JP2006170120A - ハイブリッド車のエンジン始動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 2つのモータのうち、一方のモータが故障した場合であっても、停車を維持しながらのエンジン始動と、停車状態から発進してのスムーズな走行を確保することができるハイブリッド車のエンジン始動制御装置を提供すること。
【解決手段】 動力源としてエンジンと少なくとも2つのモータを有し、これらのエンジン及びモータと駆動出力部材とが接続される差動装置を有する駆動力合成変速機を備えたハイブリッド車において、前記2つのモータのうち、一方のモータが故障した場合、前記駆動出力部材を固定する固定制御を行うと共に(ステップS6〜ステップS8)、前記駆動力合成変速機により無段変速比を得る無段変速モードに設定し(ステップS9)、正常であるモータのトルクをエンジンに加え、エンジン回転数を上げて始動(ステップS10)するエンジン始動制御手段(ステップS5)を設けた。
【選択図】 図7

Description

本発明は、動力源としてエンジンと少なくとも2つのモータを有し、これらのエンジン及びモータと駆動出力部材とが接続される差動装置を有する駆動力合成変速機を備えたハイブリッド車のエンジン始動制御装置に関する。
従来、共線図上に4つの入出力要素が配列される4要素2自由度の遊星歯車機構を構成し、前記入出力要素のうちの内側に配列される2つの要素の一方にエンジンからの入力を、他方に駆動系統への出力をそれぞれ割り当てると共に、前記内側の要素の両外側に配列される2つの要素にそれぞれ第1モータジェネレータと第2モータジェネレータとを連結したハイブリッド駆動装置が知られていて、走行モードとして、モータジェネレータのみを駆動源とする電気自動車走行モードと、エンジンとモータジェネレータを駆動源とするハイブリッド車走行モードと、を有する(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−32808号公報
しかしながら、上記従来のハイブリッド駆動システムでは、停車中においてもバッテリ容量が低下した場合、発電しなければならないため、エンジンの始動を要する。しかしながら、第1モータジェネレータが故障した場合、エンジンを始動することができない。また、第2モータジェネレータが故障した場合、シリーズモードにて第1モータジェネレータによりエンジンを始動することはできるが、駆動出力軸と駆動力発生機構とが切り離された状態となるため、発進することができない。さらに、出力以外の回転要素を固定する変速比固定モードにて1つのモータジェネレータによりエンジンを始動させた場合、駆動出力軸の回転を許容するシステム構成となる以上、車両は発進してしまい、また、停車するとエンジンも停止する。
以上のことから、停車中にエンジンを始動させ、車両を発進する制御は困難となる。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、2つのモータのうち、一方のモータが故障した場合であっても、停車を維持しながらのエンジン始動と、停車状態から発進してのスムーズな走行を確保することができるハイブリッド車のエンジン始動制御装置およびエンジン始動制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、動力源としてエンジンと少なくとも2つのモータを有し、これらのエンジン及びモータと駆動出力部材とが接続される差動装置を有する駆動力合成変速機を備えたハイブリッド車において、
前記2つのモータのうち、一方のモータが故障した場合、前記駆動出力部材を固定する固定制御を行うと共に、前記駆動力合成変速機により無段変速比を得る無段変速モードに設定し、正常であるモータのトルクをエンジンに加え、エンジン回転数を上げて始動するエンジン始動制御手段を設けた。
よって、本発明のハイブリッド車のエンジン始動制御装置にあっては、エンジン始動制御手段において、2つのモータのうち、一方のモータが故障した場合、駆動出力部材を固定する固定制御が行われると共に、駆動力合成変速機により無段変速比を得る無段変速モードに設定され、正常であるモータのトルクをエンジンに加え、エンジン回転数を上げて始動が行われる。すなわち、駆動出力部材を固定する固定制御により、車両を停止状態にて留めておくことができ、この停止状態でエンジン始動することができる。そして、無段変速モードでエンジン始動しているため、停車状態から発進する過程において、1つのモータとエンジンのトルク配分によりスムーズに走行することができる。この結果、2つのモータのうち、一方のモータが故障した場合であっても、停車を維持しながらのエンジン始動と、停車状態から発進してのスムーズな走行を確保することができる。
以下、本発明のハイブリッド車のエンジン始動制御装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
まず、ハイブリッド車の駆動系の構成を説明する。
図1は実施例1のエンジン始動制御装置が適用されたハイブリッド車の駆動系を示す全体システム図である。実施例1のハイブリッド車の駆動系は、図1に示すように、エンジンEと、第1モータジェネレータMG1(ジェネレータ)と、第2モータジェネレータMG2(モータジェネレータ)と、出力軸OUT(出力部材)と、これらの入出力要素E,MG1,MG2,OUTが連結される差動装置(第1遊星歯車PG1、第2遊星歯車PG2、第3遊星歯車PG3)を有する駆動力合成変速機と、を備えている。
そして、選択された走行モードに応じ後述する油圧制御装置5からの制御油圧により締結・解放が制御される摩擦締結要素としては、ハイクラッチHC(第1クラッチ)と、エンジンクラッチEC(第2クラッチ)と、シリーズクラッチSC(第3クラッチ)と、モータジェネレータクラッチMGC(第4クラッチ)と、ローブレーキLB(第1ブレーキ)と、ハイローブレーキHLB(第2ブレーキ)と、を備えている。
