JP2006166203A - 通話制御装置及び通話制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】エコーキャンセラを備えた音声通信装置において、エコーを発生しない音声デバイスを使用した場合にエコーキャンセラを動作させると、通話品質の低下を招くことがあるという問題があった。
【解決手段】音声デバイス決定部13は、使用する音声デバイスを決定すると共に、使用する音声デバイス種情報を出力し、エコーキャンセラ切替え判定部14は、この音声デバイス種情報に基づいて、この音声デバイスがエコーを発生する可能性があると判断した場合には、エコーキャンセラ12を含む信号経路を選択するようにスイッチ10及び11を制御し、使用する音声デバイスがエコーを発生しないと判断した場合には、エコーキャンセラ12をバイパスする信号経路を選択するようにスイッチ10及び11を制御する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば、ネットワークを介してパケット化され音声信号情報の通信を行なう音声通信装置に備えられる通話制御装置に関し、特に、エコーキャンセラを備えた通話制御装置に関する。
従来、この種の装置として、例えばデジタル交換機が、内線電話から通信相手先の内線或いは外線電話までの各通信接続回路をデジタル通話路スイッチ回路によって設定する際に、デジタル通話路スイッチ回路から通信相手先までの通信接続回路がすべてデジタル回路であるか否かを判定し、全てデジタル回路である、即ちエコー発生の原因となるハイブリッドトランスを含まない場合には、ダイアル信号が入力した内線接続回路のエコーキャンセル回路をバイパスするように経路を設定するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開平2002―135815号公報(第5−6頁、図1)
以上に述べた従来の装置によれば、発生していないエコー信号をキャンセルするためにエコーキャンセル回路が不安定に動作してしまうことがなくなり、通話品質の低下を防止することができた。
しかしながら、音声通信におけるエコー発生源としては、上記したハイブリッドトランス以外にも種々考えられる。例えば、IPネットワークを利用した音声通信を行なう音声通信装置において、その構成を、パソコンをベースとしたソフトフォンと受話装置としてのハンドセットやヘッドセットとの組み合せとした場合、パソコンに備えられたサウンドボードデバイスでの音声回り込みも、エコー発生の原因としてあげられる。このようにして発生したエコーに対しては、従来の装置では対応できない問題があった。
本発明の目的は、音声通信を行なう音声通信装置において、使用する音声デバイスが、上記したような音声回り込みによるエコーを発生するもの、或いはこのようなエコーを発生しないもののどちらであっても、常に安定した通話品質を保つことができる通話制御装置及び通話制御方法を提供することにある。
本発明による通話制御装置は、ネットワークを介した音声信号情報のパケット通信を行なう音声通信装置に備えられる通話制御装置であって、
使用する音声デバイスを決定すると共に、前記音声デバイスの音声デバイス種情報を出力する音声デバイス設定手段と、前記音声デバイス種情報に基づいて、前記音声信号情報に対する信号処理の内容を切替える信号処理手段と
を有することを特徴とする。
また本発明による通話制御方法は、ネットワークを介した音声信号情報のパケット通信を行なうための通話制御方法であって、
使用する音声デバイスを決定し、使用する音声デバイスに基づいて、前記音声信号情報に対してエコーキャンセル処理を行なうか否を判定し、前記判定に基づいて前記音声信号情報に対してエコーキャンセル処理を行う、又は行なわないようにした
ことを特徴とする。
本発明によれば、音声通信装置が使用する音声デバイスが、音声回り込みによるエコーを発生するもの、或いはこのようなエコーを発生しないもののいずれであっても、常に安定した通話品質を保つことができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の通話制御装置を有する音声通信装置の実施の形態1の構成を示す概略ブロック図である。
同図に示すように、音声通信装置20は、音声処理部2、音声圧縮/伸張回路3、及びIPパケット処理回路4を有し、例えばパーソナルコンピュータ(以下、PCと称す)をベースとしたソフトフォンとハンドセットやヘッドセットとの組み合せで構成される。ハンドセットからの送話音を送信する際には、後述するように、音声処理部2からは、例えば、14ビットで量子化され、サンプリング周波数8kHzのデジタル音声信号が出力される。
