JP2006163985A - 出力管理システム設定方法、記憶媒体、およびプログラム - Google Patents

出力管理システム設定方法、記憶媒体、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 従来、代行印刷を行うためのバックアッププリンタの作成において、親プリンタを作成した後、そのバックアッププリンタとなる親プリンタと同機種のプリンタオブジェクトを作成するためにデバイスの検索、ポートの作成、プリンタオブジェクトの作成、プリンタオブジェクトの設定変更を1つ1つ行っていた。
【解決手段】 バックアッププリンタの作成において代行印刷の設定を行うプリンタオブジェクトを作成するために親プリンタに設定されている出力デバイスと同じデバイスをネットワーク上から探索し、探索したデバイスのIPアドレスを取得する。次に親プリンタの構成情報を複製し、その複製情報とネットワーク上で探索したデバイスのIPアドレスを基にバックアッププリンタを作成する。この設定処理を一連の処理として行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば、コンピュータネットワークを介して分散印刷サービスを提供するプリントサーバ装置(以下、単に「プリントサーバ」ともいう)や、パーソナルコンピュータ等の端末装置とプリンタを機器制御言語による双方向通信可能に接続して構成される分散及び印刷システム等を稼動させるのに必要な設定手続きに用いられる、印刷システム設定装置、印刷システム設定システム、印刷システム設定方法、それを実施するためのプログラムを記憶したコンピュータ読出可能な記憶媒体、及び当該プログラムに関するものである。
近年において、印刷品位の高いレーザービームプリンタが、低価格化の進展に伴って印刷そのものを業務としないオフィスでも一般的に使用されるようになってきた。またオフィスで利用されるコンピュータ機器のネットワーク化も近年非常に著しい。これらを背景に、一般オフィスにおいて複数のプリンタをネットワークに接続して使用するケースも珍しくなくなってきている。
このようなプリンタの使用形態が一般的になるにつれて、ネットワークに接続された複数のプリンタをいかに有効利用するかが新たな課題となってきている。
図10は、プリントサーバを用いたネットワークプリントシステム(印刷システム)1300の一般的な構成を示したものである。
ネットワークプリントシステム1300では、上記図10に示すように、まず、ローカルエリアネットワーク(LAN)1350,1360に対しては、不図示の様々な周辺機器が接続可能となっている。
開放型アーキテクチャを有するプリンタ1302は、共用プリンタとして、ネットワークインタフェース(NIC)1301を介してLAN1350に接続されている。
NIC1301は、例えば、“Ethernet(登録商標)”等のLAN1350に対して、“同軸コネクタ(10Base−2)”や“RJ−45コネクタ(10/100Base−T)”等により接続されている。
プリントサーバ1308は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)から構成され、ローカル接続された複数のプリンタ1309(1),1309(2),…や、遠隔地に設置されているプリンタ1302等に対して印刷処理を実行させる。
PC1303及びPC1304はそれぞれ、LAN1350に接続されており、ネットワークオペレーティングシステムの制御により、プリントサーバ1308と通信可能である。
したがって、例えば、任意のPC1303がプリンタ1302に対して印刷処理を実行させたい場合、PC1303は、自らNB1301を介してプリンタ1305と通信してプリンタ1302との間でプリントデータや制御情報等のやり取り行わなくとも、次のようにして、その作業をプリントサーバ1308に任せることができる。
例えば、先ず、PC1303は、自側のアプリケーションウェア等の起動により作成されたプリントジョブのデータを、プリンタ1302ではなくプリントサーバ1308に対して送信する。
プリントサーバ1308は、PC1303からのプリントジョブのデータを、ハードディスク等のローカルなデータ保存メモリ(不図示)に一時的に保持する。
プリントサーバ1308は、上記保存メモリを使用することで、複数のプリントジョブを受け付けることが可能であるため、上記保存メモリ内に複数のプリントジョブが処理待ち状態で保持されている場合、所定の方針に従って、次に処理すべきプリントジョブを決定する。
