JP2006158064A - 半導体集積回路、pwm信号出力装置、および電力変換制御装置 - Google Patents

半導体集積回路、pwm信号出力装置、および電力変換制御装置 Download PDF

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保夫 能登原
Tsunehiro Endo
常博 遠藤
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賢治 武智
Norisato Takeya
典里 竹屋
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Abstract

【課題】 PWM信号のスイッチングタイミングを管理でき、ソフト演算負荷の増加及びハード回路の追加部分を最小限に抑えることができるPWM変調形電力変換器の制御技術を提供する。
【解決手段】 PWM信号発生手段を有する半導体集積回路に、PWMタイマユニット100として、外部から入力されるパルス信号のパルス幅をカウントするカウンタ103Aと、カウンタ値をPWM信号に同期して取り込むレジスタ103Bとを備え、PWMキャリア周期毎に実行される周期処理で、レジスタ値と電圧指令を時間データに変換したPWM電圧指令時間値とPWM信号発生手段に設定したPWM設定時間値とを用いて、次回のPWM設定時間値を算出し設定する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、パルス幅変調(PWM変調)信号により制御される電力変換器のPWM信号発生技術に係り、特にデッドタイム及びスイッチング素子の遅れ等による印加電圧誤差を補償するPWM変調形電力変換器の制御装置に適用して有効な技術に関する。
例えば、電力変換器のPWM信号発生技術において、電力変換器をPWM制御する場合、電源間に直列接続されたスイッチング素子のスイッチング遅れに起因する短絡を防止するために、PWM信号にデッドタイムを付加することが必須である。しかしながら、このデッドタイムの影響で電力変換器の出力電圧が電圧指令値と不一致となると共に、負荷電流波形に歪を生じる原因となっている。
そこで、これらデッドタイムの影響を補償する方法として、電圧指令値に対して、予め設定した補正量を負荷電流の極性に応じて補正する方式や、電力変換器の出力電圧をフィードバックして補正する方式など、多数の補償方法が提案されている。
上記の予め設定した補正量を補正する方式は、設定した補正量と実際のスイッチング素子の動作速度とのズレ等により誤差を生じ、正しい補償ができない。また、出力電圧をフィードバックして補正する方式としては、ハードウエアで実現する方式(例えば特許文献1)と、ソフトウエアで実現する方式(例えば特許文献2)が知られている。
特開2000−312486号公報 特開2001−352764号公報
上記のハードウエアで実現する方式、ソフトウエアで実現する方式の一例を、図7〜図9を用いて説明する。図7〜図9はいずれも本発明者が本発明の前提として検討したものであり、図7はハードウエアで実現するモータ駆動装置の全体構成図、図8は図7の動作時のタイムチャート、図9はソフトウエアで実現するモータ駆動装置のブロック図をそれぞれ示す。
図7において、モータ駆動装置は、マイクロコンピュータ等を用いてPWM信号を出力するPWM信号発生部7、PWM信号を増幅してスイッチング素子を駆動するドライブ回路2、直流電源に接続されるインバータ回路3、モータ4、インバータ回路3の相電圧のレベルを出力電圧パルス信号として出力する電圧検出回路5、PWM信号発生部7から出力されるPWM信号と電圧検出回路5の出力電圧パルス信号からデッドタイム補償を行った補正PWM信号を出力するデッドタイム補償回路6等で構成される。
図8は、上記デッドタイム補償回路6で行われる動作を示したタイムチャート(1相分を示す)であり、キャリア信号である三角波と電圧指令を比較して作成されるPWM信号Urと、PWM信号Urと電圧検出回路5から出力される出力電圧パルス信号Ufの時間差をカウントするアップダウンカウンタ値(以下カウンタ値と呼ぶ)と、前記カウンタ値からデッドタイム補償を行った補正PWM信号Up、Un(インバータの上アーム用信号Upと下アーム用Un)と、電圧検出回路5から出力される出力電圧パルス信号Ufを示し、(ア)において、本回路の起動がなされ、(イ)において、モータ4に流れる電流の極性が正から負に変わった状態を示している。
図8の通り、デッドタイムやスイッチング素子の遅れを補償して、PWM信号Urと同じパルス幅Trの出力電圧パルス信号Ufを得ることができる。
しかし、本方式はPWM信号Urに対して遅らせて補正PWM信号Up、Unを出力しているため、PWM信号Urの位相と補正PWM信号Up、Unの位相にズレを生じ、また、このズレの関係が一定でない。言い換えると、PWM信号発生部で実際に出力されているPWM信号を管理できない。
