JP2006161242A - 横編機による筒状編地の終端部に環状パイピング部を形成する方法および形成された編地 - Google Patents

横編機による筒状編地の終端部に環状パイピング部を形成する方法および形成された編地 Download PDF

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Abstract

【課題】 筒状編地の編み終わり部分に形成される環状パインピング部の品質を改善し、着用感のよく、人の肌に優しい状態に編成する方法を提供する。
【解決手段】 横編機を用いて筒状編地本体部の終端部に前パイピングと後パイピングからなる環状パイピング部を形成し、パイピングの終端部を伏目編成するものにおいて、編地の仕上がり状態における環状パイピング部での編地の厚みが本体部での編地の厚みとほぼ同じとなるように本体部と環状パイピング部での地糸の糸取り条件を定め、且つ環状パイピング部の編成には少なくとも太さの異なる2種類の弾性糸を使用し、太い弾性糸を前記係止編目の形成に使用し、細い弾性糸を伏目編成に使用する。
【選択図】 図5

Description

この発明は、横編機を用いて編成される筒状編地の編み終わり部分に環状(中空状)のパインピングを無縫製で編地に一体に形成する方法およびその編地に関する。
文献1〜文献3は、横編機を用いて、前編地と後編地をその両端で連続する筒状の編地として編成すれば後工程の縫製を不要または軽減できることを開示している。
文献1は前側編地と後側編地を前後針床のそれぞれ1本置きの針を使用し、対向する針床上に目移し用の空針を常に確保することで2枚ベッド横編機を用いてリブ編みの筒状編地を編成する基本技術を開示している。文献2や文献3には筒状編地の始端側や終端側にパイピングを形成して該部分の編地の断面が4層構造となる編成方法に関するもので、文献2は、前針床の針で編成される前パイピングおよび後針床の針で編成される後パイピングがその両端部においてそれぞれのパイピングを形成する外側編地同士および内側編地同士が接続された状態とすることで、連続した中空部分を有する環状パイピングが形成された筒状編地の編成方法を開示し、文献3は、前後針床の上位に更に一対の上部針床を配設した4枚ベッド横編機を使用して四重構造を有する筒状編地の編成方法について開示している。特に文献2には編地の始端側と終端側のそれぞれに環状パイピングを形成して完全無縫製のサポータを得る方法について記載されているが、編地着用時の着用感については考慮されておらずこのようにして形成された編地をそのまま着用しただけでは、満足のいく着用感を得ることはできない場合があり、特にサポータのように伸縮性が高く、肌に着圧がかかった状態で着用するものにおいてはその問題は顕著になる。
特公平03−075656 特開平08−144160 特開平06−128848
本発明は、編み終わり部分に形成される環状パインピングの品質を改善することを目的とする。人が着用する場合には、その着用感がよく、肌に優しい筒状編地を得ることを目的とする。
この発明では、少なくとも前後一対に設けられ、前後針床が相対的ラッキング可能に構成された横編機を用いて、前編地と後編地をその両端で連続する筒状編地として、その本体部を編成した後、該筒状編地本体部の終端部に、前パイピングと後パイピングからなる環状パイピング部を;
(1)前パイピングを形成する編目および、前パイピングの係止編目を形成するステップ、
(2)後パイピングを形成する編目および、後パイピングの係止編目を形成するステップ、
(3)前針床における前パイピングの編成に先だって、後パイピングの係止編目を後針床の針に移し戻すとともに、前パイピングの係止編目を後針床の針に目移しし、しかる後、前針床の針に編糸を供給して前パイピングのコース編成するステップ、
(4)後針床における後パイピングの編成に先だって、前パイピングの係止編目を前針床の針に移し戻すとともに、後パイピングの係止編目を前針床の針に目移しし、しかる後、後針床の針に編糸を供給して後パイピングのコース編成するステップ、
