JP2006167923A - 印刷機 - Google Patents

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    • B41F13/26Arrangement of cylinder bearings
    • B41F13/32Bearings mounted on swinging supports

Abstract

【課題】 オイルおよびオイルミストの印刷ユニット内への進入を十分に防止し得る印刷胴の径を変更可能な印刷機を提供することを目的とする。
【解決手段】 ブランケット胴17の径が変更可能にされた輪転印刷機1において、駆動側フレーム23に設けられた印刷胴の軸33が貫通する孔49の周縁に、印刷胴の軸線方向に対して略直交する方向に延在するように軸33に向けて突出して設けられた第一フレーム側油切板67と、軸33の周囲に、第一フレーム側油切板67と軸線方向に間隔を空けて、略平行に設けられた第一ブランケット胴側油切板83と、を備え、第一フレーム側油切板67と第一ブランケット胴側油切板83の先端位置とは、径の変更に伴いブランケット胴17が移動する全ての位置において第一フレーム側油切板67と第一ブランケット胴側油切板83とが重複するように設定されていることを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、印刷胴の径を変更可能とした印刷機に関するものである。
印刷機では、印刷胴(版胴およびブランケット胴)等の胴を支持する軸受や、駆動ギアを潤滑するオイルあるいはそのオイルミストが、印刷ユニット内に進入して印刷物や機器に付着して不具合を生じないように対策を施されている。
従来の印刷機では、印刷胴はサイドフレームの一定位置に取り付けられているので、印刷胴を支持する軸受はサイドフレームに略密着して設置することができる。そのため、軸受とサイドフレームとの間にはOリングを設け、軸受内部には油切溝を数本設けることによって、オイルおよびオイルミストに対して十分に対策が取られていた。
近年、例えば特許文献1および特許文献2に示されるように、印刷胴の径を変更可能とした印刷機が提案されている。
特開平05−77391号公報(段落[0008]〜[0015],及び図1) 特開平06−171059号公報(段落[0009]〜[0013],及び図1〜図2)
ところで、特許文献1および特許文献2に示されるように印刷胴の径を変更するものでは、印刷胴の径の変更に伴いその軸線中心の位置が移動する。すなわち、印刷胴の軸位置が移動することになるので、サイドフレームには、その移動を許容する空間を備える必要がある。このため、印刷胴を支持する軸受とサイドフレームとの間隔が大きくなるので、従来のようなOリングによる効果的な密封手段は採用できないという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑み、オイルおよびオイルミストの印刷ユニット内への進入を十分に防止し得る印刷胴の径を変更可能な印刷機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる印刷機は、印刷胴がサイドフレームの外側に設けられた移動可能な移動部材によって回動自在に支持され、前記印刷胴の径が変更可能にされた印刷機において、
前記サイドフレームに設けられた前記印刷胴の軸部が貫通する孔の周縁に、前記印刷胴の軸線方向に対して略直交する方向に延在するように前記軸部に向けて突出して設けられた第一の油切板と、前記軸部の周囲に、前記第一の油切板と軸線方向に間隔を空けて、前記第一の油切板に略平行に設けられた第二の油切板と、を備え、前記第一の油切板の先端位置と前記第二の油切板の先端位置とは、径の変更に伴い前記印刷胴が移動する全ての位置において前記第一の油切板と前記第二の油切板とが重複するように設定されていることを特徴とする。
このように、サイドフレームに設けられた印刷胴の軸部が貫通する孔の周縁に、印刷胴の軸線方向に対して略直交する方向に延在するように軸部に向けて突出して設けられた第一の油切板と、軸部の周囲に、第一の油切板と軸線方向に間隔を空けて、第一の油切板に略平行に設けられた第二の油切板と、を備え、第一の油切板の先端位置と第二の油切板の先端位置とは、径の変更に伴い印刷胴が移動する全ての位置において第一の油切板と第二の油切板とが重複するように設定されているので、サイドフレームの孔と印刷胴の軸部との間に存在する空間から印刷ユニットの内部に進入するオイルおよびオイルミストは、第一の油切板あるいは第二の油切板に当接し、捕集される。
