル値をタイヤの周方向にt1,t2,t3とするとき、下記の式(1)により、
Figure 2006170686
前記各力成分Fx,Fy,Fzを導出する。
また、請求項12の発明では、請求項1ないし11のいずれかの発明に係るタイヤ状態検出装置において、前記アンテナと前記導体片との位置関係は、前記タイヤの回転に伴って前記導体片が前記アンテナと対向する位置を通過するように設定されている。
また、請求項13の発明では、請求項1ないし12のいずれかの発明に係るタイヤ状態検出装置において、前記導体片は、1個のタイヤに対してそのタイヤの周方向に間隔をあけて複数設けられている。
また、請求項14の発明では、請求項13の発明に係るタイヤ状態検出装置において、隣接する前記導体片間の前記周方向に沿った各間隔について、いずれか1箇所を除いて互いに等しく設定され、その1箇所の間隔が他の間隔に対して大又は小に異なっている。
また、請求項15の発明では、請求項13又は14の発明に係るタイヤ状態検出装置において、前記導体片は、1個のタイヤに対して4個以上設けられている。
また、請求項16の発明では、請求項1ないし15のいずれかの発明に係るタイヤ状態検出装置において、前記導体片は、リング状又は板状の形態を有する。
また、請求項17の発明では、請求項1ないし16のいずれかの発明に係るタイヤ状態検出装置において、前記導体片は、金属により形成される。
また、請求項18の発明では、請求項1ないし16のいずれかの発明に係るタイヤ状態検出装置において、前記導体片は、導電性を有する導電ゴムにより形成される。
また、請求項19の発明では、請求項1ないし18のいずれかの発明に係るタイヤ状態検出装置において、前記導体片は前記タイヤに埋め込まれている。
また、請求項20の発明では、請求項1ないし18のいずれかの発明に係るタイヤ状態検出装置において、前記導体片は、前記タイヤの表面に貼着され、前記タイヤの前記導体片が貼着された部分には、前記導体片を覆うように絶縁性のゴム材が貼着されている。
また、請求項21の発明では、タイヤの状態を検出するタイヤ状態検出方法であって、前記タイヤの歪に応じて変形する導体片を前記タイヤに設けるとともに、前記導体片との間で電波の送受を行うアンテナを、前記タイヤが取り付けられる車体本体における前記タイヤの周囲に設け、前記アンテナを介して前記導体片に対して所定の送信波を送信するとともに、その送信波が前記導体片で反射されて戻ってきた反射波を前記アンテナを介して受信し、前記反射波に基づいて、前記タイヤの前記アンテナに近接している部分の歪又はその歪に関連する数量値を検出する。
また、請求項22の発明では、タイヤの状態を検出するタイヤ状態検出方法であって、前記タイヤの歪に応じて変形する導体片を前記タイヤに設けるとともに、前記導体片との間で電波の送受を行うアンテナを、前記タイヤが取り付けられる車体本体における前記タイヤの周囲に設け、前記アンテナを介して前記導体片に対して所定の送信波を送信するとともに、その送信波が前記導体片で反射されて戻ってきた反射波を前記アンテナを介して受信し、前記反射波に基づいて前記タイヤが路面から受けている力を検出する。
また、請求項23の発明では、当該タイヤの歪に応じて変形する導体片が設けられ、前記導体片が、当該タイヤが取り付けられる車体本体に設けられたアンテナから送信されてくる状態検出用の電波を反射する。
また、請求項24の発明では、タイヤが取り付けられる車体本体における前記タイヤの周囲に設けられたアンテナであって、タイヤに設けられ、そのタイヤの歪に応じて変形する導体片に対し、状態検出用の電波を送信するとともに、その送信波が前記導体片で反射されて戻ってきた反射波を受信する。
請求項1及び21に記載の発明によれば、タイヤの歪に応じて導体片が変形すると、車体本体のアンテナから導体片に送信された電波の導体片による反射割合がその導体片の変形度合いに応じて変化するため、導体片の反射波をアンテナで受信することにより、その反射波の受信状況に基づいて、タイヤのアンテナに接近している部分の歪又はそれに関連する数量値を検出することができる。その検出した歪データに基づいて例えばタイヤが路面から受けている力等を検出することができる。その結果、タイヤと車体本体との間に信号伝達のための接続構造等を設ける必要がなく、簡単な構成でタイヤの状態を検出することができる。
請求項2及び22に記載の発明によれば、タイヤの歪に応じて導体片が変形すると、車体本体のアンテナから導体片に送信された電波の導体片による反射割合がその導体片の変形度合いに応じて変化する。また、タイヤの各部には路面から受ける力に応じた歪が生じるため、導体片による電波の反射割合に基づいてタイヤが路面から受けている力を推定(検出)することができる。すなわち、導体片の反射波をアンテナで受信することにより、その反射波の受信状況に基づいてタイヤが路面から受けている力を検出することができる。その結果、タイヤと車体本体との間に信号伝達のための接続構造等を設ける必要がなく、簡単な構成でタイヤの状態を検出することができる。
請求項3に記載の発明によれば、タイヤが路面から受けている力を検出することができるため、その検出データをABS等の種々の車両制御システムに利用することができる。
請求項4に記載の発明によれば、簡単な構成により、タイヤが路面から受けている力の前後方向の成分を検出することができ、ABS等の各種制御に利用することができる。
請求項5に記載の発明によれば、簡単な構成により、タイヤが路面から受ける力の前後方向、横幅方向及び上下方向の3成分を検出することができ、走行中のタイヤの転動状況を正確かつ詳細に把握してABS等の各種制御に利用することができる。
