JP2006161604A - 車両故障診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンジン始動不良による故障の解析を容易化する車両故障診断装置を提供する。
【解決手段】 エンジン始動異常検出部10は、エンジン回転数MRNEが所定の期間において所定の回転数に満たないことに基づいてエンジンの始動異常を検出し、その検出結果をフリーズフレームデータデータ保存部20へ出力する。センサ30,40,タイマ14およびカウンタ16からの入力情報は、時系列に従って配列されて1組のデータ群として不揮発性メモリ28に保存され、所定の単位時間ごとに随時更新される。CPU24は、エンジン始動の異常を指示する判定結果信号を受けると、1組のデータ群を2回更新した後に不揮発性メモリ28への書込みを停止する。これにより、不揮発性メモリ28に保存されるフリーズフレームデータには、エンジン始動異常検出時前後の車両の使用状況を指示するデータが含まれる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車両故障診断装置に関し、特に、エンジン始動不良による故障を診断するための車両故障診断装置に関する。
車両においては、年々厳しさを増す排出ガス法規制を受けて、車載式故障診断装置(OBD:On Board Diagnosis)の装着が義務付けられている。車載式故障診断装置とは、車両自身が排出ガス対策装置の異常を検知・監視し、異常発生時には警報表示して運転車に知らせるとともに、その故障内容を記憶保持する装置である。車載式故障診断装置は、一般的に、車両全体を制御するECU(Electrical Control Unit)に設けられる。
このような車載式故障診断装置として、たとえば特許文献1は、故障した車載部品を特定できるように車載部品ごとに異なる故障コードを設け、故障した車載部品がある時に故障コードを出力し、かつ保存する車載式故障診断装置を開示する。詳細には、特許文献1の車載式故障診断装置は、エンジン始動時において、始動回転数とスタータオン後の経過時間とを計測し、計測値と予め設定された値とを比較して、設定条件を満たしたときには、エンジンストールやエンジンの始動不良を含む始動時故障であると判定する判定機能と、始動時故障と判定されたときの始動時データを保存する保存機能とを備える。
エンジンの始動不良は、一般に、非常に多くの車載部品の故障が要因として考えられる。一方、現行の車載式故障診断装置は、検出される故障が特定の部品の故障に限られており、故障した部品の識別が不可能なときには故障として判断することができない。そのため、エンジン始動不良の発生時に、運転者が車両を修理業者に持ち込んでも、故障コードが残っておらず、修理業者は状況把握のために、不具合の再検証をしなければならなかった。
また、エンジン始動不良は、特殊な条件下でのみ発生するところ、再現性の低い故障の場合には、再検証に多大な工数を要し、故障原因の解析が非常に困難であるという問題があった。
そこで、特許文献1による車載式故障診断装置は、このような不具合を解消する手段として、エンジン始動時故障と判定されたときの始動回転数とスタータオン後の経過時間とを、始動時データとして保存する。
特開2004−44407号公報 特開平3−249359号公報 特開2004−36506号公報 特開2001−248494号公報
ここで、エンジン始動不良は、先述のように、特殊な条件下でのみ発生する。そして、その発生条件には、エンジン始動不良に至るまでの運転者による車両の使用状況が大きく左右する。
たとえば、運転者が車両を略毎日走行させる場合と、週末にのみ走行させる場合とでは、エンジンを始動させる頻度が異なる。また、1回の走行における平均走行距離が相対的に長い場合と、相対的に短い場合とでは、エンジンを始動させるときの状態に差が生じる。
また、車両の使用状況は、自動変速機におけるシフト操作によっても、さらに異なる。すなわち、自動変速機において、変速ポジション(たとえば、後進走行ポジション、ニュートラルポジション、前進走行ポジション)は、運転者によるシフトレバーのスライド操作に基づいて設定される。そして、そのスライド操作は、運転者ごとに異なることから、結果として車両の使用状況には差が生じる。
