JP2006160185A - 車両用懸架装置の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両の各種の走行状態に応じた適切な減衰力をダンパーにより発生させる。
【解決手段】 制御装置30は、車両の四輪モデルにおいて、各車輪WFL,WFR,WRR,WRLに対応した各ばね下部材(例えば、ナックル12およびサスペンションアーム13等)の上下方向に沿った振動に係る運動と、ばね上部材(例えば、車体11)の上下方向に沿った振動に係る運動と、ばね上部材のローリングに係る運動と、ばね上部材のピッチングに係る運動とに対する合計7自由度の運動方程式に基づき、ばね上部材と各ばね下部材とを連結するダンパー14の減衰係数を非線形H∞制御則により制御する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、車両用懸架装置を制御する車両用懸架装置の制御装置に関する。
従来、例えば車両用サスペンション装置のダンパーの減衰係数を予め定めた線形部分と非線形部分とに分割し、非線形部分を制御入力とし、ばね上部材の上下方向での速度、および、ばね上部材の上下方向での加速度、および、ばね上部材に対するばね下部材の上下方向での相対速度を評価出力とし、制御入力および評価出力に各周波数重みを付与した一般化プラントを想定し、この一般化プラントを用いて非線形H∞制御理論に基づいて求めた正定対称解と、ばね上部材の上下方向での速度およびばね下部材に対するばね上部材の上下方向での相対変位量等からなる状態量とにより目標減衰力を算出して、ダンパーの減衰力を制御する制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−148208号公報
ところで、上記従来技術の一例に係る車両用サスペンション装置の制御装置においては、例えば車両の定速直進走行時等の限られた走行状態でのみ有効であって、例えば車両の旋回時や加速あるいは減速時等を含む車両の通常の走行状態においては、適切な制御を行うことが困難となる。
つまり、単一の車輪に対する上下方向に沿った運動のみを制御対象とするだけでは、例えば車両の旋回時等に生じるローリングや、例えば車両の加速あるいは減速時等に生じるピッチング等の車両挙動に対してダンパーで適切な減衰力を発生させることができないという問題が生じる。
しかも、このような問題に対して、例えば車両の定速直進走行時や旋回時や加速あるいは減速時等の各車両挙動に応じて制御内容を切り換えるように設定すると、この切り換えの前後で車両の乗員が予期しない車両挙動の変動が生じてしまい、車両の乗員が違和感を感じてしまうという問題が生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、車両の各種の走行状態に応じた適切な減衰力をダンパーにより発生させることが可能な車両用懸架装置の制御装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の車両用懸架装置の制御装置は、車両のばね上部材およびばね下部材を弾性的に支持すると共に減衰力を変更可能なダンパーを具備する車両用懸架装置の制御装置であって、前記ばね上部材の振動に係る運動と、車両の複数の車輪毎に対応した前記ばね下部材の振動に係る運動と、前記ばね上部材の少なくともローリングまたはピッチングの何れかに係る運動との各運動状態に基づき、前記減衰力を制御する減衰力制御手段(例えば、実施の形態での制御装置30)を備えることを特徴としている。
上記の車両用懸架装置の制御装置によれば、車両のばね上部材(例えば、車体)の振動に係る運動と、車両のばね下部材(例えば、ナックルおよびサスペンションアーム等)の振動に係る運動と、ばね上部材の少なくともローリングまたはピッチングに係る運動とを、各運動毎に独立かつ同時に制御することができ、単一の車両モデルによって車両の多様な運動状態を統合的に制御することができる。
さらに、請求項2に記載の本発明の車両用懸架装置の制御装置は、前記各運動状態に係る状態量を検知あるいは推定する状態量取得手段(例えば、実施の形態でのばね上加速度センサ31、ロールレートセンサ32、ピッチレートセンサ33、ばね下加速度センサ34,35,36,37)を備え、前記減衰力制御手段は、前記状態量取得手段により取得された各前記状態量に基づき、前記減衰力を制御する際の制御ゲインを変更することを特徴としている。
