JP2006163845A - 自動販売機 - Google Patents

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祥三 久保
Shinji Hayashi
信二 林
Toshimasa Kurihara
俊雅 栗原
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Abstract

【課題】 自動販売機の設置環境や、対象となる利用客の多さなどの環境に適した制御を行うことのできる自動販売機を提供する。
【解決手段】 周囲の環境における音を検知する音量検知手段6を設け、制御部7は音量検知手段6により検知した音量が大きい場合には、自動販売機の音発生手段5から発生する音の音量が大きくなるように制御する一方、検知した音量が小さい場合には、自動販売機の音発生手段5から発生する音の音量が小さくなるように制御する。この構成により、周囲の環境下での騒音などの音量が大きい場合でも、自動販売機から発する警告音や操作案内、確認音などの音を利用者が聞き易い音量で利用者に伝えることができる。また、周囲の音量が小さい環境でも、音量が大きすぎて周囲の迷惑となることを防止できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は自動販売機に関する。
自動販売機においては、売切ボタンが誤って利用客により押されると、警告音を発生する構成が、特許文献1などに開示されているように、すでに知られている。また、特許文献2、3などには、音声発生手段や音声データ記憶手段を備え、操作手順の案内を音声を用いて説明する構成のものが開示されており、さらに、カードを使用可能な自動販売機において、カードが挿入された際にカードを挿入されたことを確認したことを意味する音を発生するものも既に実用化されている。
これらの場合に、この種の自動販売機における音の大きさは、予め所定値に設定されていたり、管理者や係員が調整したりしている。
特開平10−149481号公報 実願昭56−24749号(実開昭57−140473号)のマイクロフィルム 実願昭55−144237号(実開昭57−69064号)のマイクロフィルム
しかしながら、自動販売機はその設置環境がばらばらであるので、予め設定された音量のままでは、実際の設置環境において、音量が小さすぎて音が聞こえ難かったり、音量が大きすぎて周囲の迷惑となったりするおそれがある。上述したように、管理者や係員が音量を調整することで、幾分は設置環境に応じた音量に調整することが可能であるが、設置箇所の環境は時間や状況により変化するので、これに対応すべく管理者や係員が頻繁に出向いて音量調節をすることも考えられるが、この場合は多くの手間や時間がかかるので、現実的ではない。
また、1日のうちの時間帯に応じて、昼間は大きな音量に設定し、夜間は小さな音量に設定することも考えられるが、この構成によっても、設置場所に関わる環境の違いに十分には対応できないとともに、設置場所の環境が長期的に変化した場合にも対応できない。
さらに、その時の環境に応じきれない点で同様に不具合を発生する制御事例として、以下のような場合もある。
1例として、照明装置の調光を行うことが可能な自動販売機においては、タイマーによる時間データに応じて、基本的に夜間には照明装置を点灯させるが、例えば深夜には照明装置の明るさを低めにしたり、消灯したりするなどして、節電するように図られている。しかし、例えば、深夜でも利用対象となる客が近くに多数いる場合があり、この場合には、照明装置の明るさが低め、または消灯されているために、自動販売機が目立たなかったり、販売動作が行われていないと勘違いされたりして、販売促進の機会を逃してしまうことがある。
また、他の例として、自動販売機内部における商品を良好に調温(冷却および加熱)できる収納領域を一部だけに制限する省エネルギーモードを設定可能に構成して、使用電力量の低減を図ったいわゆる省エネルギーに対応可能な(省エネルギーモードを有する)自動販売機において、タイマーによる時間データに応じて夜間に省エネルギーモードに制御することが行われている。しかし、この種の自動販売機においては、省エネルギーモードの時間帯に予測販売量を越える多くの商品が売れた場合に、良好には調温されていない商品が販売されてしまうおそれがある。