前記エンジンEは、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンであり、後述するエンジンコントローラ1からの制御指令に基づいて、スロットルバルブのバルブ開度などが制御される。
前記第1モータジェネレータMG1と第2モータジェネレータMG2は、永久磁石を埋設したロータと、ステータコイルが巻き付けられたステータと、を有する同期型モータジェネレータであり、後述するモータコントローラ2からの制御指令に基づいて、インバータ3により作り出された三相交流をそれぞれのステータコイルに印加することにより独立に制御される。
前記差動装置としての第1遊星歯車PG1と第2遊星歯車PG2と第3遊星歯車PG3は、何れも2自由度3要素のシングルピニオン型遊星歯車である。前記第1遊星歯車PG1は、第1サンギヤS1と、第1ピニオンP1を支持する第1ピニオンキャリアPC1と、第1ピニオンP1に噛み合う第1リングギヤR1と、によって構成されている。前記第2遊星歯車PG2は、第2サンギヤS2と、第2ピニオンP2を支持する第2ピニオンキャリアPC2と、第2ピニオンP2に噛み合う第2リングギヤR2と、によって構成されている。前記第3遊星歯車PG3は、第3サンギヤS3と、第3ピニオンP3を支持する第3ピニオンキャリアPC3と、第3ピニオンP3に噛み合う第3リングギヤR3と、によって構成されている。
前記第1サンギヤS1と前記第2サンギヤS2とは第1回転メンバM1により直結され、前記第1リングギヤR1と第3サンギヤS3とは第2回転メンバM2により直結され、前記第2ピニオンキャリアPC2と前記第3リングギヤR3とは第3回転メンバM3により直結される。したがって、3組の遊星歯車PG1,PG2,PG3は、第1回転メンバM1と第2回転メンバM2と第3回転メンバM3と第1ピニオンキャリアPC1と第2リングギヤR2と第3ピニオンキャリアPC3との6つの回転要素を有する。
前記差動装置の6つの回転要素に対する動力源E,MG1,MG2と出力軸OUTと各係合要素LB,HC,HLB,EC,SC,MGCの連結関係について説明する。
前記第1回転メンバM1(S1,S2)には、第2モータジェネレータMG2が連結されている。
前記第2回転メンバM2(R1,R3)には、入出力要素の何れにも連結されていない。
前記第3回転メンバM3(PC2,R3)には、エンジンクラッチECを介してエンジンEが連結されている。
前記第1ピニオンキャリアPC1には、ハイクラッチHCを介して第2モータジェネレータMG2が連結されている。また、ローブレーキLBを介して変速機ケースTCに連結されている。
前記第2リングギヤR2には、モータジェネレータクラッチMGCを介して第1モータジェネレータMG1が連結されている。また、ハイローブレーキHLBを介して変速機ケースTCに連結されている。
前記第3ピニオンキャリアPC3には、出力軸OUTが連結されている。なお、出力軸OUTには、両モータジェネレータMG1,MG2のうち、一方のモータジェネレータが故障した場合、エンジン始動時に出力軸OUTを固定する出力軸固定制御ユニット16(出力部材固定制御ユニット)が設けられている。また、出力軸OUTからは、図外のプロペラシャフトやディファレンシャルやドライブシャフトを介して左右の駆動輪に駆動力が伝達される。
さらに、前記エンジンEと第1モータジェネレータMG1とは、シリーズクラッチSCを介して連結されている。
上記連結関係により、図2に示す共線図上において、第1モータジェネレータMG1(R2)、エンジンE(PC2,R3)、出力軸OUT(PC3)、第2モータジェネレータMG2(S1,S2)の順に配列され、遊星歯車列の動的な動作を簡易的に表せる剛体レバーモデル(第1遊星歯車PG1のレバー(1)、第2遊星歯車PG2のレバー(2)、第3遊星歯車PG3のレバー(3))を導入することができる。ここで、「共線図」とは、差動歯車のギヤ比を考える場合、式により求める方法に代え、より簡単で分かりやすい作図により求める方法で用いられる速度線図であり、縦軸に各回転要素の回転数(回転速度)をとり、横軸にリングギヤ、キャリア、サンギヤ等の各回転要素をとり、各回転要素の間隔をサンギヤとリングギヤの歯数比に基づく共線図レバー比(α、β、δ)になるように配置したものである。
前記ハイクラッチHCは、油圧により締結される多板摩擦クラッチであり、図6の共線図上において、第2モータジェネレータMG2の回転速度軸と一致する位置に配置され、図2及び図3の共線図に示すように、締結によりハイ側変速比を分担する「2速固定モード」と「ハイ側無段変速モード」と「ハイギヤ固定モード」を実現する。
前記エンジンクラッチECは、油圧により締結される多板摩擦クラッチであり、図6の共線図上において、エンジンEとの回転速度軸と一致する位置に配置され、締結によりエンジンEの回転とトルクを、エンジン入力回転要素である第3回転メンバM3(PC2,R3)に入力する。
前記シリーズクラッチSCは、油圧により締結される多板摩擦クラッチであり、図6の共線図上において、エンジンEと第1モータジェネレータMG1とを連結する位置に配置され、締結によりエンジンEと第1モータジェネレータMG1とを連結する。
前記モータジェネレータクラッチMGCは、油圧により締結される多板摩擦クラッチであり、図6の共線図上において、第1モータジェネレータMG1と第2リングギヤR2を連結する位置に配置され、第1モータジェネレータMG1と第2リングギヤR2との締結解除を行う。
前記ローブレーキLBは、油圧により締結される多板摩擦ブレーキであり、図6の共線図上において、第2モータジェネレータMG2の回転速度軸より外側位置に配置され、図2及び図3の共線図に示すように、締結によりロー側変速比を分担する「ローギヤ固定モード」と「ロー側無段変速モード」を実現する。