上記(3)から(4)に示されるステップを適宜回数繰り返して前後のパイピングを形成した後、前パイピングの係止編目を前パイピングを形成する編目と重ね、後パイピングの係止編目を後パイピングを形成する編目と重ね、しかる後、パイピングの終端部を伏目編成するものにおいて、以下の条件を付加して編成を行うことを特徴とする;
a)編地の仕上がり状態における環状パイピング部での編地の厚みが本体部での編地の厚みとほぼ同じとなるように本体部と環状パイピング部での地糸の糸取り条件を定め、
b)環状パイピング部の編成には少なくとも太さの異なる2種類の弾性糸が使用され、太い弾性糸を前記係止編目の形成に使用し、細い弾性糸を伏目編成に使用する。
好ましくは本体部の編成と環状パイピング部の編成に使用する地糸は、糸取り本数が本体部:環状パイピング部が、2:1である。
好ましくは本体部の編成と環状パイピング部の編成に使用する地糸は、糸の太さが本体部:環状パイピング部が、概ね2:1である。
また編成される筒状編地がサポータ等の伸縮性の高い編地であって、本体部と環状パイピング部の編成には、地糸と、シングルカバーリングヤーンとダブルカバーリングヤーンの2種類の弾性糸が用いられ、そのうちダブルカバーリングヤーンはタック糸として編み込まれるとともに前パイピングおよび後パイピングの編み出しコースを形成し、シングルカバーリングヤーンは地糸の添え糸として編み込まれるとともに伏目ループを形成する。
更に好ましくはシングルカバーリングヤーンによる形成される伏目ループは地糸によるループ長よりも大きくする。
また、前述の何れかの編成方法により筒状編地本体部の終端部に環状パイピング部が編成されることを特徴とする編地である。
この発明の編成方法では、編地の仕上がり状態における環状パイピング部での編地の厚みが本体部での編地の厚みとほぼ同じとなるように本体部と環状パイピング部での地糸の糸取り条件を定めたためパイピング終端と本体部との接合箇所は段差の発生を抑えたスムーズな表面に形成することができる。糸取り条件として地糸の糸取り本数あるいは番手など糸の太さを本体部と環状パイピング部で概ね2:1とすることで環状パイピング部と本体部の厚みをほぼ等しくすることができる。
更に環状パイピング部において太い弾性糸を編み出しコースの前記係止編目の形成に使用し、細い弾性糸を伏目編成に使用するようにしているので太い弾性糸は強度があって繰り返し行われる目移しによっても編目が伸ばされたり、糸切れを起こさず、また細い弾性糸を用いて伏目を行うので形成される伏目ループが突出するのを抑えて心地よい着用感のある編地とすることができる。
更に編成用の糸として地糸以外にシングルカバーリングヤーンとダブルカバーリングヤーンの2種類の弾性糸を用い、ダブルカバーリングヤーンはタック糸として編み込むとともに前パイピングおよび後パイピングの編み出しコースの形成に用い、シングルカバーリングヤーンは地糸の添え糸として編み込むとともに伏目ループを形成するようにすればサポータ等の高い伸縮性を要求されるニット製品の生産に適用することができる。特にシングルカバーリングヤーンにより形成する伏目ループのループ長を地糸によるループ長よりも大きくすることで該部分の伸びを確保し、編地の伸張性を阻害しないようにできる。
以下に本発明を実施するための最適実施例を図面とともに以下詳細に説明する。
図1は、筒状編地の終端部に環状パイピング部を形成した編地としてサポータ1の全体を示す。図2〜図4はサポータ1の編成ステップを示す。サポータ1は後述するタック糸を編地に1:1に編み込むことで編み組織を1:1のカノコ状に編成される。このようなサポータは例えば株式会社島精機製作所製コンピュータ横編機SES183SW(製品名)の16ゲージで編むことができる。この横編機は、前後方向に互いに対向する前後一対の針床を有する2枚ベッド横編機であり、後ベッドが左右にラッキング可能で、前後針床間で編目の目移しが行える。キャリッジには編成カムを3基備えている。2枚ベッド横編機は、編地を筒状に編成する場合、前後の各針床においてそれぞれ1本おきの針を用いて編成を行うようにしており、例えば、前針床の奇数番目の針を筒状編成されるサポータの前編地、後針床の偶数番目の針をサポータの後編地を編成するために用いる。このようにすることで対向する針床に空針を確保でき、この空針を用いることにより、リンクス、ガーター、リブなどの表目と裏目が混在した組織柄を筒状に編成したり、編目の移動を行うことができる。また横編機は、弾性糸用給糸装置(製品名:i−DSCS)を備えている。この弾性糸用給糸装置を用いることで弾性糸に張力を付与した状態で給糸できる。弾性糸の張力付与は針間ピッチに対して無負荷状態における弾性糸の糸長(mm)で指定でき、本実施例では針間ピッチの約2倍の3ミリが指定され、給糸口の移動に同期して上記設定された長さの弾性糸が針へ供給される。
