JP2006166542A - キャパシタへの充電装置 - Google Patents

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義光 小田島
Toshihiko Ohashi
敏彦 大橋
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Abstract

【課題】キャパシタの劣化状態を精度よく検知し、より信頼性、安全性の高いキャパシタへの充電装置を提供するものである。
【解決手段】電源2とキャパシタ1の間に接続した充電素子3と、電流検出手段4の信号に基づいて充電電流を制御する電流制御部5と、この電流制御部5の出力信号を前記充電素子3へ伝達するスイッチ7と、キャパシタの充電電圧と前記充電電流を所定の周期で測定する測定回路10とを備え、スイッチ7を一定期間オフする強制オフ期間を設け、この強制オフ期間における強制オフ直後以外での測定電圧と強制オフ期間以外で同強制オフ期間直後以外での測定電圧との差と、同強制オフ期間以外で同強制オフ期間直後以外での前記充電電流でキャパシタ1の抵抗値を測定することにより、キャパシタ1の劣化を判定できるキャパシタへの充電装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に補助電源にキャパシタを用いた電源装置におけるキャパシタへの充電装置に関するものである。
近年、ハイブリッドカーや電気自動車の開発が急速に進められており、それに伴い車両の制動についても、従来の機械的な油圧制御から電気的な油圧制御への開発が急速に進んでいる。
一般に、油圧制御を電気的に行うために、その電源としてバッテリーが用いられる場合があるが、バッテリーだけではなんらかの原因で電力が供給できなくなった場合には油圧制御ができなくなるため、このバッテリーとは別に非常用としてキャパシタの補助電源を搭載して非常時の対応ができるようにする提案がなされている。
補助電源は非常時の車両制動に拘わるため、非常時に確実に電力供給が行われることが極めて重要であり、電気二重層キャパシタを補助電源として用いる場合、非常時に確実に電力供給が行えるよう電気二重層キャパシタの劣化状態を常に監視することが重要である。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平5−116571号公報
しかしながら、前述の公開公報に示された内容では、コンデンサの劣化を精度よく検出する機能を有していないという課題があった。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、バッテリーが異常になったとき、確実に電力供給を行うことができるように、日々あるいは車両走行開始時毎にキャパシタの劣化状態を精度よく検知し、より信頼性、安全性の高いキャパシタへの充電装置を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の発明は、電源とキャパシタの間に接続した充電素子と、前記キャパシタへの充電電流を検出する電流検出手段の信号に基づいて前記充電電流を制御する電流制御部と、この電流制御部の出力信号を前記充電素子へ伝達するスイッチと、キャパシタの充電電圧と前記充電電流を所定の周期で測定する測定回路とを備え、前記電源から前記キャパシタに対して所定の電力を充電する充電装置であって、キャパシタへの充電過程において前記スイッチを一定期間オフする強制オフ期間を設け、この強制オフ期間における強制オフ直後以外での測定電圧と強制オフ期間以外で同強制オフ期間直後以外での測定電圧との差と、同強制オフ期間以外で同強制オフ期間直後以外での前記充電電流でキャパシタの抵抗値を測定することによりキャパシタの劣化を判定できるキャパシタへの充電装置である。
これにより、強制オフ直後と強制オフ期間直後の不安定な測定電圧と充電電流を除外して測定するため、精度よくキャパシタの抵抗を測定することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、複数に並列接続した充電素子と、これらの充電素子へ電流制御部の出力信号を伝達する複数のスイッチを備えて、この複数のスイッチを交互にオンオフして電源からキャパシタに対して所定の電力を充電するようにしたものである。