このため、オイルおよびオイルミストが印刷ユニット内部に進入することがないので、印刷ユニット内部がオイルおよびオイルミストによって汚れ、印刷品質に悪影響を及ぼす、清掃作業を必要とする等の不具合を防止することができる。
なお、「印刷胴」とは、一義的には版胴とブランケット胴とを意味しているが、場合によっては圧胴が含まれるものである。
また、ここで印刷胴の「軸部」とは、印刷胴の軸部分に存在する部材を意味し、具体的には、軸受を支持する部材、軸受および軸を指している。
また、本発明にかかる印刷機は、前記第一の油切板は、前記第二の油切板よりも外側に配置されていることを特徴とする。
このように、第一の油切板は、第二の油切板よりも外側に配置されているので、サイドフレームの孔と印刷胴の軸部との間に存在する空間から印刷ユニットの内部に進入するオイルおよびオイルミストは、まず、第一の油切板に当接することになる。第一の油切板はオイルおよびオイルミストは前記空間に面しているので、オイルおよびオイルミストの捕集効率を向上させることができる。
また、前記第一の油切板および前記第二の油切板の少なくとも一方は、複数枚備えられていることを特徴とする。
このように、第一の油切板および前記第二の油切板の少なくとも一方は、複数枚備えられているので、当初の第一の油切板および第二の油切板で捕集できなかったオイルおよびオイルミストも後続の第一の油切板あるいは第二の油切板によって捕集することができる。
したがって、オイルおよびオイルミストの一層確実な捕集を行うことができる。
本発明によれば、オイルおよびオイルミストの印刷ユニット内への進入を十分に防止することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図5を用いて説明する。
本実施形態は、本発明をウェブの両面に多色印刷を行うブランケット対向型の輪転印刷機に適用したものである。
図1は、輪転印刷機(印刷機)1の全体概略構成を模式的に示す正面図である。
輪転印刷機1には、ウェブ11を供給する給紙装置3と、印刷ユニット5と、印刷されたウェブを乾燥させる乾燥装置7と、ウェブ11を断裁し折って折帳として排出する折機9とが備えられている。
給紙装置3には、ウェブ11がロール状に巻かれた紙ロール13が2個保持できるように構成されている。一方の紙ロール13から給紙されている場合に、他方の紙ロール13が装着され、紙継ぎ準備がなされる。一方の紙ロール13のウェブ11が残り少なくなると、他方の紙ロール13のウェブ11に紙継ぎされる。他方の紙ロール13からウェブ11が供給されている間に一方の紙ロール13が装着され紙継ぎ準備がなされる。
このようにして、ウェブ11は給紙装置3から印刷ユニット5へ連続的に繰り出されることになる。
印刷ユニット5は、印刷色数に相当する個数が設けられる。本実施形態では、印刷ユニット5は4ユニット設けられており、それぞれシアン、イエロー、マゼンダおよびスミを印刷し、これらの混色を利用してカラー印刷を行うものである。
印刷ユニット5については後で詳述するが、版胴15a,15bとブランケット胴17a,17bとが2組設けられている。ブランケット胴17aとブランケット胴17bとがウェブ11を挟んで対向して配置されており、相互に印圧を付与し合う機能を果たしている。
なお、各図において、符号の後ろにつくサフィックス“a”,“b”は、ウェブ11よりも上側、下側を区別するためのものであり、aは上側の部位や部材であることを示し、bは下側であることを示している。以後の明細書内では、上側、下側を区別する場合にはa,bを付記するが、特に区別しない場合にはa,bを省略して符号のみで各部位や部材を示すものとする。
印刷ユニット5によって両面に印刷されたウェブ11は、乾燥装置7によって乾燥され折機9に搬送される。
折機9では、搬送されて来たウェブ11は、縦切断されたり、三角板により縦折りされたり、さらに横折り、横切断されたりし、所望の折帳として排出される。
図2は、本実施形態に係る輪転印刷機1の印刷ユニット5の全体概略構成を模式的に示す縦断面図である。印刷ユニット5には、印刷画像を形成するための刷版を装着した版胴15a,15bと、版胴15a,15bの刷版の画線部にインキを供給するインキ装置19a,19bと、版胴15a,15bの非画線部に湿し水を供給する湿し装置21a,21bと、版胴15a,15bの刷版に形成された画像をウェブ11に転写するブランケット胴17a,17bと、が備えられている。
これらの部材は両側に設けられた一対のフレームの外側に