上記の車両用懸架装置の制御装置によれば、状態量取得手段により検知または推定された状態量に応じて、車両の走行状態や走行環境あるいは操作者の運転意志等を検知することができ、これらの検知結果に応じて各運動状態に対する制御ゲインを最適化することによって車両の乗り心地を向上させることができる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明の車両用懸架装置の制御装置によれば、単一の車両モデルによって車両の多様な運動状態を統合的に制御することができる。
さらに、請求項2に記載の本発明の車両用懸架装置の制御装置によれば、状態量取得手段により検知または推定された状態量に応じて、車両の多様な運動状態に対する制御ゲインを最適化することによって車両の乗り心地を向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る車両用懸架装置の制御装置について添付図面を参照しながら説明する。
本実施の形態に係る車両用懸架装置10は、例えば図1および図2に示すように、四輪車両の各車輪WFL,WFR,WRL,WRRを懸架するサスペンション装置であって、車体11に対してナックル12を上下動可能に支持するサスペンションアーム13と、車体11とサスペンションアーム13とを接続する可変減衰力のダンパー14およびコイルばね15とを備えて構成されている。
ダンパー14は、例えば図3に示すように、下端部がサスペンションアーム13に接続されたシリンダ21と、シリンダ21に対して摺動可能に嵌合するピストン22と、ピストン22の上端部から上方に延びてシリンダ21の上壁部を液密状態に貫通し、上端部が車体11に接続されたピストンロッド23と、シリンダ21の下部に対して摺動可能に嵌合するフリーピストン24とを備えて構成され、シリンダ21の内部にピストン22により仕切られるようにして上部の第1流体室25および下部の第2流体室26が形成されると共に、フリーピストン24とシリンダ21の下端部との間に適宜のガスが封入されたガス室27が形成されている。
ピストン22には、上面および下面を連通させるようにして上下方向に貫通する複数の流体流路22a,…,22aが形成され、これらの流体流路22a,…,22aを介して第1流体室25と第2流体室26とが相互に連通するようになっている。
そして、第1流体室25および第2流体室26および各流体流路22a内には、例えばオイル等の粘性流体に鉄粉等の磁性体微粒子を分散配置させてなる磁気粘性流体が封入されており、この磁気粘性流体は、外部から印加される磁界に応じて磁性体微粒子が整列することで、見かけ上の粘度が変化するようになっている。
そして、ピストン22の内部には、後述する制御装置30により通電制御されるコイル28が備えられ、このコイル28への通電により発生する磁束が各流体流路28aを通過することで、磁気粘性流体の粘度が変化するようになっている。
このダンパー14が収縮してシリンダ21に対してピストン22が相対的に下方に移動すると、第1流体室25の容積が増大し、第2流体室26の容積が減少することから、第2流体室26内の磁気粘性流体がピストン22の流体通路22a,…,22aを通過して第1流体室25内に流入する。一方、ダンパー14が伸張してシリンダ21に対してピストン22が相対的に上方に移動すると、第1流体室2の容積が減少し、第2流体室26の容積が増大することから、第1流体室25内の磁気粘性流体がピストン22の流体通路22a,…,22aを通過して第2流体室26内に流入する。
そして、流体通路22a,…,22aを通過する磁気粘性流体の粘性抵抗により減衰力が発生することになる。このとき、コイル28への通電を制御することで、通電により発生する磁束が通過する各流体流路28a内に存在する磁気粘性流体の見かけ上の粘度が変化し、コイル28への通電量に応じてダンパー14により発生する減衰力の大きさが適宜に変更されるようになっている。
また、ダンパー14に急激な圧縮荷重が作用して第2流体室26の容積が減少するときには、ガス室27の容積を縮小させつつフリーピストン24が下降することで、急激な圧縮荷重を吸収するようになっており、また、ダンパー14に急激な引張荷重が作用して第2流体室26の容積が増大するときには、ガス室27の容積を拡張させつつフリーピストン24が上昇することで、急激な引張荷重を吸収するようになっている。
さらに、ピストン22が下降してシリンダ21内に収容されるピストンロッド23の容積が増大した場合には、この容積の増大分を吸収するようにしてフリーピストン24が下降するようになっている。
