JP2006163016A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 モータの負荷によらず最適な電力配分を行い、ファーストプリントアウト時間を短縮する。
【解決手段】 DCブラシレスモータの速度制御に用いているACC/DEC信号(orPWM信号)のON時間を積算しモータに投入した電力を算出する。算出した電力により、各電気的負荷へ対しての、次回投入する電力配分を決定する(負荷が軽い場合は余剰電力を定着にまわすなど)。
【選択図】 図1

Description

本発明は画像形成装置に関し、たとえば電子写真方式の画像形成装置および制御装置に関するものである。
図9を参照して、従来の技術について以下に説明する。
図9は、4色、即ち、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの画像形成手段を備えたカラー画像形成装置を示すもので、同図において、60は静電潜像を形成する感光ドラム(a、b、c、dは夫々K、C、M、Y用を示す)で、61a〜61dは各感光ドラムを駆動するモータである。
62は画像信号に応じて露光を行い、感光ドラム60上に静電潜像を形成するレーザスキャナ、63は用紙を各色の画像形成部に順次搬送するエンドレスの搬送ベルト、64は、モータ及びギア等から成る駆動手段と接続され搬送ベルト63を駆動する駆動ローラ、61eは駆動ローラ64を駆動するモータ、65は用紙に転写されたトナーを溶融、固着する定着器である。
PCからプリントすべきデータがプリンタに送られ、プリンタエンジンの方式に応じた画像形成が終了し、プリント可能状態となると、用紙カセットから用紙が供給され搬送ベルト63に到達し、搬送ベルト63により用紙が各色の画像形成部に順次搬送される。搬送ベルト63による用紙搬送とタイミングを合わせて、各色の画像信号が各レーザスキャナ62に送られ、感光ドラム60上に静電潜像が形成され、図示しない現像器でトナーが現像され、図示しない転写部で用紙上に転写される。図1では、Y、M、C、Kの順に順次画像形成される。その後用紙は搬送ベルトから分離され、定着器で熱によってトナー像が用紙上に定着され、外部へ排出される。
このような装置において各ドラムモータを、一定の制御ループにより制御しているため、負荷トルクが最大の場合、即ち、トナーが満杯の状態の場合でも起動できるように、制御ループを設計している。また定着装置とモータに供給する電力配分は、負荷トルクが最大の状態にて行われる。負荷トルクが小さい場合において、電力が余っていたとしても定着装置へ電力をふりわけられない。このような問題をトナーの残量を検知し、その残量に応じてドラムモータの駆動制御を変更し、最適な電力制御手段を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
あるいは装置の環境情報を検知し、その情報に応じてモータの駆動タイミングを所定の時間ずらすことで電力を抑える方式などがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−235975号公報 特開平06−308785号公報
しかしながら、上記従来例においてはトナーの残量とモータにかかる負荷が必ずしも一致するわけではないため余分な電力をモータに配分することとなってしまう。
また、環境変動を検知したとしても正確な負荷を見積もることができないため最適な制御を行うことができないという問題点があった。
上記課題を解決するための、
第一の発明は、複数の現像装置を並置し、現像装置内の各像担持体上に各色のトナー像を形成し、そのトナー像を無端ベルト状の中間転写体に転写し、印字媒体へ再転写する、あるいは、無端ベルト状の搬送ベルトにより搬送された印字媒体上へ直接転写し、定着装置において加熱定着後、排紙する画像形成装置において、各現像装置を駆動するための現像装置毎の駆動手段と、該駆動手段の速度を制御するための速度制御手段と、定着装置と駆動手段とに供給する電力配分を切り替えるための電力配分手段とを備え、現像装置を駆動開始後、前記速度制御手段は、加速信号と減速信号により駆動手段の駆動速度を制御し、駆動手段が画像形成時の所定速度になるまでの加速信号の出力された累積時間により、次回画像形成開始時の定着装置と駆動手段へ供給する電力配分を切り替えることを特徴とする画像形成装置。
第二の発明は、前記速度制御手段はPWM信号により駆動手段の駆動速度を制御し、駆動手段が画像形成時の所定速度になるまでのPWM信号のdutyの累積により、次回画像形成開始時の定着装置と駆動手段へ供給する電力配分を切り替えることを特徴とする画像形成装置。
