JP2006168658A - 車両用シートのランバーサポート装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 サポートプレートの前方への押し出し量が大きいランバーサポート装置において、サポートプレートを前方に押し出した際の圧迫感の発生を防止することである。
【手段】 サポートプレート1にアーム2、ブラケット3、作動用ケーブル32を介して操作レバー35に連結し、且つ、作動用ケーブル32にスプリング31を介在させたことを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は自動車用シートなどの車両用シートにおけるランバーサポート装置に関する。
この種のランバーサポート装置はシートバックにおける着座者の腰椎部に対応する部位内にサポートプレートを内蔵し、このサポートプレートを前方に押し出すことにより、シートバックにランバーサポート性が得られるようにしている(例えば実開平1ー139757号公報)。
ところで、ランバーサポート装置において、サポートプレートの押し出し量(サポートプレートの前後移動量)を大にするような構造にすると、着座者の好みの硬さのランバーサポート性が得られる。
しかし、このランバーサポート装置を作動させてサポートプレートを前方に最大に押し出すと、サポートプレートによる局部的な圧迫感が発生し、使用性が悪くなる不具合がある。
そこで、本発明はサポートプレートの押し出し量が大きいランバーサポート装置において、サポートプレートを最大に押し出した際、前記圧迫感の発生を防止することを目的とする。
以上の目的を達成するための本発明に係る車両用シートのランバーサポート装置は、フレーム側に起伏自在に取付けたアームに設けてアームを起伏することにより前後方向に移動するサポートプレートと、フレームの前後方向に回動自在に枢着して回動することにより前記アームを起伏させるブラケットと、このブラケットと操作レバーとを連結する作動用ケーブルとからなり、該作動用ケーブルにスプリングを介在させてなることを特徴とする構成である。
そして、前記ブラケットには前記アームを接合するローラを設けるのが好ましい。
本請求項1の発明によれば、サポートプレートを例えば最大に押し出した際、スプリングの弾力によってブラケットが前後方向に回動しアームを起伏させる。そのため、サポートプレートが後方へ撓むので、サポートプレートにバネ感が生じる。従って、サポートプレートを押し出した際の着座者の腰椎部に対する圧迫感がなく、快適に使用できる。
本請求項2の発明によれば、アームをローラで起伏するため、前記サポートプレートの前後移動性が向上し、且つ前記サポートプレートのバネ感がより一層発揮できる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るランバーサポート装置を備えたシートバックのフレーム構造体を示す。
図1は本発明に係るランバーサポート装置を備えたシートバックのフレーム構造体を示す。
ランバーサポート装置はサポートプレート1、アーム2、ブラケット3、3、作動用ケーブル32、操作レバー35などより構成されている。
サポートプレート1は両端部20、20をサイドフレーム80、80に起伏自在に取付けた略コ字状のアーム2に揺動自在に枢着されており、アーム2の両端20、20はサイドフレーム80、80に回動自在に枢着されている。従って、ブラケット3、3の前後方向の回動によってアーム2を起伏させると、サポートプレート1が前後方向に移動するように構成されている。
アーム2はバネ材のワイヤで成形して、全体が前後方向に可撓するようにするのが好ましいが、剛体で可撓性がない部材で成形しても良い。
図示するランバーサポート装置は前記サポートプレート1の上方にS形バネなどの面状バネからなる下部支持体5とその上方に同様のバネからなる上部支持体6を配設し、上部支持体6の両端をサイドフレーム80、80に固定し、下部支持体5の両端をバネ材製のワイヤ4に揺動自在に結着具40で結着している。
そして、ワイヤ4は略方形状に折曲し、その上部を上部支持体6に結着具40で結着し、下部をサポートプレート4に揺動可能に取付けている。
従って、下部支持体5がサイドフレーム80、80側に固定されずにワイヤ4に揺動可能に取付けられ、しかも、サポートプレート1にワイヤ4を介して一体に連結しているため、サポートプレート1の前後方向の移動に連動して下部支持体5前後方向に移動する。
そのため、着座者の腰椎部及びその上方はサポートプレート1と下部支持体5とで支持するため、着座者に対する圧迫感がない。
ブラケット3、3は略三角状でその一端をサイドフレーム80、80にピン3Aで前後方向に回動自在に枢着されており、上部の角部にはローラ30が回転自在に、また、下部の角部にはスプリング31(テンションスプリング)を介して作動用ケーブル32が連結されている。
そして、ローラ30にはアーム2が接合している。また、作動用ケーブル32の他端はブレーキドラム(不図示)に連結されている。ブレーキドラムの回転軸には操作レバー35が一体に設けてある。
図中33はケーブル32のガイド片、34はケーブル32のカバー、81はバックフレームの上部フレーム、82は同下部フレームを各々示す。