請求項6に記載の発明によれば、タイヤのサイドウォール部の歪状況には、タイヤが路面から受ける力の影響が反映されやすいため、このサイドウォール部に導体片を設けることにより、タイヤが路面から受ける力等を正確かつ詳細に検出することができる(例えば、タイヤが路面から受ける力の前後方向の成分だけでなく、横幅方向及び上下方向の成分も検出することができる)。
また、タイヤのトレッド面に設けられるスチールコードが導体片とアンテナとの間の電波送受に与える影響を抑制することができ、良好な電波環境を確保できる。
請求項7に記載の発明によれば、アンテナを1個にすることににより、簡易な構成を実現できる。
請求項8に記載の発明によれば、アンテナが車体本体におけるタイヤの周方向に沿って互いに間隔あけて3個以上設けられているため、各アンテナによる検出結果に基づいて、タイヤが路面から受ける力の前後方向、横幅方向及び上下方向の3成分を検出することができる。
請求項9に記載の発明によれば、検出手段は、アンテナを介して受信した反射波の受信レベル又はその受信レベルに関連する数量値と、記憶手段に記憶された基準レベルとに基づいてタイヤの歪、その歪に関連する数量値又はタイヤが受ける力を検出するため、基準レベルを車体の個別の状態に応じて設定しておくことにより、タイヤの歪、タイヤが受ける力等を高精度に検出することができる。
請求項10に記載の発明によれば、検出手段が、車両が一定速度又は惰性で走行しているときにアンテナを介して受信した反射波の受信レベル又はその関連する数量値を基準レベルとして記憶手段に記憶させるため、車両の個別の状態に応じた基準レベルの設定を検出手段に自動的に行わせることができ、基準レベルの設定の手間を省きつつ、タイヤの歪又はタイヤが受ける力を高精度に検出することができる。
請求項11に記載の発明によれば、簡単な演算処理により、タイヤが路面から受けている力の前後方向、横幅方向及び上下方向の3成分を正確に検出することができる。
請求項12に記載の発明によれば、アンテナと導体片との位置関係は、タイヤの回転に伴って導体片がアンテナと対向する位置を通過するように設定されているため、タイヤの歪に伴う導体片の電波の反射割合の変化をアンテナを介して正確に検出することができ、タイヤの状態を正確に検出することができる。
請求項13に記載の発明によれば、1個のタイヤに対して導体片を複数設けることにより、タイヤの1回転当たりのアンテナを介した検出頻度を増加させることができ、その結果、タイヤの回転速度が低速である場合にも、タイヤが路面から受けている力等をほぼ実時間で検出することができる等の効果が得られる。
請求項14に記載の発明によれば、隣接する導体片間の周方向に沿った各間隔について、いずれか1箇所を除いて互いに等しく設定され、その1箇所の間隔が他の間隔に対して大又は小に異なっているため、その1箇所の間隔を識別標識として利用して各導体片の識別(例えば、識別番号の付与等)を容易に行うことができる。
請求項15に記載の発明によれば、導体片が1個のタイヤに対して4個以上設けられているため、タイヤの1回転当たりのアンテナを介した検出頻度を増加させることができ、その結果、タイヤの回転速度が低速である場合にも、タイヤが路面から受けている力等をほぼ実時間で検出することができる等の効果が得られる。
請求項16に記載の発明によれば、導体片がリング状又は板状の形態を有するため、タイヤの変形に対する追従性を確保しつつ、アンテナからの電波に対する導体片の良好な反射特性を得ることができる。
請求項17に記載の発明によれば、導体片が金属により形成されるため、高導電性の導体片を容易に形成することができ、アンテナからの電波に対する導体片の良好な反射特性を得ることができる。
請求項18に記載の発明によれば、導体片が導電性を有する導電ゴムにより形成されているため、導体片の機械的特性をタイヤを構成するゴムに近づけることができ、その結果、タイヤの歪に対する導体片の変形特性の追従性を向上させることができる。
請求項19に記載の発明によれば、導体片がタイヤに埋め込まれているため、導体片に対する特別な絶縁対策を施す必要がないとともに、導体片を水等の外部環境から保護することができる。
請求項20に記載の発明によれば、タイヤの成形終了後に導体片をタイヤに後付する場合に便利である。
また、ゴム材で導体片を覆うことにより、導体片に対する絶縁対策及び水等の外部環境からの保護を図ることができる。
請求項23に記載の発明に係るタイヤを用いることにより、タイヤと車体本体との間に信号伝達のための接続構造等を設ける必要がなく、簡単な構成でタイヤの状態を検出することができる。
請求項24に記載の発明に係るアンテナを用いることにより、タイヤと車体本体との間に信号伝達のための接続構造等を設ける必要がなく、簡単な構成でタイヤの状態を検出することができる。
<原理説明>
実施形態についての具体的な説明を行う前に、下記の実施形態に係るタイヤが路面から受ける力(特に、前後方向、横幅方向及び上下方向の3方向の力)の検出原理について説明する。
本願発明者は、タイヤの転動状況は、タイヤが路面から受ける力に含まれるタイヤの前後方向、横幅方向及び上下方向の3成分を全て求めることで正確に把握することができ、しかもこれらの各力成分の情報は、ABSを含む種々の車両制御システムの制御に応用し得るという観点に基づき研究を行った。
その結果、タイヤのサイドウォール部にその表面歪を測定するための測定手段を設け、その表面歪の測定データを活用することにより、前記力の3成分を比較的高精度で推定できることを究明し得た。
