JP2006170306A - 駆動力制御装置 - Google Patents

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正夫 寺岡
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Abstract

【課題】 電動モータの組み付け構造を簡単にすることを可能とする。
【解決手段】 相対回転可能なデフ・ケース45及びサイド・ギヤ69間に設けられた差動回転の増速機構49と、デフ・ケース45及び前記増速機構49間に連結された電動モータ51と、電動モータ51を制御する制御部53とよりなり、デフ・ケース45及び前記増速機構49から結合軸部93,95を延設し、電動モータ51を、結合軸部93,95に着脱可能にスプライン結合したことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、差動制限或いは車両姿勢制御が可能な駆動力制御装置に関する。
従来この種の駆動力制御装置としては、デフ・ケース及びサイド・ギヤ間に差動回転の増速機構として遊星ギヤ機構を結合し、この遊星ギヤ機構とデフ・ケースとの間に電動モータを設けた動力伝達装置がある。
この動力伝達装置では、前記デフ・ケース及びサイド・ギヤ間の差動回転を遊星ギヤ機構で増速して取り出し、この取り出された差動回転を前記電動モータのジェネレータとしての作用により制限し、或いは前記電動モータにより遊星ギヤ機構を介してデフ・ケース及びサイド・ギヤ間に積極的に差動回転を付与して車両姿勢制御を行うことができる。
しかし、この従来の装置では、デフ・ケース及びサイド・ギヤと共に回転側となる電動モータ或いは電動モータ及び増速機構の組み付け構造が複雑であり、電動モータ等の修理、交換が煩雑となっていた。
特許2643979号公報
解決しようとする問題点は、電動モータ或いは電動モータ及び増速機構の組み付け構造が複雑であった点である。
本発明は、電動モータの組み付け構造を簡単にするため、一対の回転部材の一方及び増速機構から結合軸部を延設し、電動モータを、結合軸部に軸方向移動により着脱可能に結合したことを最も主要な特徴とする。
本発明の駆動力制御装置は、一対の回転部材の一方及び増速機構から結合軸部を延設し、電動モータを、結合軸部に軸方向移動により着脱可能に結合したため、結合構造が簡単であり、電動モータを結合軸部に対する着脱により取り付け、取り外すことができる。このため、電動モータの修理、交換等を容易に行うことができる。
電動モータの組み付け構造を簡単にするという目的を、結合軸部を延設することで実現した。
[四輪駆動車]
図1は、本発明の実施例1を適用した四輪駆動車のスケルトン平面図である。本発明の実施例1に係る駆動力制御装置は、例えばリヤ・デファレンシャル装置1として適用され、デフ・キャリヤ3に回転自在に支持されている。リヤ・デファレンシャル装置1には、左右のアクスル・シャフト5,7を介して左右の後輪9,11が連動連結されている。
前記リヤ・デファレンシャル装置1には、ドライブ・ピニオン・シャフト12を介してプロペラ・シャフト13の駆動トルクが入力されるようになっている。プロペラ・シャフト13には、エンジン15からトランスミッション17、トランスファ19を介し駆動トルクの伝達が行われるようになっている。
前記トランスファ19のトランスファー・ケース20には、伝動軸21が支持されている。伝動軸21には、断続機構23及びスプロケット25が設けられている。スプロケット25には、他方のスプロケット27との間にチェーン29が掛け回されている。スプロケット27は、前輪側への出力軸31に固定されている。出力軸31には、プロペラ・シャフト33が連結され、プロペラ・シャフト33からフロント・デファレンシャル装置35へ回転力伝達が行われる。フロント・デファレンシャル装置35は、デフ・キャリヤ36に回転自在に支持されている。フロント・デファレンシャル装置35には、左右のアクスル・シャフト37,39を介して左右の前輪41,43が連動連結されている。