モータ制御では、モータの回転子の位置(位相)を基準に電圧位相を計算して電圧を印加しているため、電圧位相が計算通りに出力されないと、この値も電圧誤差として現れてしまう。また、モータ電流をPWM信号のタイミングに同期させて検出する電流検出法では、PWM信号Urに対して、実際に出力される補正PWM信号Up、Unのタイミングが異なる(一定でない)ため、上記のような電流検出法は困難である。また、上記ハード回路が必要であり、外部回路の増加、コスト増加は避けられない。
上記ハードウエアで実現する方式に対して、図9に示すソフトウエアで実現する方式では、上記に示す問題点は無い。本方式は、図9に示すように電流制御ループの内側に電圧制御ループを入れて、相電圧が電圧指令値通りになるように制御する方式であり、ソフトウエアで行っているため、出力するPWM信号のタイミングを管理できる。
しかし、本方式はPWM信号出力処理に大変大きな演算負荷が掛かり、汎用的な安価なマイクロコンピュータ等では容易に実現できない。また、上記電圧制御にはPI制御を用いており、このゲイン調整等も必要になる。
以上のように、本発明者が本発明の前提として検討した、ハードウエアで実現する方式、ソフトウエアで実現する方式における問題点は、出力したPWM信号に対して実際に印加される補正PWM信号のタイミングが異なり、また、そのタイミングが一定でないことにより、デッドタイム補償を行った時のPWM信号のタイミング管理ができないことと、外部回路の増加に伴うコスト増加及び、ソフトウエア処理の演算負荷の増加である。
そこで、本発明は、デッドタイム補償を行った時のPWM信号のタイミング管理ができないことと、外部回路の増加に伴うコスト増加及び、ソフトウエア処理の演算負荷の増加を改善して、PWM信号のスイッチングタイミングを管理でき、ソフト演算負荷の増加及びハード回路の追加部分を最小限に抑えることができるPWM変調形電力変換器の制御技術を提供することを目的とするものである。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明は、設定された時間データに従ってPWM信号を発生するPWM信号発生手段を有する半導体集積回路に、外部からPWM信号より遅延して入力されるパルス信号のパルス幅をカウントするカウンタと、カウンタのカウンタ値をPWM信号に同期して取り込むレジスタと、電圧指令値を時間データに変換したPWM電圧指令時間値とPWM信号発生手段に設定したPWM設定時間値とレジスタのレジスタ値を記憶する記憶手段を備え、電力変換器の出力電圧の電圧レベルを出力電圧パルス信号として検出するレベル検出手段を用いて、出力電圧パルス信号を半導体集積回路に外部パルスとして与え、所定の周期毎に実行される周期ソフトウエア処理において、レジスタ値とPWM電圧指令時間値とPWM設定時間値とを用いて、次回のPWM設定時間値を算出し設定することにより実現できる。
ここで、周期処理はPWM信号発生手段のキャリア周期に同期して実行され、カウンタとレジスタは1対となっており、少なくとも1組を有する。
また、カウンタはカウントするパルス幅のレベル(「Hi」or「Low」)を選択可能とすることにより任意のレベルをカウントできる。
さらに、カウンタのカウント周期は選択可能であり、カウント周期はPWM信号発生手段のクロックと同期を取り、クロック周期は同一もしくは偶数倍あるいは1/偶数倍に設定することによりPWM設定時間の算出演算を簡単にできる。
また、レジスタはPWM信号発生手段のキャリア信号に同期してカウンタ値を取り込み、その周期は選択可能とすることにより、汎用性を向上できる。
上記、次回のPWM設定時間値の算出方法は、レジスタ値から得られるパルス信号のパルス幅時間とPWM設定時間値との誤差を求め、その誤差とPWM電圧指令時間値とから算出する方法と、パルス幅時間とPWM電圧指令時間値との誤差を求め、その誤差とPWM設定時間値とから算出する方法がある。
ここで、パルス幅時間は、カウンタがアップカウンタもしくはダウンカウンタの一方向カウンタの場合、今回周期のレジスタ値と前回周期に記憶しておいたレジスタ値との差分で算出でき、カウンタが、レジスタがカウンタ値を取り込むと同時にクリアされるカウンタである場合、今回周期のレジスタ値がパルス幅時間となる。
また、PWM設定時間値は、今回周期時(現時点)の値をそのまま使用しても可能であるが、今回周期の値と前回周期時に記憶しておいた値との平均値を用いると、PWM設定時間値が変化した周期の時間値を正確に算出でき、デットタイム補償の収束が早められる。
上記のように、本発明は、ハードウエア回路で行う部分とソフトウエア処理で行う部分を切り分けることにより、半導体集積回路の汎用性を維持するとともに、演算負荷の軽減を行いながらデッドタイム補償を実現している。これにより、外部回路の追加は必要最小限になり、PWM信号のタイミング管理が可能となり、演算負荷も軽減できる。