詳しくは、図1(A)及び図1(B)に略示するように、タイヤ1と路面との接触部においてタイヤ1に前後方向の力(以下、「前後力」という)Fx、横幅方向の力(以下、「横力」という)Fy及び上下方向の力(以下、「上下力」という)Fzを個別にかつ静的に印加し、そのときに発生するタイヤ1のラジアル方向の表面歪εs、及び周方向の表面歪εtを、それぞれタイヤ1の赤道の位置Pa、トレッド端の位置Pb、サイドウォール部の位置Pc、ビード部の位置Pdの4つの位置で測定した。その結果、図2の表に示すように、トレッド部の位置Pa,Pbにおいては、前記各力Fx,Fy,Fzと、それによって生じる表面歪εs,εtとの間には相関関係がない、或いは力の増減しか判断できない非線形の関係しか見出せず、従って、表面歪εs,εtから前記各力Fx,Fy,Fzをそれぞれ推定することは困難であることが判明した。また、ビードの位置Pdにおいては、横力Fy及び上下力Fzと表面歪εs,εtとの間に、線形の相関関係が有るものの、前後力Fxと表面歪εs,εtとの間には相関関係がなく、従って、この位置Peにおいても、表面歪εs,εtから3方向の全ての力Fx,Fy,Fzを推測することが困難であることが判明した。
これに対し、サイドウォール部の位置Pcにおいては、表面歪εs,εtの少なくとも一方と、3方向の力Fx,Fy,Fzの全てとが線形の相関関係があり、従って、このこの位置Pcにおいては、その表面歪εs,εtから3方向の力Fx,Fy,Fzの全てを推測することが可能、タイヤ1の転動状況を把握可能であることが判明した。
このため、タイヤ1のサイドウォール部の位置Pcにおいては、前後力Fxによって発生する表面歪εxは、前後力Fxの一次関数εx=f1(Fx)で近似でき、同様に、横力Fyによって発生する表面歪εyは、横力Fyの一次関数εy=f2(Fy)で、上下力Fzによって発生する表面歪εzは、上下力Fzの一次関数εz=f3(Fz)で、それぞれ近似できる。従って、3方向の力Fx,Fy,Fzの合力Fがタイヤ1に作用したとき、タイヤ1のサイドウォール部3の領域で発生する表面歪εは、前記各表面歪εx,εy,εzの和、即ち次式(3)で近似することが可能となる。
Figure 2006170686
この式(3)の関係を利用して、3方向の各力Fx,Fy,Fzを求めるためには、少なくとも3箇所でタイヤ1のサイドウオール部の歪εを検出し、三元連立一次方程式を構成し、それを解く必要がある。
そこで、下記の実施形態では、タイヤ1のサイドウオール部における3箇所以上(ここでは、3箇所の場合について説明する)の位置で、その位置におけるタイヤ1の歪εの増減に応じて増減する数量値t1〜t3を取得し、次式(4)のような三元連立一次方程式を構成し、それを解くことにより3方向の各力Fz,Fy,Fzを求めるようにしている。
Figure 2006170686
なお、上式(4)において、A1〜A3、B1〜B3、C1〜C3は係数である。この係数A1〜A3、B1〜B3、C1〜C3は、事前の荷重印加試験において、各力Fx,Fy,Fzを変化させて取得(実測)した数量値t1〜t3と、そのときの各力Fx,Fy,Fzとの複数のデータを数値解析することにより最適な値に決定される。即ち、事前の荷重印加試験において、例えば、タイヤ1に各力Fx,Fy,Fzを個別にかつ静的に印加し、そのときに取得される前記数量値t1〜t3を記録する。これを、各力Fx,Fy,Fzをそれぞれ変化させて繰り返し、得られた複数のデータを、例えばコンピュータを用いて数値変換することにより、係数A1〜A3、B1〜B3、C1〜C3の最適な値を決定する。
そして、上式(4)の三元連立一次方程式から、力Fx,Fy,Fzを求める下記の行列式(5)を得ることができる。
Figure 2006170686
従って、例えば、3箇所の計測ポイントで前記数量値t1〜t3を取得し、その数量値t1〜t3を上式(5)に代入することにより、各力Fx,Fy,Fzをそれぞれ求めることができる。
また、前記数量値t1〜t3は、後述するように、タイヤ1に配設したアンテナ素子11及び車体本体に配設した3個以上(例えば、3個)の送受信アンテナ13A〜13Cとを用いたシステムによって取得するようになっている。
<第1実施形態>
図3は、本発明の第1実施形態に係るタイヤ状態検出装置の構成を概略的に示す図である。このタイヤ状態検出装置は、図3に示すように、タイヤ1に配設された複数のアンテナ素子11と、少なくとも3個以上(ここでは、3個)の送受信アンテナ13A〜13Cと、送受信回路15と、情報処理部17と、記憶部(記憶手段)19とを備えている。送受信アンテナ13A〜13C、送受信回路15及び情報処理部17は、タイヤ1が取り付けられる車体本体側に設置される。なお、本発明に係る検出手段には、送受信回路15、情報処理部17及び記憶部19が相当している。
アンテナ素子11は、導電性を有する材料により形成されており、図3及び図4に示すように、タイヤ1のサイドウォール部21にその周方向に間隔をあけて複数個(少なくとも4個以上)設けられている。本実施形態では、アンテナ素子11は、タイヤ1の成形時にサイドウオール部21内に埋め込まれて配設されており、サイドウォール部21の表面とほぼ平行な姿勢で埋め込まれている。なお、図3及び図4に示す符号23はホイルを示している。
アンテナ素子11の形態としては、後述する送受信アンテナ13A〜13Cが送信する電波を反射可能をものであれば任意のものが採用可能であるが、例えば、図5及び図6に例示するな厚みの薄いリング状(例えば、厚みの薄い円形リング状)又は厚みの薄い平板状(例えば、厚みの薄い円板状)の形態が採用可能である。また、アンテナ素子11の材質としては、銅等の高電導性の金属や、導電性を有する導電ゴムなどが採用可能である。材料として金属を採用した場合には、高導電性のアンテナ素子11を形成することができ、導電ゴムを採用した場合には、アンテナ素子11の機械的特性をタイヤ1を構成するゴムに近づけることができる。
そして、アンテナ素子11は、タイヤ1が路面から受ける力等によりそのアンテナ素子11が配設されたタイヤ1の部分が歪むと、その部分の歪度合いに応じた変形度合いで弾性的に変形する(歪む)ようになっている。