音声圧縮/伸張回路3は、音声処理部2から出力されたデジタル音声信号を圧縮して、例えば、64kbpsの音声符号化データとする。IPパケット処理回路4は、音声圧縮/伸張回路3から出力された音声符号化データを所定のパケット化周期(例えば、20m秒〜60m秒)で数フレーム毎に区切って、RTP(Real−Time Transport)/UDP(User Datagram Protocol)/IP(Internet Protocol)ヘッダを付加することでIPパケット化し、IPネットワーク5に送り出す。
一方、IPネットワーク5から受信したIPパケットは、IPパケット処理回路4によって音声符号化データに分解され、更に音声圧縮/伸張回路3によって14ビットで量子化されたサンプリング周波数8kHzのデジタル音声信号とされ、音声処理部2に入力される。
図2は、本発明の実施の形態1による通話制御装置1を含む音声処理部2の構成を示すブロック図である。同図を参照しながら、音声処理部2の構成及び動作について以下に説明する。
通話制御装置1は、3つのスイッチ10,11,15、エコーキャンセラ12、音声デバイス決定部13、及びエコーキャンセラ切替え判定部14を有する。音声処理部2の入出力部2aは、スイッチ10の可動端子部10aに接続され、スイッチ10の固定端子部10bは、スイッチ11の固定端子部11bに直接接続され、スイッチ10の固定端子部10cは、エコーキャンセラ12を介してスイッチ11の固定端子部11cに接続される。
スイッチ11の可動端子部11aは、スイッチ15の可動端子部15aに接続され、スイッチ15の固定端子部15bは、音声デバイス31の入出力部31aに接続されている。スイッチ15の固定端子部15cは、USBポート32に接続されている。音声デバイス31の入出力部31bは、例えば、専用アナログ信号コードでPC外部のハンドセット33の入出力部33aに接続され、USBポート32は、USBケーブルでPC外部の音声デバイス内蔵型ハンドセット34のUSBポートに接続されている。
音声デバイス決定部13は、スイッチ15を切替えるための切替え制御信号CONAを出力端子13bからスイッチ15の制御信号入力端子15dに出力する。また、音声デバイス決定部13は、後述するように、使用する音声デバイスの種類を示す音声デバイス種情報DINFを出力端子13aからエコーキャンセラ切替え判定部14の入力端子14aに出力する。
エコーキャンセラ切替え判定部14は、後述するように、入力した音声デバイス種情報DINFに応じて、その出力部14bからスイッチ10及びスイッチ11を切替えるための切替え制御信号CONBを各スイッチの制御信号入力端子10d,11dに出力する。スイッチ10は、制御信号入力端子10bに入力する制御信号に応じて、可動端子部10aの接続相手を、2つの固定端子部10b、10cから択一的に選択して接続する。他のスイッチ11,15も同様に動作するものである。
即ち、切替え制御信号CONBが、エコーキャンセラ12をオンにするためのオン選択を指示しているとき(例えば、制御信号CONBの“High論理”(以下、単に“H”と記す)が相当する)、スイッチ10の可動端子部10aがエコーキャンセラ12に接続された固定端子部10cを選択し、スイッチ11の可動端子部11aがエコーキャンセラ12に接続された固定端子部11cを選択してエコーキャンセラ12を含む信号経路を選択する。
一方、切替え制御信号CONBが、エコーキャンセラ12をオフにするためのオフ選択を指示しているとき(例えば、制御信号CONBの“Low論理”(以下、単に“L”と記す)が相当する)、スイッチ10の可動端子部10aがエコーキャンセラ12をバイパスする固定端子部10bを選択し、スイッチ11の可動端子部11aが同じくエコーキャンセラ12をバイパスする固定端子部11cを選択してエコーキャンセラ12を含まない信号経路を選択する。
また、切替え制御信号CONAが、PC内部に装着される音声デバイス31(例えば、スロットに装着されるサウンドボードデバイス等)を選択する内部デバイス選択を指示しているとき(例えば、制御信号CONAの“H”が相当する)、スイッチ15は、その可動端子部15aを音声デバイス31に接続された固定端子部15bに接続する。一方、切替え制御信号CONAが、USBポート32を経由して接続される外部デバイスを選択する外部デバイス選択を指示しているとき(例えば、制御信号CONAの“L”が相当する)、スイッチ15は、その可動端子部15aを、USBポート32に接続された固定端子部15cに接続する。
次に、以上のように構成された音声処理部2の動作について説明する。
今、図2に示すように、エコーキャンセラ切替え判定部14が、切替え制御信号CONBを“H”(オン選択)にしてエコーキャンセラ12を含む信号経路を選択し、音声デバイス決定部13が、切替え制御信号CONAを“H”(内部デバイス選択)にして音声デバイス31につながる信号経路を選択しているものとする。
