JP2006167555A - 溶融スラグの鉛溶出防止方法及び鉛不溶出溶融スラグ製造装置。 - Google Patents

溶融スラグの鉛溶出防止方法及び鉛不溶出溶融スラグ製造装置。 Download PDF

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Abstract

【課題】簡便処理により、スラグからの鉛の溶出量を低減し、環境庁公告第19号法の溶出試験による基準Pb0.01mg/l以下にすることにより、スラグが有効利用できる溶融スラグの鉛溶出防止方法を提供することを目的とすること。
【解決手段】溶融スラグに、該溶融スラグ当たりセメントを0.1〜2%重量を添加して混合、又はセメントと粉体キレートの混合物を0.1〜2%重量を添加して混合し、溶融スラグから鉛が溶出するのを防止する。溶融スラグから溶出する鉛を0.01mg/l以下(0.005mg/lの定量下限)に削減できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、都市ごみなどの廃棄物をガス化溶融させて発生した溶融スラグ、又は都市ごみなどの廃棄物を焼却して生じた焼却灰、飛灰を溶融固化させて発生させた溶融スラグから鉛溶出を防止する溶融スラグの鉛溶出防止方法及び鉛不溶出溶融スラグを製造する鉛不溶出溶融スラグ製造装置に関するものである。
廃棄物の溶融固化技術は1200℃以上の高温状態で有機物を燃焼酸化させるためダイオキシン類の削減に極めて有効であるばかりではなく、低沸点の重金属類は大部分ガス側に揮散するためスラグになる灰分にはこれら重金属は非常に少なくなる。溶融状態から、水砕される際に固体へ相変化しガラス化するが、スラグの主成分であるシリカが網目構造を形成し残った重金属類もこれに取り込まれるため、安定化される。
スラグは天然の砂と同等の物理性状をもっているため、砂の代替材として利用できる。平成10年3月27日生衛発508号「一般廃棄物の溶融固化物の実施の促進について」が通知され、最終処理地の枯渇とともにスラグの有効利用が進んできた。しかしながら、上記「一般廃棄物の溶融固化物の実施の促進について」で示されるスラグの溶出の目標基準は、Hg0.0005mg/l,Cd0.01mg/l,Pb0.01mg/l、As0.01mg/l,Cr6+0.05mg/l,Se0.01mg/lである。このうちPb0.01mg/lを満足しない場合がある。
対策としては、スラグ水砕水のpH、電気伝導度などの水質管理、溶融温度の高温・安定化があるが、廃棄物処理においてはインプットの廃棄物の性状をコントロールすることは限界があり、廃棄物中の鉛が多い場合や廃棄物の灰分中のCaOがSiO2に比べて多い場合はPb0.01mg/lをオーバーする場合があった。
また、従来からの飛灰等を対象に行なわれているキレートによる重金属の無害化処理は、セメント固化処理に比べて環境中における重金属固定能がより安定であるといわれているが、セメントに比べキレートの単価が高いため処理単価が高くなるという問題があった。また、スラグのPb溶出防止対策として液体キレートを使用すると次の問題があった。即ち、スラグとの反応を期するためにスラグを液体キレートの溶解水に水没させる必要があり、スラグと反応せずに溶解水中に残留した液体キレートが排水となり、高価なキレートが無駄になる不都合もあった。
特開平9−227181号公報 特開平10一338564号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、簡便処理により、スラグからの鉛の溶出量を低減し、環境庁告示第19号法の溶出試験による基準Pb0.01mg/l以下にすることにより、スラグが有効利用できる溶融スラグの鉛溶出防止方法及び及び鉛不溶出溶融スラグを製造する鉛不溶出溶融スラグ製造装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため請求項1に記載の発明は、溶融スラグに、該溶融スラグ当たりセメントを0.1〜2%重量を添加して混合し、溶融スラグから鉛が溶出するのを防止することを特徴とする溶融スラグの鉛溶出防止方法にある。
