JP2006165787A - 情報処理装置及び情報通知方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 RFID2がどの程度近くにあるかに応じた通知を可能にすること。
【解決手段】 本発明に係る携帯電話1は、予め記憶している認証情報を含む無線信号がRFID2から受信された場合に、該受信される無線信号の受信強度に応じて、互いに異なる着信通知処理のいずれかを選択的に実行することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は情報処理装置及び情報通知方法に関し、例えばRFIDによる個体識別に応じて情報を通知する情報処理装置及び情報通知方法に関する。
近年、個体を識別するための技術としてRFID(Radio Frequency Identification,無線ICタグ)が注目されている。このRFIDは安価かつ小型に製造でき、さらに一定量の情報を記憶させておき、この情報を無線により遠隔から読み取ることもできるので、識別の対象となる種々の物品に付しておけば、各識別の対象を簡便な方法で識別できる。
このようなRFIDによる個体識別を応用した技術の例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の技術では、複数の携帯通信端末装置のそれぞれにRFIDが付されている。また各携帯通信端末装置は、通信相手となる他の携帯通信端末装置に付されたRFIDに記憶された個体識別情報を、予め通信回線を介して取得しておく。そして、ある携帯通信端末装置が、他の携帯通信端末装置に付されているRFIDからの電波が受信可能になると、当該RFIDが記憶している個体識別情報を取得し、当該取得した個体識別情報が、予め取得しておいて個体識別情報に一致する場合に、通信相手となる他の携帯通信端末装置が近づいてきたと判断し、ユーザに対して、通信相手が近づいてきた旨の通知を実施している。
特開2004−140659号公報
上記従来技術では、RFIDから受信される個体識別情報と、予め記憶している個体識別情報とが一致するか否かを判断し、個体識別情報が記憶されているRFIDが近づいてきた旨の通知処理を行っている。しかしながら、上記従来の技術では、RFIDからの電波が受信可能になったときに、該RFIDが近づいてきた旨の報知処理を行うことはできるが、RFIDの位置に関する情報は電波の到達範囲に通信相手がいるか否かの2種類のみで、どの程度近くにあるかということに関する情報を取得してはいなかった。このため、通信相手のRFIDがどの程度近くにあるかに応じて柔軟に通知処理を行うことはできなかった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、RFIDがどの程度近くにあるかに応じた通知を可能にする情報処理装置及び情報通知方法を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明に係る携帯電話は、予め記憶している認証情報を含む無線信号が所定の無線通信装置から受信された場合に、該受信される無線信号の受信強度に応じて、互いに異なる着信通知処理のいずれかを選択的に実行することを特徴とする。
このようにすることにより、無線通信装置であるRFIDから受信される無線信号の受信強度に応じて通知処理を異ならせることができるので、無線通信装置であるRFIDがどの程度近くにあるかに応じた着信通知が可能になる。
また、本発明に係る情報処理装置は、無線通信装置と通信する情報処理装置であって、前記無線通信装置に記憶される認証情報と同一の認証情報を、少なくとも一つ記憶する認証情報記憶手段と、情報を通知するための通知処理を行う通知処理手段と、前記無線通信装置から、前記認証情報の少なくとも一つを含む認証情報信号を受信する認証情報信号受信手段と、前記無線通信装置から受信される無線信号の受信強度を示す受信信号強度情報を取得する受信信号強度情報取得手段と、前記受信される認証情報信号に含まれる認証情報が、前記認証情報記憶手段に記憶されている認証情報のいずれかと同一であるか否かを判断する認証情報判断手段と、を含み、前記通知処理手段は、前記受信される認証情報信号に含まれる認証情報が、前記認証情報記憶手段に記憶されている認証情報のいずれかと同一であると判断される場合に、前記取得される受信信号強度情報により示される前記認証情報信号の受信強度に応じて、互いに異なる通知処理のいずれかを選択的に実行する、ことを特徴とする。
このようにすることによっても、RFIDからの無線信号が受信可能であるか否かだけでなく、無線通信装置であるRFIDから受信される無線信号の受信強度に応じて通知処理を異ならせることができるので、無線通信装置であるRFIDがどの程度近くにあるかに応じた通知が可能になる。
また、上記情報処理装置において、前記通知処理手段は、他の情報処理装置から通信開始要求があり、かつ該通信開始要求に応じた所定の通信開始処理がなされていない場合に、前記通知処理を行う、こととしてもよい。また、上記情報処理装置において、前記通知処理手段は、他の情報処理装置により当該情報処理装置に対して情報が送信され、かつ該情報を当該情報処理装置のユーザが確認するための所定の確認処理が行われていない場合に、前記通知処理を行う、こととしてもよい。
このようにすれば、通信開始処理や確認処理などの所定処理がされていない場合に限り通知処理を行うことができるので、無駄な通知処理を行わないようにすることができる。
また、上記情報処理装置において、当該情報処理装置は、他の情報処理装置と、それぞれ異なる基地局装置識別番号が付与される複数の基地局装置のうちの少なくとも一つを介して通信を行い、少なくとも一つの前記基地局装置識別番号を記憶する基地局装置識別番号記憶手段と、前記各基地局装置から送信され、該基地局装置に付与される基地局装置識別番号を含む基地局装置識別番号信号を受信する基地局装置識別番号信号受信手段と、前記受信される基地局装置識別番号信号に含まれる前記基地局装置識別番号が、前記基地局装置識別番号記憶手段に記憶されている基地局装置識別番号のいずれかと同一であるか否かを判断する基地局装置識別番号判断手段と、をさらに含み、前記基地局装置識別番号判断手段の判断結果に応じて、互いに異なる前記通知処理のいずれかを選択的に実行する、こととしてもよい。このようにすれば、在圏エリアに応じて、通知処理を異ならせることが可能になる。なお在圏とは、情報処理装置が、ある基地局装置とが通信可能な場所にあることであり、在圏エリア(又は在圏基地局)とは、現に情報処理装置が基地局装置と通信しているエリア(又は基地局装置)を意味する。
