JP2006157671A - 通信装置、通信システム、及び通信制御方法 - Google Patents

通信装置、通信システム、及び通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信装置間で送受される無線電波に係わる不具合を低減できるようにする。
【解決手段】一定の周波数帯域に対応するチャンネルを用いて端末との無線通信を行うアクセスポイント群1,2が存在する。ホストのアクセスポイント1は、周波数帯域が互いに一定以上離れたチャンネル群の組合せの候補が複数記述されたテーブルを記憶しており、無線通信環境に応じて、これら複数のチャンネル群の組合せの候補の中から1つのチャンネル群の組合せを選択し、その選択した組合せのチャンネル群を当該アクセスポイント1及び他のアクセスポイント2にそれぞれ割り当てる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線通信を行うことが可能な通信装置、通信システム、及び通信制御方法に関する。
パーソナルコンピュータ(PC)などの端末とネットワークとの間の接続処理を行う通信装置として、アクセスポイントが知られている。端末とアクセスポイントとの間の無線通信は、例えば無線LAN(Local Area Network)を通じて行われる。この場合、各アクセスポイントは、一定の周波数帯域に対応するチャンネルを用いて端末との無線通信を行う。このようなアクセスポイントが複数設置されるシステムにおいては、アクセスポイント間で電波干渉の影響を受けにくくするようなチャンネル割り当てを行う必要がある。電波干渉は、スループットの低下を招く。
例えば、特許文献1には、電波干渉を防ぐために各アクセスポイントに最適なチャンネルを割り当てる手法が開示されている。この文献によれば、マスタアクセスポイントが有線LANを通じて各アクセスポイントにテスト用電波の発信を指示すると、指示を受けたアクセスポイントからテスト用電波が発信され、この発信元以外の各アクセスポイントが受信したテスト用電波の受信状況がマスタアクセスポイントにより取得されて解析が行われ、各アクセスポイントに割り当てるためのチャンネルが決定される。
特開2004−96148号公報
しかしながら、上記文献によれば、チャンネル群の割り当ての実行の際には、その都度、アクセスポイント間でのテスト用電波の送受を行ってその受信状況の解析を行い、その解析結果がまとまった後でなければ、使用するチャンネル群の組合せを決定することができない。このため、チャンネル群の組合せの決定までに長時間をかけてしまうこととなり、また不具合も生じやすい。このような手法では、無線電波環境の変化などに対してチャンネルの割り当てを迅速かつ柔軟に切り替えることができない。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、通信装置間で送受される無線電波に係わる不具合を低減することができる通信装置、通信システム、及び通信制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る通信装置は、一定の周波数帯域に対応するチャンネルを用いて外部通信装置と無線通信を行う通信装置であって、周波数帯域が互いに一定以上離れたチャンネル群の組合せが複数記述された情報を記憶する記憶手段と、無線通信環境に応じて、前記記憶手段に記憶される前記複数のチャンネル群の組合せの中から1つのチャンネル群の組合せを選択し、その選択した組合せのチャンネル群を当該通信装置及び他の通信装置にそれぞれ割り当てる制御手段とを具備することを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、一定の周波数帯域に対応するチャンネルを用いて第1の通信装置と第2の通信装置とが無線通信を行う通信システムであって、前記第1の通信装置は、周波数帯域が互いに一定以上離れたチャンネル群の組合せが複数記述された情報を記憶する記憶手段と、無線通信環境に応じて、前記記憶手段に記憶される前記複数のチャンネル群の組合せの中から1つのチャンネル群の組合せを選択し、その選択した組合せのチャンネル群を当該第1の通信装置及び前記第2の通信装置にそれぞれ割り当てる制御手段とを具備することを特徴とする。
