JP2006159950A - 救命作業着 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業性がよく落水時に横方向に拡大してエアバッグの膨張に対応しうる救命作業着を提供する。
【解決手段】救命作業着1は、合わせ縁3,4に沿って前記エアバッグの膨張で離反しうる雄雌一対の面ファスナ6,7を相対的に3対設けるとともに、前記合わせ縁3に沿った内側に、前記エアバッグの膨張を許容する胴回りを確保しうる幅のマチ8を設け、このマチ8の縁部と前記合わせ縁4に沿った内側に1対のファスナ9、10を設ける。前記救命作業着1上端に設けた襟部11には、一方の端縁に設けた突片12内面と、他方の端縁近傍の外面とに雄雌1対の襟部面ファスナ13,14を付設する。救命作業着1装着時には、雄側の襟部面ファスナ13を雌側の襟部面ファスナ14に重ね合わせて係合する。
【選択図】図2
【解決手段】救命作業着1は、合わせ縁3,4に沿って前記エアバッグの膨張で離反しうる雄雌一対の面ファスナ6,7を相対的に3対設けるとともに、前記合わせ縁3に沿った内側に、前記エアバッグの膨張を許容する胴回りを確保しうる幅のマチ8を設け、このマチ8の縁部と前記合わせ縁4に沿った内側に1対のファスナ9、10を設ける。前記救命作業着1上端に設けた襟部11には、一方の端縁に設けた突片12内面と、他方の端縁近傍の外面とに雄雌1対の襟部面ファスナ13,14を付設する。救命作業着1装着時には、雄側の襟部面ファスナ13を雌側の襟部面ファスナ14に重ね合わせて係合する。
【選択図】図2
Description
本発明は、小型船舶などでの船釣りやマリンスポーツをするレジャー客あるいは漁労作業者や海上救助隊員が使用すると好適な、膨張して浮力を発生させるエアバッグを作業用上着体に取り付けた救命作業着に係り、特に、水中に転落した時に水に反応して発生した炭酸ガスにより前記エアバッグを自動的に膨張させ、浮力を得ることが可能なものに関する。
従来の上記救命作業着には、耐水性、耐寒性を有する作業用上着内側の背中側に膨張式救命具(エアバッグ)を取り付けたものがある。この救命作業着は、海中(水中)への転落時に前記膨張式救命具が水に反応して発生した炭酸ガスで膨張し浮力を得て、着用者が長時間浮くことができる、というものである。
上記従来の救命作業着は、海中への転落により膨張式救命具が膨張したとき、該膨張式救命具が作業用上着内側に配置してあるので、膨張による体積の増加を考慮して作業用上着の胴回りをかなり大きめにする必要があるため、だぶついて作業用上着としての作業性を損なう一方、作業用上着の胴回りを着用者に合ったものにすると、膨張式救命具が完全に膨張することができないという問題があった。
本発明は、前記問題を解消することを課題とし、該課題を解決した救命作業着を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の本発明は、前身頃の両合わせ縁を開閉する前合わせ式の上着体内側に、水に反応して発生したガスの流入で膨張するようになしたエアバッグを着脱可能に設けた救命作業着であって、合わせ縁に沿って前記エアバッグの膨張で離反しうる雄雌一対の面ファスナを相対的に複数対設けるとともに、前記合わせ縁の一方に沿った内側に、前記エアバッグの膨張を許容する胴回りを確保しうる幅のマチを設け、このマチの自由縁部と前記合わせ縁の他方に沿った内側にファスナを設けたものである。
請求項1に記載の救命作業着は、これを着用した作業員などが船上などで作業する際は、対となる雄雌の面ファスナどうしを係合しておけば上着体のだぶつきがなく作業性を損なうことがない一方、落水事故が発生した際には、エアバッグの膨張圧力によって、面ファスナどうしの係合が解けて両合わせ縁が離反し、マチの幅だけ前身頃が横方向に拡大して胴回りが大きくなるので、エアバッグが完全に膨張できるとともに、着用者は前記膨張による圧迫を受けないという効果を奏する。
次に、本発明の好適な実施形態を添付図面の図1〜図7に基づいて詳細に説明する。ここにおいて、図1は面ファスナどうしを係合した状態の正面図、図2は面ファスナどうしを外し、一方の合わせ縁の下部を裏返した状態の正面図、図3はエアバッグの正面図、図4は面ファスナどうしを係合した状態の合わせ縁部分の拡大横断面図、図5は面ファスナを外した状態の合わせ縁部分の拡大横断面図、図6は図2の一点鎖線Aで囲った部分の拡大図、図7はガス発生部材の正面図である。
図1、図2に示すように、救命作業着1は、前身頃2の両合わせ縁3,4を開閉する前合わせ式の上着体5内側に、水に反応して発生したガスの流入で膨張するようになしたエアバッグ5を着脱可能に設けてなる。
図2及び図6に示すように、前記合わせ縁3,4には、これらに沿って前記エアバッグ5の膨張で離反しうる雄雌1対の面ファスナ6,7を相対的に3対設けるとともに、前記合わせ縁3に沿った内側には、前記エアバッグ5の膨張を許容する胴回りを確保しうる幅のマチ8を設け、このマチ8の自由縁部と前記合わせ縁4に沿った内側に1対のファスナ9,10を設ける。
図1及び図2に示すように、前記救命作業着1上端に設けた襟部11には、一方の端縁に設けた突片12内面と、他方の端縁近傍の外面とに雄雌1対の襟部面ファスナ13,14を付設する。救命作業着1装着時には、雄側の襟部面ファスナ13を雌側の襟部面ファスナ14に重ね合わせて係合する。
図1、図5及び図7に示すように、エアバッグ5は、前記前身頃2の合わせ縁3,4近傍の各内側に設けらエアバッグ面ファスナ15aに係合するエアバッグ面ファスナ15と、後身頃上部に設けたエアバッグ面ファスナ(図示せず)にエアバッグ面ファスナ16によって着脱可能に設けた、ガスが充填されて膨張するバッグ本体17と、このバッグ本体17に連結し、水に反応してガスボンベ18内の圧縮炭酸ガスを膨張ガスとなすガス発生部材19と、前記バッグ本体17に着用者が息を吹き込むための吹き込み部材20とからなる。前記ガス発生部材19は、手動紐21を引くことによって手動でガス発生作動を行うことが可能に構成され、前記前身頃2に設け、下端を開放したガス発生部材ポケット22下端のカバー22aの内側に配置され、前記カバー22aを捲くり上げて(図2参照)、着用者がガス発生部材19を一方の手で持って他方の手で前記手動紐21を引き得るように構成してある。また、前記吹き込み部材20は、海上などを長時間浮遊しバック本体17内のガスが減少したときなどに使用するもので、前身頃2に設けた吹き込み部材ポケット23に収容してある。