また、本発明に係る情報通知方法は、無線通信装置と通信する情報処理装置において情報を通知するための情報通知方法であって、情報を通知するための通知処理を行う通知処理ステップと、前記無線通信装置から、前記認証情報の少なくとも一つを含む認証情報信号を受信する認証情報信号受信ステップと、前記無線通信装置から受信される無線信号の受信強度を示す受信信号強度情報を取得する受信信号強度情報取得ステップと、前記受信される認証情報信号に含まれる認証情報が、前記無線通信装置に記憶される認証情報と同一の認証情報を少なくとも一つ記憶する認証情報記憶手段に記憶されている認証情報のいずれかと同一であるか否かを判断する認証情報判断ステップと、を含み、前記通知処理ステップにおいて、前記受信される認証情報信号に含まれる認証情報が、前記認証情報記憶手段に記憶されている認証情報のいずれかと同一であると判断される場合に、前記取得される受信信号強度情報により示される前記認証情報信号の受信強度に応じて、互いに異なる通知処理のいずれかを選択的に実行する、ことを特徴とする。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[実施形態1]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理システム5の構成図である。同図に示すように、本実施の形態に係る情報処理システム5は、移動体通信システムの構成要素としての携帯電話1と複数の基地局装置3とを含み、さらに基地局装置3は通信ネットワーク4と接続されている。また、RFIDシステムの構成要素としての携帯電話1とRFID2とを含んで構成されている。
ここでRFID2は、認証情報を記憶しており、送信する無線信号に、この認証情報を含める。これによりRFID2からの信号の受信側においてRFID2を認証することができるようになる。なお、ここで認証情報は、各RFID2を認証するために使用される情報である。具体的に、この認証情報は、個々のRFID2を識別するためのRFID識別情報をそのまま用いることができる。
そして本実施形態では、RFID2がどの程度近くにあるかに応じて、携帯電話1が着信通知処理を行う。この着信通知処理のイメージを、図2に示す説明図を参照しながら説明する。同図(a)では、携帯電話1は着信待ち状態である。この状態において着信があると、同図(b)に示すように着信通知を行う。この図では後述するバイブレーター34における振動処理と後述するリンガー35における鳴動処理を同時に行っている。この着信通知処理は、呼の着信があったという情報や、メールの着信があったという情報を携帯電話1のユーザに通知するための処理であり、呼の着信の場合にはユーザが所定の確認処理を行うか、発信者が発信を停止すると停止される。メール着信の場合にはユーザが所定の確認処理を行うか、一定の時間が経過すると停止される。ここで、携帯電話1のユーザは携帯電話1を常に持ち歩いているわけではないため、確認処理が行われないことがある。このような場合、図2(c)に示すように携帯電話1のユーザが身につけているRFID2が近づくと、RFID2がどの程度近くにあるかに応じて、再度着信通知処理を行うようにしている。
図3は、このような着信通知処理を実施するための、本実施形態に係る携帯電話1の構成図である。同図に示すように、本実施形態に係る携帯電話1は、中央プロセッサ部10、記憶部20、入出力部30、信号処理部40、セルラ送受信部50、RFID送受信部60を含んで構成されている。
携帯電話1は、移動体通信システムにおける移動局装置として機能するとともに、無線通信装置であるRFID2の読取装置としても機能する。以下、この携帯電話1の各部を説明する。
中央プロセッサ部10は、コンピュータである携帯電話1の中央処理装置であり、携帯電話1の各部を制御したり、通信に係る各種処理を行ったりする。本実施形態では中央プロセッサ部10は、機能的に認証情報取得部11、RFID判定部12、通知処理部13、RFID登録部14を含んで構成される。これらの各部分については、後に詳述する。
記憶部20はメモリ21を含んで構成される。ここでは、例えばRAM(Randam Access Memory)、ハードディスク、フラッシュメモリなどの各種記憶装置を総称してメモリ21と呼ぶ。メモリ21は、中央プロセッサ部10や後述する信号処理部40のワークメモリとして機能するとともに、各種処理に関わるデータを記憶する。このデータには上記認証情報も含まれ、記憶部20は、RFID2に記憶される認証情報と同一の認証情報を、少なくとも一つ記憶する。
入出力部30は、マイク32、キーIF37(Key Interface)といった入力装置、スピーカ33、バイブレーター34、リンガー35、LCD36(Liquid Crystal Display)といった出力装置、通信ポート38といった他の装置との通信インターフェイス装置を含んで構成される。
マイク32は、携帯電話1のユーザの音声を電気的信号に変換する。CODEC31は、マイク32が出力する電気的信号をデジタル信号に変換して信号処理部40に出力する。また、このCODEC31は、信号処理部40が出力するデジタル信号をアナログ信号に変換して出力する。ここで、信号処理部40が出力するデジタル信号は、例えば通信先から受信される音声信号に係るデジタル信号であり、このような場合には、ここで出力されるアナログ信号は、当該音声信号となる。スピーカ33は、当該音声信号を鳴動する。
