JP2006159177A - 排水処理装置、排水処理システム、排水処理方法、及び排水リサイクル方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 無孔質膜108を挟んで、被処理排水の供給を受ける排水供給部110と、無孔質膜108を透過した水分を回収する水分回収部112とを備える無孔質膜部106を採用することとするとともに、被処理排水を所定の高圧に加圧する高圧ポンプと、高圧室内に無孔質膜を設置してなり高圧ポンプで加圧された加圧被処理排水が導入され該加圧被処理排水を、無孔質膜を透過させて透過水を抽出して水分回収部に送出する膜モジュールとを備える。
【選択図】 図1
Description
また、逆浸透膜については、洗濯使用水や排水にシリカ成分が多く含まれる場合は採用できない。また、対応できる洗剤に制限がある。という問題点があった。
また、本発明の第2の目的は、濾過材を通過する被処理排水に推進力を付与することにより、濾過材上流の一次側から下流の二次側への水の透過を促進して排水の浄化処理効率を向上せしめた排水処理システムを提供することにある。
上記無孔質膜は、透湿性ポリウレタンであって、イソシアネート成分と、鎖延長剤と、ポリオール成分とを少なくとも原料として用い、該原料が反応させられて得られるものであることが好適である。
(1)上記膜モジュールは、中空の回転軸と、該回転軸にこれの軸方向に沿って複数個並設されるとともに、表面に上記無孔質膜が貼設された中空の円盤状体とをそなえ、上記高圧室内の加圧被処理排水が無孔質膜を透過可能にされ、かつ上記透過後の透過水を上記円盤状体の中空部及び上記回転軸の中空部を通して回転軸の軸端部から上記水分回収部に送出するように構成する。
ここで、好ましくは、上記円盤状体は、多数の通孔が形成されたスペーサの表面に上記無孔質膜が貼設されるとともに、該スペーサの内側に上記中空部が形成されてなる。
ここで、好ましくは、上記内筒の内周面に、該内筒の軸方向に延びる邪魔板を円周方向に沿って複数個突設する。
これにより、排水の浄化処理効率が向上せしめられた排水処理システムを提供することができる。
くとも原料として用いられ、これら原料が反応させられて得られるものである。
メチレンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート、4,4'−シクロヘキシルメタ
ンジイソシアネート、イソホロンイソシアネートなどが用いられるが、特に4,4'−メ
チレンビスフェニルイソシアネート(MDI)は、蒸気圧が低いために取り扱い性や作業性に優れ、また、得られるポリウレタンの機械的物性も高くなることから、好適に用いられる。
加されることにより形成されるが、特に主原料の反応に際しては、公知のウレタン化触媒、安定化剤、相溶化剤、着色剤等を適宜に添加することができる。
透湿性ポリウレタンは、以上のように、イソシアネート成分と特定の鎖延長剤及びポリオール成分を主原料として用い、これら主原料をそれぞれが適宜な配合比となるようにして反応させることにより、溶剤を用いることなく重合して得られるものである。反応法としては、特に限定されることなく、プレポリマー法、ワンショット法等、公知の方法を採用することが可能である。また、抗菌剤を含有させる場合には、例えば主原料を反応させた後、得られた反応物に抗菌剤を添加混合する方法が採用される。
また、抗菌剤を含有したものにあっては、特にこれを透湿性チューブに成形し、例えばこのチューブ内に通水してこれから水蒸気のみを選択的に放出するといった形態で使用する。これによって、チューブ内にカビが発生するのを確実に防止することができ、したがって放出する水蒸気中にカビが含まれてしまうのを防止することができる。
排水貯水槽104は、洗濯排水を40〜50℃で貯水する。液送ポンプ120は、配管ラインによってこの排水を循環しつつ、一部を無孔質膜部106に供給する。無孔質膜部106には、洗濯排水を直接排水供給部110、すなわち、透湿膜(無孔質膜)の一次側(
供給側)に供給し、無孔質膜108を透過した水分を、水分回収部112、すなわち、膜
二次側(透過側)へ水のみを通過させることにより、排水に含まれる有機物、無機物を水から一度に除去する。水は溶解拡散理論により透過する。