これらのように、従来の自動販売機においては、設置環境や、対象となる利用客の多さなどの環境に適した制御を行うことができなかった。
本発明は上記課題を解決するもので、設置環境や、対象となる利用客の多さなどの環境に、適した制御を行うことのできる自動販売機を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明の請求項1記載の自動販売機は、一日のうちの周囲の環境を定期的に検知する周囲環境検知手段と、この周囲環境検知手段により検知した情報に基づき、利用対象人数の大小を推測して、販売制御条件を変更する制御手段とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、周囲環境検知手段により定期的に周囲環境が検知されて、周囲環境検知手段により検知した情報に基づき、利用対象人数の大小が推測されて販売制御条件を変更されるので、周囲環境と大きく異なるために発生する不具合を改善することが可能となるとともに、利用対象人数の大小に応じた販売制御条件に変更して、販売量を増加できる可能性を高めることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の自動販売機において、音発生手段を備え、周囲環境検知手段として、周囲の環境の音量を検知する音量検知手段を設け、制御手段は音発生手段を、検知した音量が大きい場合に、自動販売機から発生する音の音量が大きくなるように制御し、検知した音量が小さい場合に、自動販売機から発生する音の音量が小さくなるように制御することを特徴とする。
この構成によれば、周囲の環境の音量が大きい場合には、自動販売機から発生する音の大きさを大きくすることで、自動販売機から発する警告音や操作案内、確認音などの音を利用者が聞き易い音量で利用者に伝えることができる。また、周囲の音量が小さい環境では、自動販売機から発生する音の大きさを小さくすることで、音量が大きすぎて周囲の迷惑となることを最小限に抑えることができる。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の自動販売機において、音発生手段を備え、周囲環境検知手段として、自動販売機設置箇所の光量を検知する光量検知手段を設け、制御手段は、検知した光量が大きい場合に、自動販売機から発生する音の音量が大きくなるように音発生手段を制御することを特徴とする。
この構成によれば、周囲の環境が明るい場合には、自動販売機から発生する音の大きさを大きくすることで、利用者が多い可能性が高い、明るい環境において、自動販売機から発する警告音や操作案内、確認音などの音を利用者が聞き易い音量で利用者に伝えることができる。また、利用者が少ない可能性が高い、暗い環境において、自動販売機から発生する音の大きさを小さくすることで、音量が大きすぎて周囲の迷惑となることを防止できる。
また、この場合に、光量検知手段を、照明装置の照明状態を制御するために用いられている光センサと兼用することで、製造コストの上昇を抑えることができる。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の自動販売機において、照明状態を調整できる照明装置と、周囲の環境の音量を検知する環境検知手段としての音量検知手段とを備え、照明状態を明るくする通常販売モードと照明量を低減させるまたは消灯する省エネルギーモードとに切り換え可能に構成され、制御手段は、省エネルギーモードの状態において、音量検知手段にて周囲の音量が大きいことを検知した場合に、省エネルギーモードから通常販売モードに切り換えて照明装置の照明状態が明るくなるように制御することを特徴とする。
