JP2006159431A - 塗工紙タイプのプリンター用紙 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 透気抵抗度が1000秒以下である。無機物または有機物の微粒子、バインダーおよびキトサンを含有する水系塗料からなる塗工層を基材の片面または両面に少なくとも1層有している。
【選択図】 なし
Description
(1)基材の製造
広葉樹クラフトパルプ原料100重量部に対して、硫酸バンド3重量部、サイズ剤10重量部およびタルク10重量部を配合し、長網抄紙機にて抄造し、サイズプレスにて紙面に澱粉を塗布し、米坪81.4g/m2 の中性上質紙(基材)を得た。
上記のようにして得られた基材の両面に、顔料、バインダー、キトサンの酸水溶液、カチオン性重合体としてそれぞれ以下に説明するものを含有する塗料を、ロッド・バーコーターを用いて固形分換算で片面に8g/m2 づつ塗工し、スキャッフドライヤーにて乾燥することにより塗工層を形成し、表1に示すように、実施例1〜6および比較例1〜6の塗工紙タイプのプリンター用紙サンプルを得た。
炭酸カルシウムA(白石カルシウム社製の商品名カルライトSA、粒径3.3μm、吸油量95ml/100g)、炭酸カルシウムB(白石カルシウム社製の商品名ブリリアント15、粒径0.55μm、吸油量43.5ml/100g)、合成シリカ(テグサ・ジャパン社製の商品名カープレックス80D、粒径4.6μm、吸油量234ml/100g)、またはクレー(米国Huber 社製の商品名HG−90、粒径0.4μm、吸油量43ml/100g)を、それぞれ以下の表1に示すように配合した(重量部)。
ポリビニルアルコール(クラレ社製の商品名PVA117,ガラス転移温度=0℃)およびスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(日本ゼオン社製の商品名Nipol LX407F)を、それぞれ以下の表1に示すように配合した(重量部)。
キトサン(大日精化社製の商品名ダイキトサン、キトサン分子量=約8万〜10万)を濃度5〜6%の乳酸水溶液に溶解させたものを以下の表1に示すように配合した(重量部)。
ポリアミン系カチオン樹脂(星光PMC社製の商品名DK6850)を以下の表1に示すように配合した(重量部)。
一部の実施例および比較例のプリンター用紙サンプルには、乾燥した塗工層に対してスーパーカレンダー処理を施した。
一定条件下で空気が紙を通過する度合を示す透気度を測定する試験方法には、JIS−P−8117において、「一定時間に試験片を通過する空気の量(ml)を測定する方法」であるISO透気度と、「一定量の空気が試験片を通過するのに要する時間(秒)を測定する方法」である透気抵抗度の2種類が規定されているが、実施例1〜6および比較例1〜6のプリンター用紙サンプルについては、「面積642mm2 のプリンター用紙サンプ ルを空気100mlが通過する時間」を測定する方法である透気抵抗度をJIS−P−8117に従って測定した。この透気抵抗度(秒)の数値が小さいほど、プリンター用紙サンプルはポーラスであり、空気が通りやすいことを示し、逆に、透気抵抗度(秒)の数値が大きいほど、プリンター用紙サンプルは密であり、空気が通りにくいことを示す。この透気抵抗度は、原紙自体の透気性、顔料やバインダーの種類や配合比、カレンダー処理条件などによって制御することができる。
(1)インクジェット方式高速プリンター適性
各プリンター用紙サンプルに、インクジェットプリンター(CANON社製の商品名BJC−455)を用いて、温度23℃、湿度50%の条件で、サイテックス社製の高速インクジェットプリンター用の3色のインク(ブラック1069、シアン1068、マゼンタ1076)をそれぞれベタ印字(大きさ3.0cm×3.0cm)し、インク定着性とインク乾燥性を以下の方法にて評価した。その結果を表2に示す。
各プリンター用紙サンプルに、電子写真方式を用いたプリンターであるカラー・オンデマンド・パブリッシング・システム(富士ゼロックス社製の商品名Docucolor1250cp)を用いて、温度23℃、湿度50%の条件で100枚連続印字を行い、プリンター搬送性とトナー定着性を以下の方法にて評価した。その結果を表2に示す。
塗工層の強度については、各プリンター用紙サンプルのテープピックと粉落ちを以下の方法にて評価した。その結果を表2に示す。
テープピックについては、塗工層に粘着テープを貼って急激に粘着テープを剥離したときの塗工層の剥がれ具合について、以下の基準で評価した。
粉落ちについては、各プリンター用紙サンプルを100枚重ねて断裁するとき及び定規で各プリンター用紙サンプルに折り目を入れたときの粉落ちと塗工層の崩れの程度について、以下の基準で評価した。
(1)実施例1〜6の塗工紙タイプのプリンター用紙サンプルの特性について
実施例1〜5の塗工紙タイプのプリンター用紙サンプルは、インク定着性に関する問題はなく、インク乾燥時間は60秒以内と良好であり、重送も紙詰まりも発生せず、トナー定着性は良好で、塗工層強度に関しても問題はない。
比較例1〜5の塗工紙タイプのプリンター用紙サンプルは、キトサンの乳酸水溶液を含有していないので、塗工層強度に問題がある。
Claims (3)
- 透気抵抗度が1000秒以下である塗工紙タイプのプリンター用紙において、無機物または有機物の微粒子、バインダーおよびキトサンを含有する水系塗料からなる塗工層を基材の片面または両面に少なくとも1層有することを特徴とする塗工紙タイプのプリンター用紙。
- 無機物または有機物の微粒子として、炭酸カルシウム、合成シリカまたはアルミナのうち少なくとも1種類を塗料の顔料中に60重量%以上含有することを特徴とする請求項1記載の塗工紙タイプのプリンター用紙。
- 塗料中にカチオン性重合体を配合したことを特徴とする請求項1または2記載の塗工紙タイプのプリンター用紙。
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JP2004349761A JP2006159431A (ja) | 2004-12-02 | 2004-12-02 | 塗工紙タイプのプリンター用紙 |
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JP (1) | JP2006159431A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011012934A2 (en) | 2009-07-31 | 2011-02-03 | Universidade De Aveiro | Aqueous coating compositions for use in surface treatment of cellulosic substrates |
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2004
- 2004-12-02 JP JP2004349761A patent/JP2006159431A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011012934A2 (en) | 2009-07-31 | 2011-02-03 | Universidade De Aveiro | Aqueous coating compositions for use in surface treatment of cellulosic substrates |
WO2011012934A3 (en) * | 2009-07-31 | 2011-04-07 | Universidade De Aveiro | Aqueous coating compositions for use in surface treatment of cellulosic substrates |
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