設けられた移動可能な移動部材によって支持されている。一方は、駆動側フレーム(サイドフレーム)23と称され、他方は図示を省略した操作側フレーム(サイドフレーム)と称されている。
なお、本実施形態の輪転印刷機1では、図2中に実線と二点鎖線とで示されるように、版胴15a,15bやブランケット胴17a,17bを直径(径)の異なるものに変更できるようにされている。このようにして、例えばA横全判と、B縦半裁判との印刷が行えるようにされている。
また、版胴15a,15bおよびブランケット胴17a,17bの直径の変更に伴い版胴15a,15bの軸線中心16a,16bおよびブランケット胴17a,17bの軸線中心18a,bの位置は略上下方向に変化することになる。
さらに、インキ装置19a,19bのインキ着ローラおよび湿し装置21a,21bの水着ローラの位置が変更されることになる。
図3は、印刷ユニット5において印刷胴の径変更を行う駆動側の部材を示す正面図である。
版胴15の軸(軸部)25は、駆動側フレーム23に支持軸27を中心にして揺動可能に取付けられたレバー29の中程に軸受31を介して保持されている。
ブランケット胴17の軸(軸部)33は、駆動側フレーム23に支持軸35を中心にして揺動可能に取付けられたレバー37の中程に軸受39を介して保持されている。
レバー29の自由端側には、駆動側フレーム23に揺動可能に取付けられたアクチュエータ41のロッドがピンで結合されている。また、レバー37の自由端には、駆動側フレーム23に揺動可能に取付けられたアクチュエータ43のロッドがピンで結合されている。
アクチュエータ41,43としては圧縮空気圧、油圧、電動機などを利用することができるが、図では油圧を利用する油圧シリンダを示している。
このような構成により、アクチュエータ41,43を作動させることで、支持アーム29,37は支持軸27,35を中心にして回動させられ、軸受31,39の位置、すなわち、版胴15およびブランケット胴17の中心位置16,18を変えることができるようになっている。
操作側フレームにも、同様な構造が備えられている。同期して作動させることにより、効率よく版胴15およびブランケット胴17の位置変更を行うことができる。
図4は、ブランケット胴17aの駆動側部分を示す断面図である。
ブランケット胴17は、ブランケット胴本体45とその周囲を覆うスリーブ47とから構成されている。このスリーブ47を、厚さの異なるものに交換することによって、ブランケット胴17の径を異ならせるようにしている。
このようにすることにより、ブランケット胴17全体を交換するよりは、交換作業が容易に行えるものである。
ブランケット胴17の軸33は、駆動側フレーム23に貫通して設けられた孔49を通って外側に延在されている。そして、ブランケット胴17の軸33は、レバー37に取付けられた軸受39により回動自在に支持されている。
軸受39には、レバー37に固定して取付けられた軸受支持部材51と、軸受支持部材51の内周側に軸線方向に直列に並べられた玉軸受およびころ軸受とが備えられている。
供給管53によって供給される潤滑用のオイルは、潤滑をした後、従来と同じく出口側に設けられた3本の油切溝55によって回収され、通路57を通って下方へ導かれる。
ブランケット胴17の軸33には、レバー37の外側に駆動ギア59が取付けられている。駆動ギア59は、隣接する図示しない駆動ギアと噛合って駆動力が伝達されるように構成されている。
これらの駆動ギアに対して潤滑を行うため、上方から潤滑油を大量に流下させている。そのため、この潤滑油が周囲に飛び散らないように駆動ギアの周りは駆動側フレーム23に取付けられたギアケース61によって覆われている。
次に、密封装置63について図5も参照して説明する。図5は、駆動側に設けられた密封装置63を印刷ユニット5の内側から見た正面図である。
密封装置63には、駆動側フレーム23に取付けられるフレーム側油切板部材65と、軸受39の軸受支持部材51に取付けられるブランケット胴側油切板部材66と、版胴15の軸部に取付けられる版胴側油切板部材68と、フレーム側油切板部材65を駆動側フレーム23に取付ける取付部材64とが備えられている。
本実施形態では、密封装置63は、図5に示されるように版胴15とブランケット胴17とに対して一体的に形成され、駆動側フレームの内側に設けられた凹所62に嵌合して取付けられている。なお、密封装置63は、版胴15とブランケット胴17とに対して別体に形成されてもよい。
フレーム側油切板部材65には、外側から内側に向けて順に、第一フレーム側油切板(第一の油切板)67、第二フレーム側油切板(第一の油切板)69および第三フレーム側油切板(第一の油切板)71が備えられている。