そして、このような運転者による車両の使用状況の違いが複雑に組合わさって、エンジン始動不良を起こす要因となる。
しかしながら、従来の車載式故障診断装置によれば、エンジン始動不良が生じたときの始動時データとしては、始動回転数とスタートオン後経過時間とが保存されるのみである。すなわち、上記した車両の使用状況は、エンジン始動不良の原因解析に必要な情報となるが、いずれもデータとしては保存されていない。そのため、修理業者は、車両の使用状況については、運転者からの聴取のみでしか得ることができないのが現状である。
また、エンジン始動不良が発生した後の聴取では、運転者自身の記憶に頼るところが大きいため、正確な車両の使用状況の再現は難しいという問題がある。したがって、エンジン始動不良による故障の解析を容易化するためには、車両の使用状況についても客観的なデータとして保存されていることが望ましい。
それゆえ、この発明の目的は、エンジン始動不良による故障の解析を容易化する車両故障診断装置を提供することである。
この発明によれば、車両故障診断装置であって、内燃機関の始動異常を検出する始動異常検出手段と、始動異常による故障の解析に必要なデータを保存するデータ保存手段とを備える。データは、始動異常の検出時の前後における運転者の車両の使用状況を示すデータを含む。
好ましくは、データ保存手段に保存されたデータは、データ読出手段によって、車両の外部に読み出される。
好ましくは、始動異常検出手段は、始動異常が検出されたことを指示する検出結果信号をデータ保存手段へ出力する。データ保存手段は、データを所定の単位時間ごとに取得して保存する記憶手段と、検出結果信号を受けると、始動異常の検出時から少なくとも1つの所定の単位時間の経過後に、記憶手段がデータを取得するのを停止させる制御手段とを含む。
好ましくは、車両の使用状況を示すデータは、車両システムの起動時から始動異常の検出時までにスタータがオンされた回数と、始動異常の検出時において、スタータがオフされたときの内燃機関の回転数と、車両システムの起動時の直前のトリップの走行距離との少なくとも1つを含む。
好ましくは、車両の使用状況を示すデータは、1回のスタータのオン動作あたりにスタータがオンされ続けた期間をさらに含む。
好ましくは、始動異常検出手段は、スタータが所定の期間を越えてオンされ続けたにも関わらず、内燃機関の回転数が所定の回転数以下であるときに、始動異常を検出する。
好ましくは、始動異常検出手段は、内燃機関の機関温度が低くなるに従って、所定の期間が長くなるように設定する。
好ましくは、始動異常検出手段は、スタータがオンされ続け、かつ内燃機関の回転数が所定の回転数以下である期間を計時するタイマ手段と、計時された期間が所定の期間を越えたことに基づいて、始動異常であると判定して検出結果信号を出力する始動異常判定手段と、車両システムの起動時から始動異常の検出時までにスタータがオンされた回数を計数するカウンタ手段とを含む。
好ましくは、タイマ手段は、計時したスタータがオンされ、かつ内燃機関の回転数が所定の回転数以下である期間をデータ保存手段へ出力する。カウンタ手段は、計数したスタータがオンされた回数をデータ保存手段へ出力する。
この発明によれば、車両の使用状況に応じたエンジン始動不良の故障解析が可能となるため、解析に要する工数が大幅に削減され、修理を迅速に行なうことができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
図1は、この発明の実施の形態による車両故障診断装置の概略ブロック図である。
図1を参照して、車両故障診断装置100は、エンジン始動異常検出部10と、フリーズフレームデータ保存部20とを備える。
車両故障診断装置100は、車両1000に搭載される図示しないECUの内部に設けられる。なお、車両1000には、さらに、エンジン回転数センサ30と、スロットル開度、車速および冷却水温などをそれぞれ検出する各種センサ40とが搭載される。
エンジン回転数センサ30は、エンジンのクランキングが開始してエンジンが回転を始めると、そのエンジン回転数MRNEを検出する。そして、エンジン回転数センサ30は、その検出したエンジン回転数MRNEを、エンジン始動異常検出部10およびフリーズフレームデータ保存部20へ出力する。各種センサ40は、スロットル開度、車速および冷却水温などを検出し、その検出結果をフリーズフレームデータ保存部20へ出力する。