ヒートポンプ132を備えている。凝縮水ポンプ130は、液送ポンプ134を備える。また、ヒートポンプ132は、冷却部136に冷媒を送り込む。
本実施の形態では、洗濯排水の有効利用を図ることができると共に、下水道費用の削減が可能となる。
この実施の形態では、チューブ状の無孔質膜部106を図2に示すように多数平面的に配置して、その平面との接合点を接着剤で固定する。以上のように耐圧構造とした上で、排水供給部110であるチューブの内側に排水を供給することによって排水圧力を高めることができる構造としている。また、同構造はチューブの外側に排水を供給する形態でも対応可能である。
そして、排水供給部110からの戻り配管ライン140をさらに設け、途中に圧力調整バルブ142を設けている。また、液送ポンプ120を高圧ポンプとして構成している。
その他の構成は、一部省略しているが、図1又は図4の実施の形態と同様に実施することができる。すなわち、図1の大気放出の形態でも、図4の排水リサイクルの形態でも共に実施することができる。
なお、本実施の形態の他、供給圧力増加方式のほかに、膜の二次側を減圧することにより、推進力である圧力差を大きく取ることも可能である。
この実施の形態では、無孔質膜部106にスクレーパ150を設けている。この実施の形態では、図1、4、5のようにファン122により空気を送るのではなく、水分回収部112に透過した水をスクレーパ150により無孔質膜108により除去することで透過水を回収している。
この場合、無孔質膜108を平面構造として、膜表面をスクレーパ150でなぞれる構造とする。スクレーパ軸152にはネジが切ってあり、モータ154により軸152が回転することでスクレーパ150は、機械的に上下に移動可能となっている。回収された水は、膜透過水回収トレー156で回収され、膜透過水回収タンク158に回収される。
本発明に係る実施例の処理条件:
密閉空間の中に、チューブ状の無孔質膜膜面積1m2に対して排水を供給し、ファンにより発生した空気を加熱後、無孔質膜透過側に供給、加湿空気とて膜透過水を得た。冷却機の代用として密閉空間の中に除湿機を設置、湿度分である水を除湿機で回収した。
比較例に係る生物処理の条件:
実際の洗濯排水を浄化処理しているプラントにて、滞留時間約4時間で処理した後、精密ろ過膜により透過させた。
比較例に係る電気透析処理の条件:
前述の生物処理を実施した後の水を、電気透析装置にて電気伝導率にて約半分の無機物を除去した。
なお、図8の200μS/cm前後の帯は、一般水道水の電気伝導率を示しており、本発明によれば洗濯排水を循環使用に耐えるレベルまで処理できることが了解される。
図9は本発明に係る排水処理システムについて、膜モジュールをそなえた第1実施の形態を説明する構成図、図10は図9のZ部詳細断面図、図11は図9における膜フィルタの側面図である。
上記排水タンク202には加温装置202aが設置されて、該排水タンク202内の被処理排水を所定温度に加温するようになっている。このように構成すれば、被処理排水を所定温度に保持することによって、後述する膜フィルタ213での透過水量を増加できる。
232bは保安フィルタ、208は高圧ポンプで、上記排水タンク202内の被処理排水は、保安フィルタ232bにて上記スクリーンフィルタ201で除去できなかった糸屑等の微小固形物を除去されてから、排水管232及び233を通って上記高圧ポンプ208に吸入され、該高圧ポンプ208において所定の高圧(膜の耐圧力以下。1MPa以下が望ましい)に加圧される。
該高圧ポンプ208は、後述する透過水量コントローラ220によって吐出圧力を所定の高圧に制御されており、該高圧ポンプ208からの加圧被処理排水は、排水管234及び開閉弁235を通って、膜モジュール210のケース214内の高圧室214a内に供給される。
214はケースで、該ケース214内は高圧ポンプ208から供給される高圧の被処理排水が供給されることにより、所定の高圧に保持された高圧室214aとなっている。212は両端部を前記ケース214に回転自在に支持されている中空の回転軸で、該回転軸212にはこれの軸方向に沿って複数個の円盤状体からなる膜フィルタ213が並設されている。211は前記回転軸212及び膜フィルタ213を回転駆動するモータである。