本発明に係る通信制御方法は、一定の周波数帯域に対応するチャンネルを用いて第1の通信装置と第2の通信装置とが無線通信を行う通信システムに適用される通信制御方法であって、前記第1の通信装置に、周波数帯域が互いに一定以上離れたチャンネル群の組合せが複数記述された情報を記憶しておき、無線通信環境に応じて、前記記憶手段に記憶される前記複数のチャンネル群の組合せの中から1つのチャンネル群の組合せを選択し、その選択した組合せのチャンネル群を前記第1の通信装置及び前記第2の通信装置にそれぞれ割り当てることを特徴とする。
本発明によれば、通信装置間で送受される無線電波に係わる不具合を低減することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの概略構成を示す図である。
本システムにおいては、ホストとして動作する一台のアクセスポイント1のほか、ホスト以外の一台又は複数台のアクセスポイント(非ホストのアクセスポイント)2が存在する。ここでは、複数台のアクセスポイント群2が存在するものとする。
各アクセスポイントは、一定の周波数帯域に対応するチャンネルを用いて端末(パーソナルコンピュータやPDAなどの電子機器)との間で無線LANによる無線通信を行うとともに、端末と図示しない他の無線通信媒体や有線通信媒体(インターネット、LAN等)との接続処理を行うことが可能な通信装置である。但し、各アクセスポイントは、互いに異なる周波数帯域に対応するチャンネルを使用し、特に、電波干渉の影響を受けにくくなるように周波数帯域が互いに一定以上離れたチャンネルを使用する。使用可能なチャンネルとしては、例えばCh.1〜Ch.14が用意されている。
なお、アクセスポイント1がホストとして機能できない事態が生じた場合(例えば、電源が投入されていない場合や、何らかの障害が生じた場合など)には、他のアクセスポイント群2のいずれかがその事態を検知し、アクセスポイント1の代わりにホストとして動作することもできる。本実施形態では、アクセスポイント1が常にホストとして動作する場合を例示する。
図2は、図1に示される各アクセスポイントに共通する構成を示すブロック図である。
アクセスポイント1,2は、無線LAN通信部11、ネットワーク通信部12、ROM(Read Only Memory)13、RAM(Random Access Memory)14、入力部15、表示部16、及びプロセッサ17を備えている。
無線LAN通信部11は、電波が届く範囲内に存在する端末や他のアクセスポイントとの間で無線LANによる無線通信を行うものである。ネットワーク通信部12は、図示しない他の通信媒体(インターネット、LAN等)との間で通信を行うものである。
ROM13は、プロセッサ17が使用する制御プログラムや各種テーブルなどを格納するものである。RAM14は、プロセッサ17の作業エリアとして使用され、アクセスポイントの動作中はプロセッサ17が使用する制御プログラムや各種テーブルなどが常駐する。
入力部15は、電源投入やリセットなどの操作を行うために使用される。また、この入力部15を操作することにより、当該アクセスポイントから無線送信される電波の出力レベルを可変設定することができるようになっている。なお、この可変設定は、当該アクセスポイントに無線接続される端末から操作できるように構築してもよい。表示部16は、アクセスポイントの状態などを示すものである。
プロセッサ17は、アクセスポイント全体の動作を司るものであり、例えば制御プログラムに従って他のアクセスポイントとの通信や内部処理(各種テーブルの管理など)を実行する。
図3は、図1に示されるホストのアクセスポイント1の機能構成を示すブロック図である。
制御部20は、制御プログラムを実行するプロセッサ17(図2)により実現されるものであり、通信環境監視部21、測定部22、タイマ23、チャンネル組合せ選択部24、チャンネル組合せ設定部25、及びチャンネル割当て実行部26を有する。記憶部30は、各種テーブルを記憶するRAM14(図2)により実現されるものであり、チャンネル組合せ候補テーブル31及びチャンネル組合せ設定テーブル32を有する。