第三の発明は、複数の現像装置を並置し、現像装置内の各像担持体上に各色のトナー像を形成し、そのトナー像を無端ベルト状の中間転写体に転写し、印字媒体へ再転写する、あるいは、無端ベルト状の搬送ベルトにより搬送された印字媒体上へ直接転写し、定着装置において加熱定着後、排紙する画像形成装置において、各現像装置を駆動するための現像装置毎の駆動手段と、該駆動手段の速度を制御するための速度制御手段と、定着装置と駆動手段とに供給する電力配分を切り替えるための電力配分手段とを備え、現像装置を駆動開始後、前記速度制御手段はPWM信号により駆動手段の駆動速度を制御し、駆動手段が画像形成時の所定速度になった後のPWM信号のdutyにより、次回画像形成開始時の定着装置と駆動手段へ供給する電力配分を切り替えることを特徴とする画像形成装置。
第四の発明は、前記駆動手段はDCモータであることを特徴とする画像形成装置。
第五の発明は、記電力配分手段はモータに投入する電圧を制御することにより、モータに供給する電力を制御することを特徴とする画像形成装置。
第六の発明は、前記電力配分手段はモータ起動時の加速カーブを制御することにより、モータに供給する電力を制御することを特徴とする画像形成装置。
第七の発明は、前記画像形成装置において、定着装置は加熱手段を備え、該加熱手段は面状発熱体により構成されることを特徴とする画像形成装置。
第八の発明は、前記加熱手段は、ハロゲンヒータにより構成されることを特徴とする画像形成装置。
第九の発明は、前記加熱手段は、磁気誘導加熱方式の加熱装置であることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、現像装置の負荷に応じて現像装置の駆動手段と定着装置とへ最適な電力配分を行うことが可能となり、画像形成開始から印字媒体が画総形成装置外へ排出されるまでの時間(以下ファーストプリントアウト時間)の短縮化、コストダウンを図ることができる。
以下、本発明を図示の実施例に基いて詳細に説明する。
図1は本発明の特徴をよくあらわした図面であり、図において1はスキャナユニットであり不図示の半導体レーザと2の回転多面鏡により構成される。3は現像剤格納および4の感光体上の余剰トナーをクリーニングしたときに発生する廃トナーを格納するためのカートリッジ。5は感光体表面の静電潜像をトナー像へと現像する現像スリーブ。6は3,4,5をまとめて現像装置(以下現像カートリッジ)とし、6,7,8,9,はそれぞれイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックBKの現像カートリッジであり、特にその順序は問わないものとする。10は各色現像カートリッジにより現像された感光体4上のトナー像を印字媒体へと転写するために感光体に対向して配設された転写ローラ。11は印字媒体を搬送するため無端ベルトにより構成された搬送ベルト。12は給紙ユニット。13は給紙ユニット内に搭載された印字媒体を表す。14は印字媒体上のトナー像を印字媒体へ定着させるための定着器、15は定着ローラ、16は定着させるために定着器を加熱するためのヒータローラである。
図2は図1の主に搬送ベルト駆動部と現像駆動部を模式的に示したものである。
図2において、17はブラックの現像カートリッジを駆動するためのモータで、このモータを駆動することによりカートリッジ内の感光体4と現像スリーブ5を回転駆動させることができる。18はシアンの現像カートリッジを駆動するためのモータ。19は11の搬送ベルトを駆動するためのモータ。20はCPUでありモータの駆動開始、停止などのタイミングを制御している。21はモータ駆動ドライバに制御信号を送るモータコントローラで高速積和演算子やデジタルシグナルプロセッサ(以下DSP)が用いられ、モータの速度制御を行う。22、23は画像形成系の現像装置のモータを駆動するためのモータドライバで、24は搬送ベルトを駆動するモータのモータドライバである。
本実施例においては特に17、18、19のモータにDCブラシレスモータを採用したものについて述べる。
上記構成の画像形成装置について動作説明を行う。
画像データを受けると、まず20のCPUは21のモータコントローラへ駆動開始信号を送信する。21のモータコントローラは17、18、19の各モータに対し駆動信号を送信する。そして、モータ駆動中は17、18、19それぞれのモータに取り付けられた速度検出手段により回転速度情報がモータコントローラ21へ送られる。モータはモータコントローラ21でモータの回転速度が所定の速度になるようにフィードバック制御される。制御するための駆動信号はモータコントローラ21から22、23、24の各モータドライバへ送信する。17,18,19とその他のモータが目標の回転数に達するとモータコントローラ20は19のCPUへそれぞれのモータに対応したモータレディ信号を送信する。