さらに、本発明は、PWM信号発生手段を有する半導体集積回路を用いたPWM信号出力装置や、PWM信号発生手段と半導体集積回路及びレベル検出手段を有する電力変換制御装置等にも適用できる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明によれば、処理速度の必要なカウンタ機能とその値を取り込むレジスタ機能を半導体集積回路のハードウエア回路で備え、PWMタイマへの設定処理をソフトウエア処理で行うことにより、PWM信号のスイッチングタイミングを管理でき、ソフト演算負荷の増加及びハード回路の追加部分を最小限に抑えることができ、よって、簡単な回路構成及びソフトウエア処理でデッドタイム補償が可能となる。
また、本発明によれば、半導体集積回路の汎用性が維持でき、安価な半導体集積回路として実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
<実施の形態1>
本実施の形態では、PWM設定時間を小さくするとPWM信号の上アーム側の通流率が増加するPWMタイマの設定で、出力電圧パルス信号の「Hi」レベルが上アーム側オン期間であって、この「Hi」レベルをカウントする場合を例として示す。これを第1のケースと呼ぶ。
先ず、実施の形態1について説明する。
図1に、モータ駆動装置の全体構成図を示す。本実施の形態のモータ駆動装置(電力変換制御装置)は、マイクロコンピュータ(半導体集積回路)を用いた制御回路(PWM信号出力装置)1と、制御回路1から出力されるPWM信号を増幅して後述のインバータ回路3のスイッチング素子を駆動するドライブ回路2と、スイッチング素子からなるインバータ回路3と、モータ4と、インバータ回路3の出力電圧のレベルを出力電圧パルス信号として出力する電圧検出回路(レベル検出手段)5等で構成される。
図2に、前記電圧検出回路5の回路構成図を示す。電圧検出回路5は、抵抗51〜54と、コンパレータ55等から構成され、直流電圧と端子電圧を比較して出力電圧パルス信号を出力している。ここでは、U相のみを示している。
図3に、前記制御回路1内に備えてあるPWMタイマユニット(PWM信号発生手段)100の概略内部構成図を示す。PWMタイマユニット100は、PWM設定時間レジスタ101と、PWM設定時間レジスタ101の値を基に三角波キャリア信号と比較して6相の相補PWM信号202を出力するPWMタイマ102と、外部端子より入力される出力電圧パルス信号203の出力電圧パルス幅をカウントするカウンタ103Aと前記カウンタ103Aの値をPWMタイマ102からのトリガ信号201に従って取り込むレジスタ103Bからなる出力電圧パルス幅カウントユニット103等で構成される。
カウンタ103Aは、カウントするパルス幅のレベルを選択可能とするレベル選択手段、カウントする周期を選択可能とするクロック選択手段、レジスタ103Bがカウンタ値を取り込むと同時にカウンタ値をクリアする手段等の各機能を有する。
レジスタ103Bは、キャリア信号に同期して取り込み、取り込む周期を選択可能とする取り込み周期選択手段等の機能を有する。
なお、制御回路1内には、PWMタイマユニット100の他に、図示しないが、CPUやRAM(記憶手段)等のマイクロコンピュータを構成する通常の機能ブロックを含む。
ここで、本実施の形態では、カウンタ103Aはアップカウンタとして設定されている。ダウンカウンタとして設定しても問題は無い。この時は、後述する出力電圧パルス幅Tf演算が異なる。
また、PWM設定時間レジスタ101、及び出力電圧パルス幅カウントユニット103はU相、V相、W相用に3組の構成となっている。
レジスタ103Bへのカウンタ値の取り込み周期は、トリガ信号201によって決定され、三角波キャリア信号の山、谷、山谷両方の3種類から選択可能である。本実施の形態では山谷両方に設定した。また、カウンタ103Aのクロックも選択可能である。ただし、上記クロックはPWMタイマ102のクロックと同一もしくは偶数倍あるいは1/偶数倍に設定することが望ましい。
また、実際のPWMタイマユニットでは各種の設定レジスタやデッドタイム用時間設定レジスタ等多数のレジスタで構成されているが、本実施の形態では省略している。
図4に、図3で示したPWMタイマユニット100を用いて実現するデッドタイム補償方法の概略フローチャートを示す。本処理(ステップ(イ)〜(ヘ))は、PWMキャリア信号周期で起動がかかる割込み発生手段による割込み処理である。本実施の形態では谷割込み処理で記載している。このデッドタイム補償方法における各処理は、マイクロコンピュータを構成するCPUにより実行される制御プログラムに基づいて制御される。
ステップ(イ)では、PWM設定時間レジスタ101に設定した時間データから誤差時間演算用のPWM設定時間データTset(i)の算出を行う。ここでは、実際にPWM設定時間レジスタ101に設定した現在値と前回割込み時の設定値(前回処理時にRAMに退避しておく)の平均値を算出する。そして、現在値を次回演算時に使用する前回値としてRAMに保持しておく。
ここで、平均値を求めているが、これはPWM設定時間レジスタ101に設定しても実際にPWMタイマ102に反映され出力されるまでに半周期のズレがあるためである。言い換えると、設定値を変更した周期では、前回設定値と今回設定値のPWM信号が半分ずつ出力されるためである。再度図5で後述する。なお、PWM設定時間データを設定した瞬間にPWMタイマ102にデータが反映され出力される場合は、平均値を演算する必要は無い。現在値で良い。
