JP2006155754A - 記録方法、情報記録媒体、原本性確認方法、原本性確認装置、及びプログラム - Google Patents

記録方法、情報記録媒体、原本性確認方法、原本性確認装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 情報記録媒体が原本から作成した正式なディスクであるかどうか判別できるようにする。
【解決手段】 ディスク10から例えばATIPのディスクアプリケーションコードなどのコード値を所定値として取得し(S1)、HDD6に予め記憶されている所定と一致するかどうか判断する(S2)。そして、ステップS2において肯定結果が得られた場合、ディスク10から実空き容量と記録空き容量を取得し(S3、S4)、ディスク10の実空き容量と記録空き容量を一致するかどうか判断する(S5)。ステップS5において、肯定結果が得られた場合はディスク10が原本ディスクであると判断する(S6)。一方、ステップS2及びステップS5において否定結果が得られた場合はディスク10が原本ディスクでないと判断する(S7)。
【選択図】 図5

Description

本発明は、情報記録媒体の記録方法、その記録方法により記録された情報記録媒体、情報記録媒体の原本性確認方法と、その原本性確認装置、及び原本性確認方法を実行するプログラムに関わり、特に情報記録媒体に記録されたデジタル情報を保護するのに好適なものである。
従来、アプリケーションソフトウェア、静止画、動画などのコンテンツは、CD−ROMなどの情報記録媒体(以下、単にディスクという)に記録されて配布(販売)されるのが一般的である。
また、コンパクトディスク(CD)の分野では、近年、読取専用領域(以下ROM部とする)と、書き込み可能領域もしくは書き換え可能領域(以下RAM部とする)を有した、所謂ハイブリッドディスクが開発され、ハイブリッドディスクをCD−ROMなどの代替ディスクとして、そのROM部に予めコンテンツを書き込んだ状態で配布(販売)することが提案されている。
ハイブリッドディスクでは、既存のディスクとの互換性を確保するために、1stセッションをROM部としてスタンプし、それ以降の領域をRAM部として扱うものがある。こうすることにより、ハイブリッドディスクを認識できないシステムにおいても、当該ディスクをマルチセッション記録されたディスクとして取り扱うことが可能となるので、少なくとも読み取り互換性を確保することが可能となる。
なお、先行文献としては特許文献1がある。
特開平06−349064号公報
しかしながら、上記したようなCD−ROMやハイブリッドディスクに記録されるデータはデジタル情報であり、複製による劣化が生じないため、本来、ディスクに記録されているデータやアプリケーションプログラム等を不正にHDDや他のディスクにコピーされてしまうという問題があった。
不正コピー又はコピーされたディスクの不正使用を防ぐには、そのディスクが不正コピーされたものでなく、正規に作成されたディスクかどうか判別する必要がある。なお、以下、本明細書では、原本のディスクから正規に作成されたディスクのことを原本ディスクと表記する。
そこで、本発明は上記したような点を鑑みてなされたものであり、その目的はディスクが原本ディスクであるかどうか判別するための記録方法と、その記録方法により記録された情報記録媒体を提供することにある。また前記情報記録媒体の原本性確認方法と原本性確認装置、及びそのような原本性確認方法を実行するプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、記録済み領域と記録可能領域を有する情報記録媒体に対して当該情報記録媒体の空き容量情報を記録する記録方法を特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の記録方法において、前記情報記録媒体の記録可能領域にデータを記録する際は、記録完了後に前記情報記録媒体に記録されている前記空き容量情報を更新することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の記録方法において、前記情報記録媒体の所定領域に前記空き容量情報を記録することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の記録方法において、前記所定ファイルには、前記空き容量情報と共に、前記ファイルの日時情報を記録することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の記録方法において、前記所定ファイルには、前記空き容量情報と共に、前記ファイルの日時情報を記録することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3乃至請求項5の何れか一項に記載の記録方法において、前記情報を所定の暗号鍵で暗号化してから記録することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、記録済み