この構成によれば、自動販売機の周囲に利用対象となる客が近くに多数集まっている場合などに周囲の環境の音量が大きいことを検知した際には、照明装置の照明状態が明るくなるように制御されるので、これにより、この自動販売機が目立ち易くなり、販売促進の機会を良好に得ることができる。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の自動販売機において、収納領域に対して調温する調温手段と、周囲の環境の音量を検知する環境検知手段としての音量検知手段とを備え、全ての収納領域に対して調温する通常販売モードと、先に払い出す側の収納領域に対して調温する省エネルギーモードとに切り換え可能に構成され、制御手段は、省エネルギーモードの状態において、音量検知手段にて周囲の音量が大きいことを検知した場合に、省エネルギーモードから通常販売モードに切り換えることを特徴とする。
この構成によれば、自動販売機の周囲に利用対象となる客が近くに多数集まっている場合などに周囲の環境の音量が大きいことを検知した際には、全ての収納領域に対して調温する通常販売モードに切り換えられるように制御されるので、これにより、予測販売量を越える多くの商品が売れた場合でも、販売商品の温度を良好な温度に近づけることができる。
請求項7記載の発明は、請求項1記載の自動販売機において、照明状態を調整できる照明装置と、収納領域に対して調温する調温手段と、周囲の環境の音量を検知する環境検知手段としての音量検知手段とを備え、照明状態を明るくするとともに全ての収納領域に対して調温する通常販売モードと、照明量を低減させるまたは消灯するとともに先に払い出す側の収納領域に対して調温する省エネルギーモードとに切り換え可能に構成され、制御手段は、省エネルギーモードの状態において、前記音量検知手段により周囲の音量が大きいことを検知した場合に、省エネルギーモードを解除して通常販売モードに切り換えるように制御することを特徴とする。
この構成によれば、自動販売機の周囲に利用対象となる客が近くに多数集まっている場合などに周囲の環境の音量が大きいことを検知した際には、照明装置の照明状態が明るくなるように制御されるとともに、全ての収納領域に対して調温する通常販売モードに切り換えられるように制御されるので、これにより、この自動販売機が目立ち易くなり、販売促進の機会を良好に得ることができ、また、予測販売量を越える多くの商品が売れた場合でも、販売商品の温度を良好な温度に近づけることができる。
請求項8記載の発明は、請求項5〜7の何れか1項に記載の自動販売機において、音発生手段を備え、周囲環境検知手段として、音量検知手段に加えて、自動販売機設置箇所の光量を検知する光量検知手段を設け、制御手段は、省エネルギーモードの状態において、音量検知手段により周囲の音量が大きいことを検知し、かつ、光量検知手段で自動販売機設置箇所の光量が大きいことを検知した場合に、省エネルギーモードから通常販売モードに切り換えるとともに自動販売機から発生する音の音量が大きくなるように制御することを特徴とする。
この構成によれば、省エネルギーモードの状態であっても、音量検知手段により周囲の音量が大きいことを検知し、かつ、光量検知手段で自動販売機設置箇所の光量が大きいことを検知した場合には、省エネルギーモードから通常販売モードに切り換えられて、積極的な販売動作を行うように制御され、販売量を増加できる可能性を一層高めることができ、また、自動販売機から発する警告音や操作案内、確認音などの音を利用者が聞き易い音量で利用者に伝えることができる。
以上のように本発明によれば、一日のうちの周囲の環境を定期的に検知する周囲環境検知手段と、この周囲環境検知手段により検知した情報に基づき、利用対象人数の大小を推測して、販売制御条件を変更する制御手段とを備えたことにより、周囲環境と大きく異なるために発生する不具合を改善することが可能となるとともに、販売状態を改善したり、販売促進を行ったりすることができる。
また、音量検知手段により周囲の環境の音量が大きいことを検知した場合に、自動販売機から発生する音の音量が大きくなるようにすることにより、自動販売機から発する警告音や操作案内、確認音などの音を利用者が聞き易い音量で利用者に伝えることができ、利用者に対する利便性を向上させることができる。また、周囲の音量が小さい環境では、自動販売機から発生する音の大きさを小さくすることで、音量が大きすぎて周囲の迷惑となることを防止できる。