ステップ(ロ)では、制御回路1で算出した電圧指令より時間換算値であるPWM電圧指令時間Tcの算出を行う。ここでは、PWMキャリア周波数とPWMタイマ102のクロック周波数の関係から、電圧指令に相当する時間データを算出する。
ステップ(ハ)では、出力電圧パルス信号203の出力電圧パルス幅(検出時間)Tfの算出を行う。本実施の形態では、カウンタ103Aはアップカウントとし、出力電圧パルス信号203の「Hi」の期間をカウントするように設定しており、レジスタ103Bの現在の値から前回割込み時の値(前回処理時にRAMに退避しておく)を減算することにより「Hi」のパルス幅が得られる。ここでも、現レジスタ値を次回使用する前回値としてRAMに保持しておく。
ステップ(ニ)では誤差時間ΔTを、ステップ(ホ)ではPWM設定時間レジスタ101に設定する設定時間Tset(i+1)を演算する。
ここで、上記ステップ(ニ),(ホ)の演算方法は、PWMタイマ102の設定及び測定する出力電圧パルス信号のレベル設定によって異なる。
具体的には、PWM設定時間の大小と例えば上アーム側通流率の大小の関係、及び、出力電圧パルス信号のレベルと上アーム側もしくは下アーム側オン期間の関係で4種類の組み合わせがある。
本実施の形態では、第1のケースとして、PWM設定時間を小さくするとPWM信号の上アーム側の通流率が増加するPWMタイマの設定で、出力電圧パルス信号の「Hi」レベルが上アーム側オン期間であって、この「Hi」レベルをカウントする場合、PWM設定時間レジスタに設定される時間データはPWMの上アーム側オフの時間に相当し、出力電圧パルス信号カウンタ値はPWMの上アーム側オンの時間をカウントしている。言い換えると、設定値とカウンタ値でデータの内容が異なる。そこで、上記内容を考慮して前記演算を行う必要がある。下記にステップ(ニ),(ホ)で行われる演算の一例を示す。ここで、PWM電圧指令時間は上アーム側のオン時間を算出しているものとする。
本実施の形態の設定である第1のケースとしては、
ΔT(i)on=Tc(i+1)on−Tf(i)on ・・(1)
Tset(i+1)off=Tset(i)off−ΔT(i)on ・・(2)
もしくは、
ΔT(i)on=〔1−Tset(i)off〕−Tf(i)on ・・(3)
Tset(i+1)off=Tc(i+1)on+ΔT(i)on ・・(4)
ここで、
ΔT(i)on:誤差(上アーム側オン時間ベース)
Tc(i+1)on:更新後のPWM電圧指令時間値
(上アーム側オン時間ベース)
Tf(i)on:出力電圧パルス幅時間値(上アーム側オン時間ベース)
Tset(i)off:PWM設定時間値(上アーム側オフ時間ベース)
Tset(i+1)off:更新するPWM設定時間値
(上アーム側オフ時間ベース)
1は通流率100%のデータ値
で演算できる。
他のケースについても、以下に説明しておく。
第2のケースとして、PWMタイマ設定は上記と同じで、出力電圧パルス信号の「Low」レベルが下アーム側オン期間であって、この「Low」レベルをカウントする場合、出力電圧パルス信号カウンタ値はPWMの下アーム側オンの時間すなわち上アーム側オフ時間をカウントしている。このため、演算式は例えば下記の通りとなる。ここで、PWM電圧指令時間は上アーム側オフ時間を算出しているものとする。
第2のケースとしては、
ΔT(i)off=Tc(i+1)off−Tf(i)off ・・(5)
Tset(i+1)off=Tset(i)off+ΔT(i)off ・・(6)
もしくは、
ΔT(i)off=Tset(i)off−Tf(i)off ・・(7)
Tset(i+1)off=Tc(i+1)off+ΔT(i)off ・・(8)
ここで、
ΔT(i)off:誤差(上アーム側オフ時間ベース)
Tc(i+1)off:更新後のPWM電圧指令時間値
(上アーム側オフ時間ベース)
Tf(i)off:出力電圧パルス幅時間値(上アーム側オフ時間ベース)
で演算できる。
第3のケースとして、第1と第2のケースとは反対に、PWM設定時間を小さくするとPWM信号の上アーム側の通流率が減少するPWMタイマの設定で、出力電圧パルス信号の「Hi」レベルが上アーム側オン期間であって、この「Hi」レベルをカウントする場合、PWM時間設定レジスタに設定される時間データはPWMの上アーム側オンの時間に相当し、出力電圧パルス信号カウンタ値はPWMの上アーム側オンの時間をカウントしている。この場合の一例を下記に示す。ここで、PWM電圧指令時間は上アーム側オン時間を算出しているものとする。
第3のケースでは、
ΔT(i)on=Tc(i+1)on−Tf(i)on ・・(9)
Tset(i+1)on=Tset(i)on+ΔT(i)on ・・(10)
もしくは、
ΔT(i)on=Tset(i)on−Tf(i)on ・・(11)
Tset(i+1)on=Tc(i+1)on+ΔT(i)on ・・(12)
ここで、
Tset(i)on:PWM設定時間値(上アーム側オン時間ベース)
Tset(i+1)on:更新するPWM設定時間値