この時、入出力部2aに入力するデジタル音声信号は、エコーキャンセラ12を経由して音声デバイス31に入力する。この音声デバイス31は、D/A、A/Dの各変換器を備え、入出力部31aに入力した、例えば、14ビットで量子化されたサンプリング周波数8kHzのデジタル音声信号をアナログ信号に変換してハンドセット33に出力する。ハンドセット33では、この入力したアナログ信号を図示しないスピーカによって音声に変換する。一方、ハンドセット33の図示しないマイクによって拾われた音声を電気信号としたアナログ音声信号は、ハンドセット33の入出力部33aから音声デバイス31の入出力部31bに出力される。
音声デバイス31は、その入出力部31bから入力したアナログ音声信号を、A/D変換器によって、例えば、14ビットで量子化されたサンプリング周波数8kHzのデジタル音声信号とし、エコーキャンセラ12を経由して入出力部2aから音声圧縮/伸張回路3(図1)に出力する。
このとき、音声デバイス31でデジタル信号からアナログ信号に変換された音声信号は、受話側の信号経路を通り、入出力部31bを経由してハンドセット33に出力される。音声デバイス31でデジタル信号からアナログ信号に変換された音声信号の一部が、例えば、音声デバイス31の基板内で、送話側のアナログ信号経路(即ち、ハンドセット33から入出力部31bを経て入力されるアナログ音声信号を送信するための信号経路)に漏れ、エコー信号としてエコーキャンセラ12に至る場合がある。仮に、このエコー信号がエコーキャンセラ12をそのまま通過した場合には、IPネットワーク5を介して通話している相手は、自分の話し声のエコーを聞くことになる。
エコーキャンセラ12は、このエコー信号がここを通過するのを防止する回路であり、例えば、適応フィルタを用いた適応エコーキャンセラにより構成することができる。適応エコーキャンセラは、対向話者の音声信号、即ち、入出力部2aに入力したデジタル音声信号を入力とし、通過しようとするエコー信号レベルが最小となるような擬似エコー信号を生成し、実際に、通過しようとするエコー信号から生成した擬似エコー信号を引き算することによってエコー信号を除去するものである。
以上のように、エコーキャンセラ12を含む通話制御装置1は、音声デバイス31で発生したエコー信号を、エコーキャンセラ12でキャンセルすることにより、対向話者が、自分の発生音をエコーとして聞くのを防止する。
次に、図3に示すように、エコーキャンセラ切替え判定部14が、切替え制御信号CONBを“L”(オフ選択)にしてエコーキャンセラ12をバイパスする信号経路を選択し、音声デバイス決定部13が、切替え制御信号CONAを“L”(外部デバイス選択)にして外部デバイスが接続されるUSBポート32につながる信号経路を選択しているものとする。
この時、入出力部2aに入力するデジタル音声信号は、エコーキャンセラ12を経由せずに直接音声デバイス内蔵型ハンドセット34に入力する。この音声デバイス内蔵型ハンドセット34は、内部にD/A、A/Dの各変換器を備え、入出力部34aに入力した、例えば、14ビットで量子化されたサンプリング周波数8kHzのデジタル音声信号をアナログ信号に変換してこのアナログ信号を図示しないスピーカによって音声に変換する。一方、音声デバイス内蔵型ハンドセット34の図示しないマイクによって拾われた音声を電気信号としたアナログ音声信号は、音声デバイス内蔵型ハンドセット34内のA/D変換器によって、例えば、14ビットで量子化されたサンプリング周波数8kHzのデジタル音声信号とされ、エコーキャンセラ12を経由せずに直接、音声圧縮/伸張回路3(図1)に出力される。
音声デバイス内蔵型ハンドセット34では、例えば、スペース的な優位性から、音声デバイス内蔵型ハンドセット34内でデジタル信号からアナログ信号に変換された音声信号の経路を、送話側のアナログ信号経路、即ちマイクからA/D変換器に至るアナログ信号経路と所定距離離間して経路設定することが容易であるため、これ等の経路間での信号もれによるエコー信号の発生を極力抑えることができる。このような場合、エコーキャンセラ12は不要であり、むしろ図3に示すようにバイパスすることが望ましい。エコー信号が発生していない場合において、エコーキャンセラ12が接続されていると、不必要なエコー除去動作によって通話音声の品質が劣化する恐れがあるためである。
音声デバイス決定部13は、音声通話で使用することのできる音声デバイスを認識し、音声通話で使用するデバイスを決定する部である。ユーザが手動で決定するものであっても、通話制御装置1が自動で決定するものであってもよい。使用が決定した音声デバイスに応じて、その音声デバイスを選択すべく切替え制御信号CONAによってスイッチ15を切替えて決定したデバイスを選択すると共に、選択した音声デバイスの音声デバイス種情報DINFをエコーキャンセラ切替え判定部14に出力する。尚、音声デバイスを認識するに際しては、例えばPCの場合、接続されるデバイスはOSによって検出されるので、このとき検出されたプロファイルから音声デバイス種情報を得ることができる。
