JP2006158641A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 フォトカプラ等の電気スイッチを有する遊技機において、外部電源からの電力供給が停止した場合においても電気スイッチを作動させる。
【解決手段】 フォトカプラ31を開閉作動させる電源として、通常、遊技機に備えられている内部電源28を利用するとともに、フォトカプラ31を作動させるための通電が開始された後、所定時間が経過したときにフォトカプラ31へ通電を遮断する。これにより、フォトカプラ31を作動させるための電源を別途設ける必要がなく、外部電源からの電力供給が停止した場合においてもフォトカプラ31を作動させることができるとともに、内部電源28に蓄えられた電力が必要以上に消費されてしまうことを未然に防止できる。
【選択図】 図6
【解決手段】 フォトカプラ31を開閉作動させる電源として、通常、遊技機に備えられている内部電源28を利用するとともに、フォトカプラ31を作動させるための通電が開始された後、所定時間が経過したときにフォトカプラ31へ通電を遮断する。これにより、フォトカプラ31を作動させるための電源を別途設ける必要がなく、外部電源からの電力供給が停止した場合においてもフォトカプラ31を作動させることができるとともに、内部電源28に蓄えられた電力が必要以上に消費されてしまうことを未然に防止できる。
【選択図】 図6
Description
本発明は、所定容量の内部電源、及び外部に出力される信号の回路を電気的に開閉する電気スイッチを有する遊技機に関するもので、特にパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、スロットマシンと呼ばれる回胴遊技機等の遊技機に関するものである。
遊技機の扉を開くと、遊技機内の装置を不正操作又は不正改造等することが可能な状態となることから、従来から、パチンコ遊技機等においては、遊技機の扉の開閉状態を検出するとともに、この検出した扉の開閉信号を外部に出力することができるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
なお、扉の開閉信号は、通常、遊技機を管理する管理者(管理用コンピュータ)に送信され、管理者は、この開閉信号に基づいて遊技機に対する不正行為を監視する。
このとき、扉の開閉状態を検出する方法として、扉の開閉作動に機械的に連動させてリミットスイッチ等の機械的スイッチの可動接点を作動させることにより信号回路を開閉して、扉の開閉状態を示すオン(1)/オフ(0)信号を発生させる方法が一般的である(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−33193号公報
特開2001−70597号公報
このとき、扉の開閉状態を検出する方法として、扉の開閉作動に機械的に連動させてリミットスイッチ等の機械的スイッチの可動接点を作動させることにより信号回路を開閉して、扉の開閉状態を示すオン(1)/オフ(0)信号を発生させる方法が一般的である(例えば、特許文献2参照)。
ところで、近年、上記した機械的スイッチを用いた検出方法に代えて、信号回路中にトランジスタやフォトカプラ等の半導体スイッチを用いた遊技機が望まれている。
しかし、リミットスイッチ等の機械的スイッチでは、扉の開閉作動と連動して可動接点を作動させて機械的に回路を開閉するのに対して、半導体スイッチ等の回路を電気的に開閉する電気スイッチでは、回路を開閉するために電力を電気スイッチに供給する必要がある。
しかし、リミットスイッチ等の機械的スイッチでは、扉の開閉作動と連動して可動接点を作動させて機械的に回路を開閉するのに対して、半導体スイッチ等の回路を電気的に開閉する電気スイッチでは、回路を開閉するために電力を電気スイッチに供給する必要がある。
このため、夜間や遊技場の休業日等のように、外部電源から遊技機への電力供給が停止したときには、電気スイッチを作動させることができなくなるため、扉の開閉状態を検出することができなくなってしまう。
そして、扉の開閉状態を検出することができなくなると、例えば遊技機の扉を開放して、いわゆる「裏ROM」に入れ替える行為、又は「ぶら下がり基板」といわれる不正基板を装着する行為等の不正行為を監視することができなくななるとともに、これらの不正行為に対する抑止効果が低減してしまうといった問題が発生するおそれが高い。
