JP2006168807A - 燃料容器及び燃料残量測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯留した液体燃料の残量を測定することができる燃料容器及び燃料残量測定方法を提供すること。
【解決手段】容器本体2の内部空間が隔壁21,22によって空間25〜28に区切られ、燃料収容空間25〜28それぞれに連通孔55〜58が連通し、連通孔55〜58が合流して燃料排出孔62に連通している。空間25〜28それぞれが追従体15〜18によって連通孔55〜58の領域と連通孔55〜58とは反対側の領域とに仕切られ、液体燃料11〜14が空間25〜28の連通孔55〜58側の領域に充填され、固体状の追従補助部材75〜78が液体燃料11〜14と追従体15〜18との接触部に配されている。液体燃料11〜14の消費によって追従補助部材75〜78が前側に位置するとセンサ105〜108によって検出される。
【選択図】図2

Description

本発明は、液体燃料を収容した燃料容器に関するとともに、その液体燃料の残量を測定する燃料残量測定方法に関する。
近年では、携帯電話機、ノート型パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、腕時計、PDA(Personal Digital Assistance)、電子手帳等といった小型電子機器がめざましい進歩・発展を遂げている。電子機器の電源として、アルカリ乾電池、マンガン乾電池といった一次電池又はニッケル−カドミウム蓄電池、ニッケル−水素蓄電池、リチウムイオン電池といった二次電池が用いられている。ところが、一次電池及び二次電池は、エネルギの利用効率の観点から検証すると、必ずしもエネルギの有効利用が図られているとは言えない。そのため、今日では、一次電池及び二次電池の代替えのために、高いエネルギ利用効率を実現できる燃料電池についての研究・開発が盛んにおこなわれている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載されている燃料電池は、電解質板が燃料極と空気極との間に挟持されてなる燃料電池本体と、メタノール等の液体燃料と水の混合液を収容するとともに燃料電池本体に接続された燃料容器と、から構成されている。燃料容器には排出口が形成され、その排出口から混合液が供給される。燃料容器が空になれば、新しい燃料容器に交換すれば良い。
特開2001−93551号公報
ところで、燃料容器内にある液体燃料の残量を測定することが望まれているが、液体燃料の残量を測定するために燃料容器内の液体燃料を検出するセンサが必要となる。特許文献1に記載されている燃料電池を上記のような小型の電子機器に搭載した場合、電子機器及び燃料容器が様々な姿勢・向きで使用されるから、燃料容器内にある液体燃料が燃料容器の姿勢に応じて様々な位置に流動してしまうため、燃料容器内の液体燃料をセンサで検知することができず、燃料容器内の液体燃料の残量も測定することができない。
そこで、本発明は、上記のような問題点を解決しようとしてなされたものであり、液体燃料の残量を容易に測定することができる燃料容器燃料残量測定方法を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、
燃料排出孔を有する容器本体と、
前記容器本体の内部空間内に充填された液体燃料と、
前記液体燃料の末端の少なくとも一部と接する追従体と、
前記追従体と前記液体燃料との間に介在し、光学的に検出可能な固体状の追従補助部材と、
を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、容器本体の内部空間内において、液体燃料の排出または減少に伴って液体燃料の末端の位置が移動するとともに追従体及び追従補助部材も追随して移動するので、追従補助部材の位置を検出することによって液体燃料の残量を測定することができる。
また、追従補助部材が追従体と液体燃料との間にあるから、燃料収容空間の開口面積が大きくとも、追従体が液体燃料に追従し、液体燃料の密閉状態を保つことができる。
前記追従補助部材は、少なくとも一部が前記液体燃料と異なる色を有していることが好ましい。このように追従補助部材の少なくとも一部と液体燃料の色とを互いに異ならせるため、追従補助部材の位置を容易に光学的に検出しやすくなる。
前記内部空間は複数の燃料収容空間に区切られ、
前記複数の燃料収容空間のそれぞれを前記燃料排出孔と連通する複数の連通孔が設けられ、
前記追従補助部材は前記複数の燃料収容空間毎に設けられていることが好ましい。
このように追従補助部材を複数設けることによって残量を段階的に検出することができる。