バイブレーター34は、偏心おもりなどの振動子を備え、中央プロセッサ部10から入力される指示に従って、当該振動子を振動させる。これにより携帯電話1全体が振動し、ユーザに対して着信などの情報を通知する。リンガー35は、スピーカなどの音声出力手段を備え、中央プロセッサ部10から入力される指示に従って、音声を鳴動し、ユーザに着信などの情報を通知する。LCD36は、液晶ディスプレイであり、中央プロセッサ部10から入力される指示に従って情報を表示出力し、ユーザに対して情報を通知する。
一方、キーIF37はキー入力を行うための例えばダイヤルボタンなどから構成されるインターフェイス装置である。キーIF37はダイヤルボタンの各ボタンに対応付けられたキー情報を、ユーザの押下に応じた順序で取得し、取得したキー情報を中央プロセッサ部10に対して出力する。
通信ポート38は、例えばパーソナルコンピュータなど、他の装置(外部装置)に接続されて、インターフェイスとして動作する。この通信ポート38は、接続された外部装置から入力される信号を中央プロセッサ部10に対して出力するととともに、中央プロセッサ部10から入力される指示に従い、外部装置に対して信号を出力する。
次に、信号処理部40は、DSP41(Digital Signal Processor)を含んで構成される処理装置である。信号処理部40は、セルラ送受信部50において送受信される信号のデジタル信号処理を行う。具体的には、セルラ送受信部50から出力された信号のデジタル信号処理を行って、必要に応じ中央プロセッサ部10に対して出力する。さらに、セルラ送受信部50から出力された信号が通信制御のための制御信号である場合には、該制御信号に含まれる制御情報に応じた処理も行う。例えば制御情報が通信開始を要求する通信開始要求である場合には通信を開始するための処理を行う。また信号処理部40は、中央プロセッサ部10から出力される送信信号にデジタル信号処理を行い、セルラ送受信部50に対して出力する。このように、携帯電話1では、移動体通信システムにおける移動局装置として機能するための信号処理に係るプロセッサを、中央プロセッサ部10とは特別に設けることにより、中央プロセッサ部10に係る処理の負担を軽減している。
セルラ送受信部50は、携帯電話1が移動局装置として機能するため、移動局装置に係る信号を送受信するための信号送受信装置である。このセルラ送受信部50は、ADC/DAC51(Analog-Digital Converter/Digital-Analog Converter)と、RF部52(Radio Frequency)とを含んで構成される。ADC/DAC51は、信号処理部40から、基地局装置3に対して送信するべきデジタル送信信号の入力を受け入れる。そしてこのADC/DAC51は、当該デジタル送信信号をアナログ信号に変換して、無線にて送信できるようにする。さらにこのADC/DAC51は、RF部52が出力するアナログ信号をデジタル信号に変換して、信号処理部40に出力する。
RF部52は、ADC/DAC51が出力するアナログ信号に対して、変調処理や、周波数変換処理、増幅処理等の各処理を行い、アンテナを介して無線にて送出する。またこのRF部52は、アンテナに到来した所定周波数の無線信号を受信して、当該受信した無線信号に対して増幅処理や、周波数変換処理、復調処理等の各処理を行い、ADC/DAC51に出力する。
RFID送受信部60は、認証情報を記憶するRFID2から、該記憶される認証情報の少なくとも一つを含む認証情報信号としての無線信号を受信する認証情報信号受信手段に相当し、携帯電話1をRFID読取装置として機能させる。このRFID送受信部60は、RSSI取得部61、RFID用RF部62を含んで構成される。RFID用RF部62はアンテナを備え、中央プロセッサ部10からの指示に従って、RFID2に対して無線信号を送信し、RFID2から送信される無線信号を受信する。受信される無線信号には認証情報が含まれる。RSSI取得部61は、RFID2から受信される無線信号の受信強度(RSSI, Received Signal Strength Indicator)を取得し、中央プロセッサ部10に対して出力する。
RSSI取得部61は、RFID用RF部62において受信される無線信号の受信強度を測定し、当該受信強度に係る情報(RSSI情報)を、中央プロセッサ部10に対して出力する。例えば、RSSI取得部61は、RFID2の放射する電波による電界強度を電圧信号として取得する、電界強度計を用いて実現できる。この場合、当該電圧信号をデジタル信号に変換してRSSI情報とし、このRSSI情報を出力する。
次に、中央プロセッサ部10に含まれる各機能部について説明する。認証情報取得部11は、RFID送受信部60により受信されるRFID2からの無線信号に含まれる認証情報を取得する。
RFID判定部12は、受信される認証情報信号に含まれる認証情報が、記憶部20に記憶される認証情報のいずれかと同一であるか否かを判断する認証情報判断手段として機能し、メモリ21に記憶されている認証情報と、認証情報取得部11が取得した認証情報と、が一致しているか否か(同一であるか否か)を判断する。また、このRFID判定部12は、RFID送受信部60が受信する認証情報信号としての無線信号の受信強度を示す受信信号強度情報を取得する受信信号強度情報取得手段としても機能し、RSSI取得部61により取得されるRSSI情報と、予め定めた閾値との比較判断も行い、比較結果を、該所定の閾値に対するRSSI情報の大小を示す受信信号強度情報として取得する。
RFID登録部14は、RFID2の認証情報をメモリ21に登録するための登録処理を行う。具体的には、キーIF37、通信ポート38又は認証情報取得部11から、認証情報を取得し、取得された認証情報をメモリ21に記憶させることにより登録する。キーIF37は、携帯電話1のユーザが認証情報を登録するための所定のキー操作を行うことにより、認証情報を所得する。通信ポート38は、接続される他の装置から認証情報を登録するための、認証情報を含む所定の登録信号を受信することにより、認証情報を取得する。また認証情報取得部11は、上述のように、RFID送受信部60が受信したRFID2からの無線信号に含まれる認証情報を取得する。