通信環境監視部21は、アクセスポイント1の電源投入時やリセットした時などの初期動作時、及びアクセスポイント1の動作中においては一定の時間間隔で、周囲の通信環境(特に無線電波環境)を監視するものである。例えば、アクセスポイント1と共に通信システムを構成する他のアクセスポイント群2の台数などに基づいてシステムの負荷を監視したり、アクセスポイント1における無線通信のビットエラーレートやスループット、無線送信されてくる電波の受信レベルなどの変化を監視したりすることができ、これらが基準値を上回った場合(もしくは下回った場合)にはその旨を検知することができる。初期動作時や、アクセスポイント1の動作中にあるパラメータの値が閾値を超えたような場合には、通信環境監視部21は、チャンネル組合せ選択部24を起動する。例えば、無線通信のビットエラーレートが所定の値を超えたような場合には、当該アクセスポイント1及び他のアクセスポイント群2に割り当てられているチャンネル群の組合せを変えることが必要であるとみなし、チャンネル組合せ選択部24を起動する。
測定部22は、上記ビットエラーレートやスループット、電波の受信レベルなどを測定するものである。タイマ23は、通信環境監視部21における監視処理の時間間隔を計るために使用される。
チャンネル組合せ選択部24は、現在の通信環境(特に無線電波環境)を鑑み、チャンネル組合せ候補テーブル31(後述)に記述される複数のチャンネル群の組合せの候補の中から、適切な1つのチャンネル群の組合せ(チャンネル番号の組合せ)を選択するものである。また、チャンネル組合せ選択部24は、現在のチャンネル群の組合せを変更する必要がある場合には、現在のチャンネル群の組合せを示すチャンネル組合せ設定テーブル32(後述)を参照することもできる。
チャンネル組合せ設定部25は、チャンネル組合せ選択部24により選択された組合せのチャンネル群を、当該アクセスポイント1及び他のアクセスポイント群2にそれぞれ割り当て、チャンネル組合せ設定テーブル32上に設定登録するものである。また、このチャンネル組合せ設定部25は、無線接続される端末の表示部及び入力部(ユーザインタフェース)を通じて、ユーザによるチャンネル組合せ設定テーブル32の内容(チャンネル群の組合せ、各アクセスポイントに割り当てられたチャンネル番号など)の設定変更を可能とする。
チャンネル割当て実行部26は、チャンネル組合せ設定部25によりチャンネルが個別に割り当てられた個々のアクセスポイントに対し、それぞれ該当するチャンネルの番号を例えば無線通信により通知するものである。このとき、無線通信が何らかの理由により不可の状態になっていれば、有線通信(有線LANなど)により通知を行うように構築してもよい。これにより、通知を受けた個々のアクセスポイントは、当該通知に示されるチャンネルを用いて端末との無線通信を行うようになる。当該アクセスポイント1も、割り当てられたチャンネルを用いて端末との無線通信を行うようになる。また、チャンネル割当て実行部26は、チャンネル割当ての処理が完了した後は、通信環境監視部21にその旨を通知する。
このような構成により、制御部20は、アクセスポイント1が起動された後においては一定の時間間隔で無線通信環境を監視し、その監視結果に応じて当該アクセスポイント1及び他のアクセスポイント群2に割り当てるチャンネル群の組合せを動的に変えるものとなっている。
チャンネル組合せ候補テーブル31は、チャンネル組合せ選択部24におけるチャンネル組合せ選択処理に使用されるテーブルであり、周波数帯域が互いに一定以上離れたチャンネル群の組合せが複数記述された情報を有している。このチャンネル組合せ候補テーブル31の例を図4に示す。
図4の例では、組合せ番号No.1〜No.4に該当するチャンネル群の組合せは、それぞれ、3つのチャンネルの番号を示している。これら3つのチャンネルの個々の周波数帯域の間には、チャンネル4つ分の周波数帯域が存在しており、電波干渉の影響を回避するのに十分な間隔である。組合せ番号No.5〜No.10に該当するチャンネル群の組合せも、それぞれ、3つのチャンネルの番号を示している。これら3つのチャンネルの個々の周波数帯域の間には、チャンネル3つ分の周波数帯域が存在しており、チャンネル4つ分よりも間隔が狭いものの、電波干渉の影響を回避できる。どの選択候補が選択されても、電波干渉の影響を受けにくくなっている。
なお、図4の例では、3つのチャンネルからなる組合せだけを示しているが、これに限定されることなく、例えば2つのチャンネルからなる組合せや、4つのチャンネルからなる組合せなどを更に加えるようにしてもよい。