これにより、充電素子の特性にバラツキがある組み合わせにおいても、それぞれの充電素子が時分割で電流制御されることにより、充電中における電源とキャパシタ電圧との差と充電電流の積による充電素子の発熱を均等に分散させ温度上昇を抑制することができる。したがって、充電素子の特性を揃えて使用する必要性や、複雑な制御回路が不要となる。
また、前述のように、強制オフ直後と強制オフ期間直後の不安定な測定電圧と充電電流を除外して測定するため、精度よくキャパシタの抵抗を測定することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、複数のスイッチのオンオフ切換え期間の直前直後以外での測定電圧と、所定の周期で測定する充電電流と充電時間でキャパシタの容量を測定するようにしたものである。
これにより、複数のスイッチのオンオフ直前直後の不安定な測定電圧と検出電流を除外して測定するため、精度よくキャパシタの容量を測定することができる。
請求項4の発明は、複数の充電素子をPチャネルFETで構成し、このPチャネルFETのソースを電源側に接続し、ドレインをキャパシタ側に接続するとともに、ゲートにダイオードのアノードを接続し、前記ダイオードのカソードをスイッチに接続するとともに、このダイオードと並列に第1の抵抗を接続し、前記ダイオードのカソードと前記PチャネルFETのソース間に第2の抵抗を接続して構成したものである。
これにより、充電素子の電流のターンオフが遅れることで、オフからオンへの切換え時の電流変動が小さくなることにより、キャパシタ電圧への変動も小さくなり、より精度よくキャパシタの抵抗と容量を測定することができる。
請求項5の発明は、複数の充電素子に接続した複数のスイッチと電流制御部との間にGNDに対してホールドするコンデンサと、このコンデンサと前記複数の充電素子との間を伝達する制御信号を所定の信号に制限する信号制限部を備えたものである。
これにより、充電素子で充電したホールド信号に基づいて、他のスイッチを介して他の充電素子が所定期間オン充電してこの後の期間が電流制御されるとともに、スイッチがオフ状態からオンする時の充電素子を制御する制御信号が所定の信号に制限されることで、充電素子がターンオンする時の急峻な立ち上がり電流を緩やかにできることから、充電素子のオンオフ切換え時の電流脈動が抑制される。
このことにより、精度よくキャパシタの抵抗と容量を測定することができる。
これらの構成により、強制オフ直後と強制オフ期間直後の不安定な測定電圧と充電電流を除外して測定するため、キャパシタの抵抗と容量を精度よく測定することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の特に請求項1の発明について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態1におけるキャパシタへの充電装置の回路ブロック図、図2は同キャパシタへの充電装置における充電素子の回路図、図3は同キャパシタへの充電装置のキャパシタへの充電中の電圧と電流の動作波形図である。
まず、図1において、キャパシタ1は急速充放電が可能な複数の電気二重層キャパシタで構成されている。充電素子3とキャパシタ1への充電電流を検出する電流検出手段4は、電力を供給するための電源2とキャパシタ1の間に接続されている。電流検出手段4は、例えば電流検出ICであるMAXIM社製のMAX4173で構成され、充電電流を抵抗で電圧検出してGNDに対する電圧出力としての信号を端子4aから出力する。電流制御部5には基準電源51が内蔵されており、この基準電源51と端子4aからの充電電流の検出信号とで差動制御された出力は、スイッチ7を介して充電素子3に伝達される。そして、マイコンを内蔵した測定回路10には、電流検出手段4からの充電電流の検出信号を読み込む端子9、キャパシタ1の電圧を読み込む端子8、スイッチ7をオンオフ駆動する出力端子7Kを有している。