請求項2に記載の発明は、溶融スラグに、該溶融スラグ当たり粉体キレートを0.1〜1.5%重量を添加して混合し、溶融スラグから鉛が溶出するのを防止することを特徴とする溶融スラグの鉛溶出防止方法にある。
請求項3に記載の発明は、溶融スラグに、該溶融スラグ当たり前記セメントと粉体キレートの添加混合量は、前記溶融スラグ当たり合計で0.1〜2%重量であることを特徴とする溶融スラグの鉛溶出防止方法にある。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の溶融スラグの鉛溶出防止方法において、前記溶融スラグに、前記セメントと粉体キレートの混合物を添加することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の溶融スラグの鉛溶出防止方法において、前記粉体キレートとはジチオカルバミン酸塩であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3乃至4のいずれか1項に記載の溶融スラグの鉛溶出防止方法において、前記粉体キレートは前記セメントと粉体キレートの合計重量基準当り1〜10%含むものであることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の溶融スラグの鉛溶出防止方法において、前記溶融スラグは、高温溶融状態のスラグを水砕した水分を含む溶融スラグであることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、灰等を溶融する溶融炉と、該溶融炉からの溶融スラグを水砕する水砕スラグ生成装置と、該水砕スラグ生成装置で水砕された溶融スラグと水砕水を分離する分離装置と、セメント及び/又は粉体キレートを貯留する貯留槽と、該貯留槽からセメント及び/又は粉体キレートを定量供給する定量供給装置とを備え、前記分離装置から排出された溶融スラグに前記定量供給装置からセメント及び/又は粉体キレートを添加して鉛不溶出溶融スラグを製造することを特徴とする鉛不溶出溶融スラグ製造装置にある。
請求項1に記載の発明によれば、溶融スラグ当たりセメントを0.1〜2%重量を添加して混合することにより、溶融スラグから溶出する鉛を0.01mg/l以下(0.005mg/lの定量下限)に削減でき、スラグの鉛溶出濃度の目標基準を満足させ、スラグの有効利用を可能にする溶融スラグの鉛溶出防止方法を提供できる。
請求項2に記載の発明によれば、溶融スラグ当たり粉体キレートを0.1〜1.5%重量を添加して混合することにより、溶融スラグから鉛の溶出濃度を0.005mg/l以下(0.005mg/lの定量下限)に削減でき、スラグの鉛溶出濃度の目標基準を満足させ、スラグの有効利用を可能にする溶融スラグの鉛溶出防止方法を提供できる。
請求項3に記載の発明によれば、セメントと粉体キレートの添加混合量は、前記溶融スラグ当たり合計で0.1〜2%重量添加するので、溶融スラグから鉛の溶出濃度を0.005mg/l以下(0.005mg/lの定量下限)に削減できる。
請求項4に記載の発明によれば、溶融スラグに、セメントと粉体キレートの混合物を添加することにより、溶融スラグから鉛の溶出濃度を0.005mg/l以下(0.005mg/lの定量下限)に削減することが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、粉体キレートをジチオカルバミン酸塩とすることにより、溶融スラグから溶出する鉛を0.01mg/l以下(0.005mg/lの定量下限)に削減できる。
請求項6に記載の発明によれば、粉体キレートはセメントと粉体キレートの合計重量基準当り1〜10%含むものとすることにより、重金属固定能について長期安定性により優れる粉体キレートを少量併用して、且つ鉛を0.01mg/l以下(0.005mg/lの定量下限)に削減できる。