チャンネル組合せ設定テーブル32は、チャンネル組合せ設定部25における設定処理に使用されるテーブルであり、選択された組合せのチャンネル群の情報や、各チャンネルが割り当てられたアクセスポイントのIDの情報などを有している。このチャンネル組合せ設定テーブル32の例を図5に示す。
図5の例では、全チャンネルCh.1〜Ch.14のうち、選択された組合せのチャンネル群にはそれぞれフラグが立てられる。例えば、図4のテーブル上の組合せ番号No.5の組合せ(Ch.1, Ch.5, Ch.9)が選択された場合には、図5のテーブル上ではCh.1, Ch.5, Ch.9に対応するフラグの値が例えば「1」にされる。これら以外のチャンネルに対応するフラグの値が例えば「0」にされる。また、図5のテーブル上では、選択された組合せのチャンネル群Ch.1, Ch.5, Ch.9にそれぞれ割り当てられた3つのアクセスポイントのIDとして、例えば「0011」,「0012」,「0013」が示されている。
図6は、ユーザによるチャンネル組合せ設定テーブル32の内容の設定変更を可能とする設定画面の例を示す図である。
図6の例では、設定画面上に、チャンネル群の組合せを指定するための欄40や、各アクセスに割り当てられるチャンネルの番号を指定するための欄41,42,43などが設けられる。各欄には、デフォルト値として、上記選択処理・設定処理において選択・設定された情報が表示されている。ユーザは、欄40において複数の候補の中から任意のチャンネル群の組合せを指定することができる。また、欄40においてチャンネル群の組合せの新たな候補を追加したり、不要な候補を削除したりすることもできる。また、ユーザは、欄41〜43の各々において複数の候補の中から任意のチャンネル番号を指定することができる。
図7は、アクセスポイント間で送受される通信パケットのフォーマットの概略を示す図である。
通信パケットは、プリアンブル51、スタートビット(SB)52、データ部53、及びエンドビット(EB)54を有している。プリアンブル51は、通信パケットのヘッダ部に相当し、送信先アドレス、送信元アドレス、データ長などの情報を含む。スタートビット52は、データ部53の開始位置を示すビットである。データ部53は、通信パケットの本体を成す部分である。このデータ部53は、送信先に対するコマンドを含み、また、送信先に対して使用すべきチャンネルの番号を指定する情報や、送信先に対して送信出力を下げるべき量を示す情報を含む場合がある。エンドビット54は、データ部53の終了位置を示すビットである。
次に、図8を参照して、ホストのアクセスポイント1の動作と、非ホストのアクセスポイント群2の動作とを説明する。なお、図示では一台のアクセスポイント2が示されているが、ここではアクセスポイント2が複数台存在するものとする。
アクセスポイント1及びアクセスポイント群2が起動される(ステップS11、S21)。すると、アクセスポイント1は、無線LANによる無線通信を開始する際に全てのチャンネル(Ch.1〜Ch.14)を検索しつつ、無線通信が可能な範囲に存在するアクセスポイント群2との間で無線通信を行い、通信パケットの交換により必要な情報を取得する(ステップS12、S13)。このとき、アクセスポイント群2は、自身のESS IDや、使用チャンネルの番号、スループットなどを通信パケットに含めてアクセスポイント1へ送る(ステップS22)。
アクセスポイント1は、アクセスポイント群2から送られてきた通信パケットから、アクセスポイント群2のESS IDや使用チャンネルの番号などの情報を抽出すると(ステップS14)、そのESS IDなどの情報に基づき、同じドメインを使用しているアクセスポイント群2を判別し、それらを同一カテゴリに属するものとして管理する(ステップS15)。
そして、アクセスポイント1は、これらアクセスポイント群2の使用チャンネル群により近いチャンネル群の組合せを、チャンネル組合せ候補テーブル31に記述された複数のチャンネル群の組合せの候補の中から選択し、チャンネル組合せ設定テーブル32上で設定を行った後、アクセスポイント群2にそれぞれ割り当てたチャンネル番号を含むチャンネル変更コマンドを各アクセスポイントに対して送信する(ステップS16)。
個々にチャンネル変更コマンドを受けたアクセスポイント群2は、割り当てられたチャンネルによる無線通信が行われるように自身に対して設定処理を行う(ステップS23)。そして、アクセスポイント群2は、割り当てられたチャンネルを用いて端末との無線通信を実行する(ステップS24)。