プリントサーバ1308は、次に処理すべきであると決定したプリントジョブのデータを上記保存メモリから読み出し、当該プリントジョブを、NB1301を介してプリンタ1302に対して、或いは任意のプリンタ1309(x)に対して送信する。
このとき、プリントサーバ1308は、必要に応じて、プリンタドライバにより、送信対象のプリントジョブのデータを、プリンタ1302又は1309(x)がサポートするページ記述言語(PDL)及び制御コマンドへと変換して送信する。
上述のようなPC1303,1304、及びプリントサーバ1308はそれぞれ、一般的なPCの構成により、データファイルの生成、当該データファイルのLAN1350への送信、LAN1350からのデータファイルの受信、及び当該データファイルの表示及び/又は処理を実行することが可能である。
例えば、PC1303,1304、及びプリントサーバ1308としては、ネットワークソフトウェアを実行するのに適切であるような、他のコンピュータ機器を適用可能である。さらに具体的には、UNIX(登録商標)のソフトウェアを使用し、UNIX(登録商標)ワークステーションをネットワークに含み、当該ワークステーションを、適切な状況下でPC1303,1304等と共に使用する。
ここで、LAN1320、LAN1350、及びLAN1360として使用している一般的なLANは、1つの建物内の1つの階又は連続した複数の階でのユーザグループ等の、比較的ローカルなユーザグループに対してサービスを提供する。
例えば、それぞれのユーザが他の建物や他県に居る場合等においては、あるユーザが他のユーザから離れるに従って、ワイドエリアネットワーク(WAN)を形成する。WANは、基本的には、いくつかのLANをサービス総合ディジタルネットワーク(ISDN)等の高速ディジタル回線で接続することにより形成された集合体である。
したがって、ネットワークプリントシステム1300では、上記図10に示すように、LAN1320、LAN1350、及びLAN1360を、モデム/トランスポンダ1330a,1330b及びバックボーン1340を介して接続することでWANを形成している。
LAN1360に対しては、必要に応じて、PC1311、PC1312、ネットワークディスク1314が接続されたファイルサーバ1313、及び複数のプリンタ1316(1),1316(2),…が接続されたプリントサーバ1315が接続される。
また、LAN1320に対しては、必要に応じて、PC1321及びPC1322が接続される。
LAN1320、LAN1350、及びLAN1360に接続されている機器は、WAN接続を介して、他のLANに接続された機器の機能にアクセスすることが可能である。
上述のようなネットワークプリントシステム1300において、プリントサーバ1308やプリントサーバ1315等のプリントサーバを設けることで、次のような主なるメリット(1)及び(2)が得られる。
(1)クライアントPCとしてのPC1303,1321,1322,1311,1312(以下、これらをまとめて単に「クライアントPC」とも言う)で実行する個々のプリンタに依存した処理を最小限にし、その分の負荷をプリントサーバに負わせることができる。これにより、例えば、クライアントPC側でユーザがドキュメントの印刷処理を行う際の当該クライアントPCの処理時間、すなわちユーザの待ち時間を短縮できる。
具体的には例えば、図11に示すように、クライアントPC1410の基本ソフト(OS)として、“Microsoft Windows(登録商標)(R)”(“Windows(登録商標)”)を使用し、クライアントPC1410が、プリントサーバ1420を介してプリンタ1430で印刷処理する場合、クライアントPC1410は、プリンタ1430が直接処理可能なプリンタ固有のデータファイル(当該プリンタ固有の制御コマンドを含むデータファイル)ではなく、プリンタ1430に依存しない中間的なファイル(中間ファイル)を生成し、当該中間ファイルをプリントサーバ1420に対して送信する。
プリントサーバ1420は、クライアントPC1410からの中間ファイルに基づいて、プリンタ1430固有のデータを生成し、当該データ(プリンタ依存コマンド)をプリンタ1430に対して送信する。
したがって、クライアントPC1420は、プリントサーバ1420を介すことで、プリンタ1430を用いた印刷のための処理を軽減することができる。
(2)付加価値のあるプリントジョブの処理が可能となる。