246は透過水出口ニップルで、前記中空の回転軸212内の透過水通路と連通されて、該透過水通路を通った透過水が該透過水出口ニップル246の内部通路を通って、後述する透過水出口管239(図9参照)に送り出されるようになっている。
なお、図9におけるZ部の反対側の回転軸支持部は、上記構造から透過水出口ニップル246を除去した構造となっている。
249は多数の通孔が形成されたスペーサで、該スペーサ249の表面に前記膜250が貼着されており、前記高圧室214a内の被処理排水が前記膜250を透過し、この透過水が該スペーサ249の通孔を通って該スペーサ249の内側空間に入り、前記固定リング247の通路を通って中空の前記回転軸212内の透過水通路に流入するようになっている。
さらに、該透過水(リサイクル水)は、上記透過水出口ニップル246の内部通路を通って透過水出口管239に送り出され、開閉弁240の開弁によって上記リサイクル水タンク203内に貯留される。
上記循環路230の途中からは濃縮排水排出弁205によって開閉される濃縮排水管205aが分岐され、所定の時期に該濃縮排水排出弁205を開いて、該循環路230を通る濃縮された排水を抽出し、排水処理設備に送り込み、あるいはボイラの蒸気等によって乾燥させて可燃ごみ化する。
かかる濃縮排水の排出によって、高圧室214a内の排水が過濃縮化するのを回避できる。
207は上記透過水出口管240に取り付けられて膜モジュール210出口の透過水量を検出する透過水量センサ、220は透過水量コントローラである。
該透過水量センサ207からの透過水量の検出値は上記透過水量コントローラ220の透過水量比較部222に入力される。221は基準水量設定部で、膜モジュール210出口の透過水の所要水量と高圧ポンプ208の回転数との関係、及び上記圧力調整弁204の開度との関係、つまり上記透過水量が所要の水量になるような高圧ポンプ208の回転数、及び上記透過水量が所要の水量になるような圧力調整弁204の開度が設定されている。
ポンプ回転数算出部224においては、該透過水量の検出値が所要水量に達しない場合は不足透過水量に対応する高圧ポンプ208の回転数上昇量を算出し、あるいは該透過水量の検出値が所要水量を超えた場合は超過透過水量に対応する高圧ポンプ208の回転数低下量を算出し、高圧ポンプ208に出力する。
これにより、高圧ポンプ208は上記透過水量が所要水量になるような回転数で運転制御される。
一方、圧力調整弁開度算出部223においては、該透過水量の検出値が所要水量に達しない場合は不足透過水量に対応する圧力調整弁開度の縮小量(つまり上記循環路230への戻り量の減少量)を算出し、あるいは該透過水量の検出値が所要水量を超えた場合は超過透過水量に対応する圧力調整弁開度の増加量(つまり上記循環路230への戻り量の増加量)を算出し、圧力調整弁204をかかる開度に制御する。
これにより、圧力調整弁204は上記透過水量が所要水量になるように開度を制御される。
なお、上記高圧ポンプ208の回転数制御、あるいは上記圧力調整弁204開度制御の
のいずれか一方を用いてもよい。
にならない場合には、警報装置225に透過水量異常の警報を出力する。
警報装置225に透過水量異常の警報が出た際には、上記高圧ポンプ208を停止し、膜モジュール210内の水位を低下させて膜フィルタ213の一部を空気中に露出させ、上記モータ211により膜フィルタ213を回転させることにより、膜フィルタ213を洗浄する。
これにより、リサイクルタンク203内の透過水(リサイクル水)を、逆洗通路241、高圧ポンプ208、逆洗通路238a、上記透過水出口ニップル246、中空の前記回転軸212内の透過水通路を通って膜フィルタ213内を経て、スペーサ249の内側空間
を通って膜(無孔質膜)250を内部側から透過せしめて、膜(無孔質膜)250を洗浄することができる。
なお、リサイクルタンク203自体にも次亜塩素酸ナトリウム溶液添加装置、紫外線ランプ装置、活性炭吸着ろ過装置、オゾンガス発生装置、吹き込み装置を備えることもできる。