また、アクセスポイント1も、自身に割り当てたチャンネルを用いて端末との無線通信を実行する。アクセスポイント1は、アクセスポイント群2との通信によりスループットを測定する(ステップS17)。ここで、もしスループットが所定値に満たない場合には、チャンネル群の組合せの変更が必要であるものと判断し、ステップS16の処理を繰り返す。一方、スループットが所定値に達していれば、チャンネル群の組合せは適切であるものと判断し、チャンネル割当ての処理を完了する。
なお、アクセスポイント1の動作中においては、上記ステップS12〜S17の処理が一定の時間間隔で繰り返される。
ここまでの説明では、アクセスポイント間における電波干渉の影響を回避する手法に関して説明した。アクセスポイント間において従来発生していた問題としては、上記電波干渉の問題のほか、アクセスポイント間の距離が短くて且つ送信側から無線送信される電波の出力レベルが強すぎる場合には受信側で受信される電波が強くなりすぎて受信処理を正しく行えなくなるという問題がある。例えば、受信側で受信される電波のレベルが許容範囲の上限を超えてしまうと、RF回路のLNA(Low Noise Amplifier)において飽和(saturation)が発生し、受信処理を正しく行えなくなる。以下では、前述した電波干渉の問題を解決するだけでなく、こうした電波強度の問題をも解決するためのシステムについて説明する。
図9は、電波干渉の問題だけでなく電波強度の問題をも解決するシステムの構成を示す図である。なお、図1の共通する要素には、同一の符号を付している。
この図9のシステムでは、前述した図1のシステムと異なり、有線LAN(基幹LAN)3が更に設けられている。アクセスポイント1は、アクセスポイント群2から無線送信される電波のうち、当該アクセスポイント1での受信レベルが所定の値を超えるものがある場合、有線LAN3を通じて該当するアクセスポイント2に対してその電波の出力レベルを下げるよう要求するコマンドを送信する。
図10は、図9に示されるホストのアクセスポイント1の機能構成を示すブロック図である。
この図10に示される制御部20は、前述した図3中の構成要素21〜26に加え、更なる構成要素として、受信感度判定部27、送信出力設定部28、及び送信出力変更指示部29を備えている。また、この図10に示される記憶部30は、前述した図3中の構成要素31及び32に加え、更なる構成要素として、受信感度閾値テーブル33及び送信出力設定テーブル34を備えている。
受信感度判定部27は、通信パケットの交換を通じて知得されるアクセスポイント群2での受信レベル、もしくは受信感度閾値テーブル33(後述)に示される受信許容レベルの上限値を参照することにより、前述の測定部22(図3)にて測定される受信電波のレベルが高すぎるか否かを判定するものである。
送信出力設定部28は、受信感度判定部27により受信電波のレベルが高すぎると判定された場合に、該当するアクセスポイント2の送信出力レベルを低下させるべき変化量を決定し、その値を送信出力設定テーブル(後述)上に設定登録するものである。
送信出力変更指示部29は、送信出力設定部28により決定された変化量の値を所定のコマンドに含ませて該当するアクセスポイント2へ有線LAN3を通じて送信することにより、そのアクセスポイント2が送信する電波の出力レベルを下げるよう要求する。
受信感度閾値テーブル33は、受信感度判定部27における判定処理に使用されるテーブルであり、アクセスポイント1における受信許容レベルの上限値などの閾値などを記憶するものである。
送信出力設定テーブル34は、送信出力設定部28における設定処理に使用されるテーブルであり、アクセスポイント毎に、送信出力レベルを低下させた変化量などを記憶するものである。
次に、図11を参照して、図9に示されるホストのアクセスポイント1の動作と、非ホストのアクセスポイント群2の動作とを説明する。なお、この図11に示されるホストのアクセスポイント1及び非ホストのアクセスポイント群2の動作は、例えば前述した図8に示される動作に並行して行われる。
図11の動作においては、アクセスポイント1及びアクセスポイント群2は、前述した図8中のステップS13及びS22の場合と同様、通信パケットの送受を行う(ステップS31、S41)。但し、このときアクセスポイント1は、例えば有線LAN3を通じて、各アクセスポイント2側で無線受信される電波の受信レベルを示す情報を含む各種情報を要求するコマンドを各アクセスポイント1に対して送信する。各アクセスポイント2は、そのコマンドに従い、受信レベルの情報含む各種情報をアクセスポイント1に対して送信する。