従って、エンジン15から出力された駆動トルクは、トランスミッション17からトランスファ19へ伝達される。トランスファ19の断続機構23が接続状態であるとき、トランスミッション17からの駆動トルクが一方では伝動軸21から後輪側のプロペラ・シャフト13へ伝達され、他方では断続機構23、スプロケット25、チェン29、スプロケット27、及び出力軸31を介して前輪側へのプロペラ・シャフト33へ伝達される。
前記後輪側のプロペラ・シャフト13からは、リヤ・デファレンシャル装置1へ回転力伝達が行われ、リヤ・デファレンシャル装置1から左右のアクスル・シャフト5,7を介して左右の後輪9,11へ回転力伝達が行われる。
前記前輪側へのプロペラ・シャフト33からは、フロント・デファレンシャル装置35へ回転力伝達が行われ、フロント・デファレンシャル装置35から左右のアクスル・シャフト37,39を介して、左右の前輪41,43へ回転力伝達が行われる。
従って、左右の前輪41,43及び左右の後輪9,11によって、四輪駆動状態で走行することができる。
前記トランスファ19の断続機構23が切断状態であるとき、トランスミッション17から伝動軸21を介し、後輪側のプロペラ・シャフト13側へのみ回転力伝達が行われ、後輪9,11による二輪駆動状態で走行することができる。
[リヤ・デファレンシャル装置]
図2は、リヤ・デファレンシャル装置1の断面図である。
図2のように、リヤ・デファレンシャル装置1は、回転部材であるデフ・ケース45内に差動機構47及び増速機構49を備え、デフ・キャリヤ3外に電動モータ51を備え、電動モータ51は、制御部53により制御可能となっている。
前記デフ・ケース45は、ボス部44,46において前記デフ・キャリヤ3に軸受55,57により回転自在に支持されている。デフ・ケース45は、第1ケース部59及び第2ケース部61の合わせ構造であり、フランジ部63に、リング・ギヤがボルト・ナットにより締結結合されている。このリング・ギヤは、前記ドライブ・ピニオン・シャフト12のドライブ・ピニオン・ギヤに噛み合っている。
前記差動機構47は、前記ドライブ・ピニオン・シャフト12側から入力されたデフ・ケース45への入力トルクを差動回転を許容しながら左右アクスル・シャフト5,7へ伝達可能とするものである。差動機構47は、ピニオン・ギヤ65及び該ピニオン・ギヤ65に噛み合う回転部材であるサイド・ギヤ67,69を備えている。
前記ピニオン・ギヤ65は、ピニオン・シャフト71に回転自在に支持され、ピニオン・シャフト71は、デフ・ケース45に固定されている。ピニオン・ギヤ65とデフ・ケース45との間には、球面ワッシャ73が介設されている。サイド・ギヤ67,69は、前記アクスル・シャフト5,7側に連動連結される。
前記サイド・ギヤ67の背面には、デフ・ケース45との間にスラスト・ワッシャ74が介設されている。前記サイド・ギヤ69には、アクスル・シャフト7側に連結される軸部75が一体に設けられている。サイド・ギヤ69の外周部には、筒部76が形成され、デフ・ケース45内周面に摺接ガイドされている。
前記増速機構49は、相対回転可能な一対の回転部材であるデフ・ケース45及びサイド・ギヤ69間に設けられ、差動機構47の差動回転を増速して出力する。増速機構49は、一対のギヤ77,79、遊星ギヤ81、遊星キャリヤ83とを有している。
前記ギヤ77,79は、歯数が僅かに異なるように設定されている。ギヤ77は、前記サイド・ギヤ69の筒部76内周にインターナル・ギヤとして形成されている。ギヤ79は、前記デフ・ケース45の第2ケース部61内周にインターナル・ギヤとして形成されている。
前記遊星ギヤ81は、周方向複数所定間隔で備えられ、前記ギヤ77,79に共に噛み合っている。