前記ハイローブレーキHLBは、油圧により締結される多板摩擦ブレーキであり、図6の共線図上において、第1モータジェネレータMG1の回転速度軸と一致する位置に配置され、図2及び図3の共線図に示すように、ローブレーキLBと共に締結することにより変速比をアンダードライブ側の「ローギヤ固定モード」とし、ハイクラッチHCと共に締結することにより変速比をオーバードライブ側の「ハイギヤ固定モード」とする。
次に、ハイブリッド車の制御系を説明する。
実施例1におけるハイブリッド車の制御系は、図1に示すように、エンジンコントローラ1と、モータコントローラ2と、インバータ3と、バッテリ4と、油圧制御装置5と、統合コントローラ6と、アクセル開度センサ7と、車速センサ8と、エンジン回転数センサ9と、第1モータジェネレータ回転数センサ10と、第2モータジェネレータ回転数センサ11と、第3リングギヤ回転数センサ12と、第2リングギヤ回転数センサ13と、を有して構成されている。
前記エンジンコントローラ1は、アクセル開度センサ7からのアクセル開度APとエンジン回転数センサ9からのエンジン回転数Neを入力する統合コントローラ6からの目標エンジントルク指令等に応じ、エンジン動作点(Ne,Te)を制御する指令を、例えば、図外のスロットルバルブアクチュエータへ出力する。
前記モータコントローラ2は、レゾルバによる両モータジェネレータ回転数センサ10、11からのモータジェネレータ回転数N1,N2を入力する統合コントローラ6からの目標モータジェネレータトルク指令等に応じ、第1モータジェネレータMG1のモータ動作点(N1,T1)と、第2モータジェネレータMG2のモータ動作点(N2,T2)と、をそれぞれ独立に制御する指令をインバータ3へ出力する。なお、このモータコントローラ2からは、バッテリ4の充電状態をあらわすバッテリS.O.Cの情報が統合コントローラ6に対して出力される。
前記インバータ3は、前記第1モータジェネレータMG1と第2モータジェネレータMG2との各ステータコイルに接続され、モータコントローラ2からの指令により独立した3相交流を作り出す。このインバータ3には、力行時に放電し回生時に充電するバッテリ4が接続されている。
前記油圧制御装置5は、統合コントローラ6からの油圧指令に基づいて、ローブレーキLBと、ハイクラッチHCと、ハイローブレーキHLBと、エンジンクラッチECと、シリーズクラッチSCと、モータジェネレータクラッチMGCの締結油圧制御及び解放油圧制御を行う。この締結油圧制御及び解放油圧制御には、滑り締結制御や滑り解放制御による半クラッチ制御も含む。
前記統合コントローラ6は、アクセル開度センサ7からのアクセル開度APと、車速センサ8からの車速VSPと、エンジン回転数センサ9からのエンジン回転数Neと、第1モータジェネレータ回転数センサ10からの第1モータジェネレータ回転数N1と、第2モータジェネレータ回転数センサ11からの第2モータジェネレータ回転数N2と、第3リングギヤ回転数センサ12からの駆動力合成変速機入力回転数Ni等の情報を入力し、所定の演算処理を行う。そして、エンジンコントローラ1、モータコントローラ2、油圧制御装置5に対し演算処理結果にしたがって制御指令を出力する。
なお、統合コントローラ6とエンジンコントローラ1、および、統合コントローラ6とモータコントローラ2とは、情報交換のためにそれぞれ双方向通信線14、15により接続されている。
次に、ハイブリッド車の走行モードについて説明する。
走行モードとしては、ローギヤ固定モード(以下、「Lowモード」という。)と、ロー側無段変速モード(以下、「Low-iVTモード」という。)と、2速固定モード(以下、「2ndモード」という。)と、ハイ側無段変速モード(以下、「High-iVTモード」という。)と、ハイギヤ固定モード(以下、「Highモード」という。)と、の5つの走行モードを有する。
前記5つの走行モードについては、エンジンEを用いないで両モータージェネレータMG1,MG2のみで走行する電気自動車モード(以下、「EVモード」という。)と、エンジンEと両モータージェネレータMG1,MG2を用いて走行するハイブリッド車モード(以下、「HEVモード」という。)とに分けられる。
よって、図2(EVモード関連の5つの走行モード)及び図3(HEVモード関連の5つの走行モード)に示すように、「EVモード」と「HEVモード」とを合わせると「10の走行モード」が実現されることになる。
ここで、図2(a)は「EV-Lowモード」の共線図、図2(b)は「EV-Low-iVTモード」の共線図、図2(c)は「EV-2ndモード」の共線図、図2(d)は「EV-High-iVTモード」の共線図、図2(e)は「EV-Highモード」の共線図である。また、図3(a)は「HEV-Lowモード」の共線図、図3(b)は「HEV-Low-iVTモード」の共線図、図3(c)は「HEV-2ndモード」の共線図、図3(d)は「HEV-High-iVTモード」の共線図、図3(e)は「HEV-Highモード」の共線図である。
前記「Lowモード」は、図2(a)及び図3(a)の共線図に示すように、ローブレーキLBを締結し、ハイクラッチHCを解放し、ハイローブレーキHLBを締結し、シリーズクラッチSCを解放し、モータジェネレータクラッチMGCを締結することで得られるローギヤ固定モードである。
前記「Low-iVTモード」は、図2(b)及び図3(b)の共線図に示すように、ローブレーキLBを締結し、ハイクラッチHCを解放し、ハイローブレーキHLBを解放し、シリーズクラッチSCを解放し、モータジェネレータクラッチMGCを締結することで得られるロー側無段変速モードである。
前記「2ndモード」は、図2(c)及び図3(c)の共線図に示すように、ローブレーキLBを締結し、ハイクラッチHCを締結し、ハイローブレーキHLBを解放し、シリーズクラッチSCを解放し、モータジェネレータクラッチMGCを締結することで得られる2速固定モードである。