エンジン始動異常検出部10は、エンジン回転数センサ30からエンジン回転数MRNEを受けると、検出されたエンジン回転数MRNEが、予め定めた所定の期間において、所定のエンジン回転数(たとえばアイドル回転数近傍)に満たないことに基づいて、エンジンの始動異常が生じたことを検出する。そして、エンジン始動異常検出部10は、その検出結果をフリーズフレームデータ保存部20へ出力する。
より具体的には、エンジン始動異常検出部10は、エンジン始動異常の有無を判定するエンジン始動異常判定部12と、タイマ14と、カウンタ16とを含む。
エンジン始動異常判定部12は、イグニッションキーがエンジンの点火系に通電を行なうオン(ON)位置から、スタータに通電を行なうエンジンスタート(ST)位置に回動され、スタータがオンされたことに応じて、エンジン始動異常の有無の判定動作を実行する。なお、イグニッションキーは、エンジンスタート位置においては、運転者がこの位置を維持するように力を加えていないと、オン位置に戻るように構成されている。すなわち、スタータは、運転車がイグニッションキーをエンジンスタート位置に維持し続ける限りにおいて、オンされ続ける。そして、スタータは、エンジン停止状態からクランキングを実行してエンジンを始動させる。
エンジン始動異常の有無の判定は、以下に示すように、エンジン回転数センサ30にて検出されるエンジン回転数MRNEと、タイマ14からの計時情報とに基づいて行なわれる。
詳細には、スタータがオンされて回転し、スタータの回転によってエンジンのクランキングが開始されると、エンジン始動異常判定部12は、エンジン回転数センサ30からエンジン回転数MRNEを受ける。そして、エンジン始動異常判定部12は、エンジン回転数MRNEと所定の回転数との一致比較動作を行ない、その比較結果に基づいてエンジンが完爆状態であるか否かを判定する。このとき、エンジン回転数MRNEが所定の回転数以上であれば、エンジン始動異常判定部12は、エンジン始動が正常であると判定する。
一方、エンジン始動異常判定部12は、エンジン回転数MRNEが所定の回転数を下回れば、タイマ14を起動させる。
タイマ14は、エンジン始動異常判定部12からの指示に応じて起動し、スタータがオン状態であって、かつエンジン回転数MRNEが所定の回転数よりも低い期間を計時する。そして、その計時情報をエンジン始動異常判定部12へ出力する。また、タイマ14は、その計時情報を、後述するように、フリーズフレームデータ保存部20へ出力する。
そして、エンジン始動異常判定部12は、計時された期間(=スタータがオン状態であって、かつエンジン回転数MRNEが所定の回転数よりも低い期間)が予め定めた所定の期間よりも長いか否かを判定する。
このとき、エンジン始動異常判定部12は、計時された期間が所定の期間よりも長ければ、運転者がスタータを所定の期間オンし続けたにも関わらず、エンジンが完爆状態に至らなかったと判断して、エンジン始動が異常であると判定する。一方、エンジン始動異常判定部12は、計時された期間が所定の期間以下であれば、運転者がスタータをオンし続けた期間が、エンジンを完爆させるのに必要な期間を満たしていないと判断して、すなわち、運転者のキー操作に原因があると判断して、エンジン始動が正常であると判定する。
なお、所定の期間は、たとえば、エンジンを始動させるために必要なスタータのオン期間の下限値に設定される。また、所定の期間は、エンジンの機関温度が低くなるに従って、相対的に長くなるように設定される。
そして、エンジン始動異常判定部12は、エンジン始動の正常/異常を判定すると、その判定結果信号を、図示しない表示手段へ出力するとともに、フリーズフレームデータ保存部20へ出力する。
カウンタ16は、イグニッションキーがオン位置に回動されたことに応じて車両システムが起動すると、車両システムの起動後からエンジンが始動完了するまでに、イグニッションキーがエンジンスタート位置に回動されてスタータがオンされた回数をカウントする。そして、カウンタ16は、そのカウント結果をフリーズフレームデータ保存部20へ出力する。なお、カウンタ16は、エンジン始動異常判定部12においてエンジン始動が正常であると判定されたことに応じて、そのカウント結果をリセットする。