本発明は、上記点に鑑み、電気スイッチを有する遊技機において、外部電源からの電力供給が停止した場合においても電気スイッチを作動させることを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、所定容量の内部電源(28)、及び外部に信号を出力するための信号回路(43)を電気的に開閉する電気スイッチ(31)を有する遊技機であって、内部電源(28)に蓄えられている電力を電気スイッチ(31)に供給する内部電源供給手段(32)、(S5)を備えることを特徴とする。
これにより、電気スイッチ(31)を作動させるための電源を別途設ける必要がないので、外部電源からの電力供給が停止した場合においても電気スイッチ(31)を作動させることができる。
延いては、「裏ROM」に入れ替える行為、又は「ぶら下がり基板」といわれる不正基板を装着する行為等の不正行為を監視することができるので、これらの不正行為に対する抑止効果を維持することができる。
請求項2に記載の発明では、内部電源供給手段(32)は、可動接点が変位することにより回路を機械的に開閉する機械スイッチ(S5)の作動に連動して作動することを特徴とする。
これにより、内部電源供給手段(32)及び電気スイッチ(31)等を含む部分と機械スイッチ(S5)を含む部分とを容易に分離することができるので、機械スイッチ(S5)自体で電気スイッチ(31)への電力供給を制御する場合に比べて、汎用性を高めることができる。
請求項3に記載の発明は、内部電源供給手段(S5)は、可動接点が変位することにより回路を機械的に開閉する機械スイッチにて構成されていることを特徴とする。
これにより、後述する第2実施形態のごとく、機械スイッチの個数を削減することが可能となるので、遊技機の部品点数及び組み立て工数を低減することが可能となる。
これにより、後述する第2実施形態のごとく、機械スイッチの個数を削減することが可能となるので、遊技機の部品点数及び組み立て工数を低減することが可能となる。
請求項4に記載の発明では、内部電源供給手段(32)、(S5)により電気スイッチ(31)への電力供給が開始された時から所定時間が経過した後に、電気スイッチ(31)への電力供給を遮断する電力供給遮断手段(33)、(34)を備えることを特徴とする。
これにより、電気スイッチ(31)を作動させるための通電が開始された後、所定時間が経過したときに電気スイッチ(31)へ通電が遮断されるので、内部電源(28)に蓄えられた電力が必要以上に消費されてしまうことを未然に防止できる。
したがって、電気スイッチ(31)を作動させるにあたって、内部電源(28)の容量を増大させる必要がないので、内部電源(28)の設置スペースを拡大させることなく既存の内部電源(28)そのまま流用することが可能となるとともに、遊技機の製造原価上昇を抑制することができる。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段に限定されるものではない。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
本実施形態は、いわゆるセブン機と呼ばれるタイプの弾球遊技機(以下、単に遊技機という。)に本発明を適用したものであり、以下、本発明の実施形態について図1〜図8に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本実施形態は、いわゆるセブン機と呼ばれるタイプの弾球遊技機(以下、単に遊技機という。)に本発明を適用したものであり、以下、本発明の実施形態について図1〜図8に基づいて説明する。
先ず、遊技機1本体の概略構造について図1〜図3に基づいて説明する。なお、図1は遊技機1の正面図であり、図2は遊技機1の斜視図であり、図3は遊技盤8の詳細図である。
本実施形態に係る遊技機1は、周知のパチンコ遊技機とほぼ同様であり、遊技機1の前面部は、図1及び図2に示すように、主として外枠2、中枠(本体枠)3、前面枠4、上皿部5、下皿部6及び発射ハンドル7等が設けられており、前面枠4内には、遊技盤8が配設されている。
ここで、中枠3は、図2に示すように、外枠2の左端側に設けられたヒンジ2aを介して開閉可能に外枠2に組み付けられ、前面枠4は、中枠3の前面に配置された状態で中枠3の左端側にて中枠3に対して開閉可能に支持されている。
また、上皿部5は、中枠3の前面であって、かつ、前面枠4の下側に配置されて中枠3の左端側にて中枠3に開閉可能に支持されており、この上皿部5には、上皿部5に溜まった遊技球を下皿部6に流下させるための排出口及びこの排出口を開閉するための玉抜きボタンや遊技球の貸出・返却ボタンが設けられている。
一方、上皿部5の下方に設けられた下皿部6には、下皿部6に貯留された遊技球を遊技機1から排出するめの排出口や灰皿等が設けられている。
