JP2006158661A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【課題】 ベット未領状態であっても、次遊技を開始するためのスタートレバー5の操作を受け付けるスロットマシンを提供する。
【解決手段】 ベット未領状態でスタートレバー5の操作があると、これと同期して、スタートレバー仮受付け表示部10が点灯する。そして、その後、メダルの投入等がされてベット受領状態となると、リール3a〜3cが回転始動し、これと同期して、スタートレバー仮受付け表示部10が消灯する。
【選択図】 図4
【解決手段】 ベット未領状態でスタートレバー5の操作があると、これと同期して、スタートレバー仮受付け表示部10が点灯する。そして、その後、メダルの投入等がされてベット受領状態となると、リール3a〜3cが回転始動し、これと同期して、スタートレバー仮受付け表示部10が消灯する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、外周面上に複数の図柄を具備したリールを複数内蔵するスロットマシンに関する。
従来から良く知られているスロットマシンは、外周面上に複数の図柄を具備したリールを複数備え、このリールが前面パネルの表示窓から視認可能となっている。また、その他にも前面パネルには、メダル投入口、ベットボタン、スタートレバー、及びリールストップボタンがそれぞれ設けられており、遊技者がメダル投入口からメダルを投入すると、又はベットボタンを操作するとこれに応じて賭け数が設定され、遊技者がスタートレバーを操作すると各リールが回転始動し、遊技者が各リールに対応するストップボタンを順次操作すると各リールが回転停止する。そして、停止した図柄の組合せが当りの組合せである場合には、予め設定された賭け数に応じて利益が遊技者に払い出される構成が一般的である。
ところで、上記スロットマシンにあっては、いわゆるウエイトタイムが設けられていたり、操作手順が予め定められている等の理由から、スタートレバーを操作してもリールの始動が制限されたり、遊技者の操作が機械側に受け付けられずに無効となってしまう場合があった(例えば、特許文献1参照)。例えば、メダルの投入等による賭け数の設定がない状態でスタートレバーを操作しても、これは所定の操作手順(メダルの投入等→スタートレバー操作)に反する操作であるため、機械側に受け付けられず、無効として処理されていた。
しかしながら、操作手順があまりに厳密に定められていると、遊技者は自らした操作が機械側に受け付けられないことに対して苛立ってしまいストレスが溜まる場合があった。これにより、遊技者は遊技に対する集中を欠き、さらにはスロットマシンの趣向性を損なうおそれもあった。
そこで、本発明は、操作手順の規制が原因となる遊技者のストレスを緩和することができるスロットマシンを提供することを目的とする。
本発明は、外周面上に複数の図柄を具備し、前方から視認可能な複数のリールと、遊技媒体が投入される遊技媒体投入口と、賭け数を入力指令する賭け数入力操作部と、リールの回転始動を指令するリール始動操作部と、回転中のリールの停止を指令するリール停止操作部と、リール始動操作部が操作されると、リール始動操作信号を出力するリール始動操作信号出力手段と、リール始動操作信号の受信によりリールを回転始動する遊技制御手段とを備えたスロットマシンにおいて、遊技媒体投入口に遊技媒体が投入されると、又は賭け数入力操作部が操作されると、賭け数設定信号を出力する賭け数設定信号出力手段と、賭け数設定信号の受信によりベット受領状態を設定保持するメモリーと、ベット未領状態でリール始動操作信号が発生した場合に、リールを回転始動するためのリール始動操作部の操作を仮受付けしたことを報知するリール始動操作仮受付け報知装置とを備え、遊技制御手段が、受信したリール始動操作信号の受信タイミングが、ベット受領状態であるか、又はベット未領状態であるかを判定するベット受領状態判定制御行程と、受信したリール始動操作信号の受信タイミングがベット受領状態であると判定した場合に、リールを回転始動し、かつメモリーをベット未領状態に書き換える通常遊技制御行程と、受信したリール始動操作信号の受信タイミングがベット未領状態であると判定した場合に、リール始動操作仮受付け報知装置を作動して仮受付けしたことを報知すると共に、該報知後にベット受領状態への書き換えがあると、リールを回転始動し、かつメモリーをベット未領状態に書き換えるリール始動操作仮受付け遊技制御行程とを実行する制御内容を具備することを特徴とするスロットマシンである(請求項1)。
かかる構成は、遊技媒体の投入、又は賭け数入力操作部の操作を未だしていない状態でリール始動操作部を操作した場合であっても、その行為を無効とせずに、リール始動操作仮受付け報知装置を用いて当該行為が有効であることを遊技者に認識させるようにしたものである。かかる構成にあって、メモリーがベット受領状態を設定保持していないベット未領状態でリール始動操作部を操作した遊技者は、リール始動操作仮受付け報知装置による報知によって、自らしたリール始動操作部の操作が仮受付けされて有効であることを認識する。ここで、仮受付けされているとは、遊技者が遊技媒体の投入等をせずにしたそのリール始動操作部の操作により、改めてリール始動操作部の操作をすることなくリールが見かけ上遅延して回転始動することをいう。したがって、従来構成のような操作手順が異なるため操作が無効として処理されてしまうようなことが解消されることとなる。これにより、操作手順の規制によって遊技者にストレスが溜まるという問題を解消でき、遊技者の遊技への集中が散漫となってしまうことを防止できる。また、受信したリール始動操作信号の受信タイミングがベット未領状態である場合には、ベット受領状態への書き換えを契機としてリールが自動的に回転始動するため、遊技者が改めてリール始動操作部の操作をする必要が無く、迅速に遊技が進行することとなる。