前記「High-iVTモード」は、図2(d)及び図3(d)の共線図に示すように、ローブレーキLBを解放し、ハイクラッチHCを締結し、ハイローブレーキHLBを解放し、シリーズクラッチSCを解放し、モータジェネレータクラッチMGCを締結することで得られるハイ側無段変速モードである。
前記「Highモード」は、図2(e)及び図3(e)の共線図に示すように、ローブレーキLBを解放し、ハイクラッチHCを締結し、ハイローブレーキHLBを締結し、シリーズクラッチSCを解放し、モータジェネレータクラッチMGCを締結することで得られるハイギヤ固定モードである。
そして、前記「10の走行モード」のエンジン始動制御は、統合コントローラ6により行われる。すなわち、統合コントローラ6には、要求駆動力Fdrv(アクセル開度APにより求められる。)と車速VSPとバッテリS.O.Cによる三次元空間に、例えば、図4に示すような前記「10の走行モード」を割り振った走行モードマップが予め設定されていて、車両走行時等においては、要求駆動力Fdrvと車速VSPとバッテリS.O.Cの各検出値により走行モードマップが検索され、要求駆動力Fdrvと車速VSPにより決まる車両動作点やバッテリ充電量に応じた最適な走行モードが選択される。なお、図4は三次元走行モードマップをバッテリS.O.Cが充分な容量域のある値で切り取ることにより、要求駆動力Fdrvと車速VSPとの二次元によりあらわした走行モードマップの一例である。
さらに、シリーズクラッチSCとモータジェネレータクラッチMGCを採用したことに伴い、上記「10の走行モード」に加え、図5に示すように、発進時等で選択されるシリーズローギヤ固定モード(以下、「S-Lowモード」という。)が追加される。この「S-Lowモード」は、ローブレーキLBとハイローブレーキHLBを締結し、エンジンクラッチECとハイクラッチHCとモータジェネレータクラッチMGCを解放し、シリーズクラッチSCを締結することで得られる。
つまり、上記「10の走行モード」はパラレル型ハイブリッド車としての走行モードであるが、シリーズローギヤ固定モードである「S-Lowモード」については、図6に示すように、エンジンEと第1モータジェネレータMG1とを共線図から切り離し、エンジンEにより第1モータジェネレータMG1を駆動して発電し、該第1モータジェネレータMG1による発電電力を受け入れて充電するバッテリ4と、該バッテリ4の充電電力を用いて第2モータジェネレータMG2を駆動するというシリーズ型ハイブリッド車としての走行モードということができる。
前記走行モードマップの選択により、「EVモード」と「HEVモード」との間においてモード遷移を行う場合には、図5に示すように、エンジンEの始動・停止と、エンジンクラッチECを締結・解放する制御が実行される。また、「EVモード」の5つのモード間でのモード遷移や「HEVモード」の5つのモード間でのモード遷移を行う場合には、図5に示すON/OFF作動表にしたがって行われる。
これらのモード遷移制御のうち、例えば、エンジンEの始動・停止とクラッチやブレーキの締結・解放が同時に必要な場合や、複数のクラッチやブレーキの締結・解放が必要な場合や、エンジンEの始動・停止またはクラッチやブレーキの締結・解放に先行してモータジェネレータ回転数制御が必要な場合等においては、予め決められた手順にしたがったシーケンス制御により行われる。
次に、作用を説明する。
[エンジン始動制御処理]
図7は統合コントローラ6にて実行されるエンジン始動制御処理の流れを示すフローチャートで、以下、各ステップについて説明する(エンジン始動制御手段)。なお、この処理は、キースイッチ入力後、エンジン暖機時に実行される。
ステップS1では、エンジン始動モードであるとき、モータ故障診断が行われ、2つのモータジェネレータMG1,MG2のうち、両方共に正常である場合には、ステップS2へ移行し、一方のモータジェネレータが故障である場合には、ステップS5へ移行する。
ここで、「モータ故障診断」は、常時、統合コントローラ6にて行われていて、ステップS1では、モータ故障診断結果を入力して正常が故障かの判断を行う。
ステップS2では、ステップS1での2つのモータジェネレータMG1,MG2の両方が共に正常であるとの判断に引き続き、通常のエンジン始動制御が、ステップS3のクラッチ制御処理とステップS4のエンジン始動処理により実行される。
ステップS3では、「S-Lowモード」となるようにクラッチ制御が実行され、ステップS4へ移行する。
ここで、「S-Lowモード」は、ローブレーキLBとハイローブレーキHLBを締結し、エンジンクラッチECとハイクラッチHCとモータジェネレータクラッチMGCを解放し、シリーズクラッチSCを締結することで選択される。
ステップS4では、ステップS3での「S-Lowモード」とするクラッチ制御に続き、差動装置から切り離され、シリーズクラッチSCの締結によりエンジンEに連結される第1モータジェネレータMG2をスタータモータとしてエンジンEが始動され、エンジン始動が完了するとエンドへ移行する。
ステップS5では、ステップS1での2つのモータジェネレータMG1,MG2のうち、一方のモータジェネレータが故障であるとの判断に引き続き、モータ故障時のエンジン始制御が、ステップS6〜ステップS8の駆動出力軸固定制御処理と、ステップS9のクラッチ制御処理と、ステップS10のエンジン始動処理により実行される。
ステップS6では、駆動出力軸OUTを変速機ケースTCに固定する出力軸固定制御ユニット16の固定作動時か否かを判断し、YESの場合はステップS9へ移行し、NOの場合はステップS7へ移行する。
ステップS7では、ステップS6での出力軸固定制御ユニット16の非固定作動時、もしくは、出力軸固定制御ユニット16を有さないとの判断に続き、セレクトレンジ位置がパーキングレンジ(Pレンジ)であるか、もしくは、ブレーキ作動時であるかを判断し、いずれかの条件が成立している場合は、ステップS9へ移行し、何れの条件も不成立の場合はステップS8へ移行する。