前記遊星キャリヤ83は、前記遊星ギヤ81を回転自在に支持している。遊星キャリヤ83は、一対のキャリヤ・プレート85,87にキャリヤ・ピン89を支持し、キャリヤ・ピン89に、前記遊星ギヤ81が、回転自在に支持されている。キャリヤ・プレート87と第2ケース部61との間には、スラスト・ブッシュ91が介設されている。
前記電動モータ51は、一対の回転部材の一方であるデフ・ケース45及び増速機構49間に連結されている。すなわち、デフ・ケース45及び増速機構49から結合軸部93,95が延設され、この結合軸部93,95に電動モータ51が軸方向移動により着脱可能に結合されている。
前記結合軸部93は、前記デフ・ケース45のボス部46からデフ・キャリヤ3外へ延設され、外周面にスプライン97が設けられている。前記結合軸部95は、前記増速機構49の遊星キャリヤ83から延設されている。結合軸部95は、結合軸部93よりもデフ・キャリヤ3外方へ突出するように延設され、外周面にスプライン99が設けられている。結合軸部95とデフ・ケース45のボス部46との間には、ニードル・ベアリング101が介設されている。
前記電動モータ51は、ステータ103及びロータ105を備えている。
前記ステータ103を支持する電動モータ51のハウジング107は、対向する側壁109,111の内周側が軸方向に幅狭に形成され、一方の側壁109の内周にインナースプレイン113が設けられ、他方の側壁111の内周に軸受ボス部115が設けられている。インナースプライン113は、前記結合軸部93の端部からスプライン97にスプライン結合されている。
前記ロータ105を支持する円盤116には、内周にボス部117が設けられ、ボス部117の内周には、インナースプライン119が設けられている。インナースプライン119は、結合軸部95の端部からスプライン99にスプライン結合されている。この状態で、ボス部117の一端側121は、前記結合軸部93の内周に相対回転自在に嵌合している。従って、ロータ105等の回転のがた付きを抑制することができる。結合軸部95にはスナップリング124が取り付けられ、ボス部117の他端側123に当接してボス部117の抜け止めが行われている。ボス部117と前記軸受ボス部115との間には、軸受125が介設されている。
前記電動モータ51の外側には、モーター・カバー127が設けられている。モーター・カバー127は、電動モータ51を、デフ・キャリヤ3との間で覆うものであり、デフ・キャリヤ3に対しボルトなどにより締結結合されている。モーター・カバー127の端部内周と前記軸部75との間には、シール129が設けられている。
前記制御部53は、CPU,MPUなどで構成され、前後輪41,43,9,11の車輪速、ハンドル操舵角、車速、エンジン回転数、ヨーレイト等車両の各種検出値を入力して前記電動モータ51を走行状態に応じて制御する。制御部53は、前記モーター・カバー127に取り付けられたコネクタ131に接続され、コネクタ131は、スリップ・リング133を介して前記ハウジング107に電気的に接続されている。この接続により、制御部53は、電動モータ51のステータ103に電気的に接続されている。
[電動モータの着脱]
前記モーター・カバー127をデフ・キャリヤ3から取り外し、結合軸部95のスナップ・リング124を取り外すと、ハウジング107及びボス部117のインナースプライン113,119を結合軸部93,95のスプライン97,99に対し軸方向へ移動させるように電動モータ51全体を引き抜くことができる。
電動モータ51の取付は、逆の手順で簡単に行うことができる。
[駆動力制御]
前記電動モータ51が通電制御されていなければ、電動モータ51は、ジェネレータ的な働きをして回転抵抗を生ずる。
前記デフ・ケース45へ入力された駆動トルクは、差動機構47を介して差動回転を許容しながら左右アクスル・シャフト5,7へ出力される。前記差動機構47に後輪9,11側から差動回転が入力されると、左右サイド・ギヤ67,69が差動回転し、サイド・ギヤ69がデフ・ケース45に対して相対回転する。この相対回転によりギヤ77,79の歯数の僅かな相異により遊星ギヤ81が高速で回転し、この回転に応じて遊星キャリヤ83がデフ・ケース45に対して高速で相対回転する。