領域と記録可能領域を有する情報記録媒体において、当該情報記録媒体の空き容量情報が記録されている記録媒体を特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の情報記録媒体において、当該情報記録媒体に記録されている前記空き容量情報が更新可能であることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項7又は請求項8に記載の情報記録媒体において、所定領域に前記空き容量情報が記録されていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項7又は請求項8に記載の情報記録媒体において、所定ファイルに前記空き容量情報が記録されていることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の情報記録媒体において、前記所定ファイルに前記空き容量情報と日時情報が記録されていることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項9乃至請求項11の何れか一項に記載の情報記録媒体において、前記情報が所定の暗号鍵により暗号化されていることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、情報記録媒体が原本の情報記録媒体から作成されたか否かを確認する情報記録媒体の原本性確認方法であって、記録済み領域と記録可能領域を有する情報記録媒体から取得した所定情報と予め記憶されている所定情報、及び前記情報記録媒体に記録されている記録空き容量情報と前記情報記録媒体の実際の空き容量情報を、夫々比較することにより前記情報記録媒体の原本性を確認する原本性確認方法を特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の原本性確認方法において、前記情報記録媒体の所定領域に直接記録されている記録空き容量情報と、前記情報記録媒体の実際の空き容量情報とを比較することを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項13に記載の原本性確認方法において、前記情報記録媒体に所定ファイルとして記録されている記録空き容量情報と、前記情報記録媒体の実際の空き容量情報とを比較することを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の原本性確認方法において、前記情報記録媒体の所定ファイル内に記録されている日時情報と、前記所定ファイル自身の日時情報を比較することを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、請求項13乃至請求項16の何れか一項に記載の原本性確認方法において、前記情報記録媒体に記録されている情報を所定の暗号鍵で復号化してから原本性の確認を行うことを特徴とする。
請求項18に記載の発明は、情報記録媒体が原本の情報記録媒体から作成されたか否かを確認する情報記録媒体の原本性確認装置であって、記録済み領域と記録可能領域を有する情報記録媒体から所要の情報を読み出す読み出し手段と、所要の情報を記録している記憶手段と、前記読み出し手段により読み出した所定情報と前記記憶手段に記憶されている所定情報の比較、及び前記情報記録媒体に記録されている記録空き容量情報と前記情報記録媒体の実際の空き容量情報の比較を行う比較手段と、を備える原本性確認装置を特徴とする。
請求項19に記載の発明は、請求項18に記載の原本性確認装置において、前記比較手段は、前記情報記録媒体の所定領域に直接記録されている記録空き容量情報と、前記情報記録媒体の実際の空き容量情報とを比較することを特徴とする。
請求項20に記載の発明は、請求項18に記載の原本性確認装置において、前記比較手段は、前記情報記録媒体に所定ファイルとして記録されている記録空き容量情報と、前記情報記録媒体の実際の空き容量情報とを比較することを特徴とする。
請求項21に記載の発明は、請求項20に記載の原本性確認装置において、前記比較手段は、前記情報記録媒体の所定ファイル内に記録されている日時情報と、前記所定ファイル自身の日時情報を比較することを特徴とする。
請求項22に記載の発明は、請求項18乃至請求項21の何れか一項に記載の原本性確認装置において、前記情報記録媒体に記録されている情報を所定の暗号鍵で復号化する復号化手段を備えることを特徴とする。
請求項23に記載の発明は、請求項13乃至請求項17の何れか一項に記載の原本性確認方法を実行するプログラムを特徴とする。
請求項1、請求項7、請求項13、請求項18に記載の発明によれば、使用される情報記録媒体が原本から作成した情報記録媒体か不正に作成された情報記録媒体であるかを判別することが可能となる。
請求項2、請求項8に記載の発明によれば、追記される情報記録媒体が原本から作成した情報記録媒体か不正に作成された情報記録媒体であるかを判別することが可能となる。