そこで、本実施形態では、外部からアンテナ素子11に電波を送信し、その送信波の反射を車体本体側で計測することにより、アンテナ素子11が配設されたタイヤ1の部分の歪(又はその歪量を反映した数量値)を検出し、その検出結果に基づいて、タイヤ1が路面から受ける力を検出するようにしている。
また、本実施形態では、アンテナ素子11の配列について、隣接するアンテナ素子11間の周方向に沿った各間隔について、いずれか1箇所(図3の符号Aで示す箇所)を除いて互いに等しく設定され、その1箇所Aの間隔が他の間隔に対して大又は小(図3の図示例では「大」)に異なっている。このため、その1箇所Aの間隔を識別標識として利用して後述する各アンテナ素子11の識別(例えば、識別番号の付与等)を容易に行うことができるようになっている。
送受信アンテナ13A〜13Cは、車体本体側におけるタイヤ1の周囲においてタイヤ1の周方向に互いに間隔をあけて設けられている。本実施形態では、送受信アンテナ13A〜13Cは、タイヤ1をその軸を通る水平面で分割したときのその略上半分の領域に設けられている。より具体的には、タイヤ1の略上端部に対応する位置に送受信アンテナ13Aが設けられ、タイヤ1の略前方側端部及び後方側端部に対応する位置に送受信アンテナ13B,13Cが設けられている。
また、送受信アンテナ13A〜13Cは、図4に示すように、タイヤ1の回転に伴ってアンテナ素子11が送受信アンテナ13A〜13Cと対向する位置を通過するように、タイヤ1のサイドウォール部21に対向するように配置されている。これによって、送受信アンテナ13A〜13Cとアンテナ素子11との間の電波の送受が、アンテナ素子11が送受信アンテナ13A〜13Cと対向する位置を通過する際に効率よく行われるようになっている。
送受信アンテナ13A〜13Cとアンテナ素子11との電波の送受は、タイヤ1が回転している状態において、アンテナ素子11が送受信アンテナ13A〜13Cと対向しているときに行われる。すなわち、各アンテナ素子11が送受信アンテナ13A〜13Cに対向する位置に到達すると、送受信アンテナ13A〜13Cから送信される電波がアンテナ素子11で反射され、その反射波が送受信アンテナ13A〜13Cによって受信されるようになっている。
アンテナ素子11は、そのアンテナ素子11が配設されたタイヤ1の部分の歪度合いに応じた変形度合いで弾性的に変形するようになっている。また、アンテナ素子11による反射特性(反射される電波の割合)は、アンテナ素子11の変形度合いに応じて変化するようになっている。
このため、送受信アンテナ13A〜13Cを介してアンテナ素子11による電波の反射状況を検出することにより、タイヤ1の送受信アンテナ13A〜13Cが対向する部分の歪度合いが検出できるようになっている。
より具体的には、アンテナ素子11の外径寸法を、例えば送受信アンテナ13A〜13Cとの間で送受される電波の波長の1/2の値(又は1/2波長の整数倍)に設定しておく。このように設定しておくと、タイヤ1の歪に応じてアンテナ素子11が変形した際、その変形度合いに応じてアンテナ素子11の外径寸法が電波の波長の1/2の値(又は1/2波長の整数倍)からずれ、そのずれ度合いに応じてアンテナ素子11の反射特性(反射割合)が劣化するようになっている。
送受信回路15は、図3に示すように、高周波電源回路31と電流検出回路33とを備えている。高周波電源回路31は、アンテナ素子11の外径寸法と対応するように決定された所定周波数の高周波信号を発生させ、電流検出回路33を介して送受信アンテナ13A〜13Cに出力する。
高周波電源回路31で発生された高周波信号が送受信アンテナ13A〜13Cに与えられると、その高周波信号の周波数に応じた周波数の電波が送受信アンテナ13A〜13Cから送信される。タイヤ1のアンテナ素子11が送受信アンテナ13A〜13Cに対向しているときには、その送信波がアンテナ素子11により反射され、その反射が送受信アンテナ13A〜13Cにより受信される。このとき、各送受信アンテナ13A〜13Cと高周波電源回路31とを接続する各信号経路には、高周波電源回路31が生成する高周波信号と送受信アンテナ13A〜13Cが受信した反射波に基づく受信信号とが合成された信号(合成信号)が存在することとなる。そして、この合成信号の信号強度は、送受信アンテナ13A〜13Cが受信した反射波の強度と相関があるため(例えば、反射波の強度が大きくなるのに伴って増大する)、この合成信号の強度を検出することにより、送受信アンテナ13A〜13Cによる反射波の受信強度が判別できるようになっている。なお、タイヤ1のアンテナ素子11が送受信アンテナ13A〜13Cに対向していないときは、アンテナ素子11による送受信アンテナ13A〜13Cの送信波の反射は行われず、送受信アンテナ13A〜13Cによる反射波の受信も行われない。
そこで、本実施形態では、電流検出回路33が各送受信アンテナ13A〜13Cに接続された信号経路上の合成信号(反射波の受信が行われないときは高周波電源回路31の高周波信号のみが合成信号に含まれる)の信号強度をそれぞれ検出し、その信号強度を示す信号(強度信号)を各送受信アンテナ13A〜13Cごとに情報処理部17に出力する。ここで、この強度信号は本発明に係る検出信号に相当している。
上述のように、アンテナ素子11による電波の反射度合いはタイヤ1の歪に起因したその変形度合いと相関があるため、情報処理部17にて前記強度信号に基づいて後述する所定の演算処理を行うことにより、そのアンテナ素子11が配設されるタイヤ1の部分の歪度合いを推測することができるようになっている。
情報処理部17は、CPU等を備えて構成されており、機能要素として、損失測定部41と、歪演算部43と、力導出部45とを備えている。
記憶部19は、情報処理部17(歪演算部43)の制御により、歪演算に必要な基準レベルに関するデータを記憶する。