(上アーム側オン時間ベース)
で演算できる。
次に第4のケースとして、PWMタイマ設定は第3のケースと同じで、出力電圧パルス信号の「Low」レベルが下アーム側オン期間であって、この「Low」レベルをカウントする場合、出力電圧パルス信号カウンタ値はPWMの下アーム側オンの時間をカウントしている。このため、演算式は例えば下記の通りとなる。ここで、PWM電圧指令時間は上アーム側オフ時間を算出しているものとする。
第4のケースでは、
ΔT(i)off=Tc(i+1)off−Tf(i)off ・・(13)
Tset(i+1)on=Tset(i)on−ΔT(i)off ・・(14)
もしくは、
ΔT(i)off=〔1−Tset(i)on〕−Tf(i)off ・・(15)
Tset(i+1)on=Tc(i+1)off+ΔT(i)off ・・(16)
で演算できる。
以上のように、PWMタイマの設定と出力電圧パルス信号を測定するレベル及びPWM電圧指令時間値により、様々な組み合わせの演算方法があるが、どれも加減算のみで行われており、複雑な演算処理は無い。言い換えると、演算負荷が少なく、安価な汎用マイコンでも実現が容易である。また、PWMタイマの設定や出力電圧パルス信号の測定レベルなどはシステムの構成が決まれば固定されるものであり、動作中の変更は無く、演算方法は一つに決定できる。
ここで、本実施の形態は第1のケースで設定しているので、ステップ(ニ)では、式(3)に従ってステップ(イ)で算出した設定時間からステップ(ハ)で算出した出力電圧パルス幅時間Tfを減算し誤差時間ΔTを算出する。または式(1)に従って、ステップ(ロ)で算出した指令時間Tcからステップ(ハ)で算出した出力電圧パルス幅時間Tfを減算し誤差時間ΔTを算出しても良い。この場合は、次のステップ(ホ)の演算が異なる。
ステップ(ホ)では、式(4)に従ってステップ(ニ)で算出された誤差時間ΔTとステップ(ロ)で算出したPWM電圧指令時間TcからPWM設定時間レジスタ101に設定する設定時間を算出する。または式(2)に従って、ステップ(ニ)で算出された誤差時間ΔTとステップ(イ)で算出したPWM設定時間からPWM設定時間レジスタ101に設定する設定時間を算出する。
ステップ(ヘ)では、ステップ(ホ)で算出した設定時間をPWM設定時間レジスタ101に設定する。
図5に、上記デッドタイム補償方法の動作時のタイムチャートを示す。PWM発生用の三角波キャリア信号はデッドタイム時間間隔だけ異なる三角波が二つあるダブルキャリア方式で記載している。さらに、考察用にデッドタイムを付加しない時の波形を得るためにダブルキャリアの中心に基準三角波信号(点線)を記載している。
図5は上から、電圧指令値を基に算出されるPWM電圧指令時間値Tc(一点破線)、実際に三角波と比較されるPWM設定時間値Tset(実線)、ダブルキャリアの三角波、前記PWM電圧指令時間値Tcと前記基準三角波信号を比較して得られる本来出力したい基準PWM信号Uo(点線)、前記PWM設定時間値Tsetと前記ダブルキャリア信号と比較して得られる実際に出力される上アームPWM信号Up、下アームPWM信号Un、前記電圧検出回路5から得られる出力電圧パルス信号Uf、上記出力電圧パルス信号の「Hi」レベルパルス幅をカウントするカウンタ値及び、前記カウンタ値を格納するタイミングを記載したレジスタ値と、ソフトウエア処理及びPWMタイマへの実際の反映タイミングを合わせて記載している。
また、上記カウンタ値のレジスタへの取り込みタイミングはPWMキャリアの山谷両方の周期、言い換えると、PWMキャリア周期の1/2毎に行う設定としている。また、PWMタイマはPWMキャリアの谷周期割込み処理で設定値の演算及びレジスタへの設定などを行い、PWMキャリアの山周期で実際に三角波信号と比較されるレジスタに反映される設定とした。
タイミング(1)以前は、モータ電流極性が正でインバータ出力電圧は上アームPWM信号Upに従っており、すでにデッドタイム及びスイッチング素子の遅れ等の補償がなされ、本来出力したい基準PWM信号Uoのパルス幅時間Tcと出力電圧パルス信号Ufのパルス時間幅Tf(01)が等しくなっている状態を示している。ここで、タイミング(1)でモータ電流の極性が正から負に変化すると、インバータ出力電圧は下アームPWM信号Unに従うことになり、タイミング(1)以降出力電圧パルス信号Ufのパルス時間がデッドタイム分増加する。
タイミング(2)では、図4で説明した処理が行われ、設定時間Tset(3)を算出し設定する。
具体的には、先ず、図4のステップ(イ)に示す通り、現在の設定時間データを算出する。図5では、前回割込み周期であるタイミング(1)時の設定時間データTset(1)と今回割込み周期であるタイミング(2)時点の設定時間データTset(2)の平均値を算出し、これを現在の設定時間データTset(12)とする。タイミング(2)時点では設定時間データに変化が無いので、平均値を算出しても同じ値である。
次に、図4のステップ(ロ)に示す通り、電圧指令値よりPWM電圧指令時間Tcを算出する。図5ではTc(2)である。本実施の形態の場合、電圧指令値は一定のため、同じ値である。