アクセスポイント1は、アクセスポイント群2から送られてきた通信パケットから、アクセスポイント群2側での受信レベルの情報を抽出すると(ステップS32)、その受信レベルと、当該アクセスポイント1での受信レベルとを比較する。もしくは、受信感度閾値テーブル33に示される受信許容レベルの上限値と、当該アクセスポイント1での受信レベルとを比較する。これにより、当該アクセスポイント1での受信レベルが閾値を超えているか否か(高すぎるか否か)を判定する(ステップS34)。
閾値を超えている場合には、該当するアクセスポイント2から無線送信される電波の出力レベルが高すぎるものと判断して、出力レベルの減少量を決定し、送信出力設定テーブル34上での設定を行った後、そのアクセスポイント2に対して出力レベルを下げることを要求する出力レベル変更コマンドを送信する(ステップS35)。このコマンドには、出力レベルの減少量を示す情報も含まれる。
出力レベル変更コマンドを受けたアクセスポイント2は、指定された減少量で出力レベルを低下させる(ステップS42)。そして、このアクセスポイント2は、低下させた出力レベルによる無線送信を実行する(ステップS43)。
アクセスポイント1は、当該アクセスポイント1での電波の受信レベルを再度測定することにより、上記アクセスポイント2側での出力レベルが要求した通りに低下したかどうかを確認する(ステップS36)。ここで、もし当該アクセスポイント1での電波の受信レベルが依然として閾値を超えている場合には、アクセスポイント2側での更なる出力レベルの低下が必要であるものと判断し、ステップS35の処理を繰り返す。一方、閾値を超えていなければ、適切な出力レベルに達したものと判断し、当該出力レベルの低下の処理を完了する。
このように本実施形態によれば、アクセスポイント間での電波干渉を低減できるとともに、スループットの向上を図ることができ、更には、無線電波環境の変化などに対してチャンネルの割り当てを迅速かつ柔軟に切り替えることができる。また、電波を受信するアクセスポイント側での電波レベルが高すぎて受信処理に支障をきたすことを回避することもできる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態に係る通信システムの概略構成を示す図。 図1に示される各アクセスポイントに共通する構成を示すブロック図。 図1に示されるホストのアクセスポイントの機能構成を示すブロック図。 チャンネル組合せ候補テーブルの例を示す図。 チャンネル組合せ設定テーブルの例を示す図。 ユーザによるチャンネル組合せ設定テーブルの内容の設定変更を可能とする設定画面の例を示す図。 アクセスポイント間で送受される通信パケットのフォーマットの概略を示す図。 ホストのアクセスポイント1の動作と、非ホストのアクセスポイント群2の動作とを示すフローチャート。 電波干渉の問題だけでなく電波強度の問題をも解決するシステムの構成を示す図。 図9に示されるホストのアクセスポイントの機能構成を示すブロック図。 図9に示されるホストのアクセスポイントの動作と、非ホストのアクセスポイント群2の動作とを示すフローチャート。
符号の説明
1,2…アクセスポイント、3…有線LAN、11…無線LAN通信部、12…ネットワーク通信部、13…ROM、14…RAM、15…入力部、16…表示部、17…プロセッサ、20…制御部、21…通信環境監視部、22…測定部、23…タイマ、24…チャンネル組合せ選択部、25…チャンネル組合せ設定部、26…チャンネル割当て実行部、27…受信感度判定部、28…送信出力設定部、29…送信出力変更指示部、30…記憶部、31…チャンネル組合せ候補テーブル、32…チャンネル組合せ設定テーブル、33…受信感度閾値テーブル、34…送信出力設定テーブル。

Claims (15)

  1. 一定の周波数帯域に対応するチャンネルを用いて外部通信装置と無線通信を行う通信装置であって、
    周波数帯域が互いに一定以上離れたチャンネル群の組合せが複数記述された情報を記憶する記憶手段と、