サポータ1は本体部2と始端部と終端部にそれぞれ形成された環状パイピング部4,5からなる。サポータ1の本体部2の編成には地糸、タック糸、添え糸の3種類の糸を用いる。地糸は、伸縮性の良好なものが望ましいが、綿素材でもよい。また吸水性があり、且つ速乾性のあるクールマックス(米国デュポン社製)やテクノファイン(旭化成工業株式会社製)などが好ましい。地糸の番手は2/84dtexで2本取りとする。タック糸は、上記弾性糸用給糸装置に掛けられる弾性糸であり、DCY(ダブルカバーリングヤーン)の90番相当の1本取りが使用される。DCYはスパンデックス等のポリウレタン弾性糸を芯にして、その糸を延伸した状態でナイロン糸等をそれぞれS方向とZ方向に二重にカバリングした糸で、一般的にパワーはハードで、丈夫である。添え糸は、地糸に引き揃えて編まれる糸で、SCY(シングルカバーリングヤーン)の110dtex1本取りが使用される。SCYはポリウレタン弾性糸を芯にして、その糸を延伸した状態でナイロン糸等をSまたはZ方向に巻きつけた糸で、ストレッチ性がよく、ソフトな肌触り感がある糸である。上記に対し、サポータの始端部と終端部にそれぞれ形成された環状パイピング部4,5では本体部2と同じ素材の地糸を用いて編成されるが、1本取りで編まれる点が異なる。
次にサポータ1の編成について図2〜図4に従って説明する。なお始端部に形成される環状パイピング部4の編成は省略し、本体部2からの編成を示す。図においてFBは前針床、BBは後針床を示す。アルファベットA,B,…K,Lはそれぞれ針を示す。上下の矢印は目移しの向きを示す。説明の便宜上、図に示した針数は実際の編成に使用される針本数より少なくした。7は地糸、9は添え糸、11はタック糸を示し、7aは地糸の給糸口、9aは添え糸の給糸口、11aはタック糸の給糸口を示す。編成図においてステップ1〜2は本体部2の編成、ステップ3〜6は環状パイピング部5の編み出し編成、ステップ7〜14は環状パイピング部5のコース編成、ステップ15〜16は伏目編成をそれぞれ示す。ステップSは、サポータ本体部2の針床上での編目の係止状態を示す。前針床の奇数番目の針A,C,E,G,I,Kに本体部2の前側編地2fが係止され、後針床の偶数番目の針B,D,F,H,J,Lに本体部2の前側編地2bが係止されている。
本体部2はステップ1とステップ2の編成を所望回数繰り返し行うことで形成する。ここでの編成では、キャリッジの先行の編成カム(SYS.1)と中行の編成カム(SYS.2)を使って行われ、後行の編成カム(SYS.3)は使わない。SYS.1でタック糸11、SYS.2で本体部用地糸7と添え糸9、が針に給糸される。ステップ1のSYS.1で前針床の針A,E,Iにタック糸11を給糸して、続くSYS.2で針A,C,E,G,I,Kに本体部用地糸7と添え糸9を給糸する。ステップ2では後針床の針L,H,Dにタック糸11を給糸して、SYS.2で針L,J,H,F,D,Bに本体部用地糸7と添え糸9を給糸する。
サポータ本体部2を形成した後、続くステップ3〜6で本体部2に続く断面中空状の環状パイピング部5を形成する。ここでは2本取りの本体部用地糸7から1本取りのパイピング用地糸8に切り替えて編成を行う。環状パイピング部5での地糸を8とし、この地糸の給糸口を8aとする。ステップ3で前パイピング5fの編み出しコース13を形成し、続くステップ5で後パイピング5bの編み出しコース15を形成する。まず、ステップ3ではラッキングを原点にした状態でSYS.1で前針床の針A,C,E,G,I,Kと後針床の針C,G,Kにタック糸11をフックさせ、後続のSYS.2で針A,C,E,G,I,Kにパイピング用地糸8と添え糸9を給糸してニットループを形成する。ここでのタック糸11で形成されたコースが前パイピング5fの編み出しコース13となり、前パイピング5fの編成開始箇所を保持する係止編目13aとなる。