図2は充電素子3の回路図を示したもので、電界効果トランジスタ(FET)とこのFETを電圧駆動する抵抗R1で構成されている。
次に、図3を用いて、測定回路10におけるキャパシタ電圧と充電電流の検出信号の測定動作について説明する。
横軸は時間tを示しており、図3(a)は充電中のキャパシタ1の電圧を、図3(b)はキャパシタ1への充電電流を示す。図3(b)のT1は、スイッチ7がオフされ充電電流が略ゼロになる強制オフ期間を示す。また図3(c)はマイコン等で測定、演算処理されるタイミングを表したもので所定の周期に設定されている。
次に、図3を用いてキャパシタの抵抗値を測定するための、電圧と電流を測定するタイミングについて説明する。
まず、スイッチ7がオンした状態で定電流Iがt1からt2までキャパシタ1を充電するとこの時のキャパシタ電圧Vcは、キャパシタの内部抵抗rと電流Iの積で生ずる内部抵抗電圧ΔVrが加算された値となる。次に、t2からt5までスイッチ7を強制オフする駆動信号が測定回路10の端子7Kからスイッチ7へ伝達されると、充電素子3がオフになり充電電流は遮断されて、t2での充電電流遮断直後のキャパシタ電圧Vc23は、図3(a)に示すようにキャパシタ1の容量と内部抵抗の時定数でVc4まで低下する。そしてt4では内部抵抗電圧ΔVrを含まないキャパシタの電圧Vc4となり、このt4でキャパシタ電圧Vc4を測定回路10で測定する。次に、t5のタイミングでスイッチ7をオンにする駆動信号が測定回路10の端子7Kからスイッチ7へ伝達されると、充電素子3はターンオンして充電を再開するが、電流制御部5の応答特性によってターンオン時にサージ電流Ipが流れるとともに電流が振動しながらt6付近で定電流となり、以降定電流でキャパシタを充電する。この充電素子3のターンオンする時のサージ電流Ipの振動によりキャパシタ1の内部抵抗rによって生じる内部抵抗電圧ΔVrを含んでキャパシタ電圧は図3に示すVc5、Vc6のように振動する。そして、t7では安定した定電流Ipで充電されてキャパシタ電圧はVc7となる。このt7で、キャパシタ電圧Vc7と充電電流I7を測定回路10で測定する。
そして、測定したVc4、Vc7、I7を用いて、次式によりキャパシタ1の内部抵抗rを求める。
Figure 2006166542
そして、予め設定された内部抵抗の限界値と比較して、内部抵抗rが限界値より大きい時はキャパシタ1が異常であると判定して、その表示を送出する。
したがって、上述のように強制オフ期間T1における強制オフ直後以外の測定電圧と、強制オフ期間T1以外で同強制オフ期間直後以外の測定電圧と充電電流を用いてキャパシタ1の内部抵抗を求めれば、それぞれキャパシタ電圧と充電電流の不安定期間を除外した測定値でキャパシタの内部抵抗rを求めているため、キャパシタの劣化状態を精度よく検出することができる。
なお、上述で動作説明を簡略化するため測定を1ポイントで説明したが、測定精度を上げるため複数のポイントを測定して内部抵抗rを求めてもよい。また、強制オフ期間T1の前のタイミングであるt1におけるキャパシタ電圧Vc1と電流I1の測定値と、t4のタイミングにおけるVc4を用いて内部抵抗rを求めてもよい。
(実施の形態2)
次に、本発明の特に請求項2の発明について、図面を参照しながら説明する。なお、上述と同様の構成については、同じ符号を付して詳細説明は省略するものとする。
図4において、実施の形態1と異なるところは、充電素子31が充電素子3と並列に接続されて、電流制御部5からの電流制御信号がスイッチ71を介して充電素子31を制御する構成にしている点と、測定回路10の端子71Kからの出力信号でスイッチ71をオンオフ駆動する構成にしている点である。そして、回路動作として異なるところは、充電中に測定回路10の端子7Kと端子71Kからの出力信号で、図5の7aと71aに示すようにスイッチ7とスイッチ71を交互にオンオフ動作させる構成にしており、このスイッチ7、71の動作に同期して二つの充電素子3、31を介してキャパシタ1へ定電流で充電するものである。