また、光量検知手段により、自動販売機設置箇所の光量が大きいことを検知した場合に、自動販売機から発生する音の音量が大きくなるようにすることにより、利用者が多い可能性が高い、明るい環境において、自動販売機から発する警告音や操作案内、確認音などの音を利用者が聞き易い音量で利用者に伝えることができる。また、利用者が少ない可能性が高い、暗い環境において、自動販売機から発生する音の大きさを小さくすることで、音量が大きすぎて周囲の迷惑となることを防止できる。
また、自動販売機が、照明状態を明るくしたり、全ての収納領域に対して調温したりする通常販売モードと、照明量を低減させ、または消灯したり、先に払い出す側の収納領域に対して調温したりする省エネルギーモードとに切り換え可能に構成され、周囲環境検知手段として、周囲の環境の音量を検知する音量検知手段を設け、制御手段は、省エネルギーモードの状態において、前記音量検知手段により周囲の音量が大きいことを検知した場合に、省エネルギーモードを解除して通常販売モードに切り換えるように制御することにより、自動販売機の周囲に利用対象となる客が近くに多数集まるなどして周囲の環境の音量が大きいことを検知した際には、省エネルギーモードが解除されて、照明装置の照明状態を明るくなるので、自動販売機が目立ち易くなり、販売促進の機会を良好に得ることができ、また、全ての収納領域に対して調温されるように変更されるので、予測販売量を越える多くの商品が売れた場合でも、販売商品の温度を良好な温度に近づけることができ、この結果、販売量を増加できる可能性を一層高めることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る自動販売機を図面に基づき説明する。
図1、図2に示すように、この自動販売機には、複数の商品見本1や商品選択ボタン2、商品棚3などが設けられている外扉4に、音声を出力するスピーカや圧電素子等の音発生手段5と、周囲の環境における音を検知するマイクや音圧センサ等からなる周囲環境検知手段の1例としての音量検知手段6とが設けられている。また、自動販売機の内部には、自動販売機の各部を制御する制御部7と、各種のデータが記憶されている記憶部8とが備えられており、記憶部8には、各種の設定用データに加えて、音発生手段5で出力する言葉、例えば「いらっしゃいませ」、「購入商品のボタンを押して下さい」、「ありがとうございました」等の音声データも記憶している。
周囲環境検知手段としての音量検知手段6は周囲の環境における音を検知し、その音量のデータを制御部7に出力する。制御部7は、所定周期(例えば10分間)における平均の音量レベル(音圧レベル)を判定し、自動販売機から警報音や確認音、操作手順の案内音声などを出力する場合には、利用対象となる人が多い可能性が高いと判断(推測)するとともに、周囲環境の平均音量レベルよりも大きい音量レベルで音を出力する。例えば、測定した周囲環境の平均音量レベルよりも3〜6db大きな音圧で音を出力する。また、記憶部8に、周囲環境の平均音量レベルと自動販売機から出力する音量レベルとの値のテーブルを記憶させておき、このテーブル情報に基づき、音を出力するように構成してもよい。
また、警報音、確認音、操作手順の案内音声との3種類の音を出力する場合に、全ての音が、測定した周囲環境の平均音量レベルより大きな音圧で音を出力するように構成するとともに、例えば、警報音が最も大きな音圧となり、確認音が最も小さな音圧となり、操作手順の案内音声がこれらの中間の音圧となるように制御してもよい。
なお、さらに図2に示すようにタイマー9を備えるとともに、そのタイマー9から1日のうちの時間帯情報を取得し、例えば、日中ならば、周囲環境の平均音量レベルよりも大きくする音発生手段5による音圧の差が大きめになるように制御し、深夜ならば、周囲環境の平均音量レベルよりも大きくする音圧の差が小さめになるように制御してもよい。
なお、音発生手段5から音を発生させた際や、商品を払い出した時に生じた音などの、自動販売機自体から発生した音に関するデータを、音量検知手段6により測定したデータから除外して、周囲環境を判定してもよい。