CPUはすべてのモータレディ信号を受け取ると給紙動作を開始し、12の給紙ユニットにより内部に搭載された13の印字媒体を画像形成系の搬送駆動装置へ搬送する。画像形成系の先頭部へ搬送された印字媒体13は、画像形成時の最適速度(以下プロセス速度)で回転している11の搬送ベルトに吸着され、プロセス速度でBKの現像カートリッジ9の前縁へ搬送される。ここで9のBK現像カートリッジ内の感光体上に形成されたBKのトナー像を転写ローラ10により印字媒体上へ転写する。その後、搬送順にCの現像カートリッジによりCのトナー像が印字媒体上へ転写され、Mのトナー像、Yのトナー像と順次印字媒体上で重ね合わせ、最終的にフルカラーのトナー像が印字媒体上で形成される。
印字媒体の先端は画像形成系の最下流にあるYのトナー像の転写が終わると搬送に従いプロセス速度Vpで画像形成系を脱し、14の定着器により印字媒体上のトナー像は加熱加圧され印字媒体上へ定着し、排紙される。
この画像形成装置における電力制御方法について図3、図4を用いて説明する。
図3は画像形成装置内の電源供給について模式的に示したものである。
図3において25は画像形成装置の動作を制御する制御部で20のCPUや制御信号の送受信回路より構成される。26は駆動制御部で28の駆動手段の駆動ON/OFFや駆動速度を制御する。27は電源制御部であり、28の駆動手段および29への定着手段への電力の配分を制御する。
図4は図3の駆動手段28の内部構成を示したもので26の駆動制御部より送信される加速信号、減速信号により充放電される30のチャージポンプ回路、30のチャージポンプ回路の出力によりモータに対してトルク指令を発生する積分アンプ31よりなる。
30のチャージポンプ回路は加速信号により充電され、減速信号により放電される構成となっている。よって、モータ起動時は加速信号が入力され、チャージポンプ回路の出力電圧が上昇し、トルク指令が増加していく。モータが所望の回転数になった時点で加速信号の送信を中止し、その状態にてホールドさせる。モータの負荷トルクが変動した場合は加速信号、減速信号により調整を行う構成である。
モータはトルク指令が大きいほどモータに投入する電力が大きくなる構成である。また、DCモータは、モータに投入する電力とモータが発生するトルクとが比例関係にある。つまり、加速信号の出力された累計時間を計測することにより、モータに投入された電力(モータの負荷トルク)を計測することが可能である。
また、モータの速度制御をPWM信号で行うことも可能であり、この場合においては、モータが所望の回転数になるまでのPWM信号のオンduty(時間)の累積時間を計測することによりモータに投入された電力(モータの負荷トルク)を計測することが可能である。
以下に上記構成の電力計測方法について述べる。
画像形成時に20のCPUにより26の駆動制御部へ駆動開始信号を送る。26の制御部は28の駆動へ対し、モータがプロセス速度の回転数に達するまで加速信号を送信し続ける。26の駆動制御部はモータの駆動開始から所望の回転数に達するまでの加速信号を出力した時間を計測し、20のCPUへ対してその時間情報を送信する。20のCPUは時間情報によりモータの負荷トルクを認識し、各モータに必要な電力を演算する。このとき発生する出力トルク(負荷)T、トルク定数K、モータに流れる電流I、加速時間t、加速時間と電流の比例定数αとすると以下の式が成り立つ。αとKはモータにより異なる値である(速度制御をPWM信号で行う場合においてはオンduty(時間)の累積時間をtとする)。
T=K×I、I=αt
20のCPUはこの式に基づきトルクTを算出する。このトルクTに対してモータ駆動に必要な電力Pはモータの所望の回転数n、電力効率ηとすると以下の式により算出が可能である。
=(T×n×1.027×10−5)/η
20のCPUはこの式に基づきモータに必要な電力を算出する。この電力Pをそれぞれのモータについて算出し、モータに必要な総電力Pを算出する。
この値を電源制御部27へ送信し、制御部において画像形成装置の駆動手段と定着手段に供給する総電力PよりPを引いた残りのPを定着手段に投入する。
=P−P
電力制御部における電力配分方法として例えば、定着手段においてヒータをPWMで駆動している場合はPWMのon dutyのmax値を調整することにより調整する。あるいはon時間のmax値を調整することにより電力調整を行う。
以下に定着手段の電力調整について説明する。
