JP2006163258A - リコート装置 - Google Patents

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JP2006163258A JP2004358182A JP2004358182A JP2006163258A JP 2006163258 A JP2006163258 A JP 2006163258A JP 2004358182 A JP2004358182 A JP 2004358182A JP 2004358182 A JP2004358182 A JP 2004358182A JP 2006163258 A JP2006163258 A JP 2006163258A
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尚 井上
Daido Watanabe
大道 渡辺
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Abstract

【課題】モールド溝の算術平均粗さRaをある一定レベルに抑えることにより、リコート部でのめくれや盛り上がり、バリの発生を防止し、良好な状態でリコート部が形成可能なリコート装置を提供する
【解決手段】上モールドと下モールドと光源とを備え、光源側に位置するモールドを光透過材料で構成し、上下各モールド内に光硬化性の樹脂を注入して光源からの光で硬化させて光ファイバのストリップ部をリコートする光ファイバのリコート装置の、上下各モールドの互いに接触し合う対向面上に、樹脂注入用に半円状のモールド溝を設けると共に、対向面が接触し合うことによってモールド溝が円筒状の空間を形成するようにし、且つ、上下各モールドのモールド溝表面の算術平均粗さRaを0.2μm未満に設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ファイバ同士の接続後や光ファイバ製品の製作後、光ファイバのクラッドが露出されたストリップ部を再び樹脂で再被覆するリコート装置に関するものである。
従来から、光ファイバ同士の接続後やファイバーブラッググレーティング(Fiber Bragg Grating:FBG)等と云った光ファイバ製品の製作後に、光ファイバの露出されたクラッド部即ちストリップ部を再び樹脂材料で再被覆、即ちリコート(recoat)することが必要とされる。リコート装置として既に幾つかの装置が提案されているが、その一つとして、図5に示すような、リコート用の樹脂をモールド内に充填してリコートするモールド式の装置が考案されている(特許文献1参照)。
特開2003−176157号公報(第1頁、第9図)
このリコート装置100は、上下に2分割されるモールド101a、101bを有し、上モールド101bが開閉可能に設置されている。そして、光ファイバのストリップ部を両モールド101a、101bの半円状の各モールド溝102a、102b内にセットし、上モールド101bを閉めた後、リコート用に紫外線硬化性の樹脂を、例えば上モールド101bに形成された樹脂注入口103、104からモールド溝102a、102b内部に充填する。下モールド101a側に紫外線ランプや白色ランプなどの光出射光源105を設置して、下から光を照射すると、前記樹脂が硬化され、前記ストリップ部がモールドされる。
しかしながら、市販されている従来のリコート装置では、樹脂充填によるストリップ部のモールド後に、光ファイバを上下モールドから剥がそうとすると、光ファイバのリコート部がモールド溝に貼り付く事もあり、無理に剥がすとリコート部に盛り上がりやめくれ等が発生し、不良製品となり光ファイバの歩留まり低下を招いていた。又、リコート部が不完全な状態となるので、リコート部が剥がれ易かった。
本発明者らが、従来のリコート装置のモールド溝の算術平均粗さRaを測定したところ、何れのリコート装置も0.2μm以上であることを確認した。そこで本発明は、上記各課題を解消するために、モールド溝の算術平均粗さRaをある一定レベルに抑えることにより、リコート部でのめくれや盛り上がり、バリの発生を防止し、良好な状態でリコート部が形成可能なリコート装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の発明は、上モールドと下モールドと、光を出射する光源とを備え、前記上下各モールドの内、少なくとも前記光源側に位置するモールドに光透過材料が用いられると共に、前記上下各モールド内に光硬化性の樹脂を注入して、前記光源からの光により前記樹脂を硬化させて光ファイバのストリップ部をリコートする光ファイバのリコート装置において、