ステップ4では後針床を右1Pにラッキングして後針床の針C,G,Kに係止された係止編目13aを前針床の空針D,H,Lに目移しする。ステップ5でラッキングを原点に戻して、SYS.1で後針床の針L,J,H,F,D,Bにと前針床の針J,F,Bにタック糸11をフックさせ、SYS.2で針L,J,H,F,D,Bにパイピング用地糸8と添え糸9を給糸する。このタック糸11で形成されたコースが後パイピング5bの編み出しコース15となり、編成開始箇所を保持する係止編目15aとなる。ステップ6では後針床を右1Pにラッキングして前針床の針J,F,Bに係止された係止編目15aを後針床の空針A,E,Iに目移しする。
続くステップ7〜14で環状パイピング部5のコース編成を行う。ここでは主にSYS.1を係止編目13a,15aの移し替えに用いて前後のパイピング5f、5bが互いに交絡せず分離したパイピングとなるようにし、SYS.2をタック糸11の編成に、そしてSYS.3をパイピング用地糸8と添え糸9の編成に用いる。先ずステップ7ではラッキングを右1Pにラッキングした状態にしてSYS.1で前針床の針D,H,Lに係止される係止編目13aを後針床の針に移す。SYS.2でタック糸11を前針床の針A,E,Iにタックをし、SYS.3でパイピング用地糸8と添え糸9を前針床の針A,C,E,G,I,Kに給糸してニットループを形成する。ステップ8ではSYS.1で後針床の針に係止される係止編目13aと係止編目15aを前針床の針に移し、SYS.2でタック糸11で後針床の針L,H,Dにタックし、SYS.3でパイピング用地糸8と添え糸9を後針床の針L,J,H,F,D,Bに給糸する。ステップ9はSYS.1で係止編目13aに加え、係止編目15aを後針床の針に移す点以外はステップ7と同じ編成である。ステップ8とステップ9を繰り返し行うことで所望丈の前パイピング5fと後パイピング5bを並行して形成する。
ステップ10とステップ11は、ステップ8とステップ9と同様の編成を行う。ステップ11は前パイピング5fの最終コースの編成である。ステップ12では係止編目13aを前パイピング5fの最終コースの編目を係止する前針床の針C,G,Kに移して重ね目20を形成して前パイピング5fの口を閉じる。ステップ13は後パイピング5bの最終コースの編成で、SYS.1で係止編目15aのみが目移しされる点以外はステップ8と同じ編成である。ステップ14は係止編目15aを後パイピング5fの最終コースの編目を係止する後針床の針C,G,Kに移して重ね目21を形成して後パイピング5bの口を閉じる。
そして続くステップ15,16に示す伏目編成を前パイピング5fの残る編目に対して順次繰り返し行った後、後パイピング5bの伏目を続けて行うことでサポータ1の編成を終了する。この伏目編成には添え糸9が使用される。添え糸9により形成される伏目ループは粗い目で形成することで該部分の伸びを確保し、サポータの伸びを阻害しないようにすることが好ましい。これは例えば本体部のループ長を9.0mmとした場合、パイピング部の編み出しコースを9.5mm、パイピング部のコース編成を6.2mm、最終の伏目ループを9.5mm程度とするとよい。なお伏目編成には種々の方法があり、上記は一例であり、これに限られるものではない。サポータ本体部に続けて形成される環状パイピング部5の前パイピング5f、後パイピング5bのそれぞれの編成開始箇所の係止編目13a,15aは弾性糸(タック糸11)により形成されるので、所望丈のパイピングを編成する間、係止編目を前後針床間で繰り返し目移ししても、編目が伸ばされたり、編糸が切れたりすることはない。
図5は図1に示すサポータ1の線I−Iの断面を概略的に示したものである。環状パイピング部5そのものは2本取り編成される本体部用地糸7から1本取りのパイピング用地糸8に切り替えて編成されるため本体部2とほぼ等しい厚みに仕上げることができる。更にパイピイングの終端の解れ止めを添え糸9で行うため、伏目処理の際に形成される伏目ループ19f、19bの盛り上がりを抑えることができる。したがってパイピング終端と本体部の接合箇所の表面をスムーズに形成でき、サポータを着用した際に着用感を心地よくでき、また長期に着用しても肌にパイピング部の後が付きにくくする効果があり、肌に優しいサポータとすることができる。なお上記実施例では弾性糸用給糸装置により3ミリ/針間ピッチの長さのタック糸が針へ供給されるようにしたが、サポータの着圧に応じて弾性糸の送り量を適宜調整できるのはいうまでもない。上記実施例ではサポータを例に説明したが、これに限定されるものではなく編み終わり部に環状パイピング部を形成する編地に対し広く実施できるのはいうまでもない。