次に、図4のステップ(ハ)に示す通り、出力電圧パルス幅Tfを算出する。図5では、タイミング(2)時にカウンタから取り込んだレジスタ値Dからタイミング(1)時にRAMに保存しておいたレジスタ値Bを差引き、出力電圧パルス幅Tf(12)を算出する。カウンタ値Cもレジスタに自動的に取り込まれるが、今回の演算方法では使用しない。
次に、図4のステップ(ニ)では、図4で説明した通り、演算方法が2種類あるが、式(1)に従った場合、PWM電圧指令時間Tc(2)から出力電圧パルス幅Tf(12)を減算し誤差時間ΔT(12)を求める。上記で式(1)に従ったため、図4のステップ(ホ)では式(2)に従い、上記で算出した設定時間データTset(12)から上記で算出した誤差時間ΔT(12)を減算し設定時間Tset(3)を算出する。この値は、図4のステップ(ヘ)に示すように、PWMタイマのレジスタに設定する。ここで、図4で説明した式(3),(4)に従った場合の動作については説明を省略するが、同様の方法で演算可能である。
上記で設定した設定時間Tset(3)は実際には図5のタイミング(2A)の時点で反映され、その時PWM信号が変化する。このため、タイミング(2)からタイミング(3)の期間の設定時間データは設定時間データTset(2)と設定時間データTset(3)の平均値が正しい値となる。このため、図4のステップ(イ)では、今回値と前回値の平均を算出している。ここで、例えば上記を無視してタイミング(3)時点で設定時間データTset(3)を用いて次回設定時間データTset(4)を算出すると、図5に示すように、タイミング(3)からタイミング(4)の期間でPWM電圧指令時間値Tcと出力電圧パルス幅Tf(34)は一致せず、若干の誤差を生じる。しかし、この方法でも最終的には一致する。言い換えると、電圧指令値が頻繁に変化しないシステムでは平均値を算出しなくても十分可能であるが、電圧指令値が時事刻々変化するシステムでは平均値を算出することが望ましい。なお、PWM電圧指令時間値Tcは演算周期毎に演算されるため、平均化は必要ない。
以上の演算を行うことにより、タイミング(1)からタイミング(3)の期間では本来出力したい基準PWM信号Uoと出力電圧パルス信号Ufは等しくならないが、次のタイミング(3)からタイミング(4)の期間では本来出力したい基準PWM信号Uoと出力電圧パルス信号Ufが等しくなり、電流の極性が変化してもPWM信号が補正され、出力したい電圧値が出力できるようになる。
上記実施の形態を用いることにより、インバータ装置のデッドタイム及びスイッチング素子の遅れを補償し、電圧誤差を防止できモータ電流の歪を無くすことができる。また、本実施の形態は、処理速度が必要な出力電圧パルス幅時間測定はマイクロコンピュータ内蔵のカウンタ機能及びレジスタ機能を使用し、PWM信号のタイミング等を管理する必要がある部分はソフトウエア処理で行うことにより、柔軟なデッドタイム補償が実現でき、汎用性の高いシステムを実現できる。言い換えると、ハードウエア処理とソフトウエア処理を旨く切り分けることで、汎用性を落とさないマイクロコンピュータを実現し、さらに、スイッチングタイミングを管理できるデッドタイム補償が実現できる。
以上の実施の形態では、先に示した第1のケースについて式(1),(2)もしくは式(3),(4)に従って例を示したが、本発明では、第2のケースにおける式(5),(6)もしくは式(7),(8)、第3のケースにおける式(9),(10)もしくは式(11),(12)、及び第4のケースにおける式(13),(14)もしくは式(15),(16)にも適用可能である。更に、出力電圧パルス信号の「Hi」レベルもしくは「Low」レベルと上アーム側オンもしくは下アーム側オンの関係が逆でも適用可能である。
<実施の形態2>
上記実施の形態1では、カウンタ103Aをアップカウンタとしトリガ信号201に従ってレジスタ103Bにカウンタ値を取り込む設定として説明したが、本実施の形態では、カウンタ103Aをアップカウンタとしトリガ信号201に従ってレジスタ103Bにカウンタ値を取り込むと同時に、カウンタ103Aをクリアするように設定した場合について説明する。
基本的な動作は上記実施の形態1と同様である。異なる所は、図4のステップ(ハ)で説明した出力電圧パルス信号203の出力電圧パルス幅Tfの算出方法である。実施の形態1では今回値と前回値との差分を取ることで、出力電圧パルス幅Tfを算出していたが、本実施の形態では、毎回カウンタ値がクリアされるので、実施の形態1のように差分を取る必要がなくなる。但し、カウンタ103Aからレジスタ103Bへのデータの取り込み周期は、演算周期と同じに設定する必要がある。本実施の形態では、キャリアの谷周期で演算を行うように設定している。