また、発射ハンドル7は、下皿部6の右側に配置された遊技球の発射装置ユニット(図示せず。)を操作する操作手段であり、この発射ハンドル7には、遊技者が発射ハンドル7に触れていることを検知するタッチスイッチや遊技球の発射を一時的に停止させる発射停止スイッチ等が設けられている。
また、発射ハンドル7は、下皿部6の右側に配置された遊技球の発射装置ユニット(図示せず。)を操作する操作手段であり、この発射ハンドル7には、遊技者が発射ハンドル7に触れていることを検知するタッチスイッチや遊技球の発射を一時的に停止させる発射停止スイッチ等が設けられている。
また、遊技盤8には、図3に示すように、遊技盤8の表面に設けられた外レール8aと内レール8bとにより略円形状の遊技領域8cが形成されており、この遊技領域8c内には、中央装置9と、第1始動口10、変動入賞装置11、第2始動口12、普通図柄作動ゲート13、及び多数本の障害釘(図示せず。)等が設けられている。
中央装置9は、遊技領域8cの略中央部に位置し、主に演出用の図柄を表示する液晶パネル製の演出表示装置9aを有して構成されており、この演出表示装置9aでは、遊技状態に応じた演出用の図柄が表示される。
そして、例えば遊技球が第1始動口10又は第2始動口12に入球すると、演出表示装置9aに表示される演出用の図柄、及び特別図柄表示装置9b(図4参照)に表示される特別図柄が変動表示された後に停止表示される。
また、普通図柄作動ゲート13内には、普通図柄作動ゲート通過検知スイッチS1(図4参照)が配設されており、この普通図柄作動ゲート通過検知スイッチS1により遊技球が普通図柄作動ゲート13を通過したことが検知されると、普通図柄表示装置9c(図4参照)表示される普通図柄が変動して、所定時間経過後に1種類の奇数数字が停止表示され、特定の図柄にて図柄が停止表示されると、第1始動口10が所定時間(例えば、0.5秒)開放される。
第1始動口10は、いわゆるチューリップ式で左右に一対の翼片部が開閉することにより、入賞口を開閉するもので、その内部には、遊技球の通過を検知する始動口入賞検知スイッチS2(図4参照)、及び翼片部を作動させるためのアクチュエータ10a(図4参照)が設けられている。
変動入賞装置11は、変動入賞装置11の略中央に位置して帯状に開口した大入賞口11a、この大入賞口11aを開閉する開閉板11b、この開閉板11bを開閉作動させるためのアクチュエータ11c(図4参照)、大入賞口11aに入賞した後に遊技球が通過する特定領域であるV入賞口及び一般入賞口(図示せず。)、並びに入賞球を検知する入賞球検知スイッチS3(図4参照)等から構成されている。
なお、遊技盤8の最下部には、第1始動口10及び第2始動口12等のいずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技盤8外に排出するためのアウト口14が設けられている。
次に、遊技機1の電子制御装置20の概略を、図4に示すブロック図に基づいて説明する。
電子制御装置20は、主制御部21と、主として賞球の払出制御を行う払出制御部22、演出表示装置9aを制御する演出図柄制御部23、並びに演出用の音声及び照明を制御する音声・ランプ制御部24等の副制御部を有して構成されている。
電子制御装置20は、主制御部21と、主として賞球の払出制御を行う払出制御部22、演出表示装置9aを制御する演出図柄制御部23、並びに演出用の音声及び照明を制御する音声・ランプ制御部24等の副制御部を有して構成されている。
なお、演出表示装置9aは副制御部の1つである演出図柄制御部23にて制御されているのに対して、特別図柄表示装置9b及び普通図柄表示装置9cは主制御部21にて直接制御される。
そして、主制御部21の入力回路部(図示せず。)には、普通図柄作動ゲート通過検知スイッチS1、始動口入賞検知スイッチS2、入賞球検知スイッチS3等の遊技球検知手段、並びに前面枠4や中枠3の開閉状態を示す信号を出力するドアスイッチS4等が接続されている。
なお、ドアスイッチS4は、リミットスイッチ等の可動接点が変位することにより回路を機械的に開閉する機械スイッチにて構成されており、本実施形態では、前面枠4や中枠3が閉じた状態では信号回路が開いた状態となり、前面枠4や中枠3が開いた状態では信号回路が閉じるように設定されている。
因みに、本実施形態では、ドアスイッチS4により前面枠4や中枠3が開いたことが検知されたときは、主制御部21は、遊技球を遊技盤8内に発射するための発射装置制御部22bに対して遊技球の発射を禁止する制御指令を発する。