エコーキャンセラ切替え判定部14は、入力する音声デバイス種情報DINFに基づいて、使用される音声デバイスが、エコーを発生する可能性のある音声デバイス(例えば、PC内に装着されるサウンドボードデバイス)であると判断した場合には、出力する切替え制御信号CONBを“H”(オン選択)として、図2に示すようにエコーキャンセラ12を含む信号経路を選択するようにスイッチ10及び11を制御する。一方、エコーキャンセラ切替え判定部14は、使用される音声デバイスが、エコーを発生する可能性のない音声デバイス(例えば、USBポートに接続されるハンドセットに内蔵の音声デバイス)であると判断した場合には、出力する切替え制御信号CONBを“L”(オフ選択)として、図3に示すようにエコーキャンセラ12をバイパスする信号経路を選択するようにスイッチ10及び11を制御する。
以上のように、実施の形態1の通話制御装置によれば、使用する音声デバイスが、通話時に、エコー発生源となるものであればエコーキャンセラを使用し、エコー発生源とならないものであればエコーキャンセラの影響を受けないよう設定するので、エコー信号が発生していない場合におけるエコーキャンセラの不必要なエコー除去動作によって、通話音声の品質が劣化するのを防止することができる。
尚、前記した実施の形態1の説明では、PC内部の音声デバイスではエコーが発生し、PC外部の音声デバイスではエコーの発生が抑制されているものとして説明したが、これに限定されるものではなく、PC内部の音声デバイスでもエコーの発生が抑制されているものに対してはエコーキャンセラ12をバイパスする信号経路を選択し、PC外部の音声デバイスでもエコーが発生するものに対してはエコーキャンセラ12を含む信号経路を選択するようにすることも可能である。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2による通話制御装置を含む音声処理部の構成を示すブロック図である。
この通話制御装置51を採用する音声処理部52が、前記した図2に示す実施の形態1の音声処理部2と主に異なる点は、エコーキャンセラ切替え判定部14(図2)に代えて信号処理切替え判定部53を、またエコーキャンセラ12(図2)に代えて適応エコーキャンセラ54をそれぞれ備えている点である。従って、通話制御装置51を採用する音声処理部52が、前記した実施の形態1の音声処理部2と共通する部分には同符号を付して、或いは図面を省いてここでの説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。
信号処理切替え判定部53は、前記したエコーキャンセラ切替え判定部14(図2)と同様に、入力する音声デバイス種情報DINFに基づいて、使用される音声デバイスが、エコーを発生する可能性のある音声デバイスであるか否かによってスイッチ10,11を切替える。即ち、使用される音声デバイスがエコーを発生する可能性のある音声デバイスであると判断した場合には、切替え制御信号CONBを“H”(オン選択)にして、スイッチ10の可動端子10aを固定端子10cに接続すると共に、スイッチ11の可動端子11aを固定端子11cに接続し(図4に実線で示す状態)、適応エコーキャンセラ54を含む信号経路を選択する。
一方、使用される音声デバイスがエコーを発生する可能性のない音声デバイスであると判断した場合には、切替え制御信号CONBを“L”(オフ選択)にして、スイッチ10の可動端子10aを固定端子10bに接続すると共に、スイッチ11の可動端子11aを固定端子11bに接続し(図4に点線で示す状態)、適応エコーキャンセラ54をバイパスする信号経路を選択する。
更に、信号処理切替え判定部53は、エコーを発生する可能性のある音声デバイスに対して、使用される可能性のある複数種類の音声デバイスと、各音声デバイスに最適な後述するタップ長Tを対応させて記憶するテーブル53dを備えるものである。
信号処理切替え判定部53は、入力する音声デバイス種情報DINFに基づいて、上記したようにスイッチ10,11の切替えを制御すると共に、切替え制御信号CONBを“H”(オン選択)にして適応エコーキャンセラ54を含む信号経路を選択する際には、使用される音声デバイスに対応する最適なタップ長Tをテーブル53dから読み出し、このタップ長Tを設定するためのタップ長情報DAINを適応エコーキャンセラ54の入力部54cに出力する。
適応エコーキャンセラ54は、タップ長Tをもった図示しない適応フィルタを用いて構成され、エコー信号がここを通過するのを防止する回路である。ここで用いられる適応フィルタは、適応エコーキャンセラ54の入出力部54aに入力する対向話者からのデジタル音声信号を入力とし、音声デバイス(例えば、音声デバイス31)で発生して適応エコーキャンセラ54の入出力部54aへと通過しようとするエコー信号が最小となるような擬似エコー信号を生成する。
