JP2006157496A - デジタル放送受信装置 - Google Patents

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Fumiaki Koga
文明 古賀
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】デジタル放送受信時にも選局から視聴可能になるまでの時間を短縮し番組切り換えをすばやく行うことができるデジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
【解決手段】マイコン102は次にユーザが選局する番組を予測し、使われていない受信機にその予測番組を選局するようネットワークコントローラ103で指示し、あらかじめデジタルデコードしたオーディオビデオ信号を取得しておく。
【選択図】図1

Description

本発明は、地上波・衛星・ケーブル等のデジタル放送を受信するデジタル放送受信装置に関するものである。
従来のデジタル放送受信装置は、ユーザがリモートコントローラで選局を指示し、その選局情報に基づきチューナを選局しデジタルデコーダでデジタル復号する結果得られるオーディオビデオ信号を表示出力している(例えば特許文献1参照。)。
以下に、従来のデジタル放送受信装置について説明する。
図4は従来のデジタル放送受信装置のブロック図を示すものである。ユーザは第1のリモートコントローラ(以下、「リモコン」という。)407で視聴する番組を選局する。その選局情報をマイコン404が取得し、デジタル放送のRF入力をチューナ402で選局する。チューナ402は選局したデジタルストリーム、例えば幾つかの番組情報を多重化したトランスポートストリームを出力する。次に、デジタルデコーダであるMPEGデコーダ403でMPEG(Moving Picture Experts Groupで策定された動画圧縮方法式)フォーマットのトランスポートストリームを伸長復号するデジタルデコードを行い、ベースバンドのオーディオビデオ信号を出力する。これをモニター405で表示再生しユーザは始めて選局した番組を視聴可能となる。図4はこの同じ機能の受信機406を3つ設置している場合を示していて、例えばユーザは第1のリモコン、第2のリモコンおよび第3のリモコンを使用して各々独立に第1の第1の受信機、第2の受信機および第3の受信機を利用する。
特開平11−168729号公報
しかしながら上記従来の構成では、以下のような課題を有していた。デジタル放送ではアナログのオーディオビデオ信号をデジタル圧縮して放送しているために、元のアナログのオーディオビデオ信号に伸長復号する必要がある。この伸長復号に要する時間が長いために、ユーザがリモコンで選局してから番組を視聴可能になるまでの時間がアナログ放送受信時と比較すると非常に長くなるという課題である。ユーザが番組を順次切り換えて番組内容をチェックしようとすると番組切り換えごとに長い時間待たされる、というのがこの課題の顕著な例である。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、デジタル放送受信時にも選局から視聴可能になるまでの時間を短縮し番組切り換えをすばやく行うことができるデジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明のデジタル放送受信装置は、リモートコントローラにより指示する第1の選局情報からチューナとデジタルデコーダを選局制御しかつ第1の選局情報にもとづく第2の選局情報をネットワークコントローラに入力するマイコンと、第2の選局情報を外部ネットワークに出力するネットワークコントローラと、第1のオーディオビデオ信号と外部から入力する第2のオーディオビデオ信号をマイコンの指示で切り換えるスイッチとを備えている。
本発明は上記した構成により、以下のような作用がある。例えば、デジタル放送受信機が3機(第1の第1の受信機、第2の受信機および第3の受信機)あり、ユーザが第1の受信機でのみ視聴しているとする。第1の受信機でデジタル放送の所定番組を受信している場合、次にユーザが選局する番組をマイコンにより予測し、その選局情報に基づき使っていない第2の受信機及び第3の受信機であらかじめ選局するようネットワークコントローラによりネットワーク経由で第2の受信機及び第3の受信機に通知する。その通知に基づき第2の受信機及び第3の受信機は所定番組を選局し伸長復号によりベースバンドのオーディオビデオ信号を取得しておく。ユーザが次に番組を選局し、前述の選局番組予測が正しければ、直ちに第2の受信機及び第3の受信機で選局している番組にスイッチで切り換え表示再生し視聴可能となる。このようにデジタル放送受信時にも選局から視聴可能になるまでの時間を短縮し、番組切り換えをすばやく行うことができるという作用である。一般的に、ユーザが番組を切り換えて番組内容をチェックする場合、チャンネルのランダム選局ではなく順次アップダウンの可能性が高いので、選局番組予測も比較的容易である。
このように、本発明によればデジタル放送受信装置を具現化する際、デジタル放送受信時にも選局から視聴可能になるまでの時間を短縮し、番組切り換えをすばやく行うことができるデジタル放送受信装置を提供できる。
以下、本発明におけるデジタル放送受信装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。ただし図4に示した従来のデジタル放送受信装置と同じ構成要素には同一符号を付し、またその動作説明は省略する。デジタル放送受信機104が1機(第1の受信機)とデジタル放送受信機105が2機(第2の受信機及び第3の受信機)ある場合を示している。ユーザが第1の受信機でのみ視聴し、第2の受信機及び第3の受信機は視聴されていないとする。第1の受信機でデジタル放送の所定番組を受信している場合、次にユーザが選局する番組を第1の受信機のマイコン102により予測し、その選局予測情報を第1の受信機のネットワークコントローラ103に指示し、ネットワークコントローラ103はその指示をネットワーク経由で第2の受信機及び第3の受信機のネットワークコントローラ103に通知する。
ユーザが第1の受信機で選局している番組がチャンネル5であり、ユーザが順次チャンネル切り換えていると第1の受信機のマイコン102が予測すると、選局予測情報はチャンネルダウンのチャンネル4とチャンネルアップのチャンネル6となる。その通知に基づき第2の受信機はあらかじめチャンネル4を選局し、第3の受信機はあらかじめチャンネル6を選局し伸長復号によりベースバンドのオーディオビデオ信号を取得しておく。ユーザが次に番組を選局し、前述の選局予測情報が正しく例えば第3の受信機で選局している番組であるチャンネル6であれば、直ちに第3の受信機で選局している番組にスイッチ101で切り換え、第1の受信機のモニター405に表示再生し視聴可能となる。
なお、ネットワークは有線方式でも無線方式でもいずれでもかまわない。
(実施の形態2)
図2は本発明の実施の形態2におけるデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。ただし図1に示した実施の形態1のデジタル放送受信装置及び図4に示した従来のデジタル放送受信装置と同じ構成要素には同一符号を付し、またその動作説明は省略する。例えば、選局予測情報に基づき第2の受信機はチャンネル4を選局し、第3の受信機はチャンネル6を選局し伸長復号によりベースバンドのオーディオビデオ信号を取得しておく。第2の受信機のネットワークコントローラ201はチャンネル4のオーディオビデオ信号をネットワーク経由で第1の受信機のネットワークコントローラ201に送信する用意をしておく。同様に第3の受信機のネットワークコントローラ201はチャンネル6のオーディオビデオ信号をネットワーク経由で第1の受信機のネットワークコントローラ201に送信する用意をしておく。ユーザが次に番組を選局し、前述の選局予測情報が正しく例えばチャンネル6であれば、直ちに第1の受信機のネットワークコントローラ201は第3の受信機のネットワークコントローラ201に送信要求をし、第3の受信機で選局している番組であるチャンネル6を受信する。スイッチ101はチャンネル6に切り換え第1の受信機のモニター405に表示再生し視聴可能となる。
(実施の形態3)
図3は本発明の実施の形態3におけるデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。ただし図1に示した実施の形態1のデジタル放送受信装置、図2に示した実施の形態2のデジタル放送受信装置、及び図4に示した従来のデジタル放送受信装置と同じ構成要素には同一符号を付し、またその動作説明は省略する。実施の形態2では、オーディオビデオ信号を切り換えるスイッチ101が第1の受信機のみに内蔵されているが、実施の形態3では第2の受信機及び第3の受信機にもスイッチ101を内蔵している。これにより第2の受信機及び第3の受信機も実施の形態2の第1の受信機と同じ機能を実現する。すなわち、ユーザが第2の受信機でのみ番組視聴していて、第1の受信機と第3の受信機が使われていない場合、第2の受信機は実施の形態2の第1の受信機と同じ動作をする。第3の受信機のみで番組視聴している場合も同様である。
本発明のデジタル放送受信装置は、デジタル放送受信時にも選局から視聴可能になるまでの時間を短縮し、番組切り換えをすばやく行うことができるという優れた効果を有しているため、デジタル放送受信装置を具現化する際において有用であり、工業的価値は極めて大きい。
本発明における実施の形態1のデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図 本発明における実施の形態2のデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図 本発明における実施の形態3のデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図 従来のデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図
符号の説明
101 スイッチ
102 マイコン
103 ネットワークコントローラ
402 チューナ
403 MPEGデコーダ