かかる膜モジュールをそなえた第2実施の形態においては、図9〜図12に示される第1実施の形態における膜モジュール210に代えて、図14に示される膜モジュールの一例、あるいは図15に示される膜モジュールの他の例のような膜モジュールを用いている。
透過水は、上記各内筒262の内部を通して透過水出口管239に導き、該透過水出口管239からリサイクル水タンク203に送り込む。
円筒状の外筒265の内部に、上記無孔質膜が取付けられたエレメントを螺旋状に巻回してなる螺旋状エレメント266と該螺旋状エレメント266の内周側に配置されて多数の通路孔267aが穿孔された内管267とを配設してなり、上記外筒265と螺旋状エレメント266との間に形成される通路265aに導入された被処理排水を上記螺旋状エレメント266の無孔質膜を、図の矢印のように透過させることによって透過水(リサイクル水)を生成している。
透過水は、上記内筒267の内部を通して透過水出口管239に導き、該透過水出口管239からリサイクル水タンク203に送り込む。269は濃縮水を取り出すための濃縮水出口管である。
かかる膜モジュールをそなえた第3実施の形態においては、図9〜図12に示される第1実施の形態における膜モジュール210に代えて、次のように構成された膜モジュール270を用いている。
即ち、この第3実施の形態における膜モジュール270は、表面に上記無孔質膜が貼設された中空のエレメント271を上記高圧室214a内に略鉛直に複数個並設するとともに、上記各エレメント271の下端に上記中空部に連通される透過水集水管272を接続し、さらに該透過水集水管272の透過水出口を上記透過水出口管239に接続している。
かかる膜モジュールをそなえた第3実施の形態において、図示を省略したが、膜モジュール270以外の構成は、図9に示される第1実施の形態と同様であり、該第1実施の形態と同一の部材は同一の符号で示す。すなわち、スクリーンフィルタ201、排水タンク202、膜洗浄薬液タンク206、高圧ポンプ208、保安フィルタ232b、図12について説明した制御システムに係る構成等は、膜モジュールをそなえた第2実施の形態においても実施することができ、同様の作用効果を奏することができる。
高圧ポンプ208により被処理排水を膜モジュール210,260,270内に押し込むことにより該膜モジュール210,260,270内を高圧に保持し、被処理排水を高圧に加圧した状態で膜モジュール210,260,270内に設置した無孔質膜を透過せしめることによって、清浄な透過水(リサイクル水)を生成するので、無孔質膜を透過する被処理排水に、高圧ポンプ208を用いた高圧加圧手段によって推進力を付与することが可能となって、高圧室214aにおける該無孔質膜上流の一次側から下流の二次側への水の透過を促進することができ、排水の浄化処理効率が向上する。
図17(A)〜(C)において、282は有底円筒体からなる外筒、280は該外筒282の内部に設置されて軸受部291(図17(B)参照)にて該外筒282に回転自在に支持された中空の回転内筒である。該回転内筒280は内面に上記無孔質膜が貼設され、これの回転軸285がモータ283に連結されて該モータ283により回転駆動される。
該回転内筒280の内周面には、図17(B)〜(C)のように、該回転内筒280の軸方向に延びる邪魔板290を円周方向に沿って複数個突設している。
284は上記回転内筒280の上方内部に設置された排水噴出部材、202は図9の実施の形態を同様な排水タンク、288は排水循環ポンプ287を備え該排水タンク202と上記排水噴出部材284とを接続する排水管、239は透過水出口管、203は該透過水出口管239を通った透過水を貯留するリサイクル水タンクである。
排水噴出部材284から噴出された該被処理排水は、上記回転内筒280の回転による遠心力により該回転内筒280に貼設された無孔質膜291を透過して、有害物が除去され清浄化された透過水(リサイクル水)となり、回転内筒280と外筒282との間の透過水通路282aに排出され、該透過水通路282aから透過水出口管239を通ってリサイクル水タンク203内に貯留される。