図6に、図5と同様のタイムチャートを示す。図5と異なるのは、カウンタ値とレジスタへの取り込みタイミングである。詳細な説明は省略するが、カウンタ値をレジスタへの取り込みと同時にクリアする方式にすることにより、出力電圧パルス幅Tfはレジスタ103Bの値を読み込むだけでよくなり、図4のステップ(ハ)の演算が簡単になり、演算の簡素化が図れる。そのほかの処理は、図4、図5で説明した内容と同じである。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、上記実施の形態では、カウンタ103Aをアップカウンタやダウンカウンタに設定でき、また、レジスタ103Bへのカウンタ値の取り込みと同時にカウンタ値をクリアできる設定にも変更できる構成で説明したが、実際のハードウエア回路としては、色々な設定を可能にすると、回路規模が大きくなりコストが増加してしまう。そこで、実際のハードウエア回路設計としては、回路規模と処理時間の関係で、一番良い構成を選択することが望ましい。
本発明は、電力変換器のPWM信号発生技術に係り、特にデッドタイム及びスイッチング素子の遅れ等による印加電圧誤差を補償するPWM変調形電力変換器の制御装置に適用して有効である。
本発明の実施の形態1において、モータ駆動装置を示す全体構成図である。 本発明の実施の形態1において、電圧検出回路を示す構成図である。 本発明の実施の形態1において、PWMタイマユニットを示す概略内部構成図である。 本発明の実施の形態1において、デッドタイム補償方法を示す概略フローチャートである。 本発明の実施の形態1において、デッドタイム補償方法の動作時を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態2において、デッドタイム補償方法の動作時を示すタイムチャートである。 本発明の前提として検討した、ハードウエアで実現するモータ駆動装置を示す全体構成図である。 本発明の前提として検討した、図7の動作時を示すタイムチャートである。 本発明の前提として検討した、ソフトウエアで実現するモータ駆動装置を示すブロック図である
符号の説明
1…制御回路、2…ドライブ回路、3…インバータ回路、4…モータ、5…電圧検出回路、6…デッドタイム補償回路、7…PWM信号発生部、51〜54…抵抗、55…コンパレータ、100…PWMタイマユニット、101…PWM設定時間レジスタ、102…PWMタイマ、103…出力電圧パルス幅カウントユニット、103A…カウンタ、103B…レジスタ。

Claims (25)

  1. PWM信号を発生するPWM信号発生手段を有する半導体集積回路であって、
    前記半導体集積回路の外部から前記PWM信号より遅延して入力されるパルス信号のパルス幅をカウントするカウンタと、
    前記カウンタのカウンタ値を前記PWM信号に同期して取り込むレジスタとを有することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 請求項1記載の半導体集積回路において、
    前記カウンタと前記レジスタとは1対となっており、少なくとも1組を有することを特徴とする半導体集積回路。
  3. 請求項1記載の半導体集積回路において、
    前記カウンタは、カウントするパルス幅のレベルを選択可能とするレベル選択手段を有することを特徴とする半導体集積回路。
  4. 請求項1記載の半導体集積回路において、
    前記カウンタは、カウントする周期を選択可能とするクロック選択手段を有することを特徴とする半導体集積回路。
  5. 請求項1記載の半導体集積回路において、
    前記カウンタは、カウントする周期を前記PWM信号発生手段のクロックと同期することを特徴とする半導体集積回路。
  6. 請求項1記載の半導体集積回路において、
    前記カウンタは、カウントする周期を前記PWM信号発生手段のクロック周期と同一もしくは偶数倍あるいは1/偶数倍に設定することを特徴とする半導体集積回路。
  7. 請求項1記載の半導体集積回路において、
    前記カウンタは、アップカウントもしくはダウンカウントの一方向カウンタであることを特徴とする半導体集積回路。
  8. 請求項1記載の半導体集積回路において、
    前記レジスタは、前記PWM信号発生手段のキャリア信号に同期して取り込むことを特徴とする半導体集積回路。
  9. 請求項1記載の半導体集積回路において、
    前記レジスタは、取り込む周期を選択可能とする取り込み周期選択手段を有することを特徴とする半導体集積回路。
  10. 請求項1記載の半導体集積回路において、
    前記カウンタは、前記レジスタがカウンタ値を取り込むと同時にカウンタ値をクリアする手段を有することを特徴とする半導体集積回路。
  11. 設定された時間データに従ってPWM信号を発生するPWM信号発生手段を有する半導体集積回路を用いたPWM信号出力装置であって、
    前記半導体集積回路は、外部から前記PWM信号より遅延して入力されるパルス信号のパルス幅をカウントするカウンタと、前記カウンタのカウンタ値を前記PWM信号に同期して取り込むレジスタと、電圧指令値を時間データに変換したPWM電圧指令時間値と前記PWM信号発生手段に設定したPWM設定時間値と前記レジスタのレジスタ値とを記憶する記憶手段とを備え、
    所定の周期毎に実行される周期処理において、前記レジスタ値と前記PWM電圧指令時間値と前記PWM設定時間値とを用いて次回PWM設定時間値を算出し設定することを特徴とするPWM信号出力装置。