また、上記構成にあって、遊技制御手段が、受信したリール始動操作信号の受信タイミングがベット未領状態であると判定した場合に、リール始動操作仮受付け報知装置による報知後にベット受領状態への書き換えがあると、当該リール始動操作仮受付け報知装置の作動を停止して仮受付け報知を停止する制御内容を具備する構成が提案される(請求項2)。
このように、リール始動操作仮受付け報知装置の仮受付け報知を停止することにより、遊技者はリール始動操作部の操作が仮受付けされた状態が解除されたことを認識することとなる。したがって、遊技者は、遊技の進行状況を明確に把握することができるため、ストレスを感じることなく遊技に集中することができる。
また、賭け数設定信号の受信により賭け数データを記憶保持するベットメモリーと、リールが回転始動してベット未領状態への書き換えがあると、最後にベットメモリーに記憶保持された賭け数データを履歴データとして記憶保持する履歴メモリーとを備え、遊技制御手段が、受信したリール始動操作信号の受信タイミングがベット未領状態であると判定した場合に、当該リール始動操作信号の受信時から所定時間だけベット未領状態が継続すると、メモリーをベット受領状態へ書き換えてリールを回転始動し、かつ履歴メモリーに記憶保持した履歴データをベットメモリーに賭け数データとして記憶保持し、当該リールの回転始動後、リール停止操作部が操作されてリールを停止し、その停止図柄の組合せが当りの組合せである場合には前記賭け数データに基づく利益を払い出す履歴利用遊技制御行程を実行する制御内容を具備する構成が提案される(請求項3)。
かかる構成とすることにより、遊技媒体投入口への遊技媒体の投入、又は賭け数入力操作部の操作をすることなく、リール始動操作をしてから所定時間経過後に新たにリールが回転始動することとなり、遊技が迅速に進行すると共に、操作が簡略化されて遊技者の負担が軽減される。
本発明のスロットマシンは、ベット未領状態でされたリール始動操作部の操作を仮受付けすると共に、リール始動操作仮受付け報知装置を用いてその行為が有効であることを遊技者に報知する構成としたため(請求項1)、遊技者は操作手順が厳密であることが原因で苛立ってしまうことがなくなり、ストレスが溜まることがない。したがって、遊技者は遊技が散漫とならず、スロットマシンの趣向性を高める効果がある。また、ベット受領状態への書き換えがあると、遊技者による新たなリール始動操作部の操作を待たずにリールが回転始動する場合があるため、迅速に遊技を進行させることができる効果がある。
また、受信したリール始動操作信号の受信タイミングがベット未領状態であると判定した場合に、リール始動操作仮受付け報知装置による仮受付け報知後にベット受領状態への書き換えがあると、当該リール始動操作仮受付け報知装置による仮受付け報知を停止する構成とした場合は(請求項2)、遊技者は、リール始動操作仮受付け報知装置による仮受付け報知の停止により、リール始動操作部の操作が仮受付けされた状態が解除されたことを認識することとなるため、遊技者に遊技の進行状況を明確に把握させることができる効果があり、遊技者はストレスを感じることなく遊技に集中することができる利点がある。
また、受信したリール始動操作信号の受信タイミングがベット未領状態であると判定した場合に、当該リール始動操作信号の受信時から所定時間だけベット未領状態が継続すると、履歴データを賭け数データとして記憶保持し、所定要件具備の下、賭け数データに基づく利益を払い出す構成とした場合は(請求項3)、遊技媒体投入口への遊技媒体の投入、又は賭け数入力操作部の操作をすることなく、リール始動操作をしてから所定時間経過後に新たにリールが回転始動することとなり、遊技が迅速に進行すると共に、操作が簡略化されて遊技者の負担が軽減される効果がある。
本発明にかかるスロットマシン1を添付図面に従って説明する。
スロットマシン1は、図1に示されるように、正面矩形状をなす遊技機本体14を備え、その内部に、個別に前方回転する三つのリール3a,3b,3cを備えている。各リール3a〜3cの外周面には、複数の図柄x(図2参照)が設けられており、前面パネル14aに開口した三つの表示窓6a,6b,6cを介して、各リール3a,3b,3cの前面の一部が前方から視認可能となっている。
スロットマシン1は、図1に示されるように、正面矩形状をなす遊技機本体14を備え、その内部に、個別に前方回転する三つのリール3a,3b,3cを備えている。各リール3a〜3cの外周面には、複数の図柄x(図2参照)が設けられており、前面パネル14aに開口した三つの表示窓6a,6b,6cを介して、各リール3a,3b,3cの前面の一部が前方から視認可能となっている。
ここで、前記図柄xについてさらに詳述すると、各リール3a〜3cの外周面には、図柄xが等間隔に形成されている。この図柄xとしては、図2に示されるように、例えば「7」、「BAR」、「R(リプレイ)」、「チェリー」、「鐘」、「レモン」があり、各リール3a〜3cごとに特徴的な図柄列30a,30b,30cを構成している。
また、遊技機本体14の前面のうち、中央左寄り位置には、スタートレバー5が突設されている。このスタートレバー5は、各リール3a〜3cの回転始動を指令するものであって、遊技者がスタートレバー5を押し下げると、所定の要件具備の下、遊技機本体14に内蔵された回胴装置34(図3参照)が駆動して、この回胴装置34と連繋された前記リール3a〜3cが前方に回転始動する構成となっている。これにより、表示窓6a〜6cを介して、リール3a〜3c上の図柄xが上方から下方へと移動するように視認される。
また、左表示窓6aの左斜め下には賭け数を入力するためのベットボタン7が設けられている。このベットボタン7は、賭け数を入力指令するためのものである。一方、右表示窓6cの右斜め下にはメダル投入口8が配設されている。そして、遊技者によりメダル投入口8に遊技媒体としてのメダルが投入されると、又はベットボタン7がボタン操作されると、メダル投入数、又はボタン操作回数に応じて賭け数が定まる構成となっている。具体的には、前面パネル14aに埋設されたスリット状の点灯具24により構成される横三本、斜め二本(計五本)の有効ライン15が賭け数に応じて点灯表示される。そして、そのライン数により、遊技者は賭け数を確認することができる。