また、音声・ランプ制御部24のコネクタ出力部(図示せず。)には、演出用のランプ及びLEDに装着された各種ランプ基板24a及び各種LED基板25b、並びに演出用の音声を出力するスピーカ(図示せず。)を駆動する音声出力基板24c等が接続されており、これらの各基板に接続されたランプ、LED及びスピーカは、ゲームの進行状況に応じて点灯・消灯又は点滅等の作動を行う。
また、払出制御部22には、賞球を払い出す賞球払出装置22a、遊技球を遊技盤8内に発射するための発射装置制御部22b及び払出用端子基板22cが接続されており、この払出用端子基板22cには、発射停止スイッチ、タンク球切れ検知スイッチ及び補給球切れ検知スイッチ等の図示しない各種スイッチが接続されている。
また、主制御部21内には、遊技機1と遊技機1を監視する監視用コンピュータ(ホールコンピュータ)とを接続する情報出力回路30が設けられており、ホールコンピュータ40(図8参照)と情報出力回路30の出力部とは、外部端子板29を介して接続されている。
因みに、図4中、実線の矢印は信号が流れる信号ラインを示し、破線の矢印は、各制御部21〜24への電源供給経路を示しており、商用電源等の外部電源からの電力は、先ず、電源受電基板25に供給され、電源ユニット26で所定電圧に変換された後、分電基板27から各制御部21〜24に供給される。
次に、遊技機1と遊技機1を監視する監視用コンピュータ(ホールコンピュータ)とを接続する情報出力回路30について、図5〜図8に基づいて説明する。
なお、図5は情報出力回路30を示すブロック図であり、図6は情報出力回路30及び外部端子板29の電気接続を示す図であり、図7は情報出力回路30の作動を示すフローチャートであり、図8は遊技場における遊技機1と電源供給ライン及び外部出力信号ラインとの関係を示す図である。
なお、図5は情報出力回路30を示すブロック図であり、図6は情報出力回路30及び外部端子板29の電気接続を示す図であり、図7は情報出力回路30の作動を示すフローチャートであり、図8は遊技場における遊技機1と電源供給ライン及び外部出力信号ラインとの関係を示す図である。
そして、各遊技機1に設けられた情報出力回路30は、図8に示すように、外部出力信号線(情報出力回路)を介してホールコンピュータ40に接続され、一方、商用標電源41から供給された電力は、島電源42を介して各遊技機1に供給される。なお、島電源42は、商用電源41から供給される電力(100V)を所定の電圧(24V)に変圧して各遊技機1に供給するものである。
また、情報出力回路30には、図5及び図6に示すように、遊技機1内に搭載された内部電源28及び前面枠4や中枠3の開閉状態を示す信号を出力するドアスイッチS5が接続されており、このドアスイッチS5は、リミットスイッチ等の可動接点が変位することにより回路を機械的に開閉する機械スイッチにて構成されたもので、本実施形態では、前面枠4や中枠3が閉じた状態では信号回路が開いた状態となり、前面枠4や中枠3が開いた状態では信号回路が閉じるように設定されている。なお、図6においては、電気的な接続関係の理解を容易とするため、情報出力回路30内にドアスイッチS5が記載されている。
なお、内部電源28は、二次電池又は電気二重層コンデンサ等の所定容量の電力を蓄えることができるものであり、本実施形態では、電源ユニット26に一体化(内蔵)されている(図4参照)。そして、商用電源41が停電する等して遊技機1への電力供給が突然遮断された時には、内部電源28から必要最低限の電力が遊技機1に緊急供給されることにより、停電が発生した時の遊技状態等が保存される。このため、内部電源(バックアップ電源)28は、本発明に係る遊技機1によらず、殆どの遊技機に備えられている。
また、情報出力回路30は、図6に示すように、半導体スイッチ(トランジスタ)32、電磁継電器(リレー)33及びタイマー34等から構成され、外部端子板29には、フォトカプラ31が設けられている。
ここで、フォトカプラ31は、ドアスイッチS5のオン信号、つまり前面枠4や中枠3が開いた状態を示す信号をホールコンピュータ40に送信するための情報出力回路を開閉する電気スイッチであり、このフォトカプラ31は、発光部に通電されると、情報出力回路を閉じ、逆に発光部への通電が遮断されると情報出力回路を開く。
また、半導体スイッチ32は、ドアスイッチS5が閉じたときのオン信号によりフォトカプラ31の発光部アノード側と内部電源28側とを導通させて内部電源28に蓄えられている電力をフォトカプラ31に供給する内部電源供給手段をなすものである。