図5に定着手段であるヒータの駆動回路の一例を示す。32は、本画像形成装置を接続する交流電源で、本画像形成装置は商用電源をACフィルタ33を介して、加熱手段である面状発熱体(以下セラミックヒータ)34へ供給することによりセラミックヒータ34を発熱させる。このセラミックヒータ34への電力の供給は、スイッチング素子(FET,IGBTなど)36により通電、遮断され、整流ダイオード35を介して行われる。抵抗37はスイッチング素子36のゲート抵抗またはベース抵抗である。フォトカプラ40は一次、二次間の沿面距離を確保するためのデバイスであり、フォトカプラ40の発光ダイオードに通電することにより、スイッチング素子36をオンする。抵抗38,39はフォトカプラ40の電流を制限するための抵抗であり、トランジスタ41をオン/オフさせることにより、フォトカプラ40の発光ダイオードのオン/オフを制御している。トランジスタ41は抵抗42を介してCPU20からのON信号に応答して動作する。
CPU20は定着手段への電力を41のトランジスタのオン/オフにより制御可能である。そのため定着手段に配分された電力P以上にならないようにPWMのon dutyのmax値を調整制御する。
また、ACフィルタ33を介して交流電源32は、ダイオード43,44によって整流され、その整流された電圧波形を、抵抗45、ツェナーダイオード46、コンデンサ47を介して、トランジスタ48に入力し、商用交流電源32のゼロクロス(電圧の正負の切替わるポイント)を検知し、次のようにしてCPU20に報知する。フォトカプラ50は1次2次間の沿面距離を確保するためのデバイスであり、抵抗49,51はフォトカプラ50に流れる電流を制限するための抵抗である。交流電源32の整流波形がゼロクロスの時、トランジスタ48はオフし、抵抗51の電圧はLowとなり、CPU20に報知される。
CPU20はこのゼロクロス信号をトリガとして、位相制御により抵抗42、トランジスタ41、フォトカプラ40、抵抗37を介してスイッチング素子36をオン/オフする。ゼロクロス信号検知後、一定時間t後にスイッチング素子36をオンしゼロクロス検知したタイミングでオフする。CPU20はtの値を制御することにより定着装置への電力を制御することが可能である。
CPU20は定着手段に配分された電力P以上にならないようにtのmax値を調整制御する。
以上の構成により、モータに必要な電力を見積もり、定着手段への最大投入電力を投入することでファーストプリントタイムの向上を図ることが可能となる。
また、加熱手段として上述のセラミックヒータ以外に、ハロゲンヒータ、磁気誘導方式の加熱装置をもちいてもよい。調整手段については上述の方法など、その他電力を調整する手段は問わないものとする。
図6は本実施例の特徴を良く表した図で、図において、上述の第1の実施例と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図6は画像形成装置内の電源供給について模式的に示したものである。
図において25は画像形成装置の動作を制御する制御部で20のCPUや制御信号の送受信回路より構成される。52は駆動制御部で53の駆動手段の駆動ON/OFFや駆動速度をPWM信号と駆動手段からの回転情報により制御する。27は電源制御部であり、53の駆動手段および29への定着手段への電力の配分を制御する。
また図7は駆動手段の内部構成を示したもので52の駆動制御部より送信されるPWM信号により54のロジック回路を経て、トルク指令が出力される構成である。
よって、PWMのON dutyによりモータの回転数を制御している。
モータはトルク指令が大きいほどモータに投入する電力が大きくなる構成である。また、DCモータは、モータに投入する電力とモータが発生するトルクとが比例関係にある。つまり、PWM信号のdutyを計測することにより、モータに投入された電力モータに投入された電力(モータの負荷トルク)を計測することが可能である。
以下に上記構成の電力計測方法について述べる。
画像形成時に20のCPUにより52の駆動制御部へ駆動開始信号を送る。52の制御部は53の駆動手段へ対し、モータがプロセス速度の回転数に達するまでPWM信号のON dutyを増加させる。52の駆動制御部はモータがプロセス速度の回転数に達し、プロセス速度で回転している状態のPWM信号のONdutyを20のCPUへ対して送信する。20のCPUはこの値によりモータへかかっているトルクを認識し、各モータに必要な電力を演算する。このとき発生するトルク(負荷)T、トルク定数K、モータに流れる電流I、PWMのON dutyをd、PWMのON dutyと電流Iの比例定数αとすると以下の式が成り立つ。βとKはモータにより異なる値である。
T=K×I、I=βd
20のCPUはこの式に基づきトルクTを算出する。このトルクTに対してモータ駆動に必要な電力Pはモータの所望の回転数n、電力効率ηとすると以下の式により算出が可能である。
P=(T×n×1.027×10−5)/η
20のCPUはこの式に基づきモータに必要な電力を算出する。この電力Pをそれぞれのモータについて算出し、モータに必要な総電力Pを算出する。