フリーズフレームデータ保存部20は、入力インターフェース部22と、バス23と、CPU24と、クロック回路26と、不揮発メモリ28とを含む。
入力インターフェース部22は、エンジン回転数センサ30からエンジン回転数MRNEを受け、各種センサ40から車速、スロットル開度、冷却水温などを受ける。また、入力インターフェース部22は、エンジン始動異常判定部12からのエンジン始動異常の有無を知らせる判定結果信号を受ける。
入力インターフェース部22は、さらに、タイマ14から計時情報を受け、カウンタ16からカウント情報を受ける。詳細には、タイマ14からは、スタータがオン状態であって、かつエンジン回転数MRNEが所定の回転数よりも低い期間を計時した結果が入力される。また、カウンタ16からは、車両システムの起動後からエンジンが始動完了するまでに、スタータがオンされた回数をカウントした結果が入力される。
そして、入力インターフェース部22は、これらの入力情報を、バス23を介してCPU24、クロック回路26および不揮発メモリ28に伝達する。
CPU24は、フリーズフレームデータ保存部20の全体を制御する。詳細には、CPU24は、クロック回路26から出力されるクロック信号に同期して、所定の単位時間ごとに、各センサ30,40からの検出情報と、エンジン始動異常検出部10からの計時情報およびカウント情報とを、フリーズフレームデータ(以下、FFDとも称する)として不揮発性メモリ28に保存する。
図2は、図1の不揮発性メモリ28に保存されるフリーズフレームデータを説明するためのタイミングチャートである。
図2を参照して、不揮発性メモリ28には、車両システムの起動時(時刻t=0とする)から所定の単位時間Δtごとに、各センサ30,40およびエンジン始動異常検出部10からの入力情報が、1セットのフリーズフレームデータFFDとして保存される。なお、所定の単位時間Δtは、クロック回路26からのクロック信号に基づいて設定される。
具体的には、フリーズフレームデータFFDは、車両システムの起動時(t=0)から時系列に従って、FFD(0),FFD(1),FFD(2)・・・の順に配列される。そして、配列されたフリーズフレームデータFFDは、たとえば5セット(FFD(0)〜FFD(4))が1組のデータ群として構成されて不揮発性メモリ28に一時的に保存される。さらに、不揮発性メモリ28は、所定の単位時間Δtごとに新しい入力情報が書込まれると、1組のデータ群に含まれるデータ内容を随時更新する。たとえば、ある時刻において、FFD(0)〜FFD(4)を1組とするデータ群は、次の所定の単位時間Δtの経過後には、FFD(1)〜FFD(5)を1組とするデータ群に更新される。
ここで、CPU24は、図2に示すように、時刻t=Tにおいて、上述したエンジン始動異常判定部12からエンジン始動が異常であることを指示する判定結果信号を受けると、1組のデータ群を2回更新した後に不揮発性メモリ28への書込みを停止する。その結果、最終的な1組のデータ群は、エンジン始動の異常検出時(t=T)以前の3セットのフリーズフレームデータFFD(i−2),FFD(i−1),FFD(i)と、エンジン始動の異常検出時以後の2セットFFD(i+1),FFD(i+2)との合計5セットのフリーズフレームデータFFDで構成される。そして、エンジン始動異常の検出時以降は、後述するように、この1組のデータ群が、エンジン始動の異常検出時前後の車両の使用状況を指示するデータとして不揮発性メモリ28に保存されることになる。
再び図1を参照して、不揮発性メモリ28は、車両1000に設けたコネクタ110を介して、車両1000外部の診断ツール120に接続可能である。不揮発性メモリ28は、修理業者が車両の故障診断を行なう際に、診断ツール120に接続され、内部に保存される1組のデータ群(フリーズフレームデータFFD(i−2)〜FFD(i+2))が読出される。そして、修理業者は、読出した1組のデータ群のデータ内容に基づいて、故障原因の解析を行なう。