ダンパー14の減衰力を制御する制御装置30には、例えば、ばね上部材42の上下方向に沿った加速度(ばね上加速度)を検出するばね上加速度センサ31と、車両の旋回時等に発生するローリングに係るロールレートを検出するロールレートセンサ32と、車両の加速あるいは減速時等に発生するピッチングに係るピッチレートを検出するピッチレートセンサ33と、四輪車両の各車輪WFL,WFR,WRR,WRLに対するばね下部材41,…,41の上下方向に沿った加速度(ばね下加速度)を検出する各ばね下加速度センサ34,35,36,37とから出力される各検出信号が入力され、制御装置30は、これらの検出信号に基づき、車両の各種の走行状態に応じて適宜の車両状態量を制御するようにして、各車輪WFL,WFR,WRR,WRLの各ダンパー14,…,14により発生する減衰力の大きさを制御する。
制御装置30は、例えば、車両の四輪モデルにおいて、各車輪WFL,WFR,WRR,WRLに対応した各ばね下部材41,…,41(例えば、ナックル12およびサスペンションアーム13等のように各車輪WFL,WFR,WRR,WRLに接続されて各車輪WFL,WFR,WRR,WRLと共に動く部材)の上下方向に沿った振動に係る運動と、ばね上部材42(例えば、車体11)の上下方向に沿った振動に係る運動と、ばね上部材42のローリングに係る運動と、ばね上部材42のピッチングに係る運動とに対する合計7自由度の運動方程式に基づき、ばね上部材42と各ばね下部材41,…,41とを連結するダンパー14の減衰係数を非線形H∞制御則により制御する。
ここで、各車輪WFL,WFR,WRR,WRLに対応した各ばね下部材41,…,41の上下方向に沿った振動に係る運動の各運動方程式は、例えば下記数式(1)〜(4)に示すように記述され、ばね上部材42の上下方向に沿った振動に係る運動の運動方程式は、例えば下記数式(5)に示すように記述され、ばね上部材42のローリングに係る運動の運動方程式は、例えば下記数式(6)に示すように記述され、ばね上部材42のピッチングに係る運動の運動方程式は、例えば下記数式(7)に示すように記述される。
Figure 2006160185
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なお、上記数式(1)〜(7)においては、例えば図4(a),(b)および図5(a),(b)に示すように、ばね上部材42の質量M、前方側の各車輪WFL,WFRに対するばね下部材41,41の各質量M1f、後方側の各車輪WRR,WRLに対するばね下部材41,41の各質量M1r、ばね上部材42と各ばね下部材41,…,41との間に介装された車両用懸架装置10の前方側の各車輪WFL,WFRに対するばね定数K2fおよび後方側の各車輪WRR,WRLに対するばね定数K2r、各ばね下部材41,…,41と路面との間に介装された各車輪WFL,WFR,WRR,WRLのタイヤに対するばね定数K、ばね上部材42と各ばね下部材41,…,41との間に介装された車両用懸架装置10の前方側の各車輪WFL,WFRに対する各可変減衰係数Cf1,Cf2および後方側の各車輪WRR,WRLに対する各可変減衰係数Cr3,Cr4、前方側の車輪WFL,WFRに対する輪距Tおよび後方側の車輪WRR,WRLに対する輪距T、ばね上部材42(例えば、車体11)の重心Gから前方側の車輪WFL,WFRの前輪側車軸までの距離aおよび後方側の車輪WRR,WRLの後輪側車軸までの距離b、ばね上部材の重心Gの上下方向での変位z、各車輪WFL,WFR,WRR,WRLに対応したばね上部材42と車両用懸架装置10との接続部の上下方向での各変位z21,z22,z23,z24、各車輪WFL,WFR,WRR,WRLに対応した各ばね下部材41,…,41の重心の上下方向での各変位z11,z12,z13,z14、各車輪WFL,WFR,WRR,WRLのタイヤと路面との接触部の上下方向での各変位z01,z02,z03,z04、ばね上部材42のローリングに係るロール角φおよび慣性モーメントJφ、ばね上部材42のピッチングに係るピッチ角θおよび慣性モーメントJθとされている。
なお、空間座標(x,y,z)は、前後方向前方がx方向正方向とされ、左右方向左方がy方向正方向とされ、上下方向下方がz方向の正方向とされている。
そして、各車輪WFL,WFR,WRR,WRLに対応したばね上部材42と車両用懸架装置10との接続部の上下方向での各変位z21,z22,z23,z24は、例えば下記数式(8)に示すように記述されることから、各変位z21,z22,z23,z24の時間tに関する1回微分(dz21/dt),(dz22/dt),(dz23/dt),(dz24/dt)は、例えば下記数式(9)に示すように記述される。