また、リレー33は、半導体スイッチ32側と内部電源28とを繋ぐ電気回路を開閉するものであり、本実施形態では、非通電時には回路を閉じ、通電された時に回路を開くとともに開いた状態を維持するタイプのリレーが採用されている。タイマー34は、ドアスイッチS5のオン信号を契機(トリガー)として所定時間(本実施形態では、約1秒)を計時した後、リレー33に信号(所定電圧)を発する。なお、タイマー34は、水晶発振器を利用したもの又はコンデンサを利用したもの等、その手段は問わない。
次に、情報出力回路30の作動を図7に基づいて説明する。なお、図7は情報出力回路30の作動を示すフローチャートである。
以上に説明した構成により、前面枠4や中枠3が開いてドアスイッチS5が閉じると(S1:YES)、内部電源28から半導体スイッチ32及びタイマー34に電力が供給されるので、タイマー34の計時が開始されるとともに(S3)、半導体スイッチ32が閉じてフォトカプラ31の発光部に通電され、情報出力回路の開閉スイッチをなすフォトカプラ31が閉じる(S7、S9)。
以上に説明した構成により、前面枠4や中枠3が開いてドアスイッチS5が閉じると(S1:YES)、内部電源28から半導体スイッチ32及びタイマー34に電力が供給されるので、タイマー34の計時が開始されるとともに(S3)、半導体スイッチ32が閉じてフォトカプラ31の発光部に通電され、情報出力回路の開閉スイッチをなすフォトカプラ31が閉じる(S7、S9)。
そして、タイマー34の計時開始後、所定時間が経過すると(S5:YES)、タイマー34からリレー33に信号が送信されるので、半導体スイッチ32側と内部電源28とを繋ぐ電気回路が開かれて半導体スイッチ32側への電力供給が遮断される。このため、半導体スイッチ32が開くと同時にタイマー34への通電が停止するので、フォトカプラ31の発光部への通電が遮断され、情報出力回路が開くと同時にタイマー34が停止(リセット)される(S11)。
以上の説明から明らかなように、本実施形態では、リレー33及びタイマー34により、特許請求の範囲に記載された電力供給遮断手段が構成されることとなる。
次に、本実施形態に係る遊技機1の特徴を説明する。
次に、本実施形態に係る遊技機1の特徴を説明する。
本実施形態では、情報出力回路の開閉スイッチ(電気スイッチ)をなすフォトカプラ31を開閉作動させる電源として、通常、遊技機1に備えられている内部電源28を利用しているので、フォトカプラ31を作動させるための電源を別途設ける必要がなく、外部電源からの電力供給が停止した場合においてもフォトカプラ31を作動させることができる。
延いては、「裏ROM」に入れ替える行為、又は「ぶら下がり基板」といわれる不正基板を装着する行為等の不正行為を監視することができるので、これらの不正行為に対する抑止効果を維持することができる。
また、フォトカプラ31を作動させるための通電が開始された後、所定時間が経過したときにフォトカプラ31へ通電が遮断されるので、内部電源28に蓄えられた電力が必要以上に消費されてしまうことを未然に防止できる。
したがって、フォトカプラ31を作動させるにあたって、内部電源28の容量を増大させる必要がないので、内部電源28の設置スペースを拡大させることなく既存の内部電源28そのまま流用することが可能となるとともに、遊技機1の製造原価上昇を抑制することができる。
また、本実施形態では、機械スイッチであるドアスイッチS5の作動に連動させて内部電源供給手段をなす半導体スイッチ32を作動させるので、例えば半導体スイッチ32を廃止してドアスイッチS5そのものでフォトカプラ31の発光部への通電を制御する場合に比べて、信号の出力部分とその制御部分とを容易に分離することができ、汎用性を高めることができる。
また、本実施形態では、情報出力回路を開閉する電気スイッチとしてフォトカプラ31を採用しているので、フォトカプラ31が開いた状態、つまり情報出力回路が開いた状態では、ホールコンピュータ40側と遊技機1側とは、電気的に分断された状態となる。
このため、例えば前面枠4や中枠3が閉じて遊技機1が正常作動している場合に、ホールコンピュータ40から特定の遊技機1に信号を送信し、その特定の遊技機1を遠隔操作することができなくなる。
(第2実施形態)
本実施形態は、図9に示すように、半導体スイッチ32を廃止してドアスイッチS5そのものでフォトカプラ31の発光部への通電を制御するものである。このため、本実施形態では、ドアスイッチS5自体が特許請求の範囲に記載された内部電源供給手段となる。
本実施形態は、図9に示すように、半導体スイッチ32を廃止してドアスイッチS5そのものでフォトカプラ31の発光部への通電を制御するものである。このため、本実施形態では、ドアスイッチS5自体が特許請求の範囲に記載された内部電源供給手段となる。