ここで、先述のように、エンジン始動異常による故障は、運転者の車両の使用状況に大きく依存する。そして、車両の使用状況については、従来は、修理業者が運転者に使用状況を聴取し、その聴取した内容を再検証するのが通常であった。ところが、聴取のみでは車両の使用状況に関する正確な情報が得られない場合もある。これは、故障原因の特定を困難かつ非効率なものとする。
これに対して、この発明によるフリーズフレームデータFFDは、エンジン始動異常による故障の解析に必要なデータを含むことを特徴とする。特に、フレーズフレームデータFFDは、これまで再現が困難であった運転者による車両の使用状況を示すデータを含む。これにより、故障解析を著しく容易なものとすることができる。
図3は、図2におけるフリーズフレームデータFFDの詳細を説明するための図である。
図3を参照して、1セットあたりのフリーズフレームデータFFD(i)は、複数のデータで構成される。なお、複数のデータは、上述したように、図1に示すエンジン始動異常検出部10(タイマ14およびカウンタ16)、エンジン回転数センサ30および各種センサ40から入力インターフェース部22を介してそれぞれ入力され、CPU24によって不揮発性メモリ28に所定の単位時間Δtごとに書込まれたものである。
フリーズフレームデータFFD(i)は、エンジン始動異常による故障の解析に必要なデータとして、以下の4つのデータ(データ1〜データ4)を含む。
詳細には、データ1は、エンジン回転数MRNEに該当する。エンジン回転数MRNEは、図1に示すエンジン回転数センサ30により検出される。
次に、データ2は、スタータがオン状態であって、かつエンジン回転数MRNEが所定回転数よりも低い期間に該当する。この期間は、図1のエンジン始動異常検出部10のタイマ14によって計時される。なお、タイマ14は、運転者がイグニッションキーをエンジンスタート位置に回動してスタータをオンするごとに、この期間を計時する。
さらに、データ3は、車両システムの起動時からエンジン始動異常検出時までにスタータがオンされた回数に該当する。これは、図1のエンジン始動異常検出部10のカウンタ16によってカウントされる。
最後に、データ4は、今回の車両システム起動の直前の1トリップにおける走行距離に該当する。なお、1トリップとは、イグニッションキーがオン位置に回動された時点からイグニッションキーがオフ位置に戻されるまでの期間をいう。
走行距離は、CPU24が、各種センサ40からの信号に含まれる車速を所定の単位時間Δtで積分して単位時間Δtあたりの走行距離に換算し、その換算した走行距離を積算することによって求める。積算して得られた走行距離は、1トリップに相当する期間の終了時には、当該1トリップの走行距離に値する。そして、次の車両システム起動時に(次回の1トリップの開始時に相当)は、この走行距離が前回トリップの走行距離となる。
そして、図2で説明したように、エンジン始動の異常検出時(t=T)の前後における、これらのデータ1〜データ4を含むフリーズフレームデータFFD(i−2)〜FFD(i+2)は、1組のデータ群を構成する。すなわち、データ1のエンジン回転数MRNEからは、エンジン始動の異常検出時前後におけるエンジン回転数MRNEが分かる。また、データ2のスタータがオン状態であって、かつエンジン回転数MRNEが所定回転数よりも低い期間からは、1回のエンジン始動の操作においてスタータがどれくらいの期間オンされ続けたかが分かる。そして、データ3の車両システムの起動時からエンジン始動の異常検出時までにスタータがオンされた回数は、運転者が車両システムの起動時からエンジン始動の異常検出時までに何回スタータをオンしたかが分かる。
最後に、データ4の前回トリップの走行距離は、エンジン始動の異常が発生する直前に、運転者がどのような走行を行なっていたかが分かる。すなわち、エンジン始動時のエンジンの状態を知る手がかりとなる。
これらは、全て運転者の使用状況を表わすデータであって、かつ故障原因の解析に必要なデータである。したがって、この発明によれば、車両の使用状況を客観的なデータとして取得することができることから、エンジン始動不良による故障の解析を容易かつ効率的なものとすることができる。
なお、図3のフリーズフレームデータFFDには、さらに、データ5以降として、車速、スロットル開口度、水温などが含まれる。これらは、エンジン失火や水温異常などのその他の異常事象が発生したときの車両状態を指示するものであり、故障の解析に有効なデータである。