さらに前記複数の連通孔のうち少なくとも1つの連通孔の開口面積がその他の連通孔の少なくとも1つの開口面積と異なるようにすれば、連通孔から排出される液体燃料の単位時間あたりの速度を燃料収容空間の間で容易に変えることが可能となる。
また前記複数の連通孔は何れも開口面積が異なるようにしても同様の効果を得ることができる。
燃料容器の液体燃料の残量を測定する燃料残量測定方法において、
前記燃料容器は、燃料排出孔を有する容器本体の内部空間内に充填された前記液体燃料の末端の少なくとも一部と接する追従体と、前記追従体と前記液体燃料との間に介在し、光学的に検出可能な固体状の追従補助部材と、を備え、
前記追従補助部材の位置を検出することを特徴とする。
この燃料残量測定方法によれば、容器本体の内部空間内において、液体燃料の排出または減少に伴って液体燃料の容器本体と接していない末端の位置が移動するとともに追従体及び追従補助部材も追随して移動するので、追従補助部材の位置を検出することによって液体燃料の残量を測定することができる。
本発明によれば、液体燃料の排出または減少に伴って液体燃料の容器本体と接していない末端の位置が移動するとともに追従体及び追従補助部材も追随して移動するので、追従補助部材の位置を検出することによって液体燃料の残量を測定することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は、本発明を適用した実施形態における燃料容器1の四面図である。図1において、(a)は正面図であり、(b)は上面図であり、(c)は背面図であり、(d)は左側面図である。図2は、分解した燃料容器1の正面、上面及び右側面を表した斜視図である。図3は図1に示された切断線III−IIIに沿った矢視断面図であり、図4は図1に示された切断線IV−IVに沿った矢視断面図であり、図5は図1に示された切断線V−Vに沿った矢視断面図であり、図6は図1に示された切断線VI−VIに沿った矢視断面図である。図6においては、燃料容器1の前部を拡大図示している。
図1〜図6に示すように、燃料容器1は、内部空間を有した容器本体2と、容器本体2の前側開口を閉塞した前側内蓋部材5と、前側内蓋部材5の前面に重ねられた前側外蓋部材6と、容器本体2の後ろ側開口を閉塞した後ろ蓋部材8と、を備える。
容器本体2は略直方体箱状に設けられており、容器本体2の前と後ろが開口している。
容器本体2の左右の側面に平行な隔壁21が容器本体2内に設けられ、上面及び底面に平行な隔壁22が容器本体2内に設けられ、円管状のパイプ部23,24が隔壁22に一体形成されている。正面から見た場合、隔壁21は左右方向における中間にあり、隔壁22は上下方向における中間にあり、隔壁21は隔壁22に対して十字状に交差し、パイプ部23は隔壁21の左方にあり、パイプ部24は隔壁21の右方にある。パイプ部23及びパイプ部24は前後に延在し、パイプ部23及びパイプ部24は前後において開口している。
隔壁21によって容器本体2の内部空間が上下に分かれ、隔壁22によって容器本体2の内部空間が左右に分かれ、隔壁21及び隔壁22によって容器本体2の内部空間が4つの燃料収容空間25〜28に区切られている。パイプ部23によってその内側に空間29が形成され、パイプ部24によってその内側に空間30が形成されている。従って、容器本体2の内部空間は6つの空間25〜30に区切られている。このように、容器本体2内に隔壁21,22が設けられることで、容器本体2を補強することができ、容器本体2に外力が作用しても、容器本体2が変形しにくい。
パイプ部23の内径・外径は長手方向で一様であり、パイプ部24の内径・外径も長手方向で一様であり、パイプ部23の内径・外径はパイプ部24の内径・外径に等しい。従って、空間29の体積・開口面積は空間30の体積・横断面積と等しく、空間25〜28の体積・開口面積は何れも等しい。
隔壁21,22及びパイプ部23,24は容器本体2の左右側面、上面及び底面と一体形成されている。容器本体2は全部または一部が光学センサが受光検知する波長域の光に対して透過性が高く、好ましくは可視光に対して透明である。容器本体2としては、例えば、樹脂、ガラス、陶器、磁器等が挙げられるが、ガス不透過性、製造時・組立時のコスト低減及び製造の容易性等を考慮する場合には、好ましくは上記各特定を有するポリプロピレン、ポリビニルアルコール、エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂、ポリアクリルニトリル、ナイロン、セロハン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル等の単独又は二種以上の樹脂の混合物、あるいは、前記樹脂または樹脂の混合物表面にアルミナ、シリカ、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)をコートしたものを含む単層構造、二層構造以上の多層構造からなるものが挙げられる。多層構造の場合は、少なくとも一層が、ガス遮蔽性が良好な樹脂で構成されていれば、残りの層はガス遮蔽性が低くても通常の樹脂でも実使用上問題はない。