そして、キャパシタ1の抵抗値を測定するにあたっては、前記実施の形態1と同様に強制的に充電素子3、31を同時にオフする強制オフ期間を設けて、同様のタイミングでキャパシタ電圧と充電電流を測定することによりキャパシタ1の内部抵抗rを測定する。
ここで、従来、複数の充電素子を並列接続して定電流制御する場合、充電素子の電流アンバランスをなくすため、特性のバラツキを揃えた充電素子を用いて構成することや、充電素子ごとに電流検出手段と電流制御回路を設けることが必要であったが、本発明の構成によれば充電素子を構成するFETのゲートスレッシュ電圧にバラツキがある組み合わせにおいても、FETが個々に時分割で電流制御されることにより、充電素子の発熱を均等に分散させることができる。したがって、従来のように複数の充電素子を並列接続して電流バランスをとるために行われていた充電素子の特性を揃える必要性や、複雑な制御回路が不要となる。
(実施の形態3)
次に、本発明の特に請求項3の発明について図面を参照しながら説明する。なお、上述と同様の構成については、同じ符号を付して詳細説明は省略するものとする。
図5は本発明の実施の形態3におけるキャパシタへの充電装置の充電過程での主要波形図であり、横軸を時間で表している。
図5において、7aと71aはスイッチ7とスイッチ71が交互にオンオフするタイミングを表している。Vは充電時のキャパシタ電圧である。Iは電源2からキャパシタ1に対してスイッチ7とスイッチ71の交互のオンオフに同期して充電素子3と充電素子31を介して交互に充電する電流である。
そして、充電素子3と充電素子31は図2に示すようなPチャネルFETを用い、ゲートとソース間に接続された抵抗の電圧で制御する一般的な構成となっている。この場合、パワーFETの特性においてオフからオンさせる場合、ゲート、ソース間に電圧バイアスを印加すると同時にゲートに対して入力容量を充電する電荷が必要であり、この構成ではターンオンが遅くなるという特性をもっている。このFETの特性から図5の7a、71aのオンのタイミングにおいても、電流Iは遅れるために充電電流が低下する期間が生じる。そして、FETがターンオンして充電電流が立ち上がるが、電流制御部5の応答により電流が変動しながら所定の制御電流に落ち着く。また、この充電電流の変動とキャパシタの内部抵抗でキャパシタ電圧も変動する。
キャパシタ1の容量を測定するタイミングは、充電中の充電電流とキャパシタ電圧が上述のように変動している期間を除いたタイミングで測定される。つまり、図5において、スイッチ7aとスイッチ71aがオンとオフに切り換わる切換え期間の直前直後以外での測定電圧と、同測定タイミングでの電流検出信号と、測定タイミング間の充電時間でキャパシタ1の容量を測定するものである。具体的には、図5のT20のタイミングでキャパシタ電圧V20と充電電流I20を測定する。そして、所定期間後のT30で同様にキャパシタ電圧V30と充電電流I30を測定する。この測定値を用いて測定回路10で次式により、キャパシタの容量Cを算出するものである。
Figure 2006166542
そして、測定精度を高めるためT30以降も同様に測定を行って測定回数で平均して求めた容量Cと、予め設定された容量の限界値と比較して、容量Cが限界値より小さい時はキャパシタが異常であると判定して、その表示を送出する。
(実施の形態4)
次に、本発明の特に請求項4の発明について、図面を参照しながら説明する。なお、上述と同様の構成については、同じ符号を付して詳細説明は省略するものとする。
図6は本発明の実施の形態4におけるキャパシタへの充電装置を構成する充電素子3の回路図である。
図6において、充電素子3はPチャネルFET、抵抗R1と抵抗R2、ダイオードD1で構成される。ダイオードD1に抵抗R2が並列に接続されており、ダイオードD1のアノードがPチャネルFETのゲートに接続されている。そして、抵抗R1がPチャネルFETのソースとダイオードD1のカソードに接続されており、ダイオードD1のカソードがスイッチ7に接続されている。また、充電素子31も図6と同様に2個の抵抗と1個のダイオードで構成され、充電素子3と並列に接続されている。