請求項7に記載の発明によれば、高温溶融状態のスラグを水砕した水分を含む溶融スラグを対象に、請求項1乃至6に記載の発明による簡単な手法を施すことによって溶出する鉛を0.01mg/l以下(0.005mg/lの定量下限)に削減できる。
請求項8に記載の発明によれば、灰等を溶融する溶融炉と、溶融スラグを水砕する水砕スラグ生成装置と、溶融スラグと水砕水を分離する分離装置と、セメント及び/又は粉体キレートの貯留槽と、該貯留槽からセメント及び/又は粉体キレートを定量供給する定量供給装置とを備え、分離装置から排出された溶融スラグに定量供給装置からセメント及び/又は粉体キレートを添加して鉛不溶出溶融スラグを製造するので、溶出する鉛を0.01mg/l以下(0.005mg/lの定量下限)に削減できる鉛不溶出溶融スラグ製造装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態例を図面に基いて説明する。図1は本発明に係る溶融スラグの鉛溶出防止方法を実施するための処理フローを示す図である。図示するように都市ごみ等の一般廃棄物100はガス化炉1でガス化され、未燃炭素や灰を含む生成ガス101は旋回溶融炉2に導入され、ここで高温(約1200℃)燃焼する。旋回溶融炉2で高温燃焼した燃焼ガス102はボイラ3で熱回収された後、排ガス処理設備に導入され、飛灰や有害成分が除去された後、煙突(図示せず)から大気中に放出される。
旋回溶融炉2から排出された溶融スラグ103は水砕スラグ生成装置5の水槽の水中に導入され水砕スラグ104となる。該水砕スラグ104はスラグ分離コンベア6aで水砕スラグ生成装置5外に搬出され、更にスラグ搬送コンベア7でスラグ粒度調整機10に搬送される。該スラグ粒度調整機10に搬入される水砕スラグ104には、貯留槽8から定量供給機9を介してセメント及び/又は粉体キレートを一定量づつ少量添加する。そしてスラグ粒度調整機10でスラグ粒度が調整され、粒度調整溶融スラグ106となる。
本願発明者らは、水砕スラグ104から鉛が0.01〜0.05mg/lと微量に溶出する場合、0.005mg/lの定量下限まで溶出防止を図る鉛溶出防止方法を研究した結果、溶融スラグ(乾燥物基準。以下同じ)にセメント若しくはセメントと粉体キレートを合計で0.1〜2%重量を、又は粉体キレートを0.1〜1.5%重量を添加して混合することにより、鉛の溶出濃度が0.01〜0.05mg/lと非常に低濃度範囲から0.005mg/lの定量下限まで略完璧に鉛溶出を防止することができた。この場合の水砕スラグに含まれる水分は水砕スラグあたり略1〜10重量%が望ましい。このように鉛の溶出濃度を定量下限まで下げることができた理由は、下記にあると考えられる。
(1)セメントが水和する際に、形成するエトリンガイド3CaO・Al23・3CaSO4・32H2Oに鉛が吸着される。
(2)粉体キレートのジエチルジチオカルバミン酸基と以下の反応式で結合する。
R−N−R’−C=S−S−Zn−S−S=C−R’−N−R+Pb2+→R−N−R’−C=S−S−Pb−S−S=C−R’−N−R+Zn2+
粉体キレートは水に対する溶解度が数%に満たない難溶解性であるため、水分を含んだ溶融スラグ(水砕スラグ)表面に付着するとジエチルジチオカルバミン酸基が溶解して、溶融スラグから溶出した鉛と反応する。一方、もともと水砕スラグ中の水分が少ないので、粉体キレートがスラグ表面から流出することなく溶出防止に寄与する。
(3)或いはセメントのアルカリ性によって鉛が不溶化する。
都市ごみをガス化溶融炉で高温燃焼させ、該ガス化溶融炉で溶融された溶融スラグには鉛が250mg/kg含まれており、水砕スラグ中の水分は水砕スラグあたり6重量%であった。図2はこの水砕スラグにセメント添加量を変えた場合の環境庁告示第46号法による溶出試験結果を示す図である。図示するように、セメント添加量0重量%の場合、Pb溶出濃度0.016〔mg/l〕であり、溶出pH値は9.0〔−〕であった。このPb溶出濃度0.016〔mg/l〕はスラグの鉛含有量の0.06%にすぎない。