第一フレーム側油切板67、第二フレーム側油切板69および第三フレーム側油切板71は、それぞれ軸33の軸線方向に直交する方向に延在して設けられている。
第二フレーム側油切板69および第三フレーム側油切板71には、それぞれ隣接する第一フレーム側油切板67および第二フレーム側油切板69との間に間隔を保つ鍔部が備えられている。
フレーム側油切板部材65(第三フレーム側油切板71)は、ブランケット胴17の軸線方向に見ると米俵の左上部が突出した形状をし、左右方向中央上部に略長円形の開口(先端位置)73が、同下部に略長円形の開口(先端位置)75が設けられている。
開口73は、版胴15の軸25の周囲を囲うように設けられており、軸25の移動を許容する大きさを有している。
第一フレーム側油切板67および第二フレーム側油切板69にも、開口73と同じ位置にひとまわり大きな開口が設けられている。
開口75は、ブランケット胴17の軸33の周囲を囲うように設けられており、軸33の移動を許容する大きさを有している。
第二フレーム側油切板67および第一フレーム側油切板69にも、開口75と同じ位置にひとまわり大きな開口77,79が設けられている。
取付部材64は、フレーム側油切板部材65の周囲に沿った形状をした環状の部材である。取付部材64の内側には、フレーム側油切板部材65の周縁部と重なる薄肉部が形成されている。取付部材64は、薄肉部がフレーム側油切板部材65と係合する状態で、ボルト81によって駆動側フレームに取付けられ、フレーム側油切板部材65を駆動側フレーム23に固定する。
ブランケット胴側油切板部材66には、外側から内側に向けて順に、第一ブランケット胴側油切板(第二の油切板)83と第二ブランケット胴側油切板(第二の油切板)85とが備えられている。
第一ブランケット胴側油切板83および第二ブランケット胴側油切板85は、ドーナツ形状をした板で、それぞれ軸33の軸線方向に直交する方向に延在して設けられている。
第一ブランケット胴側油切板83および第二ブランケット胴側油切板85の軸33側端には、それぞれ隣接する第一ブランケット胴側油切板83および軸受支持部材51との間に間隔を保つ鍔部が備えられている。
第一ブランケット胴側油切板83は、第一フレーム側油切板67と第二フレーム側油切板69との間に相互に間隔を設けて配置されている。第二ブランケット側油切板85は、第二フレーム側油切板69と第三フレーム側油切板71との間に相互に間隔を設けて配置されている。
第一ブランケット胴側油切板83の外周端(先端位置)87と第二ブランケット胴側油切板85の外終端(先端位置)89は、ブランケット胴17の移動に伴い位置が変化するが、いずれの位置においてもフレーム側油切板部材65と重複するように構成されている。
版胴側油切板部材68は、外周端(先端位置)91の形状が略長円形をしている以外はブランケット胴側油切板部材66と略同じ構成とされている。
密封装置63の下部には、油溜り93が設けられており、駆動側フレーム23に設けられた油通路95を介して駆動フレーム23の外側に連通されている。
以上、説明した本実施形態にかかる輪転印刷機1の動作について説明する。
給紙装置3から繰り出されるウェブ11は、印刷ユニット5で上下両面にカラー印刷される。印刷ユニット5では、版胴15の周面に取付けられた刷版の非画線部に湿し装置21から水を供給し、次いで刷版の画線部にインキ供給装置19からインキを供給する。これにより得られる刷版上の画像をブランケット胴17に転写して、ブランケット胴17からブランケット胴17aとブランケット胴17bとの間を走行するウェブ11に転写して、1色の印刷が行われる。これを4回繰り返してカラー印刷する。
印刷ユニット5で印刷されたウェブ11は乾燥装置7でインキを乾燥され折機9に送られ、折機9で所要の折帳に形成されて排出される。
次に、密封装置63の設置方法について説明する。
フレーム側油切板部材63は、版胴15の略軸線中心位置およびブランケット胴17の略軸線中心位置において水平方向に切断された形で、三分割されている。
ブランケット胴側油切板部材66および版胴側油切板部材68とは軸受支持部材51に取付けられているので、版胴15およびブランケット胴17とを設置することによって所定の位置に位置させることができる。
この状態で、三分割されたフレーム側油切板部材63を搬入し、第一フレーム側油切板67、第二フレーム側油切板69および第三フレーム側油切板71と第一ブランケット胴側油切板83および第二ブランケット胴側油切板85とが交互に位置するように位置決めし、取付部材64によってフレーム側油切板部材63を駆動側フレーム23に固定する。