また、燃料収容空間25〜28内には、追従補助部材75〜78がそれぞれ配置されており、燃料収容空間25〜28はそれぞれ追従補助部材75〜78によって前側の領域と後ろ側の領域に仕切られている。追従補助部材75〜78は追従体15〜18にあわせて所定の密度にするために内部が中空の板状の部材であり、流動性のない固体である。追従補助部材75〜78は、少なくとも一部が後述する液体燃料11と異なる色、特に有色であるのが望ましく、不透明であるのが更に好ましく、可視光領域の光に対して高反射性であるのが更に好ましい。追従補助部材75〜78の材質としては、例えば、ポリプロピレン、エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂、ポリアクリルニトリル、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、各種ゴムなどから構成されるものが挙げられる。
正面から見た場合、追従補助部材75〜78の外縁形状はそれぞれ燃料収容空間25〜28の開口形状に相似しており、追従補助部材75〜78の面積はそれぞれ燃料収容空間25〜28の開口面積に対して50%以上であるのが好ましく、80〜99%であるのが更に好ましい。追従補助部材75,77はパイプ部23によって前後方向に案内され、追従補助部材76,78はパイプ部24によって前後方向に案内される。
前側内蓋部材5はその後ろの一部を容器本体2の前側開口に嵌め込まれ、前側内蓋部材5の後面が隔壁21,隔壁22及びパイプ部23,24の前端面に密接され、空間25〜30の前側開口が前側内蓋部材5によって閉塞されている。前側内蓋部材5の前面には円筒状のニップル部51,52が凸設され、ニップル部51、52には空気排出孔53、水排出孔54がそれぞれ形成されている。空気排出孔53はニップル部51の頂上部から前側内蓋部材5の後面まで貫通し、水排出孔54はニップル部52の頂上部から前側内蓋部材5の後面まで貫通している。そして、空気排出孔53は空間29に連なっており、水排出孔54は空間30に連なっている。
空気排出孔53には、容器本体2の中から空気排出孔53を通って容器本体2の外へ向かう流体の流れを阻止する逆止弁41が嵌め込まれ、水排出孔54には、容器本体2の中から空気排出孔53を通って容器本体2の外へ向かう流体の流れを阻止する逆止弁42が嵌め込まれている。逆止弁41,42が設けられることによって、燃料容器1の未使用時に容器本体2に外力が加わっても容器本体2内から外へ不要に流体が流れ出ないようになっている。
ここで、図7は前側外蓋部材6を取り外した状態の正面図である。図7に示すように、前側内蓋部材5の前面であってその中央部には、円形状の凹部59が凹設され、凹部59の周囲には4つの連通孔55〜58が形成されている。連通孔55〜58は前側内蓋部材5の前面から後面まで貫通し、連通孔55〜58は後ろ側において燃料収容空間25〜28にそれぞれ通じている。連通孔55〜58の中では、連通孔55の開口面積が最も小さく、連通孔56の開口面積が二番目に小さく、連通孔57の開口面積が三番目に小さく、連通孔58の開口面積が最も大きい。なお、これら連通孔55〜58は円孔であるので、径の大きさも連通孔58、連通孔57、連通孔56、連通孔55の順となる。
図1〜図6に示すように、前側内蓋部材5の前に前側外蓋部材6が重ねられ、前側外蓋部材6の後面が前側内蓋部材5の前面に密着している。前側外蓋部材6の前面であってその中央部には、円筒状のニップル部61が凸設され、ニップル部61には燃料排出孔62が形成されている。燃料排出孔62はニップル部61の頂上部から前側外蓋部材6の後面まで貫通し、燃料排出孔62が凹部59に通じている。特に、図6に示すように、燃料排出孔62の後ろ側開口63は拡開し、その開口63の面積は凹部59の開口面積よりも大きく、凹部59の周囲の連通孔55〜58が合流して燃料排出孔62の後ろ側開口63に通じている。
図2、図6に示すように、燃料排出孔62には、後ろ側開口63から燃料排出孔62を通って燃料排出孔62の前側開口へ向かう流体の流れを阻止する逆止弁43が嵌め込まれている。逆止弁43が設けられることによって、後ろ側開口63から燃料排出孔62の前側開口へ流体が流れ出ないようになっている。