前記上下各モールドの互いに接触し合う対向面上には、前記樹脂の注入用に半円状のモールド溝が設けられると共に、前記対向面が接触し合うことによって前記モールド溝が円筒状の空間を形成し、且つ、前記上下各モールドの前記モールド溝表面の算術平均粗さRaが0.2μm未満であることを特徴とするリコート装置である。
更に、本発明の請求項2記載の発明は、前記上下各モールドの、前記モールド溝及び対向面全体に、離型コートを施すことを特徴とするリコート装置である。
更に、本発明の請求項3記載の発明は、上記何れかのリコート装置によってリコートされた光ファイバである。
本発明のリコート装置に依れば、上下両モールドの各モールド溝の算術平均粗さRaを0.2μm未満に抑えることにより、光ファイバを上下両モールドから取り出す際に、各モールド溝と、各光ファイバのリコート部との貼り付きを解消することが出来るので、円滑にモールド溝とリコート部とを剥離することができ、良好なリコート部が形成可能となる。
従って、リコート部でのめくれや盛り上がり、及びリコート部の剥がれが防止され、良好なリコート部を有する光ファイバを得ることが出来る。
又、上下両モールドのモールド溝及び対向面全体に亘って離型コートを施すことにより、各モールド溝における各リコート部の貼り付き防止効果をより一層完全なものとすることが出来る。
以上により、リコート部形成済みの光ファイバの歩留まりも向上する。
以下、本発明に係るリコート装置の実施形態を、図1〜図4を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係るリコート装置1の上下両モールド2、3と、一部をストリップされた光ファイバ4とを模式的に示した概略斜視図、図2は一部をストリップされた光ファイバ4の拡大斜視図、図3は上下各モールド2又は3の拡大斜視図、図4はリコート後の光ファイバ4の拡大斜視図である。図1と図3より、両モールド2、3が接触し合う対向面2a、3a上に、半円状のモールド溝2b、3bが平行に複数設けられている。各モールド溝2b、3bの形状・幅・深さは同一に設定されており、その形状は光ファイバ4の被覆部4bの外周面と同一か若しくは大きめに設定される。
下モールド3の更にその下側には紫外線波長域の光を出射する光源5が備えられ、モールド溝2b、3bに向かって光を照射する。下モールド3は光源5側に位置するので、モールド溝2b、3bに光を透過させる必要性から、光透過材料が用いられて構成されている。光透過材料は種々のものが存在するが、一例として合成石英等を用いる。光源5には、例えば波長375nmの紫外線LED等を用いれば良い。
一方の上モールド2はSUSで形成すると共に、モールド溝2bのほぼ中央部には、光ファイバ4のストリップ部4aリコート用の、前記光で硬化する性質の樹脂を注入するための注入口2cが、モールド溝2b、3bと同数個設けられている。注入口2cは1つのモールド溝2b、3b当たりに1箇所ずつ設けられ、モールド溝2b、3bの長手方向(図中、z軸方向)に対して垂直となるように、上下方向にy軸に対し平行となるように設けられる。各注入口2cの内部形状は真直状となるように形成される。
図1より、各モールド溝2b、3bの長手方向寸法は、図2に示すストリップ部4aの長さL4aとほぼ同一か、若しくは若干長く設定する。
各モールド溝2b、3bは、その表面の算術平均粗さRaが0.2μm未満に抑えられて形成される。又、図3に示すように、上モールド2及び下モールド3のモールド溝2b、3b及び対向面2a、3aの全体に亘って、フッ素系樹脂,けい素樹脂,またはステアリン酸塩等の薬剤等の公知の離型剤からなる離型コート6を施しても良い(上モールド2及び下モールド3の構造は、ほぼ同一なので、図3では1つのみ図示して両モールド2、3に対応させている。)。
各モールド2、3は、互いの対向面2a、3aが接触するように面対向配置された時、各モールド溝2bと3bとが対向することによって、円筒状の空間が形成されるように位置合わせされて、蝶番などで開閉可能なように互いに接続される。各モールド溝2b、3bが形作る円筒状の空間の直径寸法は、光ファイバ4の被覆部4bの外径と同一か若干大きくなるように設定される。又、注入口2cには、図示しない樹脂充填装置から伸ばされたチューブが接続されている。