図4は、この発明による車両故障診断装置が行なうエンジン始動異常の検出動作とデータ保存動作とを説明するためのフローチャートである。
図4を参照して、最初に、イグニッションキーがオン位置に回動されて車両システムが起動すると(ステップS01)、エンジン始動異常判定部12は、スタータがオンされているか否かを判断する(ステップS02)。このとき、エンジン始動異常判定部12は、スタータがオンされていると判断すると、前回のスタータがオフされているか否かを判断する(ステップS03)。そして、エンジン始動異常判定部12は、前回のスタータがオフされているときには、今回新たにスタータがオンされたと判断して、スタータがオンされた回数をカウントするカウンタ16のカウント値をインクリメントさせる(ステップS04)。カウンタ16は、そのカウント結果をフリーズフレームデータ保存部20へ出力する。一方、ステップS03において、前回のスタータがオフされていないときには、エンジン始動異常判定部12は、前回行なわれたスタータのオン動作が未だ継続していると判断して、カウンタ16のカウント値を維持する。
次に、スタータがオンされて回転し、スタータの回転によってエンジンのクランキングが開始されると、エンジン始動異常判定部12は、エンジン回転数センサ30からエンジン回転数MRNEを受ける。そして、エンジン始動異常判定部12は、エンジン回転数MRNEと所定の回転数との一致比較動作を行ない、その比較結果に基づいてエンジンが完爆状態であるか否かを判定する(ステップS05)。このとき、エンジン回転数MRNEが所定の回転数以上であれば、エンジン始動異常判定部12は、エンジン始動が正常であると判定する(ステップS11)。
一方、エンジン始動異常判定部12は、エンジン回転数MRNEが所定の回転数を下回れば、タイマ14を起動させる(ステップS06)。
タイマ14は、エンジン始動異常判定部12からの指示に応じて起動し、スタータがオン状態であって、かつエンジン回転数MRNEが所定の回転数よりも低い期間を計時する。そして、その計時情報をエンジン始動異常判定部12へ出力するとともに、フリーズフレームデータ保存部20へ出力する。
次に、エンジン始動異常判定部12は、計時された期間(=スタータがオン状態であって、かつエンジン回転数MRNEが所定の回転数よりも低い期間)が予め定めた所定の期間よりも長いか否かを判定する(ステップS07)。
このとき、エンジン始動異常判定部12は、計時された期間が所定の期間よりも長ければ、運転者がスタータを所定の期間オンし続けたにも関わらず、エンジンが完爆状態に至らなかったと判断して、エンジン始動が異常であると判定する。そして、エンジン始動異常判定部12は、エンジン始動の異常を判定すると、その判定結果信号を表示手段へ出力するとともに、フリーズフレームデータ保存部20へ出力する(ステップS08)。
フリーズフレームデータ保存部20では、車両システムの起動時から所定の単位時間Δtごとに、不揮発性メモリ28に保存される1群のフリーズフレームデータFFDが随時更新され続けている。そして、CPU24は、エンジン始動異常判定部12からエンジン始動が異常であることを指示する判定結果信号を受けると、1組のデータ群を2回更新した後に不揮発性メモリ28への書込みを停止する(ステップS09)。
その結果、不揮発性メモリ28には、エンジン始動の異常検出時前後の車両状況を指示するデータとして、エンジン始動の異常検出時前後のフリーズフレームデータFFD(i−2)〜FFD(i+2)が保存される(ステップS10)。
一方、ステップS07において、エンジン始動異常判定部12は、計時された期間が所定の期間以下であれば、運転者がスタータをオンし続けた期間が、エンジンを完爆させるのに必要な期間を満たしていないと判断して、すなわち、運転者のキー操作に原因があると判断して、エンジン始動が正常であると判定する。そして、エンジン始動異常判定部12は、エンジン始動の正常/異常を判定すると、その判定結果信号をフリーズフレームデータ保存部20へ出力する(ステップS11)。カウンタ16およびタイマ14は、エンジン始動異常判定部12においてエンジン始動が正常であると判定されたことに応じて、そのカウント結果および計時結果をそれぞれリセットする(ステップS12,S13)。