また、各可変減衰係数Cf1,Cf2,Cr3,Cr4は、例えば下記数式(10)に示すように、適宜の各定数項Cfn,Crnと各変数項Cu1,Cu2,Cu3,Cu4との和とされている。
Figure 2006160185
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そして、上記数式(9)および(10)により、上記数式(1)〜(7)は、例えば下記数式(11)〜(17)に示すように記述される。
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ここで、各車輪WFL,WFR,WRR,WRLに対応したばね上部材42に対する各ばね下部材41,…,41の各相対速度(dxR/dt),(dxR/dt),(dxR/dt)、(dxR/dt)は、例えば下記数式(18)に示すように記述される。
そして、例えば下記数式(19)に示すように、各可変減衰係数Cf1,Cf2,Cr3,Cr4の各変数項Cu1,Cu2,Cu3,Cu4を制御入力uとし、変位zおよびロール角φおよびピッチ角θおよび各変位z11,z12,z13,z14の時間tに関する各1回微分(dz/dt),(dφ/dt),(dθ/dt),(dz11/dt),(dz12/dt),(dz13/dt),(dz14/dt)と、変位zおよびロール角φおよびピッチ角θおよび各変位z11,z12,z13,z14とを状態ベクトルxとし、変位zおよびロール角φおよびピッチ角θの時間tに関する各2回微分(d/dt),(dφ/dt),(dθ/dt)と、各1回微分(dz/dt),(dφ/dt),(dθ/dt)と、各相対速度(dxR/dt),(dxR/dt),(dxR/dt)、(dxR/dt)とを評価出力zとし、各変位z01,z02,z03,z04を路面外乱wとして、車両用懸架装置10の状態空間表現は、例えば下記数式(20)および(21)に示すように記述される。
Figure 2006160185
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なお、上記数式(20)において、係数行列Aは、例えば下記数式(22)に示すように記述され、係数行列Bp1,Bp2(x)は、例えば下記数式(23)に示すように記述される。
また、上記数式(21)において、係数行列Cp1は、例えば下記数式(24)に示すように記述され、係数行列Dp12(x)は、例えば下記数式(25)に示すように記述される。
Figure 2006160185
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そして、制御装置30は、例えば図6に示すように、評価出力zと制御入力uとに対して、周波数に応じて大きさが変化する重み、つまり伝達関数で与えられる動的な重みである各周波数重みW(S),W(S)を作用させた非線形H∞状態フィードバック制御系の一般化プラントを設定する。
この一般化プラントでは、各周波数重みW(S),W(S)が乗算された評価出力zと制御入力uとに対して、さらに、例えば下記数式(26)に示すような、非線形な重み関数として状態量xの関数a(x),a(x)が乗算される。
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そして、周波数重みW(S)に対する状態空間表現は、周波数重みW(S)の状態量xと、周波数重みW(S)の出力zと、各定数行列A,B,C、Dとにより、下記数式(27)に示すように記述され、周波数重みW(S)に対する状態空間表現は、周波数重みW(S)の状態量xと、周波数重みW(S)の出力zと、各定数行列A,B,C、Dとにより、下記数式(28)に示すように記述される。
Figure 2006160185
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そして、上記数式(20)に示すように記述される一般化プラントに対する状態空間表現は、例えば下記数式(29)に示すように記述される。
なお、下記数式(29)において、状態量xと、各係数行列A,B,B(x),C11,D121(x),C12,D122(x)は、例えば下記数式30に示すように記述される。
Figure 2006160185
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ここで、例えば下記数式(31)に示す条件により、上記数式(29)に示すように記述される一般化プラントに対する状態空間表現は、例えば下記数式(32)に示すように記述される。
Figure 2006160185