このスラグ1kgに高炉セメントB種を重量%で0.1、0.3、0.5、1.0、2.0と添加し混合した。1週間後に環境庁公告第46号法による溶出試験を行なった。その結果、セメント添加量が0.1重量%の場合はPb溶出濃度0.006〔mg/l〕、溶出pH値9.5〔−〕、0.3重量%の場合はPb溶出濃度0.005〔mg/l〕未満、溶出pH値10.0〔−〕、0.5重量%の場合はPb溶出濃度0.005〔mg/l〕未満、溶出pH値10.6〔−〕、1.0重量%の場合はPb溶出濃度0.005〔mg/l〕未満、溶出pH値11.0〔−〕、2.0重量%の場合はPb溶出濃度0.005〔mg/l〕未満、溶出pH値11.2〔−〕であった。即ち、セメント添加量を0.3重量%以上にすることにより、鉛溶出濃度が0.005が定量下限である0.005〔mg/l〕未満となるという結果が得られた。
実施例1と同様に得られる溶融スラグには鉛が120mg/kg含まれており、水砕スラグ中の水分は水砕スラグあたり1.0重量%であった。図3はこの水砕スラグにセメント添加量を変えた場合の環境庁告示第46号法による溶出試験結果を示す図である。図示するように、粉体キレート添加量0重量%の場合、Pb溶出濃度0.013〔mg/l〕であり、溶出pH値は8.7〔−〕であった。
この溶融スラグ1kgに粉体キレートを重量%で0.1、0.3、0.5、1.0、1.5と添加し混合した。1週間後に環境庁公告第46号法による溶出試験を行なった。その結果、粉体キレート添加量が0.1重量%の場合はPb溶出濃度0.008〔mg/l〕、溶出pH値8.6〔−〕、0.3重量%の場合はPb溶出濃度0.005〔mg/l〕、溶出pH値8.5〔−〕、0.5重量%の場合はPb溶出濃度0.005未満、溶出pH値8.6〔−〕、1.0重量%の場合はpb溶出濃度0.005〔mg/l〕未満、溶出pH値8.7〔−〕、1.5重量%の場合はPb溶出濃度0.005〔mg/l〕未満、溶出pH値8.4〔−〕であった。即ち、粉体キレート添加量を0.5重量%以上にすることにより、鉛溶出濃度が定量下限である0.005〔mg/l〕未満となるという結果が得られた。
都市ごみを焼却処理した際に発生した焼却灰と飛灰をプラズマ溶融炉にて溶融した際に生成した溶融スラグ(水砕スラグ)は鉛が150mg/kg含有されており、水砕スラグ中の水分は水砕スラグあたり10重量%であった。この溶融スラグの環境庁公告第46号法による溶出試験結果は図4に示すように、0.018mg/lであった(セメント+粉体キレート添加量「0」欄を参照)。これは鉛含有量の0.12%が溶出したに過ぎない。図4はこの溶融スラグ1kgにポルトランドセメント9重量部+粉体キレート1重量部の混合物を重量%で0.1、0.3、0.5、1.0、2.0と添加し混合し、1週間後に環境庁公告第46号法による溶出試験を行った結果を示す。
溶出試験結果は、上記セメントと粉体キレートの混合物の添加量が0.1重量%の場合はPb溶出濃度0.007〔mg/l〕、溶出pH値8.7〔−〕、0.3重量%の場合はPb溶出濃度0.005〔mg/l〕未満、溶出pH値9.5〔−〕、0.5重量%の場合はPb溶出濃度0.005〔mg/l〕未満、溶出pH値10.0〔−〕、1.0重量%の場合はPb溶出濃度0.005〔mg/l〕未満、溶出pH値10.5〔−〕、2.0重量%の場合はPb溶出濃度0.005〔mg/l〕未満、溶出pH値11.0〔−〕であった。即ち、セメントと粉体キレートの混合物の添加量を0.3重量%以上にすると鉛溶出濃度が定量下限である0.005〔mg/l〕未満となるという結果が得られた。