なお、逆止弁41〜43は、弾性を有する材料をダックビル状に形成したダックビル弁であり、逆止弁41〜43はそのダックビル状の先端を容器本体2の内側に向けた状態となっている。逆止弁41〜43の材質としては、ポリビニルアルコール、エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂、ポリアクリルニトリル、ナイロン、セロハン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、1,2−ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、多硫化ゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム等のゴム、エラストマーが挙げられる。
図2に示すように、前側外蓋部材6には貫通孔65,66が形成されており、図1〜図5に示すように、ニップル部51が貫通孔65に挿入されて前側外蓋部材6の前面より前方へ突出し、ニップル部52が貫通孔66に挿入されて前側外蓋部材6の前面より前方へ突出している。
後ろ蓋部材8はその前の一部を容器本体2の後ろ開口に嵌め込まれ、後ろ蓋部材8の前側内面が隔壁21,隔壁22及びパイプ部23,24の後端面から離れている。後ろ蓋部材8の前側内面の中央部には、円筒状のニップル部81が凸設され、ニップル部81には圧力調整孔82が形成されている。圧力調整孔82はニップル部81の頂上部から後ろ蓋部材8の後面まで貫通している。ニップル部81の頂上も隔壁21及び隔壁22の後端面から離れ、圧力調整孔82が燃料収容空間25〜28及び空間30に連通している。
圧力調整孔82には、容器本体2の内から圧力調整孔82を通って容器本体2の外へ向かう流体を阻止する逆止弁83が嵌め込まれている。この逆止弁83は、必要に応じ、設けても設けなくても良い。逆止弁83を設ける場合には、弾性を有する材料をダックビル状に形成したダックビル弁とすることが好ましく、そのダックビル状の先端を容器本体2の内側に向けた状態とすればよい。逆止弁83の材質としては、ポリビニルアルコール、エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂、ポリアクリルニトリル、ナイロン、セロハン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、1,2−ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、多硫化ゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム等のゴム、エラストマーが挙げられる。
後ろ蓋部材8の前側内面であって圧力調整孔82の左方には、円筒状のニップル部84が凸設され、ニップル部84には空気導入孔85が形成されている。空気導入孔85はニップル部84の頂上部から後ろ蓋部材8の後面まで貫通している。また、ニップル部84がパイプ部83の後ろ側開口に嵌め込まれており、空気導入孔85がパイプ部83の空間29に連通している。
空気導入孔85の後ろ側開口は矩形状に拡開しており、空気導入孔85にエアフィルタ86が嵌め込まれ、エアフィルタ86によって空気導入孔85が閉塞されている。
容器本体2の燃料収容空間25のうち追従補助部材75よりも前方には、液体燃料11が収容され、液体燃料11よりも後方には、液体燃料11に対して親和性の低い液体、ゾル又はゲルからなる追従体15が収容され、燃料収容空間25が追従体15によって閉塞されている。燃料収容空間25は、追従体15よりも前方の領域と追従体15よりも後方の領域に追従体15によって区切られている。そして、追従体15〜18は、追従補助部材75〜78と容器本体2との隙間を埋設しているため、液体燃料4が追従補助部材75〜78と容器本体2との隙間から漏洩することがない。追従補助部材75は液体燃料11と追従体15との接触部にあり、追従補助部材75の後部が液体燃料11に浸漬し、追従補助部材75の後部が追従体15に浸漬している。
燃料収容空間26〜28についても燃料収容空間25と同様に、液体燃料12〜14が収容され、液体燃料12〜14が追従体16〜18によって封止され、液体燃料12〜14と追従体16〜18の間に追従補助部材76〜78がある。
液体燃料11〜14は同じ種類であり、例えば、メタノールを挙げるが、その他のアルコール類、ガソリンといった水素元素を含む化合物を用いても良い。また、燃料容器1の使用前では、液体燃料11〜14の収容量は何れも同である。