例えば、プリントジョブ毎に処理の優先順序を設定することで、複数のプリントジョブが同時に処理待ち状態となった場合に、プリントジョブが有する優先順序に基づき処理順序を決定することができる。したがって、緊急に印刷処理する必要のあるドキュメント等のプリントジョブを優先的に印刷することが可能となる。また、例えば、プリントサーバが、クライアントPCから受け取ったプリントジョブを送信しようとしたプリンタでエラーが発生していた場合、他のプリンタを代わりに選択して印刷処理させるという代行印刷サービス、或いは印刷時間短縮のために一つのプリントジョブを論理的に分割して複数のプリンタに並行して印刷処理させるという分散印刷サービス等の提供が可能となる。
ここで、上記の分散印刷サービスについて具体的に説明する。
例えば、ネットワークプリントシステム1300において、クライアントPC及びプリントサーバの基本ソフト(OS)として“Microsoft Windows(登録商標)(R)”(以下、単に“Windows(登録商標)”と略記する)を使用し、クライアントPCが、プリントサーバを介してプリンタで印刷処理するものとする。
先ず、システム管理者は、プリントサーバ上に一つまたは複数の論理プリンタを用意する。
一方、クライアントPC上に対しては、プリントサーバに用意された論理プリンタに対応する論理プリンタを作成しておく。
ここでの“論理プリンタ”とは、物理的なプリンタを“Windows(登録商標)”上でモデル化したものであり、例えば、ドキュメントデータをプリンタに送信すべきデータに変換する際に使用するプリンタドライバや、プリントジョブのデータの出力先等の様々な情報を管理しているオブジェクトである。
“Windows(登録商標)”が稼働するクライアントPCのユーザは、アプリケーションプログラムによる印刷を実行するとき、論理プリンタプリンタを指定して印刷実行の指示を出す。
これにより、クライアントPCで稼動している“Windows(登録商標)”は、アプリケーションプログラムから受け取った描画コマンドをEMF形式と呼ばれるデータ形式に変換する。“EMF形式”とは、“Windows(登録商標)”の“GDI”と呼ばれるデバイス(プリンタ等)に非依存なグラフィックスシステムの特徴を引き継いでおり、デバイスに依存するコマンドや情報を含まないデータ形式である。
そして、クライアントPC側の“Windows(登録商標)”は、EMF形式にデータ変換したプリントジョブデータをプリントサーバに対して転送する。
プリントサーバ側の“Windows(登録商標)”は、クライアントPCから受信したEMF形式のプリントジョブデータを、一旦ハードディスク等のメモリ上に保存し、その後、当該メモリからEMF形式のプリントジョブデータを読み出し、当該読出データを、印刷処理を実行しようとするプリンタのプリンタドライバを用いて、当該プリンタがサポートするページ記述言語(PDL)のデータ形式に変換する。
続いて、プリントサーバ側の“Windows(登録商標)”は、上記の変換後のプリントジョブデータを、ポートモニタと呼ばれるモジュール介してプリンタに対して送信する。
尚、このとき対象となるプリンタが、例えば、プリンタ1302の場合、ネットワークインタフェースであるNIC1301を介して、プリントジョブデータを送信することになる。
プリンタは、プリントサーバからプリントジョブデータ(PDL形式のプリントジョブデータ)を受け取り、PDLを解釈して印刷処理を実行する。
尚、ここでの印刷処理の詳細については、“Windows(登録商標)”の各バージョンについて発行されている「リソースキット」と呼ばれる出版物に譲る。
上述のような“Windows(登録商標)”を用いたネットワークプリントシステム1300(プリンティングシステム)の構造に着目し、サードパーティにより、以下に説明するような機能拡張が行われている。
まず、プリントサーバ側の“Windows(登録商標)”で作成されているプリントオブジェクトに対しては、物理的なプリンタにプリントジョブデータを転送するプログラムモジュールとして、ポートモニタモジュールが通常設定されるが、このポートモニタモジュールを、プリントサーバ上で動作する他のプリントサービスプログラムに渡すモジュールに置き換える。このモジュールは、プリントジョブデータをプリンタには送信せず、例えば、ハードディスク上にファイルとして保存すし、プリントサービスプログラムが、当該ファイルを読み出すことでプリントジョブデータを入手し、独自の処理を実行した後に、当該処理後のプリントジョブデータをプリンタに対して送信する、という機能を実施するモジュールである。
このような構成とすることで、プリントサービスプログラムは、“Windows(登録商標)”が持っていない機能を、プリントサーバの機能として付加することができる。