損失測定部41は、電流検出回路33から与えられる各送受信アンテナ13A〜13Cに対応する前記強度信号に基づいて、アンテナ素子11によって反射された前記反射波の前記各送受信アンテナ13A〜13Cによる受信レベル(又は、その受信レベルに関連する数量値(例えば、送信波の損失割合又は反射割合等))を検出する。この受信レベル等の検出は、例えば、アンテナ素子11が反射した反射波の受信があるときの前記強度信号と、アンテナ素子11が反射した反射波の受信がないときの前記強度信号とを比較することにより行われる。また、各送受信アンテナ13A〜13Cにおけるアンテナ素子11が反射した反射波の受信の有無は、例えば、前記強度信号の振る舞い(反射波の受信があるとその強度レベルが増大する)に基づいて判別される。
歪演算部43は、記憶部19に保存する歪演算に必要な基準レベルデータを管理する基準データ管理機能と、タイヤ1各部の歪(歪に関連する数量値)を算出する歪算出機能とを有する。これらの機能による処理動作は、損失測定部41によって取得された各送受信アンテナ13A〜13Cによる前記反射波の受信レベル(又はそれに関連する数量値)に基づいて行われる。
基準データ管理機能では、車両が一定速度又は惰性で走行しているとき(例えば、加速や制動による負荷がタイヤ1に印加されないで平地を走行している状態)の、各送受信アンテナ13A〜13Cによる前記反射波の受信レベル(又はそれに関連する数量値)が基準レベルとして各送受信アンテナ13A〜13Cごとに記憶部19に記憶させる。車両が一定速度又は惰性で走行していることの検出は、例えば、車速信号、アクセルペダルの踏み込みレベルを示す信号、ブレーキの作動状況を示す信号等を参照することにより行うことができる。
ここで、各アンテナ素子11に識別番号等を付与しておき、前記基準レベルを、各送受信アンテナ13A〜13Cと各アンテナ素子11との組み合わせごとに設定しておくのが望ましい。これによって、各アンテナ素子11間の電波の反射特性のバラツキや、各アンテナ素子11と各送受信アンテナ13A〜13Cとの組み合わせの違いによる送受信特性のバラツキなどを除去することができる。
また、歪演算機能では、損失測定部41から与えられる各送受信アンテナ13A〜13Cによる前記反射波の受信レベル(又はそれに関連する数量値)と、予め記憶部19に記憶されている各送受信アンテナ13A〜13Cに対応する前記基準レベルとが比較される(例えば、差分等が行われる)。このとき、各送受信アンテナ13A〜13Cと対向しているアンテナ素子11がその識別番号によって識別され、その対向しているアンテナ素子11に対応する基準レベルが差分等に用いられる。
そして、その各比較結果に基づいて、各送受信アンテナ13A〜13Cに対向するタイヤ1の部分の歪量(又はその歪量に関連する数量値)t1〜t3が演算により導出(推定)される。この歪量(又はそれに関連する数量値)t1〜t3の導出は、例えば次のようにして行われる。即ち、各送受信アンテナ13A〜13Cによる前記反射波の受信レベル(又はそれに関連する数量値)と、各送受信アンテナ13A〜13Cに対応する前記基準レベルとの差分値と、各送受信アンテナ13A〜13Cと対向するタイヤ1の部分との歪量(又はそれに関連する数量値)t1〜t3との相関関係(関係式等)を試験により予め導出して歪演算部43に登録しておき、各送受信アンテナ13A〜13Cに対応する前記差分値を対応する前記相関関係に代入することにより、各歪量(又はそれに関連する数量値)t1〜t3が導出される。
力導出部45は、歪演算部43の導出結果に基づいて所定の演算処理を行うことにより、タイヤ1が路面から受けている前後、横、上下の3方向の力Fx,Fy,Fzを導出する。即ち、歪演算部43によって導出された各歪量(又はそれに関連する数量値)t1〜t3が前記式(5)に代入されて演算されることにより、力Fx,Fy,Fzが導出される。なお、式(5)の関係式は予め力導出部45に登録されているものとする。また、式(5)中の係数A1〜A3、B1〜B3、C1〜C3は、予め行われる試験によって、歪演算部43が導出した各歪量(又はそれに関連する数量値)t1〜t3に基づいて力Fx,Fy,Fzを導出するための最適な値に設定されているものとする。
このように導出されたタイヤ1が路面から受ける前後、横、上下の3方向の力Fx,Fy,Fzについてのデータは、例えば、ABS、TCS、VSCなどの車両制御システムに利用される。
以上のように、本実施形態によれば、タイヤ1に設けたアンテナ素子11の反射波を車体本体側の送受信アンテナ13A〜13Cで受信することにより、その反射波の受信状況に基づいて、タイヤ1の送受信アンテナ13A〜13Cに対向している部分の歪量t1〜t3を検出し、その検出した歪データに基づいてタイヤ1が路面から受けている前後、横、上下の3方向の力Fx,Fy,Fzを検出する。このため、タイヤ1と車体本体との間に信号伝達のための接続構造等を設ける必要がなく、簡単な構成でタイヤ1の状態を検出することができる。
また、前記式(5)を用いて力Fx,Fy,Fzを導出するため、簡単な演算処理により高精度で力Fx,Fy,Fzを検出することができる。
また、タイヤ1が路面から受ける前後、横、上下の3方向の力Fx,Fy,Fzを検出することができるため、走行中のタイヤ1の転動状況を正確かつ詳細に把握してABS等の各種制御に利用することができる。
また、タイヤ1のサイドウォール部21の歪状況には、前述のようにタイヤ1が路面から受ける力の影響が反映されやすいため、このサイドウォール部21にアンテナ素子11を設けることにより、タイヤ1が路面から受ける3方向の力Fx,Fy,Fzを正確かつ詳細に検出することができる。
また、タイヤ1のトレッド面に設けられるスチールコードがアンテナ素子11と送受信アンテナ13A〜13Cとの間の電波送受に与える影響を抑制することができ、良好な電波環境を確保できる。