図中33はケーブル32のガイド片、34はケーブル32のカバー、81はバックフレームの上部フレーム、82は同下部フレームを各々示す。
図2はサポートプレート1を前方に最大限に押し出した状態、図3はサポートプレート1を前方に押し出す前の状態を各々示す。図中9はシートバックの腰椎部を示し、図中90はトリムカバー、91は発泡体製クッション体、92は保護布を各々示す。
図3の状態より、操作レバー35を操作すると、ブレーキドラムに作動用ケーブル32が巻き取られるので、ケーブル32が引かれ、スプリング31を介してブラケット3を図3矢印方向に回転させる。
そのためブラケット3のローラ30がアーム2を押し上げる。これにより、アーム2に取付けられているサポートプレート1が前方に押し出されて図2の状態になる。
この状態において、着座者の側からシートバックの腰椎部9に高負荷をかけると、前記スプリング31の弾力によって、図3矢印方向にブラケット3が回動するため、ローラ30がそれに伴ってアーム2に対してスムーズに移動する。そのため、図3鎖線に示すようにアーム2、サポートプレート1が後退する。
また、前記高負荷を除去すると、スプリング31の弾力により、アーム2、サポートプレート1が前進して元の状態に戻る。
即ち、スプリング31の作用により、サポートプレート1に対する高負荷時に、サポートプレート1にバネ感が発生する。
従って、シートバックの腰椎部9が局部的に硬くなることがないため、ランバーサポート時に着座者に対して圧迫感がない。
従って、シートバックの腰椎部9が局部的に硬くなることがないため、ランバーサポート時に着座者に対して圧迫感がない。
1…サポートプレート、2…アーム、3…ブラケット、30…ローラ、31…スプリング、32…作動ケーブル、35…操作レバー。
Claims (2)
- フレーム側に起伏自在に取付けたアームに設けてアームを起伏することにより前後方向に移動するサポートプレートと、
フレームの前後方向に回動自在に枢着して回動することにより前記アームを起伏させるブラケットと、
このブラケットと操作レバーとを連結する作動用ケーブルとからなり、
該作動用ケーブルにスプリングを介在させてなることを特徴とする車両用シートのランバーサポート装置。 - 前記ブラケットには前記アームを接合するローラを設けてなる請求項1記載の車両用シートのランバーサポート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004367122A JP2006168658A (ja) | 2004-12-20 | 2004-12-20 | 車両用シートのランバーサポート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004367122A JP2006168658A (ja) | 2004-12-20 | 2004-12-20 | 車両用シートのランバーサポート装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006168658A true JP2006168658A (ja) | 2006-06-29 |
Family
ID=36669846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004367122A Pending JP2006168658A (ja) | 2004-12-20 | 2004-12-20 | 車両用シートのランバーサポート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006168658A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102010061788A1 (de) * | 2010-11-23 | 2012-05-24 | Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kommanditgesellschaft, Coburg | Vorrichtung zur Einstellung einer Lordosenstütze |
US9308847B2 (en) | 2012-06-25 | 2016-04-12 | Nhk Spring Co., Ltd. | Lumbar support operation member and vehicle seat |
KR20220057134A (ko) * | 2020-10-29 | 2022-05-09 | 주식회사 시디즈 | 의자 |
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2004
- 2004-12-20 JP JP2004367122A patent/JP2006168658A/ja active Pending
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KR102468097B1 (ko) | 2020-10-29 | 2022-11-22 | 주식회사 시디즈 | 의자 |
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