また、表示窓6a〜6cの下方には、三つのリールストップボタン4a,4b,4cが横並びに設けられている。これらリールストップボタン4a〜4cは、回転中のリール3a〜3cの停止を指令するものである。すなわち、左位置にある左リールストップボタン4aを押すと左リール3aが、中位置の中リールストップボタン4bを押すと中リール3bが、右位置の右リールストップボタン4cを押すと右リール3cがそれぞれ回転停止する構成となっている。
また、メダル投入口8の直上位置には、クレジット数表示部27と入賞払出数表示部28とが並んで形成されている。そして、クレジット数表示部27には、メダルのクレジット数が所定上限数(例えば50枚)まで表示され、一方、入賞払出数表示部28には、入賞として払い出されるメダル数が表示される。
また、遊技機本体14前面の最下位置には、クレジット上限数を超えた際に供出されるメダルを貯留する受皿13が配設されている。
また、上記構成のほか、本発明にかかるスロットマシン1は、スタートレバー仮受付け表示部10を備えていることを特徴としている。具体的には、メダル投入口8の直下位置に設けられている。なお、このスタートレバー仮受付け表示部10の点灯態様については、本発明の要部であるため、後で詳述する。
これまでに述べた構成にあって、原則、以下のように遊技が進行する。
まず、賭け数が設定されていない状況で、遊技者がメダルを投入して、又はベットボタン7を操作して賭け数を設定すると、点灯具24が点灯して所定数の有効ライン15が報知される。また、クレジット数表示部27に、現在のクレジット数が表示される。その後、スタートレバー5を押し下げると、各リール3a〜3cが回転始動する。そしてかかる状態でリールストップボタン4a〜4cを順にボタン操作すると、各リール3a〜3cが順に回転停止する。そして、点灯表示される有効ライン15上に同じ柄の図柄xが並んで停止すると、当り組合せとなって、クレジット数が加算されたり、クレジット数の上限を超えた場合は受皿13に所定数のメダルが供出されたりして遊技者に賭け数に基づく利益が払い出される。また、遊技内容について言えば、遊技者に有利なボーナスゲーム等の遊技作動が実行開始されることとなる。一方、停止した図柄xの組合せが当り組合せ以外である場合は、ハズレとして確定表示されることとなる。
まず、賭け数が設定されていない状況で、遊技者がメダルを投入して、又はベットボタン7を操作して賭け数を設定すると、点灯具24が点灯して所定数の有効ライン15が報知される。また、クレジット数表示部27に、現在のクレジット数が表示される。その後、スタートレバー5を押し下げると、各リール3a〜3cが回転始動する。そしてかかる状態でリールストップボタン4a〜4cを順にボタン操作すると、各リール3a〜3cが順に回転停止する。そして、点灯表示される有効ライン15上に同じ柄の図柄xが並んで停止すると、当り組合せとなって、クレジット数が加算されたり、クレジット数の上限を超えた場合は受皿13に所定数のメダルが供出されたりして遊技者に賭け数に基づく利益が払い出される。また、遊技内容について言えば、遊技者に有利なボーナスゲーム等の遊技作動が実行開始されることとなる。一方、停止した図柄xの組合せが当り組合せ以外である場合は、ハズレとして確定表示されることとなる。
ここで、本実施形態例にかかるメダル投入口8により、本発明にかかる遊技媒体投入口が構成される。また、ベットボタン7により、本発明にかかる賭け数入力操作部が構成される。また、スタートレバー5により、本発明にかかるリール始動操作部が構成される。また、リールストップボタン4a〜4cにより、本発明にかかるリール停止操作部が構成される。また、スタートレバー仮受付け表示部10により、本発明にかかるリール始動操作仮受付け報知装置が構成される。
次に、本実施形態例にかかるスロットマシン1の遊技作動を制御する制御回路を、図3に従って説明する。
スロットマシン1は、遊技作動等を制御するための基板回路が設けられた主制御基板40を備えている。この主制御基板40の基板回路上には、マイクロコンピュータを構成し、遊技に関する統括的な制御を処理実行する主制御用中央制御装置CPU60が配設されている。
スロットマシン1は、遊技作動等を制御するための基板回路が設けられた主制御基板40を備えている。この主制御基板40の基板回路上には、マイクロコンピュータを構成し、遊技に関する統括的な制御を処理実行する主制御用中央制御装置CPU60が配設されている。
また、この主制御用中央制御装置CPU60には、記憶装置ROM61が、アドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示省略)を介して接続している。さらに、記憶装置RAM62も、データのやり取りを行うデータバス(図示省略)を介して接続している。ここで、前記記憶装置ROM61には、演算処理に用いる動作プログラムや各種乱数テーブル等の固定データが格納されている。一方、記憶装置RAM62には、記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域、及びワークエリア等が設けられている。
また、この主制御基板40の基板回路には、主制御用中央制御装置CPU60が周辺機器とデータ通信を行うための第一I/Oポート50a及び第二I/Oポート50bがそれぞれ設けられている。
第一I/Oポート50aには、スタートスイッチ5a、左リールストップスイッチ41a、中リールストップスイッチ41b、右リールストップスイッチ41c、投入メダル検出センサ8a、及びベットスイッチ7aがそれぞれ接続されている。そして、主制御用中央制御装置CPU60が所定の時間間隔でこれらのスイッチ又はセンサから出力される検出信号を調べ、検出信号を受信すると、その情報を記憶装置RAM62に記憶保持する。そして、種々の制御処理を実行する。