都市ごみガス化溶融炉施設(140t/日×3系列)の図1に示すスラグ搬送コンベア7の最上部にセメント供給装置を設置し、実証テストを行なった。発生する水砕スラグは1250kg/hであり、ポルトランドセメントを6.3kg/h(溶融スラグ当り0.5%の添加量)をスラグ搬送コンベア7上に連続的に定量供給した。この溶融スラグ(水砕スラグ)には鉛が300mg/kg含有されており、水砕スラグ中の水分は水砕スラグあたり3.5重量%であった。この溶融スラグの環境庁公告第46号法による溶出試験結果は図5に示すように、0.013mg/lと微量溶出した(添加物なし参照)。これは鉛含有量の0.04%が溶出したに過ぎない。この溶融スラグにポルトランドセメントを0.5重量%添加した後のスラグ(セメント添加後、粒度調整機で破砕されスラグヤードから24時間放置した後サンプリングしたスラグ)の鉛の溶出濃度は0.005mg/l未満の定量下限濃度であった。
添加物をポルトランドセメントに替えてポルトランドセメントと粉体キレート(ポルトランドセメント9重量部+粉体キレート1重量部)の混合物を同様に6.3kg/h添加した場合も鉛の溶出濃度は0.005mg/l未満の定量下限濃度であった。
図6は本発明に係る溶融スラグの鉛溶出防止方法を実施するガス化溶融炉設備の構成例を示す図である。一般廃棄物を破砕した破砕ごみ200はごみ供給装置20により、ガス化炉21に供給される。ガス化炉21は炉床底部から流動空気201が供給される流動床ガス化炉であり、該ガス化炉21で破砕ごみ200はガス化され、未燃炭素や灰を含む生成ガス202が生成され、この生成ガス202は旋回溶融炉22に導入される。旋回溶融炉22内では生成ガス202及び未燃炭素が高温(約1200℃)燃焼する。燃焼した高温燃焼ガス203はボイラ23、空気予熱器24を通して熱回収され、減温塔25に導入される。なお、空気予熱器24で加熱された二次空気221は旋回溶融炉22の頂部内で更に高温燃焼ガス203により加熱され、旋回溶融炉22の生成ガス202の導入部内に供給される。
減温塔25で減温された燃焼ガス203は第1のバグフィルタ26で飛灰等が除去された後、消石灰222が添加され、更に第2のバグフィルタ27で飛灰や添加された消石灰が除去され、誘引送風機28で吸引され、アンモニアガス204が添加され、触媒反応塔29に導入される。該触媒反応塔29で燃焼ガス203から有害成分が除去され、更に白防用空気205が添加され、煙突30を通って大気中に放出される。
上記ガス化溶融炉設備の旋回溶融炉22から排出される溶融スラグ103は水砕スラグ生成装置5の水槽6の水中に導入され水砕スラグ104となる。該水砕スラグ104はスラグ分離コンベア6aで水砕スラグ生成装置5外に搬出される。該水砕スラグ104に、貯留槽8から定量供給機9を介してセメント若しくは粉体キレート又はセメントと粉体キレートの混合物を一定量づつ少量添加する。そしてスラグ粒度調整機10で粒度を調整して、粒度調整溶融スラグ106とする。
ガス化炉21の炉床底部から抜き出された不燃物を含む流動砂は流動砂払い出し装置31で篩装置32に導入する。ここで微小の不燃物を含む流動砂と大きい不燃物が分離される。不燃物を含む流動砂は上昇コンベア33により搬送され、流動砂206と不燃物207に振分けられる。流動砂206は図示しない搬送機構でガス化炉の流動床に戻される。不燃物207は分別機構(トロンメル、磁選機、振動篩等)34により鉄分208と非鉄分209に分離され、更に選別機35でアルミ210が選別され、続いて選別機36で溶融適物212と溶融不適物213に分離される。溶融適物212は破砕機37で破砕され、灰貯留槽38に貯留される。
空気予熱器24、減温塔25、及び第1のバグフィルタ26から排出された飛灰214はコンベア39、40により飛灰貯留槽41に搬送され貯留される。飛灰貯留槽41に貯留されている飛灰の一部は飛灰貯留槽42に貯留され、飛灰計量機43を介して定量的に払い出される。この払い出される飛灰に水、F−400、セメントを添加し、混合機44で混合し、固化灰218を得る。第2のバグフィルタ27から排出された飛灰218は飛灰貯留槽45に貯留され、飛灰計量機46を介して定量的に払い出される。この払い出される飛灰に水215、キレート219を添加し、混合機47で混合し、脱塩残査220を得る。また、飛灰貯留槽41の一部の飛灰は灰貯留槽38に供給される。灰貯留槽38の灰及び溶融適物は粉砕物計量機48で粉砕切り出され、送風機49からの気流により旋回溶融炉22に導入される生成ガス202内に投入される。