前記遊星キャリヤ83及びデフ・ケース45の相対回転により結合軸部93,95間に相対回転が起こり、一方の結合軸部93の回転はハウジング107を介してステータ103に伝達され、他方の結合軸部95の回転は円盤116を介してロータ105に伝達される。従って、電動モータ51のジェネレータ的な働きにより回転抵抗を生じ、ステータ103,ロータ105間の相対回転が制限される。
この相対回転の制限により、前記とは逆の経路によりサイド・ギヤ69及びデフ・ケース45間の相対回転が制限され、サイド・ギヤ67,69間の差動回転を制限することができる。
従って、リヤ・デファレンシャル装置1の前記のような差動制限により、悪路等での走破性等を向上することができる。
前記制御部53により電動モータ51を通電制御すれば、ステータ103に対してロータ105を回転させ、前記のような経路によりサイド・ギヤ69及びデフ・ケース45間に積極的に相対回転を与えることができる。この相対回転により、左右サイド・ギヤ67,69を介して左右後輪9,11に積極的に差動回転を付与することができる。
従って、直進走行中に例えば横風を受けて直進性が損なわれるようなときでも、操舵角、車速、ヨーレイト等に基づき左右差動回転を積極的に適切に制御することにより車両の直進性を的確に維持させることができる。又、スポーツ走行などにおいては、旋回走行中に外輪側の回転がより速くなるように差動回転を制御すれば、オーバー・ステア傾向を与えることができ、迅速な旋回走行を行わせることができる。
以上、電動モータ51の結合構造が簡単であり、電動モータ51をスプライン97,99に対するインナー・スプライン113,119の係脱を介して結合軸部93,95に対し着脱することができ、ワンタッチで容易に取り付け、取り外すことができる。このため、電動モータ51の修理、交換等を容易に行うことができる。
前記一対の結合軸部93,95は、前記デフ・ケース45及び増速機構49から前記デフ・キャリヤ3外へ延設されたため、結合構造を確実に簡単にすることができ、電動モータ51をデファレンシャル装置1の結合軸部93,95に対する着脱によりワンタッチで容易に取り付け、取り外すことができる。
前記デフ・ケース45の結合軸部93に、前記電動モータ51のステータ103が着脱自在に結合され、前記増速機構49の結合軸部95は、前記遊星キャリヤ83から延設されて前記電動モータ51のロータ105が着脱自在に結合されたため、結合構造を確実に簡単にすることができ、電動モータ51をデフ・ケース45及び遊星キャリヤ83の結合軸部93,95に対する着脱によりワンタッチで容易に取り付け、取り外すことができる。
前記結合軸部93,95に対する電動モータ51の結合は、スプライン結合であるため、電動モータ51を軸方向へ移動させて結合軸部93,95に対し簡単に結合、離脱させることができる。
図3は、本発明の実施例2に係り、リヤデファレンシャル装置のスケルトン断面図である。なお、基本的な構成は実施例と同様であり、同一又は対応する構成部分には、同符号又は同符号にAを付して説明する。また、四輪駆動車の全体構成は、図1を参照する。
本実施例のリヤデファレンシャル装置1Aは、増速機構49A及び電動モータ51Aの双方をデフキャリヤ3A外へ配置し、増速機構49A及び電動モータ51Aを一体的に着脱可能としたものである。
本実施例では、デフ・ケース45Aのボス部44Aに結合軸部93Aが設けられ、サイド・ギヤ67の軸部75Aaが結合軸部となっている。
前記増速機構49Aのギヤ77A,79Aは、歯数が僅かに異なるように設定され、ギヤ77A,79Aの外周に周方向所定間隔で複数の遊星ギヤ81Aが噛み合っている。ギヤ77Aは、内周のインナー・スプライン113Aが結合軸部93Aのスプライン97Aにスプライン結されている。
前記ギヤ79Aは、中空軸部135を介して電動モータ51Aのロータ105側と一体に形成され、中空軸部135のインナー・スプライン119Aが前記結合軸部75Aaのスプライン99Aにスプライン結されている。