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ここで、係数行列D122 −1(x)が存在し、所定の正定数γに対して下記数式(33)のリカッチ方程式を満たす正定対称解Pが存在し、かつ、非線形な重み関数a(x),a(x)が下記数式(34)の制約条件を満たす場合、下記数式(35)に示すように記述される制御入力u=k(x)は閉ループシステムを内部安定にし、外乱に対するロバスト性を示すLゲイン(‖z‖/‖w‖)が所定の正定数γ以下となる。なお、‖‖はユークリッドノルムであって、‖‖は2乗可積分関数空間L上のノルムである。
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そして、上記数式(33)を満たす非線形な重み関数a(x),a(x)が下記数式(36)に示すように記述されると、上記数式(35)に示すように記述される制御入力u=k(x)は、下記数式(37)に示すように記述される。なお、下記数式(37)においては、任意の正定関数m1(x)とされている。
Figure 2006160185
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そして、制御装置30は、上記数式(19)に示すように各変数項Cu1,Cu2,Cu3,Cu4が制御入力uとされていることから、上記数式(37)による制御入力uと、各可変減衰係数Cf1,Cf2,Cr3,Cr4の各定数項Cfn,Crnとを加算して各目標減衰係数CFL,CFR,CRR,CRLを算出し、各目標減衰係数CFL,CFR,CRR,CRLと、各車輪WFL,WFR,WRR,WRLに対応したばね上部材42に対する各ばね下部材41,…,41の各相対速度(dxR/dt),(dxR/dt),(dxR/dt)、(dxR/dt)とを乗算して、例えば下記数式(38)に示すように、各目標減衰力Ff1,Ff2,Fr3,Fr4を算出する。そして、各ダンパー14,…,14により発生する減衰力の大きさが、各目標減衰力Ff1,Ff2,Fr3,Fr4と等しくなるようにして、各ダンパー14,…,14のコイル28,…,28への通電量を制御する。
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さらに、制御装置30は、各センサ31,…,37から出力される検出信号に基づき、各車輪WFL,WFR,WRR,WRLに対応した各ばね下部材41,…,41の上下方向に沿った運動と、ばね上部材42の上下方向に沿った運動と、ばね上部材42のローリングに係る運動と、ばね上部材42のピッチングに係る運動との各運動状態に対する制御ゲインを適宜に変更可能とされている。
例えば、制御装置30は、ばね上加速度センサ31から出力される検出信号の周波数分布と実効値に応じて走行路の路面状態を推定し、推定した路面状態に応じて各運動に対する制御ゲインを変更可能とされている。この場合、ばね上加速度センサ31から出力される検出信号は、先ず、複数(例えば、3つ)の異なる周波数帯域を抽出する第1〜第3バンドパスフィルタにより処理される。
ここで、第1バンドパスフィルタでは、ばね上部材42の共振周波数領域(例えば、0.7Hz〜2.0Hz等)に対応する周波数の振動成分が抽出され、第3バンドパスフィルタでは、ばね下部材41の共振周波数領域(例えば、10Hz〜20Hz等)に対応する周波数の振動成分が抽出され、第2バンドパスフィルタでは、ばね上部材42の共振周波数領域とばね下部材41の共振周波数領域との間の中間周波数領域(例えば、3.0Hz〜8.0Hz等)に対応する周波数の振動成分が抽出される。
そして、各第1〜第3バンドパスフィルタ毎に抽出された振動成分に対して、絶対値化および高周波成分を除去するローパスフィルタリングの処理が実行された後に、各振動成分の実効値が算出される。
ここで、各振動成分の実効値は、例えば略平坦な良路や、周期的な凹凸が存在する波状路や、ランダムな凹凸が存在する瘤状路や、路面表面が粗い簡易舗装路等の各種の路面状態に応じて所定の変化を示すことが予め把握されており、例えばばね上部材42の共振周波数領域(例えば、0.7Hz〜2.0Hz等)に対応する振動成分の振動が増大する波状路においては、ダンパー14の減衰力を増大させることで、この振動成分を抑制して乗り心地を向上させることができる。一方、例えばばね下部材41の共振周波数領域(例えば、10Hz〜20Hz等)に対応する振動成分の振動が増大する瘤状路や簡易舗装路においては、ダンパー14の減衰力を減少させることで、この振動成分を抑制して乗り心地を向上させることができる。