上記のガス化溶融炉設備の構成を以下に更に詳述する。旋回溶融炉22は竪型の一次燃焼部22a、傾斜型の二次燃焼室22b及び竪型の三次燃焼室を兼ねた竪型のスラグ分離室22cで構成され、各室ともに外側は鋼板製水冷ジャケット構造をなし、内側にはスラグ性状、ガス性状とそれらの温度などに応じた耐火物ず配置される。各燃焼室の内部形状は円筒形である。各燃焼室の配置・形状はこれらに限定されず、竪型といっても傾斜を持たせたものでもよく、内部が全て又は一部が矩形状をなすものでもよい。
スラグ生成装置5は高温の溶融スラグを急速に冷却し粒状の水砕スラグにする機能を有する水槽6であり、おおよそ舟型で底面が水平な平面をなす。水槽6は舟型に限らず、円筒型や角型等の形状でもよい。また、旋回溶融炉の溶融スラグ排出部から上記水槽の間に竪型若しくは傾斜型シュートを設け、排出される溶融スラグを2ミリメートルから3センチメートル程度の厚さの水膜若しくはスプレー状などの水流で一旦冷却した後これらの水と共に上記水槽6に導く構造としてもよい。
水砕スラグと水砕水の分離装置としてのスラグ分離コンベア6aは水砕スラグ生成装置5と一体として構成されており、舟型の水槽内に無端のスクレーパ型のチェーンコンベヤが設けられている。水砕スラグ生成装置5の底部に沈降した水砕スラグはこのスラグ分離コンベア6aによりコンベヤケーシング内の傾斜部に沿って排出部に向かって搬送される間に水中から取出され、水砕スラグと水砕水を分離する。
貯留槽8からのセメント等の添加剤の定量供給機9の切り出し方式はテーブル式であるが、この他定量的な切り出し方式としてスクリュー式も用いてもよい。また、切り出し後に気流と同伴して供給するようにしてもよい。供給の仕方は一定時間切り出して停止する動作を繰り返す間欠式又は連続的に供給するのいずれでもよい。供給タイミングはタイマー等により自動運転にしてもよい。
スラグ粒度調整機10は大きな塊状若しくは針状の水砕スラグ等を取り扱い易いように粒状にすること、及びセメント等の添加剤との混合を図るために用いる。具体的にはハンマーを回転させ、ハンマーの外周に固定された衝突板との間で衝撃により粉砕されて粒度が調整されると共にセメント等と混合される。特に粒度の調整の必要が無い場合には、このようなスラグ粒度調整機10を用いることなく、容器内に攪拌翼を供えたものや回転するドラム内で添加剤と混合させる混合機等を用いてもよく、このような混合機と上記スラグ粒度調整機10を組み合せてもよい。
上記のように、水砕スラグ生成装置5はスラグ分離コンベア6aにより排出される水砕スラグ104に、貯留槽8から定量供給機9を介してセメント若しくは粉体キレート又はセメントと粉体キレートの混合物を一定量づつ少量添加するという極めて簡単な方法で、溶融スラグから鉛溶出を定量下限濃度以下にすることが可能となる。
また、本実施例の変形として、スラグ粒度調整機10の前に水砕スラグに添加剤を添加することなく、粒度調整後に添加剤を水砕スラグに添加混合してもよい。また、上記のようにセメントと粉体キレートの混合物を水砕スラグに添加する以外にも、セメントと粉体キレートの貯留槽に各々分け、セメントか粉体キレートのいずれか1添加剤を先に、他方の添加剤を後に添加してもよい。更に、セメント及び/又は粉体キレートをスラグに添加後、別途モルタル等と水を混練・成形等するなどしてスラグの有効利用を図ってもよい。粉体キレートはジチオカルバミン酸塩の遷移金属塩であればよく、上記実施例で使用した亜鉛(Zn)塩の他に鉄塩やコバルト塩を用いてもよい。
図7はプラズマ溶融炉を用いる焼却灰処理設備の構成例を示す図である。50はプラズマ溶融炉装置であり、該プラズマ溶融炉装置50の焼却灰供給装置51には、焼却灰貯留槽52から、灰移送コンベア53を介して焼却灰300が供給されるようになっている。焼却灰供給装置51からプラズマアーク炉54内に供給される焼却灰300はプラズマトーチ55、55から発生されたプラズマアーク301により溶融され溶融スラグ302となり、排出口56からオーバーフローによりスラグ生成装置57に落下する。