    無線通信環境に応じて、前記記憶手段に記憶される前記複数のチャンネル群の組合せの中から1つのチャンネル群の組合せを選択し、その選択した組合せのチャンネル群を当該通信装置及び他の通信装置にそれぞれ割り当てる制御手段と
    を具備することを特徴とする通信装置。
  2. 前記選択した組合せのチャネル群を前記外部通信装置に送信する有線通信手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記制御手段は、一定の時間間隔で無線通信環境を監視し、その監視結果に応じて前記記憶手段に記憶される前記複数のチャネル群の組合せの中から1つのチャネル群の組合せを選択することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 前記無線通信手段は、無線送信される電波の出力レベルを可変設定することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  5. 前記制御手段は、前記外部通信装置から無線送信される電波の受信レベルが所定の値を超える場合、前記外部通信装置に対してその電波の出力レベルを下げるよう有線通信手段を介して要求することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  6. 一定の周波数帯域に対応するチャンネルを用いて第1の通信装置と第2の通信装置とが無線通信を行う通信システムであって、
    前記第1の通信装置は、
    周波数帯域が互いに一定以上離れたチャンネル群の組合せが複数記述された情報を記憶する記憶手段と、
    無線通信環境に応じて、前記記憶手段に記憶される前記複数のチャンネル群の組合せの中から1つのチャンネル群の組合せを選択し、その選択した組合せのチャンネル群を当該第1の通信装置及び前記第2の通信装置にそれぞれ割り当てる制御手段と
    を具備することを特徴とする通信システム。
  7. 前記選択した組合せのチャネル群を前記第2の通信装置に送信する有線通信手段をさらに有することを特徴とする請求項6記載の通信システム。
  8. 前記制御手段は、一定の時間間隔で無線通信環境を監視し、その監視結果に応じて前記記憶手段に記憶される前記複数のチャネル群の組合せの中から1つのチャネル群の組合せを選択することを特徴とする請求項6記載の通信システム。
  9. 前記無線通信手段は、無線送信される電波の出力レベルを可変設定することを特徴とする請求項6記載の通信システム。
  10. 前記制御手段は、前記外部通信装置から無線送信される電波の受信レベルが所定の値を超える場合、前記第2の通信装置に対してその電波の出力レベルを下げるよう有線通信手段を介して要求することを特徴とする請求項6記載の通信システム。
  11. 一定の周波数帯域に対応するチャンネルを用いて第1の通信装置と第2の通信装置とが無線通信を行う通信システムに適用される通信制御方法であって、
    前記第1の通信装置に、周波数帯域が互いに一定以上離れたチャンネル群の組合せが複数記述された情報を記憶しておき、
    無線通信環境に応じて、前記記憶手段に記憶される前記複数のチャンネル群の組合せの中から1つのチャンネル群の組合せを選択し、その選択した組合せのチャンネル群を前記第1の通信装置及び前記第2の通信装置にそれぞれ割り当てる
    ことを特徴とする通信制御方法。
  12. 前記選択した組合せのチャネル群を前記第1の通信装置から前記第2の通信装置に有線通信手段を介して送信することを特徴とする請求項11記載の通信制御方法。
  13. 前記第1の通信装置において、一定の時間間隔で無線通信環境を監視し、その監視結果に応じて前記記憶した前記複数のチャネル群の組合せの中から1つのチャネル群の組合せを選択することを特徴とする請求項11記載の通信制御方法。
  14. 前記第1の通信装置において、無線送信される電波の出力レベルを可変設定することを特徴とする請求項11記載の通信制御方法。
  15. 前記第1の通信装置において、前記第2の通信装置から無線送信される電波の受信レベルが所定の値を超える場合、前記第1の通信装置から前記第2の通信装置に対してその電波の出力レベルを下げるよう有線通信手段を介して要求することを特徴とする請求項11記載の通信制御方法。
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