この値を電源制御部27へ送信し、制御部において画像形成装置の駆動手段と定着手段に供給する総電力PよりPを引いた残りのPを定着手段に投入する。
=P−P
電力制御部における電力配分方法として例えば、定着手段においてヒータをPWMで駆動している場合はPWMのon dutyのmax値を調整することにより調整する。あるいはon時間のmax値を調整することにより電力調整を行う。調整手段については第一の実施例にて述べた方法など、その他電力を調整する手段は問わないものとする。
また、モータに必要な電力も算出したP以上にならないように電力の制限を行う。制限手段としてモータ起動時の投入電力を抑えるために、モータ起動時の加速カーブを調整する。
以上の構成により、モータに必要な電力を見積もり、定着手段への最大投入電力を投入することでファーストプリントタイムの向上を図ることが可能となる。また、モータに対しても投入する電力の制限を行うため、突発的な負荷変動により、電源に対してストレスを与えることを防止することが可能となる。
図8は本実施例の特徴を良く表した図で、図において、上述の第1、第2の実施例と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図8は52の駆動制御部と53の駆動手段を模式的に示したものである。
図において55は57のモータコイルに順次電流を供給するためのスイッチング素子群、56はスイッチング素子群の電源、58は57のモータコイルに流れる電流を検知するための検知用抵抗、59はモータの回転情報(速度)を検出するための検出手段である。
以下に上記構成の電力制御方法について述べる。
画像形成時に20のCPUにより52の駆動制御部へ駆動開始信号を送る。52の制御部は53の駆動手段へ対し、モータがプロセス速度の回転数に達するまでPWM信号のON dutyを増加させる。52の駆動制御部はモータがプロセス速度の回転数に達し、プロセス速度で回転している状態のPWM信号のONdutyを20のCPUへ対して送信する。20のCPUはこの値によりモータへかかっているトルクを認識し、各モータに必要な電力を演算する。このとき発生するトルク(負荷)T、トルク定数K、モータに流れる電流I、PWMON dutyをd、PWMのON dutyと電流Iの比例定数αとすると以下の式が成り立つ。βとKはモータにより異なる値である。
T=K×I、I=βd
20のCPUはこの式に基づきトルクTを算出する。このトルクTに対して必要電力Pはモータの所望の回転数n、電力効率ηとすると以下の式により算出が可能である。
P=(T×n×1.027×10−5)/η
20のCPUはこの式に基づきモータに必要な電力を算出する。この電力Pをそれぞれのモータについて算出し、モータに必要な総電力Pを算出する。
この値を電源制御部27へ送信し、制御部において画像形成装置の駆動手段と定着手段に供給する総電力PよりPを引いた残りのPを定着手段に投入する。
=P−P
電力制御部における電力配分方法として例えば、定着手段においてヒータをPWMで駆動している場合はPWMのon dutyのmax値を調整することにより調整する。あるいはon時間のmax値を調整することにより電力調整を行う。調整手段については第一の実施例にて述べた方法など、その他電力を調整する手段は問わないものとする。
また、モータに必要な電力も算出したP以上にならないように電力の制限を行う。制限手段としてモータの投入電力を抑えるために、56のスイッチング素子群へ供給する電源電圧を調整することによりモータに投入する電力の制限をおこなう。あるいは最大電流を制限するため58の電流検出用抵抗の両端に発生する電圧をモニタし、電流を検知し一定の電流以上流れないようPMM信号のON dutyを制限する。
以上の構成により、モータに必要な電力を見積もり、定着手段への最大投入電力を投入することでファーストプリントタイムの向上を図ることが可能となる。また、モータに対しても投入する電力の制限を行うため、突発的な負荷変動により、電源に対してストレスを与えることを防止することが可能となる。
第1の実施例における画像形成装置であるプリンタの概略正面断面図 第1の実施例における画像形成装置の現像装置と駆動系を表した模式図 第1の実施例における画像形成系の電力の制御ブロック図 第1の実施例における画像形成系の駆動モータを制御するブロック図 第1の実施例における定着装置の電力制御ブロック図 第2の実施例における画像形成系の電力の制御ブロック図 第2の実施例における画像形成系の駆動モータを制御するブロック図 第3の実施例におけるモータのブロック図 従来例の説明図
符号の説明
1 スキャナユニット
2 回転多面鏡
3 カートリッジ
4 感光体
5 現像スリーブ