次に、図7を用いて、このように構成されたキャパシタへの充電装置の充電中の動作について説明する。
まず、スイッチ7がオンすると、抵抗R1に電圧が印加されるとともに、PチャネルFETのソースとゲート間との寄生容量CfとダイオードD1の順方向にも電圧が印加されて、充電素子3はターンオンして定電流で制御される。このときのターンオンスピードは、ダイオードD1の順方向のインピーダンスが略ゼロなので、等価的に図2の場合と同じスピードとなる。次に、スイッチ7がオフすると、充電素子3がオン時に寄生容量Cfに充電されていた電荷がPチャネルFETのソースから抵抗R1、抵抗R2、PチャネルFETのゲート経路へと充電して、充電素子3は緩やかにターンオフする。したがって、上記の構成とすることにより、充電素子3の充電電流のターンオフのみが遅れることで、スイッチ7のオフと同時にスイッチ71がオンに切り換わる時の充電電流Iの低下が小さくなる。このため、スイッチ71のターンオン期間の充電素子31からの充電電流のピークも抑制されて電流振動が少なくなり、図8に示すような充電電流波形が得られる。これによりキャパシタ電圧の振動も小さくなることにより、キャパシタの抵抗と容量を更に精度よく測定することができる。
(実施の形態5)
次に、本発明の特に請求項5の発明について、図面を参照しながら説明する。なお、上述と同様の構成については、同じ符号を付して詳細説明は省略するものとする。
図7は本発明の実施の形態5におけるキャパシタへの充電装置の回路図、図9はその構成における充電電流の波形図である。
図7において、信号制限部11は抵抗R3と抵抗R4とトランジスタQ1で構成される。このトランジスタQ1のエミッタに抵抗R4が接続され、トランジスタQ1のベースと抵抗R4の間に抵抗R3が接続されて、トランジスタQ1のコレクタ電流を制限する機能を有するスイッチを構成している。抵抗R5とトランジスタQ2は、トランジスタQ1を駆動するものである。信号ホールド部12は、トランジスタQ1のコレクタとGND間に接続されたコンデンサC21を有している。
このように構成されたコンデンサへの充電装置の充電中の動作を、図7を用いて説明する。まず、充電素子3がターンオンする動作について説明する。
オンオフ駆動端子7Kにオン駆動するハイ電圧がトランジスタQ2のベースに入力されると、トランジスタQ2がオンして抵抗R5と抵抗R3でトランジスタQ1がオンに移行する。このときのトランジスタQ1のターンオン電流は充電素子3のソースから抵抗R1を通るルートと、充電素子3のソース、ゲート間の入力容量を通るルートで、コンデンサC21を充電する。そして、前述の充電素子3の入力容量を介しての電流は、トランジスタQ1で電流制限されて一定電流となるため、充電素子3のターンオン電流も所定のスピード(傾き)でゼロの値から立ち上がる。
この電流の立ち上がりの傾きは、後述のターンオフの傾きと略同じになるようにトランジスタQ1で電流制限値が設定されている。そして、トランジスタQ1を介した電流で充電されたコンデンサ21の電圧を、電流制御部5は抵抗R8を介して充電電流Iが一定になるように制御する。
つぎに、充電素子3がターンオフする動作について説明する。
オンオフ駆動端子7Kにオフ駆動するロー電圧がトランジスタQ2のベースに入力されると、トランジスタQ2とトランジスタQ1がオフする。そして充電素子3のオン時に寄生容量Cfに充電されていた電荷が、PチャネルFETのソースから抵抗R1、抵抗R2、PチャネルFETのゲート経路へと放電して、充電素子3は緩やかにターンオフする。
一方、トランジスタQ1がオフしたあとのコンデンサC21の電圧は、充電素子3のターンオフ直前の制御電圧をホールドしている。このホールド電圧は充電素子3の充電電流が電流検出手段を介して電流制御部で所定値以下と検出された場合、電流制御部5の抵抗R8を介してコンデンサC21の電圧を下げるよう制御するが、充電素子3の緩やかなターンオフ動作の前より別のスイッチ71がオンして、充電素子31の電流が充電素子3と同様の所定の傾きで立ち上がる。