パイプ部24内には水31が収容されている。パイプ部24内であって水31よりも後方には、液体、ゾル又はゲルからなる追従体32が収容され、パイプ部24は追従体32によって閉塞されている。追従体32よりも前側は水31によって充填されており、水31と追従体32は接触し、水31が追従体32によって封止されている。
追従体15〜18は、燃料排出孔62からの液体燃料11〜14の排出による液体燃料11〜14の後方末端の移動に伴ってそれぞれ液体燃料11〜14との界面を維持した状態で液体燃料11〜14側に移動するものであり、液体燃料11〜14の漏出・蒸発を防止するとともに液体燃料11〜14への空気の浸入を防止する。追従体32は、水31の消費に伴い水31に接触した状態で移動するものであり、水31の漏出・蒸発を防止するとともに水31への空気の浸入を防止する。
追従体15〜18は、液体燃料11〜14に対して親和性が低く、液体燃料11〜14に対して溶解せず且つ拡散しないものであり、より好ましくは液体燃料11〜14よりも表面エネルギが低いものである。追従体32は、水31に対して親和性が低く、水31に対して溶解せず且つ拡散しないものであり、より好ましくは水31よりも表面エネルギが低いものである。
追従体15〜18,32は、ずれ応力(又は、ずれ速度)が増大すると見かけの応力が減少する構造粘性流体(異常粘性流体)の性質を有している。
追従体15〜18,32としては、ポリグリコール、ポリエステル、ポリブテン、流動パラフィン、スピンドル油、その他の鉱油類、ジメチルシリコン油、メチルフェニルシリコン油、その他のシリコン油類、脂肪族金属石鹸、変性クレー、シリカゲル、カーボンブラック、天然ゴム、合成ゴム、その他の合成ポリマー、これらの組み合わせを用いることができる。また、これらに溶剤等を加えることにより増粘させたものを追従体15〜18,32として用いても良い。
このように、追従体15〜18は、隙間なく液体燃料11〜14を封止し、適度な粘性を有しているので燃料容器1を振ったり、姿勢を傾けてもその形状、位置を維持し続けようとするため、追従補助部材75〜78の位置もそれぞれ追従体15〜18と液体燃料11〜14の末端との間に絶えず位置し続けることになる。したがって、液体燃料11〜14の残量が少ない程、追従補助部材75〜78は燃料排出孔62側、つまり前側外蓋部材6側に位置し、液体燃料11〜14の残量が多い程、追従補助部材75〜78は後ろ蓋部材8側に位置することになるので、容器本体2内での追従補助部材75〜78の位置を検出することにより液体燃料11〜14の残量を測定することができる。
以上のように構成された燃料容器1は、図8に示したような燃料電池等を内蔵した電子機器91に取り付け用いられ、この電子機器91に設けられた燃料残量測定装置によって燃料容器1内の液体燃料の残量が測定される。
この電子機器91は、携帯型の電子機器であって、特にノート型パーソナルコンピュータである。電子機器91は、CPU、RAM、ROM、その他の電子部品から構成された演算処理回路を内蔵するとともにキーボード94を備え付けた下筐体92と、液晶ディスプレイ95を備え付けた上筐体93と、を備える。下筐体92と上筐体93はヒンジ結合されており、上筐体93を下筐体92に重ねてキーボード94に液晶ディスプレイ95を相対させた状態で折り畳むことができるように構成されている。
図9は、電子機器91の底面及び右側面を示した斜視図である。図9に示すように、下筐体92の右側面から底面にかけて、燃料容器1を装着するための装着部96が凹設されている。その装着部96の右方に向いた壁面には、空気導入管97、燃料導入管98、水導入管99が凸設されている。空気導入管97、燃料導入管98、水導入管99は燃料容器1の空気排出孔53、燃料排出孔62、水排出孔54にそれぞれ対応しており、燃料容器1の前面を左に向けて燃料容器1を装着部96に左へスライドするように装着すると、空気導入管97、燃料導入管98、水導入管99は空気排出孔53、燃料排出孔62、水排出孔54にそれぞれ挿入される。これにより、空気導入管97が逆止弁41に挿入され、燃料導入管98が逆止弁43に挿入され、水導入管99が逆止弁42に挿入される。これにより、容器本体2内の液体燃料11〜14が燃料導入管98を通って電子機器91に供給され、パイプ部24内の水31が水導入管99を通って電子機器91に供給される。更に、外部の空気がエアフィルタ86を通じてパイプ部23に吸い込まれ、更に空気導入管を通って電子機器91に供給される。
以上のように、燃料排出孔62、空気排出孔53及び水排出孔54が同一の面に設けられているから、一回の簡単な装着操作によって、燃料排出孔62、空気排出孔53及び水排出孔54に燃料導入管98、空気導入管97、水導入管99を同時に挿入することができる。そのため、燃料容器1の装着操作を容易に行うことができる。