分散印刷サービスにおける分散印刷機能は、上記の機能拡張を利用したものである。“分散印刷機能”は、一つのプリントジョブを論理的に分割して複数の分割ジョブを生成し、これらの分割ジョブを複数のプリンタに振り分け、当該複数のプリンタに対して印刷処理を実行させる機能である。これにより、プリントジョブに要する時間を短縮することができる。
一つのプリントジョブを論理的に分割する方法としては、いくつかの方法を適用可能であるが、代表的な方法としては、印刷部数に基づき分割する方法や、印刷するドキュメントをページ方向に分割する方法等が挙げられる。
印刷部数に基づき分割する方法の場合、それぞれのプリンタで印刷する部数の全てを合計したものが、分割前のプリントジョブで指定された印刷部数に等しくなる。
一方、印刷するドキュメントをページ方向に分割する方法の場合、それぞれのプリンタで印刷するページ範囲の全てを寄せ集めたものが、分割前のプリントジョブで印刷するドキュメントのページ範囲全体に等しくなる。
分散印刷機能では、もとのプリントジョブを分割して複数のプリンタに対して割り振る際の、分割割合を予め決めて設定する必要がある。このときの分割割合の設定方法としては、例えば、分散印刷の対象となる複数のプリンタに対して、出力枚数が均等になるように設定する方法や、プリンタの印刷速度性能に応じて、印刷速度の速いプリンタの出力枚数がより多くなるように傾斜配分する方法等が挙げられる。
上述した2つのプリントジョブの分割方法は、本来異なる分割の概念に基づいており、これら両者を組み合わせることも原理的に可能である。
例えば、出力結果が1部当たり100枚となるドキュメントを10部印刷するプリントジョブについて、当該プリントジョブを4台のプリンタで印刷する場合、先ず、印刷部数がそれぞれ5部であるの2つのジョブに分割し、さらにこれらの2つのジョブを、1〜50枚目、及び51〜100枚目のジョブに分割し、この結果得られた4つのジョブ(分割ジョブ)を、4台のプリンタに対して割り当てる。
したがって、分散印刷機能におけるプリントジョブの分割割合の設定は、分割方法に応じて複数種類必要なことになる。
以上説明したようなネットワークプリントシステム1300で使用するプリンタとしては、次のようなプリンタが挙げられる。
・特許文献1等に記載されているような、代行印刷処理を実行したプリンタを検索する手間を省くことを目的としたプリンタ。
・特許文献2等に記載されているような、予め決定された機器の優先順位に従って代行印刷処理を実行するように構成されたプリンタ。
・さらに、プリンタのエラー発生時に、エラーが発生したプリンタに対応するアウトプットキューに登録されている未処理のファイル出力要求を他の正常なプリンタに対応するアウトプットキューに登録しなおして、出力先プリンタを変更するように構成されたプリンタ。
・分散印刷機能により割り当てられた分割ジョブの処理において、ステイプルや両面、複数ページを1枚にまとめる“N−Up”と呼ばれる属性を指定された場合に、最小分割単位を操作することにより想定外のステイプル結果や、両面、“N−Up”を防ぐことを目的としたプリンタ。
ところで以上の説明では、プリントサーバを複数のユーザが共有する使用形態を想定しているが、上述のような代行印刷機能のような付加価値印刷機能を提供するシステムを単一のエンドユーザが自分のマシン上で使用する形態も考えられる。
上記のプリントサーバを稼動させるためには、ソフトウェアを構成するモジュールをマシンにインストールするだけでなく、前にも述べたようにシステム管理者がプリントサーバマシン上に当該プリントサーバシステムで使用するための論理プリンタを作成する。また、付加価値印刷機能を持つシステムをエンドユーザのマシンで使用する場合にはそのエンドユーザ自身で論理プリンタの設定を行う。いずれの場合も、プリンタの種類やネットワーク上のアドレスなど、環境に応じて設定が必要になる。これはWindows(登録商標)では以下のような方法で行う。
まず、プリンタに送信するプリントデータを処理するためのポートモニタを作成する。これはプリントサーバに付属する設定ツールによって行う。設定ツールはユーザインタフェースを備え、ポートモニタの作成に必要な情報をユーザが入力する。この必要な情報としては少なくとも以下のものを含む。
・ プリンタの機種名
・ プリンタのネットワークインタフェースが持つ、ネットワークで一意に割り当てられたアドレス
・ プリンタへプリントデータを転送する方法とそれに必要な設定情報
・ 作成しようとしているポートモニタのインスタンス名
(さらにプリントサーバの持つ機能によっては、プリンタに関するより詳細な情報を必要とする場合もあるがここでは省略する。)