この場合、上記回転内筒280の内周に軸方向に延びる邪魔板290を円周方向に沿って複数個突設しているので、該被処理排水が回転内筒280の回転に連れ廻り、該回転内筒280の無孔質膜291を透過しにくくなるのを回避できる。
なお、図17の実施の形態でも、図9に示される第1実施の形態におけるスクリーンフィルタ201、排水タンク202、膜洗浄薬液タンク206等は、同様に実施することができ、同様の作用効果を奏することができる。
102 排水処理装置
104(202) 排水貯水槽(排水タンク)
106 無孔質膜部
108 無孔質膜
110 排水供給部
112 水分回収部
114 透湿性チューブ
116 透湿膜モジュール
120 液送ポンプ
122 ファン
124 熱交換器
126 乾燥機
130 凝縮水タンク
132 ヒートポンプ
134 液送ポンプ
136 冷却部
142 圧力調整バルブ
150 スクレーパ
152 スクレーパ軸
158(203) 膜透過水回収タンク(リサイクル水タンク)
200 洗濯機
201 スクリーンフィルタ
202a 加温装置
203 保安フィルタ
204 圧力調整弁
205a 濃縮排水管
206 膜洗浄薬液タンク
208 高圧ポンプ
210,260,270 膜モジュール
212 回転軸
213 膜フィルタ
214 ケース
214a 高圧室
220 透過水量コントローラ
230 循環路
239 透過水出口管
241 逆洗通路
246 透過水出口ニップル
249 スペーサ
250 無孔質膜からなる膜
271 エレメント
280 回転内筒
282 外筒
284 排水噴出部材
290 邪魔板
Claims (23)
- 無孔質膜を挟んで、被処理排水の供給を受ける排水供給部と、無孔質膜を透過した水分を回収する水分回収部とを備える無孔質膜部を備えることを特徴とする排水処理装置。
- 上記無孔質膜が、透湿性ポリウレタンであって、イソシアネート成分と、鎖延長剤と、ポリオール成分とを少なくとも原料として用い、該原料が反応させられて得られるものであることを特徴とする請求項1の排水処理装置。
- 請求項1又は2の排水処理装置を含む排水処理システム。
- 上記水分回収部で回収した水分を空気中に取り込むための空気の供給手段と、該空気を加熱するための排水循環手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項3の排水処理システム。
- 加湿空気を冷却する手段と、加湿空気の冷却によって得られる凝縮水を回収・リサイクルする手段をさらに備えたことを特徴とする請求項4の排水処理システム。
- 上記排水供給部に供給される排水の加圧手段、又は水分回収部の減圧手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3〜5のいずれかの排水処理システム。
- 上記無孔質膜の表面の水分を除去するための除去手段を備えたことを特徴とする請求項3の排水処理システム。
- 請求項3、4、及び6のいずれかの排水処理システムを用い、上記無孔質膜を透過した無孔質膜透過水を加湿空気に含めて放出することを特徴とする排水処理方法。
- 請求項3、及び5〜7のいずれかの排水処理システムを用い、上記無孔質膜を透過した無孔質膜透過水を回収・循環することを特徴とする排水処理方法。
- 請求項3、及び5〜7のいずれかの排水処理システムを用い、上記無孔質膜を透過した無孔質膜透過水を回収・循環することを特徴とする排水リサイクル方法。
- 排水タンクから被処理排水通路を通して導入される被処理排水を所定の高圧に加圧する高圧ポンプと、所定の高圧に保持された高圧室内に無孔質膜を設置してなり、上記高圧ポンプで加圧された加圧被処理排水が導入され、該加圧被処理排水を上記無孔質膜を透過させて、透過水を抽出して水分回収部に送出する膜モジュールとを備えることを特徴とする排水処理システム。
- 上記膜モジュールは、中空の回転軸と、該回転軸にこれの軸方向に沿って複数個並設されるとともに、表面に上記無孔質膜が貼設された中空の円盤状体とをそなえ、上記高圧室内の加圧被処理排水が無孔質膜を透過可能にされかつ上記透過後の透過水を上記円盤状体の中空部及び上記回転軸の中空部を通して回転軸の軸端部から上記水分回収部に送出するように構成したことを特徴とする請求項11の排水処理システム。