請求項3、請求項9、請求項14、請求項19に記載の発明によれば、情報記録媒体に空き容量情報を記録することができるようになる。
請求項4、請求項10、請求項15、請求項20に記載の発明によれば、情報記録媒体に空き容量情報を記録することができるようになる。
請求項5、請求項11、請求項16、請求項21に記載の発明によれば、空き容量情報が記載されたファイルの情報が変更された場合、ファイルの日時情報も変更されるので、これをチェックすることで原本性確認をより厳密に行うことができる。
請求項6、請求項12、請求項17、請求項22に記載の発明によれば、情報記録媒体のデジタル情報が不正に変更される可能性がなくなり原本性確認をより厳密に行うことができる。
また請求項23に記載の本発明のプログラムによれば、上記したような効果が得られる原本性確認装置を、情報処理装置を利用して容易に実現することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る原本性確認装置の概略構成を示した図ある。
この図1に示す原本性確認装置は、ディスクドライブ装置2を備えたパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)1によって構成され、例えばディスクドライブ装置2にCD−ROMやハイブリッドディスク等の情報記録媒体10を装填することにより、情報記録媒体10が原本から作成した原本ディスクかどうか判別することができるようになっている。尚、情報記録媒体10については後述する。
図2は、上記図1に示した原本性確認装置の構成を示したブロック図である。
この図2に示す原本性確認装置は、ディスクドライブ装置2、CPU3、ROM4、RAM5、HDD6、ドライバI/F7などを備えて構成される。
CPU(Central Processing Unit)3は、当該原本性確認装置全体の制御処理を司り、例えばHDD6のハードディスクに記憶されているアプリケーションプログラムを読み出してRAM5に展開することで、そのアプリケーションプログラムに従った処理などを実行する。
ROM(Read Only Memory)4には、例えば、ディスクドライブ装置2などの周辺機器を制御するプログラム群(BIOS)が格納されている。
RAM(Random Access Memory)5は、CPU3が各種処理を実行するのに必要なデータやプログラム等を適宜保持する。
ハードディスクドライブ(HDD)6は、記憶媒体としてハードディスクを備えており、各種データやアプリケーションプログラムが格納されている。そして、本実施の形態では、このHDD6にディスクドライブ装置2に装填したディスクが原本ディスクから作成されたディスクか否かを確認する原本性確認のためのプログラムが格納されている。
またHDD6には原本ディスクの所定情報、例えばATIP(Absolute Time In Pre-groove)のディスクアプリケーションコード(Disc Application Code)のコード値なども格納されている。
ドライバI/F7にはディスクドライブ装置2が接続されている。ディスクドライブ装置2はROM2aを内蔵している。ROM2aはドライブ自身の制御を行うためのプログラム、即ちファームウェア(FirmWare)が格納されている。また場合によっては、ROM2aに上記したような情報記録媒体10の原本性確認のためのプログラムや所定情報を格納しておき、装填されたディスクの原本性を確認することも可能である。なお、上記したCPU3、ROM4、RAM5、HDD6、ドライバI/F7は内部バス8により接続されている。
図3は情報記録媒体の一例を示した図である。なお、本実施形態では情報記録媒体としてハイブリッドディスクを例に挙げて説明する。
この図3に示すハイブリッドディスク(以下、単に「ディスク」と表記する)10は、予めアプリケーションソフトウェアやデータがスタンプされた読み取り専用領域(以下、「ROM部」という)11と、書き込み可能領域(以下、「RAM部」という)12を有する。またディスク10には、当該ディスク上にディスク10であることを示す情報がスタンプされて形成されている。この情報の例としては、上記したATIPのディスクアプリケーションコードの他に、原本ディスクのTOCに記録されているTrack/Lead Outの開始アドレス(MSF)から計算したMSF値や、セクタ単位の値、KB単位の値などが考えられる。なお、本実施の形態では所定情報をATIPのディスクアプリケーションコードであるものとして説明する。
そして、このような本実施形態の原本性確認装置においては、ディスク10にディスクの空き容量情報を記録するようにした。即ち、記録済み領域と記録可能領域を有するディスク10に対して空き容量情報を記録するようにした。そして、このディスク10に記録されている空き容量情報(以下、「記録空き容量情報」という)と、ディスク10の実際の空き容量情報(以下、「実空き容量情報」という)とを比較すると共に、ディスク10の所定情報と原本性確認装置のHDD6などに予め記憶されている所定情報とを比較することにより、ディスク10が原本ディスクかどうか判断するようにしている。なお、所定情報の比較処理は、上記したディスク10の記録空き容量と実空き容量の比較処理を実行するプログラムに含めて実行しても良い。また別途アプリケーションプログラムを作成して比較を行っても良い。さらに、そのような比較処理をディスクドライブ装置2のROM2aに組み込むようにしても良い。