ステップS8では、ステップS6またはステップS7において駆動出力軸OUTが非固定状態にあるとの判断に続き、駆動出力軸OUTを強制的に固定する駆動出力軸固定制御を行い、ステップS9へ移行する。
ここで、「駆動出力軸固定制御」とは、実施例1のように、出力軸固定制御ユニット16を有する場合は、これを固定作動とし、出力軸固定制御ユニット16を有さない場合は、パーキングレンジへのセレクト操作、もしくは、ブレーキ操作を運転者に促したり、または、制御可能なパーキングアクチュエータやブレーキアクチュエータを有する場合には、制御指令を出して、パーキングレンジへのセレクト制御やブレーキ制御を実行する。
ステップS9では、ステップS6〜ステップS8の何れかのステップにて駆動出力軸OUTの固定が確認されたら、無段変速モードを得るようにクラッチ制御が実行され、ステップS10へ移行する。
ここで、モータ故障時における「クラッチ制御」は、下記のように、「Low-iVTモード」を得る場合と「High-iVTモード」を得る場合とで分けられ、さらに、「Low-iVTモード」と「High-iVTモード」とのそれぞれにおいて、第1モータジェネレータMG1の故障時と第2モータジェネレータMG2の故障時とに分けられる。
(a)「Low-iVTモード」を得る場合
・第1モータジェネレータMG1の故障時
ハイクラッチHC:OFF
エンジンクラッチEC:ON
シリーズクラッチSC:OFF
モータジェネレータクラッチMGC:OFF
ローブレーキLB:ON
ハイローブレーキHLB:OFF
・第2モータジェネレータMG2の故障時
ハイクラッチHC:OFF
エンジンクラッチEC:ON
シリーズクラッチSC:OFF
モータジェネレータクラッチMGC:ON
ローブレーキLB:ON
ハイローブレーキHLB:OFF
(b)「High-iVTモード」を得る場合
・第1モータジェネレータMG1の故障時
ハイクラッチHC:ON
エンジンクラッチEC:ON
シリーズクラッチSC:OFF
モータジェネレータクラッチMGC:OFF
ローブレーキLB:OFF
ハイローブレーキHLB:OFF
・第2モータジェネレータMG2の故障時
ハイクラッチHC:ON
エンジンクラッチEC:ON
シリーズクラッチSC:OFF
モータジェネレータクラッチMGC:ON
ローブレーキLB:OFF
ハイローブレーキHLB:OFF
ステップS10では、ステップS9での無段変速モードとするクラッチ制御に続き、正常であるモータジェネレータのトルクをエンジンEに加え、エンジン回転数を上げて始動する処理が実行され、エンジン始動が完了するとエンドへ移行する。
[モータ正常時における通常のエンジン始動制御作用]
モータ正常時には、図7のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4へと進む流れとなり、ステップS3にて、「S-Lowモード」とするクラッチ制御が実行され、ステップS4にて、シリーズクラッチSCの締結によりエンジンEに連結される第1モータジェネレータMG2をスタータモータとしてエンジンEが始動される。
すなわち、「S-Lowモード」は、図8(a)の共線図に示すように、ハイクラッチHC:OFF、エンジンクラッチEC:OFF、シリーズクラッチSC:ON、モータジェネレータクラッチMGC:OFF、ローブレーキLB:ON、ハイローブレーキHLB:ONにより得られ、モータジェネレータクラッチMGCの解放とシリーズクラッチSCの締結により、エンジンEと第1モータジェネレータMG1とが差動装置から切り離され、第1モータジェネレータMG2をスタータモータとしてエンジンEを始動することができる。
なお、モータ正常時には、「S-Lowモード」とするクラッチ制御に代え、「Low-iVTモード」とするクラッチ制御を行ってもエンジンEの始動は可能なもので、この場合、図8(b)の共線図に示すように、ハイクラッチHC:OFF、エンジンクラッチEC:ON、シリーズクラッチSC:OFF、モータジェネレータクラッチMGC:ON、ローブレーキLB:ON、ハイローブレーキHLB:OFFにより得られ、第1モータジェネレータMG1と第2モータジェネレータMG2とをスタータモータとし、モータトルクをエンジンEに与え、エンジン回転数を上げることでエンジンEを始動することができる。
[MG1の故障時に「Low-iVTモード」を得るエンジン始動制御作用]
例えば、低温状態でエンジン始動モードとなったときで、第1モータジェネレータMG1が故障時には、図7のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS5→ステップS6(→ステップS7→ステップS8)→ステップS9→ステップS10へと進む流れとなり、ステップS6〜ステップS8にて、駆動出力軸固定制御が行われ、ステップS9にて、「Low-iVTモード」とするクラッチ制御が実行され、ステップS10にて、エンジン始動処理が行われる。
すなわち、「Low-iVTモード」は、図9(a)の共線図に示すように、ハイクラッチHC:OFF、エンジンクラッチEC:ON、シリーズクラッチSC:OFF、モータジェネレータクラッチMGC:OFF、ローブレーキLB:ON、ハイローブレーキHLB:OFFにより得られ、モータジェネレータクラッチMGCとシリーズクラッチSCの解放により、故障である第1モータジェネレータMG1が切り離され、第2モータジェネレータMG2をスタータモータとし、モータトルクをエンジンEに与え、エンジン回転数を上げることでエンジンEを始動することができる。
そして、走行時は、図9(b)の共線図に示すように、「Low-iVTモード」でエンジン始動をしているため、停車状態から発進する過程においては、駆動出力軸OUTの固定を解除し、正常である第2モータジェネレータMG2とエンジンEとのトルク配分により、駆動出力軸OUTの回転数を徐々に上げてゆき、スムーズに走行することができる。
[MG2の故障時に「Low-iVTモード」を得るエンジン始動制御作用]