電子機器91に設けられた燃料残量測定装置について説明する。燃料残量測定装置は投光素子と受光素子からなるセンサ105〜108を具備し、センサ105〜108は容器本体2の外側において容器本体2とは別に設けられている。センサ105〜108は、燃料収容空間25〜28の前部にそれぞれ対応する位置において装着部96の壁面で露出している。センサ105は追従補助部材75が燃料収容空間25の前端側に位置したことを検出するものであり、センサ106は追従補助部材76が燃料収容空間26の前端側に位置したことを検出するものであり、センサ107は追従補助部材77が燃料収容空間27の前端側に位置したことを検出するものであり、センサ108は追従補助部材78が燃料収容空間28の前端側に位置したことを検出するものである。
電子機器91に水31が供給されることで、パイプ部24の水31が減り、それに伴い追従体32にずれ応力が発生して追従体32の粘性率が低下し、水31の消費に伴い追従体32が水31の後端側液面に接した状態でその液面に追従する。
電子機器91に液体燃料11〜14が供給されることで、液体燃料11〜14が減っていくと、それに伴い追従体15〜18にずれ応力が発生して追従体15〜18の粘性率が低下し、液体燃料11〜14の消費に伴い追従体15〜18が液体燃料11〜14の後端側液面に接した状態でその液面に追従する。追従補助部材75〜78も、液体燃料11〜14の消費に伴い、液体燃料11〜14と追従体15〜18に接触しながら液体燃料11〜14の後端側液面に追従する。このように、追従補助部材75〜78が追従体15〜18と液体燃料11〜14との間にあるから、燃料収容空間25〜28の開口面積が大きくとも、追従体15〜18が液体燃料11〜14に追従し、液体燃料11〜14の密閉状態を保つことができる。
液体燃料11〜14及び水31が減ると、追従体15〜18、追従体32よりも後ろ側の空間の体積が増大するが、逆止弁83を設けた場合には、逆止弁83が開いて、その空間に空気が供給されるから、その空間は常にほぼ大気圧に保たれる。また、逆止弁83を設けなければ、そのまま大気圧に保たれる。この時、圧力調整孔82より、送気あるいは加圧を行うことも可能である。
液体燃料11〜14は燃料収容空間25〜28から凹部59へ流れるが、この凹部59において合流し、混合した状態で燃料排出孔62から電子機器91に供給される。ここで、連通孔55〜58の開口面積が互いに異なるので、単位時間当たりの液体燃料11〜14の減少量も異なる。つまり、開口面積の大きい順は連通孔58、連通孔57、連通孔56、連通孔55となるので、残量が減少する速度の早い順は燃料収容空間28の液体燃料14、燃料収容空間27の液体燃料13、燃料収容空間26の液体燃料12、燃料収容空間25の液体燃料11となる。
そのため、追従補助部材75〜78の中では、追従補助部材78が最も早く燃料収容空間28の前端側に位置し、追従補助部材77が二番目に早く燃料収容空間27の前端側に位置し、追従補助部材76が三番目に早く燃料収容空間26の前端側に位置し、追従補助部材75が最も遅く燃料収容空間25の前端側に位置する。
従って、センサ105〜108の中では、センサ108が最も早く追従補助部材78を検出し、センサ107が二番目に早く追従補助部材77を検出し、センサ106が三番目に早く追従補助部材76を検出し、センサ105が最も遅く追従補助部材75を検出する。これにより、燃料容器1内の液体燃料全体の残量を把握することができる。即ち、センサ105〜センサ108の何れもが検出していない場合には、燃料容器1内に液体燃料全体が十分にあり、センサ108、センサ107、センサ106がこれらの順に検出すると、液体燃料全体の残量が徐々に少なくなっていくことが把握でき、センサ105が検出した時点では液体燃料全体の残量が殆どないことを把握することができる。
電子機器91の演算処理回路は、センサ105〜108の検出信号によって液体燃料の残量を検出し、その残量を液晶ディスプレイ95に表示させるように機能すると良い。即ち、電子機器91の演算処理回路は、センサ105〜108の何れからも検出信号を入力していない場合には液体燃料が満タン状態であることを液晶ディスプレイ95に表示させ、センサ108から検出信号を入力した場合には液体燃料の残量が満タンに対して4分の3であることを液晶ディスプレイ95に表示させ、センサ107から検出信号を入力した場合には液体燃料の残量が半分であることを液晶ディスプレイ95に表示させ、センサ106から検出信号を入力した場合には液体燃料の残量が満タンに対して4分の1であることを液晶ディスプレイ95に表示させ、センサ105から検出信号を入力した場合には液体燃料が消尽したことを液晶ディスプレイ95に表示させる。