また、1個のタイヤ1に対してアンテナ素子11を複数個(例えば、4個以上)設けることにより、タイヤ1の1回転当たりの送受信アンテナ13A〜13Cを介した力Fx,Fy,Fzの検出頻度を増加させることができ、その結果、タイヤ1の回転速度が低速である場合にも、タイヤ1が路面から受けている力Fx,Fy,Fz等をほぼ実時間で検出することができる等の効果が得られる。
また、隣接するアンテナ素子11間の周方向に沿った各間隔について、いずれか1箇所Aを除いて互いに等しく設定され、その1箇所Aの間隔が他の間隔に対して大又は小に異なっているため、その1箇所Aの間隔を識別標識として利用して各アンテナ素子11の識別(例えば、識別番号の付与等)を容易に行うことができる。
また、歪演算部43によるタイヤ1の歪量の導出が、車両が一定速度又は惰性で走行しているときの反射波の受信レベル(又はそれに関連する数量値)が基準レベルとして参照されて行われため、車両の個別の状態に依存する不確定因子(例えば、タイヤ1の空気充填レベルの増減や、乗員の増減等による重量の増減など)を除去して、タイヤ1が受ける力の検出を高精度で行うことができる。
また、前記基準レベルを各アンテナ素子11と各送受信アンテナ13A〜13Cとのすべての組み合わせについて設定しておくことにより、各アンテナ素子11間の電波の反射特性のバラツキや、アンテナ素子11と送受信アンテナ13A〜13Cとの組み合わせの違いによる送受信特性のバラツキ等を除去して、タイヤ1が受ける力の検出をより高精度で行うことができる。
また、その車両の個別の状態に応じた基準レベルの設定を情報処理部17に自動的に行わせることができ、基準レベルの設定の手間を省くことができる。
また、アンテナ素子11が厚みの薄いリング状又は板状の形態を有するため、タイヤ1の変形に対する追従性を確保しつつ、送受信アンテナ13A〜13Cからの電波に対するアンテナ素子11の良好な反射特性を得ることができる。
また、アンテナ素子11を金属により形成した場合には、高導電性のアンテナ素子11を容易に形成することができ、送受信アンテナ13A〜13Cからの電波に対するアンテナ素子11の良好な反射特性を得ることができる。
また、アンテナ素子11を導電ゴムにより形成した場合には、アンテナ素子11の機械的特性をタイヤ1を構成するゴムに近づけることができ、その結果、タイヤ1の歪に対するアンテナ素子11の変形特性の追従性を向上させることができる。
また、アンテナ素子11がタイヤ1に埋め込まれているため、アンテナ素子11に対する特別な絶縁対策を施す必要がないとともに、アンテナ素子11を水等の外部環境から保護することができる。
<第2実施形態>
図7は、本発明の第2実施形態に係るタイヤ状態検出装置の構成を概略的に示す図である。本実施形態に係るタイヤ状態検出装置が前記第1実施形態に係るタイヤ状態検出装置と実質的に相違する点は、車体本体側の送受信アンテナ13A〜13Dを1個にして、タイヤ1が受ける前記3方向の力Fx,Fy,Fzのうちの前後力Fxのみを検出するようにした点のみであり、互いに対応する点には同一の参照符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係るタイヤ状態検出装置では、図7に示すように、前述の図3に示す構成から送受信アンテナ13A以外の送受信アンテナ13B,13Cが省略されている。本実施形態において、送受信アンテナ13Aは、原理的には車体本体側におけるタイヤ1の周囲のいずれの位置に設けてもよいのであるが、タイヤ1の上端部の周辺に配設されている。これは、タイヤ1の上端部の歪量とタイヤ1が受ける前後力Fxとの相関がタイヤ1の他の部分に比して良好であるからである。
そして、電流検出回路33及び損失測定部41によって、送受信アンテナ13Aにより受信されたアンテナ素子11の反射波の受信レベル(又はそれに関連する数量値)が取得され、歪演算部43及び力導出部45がその反射波の受信レベル(又はそれに関連する数量値)に基づいてタイヤ1が路面から受ける前後力Fxを導出するようになっている。なお、この導出処理における電流検出部33及び損失測定部41による反射波の受信レベル(又はそれに関連する数量値)の導出処理は、受信レベルの導出対象の送受信アンテナ13Aが1個になっただけで前述の第1実施形態における処理と実質的に同一である。また、歪演算部43における基準データ管理処理及び歪量(又はそれに関連する数量値)t1の導出処理も、基準レベルの管理個数及び歪量(又はそれに関連する数量値)の導出個数が減少しただけで前述の第1実施形態における処理と実質的に同一である。
力導出部45による導出処理では、前述したタイヤ1の送受信アンテナ13Aと対向する部分の歪量(又はそれに関連する数量値)と前後力Fxとの線形関係を用いて、前後力Fxの導出が行われる。即ち、タイヤ1の送受信アンテナ13Aと対向する部分の歪量(又はそれに関連する数量値)t1と前後力Fxとの線形関係(例えば、1次方程式)を試験により予め導出して力導出部45に登録しておき、歪演算部43によって導出された歪量(又はそれに関連する数量値)t1をその線形関係に代入して演算することにより、前後力Fxが導出される。
なお、本実施形態では、より実時間に近い前後力Fxの検出を行うため、アンテナ素子11は1個のタイヤ1に対して8個以上設けるのが好ましい。
以上のように、本実施形態では、前述の第1実施形態に係る効果のうちの3方向の力Fx,Fy,Fzを検出する点に関連する部分を除いて、ほぼ同様な効果が得られるとともに、タイヤ1が受ける前後力Fxの検出に特化した最適なタイヤ状態検出装置を提供できる。
<変形例>