例えば、低温状態でエンジン始動モードとなったときで、第2モータジェネレータMG2が故障時には、図7のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS5→ステップS6(→ステップS7→ステップS8)→ステップS9→ステップS10へと進む流れとなり、ステップS6〜ステップS8にて、駆動出力軸固定制御が行われ、ステップS9にて、「Low-iVTモード」とするクラッチ制御が実行され、ステップS10にて、エンジン始動処理が行われる。
すなわち、「Low-iVTモード」は、図10(a)の共線図に示すように、ハイクラッチHC:OFF、エンジンクラッチEC:ON、シリーズクラッチSC:OFF、モータジェネレータクラッチMGC:ON、ローブレーキLB:ON、ハイローブレーキHLB:OFFにより得られ、正常である第1モータジェネレータMG1をスタータモータとし、モータトルクをエンジンEに与え、エンジン回転数を上げることでエンジンEを始動することができる。
そして、走行時は、図10(b)の共線図に示すように、「Low-iVTモード」でエンジン始動をしているため、停車状態から発進する過程においては、駆動出力軸OUTの固定を解除し、正常である第1モータジェネレータMG1とエンジンEとのトルク配分により、駆動出力軸OUTの回転数を徐々に上げてゆき、スムーズに走行することができる。
[MG1の故障時に「High-iVTモード」を得るエンジン始動制御作用]
例えば、高温状態でエンジン始動モードとなったときで、第1モータジェネレータMG1が故障時には、図7のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS5→ステップS6(→ステップS7→ステップS8)→ステップS9→ステップS10へと進む流れとなり、ステップS6〜ステップS8にて、駆動出力軸固定制御が行われ、ステップS9にて、「Low-iVTモード」とするクラッチ制御が実行され、ステップS10にて、エンジン始動処理が行われる。
すなわち、「High-iVTモード」は、図11(a)の共線図に示すように、ハイクラッチHC:ON、エンジンクラッチEC:ON、シリーズクラッチSC:OFF、モータジェネレータクラッチMGC:OFF、ローブレーキLB:OFF、ハイローブレーキHLB:OFFにより得られ、モータジェネレータクラッチMGCとシリーズクラッチSCの解放により、故障である第1モータジェネレータMG1が切り離され、第2モータジェネレータMG2をスタータモータとし、モータトルクをエンジンEに与え、エンジン回転数を上げることでエンジンEを始動することができる。
そして、走行時は、図11(b)の共線図に示すように、「High-iVTモード」でエンジン始動をしているため、停車状態から発進する過程においては、駆動出力軸OUTの固定を解除し、正常である第2モータジェネレータMG2とエンジンEとのトルク配分により、駆動出力軸OUTの回転数を徐々に上げてゆき、スムーズに走行することができる。
[MG1の故障時に「High-iVTモード」を得るエンジン始動制御作用]
例えば、高温状態でエンジン始動モードとなったときで、第2モータジェネレータMG2が故障時には、図7のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS5→ステップS6(→ステップS7→ステップS8)→ステップS9→ステップS10へと進む流れとなり、ステップS6〜ステップS8にて、駆動出力軸固定制御が行われ、ステップS9にて、「Low-iVTモード」とするクラッチ制御が実行され、ステップS10にて、エンジン始動処理が行われる。
すなわち、「High-iVTモード」は、図12(a)の共線図に示すように、ハイクラッチHC:ON、エンジンクラッチEC:ON、シリーズクラッチSC:OFF、モータジェネレータクラッチMGC:ON、ローブレーキLB:OFF、ハイローブレーキHLB:OFFにより得られ、正常である第1モータジェネレータMG1をスタータモータとし、モータトルクをエンジンEに与え、エンジン回転数を上げることでエンジンEを始動することができる。
そして、走行時は、図12(b)の共線図に示すように、「High-iVTモード」でエンジン始動をしているため、停車状態から発進する過程においては、駆動出力軸OUTの固定を解除し、正常である第1モータジェネレータMG1とエンジンEとのトルク配分により、駆動出力軸OUTの回転数を徐々に上げてゆき、スムーズに走行することができる。
次に、効果を説明する。
実施例1のハイブリッド車のエンジン始動制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 動力源としてエンジンと少なくとも2つのモータを有し、これらのエンジン及びモータと駆動出力部材とが接続される差動装置を有する駆動力合成変速機を備えたハイブリッド車において、前記2つのモータのうち、一方のモータが故障した場合、前記駆動出力部材を固定する固定制御を行うと共に(ステップS6〜ステップS8)、前記駆動力合成変速機により無段変速比を得る無段変速モードに設定し(ステップS9)、正常であるモータのトルクをエンジンに加え、エンジン回転数を上げて始動(ステップS10)するエンジン始動制御手段(ステップS5)を設けたため、2つのモータのうち、一方のモータが故障した場合であっても、停車を維持しながらのエンジン始動と、停車状態から発進してのスムーズな走行を確保することができる。
(2) 前記エンジン始動制御手段は、前記駆動出力軸OUTを変速機ケースTCに固定する出力軸固定制御ユニット16を有する場合は、該出力軸固定制御ユニット16の固定作動を確認し、前記出力軸固定制御ユニット16を有さない場合は、セレクトレンジ位置がパーキングレンジであるかブレーキ作動時であるかのいずれかを確認することで(ステップS6〜ステップS8)、前記駆動出力軸OUTを固定するため、2つのモータのうち、一方のモータが故障した場合のエンジン始動に先行して行われる駆動出力軸OUTの固定制御を確実に保証することができる。