前記増速機構49Aの遊星キャリヤ83Aは、電動モータ51Aのハウジング107Aと一体に設けられ、ハウジング107Aの一方の側壁109Aと前記中空軸部135との間に、シール137が介設されている。
前記ハウジング107Aの他方の側壁111Aの軸受ボス部115Aは、軸受139によってモーター・カバー127Aの軸支持部141に支持されている。軸支持部141には、軸受143を介して前記結合軸部75Aaが支持されている。軸受143の軸方向外側及び軸受139の軸方向内側において軸支持部141及び結合軸部75Aa間と軸支持部141及び軸受ボス部115A間とに、シール145,147が介設されている。軸受ボス部115Aの内周に、電動モータ51Aのロータ105側に結合された中空軸149が相対回転可能に嵌合支持されている。デフ・キャリヤ3Aと軸部75Abとの間には、軸受57Aの外側においてシール151が介設されている。
そして、ドライブ・ピニオン・シャフト12からドライブ・ピニオン・ギヤ153、リング・ギヤ155を介してデフ・ケース45に駆動トルクが入力され、差動機構47、軸部75Aa,75Abを介して左右後輪9,11へトルク伝達を行うことができる。
左右後輪9,11からの差動回転の入力により左右サイド・ギヤ67,69が差動回転すると結合軸部93A,75Aa間が相対回転する。この相対回転によりスプライン97A,99A、インナー・スプライン113A,119Aを介しギヤ77A,79Aが相対回転し、遊星ギヤ81Aが高速で回転する。この高速回転により、遊星キャリヤ83A、ハウジング107Aを介しステータ103がロータ105に対し高速で相対回転する。従って、電動モータ51Aのジェネレータ的な働きにより、上記実施例同様に差動制限を行わせることができる。
また、前記電動モータ51Aを通電制御してギヤ77A,79A間に積極的な相対回転を与えることで、左右サイド・ギヤ67,69間に差動回転を積極的に付与し、上記実施例と同様に、車両姿勢を制御することができる。
前記電動モータ51A及び増速機構49Aは、モーター・カバー127Aを取り外し、軸方向移動を介しスプライン97A,99Aに対するインナー・スプライン113A,119Aの係脱により、結合軸部93A,75Aaにワンタッチで取り付け、取り外すことができる。
従って、本実施例でも上記実施例と同様な作用効果を奏することができる。また、本実施例では、電動モータ51A及び増速機構49Aを結合軸部93A,75Aaへの着脱により結合することができる。このため、電動モータ51A及び増速機構49Aの修理、交換等を容易に行うことができる。
前記一対の結合軸部93A,75Aaは、前記デフ・ケース45及びサイド・ギヤ67から前記デフ・キャリヤ3A外へ延設されたため、結合構造を確実に簡単にすることができ、電動モータ51A及び増速機構49Aをデファレンシャル装置1Aの結合軸部93A,75Aaへの着脱により結合することができる。
なお、上記実施例では、リヤデファレンシャル装置に適用したが、フロントデファレンシャル装置、センターデファレンシャル装置にも適用することができる。
四輪駆動車のスケルトン平面図である(実施例1)。 リヤデファレンシャル装置の断面図である(実施例1)。 リヤ・デファレンシャル装置の断面図である(実施例2)。
符号の説明
1,1A リヤ・デファレンシャル装置(デファレンシャル装置、駆動力制御装置)
3,3A デフ・キャリヤ
45 デフ・ケース
49,49A 増側機構
51,51A 電動モータ
53 制御部
67,69 サイド・ギヤ
77,77A,79,79A ギヤ
81,81A 遊星ギヤ
83,83A 遊星キャリヤ
93,93A,95,75Aa 結合軸部
97,97A,99,99A スプライン
103 ステータ
105 ロータ
113,113A,119,119A インナー・スプライン

Claims (8)