6 Y現像カートリッジ
7 M現像カートリッジ
8 C現像カートリッジ
9 BK現像カートリッジ
10 転写ローラ
11 搬送ベルト
12 給紙ユニット
13 印字媒体
14 定着器
15 定着ローラ
16 ヒータローラ
17 現像装置駆動モータ1
18 現像装置駆動モータ2
19 搬送ベルト駆動モータ
20 CPU
21 モータコントローラ
22 17を駆動するモータドライバ
23 18を駆動するモータドライバ
24 19を駆動するモータドライバ
25 画像形成制御部
26 駆動制御部(加速減速信号による制御)
27 電源制御部
28 駆動手段(モータ)
29 定着手段
30 チャージポンプ回路
31 積分アンプ
32 交流電源
33 ACフィルタ
34 ヒータ
35 整流ダイオード
36 スイッチング素子
37、38、39、42、45、49、51 抵抗
40、50 フォトカプラ
41、48 トランジスタ
43、44 ダイオード
46 ツェナーダイオード
47 コンデンサ
52 駆動制御部(PWM信号による制御)
53 駆動手段(モータ)
54 ロジック回路
55 スイッチング素子群
56 モータ電源
57 モータコイル
58 電流検出用抵抗
59 回転検出手段
60 感光体
61 駆動源であるモータ
62 レーザスキャナ
63 搬送ベルト
64 駆動ローラ
65 定着器

Claims (9)

  1. 複数の現像装置を並置し、現像装置内の各像担持体上に各色のトナー像を形成し、そのトナー像を無端ベルト状の中間転写体に転写し、印字媒体へ再転写する、あるいは、無端ベルト状の搬送ベルトにより搬送された印字媒体上へ直接転写し、定着装置において加熱定着後、排紙する画像形成装置において、各現像装置を駆動するための現像装置毎の駆動手段と、該駆動手段の速度を制御するための速度制御手段と、定着装置と駆動手段とに供給する電力配分を切り替えるための電力配分手段とを備え、現像装置を駆動開始後、前記速度制御手段は、加速信号と減速信号により駆動手段の駆動速度を制御し、駆動手段が画像形成時の所定速度になるまでの加速信号の出力された累積時間により、次回画像形成開始時の定着装置と駆動手段へ供給する電力配分を切り替えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記速度制御手段はPWM信号により駆動手段の駆動速度を制御し、駆動手段が画像形成時の所定速度になるまでのPWM信号のdutyの累積により、次回画像形成開始時の定着装置と駆動手段へ供給する電力配分を切り替えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 複数の現像装置を並置し、現像装置内の各像担持体上に各色のトナー像を形成し、そのトナー像を無端ベルト状の中間転写体に転写し、印字媒体へ再転写する、あるいは、無端ベルト状の搬送ベルトにより搬送された印字媒体上へ直接転写し、定着装置において加熱定着後、排紙する画像形成装置において、各現像装置を駆動するための現像装置毎の駆動手段と、該駆動手段の速度を制御するための速度制御手段と、定着装置と駆動手段とに供給する電力配分を切り替えるための電力配分手段とを備え、現像装置を駆動開始後、前記速度制御手段はPWM信号により駆動手段の駆動速度を制御し、駆動手段が画像形成時の所定速度になった後のPWM信号のdutyにより、次回画像形成開始時の定着装置と駆動手段へ供給する電力配分を切り替えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記駆動手段はDCモータであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記電力配分手段はモータに投入する電圧を制御することにより、モータに供給する電力を制御することを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記電力配分手段はモータ起動時の加速カーブを制御することにより、モータに供給する電力を制御することを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置において、定着装置は加熱手段を備え、該加熱手段は面状発熱体により構成されることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記加熱手段は、ハロゲンヒータにより構成されることを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記加熱手段は、磁気誘導加熱方式の加熱装置であることを特徴とする画像形成装置。
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