燃料容器1内の液体燃料11〜14が消尽したら、この燃料容器1を電子機器91から取り外し、新たな燃料容器1を電子機器91に取り付ければ良い。センサ105〜108が電子機器91に設けられているので、新たな燃料容器1に交換しても、新たな燃料容器1内の液体燃料11〜14の残量を測定することができ、燃料容器1にセンサが設けられていないので燃料容器1を低コストで製造することができる。また、使い終わった燃料容器1に液体燃料11〜14を注意深く充填すれば、その燃料容器1を再利用することができる。
このように、液体燃料全体の残量が減るにしたがって燃料収容空間25〜28での追従補助部材75〜78の位置がずれ、これらをセンサ105〜108がそれぞれ検出するので、液体燃料全体の残量情報を多段階に把握できるので予め電子機器91の動作可能時間や燃料容器1の交換時期を予測することができるので、いきなり液体燃料全体の残量がなくなって電子機器91が動作不能に陥ることがない。
この燃料容器1の使用に伴い、エアフィルタ86が詰まっていく。ところが、燃料容器1にエアフィルタ86が取り付けられているから、燃料容器1の交換によってエアフィルタ86も一緒に交換することができる。そのため、エアフィルタ86をとりたてて点検する必要がなくなる。
電子機器91には、図10に示すような発電ユニット901が内蔵されている。発電ユニット901は、燃料容器1の液体燃料11〜14を用いて発電を行うものであり、図19(a)又は図19(b)のように構成されている。図10(a)、図10(b)の何れの場合でも、液体燃料11〜14の一例としてメタノールを挙げる。
図10(a)の場合には、発電ユニット901が、気化器902と、改質器903と、一酸化炭素除去器904と、燃料電池905と、から構成されている。
ポンプによって液体燃料11〜14及び水31が発電ユニット901に供給されて混合される。そして、液体燃料11〜14と水31の混合液は、まず気化器902に供給される。気化器902では、供給された混合液が加熱されて気化し、燃料と水の混合気になる。気化器902において生成された混合気は改質器903に供給される。
改質器903では、気化器902から供給された混合気から水素及び二酸化炭素が生成される。具体的には、化学反応式(1)のように、混合気が触媒により反応して二酸化炭素及び水素が生成される。
CH3OH+H2O→3H2+CO2 … (1)
改質器903では、メタノールと水蒸気が完全に二酸化炭素及び水素に改質されない場合もあり、この場合、化学反応式(2)のように、メタノールと水蒸気が反応して二酸化炭素及び一酸化炭素が生成される。
2CH3OH+H2O→5H2+CO+CO2 … (2)
改質器903で生成された混合気は一酸化炭素除去器904に供給される。
一酸化炭素除去器904では、改質器903から供給された混合気に含まれる一酸化炭素が選択的に酸化して混合気中から一酸化炭素が除去される。具体的には、改質器903から供給された混合気のなかから特異的に選択された一酸化炭素と、ポンプによって燃料容器1の空気排出孔53から送り込まれた空気中の酸素とが触媒により反応して二酸化炭素が生成される。
2CO+O2→2CO2 … (3)
そして、混合気が一酸化炭素除去器904から燃料電池905の燃料極に供給される。
燃料電池905の燃料極では、電気化学反応式(4)に示すように、一酸化炭素除去器904から供給された混合気のうち水素ガスが、燃料極の触媒の作用を受けて水素イオンと電子とに分離する。水素イオンは燃料電池905の固体高分子電解質膜を通じて空気極に伝導し、電子は燃料極により取り出される。
3H2→6H++6e- … (4)
燃料電池905の空気極には、ポンプによって燃料容器1の空気排出孔53から空気が送り込まれる。そして、電気化学反応式(5)に示すように、空気中の酸素と、固体高分子電解質膜を通過した水素イオンと、電子とが反応して水が副生成物として生成される。
6H+3/2O+6e→3HO … (5)
以上のように、燃料電池905で上記(4)、(5)に示す電気化学反応が起こることにより電気エネルギが生成される。生成された生成物としての水、二酸化炭素、空気等の混合気は外部に排出される。
図10(b)の場合には、発電ユニット901が、気化器906と、燃料電池907と、から構成されている。
ポンプによって液体燃料11〜14及び水31が発電ユニット901に供給されて混合される。その混合液は、気化器906において気化されて、メタノール及び水蒸気の混合気となる。気化器906において生成された混合気は燃料電池907の燃料極に供給される。
燃料電池907の燃料極では、電気化学反応式(6)に示すように、気化器906から供給された混合気を、燃料極の触媒の作用を受けて水素イオンと電子と二酸化炭素に分離する。水素イオンは固体高分子電解質膜を通じて空気極に伝導し、電子は燃料極により取り出される。