ディスク10の実空き容量情報は、ディスクドライブ装置2に所定のコマンドを発行することで取得することができる。所定のコマンドとしては、リードトック(Read Toc)コマンド、リードトラックインフォメーション(Read Track Information)コマンド等が考えられる。
一方、ディスク10の記録空き容量情報は、ディスク10に記録したデータの容量から算出するようにしている。このような記録空き容量情報は、所定ファイルとしてディスク10に記録したり、或いはディスク10の所定位置に直接データ形式で記録したりすることが考えられる。所定ファイルとしてディスク10に記録した場合、ディスクドライブ装置2によりファイルを読み出す処理を行うことで取得することができる。
また、ディスク10に直接データを記録した場合は、ディスクドライブ装置2に対して直接リードコマンドを発行することにより取得することができる。
ここで、図4を用いてディスクに空き容量情報の記録する場合について説明する。
図4はディスク構造の一例を示した図であり、図4(a)にはCDの物理フォーマットの一例が、図4(b)にはプログラムエリアのセクタ構造の一例がそれぞれ示されている。この図4(a)に示すようにリードインエリア(Lead-In Area)21、プログラムエリア(Program Area)22、リードアウトエリア(Lead-Out Area)23から構成される。そして、上記のようにディスクの空き容量情報をディスクに直接データとして記録する場合は、例えば図4(a)に示すプログラムエリア22の最終セクタに記録する。セクタの構造は、図4(b)のように示され、このセクタのデータ領域24に空き容量情報を記録するようにしている。なお、ディスク10がハイブリッドCDの場合、所定値はCDの容量未満の値となる。例えば650MBより小さい値になる。
このように本実施形態の原本性確認装置は、記録済み領域と記録可能領域を有するディスク10から得られる所定情報と、HDD6などに予め記憶されている所定情報を比較すると共に、ディスク10の記録空き容量と実空き容量を比較することにより、ディスクドライブ装置2に装填されたディスクが原本ディスクであるかどうかの原本性を確認するようにしている。従って、例えばディスク10の記録空き容量と実空き容量の比較だけで、ディスク10の原本性の確認をする場合より確実に原本ディスクであるかどうか判別することができるようになる。
例えば、不正コピーのディスクであるにも関わらず、ディスクの空き容量が同じディスクが存在した場合でも原本ディスクでないと判別することができる。
また、不正コピーのディスクであるにも関わらず、ディスクに空き容量情報が記録されているディスクが存在した場合でも、空き容量情報が異なればディスク10が原本ディスクでないと判別することができる。つまり、原本ディスクを不正にコピーした時に空き容量の記録セクタの位置ずれなどが生じた場合、これを排除することができる。
図5は、上記した原本性確認装置における比較処理を示したフローチャートである。
なお、以下に説明する処理は図2に示したCPU3がHDD6又はディスクドライブ装置2のROM2aに格納されているプログラムを実行することにより実現されるものである。
この場合、先ずディスク10から所定情報として、例えばATIPのディスクアプリケーションコードなどのコード値を所定値として取得し(S1)、例えばHDD6に予め記憶されている所定値と一致するかどうか判断する(S2)。ステップS2において肯定結果が得られた場合、ディスク10の実空き容量と記録空き容量を取得し(S3、S4)、取得したディスク10の実空き容量と記録空き容量を一致するかどうか判断する(S5)。ステップS5において、肯定結果が得られた場合はディスク10が原本ディスクであると判断すればよい(S6)。一方、ステップS2及びステップS5において否定結果が得られた場合はディスク10が原本ディスクでないと判断すればよい(S7)。なお、図5においては所定値についての比較を行った後、ディスク10の空き容量の比較を行うようにしているが、これはあくまでも一例であり、空き容量の比較を行った後に所定値の比較を行っても良いことは言うまでもない。
ところで、上記したような記録可能領域を有するディスク10の場合、ディスク10の記録可能領域に新たにデータを記録すると、それに伴いディスクの空き容量が変化(減少)する。この結果、ディスク10の実空き容量と、ディスク10の記録空き容量とが異なってしまうため、原本ディスクであるかどうかの判別を行うことができなくなる。
