JP2005078658A - 不正コピー判定機能を備えた書き込み可能型コンパクトディスク - Google Patents

不正コピー判定機能を備えた書き込み可能型コンパクトディスク Download PDF

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Abstract

【課題】複雑な加工技術や特殊な専用の製造工程・設備を必要とすることなく、また標準外の特殊なディスクを必要とせず、標準を逸脱しない機器の使用が可能で、しかも簡便な方法により不正コピーを判定してその使用を回避とすることができる機能を備えた書き込み可能型コンパクトディスクを提供する
【解決手段】ディスク上に予めPCで動作する判定機能を有するソフトウェアとProgram Memory Area(PMA)領域にDisc Identification(DiscID)値を書き込んでおき、前記ソフトウェアを起動する際に該DiscIDを読み取り、その正誤を判定ルーチンによって判定して不正コピーかどうかを判断した後、起動プロセスの起動続行もしくは起動停止を実行することができる機能を備えた書き込み可能型コンパクトディスクとする。
【選択図】図5

Description

本発明は、書き込み可能な光ディスクに関し、特に不正コピー判定機能を備えた書き込み可能型コンパクトディスク(不正コピー判定機能付書き込み可能型CD)に関するものである。
従来、アプリケーションソフトウェア、制止画、動画などのコンテンツは、CD-ROM化して配布(販売)されるのが一般的である。
しかし、ROM型光ディスクの普及に伴い、不正使用、不正コピー防止等が増加しているため、これに対する対策が必要となっており、上記CD-ROMを他の媒体に不正にコピーされ、中身のコンテンツを不正に利用させないための数々の方法が提案されている。
例えば、ディスクの反射膜のプリピット領域に物理マークを設けるとともに、2枚張り合わせROMディスクにレーザでマーク形成とその位置情報をバーコード記録し、ディスクごとに異なるデータをマーキングしてディスク識別子として用いることにより、光ディスクの不正使用、海賊盤の動作を防止する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)
このような精度の高い加工技術を要する方法により、不正使用の防止において一定の効果が期待される。しかし、物理マークの形成、バーコードの形成、暗号化などディスク作成が複雑化するとともに、特定のディスク(例えば2枚張り合わせ)を必要とするなどの制約がある。
一方、近年、コンテンツの配布媒体として書き込み可能型CD(CD-R、CD-RW等)が多く用いられている。さらに、最近、読み取り専用領域と書き込み可能領域を持つCD(ハイブリッドディスク)が開発されており、同ディスクを上記CD-ROMの代替として、同ディスクの読み取り専用領域に予めコンテンツを書き込んだ状態で配布(販売)することが提案されている。これらの光ディスクの不正使用に対する防止対策も講じられている。
しかし、上記過去に提案されている不正コピー防止方法においては、その実現のために、特殊な(標準外の)ディスクを必要とする場合が多い。これは、ディスクの製造業者にとっては、専用の製造工程・設備を設ける必要があることを意味し、コストの増大につながる等の面で非常に効率が悪い。
特開平10−233019号公報
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、複雑な加工技術や特殊な専用の製造工程・設備を必要とすることなく、また標準外の特殊なディスクを必要とせず、標準を逸脱しない機器の使用が可能で、しかも簡便な方法により不正コピーによる不正使用を防止した書き込み可能型コンパクトディスクを提供することを目的とする。
すなわち、従来の物理マークを主体とした方法によらず、一般の書き込み可能型コンパクトディスクのProgram Memory Area(PMA)領域に書き込まれるDisc Identification(DiscID)値を不正コピー判定機能に利用し不正コピーかどうかの判断を行うことを狙いとしている。
本発明は、ディスク上に予め書き込まれたPC(パソコン:Personal Computer)で動作するソフトウェア(アプリケーションプログラム)の起動プロセスを同ソフトウェア(不正コピー判定機能付き)によってProgram Memory Area(PMA)領域に書き込まれたDisc Identification(DiscID)値を読み取り、その正誤を判定ルーチンによって判定し、起動続行もしくは起動停止を判断するようにしたことを特徴とする。以下、本発明について具体的に説明する。
請求項1の発明は、ディスク上に予めPCで動作するソフトウェアと、Program Memory Area(PMA)領域にDisc Identification(DiscID)値とが書き込まれ、かつ前記ソフトウェアを起動する際に、該ソフトウェアもしくは該ソフトウェアの関連プログラムにより前記DiscIDを読出し、判定ルーチンによって該DiscID値が正しいと判断した場合のみ起動プロセスを続行し、誤っていると判断した場合には起動プロセスを停止する不正コピー判定機能を備えたことを特徴とする書き込み可能型コンパクトディスクである。
請求項2の発明は、前記ソフトウェアを起動する際に、前記ソフトウェアもしくは該ソフトウェアの関連プログラムにより読み出されたDiscID値と前記ソフトウェア内に予め保持している判定用情報値とを判定ルーチンによって比較し、該DiscID値と該判定用情報値とが合致していると判断した場合のみ起動プロセスを続行し、合致していないと判断した場合には起動プロセスを停止する不正コピー判定機能を備えたことを特徴とする請求項1に記載の書き込み可能型コンパクトディスクである。