(3) 前記差動装置は、シングルピニオン型の第1遊星歯車PG1と第2遊星歯車PG2と第3遊星歯車PG3により構成し、前記駆動力合成変速機は、第1サンギヤS1と第2サンギヤS2とを第1回転メンバM1により直結し、第1リングギヤR1と第3サンギヤS3とを第2回転メンバM2により直結し、第2ピニオンキャリアPC2と第3リングギヤR3とを第3回転メンバM3により直結し、前記第1回転メンバM1と前記第2回転メンバM2と第3回転メンバM3と第1ピニオンキャリアPC1と第2リングギヤR2と第3ピニオンキャリアPC3との6つの回転要素を有し、前記第1回転メンバM1に、第2モータジェネレータMG2を連結し、前記第3回転メンバM3に、エンジンクラッチECを介してエンジンEを連結し、前記第1ピニオンキャリアPC1に、ハイクラッチHCを介して第2モータジェネレータMG2を連結すると共にローブレーキLBを介して変速機ケースTCに連結し、前記第2リングギヤR2に、モータジェネレータクラッチMGCを介して第1モータジェネレータMG1を連結すると共にハイローブレーキHLBを介して変速機ケースTCに連結し、前記第3ピニオンキャリアPC3に、前記駆動出力軸OUTを連結したため、走行モードとして、ハイブリッド車モードと電気自動車モードのそれぞれで、2つの無段変速モードと3つの固定変速モードを達成することができる。
(4) 前記エンジン始動制御手段は、第1モータジェネレータMG1の故障時、前記駆動出力軸OUTを固定する固定制御を行うと共に、前記モータジェネレータクラッチMGCを切り離し、前記エンジンクラッチECと前記ローブレーキLBを締結することで前記駆動力合成変速機を「Low-iVTモード」に設定し、正常である第2モータジェネレータMG2のトルクをエンジンEに加え、エンジン回転数を上げて始動するため、低温状況下で第1モータジェネレータMG1の故障した時、停車を維持しながらのエンジン始動と、停車状態から発進してのスムーズな走行を確保することができる。
(5) 前記エンジン始動制御手段は、第2モータジェネレータMG2の故障時、前記駆動出力軸OUTを固定する固定制御を行うと共に、前記エンジンクラッチECとモータジェネレータクラッチMGCとローブレーキLBを締結することで前記駆動力合成変速機を「Low-iVTモード」に設定し、正常である第1モータジェネレータMG1のトルクをエンジンEに加え、エンジン回転数を上げて始動するため、低温状況下で第2モータジェネレータMG2の故障した時、停車を維持しながらのエンジン始動と、停車状態から発進してのスムーズな走行を確保することができる。
(6) 前記エンジン始動制御手段は、第1モータジェネレータMG1の故障時、前記駆動出力軸OUTを固定する固定制御を行うと共に、前記モータジェネレータクラッチMGCを切り離し、前記ハイクラッチHCと前記エンジンクラッチECを締結することで前記駆動力合成変速機を「High-iVTモード」に設定し、正常である第2モータジェネレータMG2のトルクをエンジンEに加え、エンジン回転数を上げて始動するため、高温状況下で第1モータジェネレータMG1の故障した時、停車を維持しながらのエンジン始動と、停車状態から発進してのスムーズな走行を確保することができる。
(7) 前記エンジン始動制御手段は、第2モータジェネレータMG2の故障時、前記駆動出力軸OUTを固定する固定制御を行うと共に、前記ハイクラッチHCとエンジンクラッチECとモータジェネレータクラッチMGCを締結することで前記駆動力合成変速機を「High-iVTモード」に設定し、正常である第1モータジェネレータMG1のトルクをエンジンEに加え、エンジン回転数を上げて始動するため、高温状況下で第2モータジェネレータMG2の故障した時、停車を維持しながらのエンジン始動と、停車状態から発進してのスムーズな走行を確保することができる。
以上、本発明のハイブリッド車のエンジン始動制御装置を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1のエンジン始動制御装置は、3つのシングルピニオン型遊星歯車により構成された差動装置を有する駆動力合成変速機を搭載したハイブリッド車への適用例を示したが、例えば、特開2003−32808号公報等に記載されているようにラビニョウ型遊星歯車により構成された差動装置を有する駆動力合成変速機を搭載したハイブリッド車にも適用することができる。さらに、動力源としてエンジンと少なくとも2つのモータを有し、これらのエンジン及びモータと駆動出力部材とが接続される差動装置を有する駆動力合成変速機を備えた他のハイブリッド車にも適用することができる。
実施例1のエンジン始動制御装置が適用されたハイブリッド車を示す全体システム図である。 実施例1のエンジン始動制御装置を搭載したハイブリッド車において電気自動車モードでの5つの走行モードをあらわす共線図である。 実施例1のエンジン始動制御装置を搭載したハイブリッド車においてハイブリッド車モードでの5つの走行モードをあらわす共線図である。 実施例1のエンジン始動制御装置を搭載したハイブリッド車において走行モードの選択に用いられる走行モードマップの一例を示す図である。 実施例1のエンジン始動制御装置を搭載したハイブリッド車において「10の走行モード」でのエンジン・エンジンクラッチ・モータジェネレータ・ローブレーキ・ハイクラッチ・ハイローブレーキ・シリーズクラッチ・モータジェネレータクラッチの作動表である。 実施例1のエンジン始動制御装置を搭載したハイブリッド車において各係合要素との関係を示す共線図である。 実施例1の統合コントローラにて実行されるエンジン始動制御処理の流れを示すフローチャートである。 「S-Lowモード」による通常時のエンジン始動共線図と「Low-iVTモード」によるエンジン始動共線図である。 第1モータジェネレータ故障時に「Low-iVTモード」でエンジン始動する場合のエンジン始動共線図と走行共線図である。 第2モータジェネレータ故障時に「Low-iVTモード」でエンジン始動する場合のエンジン始動共線図と走行共線図である。 第1モータジェネレータ故障時に「High-iVTモード」でエンジン始動する場合のエンジン始動共線図と走行共線図である。 第2モータジェネレータ故障時に「High-iVTモード」でエンジン始動する場合のエンジン始動共線図と走行共線図である。