次に、プリンタドライバをインストールする。これはポートモニタの作成時に指定されたプリンタの機種名から適切なものを選択して行う。この時、所望のプリンタドライバがすでにインストールされているかどうかをまず調べ、インストールされている場合には改めてインストールすることはせず、インストールされていない場合にだけ実際にインストールを行う。
最後に、論理プリンタのインスタンスの作成を行う。論理プリンタのインスタンスを作成する時には、その属性として以下の情報を指定する。
・ ポートモニタのインスタンス名
・ プリンタドライバの名前
・ 作成しようとしている論理プリンタのインスタンス名
(ここでも、さらにプリントサーバの持つ機能によっては、論理プリンタに関するより詳細な情報を必要とする場合もあるがここでは省略する。)上記の属性を見ればわかるように、使用しようとしているプリンタに関する情報をもとに作成またはインストールしておいたポートモニタ、プリンタドライバを論理プリンタでは指定する。ここで注意すべき点は、Windows(登録商標)ではプリンタデバイスの情報は論理プリンタ自身の設定情報には直接的には含まれず、プリンタデバイスの情報は論理プリンタに割り当てられているポートモニタに分離して管理され、ポートモニタを介して関連付けられる構造になっている点である。従って、ある論理プリンタに割り当てられているポートモニタのインスタンスを他のポートモニタに置き換えても、置き換え後のポートモニタに設定されたプリンタの機種が当該論理プリンタに割り当てられているプリンタドライバが対応する機種である限り機構上問題はない。
特開平10−311568号公報 特開平11−167472号公報
従来、代行印刷を行うためのバックアッププリンタの作成において、親プリンタを作成した後、そのバックアッププリンタとなる親プリンタと同機種のプリンタオブジェクトを作成するためにデバイスの検索、ポートの作成、プリンタオブジェクトの作成、プリンタオブジェクトの設定変更を1つ1つ行っていた。このようにそれぞれの設定を1つ1つ行っていくのはユーザにとって負担になる。
この発明は、それぞれの設定を自動的に行うことによりユーザの代行印刷プリンタオブジェクトの作成・設定手順を簡略化する。
かかる目的下において、第1の発明は、ネットワーク上の出力デバイスとの通信を司る独自の通信制御手段を割り当てられた論理出力装置を利用する出力管理装置のための、前記論理出力装置の設定を行う出力管理装置設定装置であって、前記独自の通信制御手段のインスタンス(以下プリンタオブジェクトとも呼ぶ)を作成する手段と、そのプリンタオブジェクトに代行印刷する際にバックアップとして登録する同じドライバの設定を持つプリンタオブジェクト(以下バックアッププリンタとも呼ぶ)を作成する制御手段を有することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記代行印刷する際のバックアッププリンタの作成において代行印刷の設定を行うプリンタオブジェクト(以下親プリンタとも呼ぶ)の設定の複製情報を基にバックアッププリンタを作成する手段を有することを特徴とする。
第3の発明は、第1〜2の発明において、前記複製したバックアッププリンタを作成する際に親プリンタに設定されている出力デバイスと同じデバイスをネットワーク上から探索し、探索したデバイスのIPアドレスをこのバックアッププリンタに設定する手段を有することを特徴とする。
代行印刷を行うための親プリンタに対するバックアププリンタオブジェクトを設定する際に従来は、自動代行印刷のプリンタオブジェクトを設定し、その後そのプリンタオブジェクトに対するバックアププリンタオブジェクトを1つ1つ設定していた。しかし本発明では、ユーザがいちいちポート、プリンタオブジェクトを設定してからバックアププリンタを設定しなくても、親プリンタを複製するだけでバックアププリンタの登録まで行えるようになるため、バックアッププリンタの作成手順を簡略化できる。また、親プリンタのプリンタオブジェクトの設定をコピーできるため追加するたびに、デフォルトの設定を変更しなくてもよくなる。また、デバイス検索時に、冗長なIPアドレス群から、検索条件を考えなくてもよい。
また、2個目以降のバックアッププリンタの作成では、作成済みのプリンタオブジェクトのアドレスをバックアッププリンタとして対象外になるためこのプリンタは検索したデバイス一覧の範囲も狭まり、選択しやすくなる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
本発明は、例えば、図1に示すようなパーソナルコンピュータ(PC)100に適用される。