これに対し第二I/Oポート50bには、点灯具24、メダル払出装置31、ランプ装置32、クレジット数表示部27、入賞払出数表示部28、効果音発生装置33、及び本発明にかかるスタートレバー仮受付け表示部10が接続され、主制御用中央制御装置CPU60からの制御指令が、各装置等へ一方向に出力される。また、これ以外にも第二I/Oポート50bには、回胴装置34が接続されており、当該第二I/Oポート50bを介して主制御用中央制御装置CPU60と回胴装置34とが信号をやり取りしている。
さらに詳述すると、スタートスイッチ5aは、スタートレバー5に配設されており、遊技者がスタートレバー5を操作すると、スタート信号を出力する。そして、主制御用中央制御装置CPU60がこのスタート信号を受信すると、原則、各種乱数テーブルから乱数値を取得する等の各動作を開始すると共に、回胴装置34に回転始動信号を送信する。そして、回胴装置34は、かかる信号に従って、三つのリール3a〜3cを回転始動する。なお、例外的な信号処理、あるいはデータ処理については、本発明の要部であるため後で詳述する。
各リールストップスイッチ41a〜41cは、各リールストップボタン4a〜4cにそれぞれ配設されており、遊技者がリールストップボタン4a〜4cをボタン操作すると、それぞれストップ信号を出力する。そして、主制御用中央制御装置CPU60がこのストップ信号を受信すると、回胴装置34に回転停止信号を送信する。そして、回胴装置34は、かかる信号に従って、所定のリール3a〜3cを回転停止する。
投入メダル検出センサ8aは、メダル投入口8に配設されており、メダル投入口8にメダルが投入されると、そのメダル数に応じて賭け数設定パルス信号を出力する。そして、主制御用中央制御装置CPU60がこの賭け数設定パルス信号を受信すると、所定枚数まで(3枚まで)は有効ライン15を表示する点灯具24に点灯信号を出力し、所定枚数(4枚)を超えるとクレジット数表示部27に表示信号を送信する。そして、前記点灯具24は、点灯信号に従って有効ライン15を表示し、一方、クレジット数表示部27は、表示信号に従って所要のクレジット数を表示する。また、主制御用中央制御装置CPU60は、前記賭け数設定パルス信号を受信すると、賭け数の設定がされているベット受領状態のフラグを記憶装置RAM62に立てると共に、当該信号の受信データを賭け数データとして記憶装置RAM62に記憶保持する。ここで、賭け数データは、賭け数(1、2、又は3)に関するデータである。なお、ベット受領状態に係るフラグは、リール3a〜3cが回転始動する際に賭け数が設定されていないベット未領状態へ書き換えることとしている。
また、ベットスイッチ7aは、ベットボタン7に配設されており、遊技者がベットボタン7を操作すると、そのボタン操作に応じて賭け数設定パルス信号を出力する。そして、主制御用中央制御装置CPU60がこの賭け数設定パルス信号を受信すると、点灯具24に点灯信号を出力すると共にクレジット数表示部27に表示信号を送信する。そして、点灯具24は、点灯信号に従って有効ライン15を表示し、一方、クレジット数表示部27は、表示信号に従って所要のクレジット数を表示する。また、主制御用中央制御装置CPU60は、投入メダル検出センサ8aからの賭け数設定パルス信号を受信した場合と同様に、ベットスイッチ7aからの賭け数設定パルス信号を受信すると、賭け数の設定がされているベット受領状態のフラグを記憶装置RAM62に立てると共に、当該信号の受信データを賭け数データとして記憶装置RAM62に記憶保持する。なお、ベット受領状態に係るフラグは、リール3a〜3cが回転始動する際にベット未領状態へ書き換えることとしている。
なお、投入メダル検出センサ8a及びベットスイッチ7aがそれぞれ出力する賭け数設定パルス信号により、本発明にかかる賭け数設定信号が構成され、投入メダル検出センサ8a及びベットスイッチ7aにより、本発明にかかる賭け数設定信号出力手段が構成される。また、投入メダル検出センサ8a及びベットスイッチ7aがそれぞれ賭け数設定パルス信号を出力すると賭け数データを記憶保持する記憶装置RAM62により、本発明にかかるベットメモリーが構成される。また、スタートスイッチ5aが出力するスタート信号により、本発明にかかるリール始動操作信号が構成され、スタートスイッチ5aにより、本発明にかかるリール始動操作信号出力手段が構成される。また、賭け数設定パルス信号の受信によりベット受領状態のフラグを立てる記憶装置RAM62により、本発明にかかるベット受領状態を設定保持するメモリーが構成される。
また、停止した図柄xの組合せが当りの組合せとなって遊技者に利益を付与するためにメダルの払い出しを行う場合には、主制御用中央制御装置CPU60は、賭け数データに基づき、その払い出し数を表示させるように入賞払出数表示部28に表示信号を送信すると共に、これに対応するクレジット数を表示させるようにクレジット数表示部27にも表示信号を送信する。また、クレジット数が所定上限数(例えば50枚)を超えた場合には、超えた数のメダルを供出するようにメダル払出装置31に払出信号を送信する。そして、各表示部27,28は、表示信号に従ってそれぞれ所要の内容を表示する。また、払出信号が送信された場合は、メダル払出装置31は、かかる信号に従って駆動してメダルを供出する。一方、ハズレの組合せの場合は、主制御用中央制御装置CPU60はハズレの態様で確定表示する。
また、遊技の進行に伴って所定の演出・報知を実行する場合には、主制御用中央制御装置CPU60は、ランプ装置32、又は効果音発生装置33に演出・報知信号を送信する。そして、ランプ装置32、又は効果音発生装置33は、かかる信号に従ってそれぞれ所要の演出態様で駆動し、点灯又は鳴音する。