スラグ生成装置57では水砕スラグ生成装置5の水槽からのスラグ冷却水と接触して冷却された水砕スラグ303となり、該スラグ冷却水と共に水砕スラグ生成装置5の水槽6に投入される。水槽6内のスラグはスラグ分離コンベア6aで分離されスラグ粒度調整機10に搬送される。この分離された水砕スラグ104に、貯留槽8から定量供給機9を介してセメント又はセメントと粉体キレートの混合物を一定量づつ少量添加する。そしてスラグ粒度調整機10で粒度が調整され、粒度調整溶融スラグ106となる。
水砕スラグ生成装置5の水槽からのスラグ冷却水はろ過機58を通してろ過されスラグ冷却水槽59内に供給される。該スラグ冷却水槽59内のスラグ冷却水はクーリングタワー60との間を循環しながら冷却される。プラズマアーク炉54の炉体は炉体冷却水槽61からの冷却水により冷却されるようになっている。該炉体冷却水槽61の冷却水はクーリングタワー62との間を循環しながら冷却される。
プラズマアーク炉54で焼却灰300の溶融に伴って発生する排ガス304は排出口56から溶融スラグ302に伴って排出され、冷却空気305と混合され、バグフィルタ63に送られ、該バグフィルタ63で排ガス304中の塵芥が除去され、塵芥の除去された排ガス304は脱硫装置64に送られ、該脱硫装置64でアンモニア源65からのアンモニアガス306が添加されて脱硫処理される。この脱硫処理された排ガスは誘引送風機66を通して煙突67から大気中に放出される。なお、68は消石灰貯留槽であり、該消石灰貯留槽68からの消石灰307は送風機69を介してバグフィルタ63に送られて排ガス304中に添加される。
上記のプラズマ溶融炉装置50を用いる焼却灰処理設備構成を以下に更に詳述する。プラズマアーク炉54は、円形状で外側が鋼板製の水冷ジャケット部分を有する上下分割構造のケーシングからなり、本体内側は耐火物によって保護されている。下部ケーシング54aに溶湯が形成され、溶湯上に焼却灰が供給される。
ブラズマトーチ55は、外面が円筒形の金属製で水冷構造をなし、プラズマアーク炉54の上部ケーシング54bに設けたシール構造の開口部から炉内へ挿入される。このプラズマトーチ55内部の下端付近に電極が装着されており、この電極に導入された空気(通常は圧縮空気を利用する)が電気エネルギーによってプラズマ化して高温のプラズマ流を発生させ、プラズマトーチ55の先端(下端)から噴出させる。プラズマトーチ55先端から灰の間の距離は0.1〜1.0mで溶融される。このプラズマトーチ55は金属製の他、黒鉛等の中空の円筒電極を利用してもよく、その場合は空気に代えて窒素等を主要とするガスを利用する。
スラグ生成装置57は傾斜したシュート状をなし、このシュート内で10〜20ミリメートルの水膜状の水流によって水砕され、水砕スラグと水砕水の分離装置は上記と同様のスラグ分離コンベア6aが用いられる。その他貯留槽8から定量供給機9、スラグ粒度調整機10の詳細も上記と同様である。
上記のようにスラグ分離コンベア6aで水砕スラグは分離され該水砕スラグ104に、貯留槽8から定量供給機9を介してセメント若しくは粉体キレート又はセメントと粉体キレートの混合物を一定量づつ少量添加するという極めて簡単な方法で、溶融スラグから鉛溶出を定量下限濃度以下にすることが可能となる。
なお、本発明に係る鉛溶出防止方法を実施する設備は、図5に示すガス化溶融炉設備や図6に示す焼却灰処理設備に限定されるものではなく、焼却灰等を溶融処理する設備から排出される溶融スラグの鉛溶出防止に広く使用できる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