以上のような構造の上モールド2及び下モールド3が組み込まれた本発明のリコート装置でリコートを行うためには、先ず、ストリップ部4aの両端が、下側のモールド溝3b内の何れの側にも偏ることなく、全てモールド溝3b内に収納されるように配置する。これにより、光ファイバ4の位置決めが行われる。
次に、下モールド3に対して、上モールド2を重ね合わせる。光ファイバ4を、両モールド2、3の各モールド溝2b、3bにセットすれば、ストリップ部4aのモールド溝2b、3b内にほぼ閉じた円筒状の空間が形成される。ここに樹脂充填装置から溶融した樹脂が注入口2cを通じてモールド溝2b、3b内に注入されて、モールド2、3内の円筒状の空間内に充填される。次に、光源5から光を照射すると、樹脂の硬化が促進される。硬化後にリコート済みの光ファイバ4を上下モールド2、3から取り出すと、図4に示すような円筒状のリコート部4cが形成され、ストリップ部4aがリコートされた光ファイバ4が製造される。
前記の通り、本発明のリコート装置1では各モールド溝2b、3bの算術平均粗さRaを0.2μm未満に抑えてある。これにより、光ファイバ4を上下モールド2、3から取り出す際に、各モールド溝2b、3bと各リコート4cとの貼り付きが解消され、円滑にモールド溝2b、3bとリコート部4cとを剥離することができ、良好なリコート部4cが形成可能となる。
又、モールド溝2b、3b及び対向面2a、3a全体に亘って離型コート6を施せば、各モールド溝2b、3bにおける各リコート部4cの貼り付き防止の効果を、より一層完全なものとすることが出来る。
従って、リコート部4cでのめくれや盛り上がり、及びリコート部4cの剥がれが防止され、良好なリコート部4cを得ることが出来る。以上により、リコート部4c形成済みの光ファイバ4の歩留まりも向上させることが可能となる。
なお、本発明は技術的思想により、種々変更可能であり、例えば光源5の光を紫外線波長域から近紫外線波長域など別の波長域に変更しても良い。変更した波長域に応じて、樹脂や光反射膜を適宜変更することは云うまでもない。
又、上モールド2の形成材料を下モールド3と同一に変更しても良い。
本発明のリコート装置は、光ファイバ同士の接続後や光ファイバ製品(FBG)の製作後に、光ファイバの露出されたクラッド部分を再び樹脂材料で再被覆することに利用出来る。
本発明に係るリコート装置の上下両モールドと、一部をストリップされた 光ファイバとを模式的に示した概略斜視図。 一部をストリップされた光ファイバの拡大斜視図。 上下各モールドの拡大斜視図。 リコート後の光ファイバの拡大斜視図。 従来のモールド式リコート装置の断面図。
符号の説明
1 リコート装置
2 上モールド
3 下モールド
4 光ファイバ
5 光源
6 離型コート

Claims (3)

  1. 上モールドと下モールドと、光を出射する光源とを備え、前記上下各モールドの内、少なくとも前記光源側に位置するモールドに光透過材料が用いられると共に、前記上下各モールド内に光硬化性の樹脂を注入して、前記光源からの光により前記樹脂を硬化させて光ファイバのストリップ部をリコートする光ファイバのリコート装置において、
    前記上下各モールドの互いに接触し合う対向面上には、前記樹脂の注入用に半円状のモールド溝が設けられると共に、前記対向面が接触し合うことによって前記モールド溝が円筒状の空間を形成し、且つ、前記上下各モールドの前記モールド溝表面の算術平均粗さRaが0.2μm未満であることを特徴とするリコート装置。
  2. 前記上下各モールドの、前記モールド溝及び対向面全体に、離型コートを施すことを特徴とする請求項1に記載のリコート装置。
  3. 請求項1又は請求項2の何れかに記載のリコート装置によってリコートされた光ファイバ。
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EP3819689A3 (en) * 2019-10-17 2021-07-21 CommScope Technologies LLC Reworkable splice module
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