  12. 請求項11記載のPWM信号出力装置において、
    前記レジスタ値から得られる前記パルス信号のパルス幅時間と前記PWM設定時間値との誤差を求め、前記誤差と前記PWM電圧指令時間値とから次回PWM設定時間値を算出し設定することを特徴とするPWM信号出力装置。
  13. 請求項11記載のPWM信号出力装置において、
    前記レジスタ値から得られる前記パルス信号のパルス幅時間と前記PWM電圧指令時間値との誤差を求め、前記誤差と前記PWM設定時間値とから次回PWM設定時間値を算出し設定することを特徴とするPWM信号出力装置。
  14. 請求項11記載のPWM信号出力装置において、
    前記周期処理は、前記PWM信号発生手段のキャリア周期に同期して実行されることを特徴とするPWM信号出力装置。
  15. 請求項11記載のPWM信号出力装置において、
    前記半導体集積回路は、請求項2〜10のいずれか1項に記載の半導体集積回路からなることを特徴とするPWM信号出力装置。
  16. 請求項11〜15のいずれか1項に記載のPWM信号出力装置において、
    前記カウンタはアップカウントもしくはダウンカウントの一方向カウンタである場合、前記パルス幅時間は、今回周期のレジスタ値と前回周期のレジスタ値との差分とすることを特徴とするPWM信号出力装置。
  17. 請求項11〜15のいずれか1項に記載のPWM信号出力装置において、
    前記カウンタは前記レジスタがカウンタ値を取り込むと同時にカウンタ値をクリアするカウンタである場合、前記パルス幅時間は、今回周期のレジスタ値とすることを特徴とするPWM信号出力装置。
  18. 請求項11〜15のいずれか1項に記載のPWM信号出力装置において、
    前記PWM設定時間値は、今回周期のPWM設定時間値と前回周期のPWM設定時間値との平均とすることを特徴とするPWM信号出力装置。
  19. 請求項11〜15のいずれか1項に記載のPWM信号出力装置において、
    前記PWM設定時間値は、今回周期のPWM設定時間値を用いることを特徴とするPWM信号出力装置。
  20. 請求項11〜15のいずれか1項に記載のPWM信号出力装置において、
    前記PWM電圧指令時間値は、今回周期のPWM電圧指令時間値を用いることを特徴とするPWM信号出力装置。
  21. 電力変換器を駆動するためのPWM信号を出力するPWM信号発生手段と、前記PWM信号発生手段で用いる時間データを記憶する記憶手段を有する半導体集積回路と、前記電力変換器の出力電圧の電圧レベルを出力電圧パルス信号として検出するレベル検出手段とを有する電力変換制御装置であって、
    前記PWM信号発生手段は、前記電力変換器への電圧指令値を時間データに変換したPWM電圧指令時間値を基に設定したPWM設定時間値とキャリア信号とを比較してPWM信号を出力するPWMタイマと、前記出力電圧パルス信号のパルス幅を計数する出力電圧パルス幅カウンタと、前記キャリア信号に同期して前記出力電圧パルス幅カウンタのカウンタ値を取り込む出力電圧パルス幅レジスタと、前記キャリア信号に同期して割込み処理を起動できる割込み発生手段とを備え、
    前記キャリア信号に同期した周期割込み処理において、前記PWM電圧指令時間値、前記PWM設定時間値及び前記出力電圧パルス幅レジスタのレジスタ値を記憶すると共に、
    今回割込み周期時の出力電圧パルス幅レジスタのレジスタ値と記憶しておいた前回割込み周期時の出力電圧パルス幅レジスタのレジスタ値との差分から出力電圧パルス幅時間値を算出し、今回割込み周期時のPWM設定時間値と記憶しておいた前回割込み周期時のPWM設定時間値とから平均値を求めこの値をPWM設定時間値とし、算出した出力電圧パルス幅時間値とPWM設定時間値及びPWM電圧指令時間値を用いて、次回PWM設定時間値を算出することを特徴とする電力変換制御装置。
  22. 請求項21記載の電力変換制御装置において、
    前記出力電圧パルス幅時間値と前記PWM設定時間値との誤差を求め、前記誤差と前記PWM電圧指令時間値とから次回PWM設定時間値を算出し設定することを特徴とする電力変換制御装置。
  23. 請求項21記載の電力変換制御装置において、
    前記出力電圧パルス幅時間値と前記PWM電圧指令時間値との誤差を求め、前記誤差と前記PWM設定時間値とから次回PWM設定時間値を算出し設定することを特徴とする電力変換制御装置。
  24. 請求項21〜23のいずれか1項に記載の電力変換制御装置において、
    前記出力電圧パルス幅カウンタと前記出力電圧パルス幅レジスタとは1対となっており、少なくとも1組を有することを特徴とする電力変換制御装置。
  25. 請求項21〜24のいずれか1項に記載の電力変換制御装置において、
    前記半導体集積回路は、請求項1〜10のいずれか1項に記載の半導体集積回路からなることを特徴とする電力変換制御装置。
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