ここで上記登録処理のうち、認証情報取得部11が認証情報を取得することにより、RFID登録部14が認証情報をメモリ21に記憶させる場合の処理について、処理のフロー図を参照しながら説明する。図4は、認証情報取得部11が認証情報を取得することにより、RFID登録部14が認証情報をメモリ21に記憶させる場合の登録処理のフロー図である。同図に示すように、まず携帯電話1のユーザがキーIF37において所定の登録操作を行う(S100)。すると、中央プロセッサ部10は、該登録操作を受け、RFID送受信部60において、RFID2からの無線信号が送信されていないか否かを確認するRFIDスキャン処理を行う(S101)。そして、受信されたRFID2からの無線信号に含まれる認証情報を一時的にメモリ21に記憶し(S102)、記憶された認証情報をLCD36において表示させる。このとき、複数のRFID2からの無線信号で受信されていれば、複数の認証情報を一覧として表示する。そしてユーザは、表示された少なくとも1の認証情報の中から、少なくとも1つの認証情報を選択する(S103)。そしてRFID登録部14は、ユーザが選択した認証情報を、メモリ21に記憶させる(S104)。このようにして、記憶部20は少なくとも1つの認証情報を記憶する。
通知処理部13は、移動局装置としての携帯電話1の呼着信通知処理及びメール着信通知処理(以下、単に着信通知処理というときは、両方を含む)を行う。呼着信通知処理とは、音声通信又はデータ通信の開始を要求する通信開始要求が基地局装置3から送信された場合に、該通信開始要求が受信されたことを携帯電話1のユーザに知らせる処理である。具体的には、バイブレーター34における振動処理、リンガー35における鳴動処理、LCD36における着信通知情報表示処理、スピーカ33における着信通知情報音声出力処理、などが挙げられる。通知処理部13は、これらの通知処理のうち、1又は複数の通知処理を行わせるために、入出力部30又は信号処理部40に対して通知処理を開始するよう指示を行う。そして、通知処理による通知を受けた携帯電話1のユーザがキーIF37において所定の応答操作若しくは所定の拒否操作を行うことにより、中央プロセッサ部10は、通信を開始、又は拒否するなどの処理を行う。一方、通知処理による通知を受けた携帯電話1のユーザが所定の応答操作若しくは所定の拒否操作を行わない場合には、中央プロセッサ部10は、通信開始要求があったことを示す不在着信情報を、該通信開始要求があった時刻及び通信開始要求の要求元を示す要求元情報と対応付けて、メモリ21に記憶する。
また、メール着信通知処理とは、電子メールやSMS(Short Messaging Service)におけるメールメッセージ(以下、メールと総称する)が基地局装置3から受信されたことを、携帯電話1のユーザに知らせる処理である。通知手段としては呼着信通知処理と同様、バイブレーター34における振動処理、リンガー35における鳴動処理、LCD36における着信通知情報表示処理、スピーカ33における着信通知情報音声出力処理、などが挙げられる。通知処理部13は、これらの通知処理のうち、1又は複数の通知処理を行わせるために、入出力部30又は信号処理部40に対して通知処理を開始するよう指示を行う。そして、通知処理による通知を受けた携帯電話1のユーザがキーIF37において所定の確認操作を行うことにより、中央プロセッサ部10は、メールを表示する処理を行うとともに、受信されたメールをメールの送信者を示す送信者情報及びメールの受信時刻と対応付けてメモリ21に記憶する。そして、該メール着信に対して所定の確認操作が行われた(メールが読まれた)ことを示すメール既読情報を、さらに対応付けて記憶する。一方、通知処理による通知を受けた携帯電話1のユーザが所定の確認操作を行わない場合にも、中央プロセッサ部10は、受信されたメールをメールの送信者を示す送信者情報及びメールの受信時刻と対応付けてメモリ21に記憶するが、メール既読情報に代えて、所定の確認操作が行われていないことを示す(未読であることを示す)メール未読情報を、さらに対応付けて記憶する。
そして通知処理部13が上述のように着信通知処理を行ったが、ユーザが所定の応答操作、所定の拒否操作、所定の確認操作などの確認処理を行わない場合には、RFID登録部14により登録され、記憶部20に記憶される認証情報を無線信号に含めて送信するRFID2が近づいたときに、再度着信通知処理を行う。
より具体的には、記憶部20に記憶される認証情報を無線信号に含めて送信するRFID2が近づいたことが検出された場合、すなわち、RFID判定部12により行われる、認証情報を記憶しているメモリ21において記憶される認証情報と、認証情報取得部11により取得される認証情報と、が一致しているか否かについての判断結果により、一致していることが示された場合に、RFID判定部12において取得される受信信号強度情報を確認する。そして確認した受信信号強度情報に応じて、通知処理部13は、メール未読情報が対応付けられたメールが記憶部20に記憶されているか否か、及び不在着信情報が記憶部20に記憶されているか否か、を確認する。そして、いずれかが記憶されている場合に、再度着信通知処理を行う。このように、通知処理部13が、受信される認証情報信号に含まれる認証情報が、記憶部20に記憶されている認証情報のいずれかと同一であると判断される場合に、RFID判定部12において取得される受信信号強度情報により示される認証情報信号の受信強度に応じて、互いに異なる通知処理のいずれかを選択的に実行する通知処理手段として機能することにより、RFID2が近づいたときに再度着信通知処理を行うことができる。そしてこれにより、例えば登録されているRFID2を身に付けている携帯電話1のユーザが近づいたときにのみ再度着信通知処理を行うことができるようになるとともに、そのRFID2がどの程度近くにあるかに応じて異なる処理を行うことが可能になる。
以下、再度着信通知処理を行うための、具体的処理について処理のフロー図を参照しながら説明する。