そこで、本実施形態においては、ディスク10に記録した記録空き容量情報は更新できるようにしている。これにより、ディスク10の記録可能領域にデータを記録した際には、その記録完了後にディスク10に記録した記録空き容量を更新することで、ディスク10に記録された記録空き情報とディスク10の実空き容量の一致させるようにして、原本ディスクが記録可能領域を有するディスクであっても、原本ディスクであるかどうかの判別を行うことができる。
また本実施形態では、ディスク10に空き容量情報をファイルとして記録する場合は、ファイルに空き容量情報だけでなく日時情報も同時に記録できるようにしておき、本実施形態の原本性確認装置においてディスクが原本ディスクかどうかの判別を行う場合は、空き情報と日時情報により原本性の確認を行うことも可能である。この場合も確実にディスクが原本ディスクかどうか判別することができる。
なお、ファイルの日時情報は以下の2種類の取り扱いが考えられる。
先ず、ファイルに更新前の日時情報を保持しておき、ファイル内のデータ更新(空き容量情報の更新)する場合はファイルの日時情報を更新前のものに変更することが考えられる。またファイル内のデータ更新(空き容量情報の更新)する場合は、ファイルの日時情報を取得して取得した日時情報によりファイル内の日時情報を更新し、ファイル自身の日時情報を取得した日時情報により更新することが考えられる。
但し、いずれの場合においても、ファイル中に記録した日時情報とファイル自身の日時情報が一致している必要があることは言うまでもない。
図6は、上記日時情報を有する場合の原本性確認装置の処理を示したフローチャートである。なお、以下に説明する処理もCPU3がHDD6又はディスクドライブ装置2のROM2aに格納されているプログラムを実行することにより実現されるものである。
この場合も、先ずディスク10から所定情報として、例えばATIPのディスクアプリケーションコードなどのコード値を所定値として取得し(S11)、HDD6に予め記憶されている所定値と一致するかどうか判断する(S12)。ステップS12において肯定結果が得られた場合、ディスク10から実空き容量と記録空き容量を取得し(S13、S14)、それらが一致するかどうか判断する(S15)。ステップS15において肯定結果が得られた場合、次に、ファイル内に記録されている日時情報と、ファイル自身の日時情報を取得し(S16、S17)、両日時情報が一致するかどうか判断する(S18)。そして、ステップS18において肯定結果が得られた場合、ディスク10が原本ディスクであると判断する(S19)。
一方、ステップS12、ステップS15、及びステップS18において否定結果が得られた場合はディスク10が原本ディスクでないと判断する(S20)。なお、図6においても所定値についての比較を行った後、空き容量の比較を行うようにしているが、これはあくまでも一例であり、空き容量の比較を行った後に所定値の比較を行うようにしても良いことは言うまでもない。
またディスク10にデータを記録する際は、記録すべきデータを所定の暗号鍵で暗号化してから記録する。
そして、本実施形態の原本性確認装置によりディスク10が原本ディスクかどうかの判別を行う場合は、ディスク10に記録されているデータを所定暗号鍵で復号化した後、実空き容量と記録空き容量の比較や所定情報の比較を行うようにすれば、より確実にディスクが原本ディスクかどうか判別することができるようになる。この場合は復号化に使う暗号鍵の妥当性を確認しても良いし、妥当性を確認せず直接所定の暗号鍵で復号化を行い、そこで得られた値を用いて原本性の確認を行うようにしてもよい。また所定の暗号鍵は、使用者によって入力されるものであっても良いし、ディスク上の所定の位置に記録してあっても良い。
なお、本実施の形態では、原本ディスクかどうかの判別することができるディスク(情報記録媒体)と、その記録方法、原本性確認装置の構成、原本性確認方法、及びプログラムによる具体的な処理手順について説明したが、これはあくまでも一例であり、上記例に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る原本性確認装置の概略構成を示した図。 本実施形態に係る原本性確認装置の構成を示したブロック図。 情報記録媒体の説明図。 ディスクの構造を説明する説明図。 本実施形態の原本性確認装置の処理を示したフローチャート。 本実施形態の原本性確認装置の処理を示したフローチャート。
符号の説明
1 原本性確認装置、2 ディスクドライブ装置、3 CPU、4 ROM、5 RAM、6 HDD、7 バス、10 ハイブリッドディスク

Claims (23)

  1. 記録済み領域と記録可能領域を有する情報記録媒体に対して当該情報記録媒体の空き容量情報を記録することを特徴とする記録方法。
  2. 請求項1に記載の記録方法において、前記情報記録媒体の記録可能領域にデータを記録する際は、記録完了後に前記情報記録媒体に記録されている前記空き容量情報を更新することを特徴とする記録方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の記録方法において、前記情報記録媒体の所定領域に前記空き容量情報を記録することを特徴とする記録方法。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の記録方法において、前記情報記録媒体に所定ファイルとして前記空き容量情報を記録することを特徴とする記録方法。