また、この主制御用中央制御装置CPU60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示省略)が設けられている。そして主制御用中央制御装置CPU60は、一定間隔のクロックパルスによって時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。また、このクロック装置により出力されたクロックパルスをカウントして、時間を計測するタイマーTMも接続されている。このタイマーTMは、クロック装置のクロックと同期してカウントを計数し、このカウントが所定数に達すると、解除信号を出力するものである。なお、解除信号が出力されると、タイマーTMは初期化(リセット)される。
なお、本実施形態例にあって、各リール3a〜3cが回転始動してから、当り時は払い出しの終了まで、ハズレ時は図柄xの確定表示までを遊技行程α(図4参照)として説明する。
次に、本発明の要部について説明する。
本発明にかかるスロットマシン1は、遊技の続行を希望する遊技者が次遊技を行うためのメダルの投入等をせずにスタートレバー5の操作を行った場合に、そのスタートレバー5の操作を無効とせずに仮受付けするようにしたことを特徴としている。なお、仮受付けした状態とは、後述するように、スタートレバー仮受付け表示部10が作動して表示部が点灯している状態をいい、遊技者がメダルの投入等をせずにしたそのスタート操作により、改めてスタート操作をすることなくリール3a〜3cが見かけ上遅延して回転始動することをいう。
本発明にかかるスロットマシン1は、遊技の続行を希望する遊技者が次遊技を行うためのメダルの投入等をせずにスタートレバー5の操作を行った場合に、そのスタートレバー5の操作を無効とせずに仮受付けするようにしたことを特徴としている。なお、仮受付けした状態とは、後述するように、スタートレバー仮受付け表示部10が作動して表示部が点灯している状態をいい、遊技者がメダルの投入等をせずにしたそのスタート操作により、改めてスタート操作をすることなくリール3a〜3cが見かけ上遅延して回転始動することをいう。
以下、遊技進行を図4に示されるタイムチャート図に従って説明する。
図4(イ)は、遊技者が、遊技行程α1満了後にベットボタン7を操作し、その後、遊技行程α2を実行すべくスタートレバー5を操作した場合を示している。かかる場合は、賭け数が設定されている状態、すなわちベット受領状態でスタートレバー5を操作している。
図4(イ)は、遊技者が、遊技行程α1満了後にベットボタン7を操作し、その後、遊技行程α2を実行すべくスタートレバー5を操作した場合を示している。かかる場合は、賭け数が設定されている状態、すなわちベット受領状態でスタートレバー5を操作している。
したがって、かかる状況にあっては、スタートレバー5の操作を受付けることについて何ら規制はないため、スタートレバー5の操作と共にリール3a〜3cが回転始動し、新たな遊技行程α2が開始される。なお、いわゆるウエイトタイム(遊技行程α1のリール3a〜3c回転始動から4.1秒)による規制がある場合は、ウエイトタイム終了後に遊技行程α2は開始される。
なお、図4(イ)に示す遊技状況にあっては、スタートレバー5の操作が仮受付けされた状態は発生しないため、本発明にかかるスタートレバー仮受付け表示部10は消灯維持される。
一方、図4(ロ)は、遊技者が、新たな遊技行程α2のためのベットボタン7操作前に、スタートレバー5を操作した場合を示すものである。具体的には、遊技行程α1中にスタートレバー5を操作した場合を示している。かかる場合は、賭け数が設定されていない状態、すなわちベット未領状態でスタートレバー5を操作している。
したがって、かかる状況にあっては、遊技行程α1が実行中である上、賭け数が設定されていない以上、スタートレバー5の操作があっても直ぐにはリール3a〜3cを回転始動することができない。したがって、スタートレバー5の操作と共に、スタートレバー仮受付け表示部10が点灯表示される。これにより、遊技者は、自らしたレバー操作が機械側に仮受付けされたことを認識する。したがって、かかる構成によれば、遊技者はスタートレバー5の操作が機械側に受け付けられず苛立ってストレスが溜まってしまうということがない。そして、このスタートレバー仮受付け表示部10が点灯表示している期間中にベットボタン7を操作すると、直ぐに(又はウエイトタイム終了後に)リール3a〜3cが回転始動して新たな遊技行程α2が開始される。また、当該ベットボタン7の操作と共にスタートレバー仮受付け表示部10の作動が中止されて消灯される。これにより、遊技者は仮受付け状態が解除されたことを認識することとなる。なお、リール3a〜3cの回転始動と共に当該ベット受領状態はベット未領状態に書き換えられる。したがって、遊技行程α2は、ベット未領状態で進行することとなる。
ここで、図4(ロ)に示す遊技状況は、遊技行程α1中にスタートレバー5を操作した場合を示しているが、遊技行程α1満了後に、スタートレバー5をベットボタン7より先に操作した場合も、ベットボタン7の操作があるまでスタートレバー仮受付け表示部10が点灯表示することとなる。また、図4(イ),(ロ)に示す遊技状況にあって、ベットボタン7の操作に代えて、メダルの投入による場合も同様な内容で遊技が進行する。
次に、スロットマシン1の制御処理について説明する。
図5に示されるように、スタートレバー5が操作されてスタートスイッチ5aがONとなり、主制御基板40の主制御用中央制御装置CPU60がスタート信号を受信すると(ステップS1)、次に、当該信号の受信タイミングがベット受領状態であるか、又はベット未領状態であるかを判定する(ステップS2)。具体的には、フラグの有無を判定する。
図5に示されるように、スタートレバー5が操作されてスタートスイッチ5aがONとなり、主制御基板40の主制御用中央制御装置CPU60がスタート信号を受信すると(ステップS1)、次に、当該信号の受信タイミングがベット受領状態であるか、又はベット未領状態であるかを判定する(ステップS2)。具体的には、フラグの有無を判定する。