次に、密封装置63の作用について、ブランケット胴17を代表として説明する。
印刷ユニット5での印刷中、駆動側のギアボックス61内では、駆動ギア59等を潤滑するために、上部からオイルが大量に流下されている。このオイルが駆動ギア59等の回転によって飛び散らかされているため、ギアボックス61内にはオイルおよびオイルミストが充満されている。
このオイルおよびオイルミスト97が駆動側フレーム23とレバー37との間を通って、駆動側フレーム23の孔49と軸受39との間に形成された間隙99を通って入り込む。
間隙99に進入したオイルおよびオイルミスト97は、間隙99に面して設置されている第一フレーム側油切板67に当接して大部分が捕集される。
このように、オイルおよびオイルミスト97は、その進入経路に面して設置されている第一フレーム側油切板67に当接するので、略全量が当接することになり、ここでの捕集効果が大きく、全体の捕集効率を向上させることができる。
残余のオイルおよびオイルミスト97は、第一ブランケット胴側油切板83にあたり捕集される。これを第二フレーム側油切板69、第二ブランケット胴側油切板85および第三フレーム側油切板71と順次繰り返すことによって、オイルおよびオイルミスト97は略完全に捕集される。
このようにして、フレーム側油切板部材65およびブランケット胴側油切板部材66に捕集されたオイルは、フレーム側油切板部材65およびブランケット胴側油切板部材66を伝って下方に流下し、油溜り93に集められ、油通路95を通り駆動側フレーム23の外側に排出される。
一方、軸受39に供給管53によって供給される潤滑用のオイルは、軸受の潤滑をした後、従来と同じく出口側に設けられた3本の油切溝55によって回収され、通路57を通って下方へ導かれ、駆動側フレーム23の外側へ排出される。
これらの排出されたオイルは、ギアケースの下部において回収され、再利用される。
このように、本実施形態では、ギアケース61内のオイルおよびオイルミストは密封装置63によって捕集され、軸受39の潤滑用オイルは油溝55で回収されるので、これらが印刷ユニット内部に進入することを防止できる。このため、印刷ユニット5内部がオイルおよびオイルミストによって汚れることがないので、このための清掃作業を不要とすることができる。また、オイルミスト等が刷版やウェブ11等に付着して印刷品質に悪影響を及ぼすことを防止することができる。
本発明の一実施形態にかかる印刷機の概略構成を示す正面図である。 本発明の一実施形態にかかる印刷ユニットの概略構成を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態にかかる印刷胴の移動手段を示す正面図である。 本発明の一実施形態にかかるブランケット胴の駆動側を示す部分断面図である。 本発明の一実施形態にかかる密封装置を印刷ユニット内から見た状態を示す正面図である。
符号の説明
1 輪転印刷機
15 版胴
17 ブランケット胴
23 駆動側フレーム
25 軸
33 軸
37 レバー
49 孔
67 第一フレーム側油切板
69 第二フレーム側油切板
71 第三フレーム側油切板
83 第一ブランケット胴側油切板
85 第二ブランケット胴側油切板
73,75 開口
87,89,91 外周端

Claims (3)

  1. 印刷胴がサイドフレームの外側に設けられた移動可能な移動部材によって回動自在に支持され、前記印刷胴の径が変更可能にされた印刷機において、
    前記サイドフレームに設けられた前記印刷胴の軸部が貫通する孔の周縁に、前記印刷胴の軸線方向に対して略直交する方向に延在するように前記軸部に向けて突出して設けられた第一の油切板と、
    前記軸部の周囲に、前記第一の油切板と軸線方向に間隔を空けて、前記第一の油切板に略平行に設けられた第二の油切板と、を備え、
    前記第一の油切板の先端位置と前記第二の油切板の先端位置とは、径の変更に伴い前記印刷胴が移動する全ての位置において前記第一の油切板と前記第二の油切板とが重複するように設定されていることを特徴とする印刷機。
  2. 前記第一の油切板は、前記第二の油切板よりも外側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の印刷機。
  3. 前記第一の油切板および前記第二の油切板の少なくとも一方は、複数枚備えられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷機。
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