図5は、呼の着信又はメールの着信があった場合の、中央プロセッサ部10における着信通知処理の処理を示すフローである。同図に示すように、まず中央プロセッサ部10は通常着信通知設定が有効になっているか否かを確認する(S200)。通常着信通知設定とは、ユーザにより設定される情報であり、記憶部20に記憶されている。ユーザは、呼の着信やメールの着信があった場合に、着信通知をしてほしいか否かを通常着信通知設定として設定しておく。そして着信通知処理時には設定された通常着信通知設定を確認して着信通知処理を行うことにより、ユーザの意思に沿って着信通知処理を行うことを可能にしている。なお、通常着信通知設定には通知処理の種類を示す通知種類情報が含められていてもよい。
そして、通常着信通知設定が有効になっていると判断される場合には、通常の着信通知処理を行う(S202)。この場合中央プロセッサ部10は、上述のように、ユーザが確認処理を行ったか否かに応じた情報(不在着信情報、メール既読情報、メール未読情報)を記憶部20に記憶させる。一方、通常着信通知設定が有効になっていると判断されない場合には、通常の着信通知処理を行わない。このときには、ユーザは確認処理を行うことができないので、不在着信情報やメール未読情報といった、確認処理が行われていないことを示す情報を記憶部20に記憶させる。
次に中央プロセッサ部10は、RFID検出時着信通知設定が有効になっているか否かを確認する(S204)。RFID検出時通常着信通知設定とは、ユーザにより設定される情報であり、記憶部20に記憶されている。ユーザは、呼の着信やメールの着信があった場合であって、所定の応答操作、所定の拒否操作、又は所定の確認操作を行わなかった場合に、RFID2を検出したか否かに応じて再度着信通知をしてほしいか否かをRFID検出時通常着信通知設定として設定しておく。このようにして、ユーザの意思に沿ってRFID検出時着信通知処理を行うことを可能にしている。
RFID検出時着信通知設定が有効になっていない場合には、以降の処理は特に行われず、処理を終了する。一方、RFID検出時着信通知設定が有効になっていると判断される場合には、ユーザにより確認処理が行われるか、又は記憶部20に記憶される数値である回数制限情報により示される所定回数が経過するまでの間、以降の処理を繰り返し行う(S206,S216)ことにより、RFID2が近づくごとに通知処理を行う。
そして中央プロセッサ部10は、記憶部20に記憶されている認証情報を確認し、記憶されている認証情報の数の分だけ、以下に説明するRFID_n検出処理を繰り返す(S210,S214)。ここでnは記憶されている認証情報に付与される通番である。ただし、繰り返しの際には、所定時間のウエイト処理(S208)を行う。このようにすることにより、中央プロセッサ部10の処理を軽減することができる。
RFID_n検出処理について、図6に示す、中央プロセッサ部10におけるRFID_n検出処理のフロー図を参照しながら説明する。同図に示すように、中央プロセッサ部10はRFID_nからの電波が受信されているか否かを確認する(S300)。すなわち、RFID2から送信される無線信号が受信できるか否かを確認するとともに、受信できる場合には、記憶されている認証情報(RFID_nを示すRFID識別情報)と同じ認証情報を含む無線信号を送信してくるRFID2からの電波が受信できているか否かを、RFID判定部12により行われる、認証情報を記憶しているメモリ21において記憶される認証情報と、認証情報取得部11により取得される認証情報と、が一致しているか否かについての判断結果により確認する。
そして、RFID_nからの電波が受信されていることが確認できれば(S302)、変数「受信履歴」の値が「無」となっているか否かを確認する(S312)。変数「受信履歴」は、記憶部20に上記メール未読情報又は不在着信情報が記憶されているか否かを示す情報であり、RFID_nごとに記憶されている。より具体的には、変数「受信履歴」の初期値は「無」であり、記憶部20に上記メール未読情報又は不在着信情報が記憶されたときに、中央プロセッサ部10が変数「受信履歴」を更新し、「有」を設定する。また、ユーザにより記憶部20に記憶されるメール未読情報又は不在着信情報の全てについて所定の確認処理が行われたときに、中央プロセッサ部10は変数「受信履歴」を更新し、「無」を設定する。
変数「受信履歴」の値が「無」となっていない場合には、ここで変数「受信履歴」の値を「無」に変更する(S314)。このようにすることにより、同じRFID_nが再度検出されても通知処理を行わないようにすることができる。また、変数「検出不能連続数」の値を0に設定する(S314)。本RFID_n検出処理においては後述するように、RFID_nからの電波が確認できるまで所定回数N回にわたり、RFID_nからの電波を確認する処理を行う。そこで、所定回数N回に達したことを確認するために、一時変数「検出不能連続数」を設けている。そして、後述するRFID検出時着信通知処理を行う(S318)。
一方、S312の処理において変数「受信履歴」の値が「無」となっている場合には、再度通知処理を行う必要がないので、RFID_n検出処理を終了する。そして、次のRFID_nについてのRFID_n検出処理を行う(S210,S212,S214)。ただし、行ったRFID_n検出処理が、記憶される認証情報のうち最後の認証情報についてのRFID_n検出処理であった場合には、S210乃至S214のループを抜け、所定時間ウエイトした後(S208)、再度RFID_n検出処理を行う。
S302の処理において、RFID_nからの電波が受信されていることが確認できなければ(S302)、変数「検出不能連続数」がNに達しているか否かを判断し(S308)、Nに達していればRFID_n検出処理を終了し、次のnについて、RFID_n検出処理を行う(S210)。一方、Nに達していなければ再度RFID_nからの電波を確認する処理を繰り返す(S300)。