ここで、主制御用中央制御装置CPU60が、スタート信号の受信タイミングがベット受領状態であると判定した場合は、リール3a〜3cが回転始動してから4.1秒経過したか否かを判定する(ステップS3)。これは、ウエイトタイムによる規制があるか否かを確認するための制御内容である。そして、ステップS3で4.1秒経過していない(ウエイトタイム中)と判定した場合は、再度ステップS3を実行する。一方、4.1秒経過していると判定した場合は、ウエイトタイムによる規制はないため、ステップS4に移行し、当該受信信号により記憶保持した賭け数データに基づいて賭け数を確定する。
ステップS4を終了すると、図6に示されるように、主制御用中央制御装置CPU60は、抽選処理を実行する(ステップS13)。具体的には、記憶装置ROM61に記憶保持されている各種乱数テーブルから乱数値を取得する。例えば、ビッグボーナス値、レギュラーボーナス値、小役値、又はリプレイ値を所定乱数テーブルから取得する。
そして次に、入賞フラグが成立したか否かを判定する(ステップS14)。具体的には、取得した乱数値と予め備えられた判定値とが一致しているか否かを判定する。
ここで、入賞フラグが成立していると判定した場合は、入賞決定処理を実行する(ステップS15)。具体的には、取得した乱数値と判定値とが一致している場合に、対応するフラグエリアに入賞フラグを立てる。そして、ステップS16に移行する。一方、ステップS14で乱数値と判定値とが不一致であると判定した場合は、入賞フラグは不成立となって、直ぐにステップS16に移行する。
ステップS16では、記憶装置RAM62のフラグをベット受領状態からベット未領状態に書き換える。そして、ステップS17に移行する。
ステップS17では、リール3a〜3cを回転始動する制御処理を実行する。具体的には、主制御用中央制御装置CPU60は回胴装置34に回転始動信号を送信する。なお、これまでに述べた制御処理により、スタート信号の受信があると、リール3a〜3cを回転始動し、記憶装置RAM62をベット未領状態に書き換える作動態様が実現される。
そして次に、リールストップスイッチ41a〜41cからストップ信号が出力されると(ステップS18)、対応するリール3a〜3cを停止するためのリール回転停止処理を実行する(ステップS19)。具体的には、主制御用中央制御装置CPU60は回胴装置34に回転停止信号を送信する。さらに、ステップS20では、全リール3a〜3cが停止したか否かを判定し、停止していないと判定した場合は、ステップS18に移行する。一方、全リール3a〜3cが停止したと判定した場合は、ステップS21に移行する。
ステップS21では、入賞が確定したか否かを判定する。具体的には、有効ライン15上に同一図柄xが停止したか否かを判定する。ここで、有効ライン15上に同一図柄xが停止した場合、すなわち停止した図柄xの組合せが当り組合せである場合は、メダルを払い出す処理が実行される(ステップS22)。具体的には、停止した図柄xの組合せ態様に応じて、所定枚数のメダルを遊技者に付与する。そして、遊技を終了する。
一方、ステップS21で入賞が確定していないと判定した場合、すなわちハズレ組合せである場合は、メダルの払い出し処理(ステップS22)を実行せず、その態様を確定表示して遊技を終了する。
次に、本発明の要部に係る制御処理について説明する。
図5に示されるステップS2で、主制御用中央制御装置CPU60が、スタート信号の受信タイミングがベット未領状態であると判定した場合は、次に、ステップS5に移行する。
図5に示されるステップS2で、主制御用中央制御装置CPU60が、スタート信号の受信タイミングがベット未領状態であると判定した場合は、次に、ステップS5に移行する。
ステップS5では、スタートレバー仮受付け表示部10を点灯表示する。具体的には、主制御用中央制御装置CPU60はスタートレバー仮受付け表示部10に点灯信号を送信する。そして、この点灯信号に従ってスタートレバー仮受付け表示部10はランプ部(図示省略)を発光させる。なお、遊技者は、このスタートレバー仮受付け表示部10の点灯により、次遊技のためにしたスタートレバー5の操作が機械側に仮受付けされたと認識する。
次に、ステップS6では、主制御用中央制御装置CPU60に接続されたタイマーTM(図示省略)を作動させる。このタイマーTMは、ウエイトタイムが終了するまで作動し、タイマーTM作動中はリール3a〜3cは回転始動しない。
次に、主制御用中央制御装置CPU60は、投入メダル検出センサ8a、又はベットスイッチ7aが出力した賭け数設定パルス信号を受信したか否かを判定する(ステップS7)。ここで、当該信号を受信していないと判定した場合は、再度ステップS7を実行する。一方、当該信号を受信したと判定した場合は、受信した賭け数設定パルス信号に基づいてベット受領状態としてフラグを立てて、記憶装置RAM62をベット未領状態からベット受領状態に書き換える(ステップS8)。そして、ステップS9に移行する。
ステップS9では、リール3a〜3cが回転始動してから4.1秒経過したか否かを判定し、ウエイトタイムによる規制があるか否かを確認する。そして、ステップS9で4.1秒経過していない(ウエイトタイム中)と判定した場合は、ステップS7に移行する。一方、4.1秒経過していると判定した場合は、タイマーTMの作動を中止する(ステップS10)。
次に、ステップS11では、スタートレバー仮受付け表示部10による仮受付け報知を停止し、消灯する。具体的には、主制御用中央制御装置CPU60はスタートレバー仮受付け表示部10に消灯信号を送信する。そして、この消灯信号に従ってスタートレバー仮受付け表示部10はランプ部(図示省略)を消光させる。なお、遊技者は、このスタートレバー仮受付け表示部10の消灯により、スタートレバー5の操作の仮受付け状態が解除されたことを認識する。