このため、コンデンサC21の電圧の変動は微小に抑えられた状態で、並列接続した充電素子3と充電素子31のオンオフ制御が行われる。したがって、図9に示すように、充電電流の変動が実施の形態4より更に小さくなることにより、キャパシタの抵抗と容量を更に精度よく測定することができる。また、スイッチ7の駆動信号は互いに反転した信号でよく、複雑なディレータイムなどの設定が不要で簡単にマイコンで生成できるという利点を有している。
そして、ラジオ等の受信機器と共に搭載される場合のように、低ノイズが要求される充電装置においては、上述の動作から明らかなように充電素子特性にあわせて充電電流のターンオン、ターンオフを適切に設定できるものであり、ノイズの発生の小さいキャパシタへの充電装置を容易に実現できるものである。
本発明にかかるキャパシタへの充電装置は、キャパシタの劣化状態を判定することができ、高信頼性と低ノイズが要求される車載用途の電気二重層キャパシタへの充電装置などの用途において有用である。
本発明の実施の形態1におけるキャパシタへの充電装置の回路ブロック図 同キャパシタへの充電装置における充電素子の回路図 同キャパシタへの充電装置のキャパシタへの充電中の電圧と電流の動作波形図 本発明の実施の形態2におけるキャパシタへの充電装置の回路ブロック図 本発明の実施の形態3におけるキャパシタへの充電装置の充電過程における主要波形図 本発明の実施の形態4におけるキャパシタへの充電装置を構成する充電素子の回路図 本発明の実施の形態5におけるキャパシタへの充電装置の充電回路図 本発明の実施の形態4におけるキャパシタへの充電装置の充電電流の電流波形図 本発明の実施の形態5におけるキャパシタへの充電装置の充電電流の電流波形図
符号の説明
1 キャパシタ
2 電源
3 充電素子
4 電流検出手段
5 電流制御部
7 スイッチ
10 測定回路
11 信号制限部
12 信号ホールド部
31 充電素子
71 スイッチ

Claims (5)

  1. 電源とキャパシタの間に接続した充電素子と、前記キャパシタへの充電電流を検出する電流検出手段の信号に基づいて前記充電電流を制御する電流制御部と、この電流制御部の出力信号を前記充電素子へ伝達するスイッチと、キャパシタの充電電圧と前記充電電流を所定の周期で測定する測定回路とを備え、前記電源から前記キャパシタに対して所定の電力を充電する充電装置であって、キャパシタへの充電過程において前記スイッチを一定期間オフする強制オフ期間を設け、この強制オフ期間における強制オフ直後以外での測定電圧と強制オフ期間以外で同強制オフ期間直後以外での測定電圧との差と、同強制オフ期間以外で同強制オフ期間直後以外での前記充電電流でキャパシタの抵抗値を測定することによりキャパシタの劣化を判定できるキャパシタへの充電装置。
  2. 複数に並列接続した充電素子と、これらの充電素子へ電流制御部の出力信号を伝達する複数のスイッチを備えて、この複数のスイッチを交互にオンオフして電源からキャパシタに対して所定の電力を充電するようにした請求項1に記載のキャパシタへの充電装置。
  3. 複数のスイッチのオンオフ切換え期間の直前直後以外での測定電圧と、所定の周期で測定する充電電流と充電時間でキャパシタの容量を測定することによりキャパシタの劣化を判定できる請求項2に記載のキャパシタへの充電装置。
  4. 複数の充電素子をPチャネルFETで構成し、このPチャネルFETのソースを電源側に接続し、ドレインをキャパシタ側に接続するとともに、ゲートにダイオードのアノードを接続し、前記ダイオードのカソードをスイッチに接続するとともに、このダイオードと並列に第1の抵抗を接続し、前記ダイオードのカソードと前記PチャネルFETのソース間に第2の抵抗を接続する構成とした請求項2に記載のキャパシタへの充電装置。
  5. 複数の充電素子に接続した複数のスイッチと電流制御部との間にGNDに対してホールドするコンデンサと、このコンデンサと前記複数の充電素子との間を伝達する制御信号を所定の信号に制限する信号制限部を備えた請求項4に記載のキャパシタへの充電装置。
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