以上のように、1つのRFID2についてN回まで電波の到来の有無を確認する処理を繰り返すことにより、確実にRFID2からの電波を確認するようにするとともに、N回で制限することにより、順に他のRFID2についても確認することができるようにしている。
次に、RFID検出時着信通知処理について説明する。図7は、中央プロセッサ部10におけるRFID検出時着信通知処理のフロー図である。同図に示すように、中央プロセッサ部10はまず、受信強度利用設定が有効になっているか否かについて確認する(S400)。受信強度利用設定とは、ユーザにより設定される情報であり、記憶部20に記憶されている。ユーザは、RFID検出時着信通知処理を行う場合に、RFID2から受信される無線信号の受信強度により示されるRFID2と携帯電話1の距離に応じて、通知処理を使い分けてほしいか否かを示す情報を受信強度利用設定として設定しておく。この受信強度利用設定には、RFID2と携帯電話1との間の距離に応じて、どの通知処理を行ってほしいか、についての情報が含まれる。そしてRFID検出時着信通知処理を行うときに、受信強度利用設定を確認して通知処理を行うことにより、ユーザの意思に沿って通知処理を行うことを可能にしている。
受信強度利用設定が有効となっていない場合には、中央プロセッサ部10は、後述する通知処理Cを行う(S412)。一方、受信強度利用設定が有効となっている場合には、RFID取得部61により取得されるRSSI情報を取得し、該RSSI情報について、所定の閾値に対する大小についての判断を行い、受信信号強度情報として取得する(S402)。そして、取得される受信信号強度情報によりRFID_nと携帯電話1との距離を算出する。この距離の算出方法について説明する。記憶部20には、所定の閾値と距離とが対応付けて記憶されている。ここでは、所定の閾値と50cmという距離が対応付けて記憶されており、RSSI情報が該所定の閾値を超えていれば距離は50cm以内、超えていなければ50cm以遠、というようにRFID_nと携帯電話1との距離を示すだいたいの距離情報を算出することにより、距離を算出している。なお、閾値が複数記憶されていれば、より細かく距離情報を算出することができる。
そして、距離情報が50cm以内であれば後述する通知処理A、距離情報が50cm以内であれば後述する通知処理B、というように、距離情報に応じて通知処理を異ならせることができる。
ここで、通知処理について説明する。通知処理は上述したように、バイブレーター34における振動処理、リンガー35における鳴動処理、LCD36における着信通知情報表示処理、スピーカ33における着信通知情報音声出力処理、などが挙げられる。上記通知処理A,通知処理B、通知処理Cは、これらを一つだけ使用するか、或いは組み合わせて使用するか、について異ならせた通知処理である。それぞれについて具体的にどのような通知処理を行うかについては、上述のように受信強度利用設定に設定される。ひとつの例としては、通知処理Aはバイブレーター34における振動処理のみ、通知処理Bはバイブレーター34における振動処理とリンガー35における鳴動処理の組み合わせ、通知処理Cはバイブレーター34における振動処理とリンガー35における鳴動処理とLCD36における着信通知情報表示処理との組み合わせ、というように設定される。
以上のようにすることにより、RFID2がどの程度近くにあるかに応じて情報を通知することが可能になる。つまり、RFID2から送信される電波の受信強度に応じて距離を算出し、該距離に応じて通知処理を異ならせることができる。
なお、例えば受信強度の変化に応じて、通知処理を異ならせてもよい。具体的には、中央プロセッサ部10は、RFID_n検出処理のS300の処理において受信強度をも取得することとし、取得した受信強度を記憶部20に記憶しておく。そしてRFID検出時着信通知処理において、受信強度の変化量が所定の閾値を超えているか否かを判断し、受信強度の変化量が所定の閾値を超えた場合の通知処理と、受信強度の変化量が所定の閾値を超えない場合の通知処理と、を異ならせることとしてもよい。
[実施形態2]
本発明の第2の実施形態に係る情報処理システム5について説明する。本実施の形態の情報処理システム5は、第1の実施形態におけるものとは主に中央プロセッサ部10等の構成が幾分異なり、これに基づいて、携帯電話1における動作が異なっている。
図8は、本実施形態に係る携帯電話1の構成図である。同図に示すように、本実施形態に係る携帯電話1は、実施形態1と同様に、中央プロセッサ部10、記憶部20、入出力部30、信号処理部40、セルラ送受信部50、RFID送受信部60を含んで構成されている。このうち、入出力部30、セルラ送受信部50、RFID送受信部60の構成及び処理については第1の実施形態におけるものと同様であるが、中央プロセッサ部10、記憶部20、信号処理部40における動作が第1の実施形態とは異なっている。
中央プロセッサ部10は、実施形態1と同様に、コンピュータである携帯電話1の中央処理装置であり、携帯電話1の各部を制御したり、通信に係る各種処理を行ったりする。本実施形態2では中央プロセッサ部10は、認証情報取得部11、RFID判定部12、通知処理部13、RFID登録部14に加え、基地局ID判定部15、基地局ID登録部16、をさらに含んで構成される。認証情報取得部11、RFID判定部12、RFID登録部14の処理は第1の実施形態と同様であり、通知処理部13は第1の実施形態において説明した処理のほか、携帯電話1が在圏する基地局装置識別番号に応じた通知処理を行う。
記憶部20も、実施形態1と同様メモリ21を含んで構成され、第1の実施形態で説明した各情報のほか、少なくとも一つの基地局装置識別番号を記憶する。基地局装置識別番号は基地局装置3ごとに一意に割り当てられる番号である。
信号処理部40も実施形態1と同様DSP41を含んで構成される処理装置である。信号処理部40は、第1の実施形態において行う処理に加え、基地局装置3から送信される制御信号などに含まれる基地局装置識別番号を抽出することにより取得し、基地局ID判定部15に出力する。このようにして、信号処理部40は、各基地局装置3から送信され、各基地局装置3に付与される基地局装置識別番号を含む基地局装置識別番号信号としての制御信号を受信する基地局装置識別番号信号受信手段として機能する。