上記各実施形態におけるアンテナ素子1の配設形態の変形例として、図8に示すように、タイヤ1のサイドウォール部21の表面にアンテナ素子11を接着剤等により貼着するようにしてもよい。この場合、そのサイドウォール部21には、アンテナ素子11を覆うように絶縁性のゴム材51がアンテナ素子11の上から貼着される。この変形例に係る構成は、タイヤ1の成形終了時にアンテナ素子11をタイヤ1に後付する場合に便利である。また、ゴム材51でアンテナ素子11を覆うことにより、アンテナ素子11に対する絶縁対策及び水等の外部環境からの保護を図ることができる。
また、上記各実施形態の他の変形例として、アンテナ素子11をタイヤ1のサイドウォール部21以外の部分(例えば、トレッド部)にアンテナ素子11を配設するようにしてもよい。或いは、タイヤ1のサイドウォール部21に配設したアンテナ素子11と、それ以外の部分であるトレッド部等に配設したアンテナ素子11とによる歪検出結果を用いてタイヤ1が受ける力(例えば、Fx,Fy,Fz)を検出するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、反射波の受信レベル(又はそれに関連する数量値)に基づいて歪量(又はそれに関連する数量値)t1等を導出し、その歪量(又はそれに関連する数量値)t1等を用いてタイヤ1が受ける力を導出するようにしたが、歪量(又はそれに関連する数量値)t1等の導出を行うことなく、反射波の受信レベル(又はそれに関連する数量値)からタイヤ1が受ける力を直接的に導出するようにしてもよい。
図1(A)及び図1(B)はタイヤに3方向の力Fx,Fy,Fzを印加した際の表面歪と各力Fx,Fy,Fzとの関係を求めるために実施した負荷印加試験を説明するための説明図である。 タイヤの各測定位置における歪と3方向の各力成分との相関度合いに関する表を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るタイヤ状態検出装置の構成を概略的に示す図である。 アンテナ素子及び送受信アンテナの配設位置を説明するための概略図である。 アンテナ素子の構成を示す斜視図である。 アンテナ素子の他の構成を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るタイヤ状態検出装置の構成を概略的に示す図である。 アンテナ素子の配設形態の変形例を示す断面図である。
符号の説明
1 タイヤ
11 アンテナ素子
13A〜13C 送受信アンテナ
15 送受信回路
17 情報処理部
19 記憶部
21 サイドウォール部
Fx 前後力
Fy 横力
Fz 上下力

Claims (24)

  1. タイヤの状態を検出するタイヤ状態検出装置であって、
    前記タイヤに設けられ、前記タイヤの歪に応じて変形する導体片と、
    前記タイヤが取り付けられる車体本体における前記タイヤの周囲に設けられ、前記導体片との間で電波の送受を行うアンテナと、
    前記アンテナを介して前記導体片に対して所定の送信波を送信するとともに、その送信波が前記導体片で反射されて戻ってきた反射波を前記アンテナを介して受信し、前記反射波の受信状況に基づいて、前記タイヤの前記アンテナに近接している部分の歪又はその歪に関連した数量値を検出する検出手段と、
    を備えることを特徴とするタイヤ状態検出装置。
  2. タイヤの状態を検出するタイヤ状態検出装置であって、
    前記タイヤに設けられ、前記タイヤの歪に応じて変形する導体片と、
    前記タイヤが取り付けられる車体本体における前記タイヤの周囲に設けられ、前記導体片との間で電波の送受を行うアンテナと、
    前記アンテナを介して前記導体片に対して所定の送信波を送信するとともに、その送信波が前記導体片で反射されて戻ってきた反射波を前記アンテナを介して受信し、前記反射波の受信状況に基づいて前記タイヤが路面から受けている力を検出する検出手段と、
    を備えることを特徴とするタイヤ状態検出装置。
  3. 請求項1に記載のタイヤ状態検出装置において、
    前記検出手段は、検出した前記タイヤの歪又はその歪に関連する数量値に基づいて、前記タイヤが路面から受けている力を検出することを特徴とするタイヤ状態検出装置。
  4. 請求項2又は3に記載のタイヤ状態検出装置であって、
    前記検出手段は、前記タイヤが路面から受けている力のうちの前記タイヤの前後方向に沿った力成分を検出することを特徴とするタイヤ状態検出装置。
  5. 請求項2又は3に記載のタイヤ状態検出装置であって、
    前記検出手段は、前記タイヤが路面から受けている力のうちの前記タイヤの前後方向、横幅方向、及び上下方向の3方向に沿った各力成分を検出することを特徴とするタイヤ状態検出装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載のタイヤ状態検出装置において、
    前記導体片は、前記タイヤのサイドウォール部に設けられることを特徴とするタイヤ状態検出装置。
  7. 請求項4に記載のタイヤ状態検出装置において、
    前記アンテナは、前記車体本体に1個設けられていることを特徴とするタイヤ状態検出装置。
  8. 請求項5に記載のタイヤ状態検出装置において、
    前記アンテナは、前記車体本体における前記タイヤの周方向に沿って互いに間隔あけて3個以上設けられていることを特徴とするタイヤ状態検出装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載のタイヤ状態検出装置において、
    前記反射波の受信レベル又はその受信レベルに関連する数量値に関する基準レベルを記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記検出手段は、前記アンテナを介して受信した前記反射波の受信レベル又はその受信レベルに関連する数量値と、前記記憶手段に記憶された前記基準レベルとに基づいて前記タイヤの歪、その歪に関連する数量値又は前記タイヤが受ける力を検出することを特徴とするタイヤ状態検出装置。