CH3OH+H2O→CO2+6H++6e- … (6)
燃料電池907の空気極には、ポンプによって燃料容器1の空気排出孔53から送り込まれた空気が送り込まれる。そして、電気化学反応式(7)に示すように、空気中の酸素と、固体高分子電解質膜を通過した水素イオンと、燃料極により取り出された電子とが反応して水が生成される。
6H++3/2O2+6e-→3H2O … (7)
以上のように、燃料電池907で上記(6)、(7)に示す電気化学反応が起こることにより電気エネルギが生成される。生成された生成物としての水、二酸化炭素、空気等の混合気は外部に排出される。
燃料容器1に収容された水31は発電ユニット901の初期動作の際に用いられるが、燃料容器1内の水31が消尽した場合、燃料電池905,907で生成された水が気化器902,906に送り込まれる。
この発電ユニット901を電子機器91に設けた場合、電子機器91に対して燃料容器1が着脱自在となり、発電ユニット901で生成された電気エネルギにより電子機器91が動作することになる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、容器本体2内において液体燃料の収容空間は燃料収容空間25〜28の4つに区切られているが、2つに区切られても良いし、3つに区切られていても良いし、更に5つ以上に区切られていても良い。また燃料収容空間25〜28の容積を互いに異ならせて液体燃料の残量が減るにしたがい追従補助部材75〜78の位置をずらすようにして多段階に残量を測定するようにしてもよい。
また、連通孔55〜58の開口面積が全て異なっているが、これらのなかで同じ開口面積のものがあっても良い。即ち、複数の連通孔55〜58のうち少なくとも1つの開口面積が他の開口面積と異なれば良い。
また、燃料収容空間25〜28と連通孔55〜58においては、1つの空間につき1つの連通孔が連通しているが、1つの空間につき複数の連通孔が連通していても良い。複数の連通孔が連通している場合、複数の連通孔の総開口面積を考慮する。
追従補助部材は、容易にセンサに検知されるように側面のみ液体燃料と色又は光反射率を異ならせるようにしてもよい。
燃料容器1の四面図である。 燃料容器1の分解斜視図である。 図1に示された切断線III−IIIに沿った矢視断面図である。 図1に示された切断線IV−IVに沿った矢視断面図である。 図1に示された切断線V−Vに沿った矢視断面図である。 図1に示された切断線VI−VIに沿った矢視断面図である。 燃料容器1の正面図である。 電子機器91の斜視図である。 電子機器91の斜視図である。 発電ユニット901のブロック図である。
符号の説明
1 燃料容器
2 容器本体
11〜14 液体燃料
15〜18 追従体
25〜28 燃料収容空間
55〜58 連通孔
62 燃料排出孔
75〜78 追従補助部材
105〜108 センサ

Claims (6)

  1. 燃料排出孔を有する容器本体と、
    前記容器本体の内部空間内に充填された液体燃料と、
    前記液体燃料の末端の少なくとも一部と接する追従体と、
    前記追従体と前記液体燃料との間に介在し、光学的に検出可能な固体状の追従補助部材と、
    を備えることを特徴とする燃料容器。
  2. 前記追従補助部材は、少なくとも一部が前記液体燃料と異なる色を有していることを特徴とする請求項1記載の燃料容器。
  3. 前記内部空間は複数の燃料収容空間に区切られ、
    前記複数の燃料収容空間のそれぞれを前記燃料排出孔と連通する複数の連通孔が設けられ、
    前記追従補助部材は前記複数の燃料収容空間毎に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料容器。
  4. 前記複数の連通孔のうち少なくとも1つの連通孔の開口面積がその他の連通孔の少なくとも1つの開口面積と異なることを特徴とする請求項3に記載の燃料容器。
  5. 前記複数の連通孔は何れも開口面積が異なることを特徴とする請求項3に記載の燃料容器。
  6. 燃料容器の液体燃料の残量を測定する燃料残量測定方法において、
    前記燃料容器は、燃料排出孔を有する容器本体の内部空間内に充填された前記液体燃料の末端の少なくとも一部と接する追従体と、前記追従体と前記液体燃料との間に介在し、光学的に検出可能な固体状の追従補助部材と、を備え、
    前記追従補助部材の位置を検出することを特徴とする燃料残量測定方法。
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