なお、本実施形態では、図9に示すように、ドアスイッチS5が閉じられると、フォトカプラ31の発光部に内部電源28から電力が供給されるともに、コンパレータ(比較回路)35に基準電圧(グランド)より高い電圧が入力されるので、その出力信号が主制御部21に送信される。
このため、本実施形態では、主制御部21に前面枠4や中枠3の開閉状態を示す信号を送信するドアスイッチS4を廃止して、ドアスイッチを1個(ドアスイッチS5のみ)とすることができるので、遊技機1の部品点数及び組み立て工数を低減することができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、内部電源28として、二次電池又は電気二重層コンデンサ等の充放電可能な電源を採用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば一次電池を採用してもよい。
上述の実施形態では、内部電源28として、二次電池又は電気二重層コンデンサ等の充放電可能な電源を採用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば一次電池を採用してもよい。
また、上述の実施形態では、電気スイッチをなすフォトカプラ31への電力供給を開始した時から所定時間経過後にフォトカプラ31への電力供給を停止したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電力供給遮断手段、つまりタイマー34及びリレー33を廃止してもよい。
また、上述の実施形態では、リレー33及びタイマー34にて電力供給遮断手段を構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばリレー33に代えてサイリスタやGTOサイリスタ等の半導体スイッチを用いてもよい。
なお、GTOサイリスタを用いた場合には、ドアスイッチS5が開いている場合にもGTOサイリスタに通電する必要があるが、その消費電力は非常に僅かであるため、内部電源28に蓄えられた電力で十分にGTOサイリスタを作動させることができる。
また、上述の実施形態では、情報出力回路を電気的に開閉する電気スイッチとしてフォトカプラ31を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばリレーやトランジスタやGTOサイリスタ等の半導体スイッチ(半導体リレー)を用いてもよい。
また、上述の実施形態では、前面枠4や中枠3等の開閉状態を検知するドアスイッチS5の信号を出力する情報出力回路30に本発明を適用したが、本発明は限定されるものではなく、発射停止スイッチ、タンク球切れ検知スイッチ又は補給球切れ検知スイッチ等の各種スイッチの信号を出力する情報出力装置に適用してもよい。
また、上述の実施形態では、情報出力回路30は、ドアスイッチS5の開閉作動を契機として作動するので、外部電源(島電源42)からの電力供給が停止した場合は勿論のこと、外部電源から電力が供給されている場合もドアスイッチS5の開閉作動を契機として作動するものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくとも外部電源からの電力供給が停止した場合に情報出力回路30が作動するものであればよい。
また、上述の実施形態では、電気回路的に(ハード構成として)本発明を構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ソフトウェアにて本発明を構成してもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
1…遊技機、2…外枠、2a…ヒンジ、3…中枠、4…前面枠、5…上皿部、
6…下皿部、7…発射ハンドル、8…遊技盤、8a…外レール、8b…内レール、
8c…遊技領域、9…中央装置、9a…演出表示装置、9b…特別図柄表示装置、
9c…普通図柄表示装置、10…第1始動口、10a…アクチュエータ、
11…変動入賞装置、11a…大入賞口、11b…開閉板、
11c…アクチュエータ、12…第2始動口、13…普通図柄作動ゲート、
14…アウト口、20…電子制御装置、21…主制御部、22…払出制御部、
22a…賞球払出装置、22c…払出用端子基板、23…演出図柄制御部、
24…音声・ランプ制御部、25…電源受電基板、26…電源ユニット、
27…分電基板、28…内部電源、30…情報出力回路、31…フォトカプラ、
32…半導体スイッチ、33…リレー、34…タイマー、
40…ホールコンピュータ、41…商用電源、41…商用電源、42…島電源、