本発明に係る溶融スラグの鉛溶出防止方法を実施するための処理フローを示す図である。 本発明に係る溶融スラグの鉛溶出防止方法を採用した溶融スラグの鉛溶出試験結果を示す図である。(実施例1) 本発明に係る溶融スラグの鉛溶出防止方法を採用した溶融スラグの鉛溶出試験結果を示す図である。(実施例2) 本発明に係る溶融スラグの鉛溶出防止方法を採用した溶融スラグの鉛溶出試験結果を示す図である。(実施例3) 本発明に係る溶融スラグの鉛溶出防止方法を採用した溶融スラグの鉛溶出試験結果を示す図である。(実施例4) 本発明に係る溶融スラグの鉛溶出防止方法を実施するガス化溶融炉設備の構成例を示す図である。 本発明に係る溶融スラグの鉛溶出防止方法を実施する焼却灰処理設備の構成例を示す図である。
符号の説明
1 ガス化炉
2 旋回溶融炉
3 ボイラ
4 排ガス処理設備
5 水砕スラグ生成装置
6 水槽
7 スラグ搬送コンベア
8 貯留槽
9 定量供給機
10 スラグ粒度調整機
20 ごみ供給装置
21 ガス化炉
22 旋回溶融炉
23 ボイラ
24 空気予熱器
25 減温塔
26 第1のバグフィルタ
27 第2のバグフィルタ
28 誘引送風機
29 触媒反応塔
30 煙突
31 流動砂払い出し装置
32 篩装置
33 上昇コンベア
34 分別機構
35 選別機
36 選別機
37 破砕機
38 灰貯留槽
39 コンベア
40 コンベア
41 飛灰貯留槽
42 飛灰貯留槽
43 飛灰計量機
44 混合機
45 飛灰貯留槽
46 飛灰計量機
47 混合機
48 粉砕物計量機
49 送風機
50 プラズマ溶融炉装置
51 焼却灰供給装置
52 焼却灰貯留槽
53 灰移送コンベア
54 プラズマアーク炉
55 プラズマトーチ
56 排出口
57 スラグ生成装置
58 ろ過機
59 スラグ冷却水槽
60 クーリングタワー
61 炉体冷却水槽
62 クーリングタワー
63 バグフィルタ
64 脱硫装置
65 アンモニア源
66 誘引送風機
67 煙突
68 消石灰貯留槽
69 送風機

Claims (8)

  1. 溶融スラグに、該溶融スラグ当たりセメントを0.1〜2%重量を添加して混合し、溶融スラグから鉛が溶出するのを防止することを特徴とする溶融スラグの鉛溶出防止方法。
  2. 溶融スラグに、該溶融スラグ当たり粉体キレートを0.1〜1.5%重量を添加して混合し、溶融スラグから鉛が溶出するのを防止することを特徴とする溶融スラグの鉛溶出防止方法。
  3. 溶融スラグに、該溶融スラグ当たり前記セメントと粉体キレートの添加混合量は、前記溶融スラグ当たり合計で0.1〜2%重量であることを特徴とする溶融スラグの鉛溶出防止方法。
  4. 請求項3に記載の溶融スラグの鉛溶出防止方法において、
    前記溶融スラグに、前記セメントと粉体キレートの混合物を添加することを特徴とする溶融スラグの鉛溶出防止方法。
  5. 請求項2乃至4のいずれか1項に記載の溶融スラグの鉛溶出防止方法において、
    前記粉体キレートとはジチオカルバミン酸塩であることを特徴とする溶融スラグの鉛溶出防止方法。
  6. 請求項3乃至4のいずれか1項に記載の溶融スラグの鉛溶出防止方法において、
    前記粉体キレートは前記セメントと粉体キレートの合計重量基準当り1〜10%含むものであることを特徴とする溶融スラグの鉛溶出防止方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の溶融スラグの鉛溶出防止方法において、
    前記溶融スラグは、高温溶融状態のスラグを水砕した水分を含む溶融スラグであることを特徴とする溶融スラグの鉛溶出防止方法。
  8. 灰等を溶融する溶融炉と、該溶融炉からの溶融スラグを水砕する水砕スラグ生成装置と、該水砕スラグ生成装置で水砕された溶融スラグと水砕水を分離する分離装置と、セメント及び/又は粉体キレートを貯留する貯留槽と、該貯留槽からセメント及び/又は粉体キレートを定量供給する定量供給装置とを備え、
    前記分離装置から排出された溶融スラグに前記定量供給装置からセメント及び/又は粉体キレートを添加して鉛不溶出溶融スラグを製造することを特徴とする鉛不溶出溶融スラグ製造装置。
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