基地局ID判定部15の処理について説明する。基地局ID判定部15は、基地局装置識別番号を記憶しているメモリ21において記憶される基地局装置識別番号と、信号処理部40により取得される基地局装置識別番号と、が一致しているか否かを判断する。このようにして、基地局ID判定部15は、受信される制御信号に含まれる基地局装置識別番号が、記憶部20により記憶されている基地局装置識別番号のいずれかと同一であるか否かを判断している。
次に、基地局ID登録部16について説明する。基地局ID登録部16は、基地局装置識別番号(基地局ID)をメモリ21に登録するための登録処理を行う。具体的には、キーIF37、通信ポート38又は信号処理部40から、基地局装置識別番号を取得し、取得された基地局装置識別番号をメモリ21に記憶させることにより登録する。キーIF37は、携帯電話1のユーザが基地局装置識別番号を登録するための所定のキー操作を行うことにより、基地局装置識別番号を所得する。通信ポート38は、接続される他の装置から基地局装置識別番号を登録するための、基地局装置識別番号を含む所定の登録信号を受信することにより、基地局装置識別番号を取得する。また信号処理部40は、上述のように、セルラ送受信部50が受信した基地局装置3からの無線信号に含まれる基地局装置識別番号を取得する。
ここで上記登録処理のうち、信号処理部40が基地局装置識別番号を取得することにより、基地局ID登録部16が基地局装置識別番号をメモリ21に記憶させる場合の処理について、処理のフロー図を参照しながら説明する。図9は、信号処理部40が基地局装置識別番号を取得することにより、基地局ID登録部16が基地局装置識別番号をメモリ21に記憶させる場合の登録処理のフロー図である。同図に示すように、まず携帯電話1のユーザがキーIF37において所定の登録操作を行う(S500)。すると、中央プロセッサ部10は、該登録操作を受け、信号処理部40において、基地局装置3からの無線信号に含まれる基地局装置識別番号を取得する基地局スキャン処理を行う(S501)。また、ユーザは登録操作を行うに際し、現在の場所(すなわち取得される基地局装置識別番号に対応する基地局装置3のエリア内)に関する場所情報を入力する(S502)。この場所情報は自宅,会社など、用意されたいくつかの選択肢の中から選択される情報である。さらにユーザは、入力した場所情報に対応する通知処理を入力する(S503)。この通知処理も、用意されたいくつかの選択肢の中から選択される情報である。具体的には、バイブレーター34における振動処理、リンガー35における鳴動処理、LCD36における着信通知情報表示処理、スピーカ33における着信通知情報音声出力処理、などの上述した処理の他、スピーカ33からのメールの自動読み上げ処理も挙げられる。メールの自動読み上げ処理とは、メール着信通知処理において、通知処理部13が記憶部20に記憶される着信メールの内容である文章を、機械音声により読み上げ、読み上げにより生ずる音声信号をスピーカ33から出力する処理である。
そして、基地局ID登録部16は、取得される基地局装置識別番号と、入力された場所情報と、を対応付けて記憶部20に記憶する。そしてさらに、場所情報と通知処理とを対応付けて記憶する。このようにして、記憶部20は少なくとも1つの基地局装置識別番号を記憶するとともに、基地局装置識別番号と対応付けて通知処理を記憶する。
そして通知処理部13は、基地局ID判定部15による、メモリ21において記憶される基地局装置識別番号と、信号処理部40により取得される基地局装置識別番号と、が一致しているか否かについての判断結果に応じて異なる通知処理を行う。この通知処理を、中央プロセッサ部10の処理のフロー図を参照しながら説明する。
図10は、中央プロセッサ部10の処理を示す処理フロー図である。同図に示される通知処理は、図7における通知処理のさらに詳細な処理内容を示している。すなわち、実施形態2は、図5乃至図7に示される処理のより詳細な内容についての実施形態である。同図に示すように、中央プロセッサ部10はまず在圏基地局装置を示す基地局装置識別番号である在圏基地局装置識別番号と、記憶部20に記憶される基地局装置識別番号とが一致するか否かを判断する(S600)。多数記憶されている場合には、一致しているものを選出する。なお在圏基地局装置とは、移動局装置としての携帯電話1が現に通信を行っている基地局装置3を意味している。そして、一致していた基地局装置識別番号に応じて処理を分岐し(S602)、それぞれで異なる通知処理を行う(S604−1乃至n)。このようにして、基地局装置識別番号に応じた通知処理を行うことを可能としている。なおS602の処理に置いて、基地局装置識別番号と対応付けて記憶される場所情報に応じて処理を分岐することとしてもよい。このようにすれば、場所情報に応じた通知処理を行うことができる。
以上のようにすることにより、在圏基地局装置に応じた通知処理の使い分けが可能になる。このようにすることにより、例えば会社ではメールを読み上げてほしくないが、家ではメールを読み上げて欲しい場合など、少なくとも基地局装置3のエリア単位で通知処理を異ならせるよう、通知処理を設定することが可能になる。また、基地局装置3の登録についても、ユーザは基地局装置3のエリア内でそのエリアに関する場所情報を登録する処理をすれば足りるので、簡易に基地局装置3の登録を行うことができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば上記実施の形態では携帯電話に本発明を適用した場合について説明したが、本発明は任意の情報処理装置に適用することができる。この場合には、RFIDなどの無線通信装置から受信される無線信号の受信強度に応じて異なる通知処理を、該情報処理装置が行う。
また、上記実施の形態では、変数「受信履歴」はRFID_nごとに記憶されていることとしたが、RFID_nごとに記憶されていなくてもよい。このような場合には、一度RFID検出時着信通知処理を行った後は、記憶部20に新たなメール未読情報又は不在着信情報が記憶されない限り、異なるRFIDが検出された場合にも通知処理を行わないようにすることができる。