本実施の形態のPC100は、上記図10に示したようなネットワークプリントシステムのプリントサーバ、または付加価値印刷機能を有するプリントシステムをインストールしたユーザマシンにおける設定ツールとして適用可能である。例えば、プリントサーバの設定ツールとして適用した場合、プリントサーバ上の論理プリンタの作成を行う機能において実施することができる。特に、本実施の形態のPC100は、論理プリンタの作成を、当該プリントサーバソフトウェアあるいは付加価値印刷機能を有するプリントシステムをインストールする前にすでに設定済みであった汎用の論理プリンタが持つ設定情報を用いることにより、論理プリンタの作成にかかわる情報をユーザが入力する必要をなくすことで、利便性を高めることを目的としている。
以下、本実施の形態のPC100の構成及び動作について具体的に説明する。
<PC100のハード構成>
PC100は、上記図1に示すように、CPU101と、ROM102と、RAM103と、キーボード(KB)109のキーボードコントローラ(KBC)105と、表示部としてのCRTディスプレイ(CRT)110のCRTコントローラ(CRTC)106と、ハードディスク(HD)111及びフレキシブルディスク(FD)112のディスクコントローラ(DKC)107と、ネットワーク(LAN)200との接続のためのネットワークインターフェースコントローラ(NIC)108とが、システムバス104を介して互いに通信可能に接続された構成としている。
CPU101は、ROM102或いはHD111に記憶されたソフトウェア、或いはFD112により供給されるソフトウェア(プリントサーバプログラム等)を実行することで、システムバス104に接続された各構成部を総括的に制御する。
すなわち、CPU101は、所定の処理シーケンスに従った処理プログラムを、ROM102、或いはHD111、或いはFD112から読み出して実行することで、本実施の形態での動作を実現するための制御を行う。
RAM103は、CPU101の主メモリ或いはワークエリア等として機能する。
KBC105は、KB109や図示していないポインティングデバイス等からの指示入力を制御する。
CRTC106は、CRT110の表示を制御する。
DKC107は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及び本実施の形態における所定の処理プログラム等を記憶するHD111及びFD112とのアクセスを制御する。
NIC108は、LAN113上の装置或いはシステム(プリントサーバ、クライアントPC、及びプリンタ等)と双方向にデータをやりとりする。
HD111には、PC100を、プリントサーバとして機能させるためのプリントサーバプログラムおよび本発明を適用したプリントサーバ設定プログラム等が格納される。すなわち、HD111内の当該プログラムがCPU101から読み出され実行されることで、PC100はプリントサーバおよび本発明を適用したプリントサーバ設定プログラム等として機能する。
したがって、後述の全ての説明において、特に断りのない限り、実行の主体はハード上はCPU101となる。一方、ソフトウェア上の制御の主体は、HD111内に格納されたプリントサーバプログラム等のソフトウェアとなる。
本実施の形態では、PC100のOSとして、例えば、米マイクロソフト社製“Windows(登録商標)NT 4.0 Server(R)”を想定しているが、これに限るものではない。
尚、プリントサーバプログラムおよび本発明を適用したプリントサーバ設定プログラム等のソフトウェアの格納先は、HD111に限られることはなく、例えば、FD112やCD−ROM等の任意の記憶媒体を適用可能である。この場合、CPU101は、当該記憶媒体からプログラムを読み出してHD111にインストールする。
図2は、上記図1に示したPC100をプリントサーバとして稼動させた場合の、プリントサーバ上で実行するプリントサーバ設定プログラム(=200)の内部的なソフトウェアモジュール構成を具体的に示した図である。ここではプリントサーバ自体の構成の詳細は本発明の趣旨からははずれるため省略する。ただし、当該プリントサーバはWindows(登録商標)におけるポートモニタとして固有のものを割り当てた論理プリンタを使用することは留意する必要がある。
全体制御モジュール201はプリントサーバ設定プログラム200の内部処理の全体的な制御を司る。具体的には配下のプリンタデバイス情報収集モジュール202とバックアッププリンタ自動作成モジュール203に順次処理を行わせ、その結果として、当該プリントサーバ専用のバックアッププリン一つまたは複数個作成せしめる。