符号の説明
E エンジン
MG1 第1モータジェネレータ
MG2 第2モータジェネレータ
OUT 駆動出力軸(駆動出力部材)
PG1 第1遊星歯車
PG2 第2遊星歯車
PG3 第3遊星歯車
HC ハイクラッチ(第1クラッチ)
EC エンジンクラッチ(第2クラッチ)
SC シリーズクラッチ(第3クラッチ)
MGC モータジェネレータクラッチ(第4クラッチ)
LB ローブレーキ(第1ブレーキ)
HLB ハイローブレーキ(第2ブレーキ)
1 エンジンコントローラ
2 モータコントローラ
3 インバータ
4 バッテリ
5 油圧制御装置
6 統合コントローラ
7 アクセル開度センサ
8 車速センサ
9 エンジン回転数センサ
10 第1モータジェネレータ回転数センサ
11 第2モータジェネレータ回転数センサ
12 第3リングギヤ回転数センサ
13 第2リングギヤ回転数センサ
16 出力軸固定制御ユニット(出力部材固定制御ユニット)

Claims (7)

  1. 動力源としてエンジンと少なくとも2つのモータを有し、これらのエンジン及びモータと駆動出力部材とが接続される差動装置を有する駆動力合成変速機を備えたハイブリッド車において、
    前記2つのモータのうち、一方のモータが故障した場合、前記駆動出力部材を固定する固定制御を行うと共に、前記駆動力合成変速機により無段変速比を得る無段変速モードに設定し、正常であるモータのトルクをエンジンに加え、エンジン回転数を上げて始動するエンジン始動制御手段を設けたことを特徴とするハイブリッド車のエンジン始動制御装置。
  2. 請求項1に記載されたハイブリッド車のエンジン始動制御装置において、
    前記エンジン始動制御手段は、前記駆動出力部材を変速機ケースに固定する出力部材固定制御ユニットを有する場合は、該出力部材固定制御ユニットの固定作動を確認し、前記出力部材固定制御ユニットを有さない場合は、セレクトレンジ位置がパーキングレンジであるかブレーキ作動時であるかのいずれかを確認することで、前記駆動出力部材を固定することを特徴とするハイブリッド車のエンジン始動制御装置。
  3. 請求項1または2に記載されたハイブリッド車のエンジン始動制御装置において、
    前記差動装置は、シングルピニオン型の第1遊星歯車と第2遊星歯車と第3遊星歯車により構成し、
    前記駆動力合成変速機は、第1サンギヤと第2サンギヤとを第1回転メンバにより直結し、第1リングギヤと第3サンギヤとを第2回転メンバにより直結し、第2ピニオンキャリアと第3リングギヤとを第3回転メンバにより直結し、前記第1回転メンバと前記第2回転メンバと第3回転メンバと第1ピニオンキャリアと第2リングギヤと第3ピニオンキャリアとの6つの回転要素を有し、
    前記第1回転メンバに、第2モータジェネレータを連結し、前記第3回転メンバに、第2クラッチを介してエンジンを連結し、前記第1ピニオンキャリアに、第1クラッチを介して第2モータジェネレータを連結すると共に第1ブレーキを介して変速機ケースに連結し、前記第2リングギヤに、第4クラッチを介して第1モータジェネレータを連結すると共に第2ブレーキを介して変速機ケースに連結し、前記第3ピニオンキャリアに、前記駆動出力部材を連結したことを特徴とするハイブリッド車のエンジン始動制御装置。
  4. 請求項3に記載されたハイブリッド車のエンジン始動制御装置において、
    前記エンジン始動制御手段は、第1モータジェネレータの故障時、前記駆動出力部材を固定する固定制御を行うと共に、前記第4クラッチを切り離し、前記第2クラッチと前記第1ブレーキを締結することで前記駆動力合成変速機をロー側無段変速モードに設定し、正常である第2モータジェネレータのトルクをエンジンに加え、エンジン回転数を上げて始動することを特徴とするハイブリッド車のエンジン始動制御装置。
  5. 請求項3に記載されたハイブリッド車のエンジン始動制御装置において、
    前記エンジン始動制御手段は、第2モータジェネレータの故障時、前記駆動出力部材を固定する固定制御を行うと共に、前記第2クラッチと第4クラッチと第1ブレーキを締結することで前記駆動力合成変速機をロー側無段変速モードに設定し、正常である第1モータジェネレータのトルクをエンジンに加え、エンジン回転数を上げて始動することを特徴とするハイブリッド車のエンジン始動制御装置。
  6. 請求項3に記載されたハイブリッド車のエンジン始動制御装置において、
    前記エンジン始動制御手段は、第1モータジェネレータの故障時、前記駆動出力部材を固定する固定制御を行うと共に、前記第4クラッチを切り離し、前記第1クラッチと前記第2クラッチを締結することで前記駆動力合成変速機をハイ側無段変速モードに設定し、正常である第2モータジェネレータのトルクをエンジンに加え、エンジン回転数を上げて始動することを特徴とするハイブリッド車のエンジン始動制御装置。
  7. 請求項3に記載されたハイブリッド車のエンジン始動制御装置において、
    前記エンジン始動制御手段は、第2モータジェネレータの故障時、前記駆動出力部材を固定する固定制御を行うと共に、前記第1クラッチと第2クラッチと第4クラッチを締結することで前記駆動力合成変速機をハイ側無段変速モードに設定し、正常である第1モータジェネレータのトルクをエンジンに加え、エンジン回転数を上げて始動することを特徴とするハイブリッド車のエンジン始動制御装置。
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