以上のように、この発明の実施の形態によれば、車両の使用状況に応じたエンジン始動不良の故障解析が可能となるため、解析に要する工数が大幅に削減され、修理を迅速に行なうことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、車両故障診断装置およびそれを搭載した車両に適用可能である。
この発明の実施の形態による車両故障診断装置の概略ブロック図である。 図1の不揮発性メモリに保存されるフリーズフレームデータを説明するためのタイミングチャートである。 図2におけるフリーズフレームデータFFDの詳細を説明するための図である。 この発明による車両故障診断装置が行なうエンジン始動異常の検出動作とデータ保存動作とを説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 エンジン始動異常検出部、12 エンジン始動異常判定部、14 タイマ、16 カウンタ、20 フリーズフレームデータ保存部、22 入力インターフェース部、23 バス、24 CPU、26 タイマ、28 不揮発性メモリ、30 エンジン回転数センサ、40 各種センサ、110 コネクタ、120 診断ツール、1000 車両。

Claims (9)

  1. 内燃機関の始動異常を検出する始動異常検出手段と、
    前記始動異常による故障の解析に必要なデータを保存するデータ保存手段とを備え、
    前記データは、前記始動異常の検出時の前後における運転者の車両の使用状況を示すデータを含む、車両故障診断装置。
  2. 前記データ保存手段に保存された前記データは、データ読出手段によって、前記車両の外部に読み出される、請求項1に記載の車両故障診断装置。
  3. 前記始動異常検出手段は、前記始動異常が検出されたことを指示する検出結果信号を前記データ保存手段へ出力し、
    前記データ保存手段は、
    前記データを所定の単位時間ごとに取得して保存する記憶手段と、
    前記検出結果信号を受けると、前記始動異常の検出時から少なくとも1つの前記所定の単位時間の経過後に、前記記憶手段が前記データを取得するのを停止させる制御手段とを含む、請求項1または請求項2に記載の車両故障診断装置。
  4. 前記車両の使用状況を示すデータは、
    車両システムの起動時から前記始動異常の検出時までにスタータがオンされた回数と、
    前記始動異常の検出時において、前記スタータがオフされたときの前記内燃機関の回転数と、
    前記車両システムの起動時の直前のトリップの走行距離との少なくとも1つを含む、請求項3に記載の車両故障診断装置。
  5. 前記車両の使用状況を示すデータは、
    1回の前記スタータのオン動作あたりに前記スタータがオンされ続けた期間をさらに含む、請求項4に記載の車両故障診断装置。
  6. 前記始動異常検出手段は、前記スタータが所定の期間を越えてオンされ続けたにも関わらず、前記内燃機関の回転数が所定の回転数以下であるときに、前記始動異常を検出する、請求項5に記載の車両故障診断装置。
  7. 前記始動異常検出手段は、前記内燃機関の機関温度が低くなるに従って、前記所定の期間が長くなるように設定する、請求項6に記載の車両故障診断装置。
  8. 前記始動異常検出手段は、
    前記スタータがオンされ続け、かつ前記内燃機関の回転数が前記所定の回転数以下である期間を計時するタイマ手段と、
    前記計時された期間が前記所定の期間を越えたことに基づいて、前記始動異常であると判定して前記検出結果信号を出力する始動異常判定手段と、
    前記車両システムの起動時から前記始動異常の検出時までに前記スタータがオンされた回数を計数するカウンタ手段とを含む、請求項7に記載の車両故障診断装置。
  9. 前記タイマ手段は、前記計時した前記スタータがオンされ、かつ前記内燃機関の回転数が所定の回転数以下である期間を前記データ保存手段へ出力し、
    前記カウンタ手段は、前記計数した前記スタータがオンされた回数を前記データ保存手段へ出力する、請求項8に記載の車両故障診断装置。
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