適応エコーキャンセラ54は、入出力部54bに入力されるエコー信号から、適応フィルタによって生成されたこの擬似エコー信号を引き算し、入出力部54aに出力されるエコー信号を最小限に抑制するものである。タップ長Tはフィルタの段数であり、使用する音声デバイスによって異なる最適値を有する。適応エコーキャンセラ54は、上記したように、使用される音声デバイスに最適なタップ長Tを設定するためのタップ長情報DAINを入力部54cに入力し、指定されたタップ長Tで動作する。
以上のように、実施の形態2の通話制御装置によれば、前記した実施の形態1と同様に、エコー信号が発生していない場合におけるエコーキャンセラの不必要なエコー除去動作によって、通話音声の品質が劣化するのを防止することができる。更に、エコーキャンセラを使用する場合には、使用する音声デバイスに応じた最適なタップ長を設定できるので、常に最良の状態でエコーキャンセラが働き、エコー信号が抑制される通話音声の品質の向上を図ることができる。
尚、前記した各実施の形態では、音声通信装置を、PCをベースとしたソフトフォンとハンドセットの組み合わせで構成した例を示したが、IP電話機で構成したものとしても良いなど種々の態様を取り得るものである。
本発明の実施の形態1及び2による通話制御装置を有する音声通信装置の構成を示す概略ブロック図である。 本発明の実施の形態1による通話制御装置を含む音声処理部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1による通話制御装置を含む音声処理部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2による通話制御装置を含む音声処理部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 通話制御装置
2 音声処理部
2a 入出力部
3 音声圧縮/伸張回路
4 IPパケット処理回路
5 IPネットワーク
10,11,15 スイッチ
12 エコーキャンセラ
13 音声デバイス決定部
14 エコーキャンセラ切替え判定部
20 音声通信装置
31 音声デバイス
32 USBポート
33 ハンドセット
34 音声デバイス内蔵型ハンドセット
51 通話制御装置
52 音声処理部
53 信号処理切替え判定部
53d テーブル
54 適応エコーキャンセラ

Claims (4)

  1. 音声信号情報のパケット通信を行なう音声通信装置に備えられる通話制御装置であって、
    使用する音声デバイスを決定すると共に、前記音声デバイスの音声デバイス種情報を出力する音声デバイス設定手段と、
    前記音声デバイス種情報に基づいて、前記音声信号情報に対する信号処理の内容を切替える信号処理手段と
    を有することを特徴とする通話制御装置。
  2. 前記信号処理手段は、
    エコーキャンセラと、
    前記音声デバイス種情報に基づいて前記エコーキャンセラが必要か否かを判定する判定部と、
    前記判定部による判定の結果に応じて、前記音声信号情報の信号経路を前記エコーキャンセラを経由する経路又は前記エコーキャンセラをバイパスする経路のいずれかに切替えるスイッチと
    を有することを特徴とする請求項1記載の通話制御装置。
  3. 前記エコーキャンセラは、適応フィルタを備えた適応エコーキャンセラであり、
    前記判定部は、複数の音声デバイスと各音声デバイスに対応するタップ長とを記憶するテーブルを有し、
    前記判定部が前記使用する音声デバイスに対応するタップ長を前記適応エコーキャンセラに出力し、前記適応エコーキャンセラが入力したタップ長を前記適応フィルタに設定することを特徴とする請求項2記載の通話制御装置。
  4. 音声信号情報のパケット通信を行なうための通話制御方法であって、
    使用する音声デバイスを決定し、前記音声デバイスの音声デバイス種情報を出力するステップと、
    前記音声デバイス種情報に基づいて、前記音声信号情報に対してエコーキャンセル処理を行なうか否を判定するステップと、
    前記判定の結果に基づいて、前記音声信号情報の信号経路を前記エコーキャンセル処理を行う回路を経由する経路又は前記エコーキャンセル処理を行う回路をバイパスする経路のいずれかに切替えるステップと
    を有することを特徴とする通話制御方法。
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JP2011071875A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Oki Electric Industry Co Ltd 音声通信装置及びプログラム
KR20150050241A (ko) * 2013-10-31 2015-05-08 에스케이플래닛 주식회사 인터넷 프로토콜 기반 통화 서비스를 위한 단말 장치 및 그의 에코 제거 방법

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