この構成によれば、音量検知手段6により周囲の環境の音量が大きいことを検知した場合に、自動販売機から発生する音の音量が大きくなるようにすることにより、自動販売機から発する警告音や操作案内、確認音などの音を利用者などが聞き易い音量で利用者などに確実に伝えることができ、利用者などに対する利便性を向上させることができる。
また、周囲の音量が小さい環境では、自動販売機から発生する音の大きさを小さくすることで、音量が大きすぎて周囲の迷惑となることを防止できる。
そして、このように、適した音量に自動的に調整されるので、管理者や係員が音量を調整しなくても済み、手間もかからない。
なお、上記実施の形態においては、自動販売機から、警告音や操作案内、確認音などの音を発生する場合を述べたが、これらの一部のみの音を発生する構成の自動販売機にも適用できることはもちろんである。
また、図3は本発明の他の実施の形態にかかる自動販売機の概略的なブロック図で、この自動販売機においては、複数の商品見本1や商品選択ボタン2、商品棚3などを照明する照明装置11と、周囲の明るさを検知する光量検知手段(周囲環境検知手段の他の例)としての光センサ(いわゆるデイライトセンサ)12とが設けられ、前記光センサ12により、周囲が暗くなった際に、前記照明装置11を点灯させるよう構成されている。さらに、制御部7は、この光センサ12で検知した光量が大きい場合に、音発生手段5から発生する音の音量が大きくなるように音発生手段5を制御する。
この構成によれば、光センサ12により周囲の明るさを測定し、明るい環境である場合には、利用対象となる人が多い可能性が高いと判断するとともに、自動販売機の音発生手段5から発生する音の大きさを大きくすることで、利用者が多い可能性が高い、明るい環境において、自動販売機から発する警告音や操作案内、確認音などの音を利用者が聞き易い音量で利用者に伝えることができる。また、利用者が少ない可能性が高い、暗い環境において、自動販売機から発生する音の大きさを小さくすることで、音量が大きすぎて周囲の迷惑となることを最小限に抑えることができる。
また、この場合に、照明装置の照明状態を制御するための光センサ12を、音を制御するための光センサ12としても兼用したので、それぞれ別個に光センサ12を設けなくて済み、製造コストの上昇を抑えることができる。
さらに、図4は本発明のその他の実施の形態にかかる自動販売機の概略的なブロック図である。この自動販売機においては、自動販売機が通常販売モードと省エネルギーモード(省エネモードと略す)とに切り換え可能に構成され、周囲環境検知手段として、周囲の環境の音量を検知する音量検知手段6が設けられている。
省エネモードの具体構成としては、タイマー9や、照明状態を調整できる照明装置11を備え、例えば、日中などには、通常販売モードに設定される一方、深夜など、予め設定された時間帯などに応じて、省エネモードに切り換えられるようになっており、通常販売モードでは、照明装置11が明るい状態に維持される一方、省エネモードに切り換えられた際には、自動販売機が蛍光灯などの照明装置11の照明量を低減させたり消灯させたりして、消費する電気量を少なめに抑えるようになっている。
また、冷凍サイクルからなる冷却装置13や、加熱ヒータなどからなる加熱装置14が備えられているとともに、これらの調温した空気を送風ファン15により送ったり、送風方向や、吸入方向を変更する風周りダクト16などが設けられており、断熱された商品収納部の商品を調温するようになっている。そして、通常販売モードでは、商品収納部全体の領域を調温するようになっている一方、深夜など、予め設定された時間帯などに応じて、省エネモードに切り換えられた際には、前記送風ファン15の風量を調整したり、風周りダクト16を切り換えたりするなどして、商品収納部における、商品払出部に近い領域を主として調温し(ゾーン調温と称す)、消費する電気量を少なめに抑えるようになっている。