  10. 請求項9に記載のタイヤ状態検出装置において、
    前記タイヤ状態検出装置は車両に設けられたタイヤの状態を検出するものであり、
    前記検出手段は、前記車両が一定速度又は惰性で走行しているときに前記アンテナを介して受信した前記反射波の受信レベル又はその受信レベルに関連する数量値を前記基準レベルとして前記記憶手段に記憶させることを特徴とするタイヤ状態検出装置。
  11. 請求項2に記載のタイヤ状態検出装置において、
    前記導体片は、前記タイヤのサイドウォール部に設けられ、
    前記アンテナは、前記車体本体における前記タイヤの周方向に離れた位置に3個設けられ、
    前記検出手段は、
    前記各アンテナを介して前記導体片に対して所定の送信波を送信するとともに、その送信波が前記導体片で反射されて戻ってきた反射波を前記各アンテナを介して受信し、前記反射波の受信レベルに応じてレベル変化する検出信号を前記各アンテナ毎に出力する送受信回路と、
    前記検出回路から出力される前記各アンテナに対応する3個の前記検出信号のレベル値に基づいて、前記タイヤが路面から受けている力のうちの前記タイヤの前後方向、横幅方向、及び上下方向の3方向に沿った前記各力成分Fx,Fy,Fzを導出する情報処理部と、
    を備え、
    前記情報処理部は、
    前記3個のアンテナに対応する前記歪信号の前記レベル値をタイヤの周方向にt1,t2,t3とするとき、下記の式(1)により、
    Figure 2006170686
    前記各力成分Fx,Fy,Fzを導出することを特徴とするタイヤ状態検出装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載のタイヤ状態検出装置において、
    前記アンテナと前記導体片との位置関係は、前記タイヤの回転に伴って前記導体片が前記アンテナと対向する位置を通過するように設定されていることを特徴とするタイヤ状態検出装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載のタイヤ状態検出装置において、
    前記導体片は、1個のタイヤに対してそのタイヤの周方向に間隔をあけて複数設けられていることを特徴とするタイヤ状態検出装置。
  14. 請求項13に記載のタイヤ状態検出装置において、
    隣接する前記導体片間の前記周方向に沿った各間隔について、いずれか1箇所を除いて互いに等しく設定され、その1箇所の間隔が他の間隔に対して大又は小に異なっていることを特徴とするタイヤ状態検出装置。
  15. 請求項13又は14に記載のタイヤ状態検出装置において、
    前記導体片は、1個のタイヤに対して4個以上設けられていることを特徴とするタイヤ状態検出装置。
  16. 請求項1ないし15のいずれかに記載のタイヤ状態検出装置において、
    前記導体片は、リング状又は板状の形態を有することを特徴とするタイヤ状態検出装置。
  17. 請求項1ないし16のいずれかに記載のタイヤ状態検出装置において、
    前記導体片は、金属により形成されることを特徴とするタイヤ状態検出装置。
  18. 請求項1ないし16のいずれかに記載のタイヤ状態検出装置において、
    前記導体片は、導電性を有する導電ゴムにより形成されることを特徴とするタイヤ状態検出装置。
  19. 請求項1ないし18のいずれかに記載のタイヤ状態検出装置において、
    前記導体片は前記タイヤに埋め込まれていることを特徴とするタイヤ状態検出装置。
  20. 請求項1ないし18のいずれかに記載のタイヤ状態検出装置において、
    前記導体片は、前記タイヤの表面に貼着され、
    前記タイヤの前記導体片が貼着された部分には、前記導体片を覆うように絶縁性のゴム材が貼着されていることを特徴とするタイヤ状態検出装置。
  21. タイヤの状態を検出するタイヤ状態検出方法であって、
    前記タイヤの歪に応じて変形する導体片を前記タイヤに設けるとともに、前記導体片との間で電波の送受を行うアンテナを、前記タイヤが取り付けられる車体本体における前記タイヤの周囲に設け、
    前記アンテナを介して前記導体片に対して所定の送信波を送信するとともに、その送信波が前記導体片で反射されて戻ってきた反射波を前記アンテナを介して受信し、前記反射波に基づいて、前記タイヤの前記アンテナに近接している部分の歪又はその歪に関連する数量値を検出することを特徴とするタイヤ状態検出方法。
  22. タイヤの状態を検出するタイヤ状態検出方法であって、
    前記タイヤの歪に応じて変形する導体片を前記タイヤに設けるとともに、前記導体片との間で電波の送受を行うアンテナを、前記タイヤが取り付けられる車体本体における前記タイヤの周囲に設け、
    前記アンテナを介して前記導体片に対して所定の送信波を送信するとともに、その送信波が前記導体片で反射されて戻ってきた反射波を前記アンテナを介して受信し、前記反射波に基づいて前記タイヤが路面から受けている力を検出することを特徴とするタイヤ状態検出方法。
  23. 当該タイヤの歪に応じて変形する導体片が設けられ、前記導体片が、当該タイヤが取り付けられる車体本体に設けられたアンテナから送信されてくる状態検出用の電波を反射することを特徴とするタイヤ。
  24. タイヤが取り付けられる車体本体における前記タイヤの周囲に設けられたアンテナであって、
    タイヤに設けられ、そのタイヤの歪に応じて変形する導体片に対し、状態検出用の電波を送信するとともに、その送信波が前記導体片で反射されて戻ってきた反射波を受信することを特徴とするアンテナ。
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