図1及び図2に示すように、前記前身頃2には、前記ガス発生部材ポケット22近傍に位置して、装着者が救助員にその存在を知らせるための呼び笛(図示せず)を収容するための呼び笛ポケット24を設けるとともに、救命作業着1の両肩部分には、海上などを浮遊する着用者が太陽などの反射光によって救助員にその存在を分かり易くするための反射板25をそれぞれ設ける。なお、図中符号26は一般的なポケットである。
以上のように構成した救命作業着1は、着用に際し先ず、一般の上着と同様にして袖部に両腕を通して羽織り、前身頃2のファスナ9,10どうしを係合して閉じ、マチ8を中ほどで内側に折って、3対の面ファスナ6,7を重ね合わせ係合するとともに、襟部11において、1対の襟部面ファスナ13,14を重ねて係合する。そして、この着用状態にあっては、面ファスナ6,7どうしが係合されているので、だぶつきがなく作業性を損なうことがない。
また、着用者の落水事故が発生した際、エアバッグ5が膨張したときに内側からの膨張圧力によって、面ファスナ6,7どうしが離反し、マチ8幅だけ前身頃2が横方向に拡大するので、着用者は圧迫を受けないとともに、エアバッグ5は完全に膨張する。
なお、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、例えば、ファスナ9,10はボタンに換えてもよいほか、雄雌の面ファスナ6,7は、それぞれ逆の合わせ縁4,3側に設けてもよい。
1 救命作業着
2 前身頃
3,4 合わせ縁
5 エアバッグ
6,7 面ファスナ
8 マチ
9,10 ファスナ
11 襟部
12 突片
13,14 襟部面ファスナ
15,15a,16 エアバッグ面ファスナ
17 バッグ本体
18 ガスボンベ
19 ガス発生部材
20 吹き込み部材
21 手動紐
22 ガス発生部材ポケット
22a カバー
23 吹き込み部材ポケット
24 呼び笛
25 反射板
26 一般的なポケット
2 前身頃
3,4 合わせ縁
5 エアバッグ
6,7 面ファスナ
8 マチ
9,10 ファスナ
11 襟部
12 突片
13,14 襟部面ファスナ
15,15a,16 エアバッグ面ファスナ
17 バッグ本体
18 ガスボンベ
19 ガス発生部材
20 吹き込み部材
21 手動紐
22 ガス発生部材ポケット
22a カバー
23 吹き込み部材ポケット
24 呼び笛
25 反射板
26 一般的なポケット
Claims (1)
- 前身頃の両合わせ縁を開閉する前合わせ式の上着体内側に、水に反応して発生したガスの流入で膨張するようになしたエアバッグを着脱可能に設けた救命作業着であって、合わせ縁に沿って前記エアバッグの膨張で離反しうる雄雌一対の面ファスナを相対的に複数対設けるとともに、前記合わせ縁の一方に沿った内側に、前記エアバッグの膨張を許容する胴回りを確保しうる幅のマチを設け、このマチの自由縁部と前記合わせ縁の他方に沿った内側にファスナを設けた救命作業着。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004350199A JP2006159950A (ja) | 2004-12-02 | 2004-12-02 | 救命作業着 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004350199A JP2006159950A (ja) | 2004-12-02 | 2004-12-02 | 救命作業着 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006159950A true JP2006159950A (ja) | 2006-06-22 |
Family
ID=36662444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004350199A Pending JP2006159950A (ja) | 2004-12-02 | 2004-12-02 | 救命作業着 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006159950A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010125989A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Honda Motor Co Ltd | エアバッグ付きジャケット |
CN114794601A (zh) * | 2022-05-05 | 2022-07-29 | 高梵(浙江)信息技术有限公司 | 一种防溺水羽绒服 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0324496U (ja) * | 1989-07-14 | 1991-03-13 | ||
JP2003200887A (ja) * | 2002-01-07 | 2003-07-15 | Wise Gear:Kk | ガス膨張式ライフジャケット |
-
2004
- 2004-12-02 JP JP2004350199A patent/JP2006159950A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0324496U (ja) * | 1989-07-14 | 1991-03-13 | ||
JP2003200887A (ja) * | 2002-01-07 | 2003-07-15 | Wise Gear:Kk | ガス膨張式ライフジャケット |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010125989A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Honda Motor Co Ltd | エアバッグ付きジャケット |
CN114794601A (zh) * | 2022-05-05 | 2022-07-29 | 高梵(浙江)信息技术有限公司 | 一种防溺水羽绒服 |
CN114794601B (zh) * | 2022-05-05 | 2023-09-26 | 高梵(浙江)信息技术有限公司 | 一种防溺水羽绒服 |
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