- 上記円盤状体は、多数の通孔が形成されたスペーサの表面に上記無孔質膜が貼設されるとともに、該スペーサの内側に上記中空部が形成されてなることを特徴とする請求項12の排水処理システム。
- 上記膜モジュールは、円筒状の外筒の内部に上記無孔質膜が取付けられた多数の内筒を並設してなり、上記外筒と多数の内筒との間に形成される通路に導入された上記被処理排水を上記内筒の無孔質膜を透過させて上記透過水を生成し、該透過水を該内筒内を通して水分回収部に送出するように構成されてなることを特徴とする請求項11の排水処理システム。
- 上記膜モジュールは、円筒状の外筒の内部に、上記無孔質膜が取付けられたエレメントを螺旋状に巻回してなる螺旋状エレメントと該螺旋状エレメントの内周側に配置されて多数の通路孔が穿孔された内管とを配設してなり、上記外筒と螺旋状エレメントとの間に形成される通路に導入された上記被処理排水を、上記螺旋状エレメントの無孔質膜を透過させて上記透過水を生成し、該透過水を上記通路孔を介して上記内管内に導入し該内管を通して水分回収部に送出するように構成されてなることを特徴とする請求項11の排水処理システム。
- 上記膜モジュールは、表面に上記無孔質膜が貼設された中空のエレメントを上記高圧室内に略鉛直に複数個並設するとともに、上記各エレメントの下端に上記中空部に連通される透過水集水通路を接続し、上記透過水集水通路の透過水出口を上記水分回収部に接続し、上記各エレメントの無孔質膜を透過した透過水を該エレメントの中空部から上記透過水集水通路を通して上記水分回収部に送出するように構成されたことを特徴とする請求項11の排水処理システム。
- 上記高圧室と排水タンクとの間に、該高圧室内の被処理排水の一部を排水タンクに循環させる循環路を設け、該循環路に被処理排水中の濃縮排水を抽出する濃縮排水通路及び該濃縮排水通路を開閉する濃縮排水排出弁を接続したことを特徴とする請求項12〜16のいずれかの排水処理システム。
- 上記排水タンクと高圧ポンプとの間の被処理排水通路の該被処理排水中の固形物を捕獲する保安フィルタを配設したことを特徴とする請求項12〜16のいずれかの排水処理システム。
- 上記被処理排水通路の高圧ポンプ入口及び上記循環路のいずれか一方または双方に、上記膜モジュールを洗浄する薬液を注入する薬液注入手段を接続したことを特徴とする請求項12〜16のいずれかの排水処理システム。
- 上記透過水の一部を上記高圧ポンプ入口の被処理排水通路に循環させる逆洗通路を設け、上記高圧ポンプにより透過水の一部を上記膜モジュールに循環させて該膜モジュールを逆洗するように構成したことを特徴とする請求項12〜16のいずれかの排水処理システム。
- 上記高圧室の圧力を調整する圧力調整弁及び上記膜モジュール出口の透過水量を検出する透過水量センサを設けるとともに、上記透過水量センサからの透過水量検出値が入力され、該透過水量検出値に基づき上記圧力調整弁の開度を調整して上記高圧室の圧力を制御する圧力制御手段及び該透過水量検出値に基づき上記高圧ポンプの回転数を調整して高圧室への被処理排水流量を制御する高圧ポンプ御手段のいずれか一方の手段または双方の手段によって上記透過水量を所要透過水量に制御する透過水量コントローラを設けたことを特徴とする請求項12〜16のいずれかの排水処理システム。
- 外筒の内部に設置されて回転駆動され表面に無孔質膜が貼設された内筒と、上記内筒の内部に配置されて上記無孔質膜に向けて被処理排水を噴出する排水噴出部材と、該排水噴出部材に被処理排水を送給するポンプと、上記内筒の外周と外筒の内周との間に形成され上記無孔質膜を透過した透過水が通流する透過水通路とをそなえ、上記内筒を回転させて上記排水噴出部材から上記無孔質膜に被処理排水を噴出し、該被処理排水を上記内筒の回転による遠心力により上記無孔質膜を透過させて上記透過水通路に排出し、該透過水通路から水分回収部に送出するように構成したことを特徴とする排水処理システム。
- 上記内筒の内周面に、該内筒の軸方向に延びる邪魔板を円周方向に沿って複数個突設したことを特徴とする請求項22の排水処理システム。
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