  5. 請求項4に記載の記録方法において、前記所定ファイルには、前記空き容量情報と共に、前記ファイルの日時情報を記録することを特徴とする記録方法。
  6. 請求項3乃至請求項5の何れか一項に記載の記録方法において、前記情報を所定の暗号鍵で暗号化してから記録することを特徴とする記録方法。
  7. 記録済み領域と記録可能領域を有する情報記録媒体において、当該情報記録媒体の空き容量情報が記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
  8. 請求項7に記載の情報記録媒体において、当該情報記録媒体に記録されている前記空き容量情報が更新可能であることを特徴とする情報記録媒体。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の情報記録媒体において、所定領域に前記空き容量情報が記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
  10. 請求項7又は請求項8に記載の情報記録媒体において、所定ファイルに前記空き容量情報が記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
  11. 請求項10に記載の情報記録媒体において、前記所定ファイルに前記空き容量情報と日時情報が記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
  12. 請求項9乃至請求項11の何れか一項に記載の情報記録媒体において、記録されている情報が所定の暗号鍵により暗号化されていることを特徴とする情報記録媒体。
  13. 情報記録媒体が原本の情報記録媒体から作成されたか否かを確認する情報記録媒体の原本性確認方法であって、記録済み領域と記録可能領域を有する情報記録媒体から取得した所定情報と予め記憶されている所定情報、及び前記情報記録媒体に記録されている記録空き容量情報と前記情報記録媒体の実際の空き容量情報を、夫々比較することにより前記情報記録媒体の原本性を確認することを特徴とする原本性確認方法。
  14. 請求項13に記載の原本性確認方法において、前記情報記録媒体の所定領域に直接記録されている記録空き容量情報と、前記情報記録媒体の実際の空き容量情報とを比較することを特徴とする原本性確認方法。
  15. 請求項13に記載の原本性確認方法において、前記情報記録媒体に所定ファイルとして記録されている記録空き容量情報と、前記情報記録媒体の実際の空き容量情報とを比較することを特徴とする原本性確認方法。
  16. 請求項15に記載の原本性確認方法において、前記情報記録媒体の所定ファイル内に記録されている日時情報と、前記所定ファイル自身の日時情報を比較することを特徴とする原本性確認方法。
  17. 請求項13乃至請求項16の何れか一項に記載の原本性確認方法において、前記情報記録媒体に記録されている情報を所定の暗号鍵で復号化してから原本性の確認を行うことを特徴とする原本性確認方法。
  18. 情報記録媒体が原本の情報記録媒体から作成されたか否かを確認する情報記録媒体の原本性確認装置であって、記録済み領域と記録可能領域を有する情報記録媒体から所要の情報を読み出す読み出し手段と、所要の情報を記録している記憶手段と、前記読み出し手段により読み出した所定情報と前記記憶手段に記憶されている所定情報の比較、及び前記情報記録媒体に記録されている記録空き容量情報と前記情報記録媒体の実際の空き容量情報の比較を行う比較手段と、を備えることを特徴とする原本性確認装置。
  19. 請求項18に記載の原本性確認装置において、前記比較手段は、前記情報記録媒体の所定領域に直接記録されている記録空き容量情報と、前記情報記録媒体の実際の空き容量情報とを比較することを特徴とする原本性確認装置。
  20. 請求項18に記載の原本性確認装置において、前記比較手段は、前記情報記録媒体に所定ファイルとして記録されている記録空き容量情報と、前記情報記録媒体の実際の空き容量情報とを比較することを特徴とする原本性確認装置。
  21. 請求項20に記載の原本性確認装置において、前記比較手段は、前記情報記録媒体の所定ファイル内に記録されている日時情報と、前記所定ファイル自身の日時情報を比較することを特徴とする原本性確認装置。
  22. 請求項18乃至請求項21の何れか一項に記載の原本性確認装置において、前記情報記録媒体に記録されている情報を所定の暗号鍵で復号化する復号化手段を備えることを特徴とする原本性確認装置。
  23. 請求項13乃至請求項17の何れか一項に記載の原本性確認方法を実行することを特徴とするプログラム。
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