JP2006167828A - レーザーマーキングされた小径回転切削工具 - Google Patents

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Hideji Kanzaki
秀二 神崎
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Moldino Tool Engineering Ltd
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Abstract

【課題】小さな文字でも読みやすくレーザーマーキングによる識別性を高めた回転切削工具を提供することを課題とする。
【解決手段】エンドミル、ドリル等のレーザマーキングされた回転切削工具において、該回転切削工具は超硬合金からなり、該レーザマーキングは、最大高さ面粗さRz2μm以下に仕上げ加工された略フラット部に行うことを特徴とするレーザマーキングされた回転切削工具であり、より好ましくは、該略フラット部は、シャンクの端面2である。
【選択図】図1

Description

本願発明は、小さな文字でも読みやすいレーザーマーキングがされたエンドミル、ドリル等の回転切削工具に関する。
回転切削工具には、その本体に様々な製品情報がマーキングされており、通常、シャンク部円筒面にマーキングされている。更に、特許文献1は、シャンク精度を向上させる目的でコーティングが施された刃部外周面にレーザーマーキングしたものもある。回転切削工具のシャンク部円筒面は、チャック等で固着するため、高精度に仕上げられ、面粗度もよく、面積的にも広いため、そのマーキングされた文字等も大きく、識別しやすい特徴がある。
特開2001−047308号公報
本願発明は、超硬合金の面粗度を高めることにより、光の反射率を高め、レーザマーキングにより反射率が下がり、その差により、小さな文字でも読みやすく、製品情報等の識別性を高めた回転切削工具を提供することを課題とする。
本願発明は、エンドミル、ドリル等のレーザマーキングされた回転切削工具において、該回転切削工具は超硬合金からなり、該レーザマーキングは、最大高さ面粗さRz2μm以下に仕上げ加工された略フラット部に行うことを特徴とするレーザマーキングされた回転切削工具である。次に、該略フラット部は、シャンクの端面、シャンク円筒面にフラット部を設けたり、サイドロック等のフラット部等が使用でき、該超硬合金は、反射率の高い、WCの平均粒径が1μm以下、Co含有量が12%未満であることを特徴とする。
本願発明を適用することにより、レーザーマーキングで小さな文字でも読みやすく、レーザーマーキングにより必要な製品情報がマーキングされた回転切削工具を提供することができた。
本願発明は、レーザーマーキングを施す面を略フラット部、すなわちシャンクの端面やサイドロック等としたものであり、略フラット部は、従来技術に記載した回転切削工具のシャンク部円筒面に対比すると、面積的にも狭く、面粗度も、固着の際の精度等に直接影響しないため、荒研磨程度までしか加工されていない。しかし、シャンクの端面は、仕上げ加工を行えば、鏡面に近い面粗度に加工でき、反射率を高めることが出来、面積的に狭くなっても、小さな文字を用いることにより、読みやすいレーザーマーキングをすることができる。
例えば、後述の実施例に記載した、刃径が0.5mm、シャンク部、径4mm×長さ35mmエンドミルでは、シャンクの端面は、円筒面が0.3mm幅、45度で面取りされたているため、径3.4mmの中に収める必要がある。
略フラット部であるシャンク端面の面粗さを、最大高さ面粗さRzで2μm以下とした理由は、反射率を高め、小さな文字を用いても識別しやすくするためである。レーザーマーキングを施す前の反射率を高めておくことにより、レーザーマーキングされた部分との反射率の差が顕著となり、小さな文字でも識別しやすくなる。好ましくは、最大高さ面粗さRzで1μm以下、更に好ましくは鏡面ラップがよい。
次に、エンドミル、ドリル等の回転切削工具に用いるシャンク部の超硬合金は、最大高さ面粗さRzで2μm以下としたときに反射率が高い超硬合金、すなわちWCの平均粒径が1μm以下、Co含有量が12%未満であれば、その光をほぼ全反射することが出来、より読みやすくなる。更に好ましくは、WCの平均粒径が0.8μm以下、Co含有量が8%未満である。
更に、レーザマーキングされた部分は、反射率を劣化させる程度のマーキングで良く、出力を低めて行うことが出来、マーキング深さ、レーザの熱による酸化や金属結晶粒の変化等を低減でき、強度等の低下を招くことがなく、更に、色別等の着色の必要もなくすことが出来る。以下、実施例に基づき本願発明を具体的に説明する。
(実施例1)
図1は、本発明例1であり、刃径が0.5mm、シャンク径が4mm、超硬合金製(WC粒径0.6μm、Co量8%)の小径ソリッドボールエンドミルで、シャンクの端部、即ち、円筒面1と端面2との間に0.3mm幅、45度で面取りされた面取り面3が設けてあり、端面2の面粗度は最大高さ面粗さRz1μmである。図2に示す、製品情報4は、行間の幅を0.4mmとし、1行目に製品型番を、2行目に製品寸法を、3行目に製造記号をレーザーマーキングした。文字の大きさは、1、3行目は、横0.2mm、縦0.3mm、字間の幅を0.1mm、2行目は、横0.3mm、縦0.5mm、字間の幅を0.05mmである。
レーザーマーキングの条件は、焦点位置でのレーザービーム径は0.03mmであり、シャンク部の端面2の位置を焦点位置から上方に0.1mmずらして、レーザー出力を10Wに設定した。
本発明例1は、レーザーマーキングがシャンク部の端面2のみに施され、レーザービーム径0.03mmに対し、実際の文字の太さが0.035mmと若干大きくなったが、これは、レーザーマーキングする際のシャンク部の端面の位置を焦点位置から上方に0.1mmずらしたことによる。全てのマーキング内容が目視で判別できた。
(実施例2)
本発明例1と同仕様で、シャンク部の端面の最大高さ面粗さRzが、本発明例2−鏡面ラップ、本発明例3−2μm、比較例4−6μm、比較例5−10μm、を製作し、本発明例1と同様のレーザーマーキングを行い、目視による文字の識別を行った。
結果として、本発明例2、3は、いずれも、全てのマーキング内容が目視で判別できたが、鏡面ラップが最も識別しやすく、最大高さ面粗さRzに伴い、やや見づらくなった。比較例4〜6では、文字の太さが太く、一部の文字、特に、曲線部を有する2、S等の文字が識別しずらくなった。
図1は、本発明例1の全体の外観を示す。 図2は、図1のシャンクの端面を示す。
符号の説明
1 円筒面
2 端面
3 面取り面
4 製品情報

Claims (3)

  1. エンドミル、ドリル等のレーザマーキングされた回転切削工具において、該回転切削工具は超硬合金からなり、該レーザマーキングは、最大高さ面粗さRz2μm以下に仕上げ加工された略フラット部に行うことを特徴とするレーザマーキングされた回転切削工具。
  2. 請求項1記載のレーザマーキングされた回転切削工具において、該略フラット部は、シャンクの端面であることを特徴とするレーザマーキングされた回転切削工具。
  3. 請求項1記載のレーザマーキングされた回転切削工具において、該超硬合金は、WCの平均粒径が1μm以下、Co含有量が12%未満であることを特徴とするレーザマーキングされた回転切削工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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