43…信号回路、S1…普通図柄作動ゲート通過検知スイッチ、
S2…始動口入賞検知スイッチ、S2…入賞検知スイッチ、
S3…入賞球検知スイッチ、S4…ドアスイッチ、S5…ドアスイッチ。
6…下皿部、7…発射ハンドル、8…遊技盤、8a…外レール、8b…内レール、
8c…遊技領域、9…中央装置、9a…演出表示装置、9b…特別図柄表示装置、
9c…普通図柄表示装置、10…第1始動口、10a…アクチュエータ、
11…変動入賞装置、11a…大入賞口、11b…開閉板、
11c…アクチュエータ、12…第2始動口、13…普通図柄作動ゲート、
14…アウト口、20…電子制御装置、21…主制御部、22…払出制御部、
22a…賞球払出装置、22c…払出用端子基板、23…演出図柄制御部、
24…音声・ランプ制御部、25…電源受電基板、26…電源ユニット、
27…分電基板、28…内部電源、30…情報出力回路、31…フォトカプラ、
32…半導体スイッチ、33…リレー、34…タイマー、
40…ホールコンピュータ、41…商用電源、41…商用電源、42…島電源、
43…信号回路、S1…普通図柄作動ゲート通過検知スイッチ、
S2…始動口入賞検知スイッチ、S2…入賞検知スイッチ、
S3…入賞球検知スイッチ、S4…ドアスイッチ、S5…ドアスイッチ。
Claims (4)
- 所定容量の内部電源、及び外部に信号を出力するための信号回路を電気的に開閉する電気スイッチを有する遊技機であって、
前記内部電源に蓄えられている電力を前記電気スイッチに供給する内部電源供給手段、を備えることを特徴とする遊技機。 - 前記内部電源供給手段は、可動接点が変位することにより回路を機械的に開閉する機械スイッチの作動に連動して作動することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記内部電源供給手段は、可動接点が変位することにより回路を機械的に開閉する機械スイッチにて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記内部電源供給手段により前記電気スイッチへの電力供給が開始された時から所定時間が経過した後に、前記電気スイッチへの電力供給を遮断する電力供給遮断手段、を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004354183A JP2006158641A (ja) | 2004-12-07 | 2004-12-07 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004354183A JP2006158641A (ja) | 2004-12-07 | 2004-12-07 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006158641A true JP2006158641A (ja) | 2006-06-22 |
Family
ID=36661268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004354183A Withdrawn JP2006158641A (ja) | 2004-12-07 | 2004-12-07 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006158641A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009136346A (ja) * | 2007-12-03 | 2009-06-25 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
-
2004
- 2004-12-07 JP JP2004354183A patent/JP2006158641A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009136346A (ja) * | 2007-12-03 | 2009-06-25 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
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A761 | Written withdrawal of application |
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