本発明の実施の形態に係る情報処理システムの構成図である。 (a)本発明の実施の形態に係る携帯電話が着信待ち状態であるときの説明図である。(b)本発明の実施の形態に係る携帯電話が着信通知処理実施中状態であるときの説明図である。(c)本発明の実施の形態に係る携帯電話が再度着信通知処理実施中状態であるときの説明図である。 本発明の実施の形態に係る携帯電話の構成図である。 本発明の実施の形態に係る処理のフロー図である。 本発明の実施の形態に係る処理のフロー図である。 本発明の実施の形態に係る処理のフロー図である。 本発明の実施の形態に係る処理のフロー図である。 本発明の実施の形態に係る携帯電話の構成図である。 本発明の実施の形態に係る処理のフロー図である。 本発明の実施の形態に係る処理のフロー図である。
符号の説明
1 携帯電話、2 RFID、3 基地局装置、4 通信ネットワーク、5 情報処理システム、10 中央プロセッサ部、11 認証情報取得部、12 RFID判定部、13 通知処理部、14 RFID登録部、15 基地局ID判定部、16 基地局ID登録部、20 記憶部、21 メモリ、30 入出力部、31 CODEC、32 マイク、33 スピーカ、34 バイブレーター、35 リンガー、36 LCD、37 キーIF、38 通信ポート、40 信号処理部、41 DSP、50 セルラ送受信部、51 ADC/DAC、52 RF部、60 RFID送受信部、61 RSSI取得部、62 RFID用RF部

Claims (6)

  1. 予め記憶している認証情報を含む無線信号が所定の無線通信装置から受信された場合に、該受信される無線信号の受信強度に応じて、互いに異なる着信通知処理のいずれかを選択的に実行することを特徴とする携帯電話。
  2. 無線通信装置と通信する情報処理装置であって、
    前記無線通信装置に記憶される認証情報と同一の認証情報を、少なくとも一つ記憶する認証情報記憶手段と、
    情報を通知するための通知処理を行う通知処理手段と、
    前記無線通信装置から、前記認証情報の少なくとも一つを含む認証情報信号を受信する認証情報信号受信手段と、
    前記無線通信装置から受信される無線信号の受信強度を示す受信信号強度情報を取得する受信信号強度情報取得手段と、
    前記受信される認証情報信号に含まれる認証情報が、前記認証情報記憶手段に記憶されている認証情報のいずれかと同一であるか否かを判断する認証情報判断手段と、
    を含み、
    前記通知処理手段は、前記受信される認証情報信号に含まれる認証情報が、前記認証情報記憶手段に記憶されている認証情報のいずれかと同一であると判断される場合に、前記取得される受信信号強度情報により示される前記認証情報信号の受信強度に応じて、互いに異なる通知処理のいずれかを選択的に実行する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の情報処理装置において、
    前記通知処理手段は、他の情報処理装置から通信開始要求があり、かつ該通信開始要求に応じた所定の通信開始処理がなされていない場合に、前記通知処理を行う、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項2又は3に記載の情報処理装置において、
    前記通知処理手段は、他の情報処理装置により当該情報処理装置に対して情報が送信され、かつ該情報を当該情報処理装置のユーザが確認するための所定の確認処理が行われていない場合に、前記通知処理を行う、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれかに記載の情報処理装置において、
    当該情報処理装置は、他の情報処理装置と、それぞれ異なる基地局装置識別番号が付与される複数の基地局装置のうちの少なくとも一つを介して通信を行い、
    少なくとも一つの前記基地局装置識別番号を記憶する基地局装置識別番号記憶手段と、
    前記各基地局装置から送信され、該基地局装置に付与される基地局装置識別番号を含む基地局装置識別番号信号を受信する基地局装置識別番号信号受信手段と、
    前記受信される基地局装置識別番号信号に含まれる前記基地局装置識別番号が、前記基地局装置識別番号記憶手段に記憶されている基地局装置識別番号のいずれかと同一であるか否かを判断する基地局装置識別番号判断手段と、
    をさらに含み、
    前記通知処理手段は、前記基地局装置識別番号判断手段の判断結果に応じて互いに異なる前記通知処理のいずれかを選択的に実行する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 無線通信装置と通信する情報処理装置において情報を通知するための情報通知方法であって、
    情報を通知するための通知処理を行う通知処理ステップと、
    前記無線通信装置から、前記認証情報の少なくとも一つを含む認証情報信号を受信する認証情報信号受信ステップと、
    前記無線通信装置から受信される無線信号の受信強度を示す受信信号強度情報を取得する受信信号強度情報取得ステップと、
    前記受信される認証情報信号に含まれる認証情報が、前記無線通信装置に記憶される認証情報と同一の認証情報を少なくとも一つ記憶する認証情報記憶手段に記憶されている認証情報のいずれかと同一であるか否かを判断する認証情報判断ステップと、
    を含み、
    前記通知処理ステップにおいて、前記受信される認証情報信号に含まれる認証情報が、前記認証情報記憶手段に記憶されている認証情報のいずれかと同一であると判断される場合に、前記取得される受信信号強度情報により示される前記認証情報信号の受信強度に応じて、互いに異なる通知処理のいずれかを選択的に実行する、
    ことを特徴とする情報通知方法。
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