そして、当該賭け数設定パルス信号の受信により記憶保持した賭け数データに基づいて賭け数を確定する(ステップS12)。そして、ステップS12を処理した後は、図6に示すステップS13に移行し、既に説明したステップS22までの制御処理を順次実行する。なお、このステップS5以下の制御処理を実行する場合にあっても、スタート信号の受信があると、リール3a〜3cを回転始動し、記憶装置RAM62をベット未領状態に書き換える作動態様が実現される。
ここで、ステップS2の制御処理により、本発明にかかるベット受領状態判定制御行程が構成される。また、ステップS2でベット受領状態と判定した場合に実行するステップS3,4,13〜22の制御処理により、本発明にかかる通常遊技制御行程が構成される。また、ステップS2でベット未領状態と判定した場合に実行するステップS5〜ステップS22までの制御処理により、本発明にかかるリール始動操作仮受付け遊技制御行程が構成される。また、賭け数設定パルス信号、及びスタート信号を受信し、スタート信号の受信により、ベット受領状態のフラグが立っていることを条件としてリール3a〜3cを回転始動し、かつ記憶装置RAM62をベット未領状態に書き換え、受信したスタート信号の受信タイミングが、ベット受領状態であるかベット未領状態であるかを判定し、受信したスタート信号の受信タイミングがベット受領状態であると判定した場合に、リール3a〜3cを回転始動し、一方、受信したスタート信号の受信タイミングがベット未領状態であると判定した場合に、スタートレバー仮受付け表示部10により仮受付けを報知し、該報知後にベット受領状態とするフラグが立つと、スタートレバー仮受付け表示部10による仮受付け報知の停止を実行し、リール3a〜3cを回転始動し、かつベット未領状態に書き換える主制御用中央制御装置CPU60により本発明かかる遊技制御手段が構成される。
なお、これまでに述べた実施形態例の構成に、以下に述べる構成を付加しても良い。
提案される構成は、遊技者が、ベット未領状態でスタートレバー5を操作した場合にあって(前記図4(ロ)の場合に相当)、このスタートレバー5の操作から予め定められた待機時間(例えば30秒)だけメダルの投入、又はベットボタン7のボタン操作をせずにいると、自動的に、直前に実行された遊技行程α1に係る賭け数に基づいて、新たな遊技行程α2の賭け数が設定される構成である。すなわち、賭け数に関する遊技履歴が利用される構成である。かかる構成にあっては、新しく設定された賭け数に基づいて有効ライン15が報知され、かつ当該賭け数以上のクレジット数が残存していることを条件として、当該賭け数だけ減ぜられたクレジット数がクレジット数表示部27に表示されて、新たな遊技行程αが開始される。
提案される構成は、遊技者が、ベット未領状態でスタートレバー5を操作した場合にあって(前記図4(ロ)の場合に相当)、このスタートレバー5の操作から予め定められた待機時間(例えば30秒)だけメダルの投入、又はベットボタン7のボタン操作をせずにいると、自動的に、直前に実行された遊技行程α1に係る賭け数に基づいて、新たな遊技行程α2の賭け数が設定される構成である。すなわち、賭け数に関する遊技履歴が利用される構成である。かかる構成にあっては、新しく設定された賭け数に基づいて有効ライン15が報知され、かつ当該賭け数以上のクレジット数が残存していることを条件として、当該賭け数だけ減ぜられたクレジット数がクレジット数表示部27に表示されて、新たな遊技行程αが開始される。
すなわち、主制御用中央制御装置CPU60は、常時、ベット未領状態への書き換えがあると、最後に記憶装置RAM62に記憶保持した賭け数データを履歴データとして別途記憶保持する。そして、受信したスタート信号の受信タイミングがベット未領状態であると判定した場合にあって、当該スタート信号の受信時から予め定めた待機時間だけベット未領状態が継続すると、自動的にベット受領状態とするフラグを立て、前記履歴データを賭け数データとする。そしてかかる場合に、停止図柄xの組合せが当りの組合せであると、該賭け数データに基づき利益を払い出す制御を実行する。
かかる構成とすることにより、メダルの投入等を改めてすることなく、新たにリール3a〜3cが回転始動することとなり、短い間隔で遊技行程αが連続して実行されるため、遊技が迅速に進行することとなる。また、遊技者がしなければならない操作が一部簡略化されることとなるため、遊技者の負担が軽減されることにもなる。
なお、かかる構成にあって、履歴データに基づいて賭け数を設定した際に、この賭け数に対して残存しているクレジット数が足りない場合は、先にしたスタートレバー5の操作を無効としても良いし、利益が払い出されることのない形式的な遊技行程αを実行しても良い。また、待機時間は適宜変更することが可能である。
なお、上述の履歴データを記憶保持する記憶装置RAM62により、本発明にかかる履歴メモリーが構成される。また、受信したスタート信号の受信タイミングがベット未領状態であると判定した場合に、当該スタート信号の受信時から所定の待機時間だけベット未領状態が継続すると、自動的にベット受領状態のフラグを立て、履歴データを賭け数データとし、リール3a〜3cを回転始動する制御内容により、本発明にかかる履歴利用遊技制御行程が構成され、この履歴利用遊技制御行程に相当する制御内容を実行する主制御用中央制御装置CPU60により本発明かかる遊技制御手段が構成される。
また、これまでに述べた実施の形態は、本発明の主旨を逸脱しない限り、適宜変更可能である。例えば、遊技媒体として、メダル以外に遊技球を用いた構成であっても良い。また、スタートレバー仮受付け表示部10の表示態様は様々な態様が提案され得る。また、主制御用中央制御装置CPU60がベット受領状態(又はベット未領状態)を認識する態様としては様々な制御態様が考えられ、フラグの有無で認識する他、例えば賭け数データの有無によりベット受領状態であるか否かを認識する制御内容としても良い。
1 スロットマシン