  1. 相対回転可能な一対の回転部材間に設けられた差動回転の増速機構と、
    前記一対の回転部材の一方及び前記増速機構間に連結された電動モータと、
    前記電動モータを制御する制御部とよりなり、
    前記一対の回転部材の一方及び前記増速機構から結合軸部を延設し、
    前記電動モータを、前記結合軸部に軸方向移動により着脱可能に結合した
    ことを特徴とする駆動力制御装置。
  2. 相対回転可能な一対の回転部材間に設けられた差動回転の増速機構と、
    前記一対の回転部材の一方及び増速機構間に連結された電動モータと、
    前記電動モータを制御する制御部とよりなり、
    前記一対の回転部材から結合軸部をそれぞれ延設し、
    前記電動モータ及び増速機構を、前記一対の回転部材の一方の結合軸部に着脱自在に結合し、前記増速機構を、同他方の結合軸部に軸方向移動により着脱可能に結合した
    ことを特徴とする駆動力制御装置。
  3. 請求項1記載の駆動力制御装置であって、
    前記回転部材の一方は、デフ・キャリヤに回転自在に支持されたデファレンシャル装置のデフ・ケースであり、同他方は同サイド・ギヤであり、
    前記増速機構は、前記デフ・ケース及びサイド・ギヤ間に設けられ、
    前記一対の結合軸部は、前記デフ・ケース及び増速機構から前記デフ・キャリヤ外へ延設された
    ことを特徴とする駆動力制御装置。
  4. 請求項3記載の駆動力制御装置であって、
    前記増速機構は、前記一対の回転部材と共にそれぞれ一体に回転する互いに歯数が僅かに異なる一対のギヤと、この一対のギヤに共に噛み合う遊星ギヤと、この遊星ギヤを回転自在に支承する遊星キャリヤとを有し、
    前記デフ・ケースの結合軸部に、前記電動モータのステータが着脱自在に結合され、
    前記増速機構の結合軸部は、前記遊星キャリヤから延設されて前記電動モータのロータが着脱自在に結合される
    ことを特徴とする駆動力制御装置。
  5. 請求項1,3,4の何れかに記載の駆動力制御装置であって、
    前記結合軸部に対する電動モータの結合は、スプライン結合である
    ことを特徴とする駆動力制御装置。
  6. 請求項2記載の駆動力制御装置であって、
    前記回転部材の一方は、デフ・キャリヤに回転自在に支持されたデファレンシャル装置のデフ・ケースであり、同他方は同サイド・ギヤであり、
    前記一対の結合軸部は、前記デフ・ケース及びサイド・ギヤから前記デフ・キャリヤ外へ延設された
    ことを特徴とする駆動力制御装置。
  7. 請求項6記載の駆動力制御装置であって、
    前記増速機構は、前記一対の回転部材と共にそれぞれ一体に回転する互いに歯数が僅かに異なる一対のギヤと、この一対のギヤに共に噛み合う遊星ギヤと、この遊星ギヤを回転自在に支承する遊星キャリヤとを有し、
    前記遊星キャリヤは、前記電動モータのステータに結合され、
    前記デフ・ケースの結合軸部に、前記一対のギヤの一方が着脱自在に結合され、 前記サイド・ギヤの結合軸部に、前記一対のギヤの他方及び前記電動モータのロータが着脱自在に結合された
    ことを特徴とする駆動力制御装置。
  8. 請求項2,6,7の何れかに記載の駆動力制御装置であって、
    前記結合軸部に対する電動モータ及び増速機構の結合は、スプライン結合である
    ことを特徴とする駆動力制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010084811A1 (ja) * 2009-01-20 2010-07-29 Ntn株式会社 トルクリミッタ
JP2012067891A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Jtekt Corp 車両用駆動力配分制御装置

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