全体制御モジュール201はまずプリンタデバイス情報収集モジュール202を呼び出す。呼ばれたプリンタデバイス情報収集モジュール202は配下のネットワークプリンタデバイス探索モジュール205を呼び出す。ネットワークプリンタデバイス探索モジュール205はネットワーク上にSNMPプロトコルに則ったパケットのブロードキャストを行うことにより、ネットワークに接続されているプリンタデバイスの検索を行う。ブロードキャストに応答したプリンタデバイスから返されるパケットはそのデバイスの機種名、IPアドレスの情報を持っている。ネットワークプリンタデバイス探索モジュール205は全ての有効な応答パケットに含まれている機種名、IPアドレスの情報をプリンタデバイス情報収集モジュール202に返す。プリンタデバイス情報収集モジュール202は返された前記の情報を論理プリンタ情報記憶モジュール204に保存させる。
全体制御モジュール201は、プリンタデバイス情報収集モジュール202の処理が終わると、次に論理プリンタ自動作成モジュール203を呼び出す。バックアッププリンタ自動作成モジュール203は、論理プリンタ情報記憶モジュール204に格納された機種名とIPアドレスを読み出して以下の処理を行う。
まず読み出した機種名が親プリンタと同じ機種でないものの場合にはこの論理プリンタ情報を無視して次のエントリの機種名を取得する。(次のエントリが存在しなければ全体制御モジュール201に戻る。)親プリンタと同じ機種の場合は、探索結果をプリンタが複数ある場合は、デバイス選択UI表意モジュール208でユーザにバックアッププリンタに登録するプリンタを選択させる。バックアッププリンタ自動作成モジュール203は、論理プリンタ情報記憶モジュール204から取得したIPアドレスに加え、親プリンタのジョブ送信方式情報をプリントサーバ専用ポートモニタ作成モジュール206に渡す。プリントサーバ専用ポートモニタ作成モジュール208は、親プリンタの構成情報と前記のIPアドレス、ジョブ送信方式情報を用いてプリントサーバ専用のポートモニタを作成する。
バックアッププリンタ自動作成モジュール203は、上記で作成されたポートモニタと上記で取得した親プリンタに設定されているプリンタドライバ名を用いて論理プリンタを作成する。
図3は、本発明におけるバックアッププリンタ作成のフローである。
S301では、親プリンタに設定されているデバイス名を取得する。S302では、取得したデバイス名をキーにしてネットワーク上のデバイスを探索する。S303、S304で探索した結果デバイスが1以上見つかったどうかを確認する。2台以上親プリンタと同じデバイスが見つかった場合は、S305でユーザに対しデバイス選択UIを表示する。次にS306で親プリンタのプリンタオブジェクト、ポートの設定を複製し、取得したデバイスのIPアドレスを設定複製したプリンタオブジェクトのポートに設定する。複製したプリンタをバックアププリンタとして登録プリンタのプリンタオブジェクトに設定する。
本発明を適用したパーソナルコンピュータ(PC)の構成を示すブロック図である。 本発明を適用したプリントサーバ設定プログラムのモジュール構成を示すブロック図である。 本発明を適用したプリントサーバ設定プログラムにおける、バックアッププリンタ作成手順を示すフローチャートである。 本発明を適用したパーソナルコンピュータ(PC)やプリンタのネットワーク上の配置を示したブロック図である。

Claims (3)

  1. ネットワーク上の出力デバイスとの通信を司る独自の通信制御手段を割り当てられた論理出力装置を利用する出力管理装置のための、前記論理出力装置の設定を行う出力管理装置設定装置であって、前記独自の通信制御手段のインスタンス(以下プリンタオブジェクトとも呼ぶ)を作成する手段と、そのプリンタオブジェクトに代行印刷する際にバックアップとして登録する同じドライバの設定を持つプリンタオブジェクト(以下バックアッププリンタとも呼ぶ)を作成する制御手段を有することを特徴とする出力管理装置設定装置。
  2. 請求項1に記載の出力管理装置設定装置であって、前記代行印刷する際のバックアッププリンタの作成において代行印刷の設定を行うプリンタオブジェクト(以下親プリンタとも呼ぶ)の設定の複製情報を基にバックアッププリンタを作成する手段を有することを特徴とする出力管理装置設定装置。
  3. 請求項1〜2に記載の出力管理装置設定装置であって、前記複製したバックアッププリンタを作成する際に親プリンタに設定されている出力デバイスと同じデバイスをネットワーク上から探索し、探索したデバイスのIPアドレスをこのバックアッププリンタに設定する手段を有することを特徴とする出力管理装置設定装置。
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