Claims (2)

  1. デジタルテレビ放送を選局するチューナと、前記チューナの出力するデジタルストリームをベースバンドの第1のオーディオビデオ信号に復号するデジタルデコーダと、リモートコントローラにより指示する第1の選局情報から前記チューナと前記デジタルデコーダを選局制御しかつ前記第1の選局情報にもとづく第2の選局情報をネットワークコントローラに入力するマイコンと、前記第2の選局情報を外部ネットワークに出力する前記ネットワークコントローラと、前記第1のオーディオビデオ信号と外部から入力する第2のオーディオビデオ信号を前記マイコンの指示で切り換えるスイッチと、を備えたデジタル放送受信装置。
  2. デジタルテレビ放送を選局するチューナと、前記チューナの出力するデジタルストリームをベースバンドの第1のオーディオビデオ信号に復号するデジタルデコーダと、リモートコントローラにより指示する第1の選局情報から前記チューナと前記デジタルデコーダを選局制御しかつ前記第1の選局情報にもとづく第2の選局情報をネットワークコントローラに入力するマイコンと、前記第2の選局情報と前期デジタルデコーダの出力する第1のオーディオビデオ信号を外部ネットワークに出力しかつ外部からの第2のオーディオビデオ信号を取得する前記ネットワークコントローラと、前記第1のオーディオビデオ信号と前記第2のオーディオビデオ信号を前記マイコンの指示で切り換えるスイッチと、を備えたデジタル放送受信装置。
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