上述したように、本実施の形態による車両用懸架装置の制御装置によれば、車両の各車輪WFL,WFR,WRR,WRL毎に対するばね下部材41,…,41の上下方向に沿った運動およびばね上部材42の上下方向に沿った運動と、ばね上部材42のローリングに係る運動およびピッチングに係る運動とを、各運動毎に独立に設定した周波数重みによって同時に制御することができ、単一の車両モデルによって車両の運動状態を統合的に制御することができる。しかも、各種のセンサにより実際に検知または適宜に想定した車両の走行状態や走行環境あるいは操作者の運転意志等に応じて各運動に対する制御ゲインを適宜に変更することができ、例えば走行路の路面状態に応じて各運動に対する制御ゲインを最適化することによって乗り心地を向上させることができる。
なお、上述した実施の形態においては、車両の四輪モデルにおいて7自由度の運動方程式に基づきダンパー14の減衰係数を非線形H∞制御則により制御するとしたが、これに限定されず、他の運動モデル、例えば二輪モデル等に対して非線形H∞制御則を適用してもよい。
この変形例において、例えば、四輪車両の運動モデルを、左右の前輪WFL,WFRに対する二輪モデルと、左右の後輪WRL,WRRに対する二輪モデルとにより構成した場合には、各二輪モデルにおいて、左右の各車輪W,Wに対応した各ばね下部材41,41の上下方向に沿った運動と、ばね上部材42の上下方向に沿った運動と、ばね上部材42のローリングに係る運動とに対する合計4自由度の運動方程式に基づき、ダンパー14の減衰係数を非線形H∞制御則により制御する。
ここで、各車輪W,Wに対応した各ばね下部材41,41の上下方向に沿った運動の各運動方程式は、例えば下記数式(39),(40)に示すように記述され、ばね上部材42の上下方向に沿った運動の運動方程式は、例えば下記数式(41)に示すように記述され、ばね上部材42のローリングに係る運動の運動方程式は、例えば下記数式(42)に示すように記述される。
Figure 2006160185
Figure 2006160185
Figure 2006160185
Figure 2006160185
なお、上記数式(39)〜(42)においては、例えば図7に示すように、ばね上部材42の質量M、左右の各車輪W,Wに対するばね下部材41,41の各質量M11,M12、ばね上部材42と各ばね下部材41,41との間に介装された車両用懸架装置10の各車輪W,Wに対する各ばね定数K、各ばね下部材41,41と路面との間に介装された各車輪W,Wのタイヤに対するばね定数K、ばね上部材42と各ばね下部材41,41との間に介装された車両用懸架装置10の各車輪W,Wに対する各可変減衰係数C,C、左右の各車輪W,Wに対する輪距T、ばね上部材の重心Gの上下方向での変位z、各車輪W,Wに対応したばね上部材42と車両用懸架装置10との接続部の上下方向での各変位z21,z22、各車輪W,Wに対応した各ばね下部材41,41の重心の上下方向での各変位z11,z12、各車輪W,Wのタイヤと路面との接触部の上下方向での各変位z01,z02、ばね上部材42のローリングに係るロール角φおよび慣性モーメントJφとされている。
そして、各車輪W,Wに対応したばね上部材42と車両用懸架装置10との接続部の上下方向での各変位z21,z22は、例えば下記数式(43)に示すように記述されることから、各変位z21,z22の時間tに関する1回微分(dz21/dt),(dz22/dt)は、例えば下記数式(44)に示すように記述される。
また、各可変減衰係数C,Cは、例えば下記数式(45)に示すように、適宜の各定数項Cn1,Cn2と各変数項Cu1,Cu2との和とされている。
Figure 2006160185
Figure 2006160185
Figure 2006160185
そして、上記数式(44)および(45)により、上記数式(39)〜(42)は、例えば下記数式(46)〜(49)に示すように記述される。
Figure 2006160185
Figure 2006160185
Figure 2006160185
Figure 2006160185