しかしながら、制御部7は、省エネモードの時間帯であった場合でも、図5に示すように、音量検知手段6により検知した音に基づき、まず、音の発生周期が設定範囲内(例えば5分以内)であるかどうかを判定し(ステップS1)、音の発生周期が設定範囲内である場合、すなわち、頻繁に音の発生を検出した場合には、ステップS2に進んで、検出した音の音量(または、所定時間で検出した音量の平均値でもよい)が、所定音量以上であるかどうかを判定する。そして、周囲の環境の音量が所定音量よりも大きい場合には、ステップS3に進んで、前記省エネモードを解除して通常販売モードに切り換える(照明装置11の照明量を増加させ、より明るくなるように点灯させ、また、前記ゾーン調温を解除し、商品収納部全体の領域を調温するようにして、冷却、加温量を増加させる)ようになっている。
この構成によれば、自動販売機の周囲に利用対象となる客が近くに多数集まることが増えるなどして、周囲の環境の音量が大きくなることが、比較的頻繁にあることを検知した際には、照明装置の照明状態が明るくなるように制御され、また、同時に、ゾーン調温制御が解除される。これにより、利用対象となる客が近くに多数集まった際などに、この自動販売機が目立ち易くなり、販売促進の機会を良好に得ることができる。また、ゾーン調温制御が解除されることで、予測販売量を越える多くの商品が売れた場合でも、商品の温度を良好な温度に近づけることができ、利用客に適温に近い商品を販売できる。
また、図6は本発明のさらに他の実施の形態にかかる自動販売機の概略的なブロック図である。この自動販売機においては、音発生手段5を備えているとともに、自動販売機が上記実施の形態と同様に、通常販売モードと省エネとに切り換え可能に構成されている。また、周囲環境検知手段として、周囲の環境の音量を検知する音量検知手段6と、周囲の明るさを検知する光量検知手段としての光センサ(いわゆるデイライトセンサ)12との両者が設けられている。
そして、制御部7は、図7に示すように、音量検知手段6により検知した音に基づき、まず、音の発生周期が設定範囲内(例えば5分以内)であるかどうかを判定し(ステップS11)、音の発生周期が設定範囲内である場合、すなわち、頻繁に音の発生を検出した場合には、ステップS12に進んで、検出した音の音量(または、所定時間で検出した音量の平均値でもよい)が、所定音量以上であるかどうかを判定し、さらに、周囲の環境の音量が所定音量よりも大きい場合には、ステップS13に進んで、光センサ12から周囲の明るさ情報を入力する。そして、明るい環境である場合には、ステップS14に進んで、利用対象となる人が多い可能性が高いと判断するとともに、通常販売モードとし、かつ自動販売機の音発生手段5から発生する音の大きさを大きくすることで、利用者が多い可能性が高い、明るい環境において、通常販売(照明装置11が明るく、収納領域全体を調温する)を行って、販売促進の機会を良好に得るように図るとともに、自動販売機から発する警告音や操作案内、確認音などの音を利用者が聞き易い音量で利用者に伝えることができる。
一方、ステップS11において、音の発生周期が設定範囲内(例えば5分以内)であり、ステップS12において、検出した音の音量が所定音量以上であるにもかかわらず、周囲が暗い場合には、ステップS15に進んで、係員が予め設定したモードとなる。すなわち、盗難などが多い環境においては、盗難などを目的として、深夜に多人数が集まっていると想定して、自動販売機が目立たないように、省エネモードとしたり、販売停止状態とする。また、盗難などが少なく、深夜などでも利用客が多い環境においては、深夜であるにもかかわらず多人数の利用客がいると想定して、通常販売モードに切り換える。これにより、盗難の発生を最小限に抑えたり、販売促進の機会を増やしたりすることができる。なお、何れの場合にも、自動販売機から発する警告音や操作案内、確認音などの音を利用者が聞き易い大きめの音量とすることで、利用者に対しても便利である。
また、音の発生周期が設定範囲内でない場合、すなわち、音の発生が少ない場合や、検出した音の音量が、所定音量以下である場合には、利用客が少ない可能性が高いと判断して省エネモード(例えば、照明装置11の照明量を低めにするとともに、収納領域の一部だけを調温する)にし、また、自動販売機から発生する音の大きさを小さくする(ステップS16)。これにより、使用電気代を少なめに抑えることができるとともに、自動販売機から発生する音の大きさを小さくすることで、音量が大きすぎて周囲の迷惑となることを最小限に抑えることができる。