本実施例の編成方法によって編まれたサポータの全体を示す。 本実施例のサポータの編成ステップを示した図である。 図2に続くサポータの編成ステップを示した図である。 図3に続くサポータの編成ステップを示した図である。 図1の線I−Iの断面を概略的に示した図である。
符号の説明
1…サポータ、2…本体部、2f…前本体部,2b…後本体部、4,5…環状パイピング部、5f…前パイピング、5b…後パイピング、7…本体部用地糸、8…パイピング用地糸、9…添え糸、11…タック糸、7a、8a、9a、11a…給糸口、13、15…編み出しコース、13a、15a…係止編目、19f、19b…伏目ループ

Claims (6)

  1. 少なくとも前後一対に設けられ、前後針床が相対的ラッキング可能に構成された横編機を用いて、前編地と後編地をその両端で連続する筒状編地として、その本体部を編成した後、該筒状編地本体部の終端部に、前パイピングと後パイピングからなる環状パイピング部を;
    (1)前パイピングを形成する編目および、前パイピングの係止編目を形成するステップ、
    (2)後パイピングを形成する編目および、後パイピングの係止編目を形成するステップ、
    (3)前針床における前パイピングの編成に先だって、後パイピングの係止編目を後針床の針に移し戻すとともに、前パイピングの係止編目を後針床の針に目移しし、しかる後、前針床の針に編糸を供給して前パイピングのコース編成するステップ、
    (4)後針床における後パイピングの編成に先だって、前パイピングの係止編目を前針床の針に移し戻すとともに、後パイピングの係止編目を前針床の針に目移しし、しかる後、後針床の針に編糸を供給して後パイピングのコース編成するステップ、
    上記(3)から(4)に示されるステップを適宜回数繰り返して前後のパイピングを形成した後、前パイピングの係止編目を前パイピングを形成する編目と重ね、後パイピングの係止編目を後パイピングを形成する編目と重ね、しかる後、パイピングの終端部を伏目編成するものにおいて、以下の条件を付加して編成を行うことを特徴とする;
    a)編地の仕上がり状態における環状パイピング部での編地の厚みが本体部での編地の厚みとほぼ同じとなるように本体部と環状パイピング部での地糸の糸取り条件を定め、
    b)環状パイピング部の編成には少なくとも太さの異なる2種類の弾性糸が使用され、太い弾性糸を前記係止編目の形成に使用し、細い弾性糸を伏目編成に使用する。
  2. 本体部の編成と環状パイピング部の編成に使用する地糸は、糸取り本数が本体部:環状パイピング部が、2:1である請求項1に記載の編成方法。
  3. 本体部の編成と環状パイピング部の編成に使用する地糸は、糸の太さが本体部:環状パイピング部が、概ね2:1である請求項1に記載の編成方法。
  4. 編成される筒状編地がサポータ等の伸縮性の高い編地であって、本体部と環状パイピング部の編成には、地糸と、シングルカバーリングヤーンとダブルカバーリングヤーンの2種類の弾性糸が用いられ、そのうちダブルカバーリングヤーンはタック糸として編み込まれるとともに前パイピングおよび後パイピングの編み出しコースを形成し、シングルカバーリングヤーンは地糸の添え糸として編み込まれるとともに伏目ループを形成する請求項1〜3のいずれかに記載の編成方法。
  5. シングルカバーリングヤーンによる形成される伏目ループは地糸によるループ長よりも大きい請求項4に記載の編成方法。
  6. 請求項1〜5の何れかにより筒状編地本体部の終端部に環状パイピング部が編成された編地。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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