そして、例えば下記数式(50)に示すように、各可変減衰係数C,Cの各変数項Cu1,Cu2を制御入力uとし、各車輪W,Wに対応したばね下部材41に対する路面の各相対変位(z01−z11),(z02−z12)と、各車輪W,Wに対応したばね上部材42に対する各ばね下部材41,41の各相対変位(z11−z21),(z12−z22)と、各変位z11,z12および変位zおよびロール角φの時間tに関する各1回微分(dz11/dt),(dz12/dt),(dz/dt),(dφ/dt)とを状態ベクトルxとし、変位zの時間tに関する2回微分(d/dt)および1回微分(dz/dt)と、ロール角φの時間tに関する1回微分(dφ/dt)と、各車輪W,Wに対応したばね上部材42に対する各ばね下部材41,41の各相対変位(z11−z21),(z12−z22)の時間tに関する1回微分とを評価出力zとし、各変位z01,z02の時間tに関する1回微分(dz01/dt),(dz02/dt)を路面外乱wとして、車両用懸架装置10の状態空間表現は、例えば上記数式(20)および(21)に示すように記述される。
Figure 2006160185
なお、上記数式(20)において、係数行列Aは、例えば下記数式(51)に示すように記述され、係数行列Bp1,Bp2(x)は、例えば下記数式(52)に示すように記述される。
また、上記数式(21)において、係数行列Cp1は、例えば下記数式(53)に示すように記述され、係数行列Dp12(x)は、例えば下記数式(54)に示すように記述される。
Figure 2006160185
Figure 2006160185
Figure 2006160185
Figure 2006160185
また、この変形例において、例えば、四輪車両の運動モデルを、前後の左輪WFL,WRLに対する二輪モデルと、前後の右輪WFR,WRRに対する二輪モデルとにより構成し、各二輪モデルにおいて、前後の各車輪W,Wに対応した各ばね下部材41,41の上下方向に沿った運動と、ばね上部材42の上下方向に沿った運動と、ばね上部材42のピッチングに係る運動とに対する合計4自由度の運動方程に基づき、ダンパー14の減衰係数を非線形H∞制御則により制御してもよい。
また、例えば、四輪車両の運動モデルを、車両の軸距を無視して左右の各前後輪が等価的に単一の仮想的な車軸上の各点にそれぞれ集中していると仮定する二輪モデル、あるいは、車両の輪距を無視して前後の各左右輪が等価的に車両の前後軸と各車軸との交点にそれぞれ集中していると仮定する二輪モデルとしてもよい。
なお、上述した実施の形態においては、7自由度の運動方程式に係る各状態量を検出する各センサ31,…,37を備えるとしたが、これに限定されず、例えば、一部の状態量(例えば、ロールレートおよびピッチレートおよびばね下加速度)を各センサ32,33,34,…,37により検出し、他の状態量を状態オブザーバにより推定してもよい。
本発明の実施の形態に係る車両用懸架装置の制御装置を搭載した車両を模式的に示す構成図である。 本発明の実施の形態に係る車両用懸架装置を模式的に示す構成図である。 図2に示すダンパーを模式的に示す構成図である。 図4(a)は本発明の実施の形態に係る車両用懸架装置の各車輪WFL,WFRに対する機能図であり、図4(b)は本発明の実施の形態に係る車両用懸架装置の各車輪WRL,WRRに対する機能図である。 図5(a)は本発明の実施の形態に係る車両用懸架装置の各車輪WFL,WRLに対する機能図であり、図5(b)は本発明の実施の形態に係る車両用懸架装置の各車輪WFR,WRRに対する機能図である。 本発明の実施の形態に係る状態フィードバック制御系の一般化プラントを示すブロック図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る車両用懸架装置の各車輪W,Wに対する機能図である。
符号の説明
10 車両用懸架装置
30 制御装置(減衰力制御手段)
31 ばね上加速度センサ(状態量取得手段)
32 ロールレートセンサ(状態量取得手段)
33 ピッチレートセンサ(状態量取得手段)
34,35,36,37 ばね下加速度センサ(状態量取得手段)

Claims (2)

  1. 車両のばね上部材およびばね下部材を弾性的に支持すると共に減衰力を変更可能なダンパーを具備する車両用懸架装置の制御装置であって、
    前記ばね上部材の振動に係る運動と、車両の複数の車輪毎に対応した前記ばね下部材の振動に係る運動と、前記ばね上部材の少なくともローリングまたはピッチングの何れかに係る運動との各運動状態に基づき、前記減衰力を制御する減衰力制御手段を備えることを特徴とする車両用懸架装置の制御装置。
  2. 前記各運動状態に係る状態量を検知あるいは推定する状態量取得手段を備え、
    前記減衰力制御手段は、前記状態量取得手段により取得された各前記状態量に基づき、前記減衰力を制御する際の制御ゲインを変更することを特徴とする請求項1に記載の車両用懸架装置の制御装置。

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