本発明の実施の形態にかかる自動販売機の全体斜視図である。 同自動販売機の要部を示すブロック図である。 本発明の他の自動販売機の要部を示すブロック図である。 本発明のその他の自動販売機の要部を示すブロック図である。 同自動販売機の制御動作を示すフローチャートである。 本発明のさらに他の自動販売機の要部を示すブロック図である。 同自動販売機の制御動作を示すフローチャートである。
符号の説明
4 外扉
5 音発生手段
6 音量検知手段(周囲環境検知手段)
7 制御部
8 記憶部
9 タイマー
11 照明装置
12 光センサ(光量検知手段、周囲環境検知手段)
13 冷却装置
14 加熱装置
15 送風ファン
16 風周りダクト

Claims (8)

  1. 一日のうちの周囲の環境を定期的に検知する周囲環境検知手段と、この周囲環境検知手段により検知した情報に基づき、利用対象人数の大小を推測して販売制御条件を変更する制御手段とを備えた自動販売機。
  2. 音発生手段を備え、周囲環境検知手段として、周囲の環境の音量を検知する音量検知手段を設け、制御手段は音発生手段を、検知した音量が大きい場合に、自動販売機から発生する音の音量が大きくなるように制御し、検知した音量が小さい場合に、自動販売機から発生する音の音量が小さくなるように制御する請求項1記載の自動販売機。
  3. 音発生手段を備え、周囲環境検知手段として、自動販売機設置箇所の光量を検知する光量検知手段を設け、制御手段は、検知した光量が大きい場合に、自動販売機から発生する音の音量が大きくなるように音発生手段を制御する請求項1記載の自動販売機。
  4. 光量検知手段が、照明装置の照明状態を制御するために用いられている光センサと兼用されている請求項3記載の自動販売機。
  5. 照明状態を調整できる照明装置と、周囲の環境の音量を検知する環境検知手段としての音量検知手段とを備え、照明状態を明るくする通常販売モードと照明量を低減させるまたは消灯する省エネルギーモードとに切り換え可能に構成され、制御手段は、省エネルギーモードの状態において、音量検知手段にて周囲の音量が大きいことを検知した場合に、省エネルギーモードから通常販売モードに切り換えて照明装置の照明状態が明るくなるように制御する請求項1記載の自動販売機。
  6. 収納領域に対して調温する調温手段と、周囲の環境の音量を検知する環境検知手段としての音量検知手段とを備え、全ての収納領域に対して調温する通常販売モードと、先に払い出す側の収納領域に対して調温する省エネルギーモードとに切り換え可能に構成され、制御手段は、省エネルギーモードの状態において、音量検知手段にて周囲の音量が大きいことを検知した場合に、省エネルギーモードから通常販売モードに切り換える請求項1記載の自動販売機。
  7. 照明状態を調整できる照明装置と、収納領域に対して調温する調温手段と、周囲の環境の音量を検知する環境検知手段としての音量検知手段とを備え、照明状態を明るくするとともに全ての収納領域に対して調温する通常販売モードと、照明量を低減させるまたは消灯するとともに先に払い出す側の収納領域に対して調温する省エネルギーモードとに切り換え可能に構成され、制御手段は、省エネルギーモードの状態において、前記音量検知手段により周囲の音量が大きいことを検知した場合に、省エネルギーモードを解除して通常販売モードに切り換えるように制御する請求項1記載の自動販売機。
  8. 音発生手段を備え、周囲環境検知手段として、音量検知手段に加えて、自動販売機設置箇所の光量を検知する光量検知手段を設け、制御手段は、省エネルギーモードの状態において、音量検知手段により周囲の音量が大きいことを検知し、かつ、光量検知手段で自動販売機設置箇所の光量が大きいことを検知した場合に、省エネルギーモードから通常販売モードに切り換えるとともに自動販売機から発生する音の音量が大きくなるように制御する請求項5〜7の何れか1項に記載の自動販売機。
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