3a,3b,3c リール
4a,4b,4c リールストップボタン
5 スタートレバー
5a スタートスイッチ
7 ベットボタン
7a ベットスイッチ
8 メダル投入口
8a 投入メダル検出センサ
10 スタートレバー仮受付け表示部
x 図柄
3a,3b,3c リール
4a,4b,4c リールストップボタン
5 スタートレバー
5a スタートスイッチ
7 ベットボタン
7a ベットスイッチ
8 メダル投入口
8a 投入メダル検出センサ
10 スタートレバー仮受付け表示部
x 図柄
Claims (3)
- 外周面上に複数の図柄を具備し、前方から視認可能な複数のリールと、
遊技媒体が投入される遊技媒体投入口と、
賭け数を入力指令する賭け数入力操作部と、
リールの回転始動を指令するリール始動操作部と、
回転中のリールの停止を指令するリール停止操作部と、
リール始動操作部が操作されると、リール始動操作信号を出力するリール始動操作信号出力手段と、
リール始動操作信号の受信によりリールを回転始動する遊技制御手段と
を備えたスロットマシンにおいて、
遊技媒体投入口に遊技媒体が投入されると、又は賭け数入力操作部が操作されると、賭け数設定信号を出力する賭け数設定信号出力手段と、
賭け数設定信号の受信によりベット受領状態を設定保持するメモリーと、
ベット未領状態でリール始動操作信号が発生した場合に、リールを回転始動するためのリール始動操作部の操作を仮受付けしたことを報知するリール始動操作仮受付け報知装置と
を備え、
遊技制御手段が、
受信したリール始動操作信号の受信タイミングが、ベット受領状態であるか、又はベット未領状態であるかを判定するベット受領状態判定制御行程と、
受信したリール始動操作信号の受信タイミングがベット受領状態であると判定した場合に、リールを回転始動し、かつメモリーをベット未領状態に書き換える通常遊技制御行程と、
受信したリール始動操作信号の受信タイミングがベット未領状態であると判定した場合に、リール始動操作仮受付け報知装置を作動して仮受付けしたことを報知すると共に、該報知後にベット受領状態への書き換えがあると、リールを回転始動し、かつメモリーをベット未領状態に書き換えるリール始動操作仮受付け遊技制御行程と
を実行する制御内容を具備することを特徴とするスロットマシン。 - 遊技制御手段が、
受信したリール始動操作信号の受信タイミングがベット未領状態であると判定した場合に、リール始動操作仮受付け報知装置による報知後にベット受領状態への書き換えがあると、当該リール始動操作仮受付け報知装置の作動を停止して仮受付け報知を停止する制御内容を具備することを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。 - 賭け数設定信号の受信により賭け数データを記憶保持するベットメモリーと、
リールが回転始動してベット未領状態への書き換えがあると、最後にベットメモリーに記憶保持された賭け数データを履歴データとして記憶保持する履歴メモリーと
を備え、
遊技制御手段が、
受信したリール始動操作信号の受信タイミングがベット未領状態であると判定した場合に、当該リール始動操作信号の受信時から所定時間だけベット未領状態が継続すると、メモリーをベット受領状態へ書き換えてリールを回転始動し、かつ履歴メモリーに記憶保持した履歴データをベットメモリーに賭け数データとして記憶保持し、当該リールの回転始動後、リール停止操作部が操作されてリールを停止し、その停止図柄の組合せが当りの組合せである場合には前記賭け数データに基づく利益を払い出す履歴利用遊技制御行程を実行する制御内容を具備することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスロットマシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004354597A JP2006158661A (ja) | 2004-12-07 | 2004-12-07 | スロットマシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004354597A JP2006158661A (ja) | 2004-12-07 | 2004-12-07 | スロットマシン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006158661A true JP2006158661A (ja) | 2006-06-22 |
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ID=36661286
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004354597A Withdrawn JP2006158661A (ja) | 2004-12-07 | 2004-12-07 | スロットマシン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006158661A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010082161A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Daxel Kk | スロットマシン |
JP2015188494A (ja) * | 2014-03-27 | 2015-11-02 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
-
2004
- 2004-12-07 JP JP2004354597A patent/JP2006158661A/ja not_active Withdrawn
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