請求項3の発明は、前記ソフトウェアを起動する際に、前記ソフトウェアもしくは該ソフトウェアの関連プログラムにより読み出されたDiscID値と前記ディスクの特定領域に予め書き込まれている判定用情報値とを判定ルーチンによって比較し、該DiscID値と該判定用情報値とが合致していると判断した場合のみ起動プロセスを続行し、合致していないと判断した場合には起動プロセスを停止する不正コピー判定機能を備えたことを特徴とする請求項1に記載の書き込み可能型コンパクトディスクである。
請求項4の発明は、前記ディスクの特定領域に予め書き込まれている判定用情報値が暗号化されていることを特徴とする請求項3に記載の書き込み可能型コンパクトディスクである。
請求項5の発明は、請求項3に記載の書き込み可能型コンパクトディスクの作成システムであって、該ディスクの作成システムは、少なくとも不正コピー判定機能を持ったソフトウェアとDiscID値とを書き込み対象データとしてイメージファイル化し、該イメージファイルの大きさに合わせたReserve Trackコマンドを書き込み先のブランクディスクに対して実行して該書き込み先ディスクのPMA領域にトラック情報と同時にDiscID値を書き込み、該PMA領域のDiscID値をRead Disc Informationコマンドにより取得し、取得したDiscID値を判定用情報値としてイメージファイル内の特定領域に書き込んだ後、該DiscID値が埋め込まれたイメージファイルを書き込み先ディスクに書込実行して該ディスクの特定領域に判定用情報値を書き込むことを特徴とする書き込み可能型コンパクトディスクの作成システムである。
請求項1の書き込み可能型コンパクトディスクに於いては、ディスク上に予めPCすなわちパソコン(Personal Computer)で動作するソフトウェア(アプリケーションプログラム)とProgram Memory Area(PMA)領域にDiscIDが記録されている。このソフトウェアを起動する際に、該ソフトウェアもしくは該ソフトウェアの関連プログラムが該ディスクのProgram Memory Area(PMA)領域のDisc Identification(DiscID)値を読み出し、判定ルーチンにより該DiscID値が正しいと判断した場合にのみ、起動プロセスを続行し、該情報値が誤っていると判断された場合には、起動プロセスを停止するように判定機能が設定されている。
このような判定機能によって、不正コピーされたディスクのソフトウェア(アプリケーションプログラム)を使用不能にすることができる。このため、このような判定機能を付与することにより、特殊な(標準外の)ディスクを必要とせず、また標準を逸脱しない機器の使用が可能となる。したがって、専用の製造工程・設備を設けることなく、またコストの増大を伴うことなく非常に効率良く不正コピーによる使用を防止することが実現可能となる。
請求項2の書き込み可能型コンパクトディスクは、請求項1の書き込み可能型コンパクトディスクに於いてソフトウェアを起動する際に、該ソフトウェアもしくは該ソフトウェアの関連プログラムが該ディスクのProgram Memory Area(PMA)領域のDisc Identification(DiscID)値を読み出し、判定ルーチンにより該ディスクのPMA領域のDiscID値と、該ソフトウェア内に予め保持している判定用情報値とを比較し、両者が合致している場合にのみ起動プロセスを続行し、両者が異なっている場合には起動プロセスを停止するように判定機能が設定されている。
このように判定用情報値を予めソフトウェア内のコードとして保持させておき判定する機能によって、不正コピーされたディスクのソフトウェア(アプリケーションプログラム)を起動して使用することが一層困難となる。したがって、特殊な(標準外の)ディスクを必要とせず判定機能を付与することができ、また標準を逸脱しない機器の使用が可能となる。従って専用の製造工程・設備を設けることなく、またコストの増大を伴うことなく非常に効率良く不正コピーによる使用を防止することが可能となる。
請求項3の書き込み可能型コンパクトディスクは、請求項1の書き込み可能型コンパクトディスクに於いてソフトウェアを起動する際に、該ソフトウェアもしくは該ソフトウェアの関連プログラムが該ディスクのProgram Memory Area(PMA)領域のDisc Identification(DiscID)値を読み出し、判定ルーチンにより該ディスクのPMA領域のDiscID値と、該ディスクの特定領域に予め書き込まれている判定用情報値とを比較し、両者が合致している場合にのみ起動プロセスを続行し、両者が異なっている場合には起動プロセスを停止するように判定機能が設定されている。
このように判定用情報値を該ディスクの特定領域に予め書き込んでおき(前記ソフトウエアのコードとは独立した別のもの)判定する機能によって、不正コピーされたディスクのソフトウェア(アプリケーションプログラム)を使用することが更に一層不可能にすることができる。したがって、このような判定機能を付与することにより、特殊な(標準外の)ディスクを必要とせず、判定機能を付与することができ、また標準を逸脱した機器の使用をすることなく、コストの面等においても非常に効率良く不正コピーによる使用を防止することが可能となる。
請求項4の書き込み可能型コンパクトディスクに於いては、該ディスクの特定領域に予め書き込まれている判定用情報値を暗号化してあるので、判定用情報値の解読が困難となり不正コピーによる使用はさらに不可能となる。
請求項5のディスク作成システムに於いては、書き込み可能型ディスクのPMA領域のDiscID値を該ディスクの特定領域に書き込むので、さまざまなDiscID値をもつ書き込み可能型ディスクに対して、不正防止機能を付加することができる。
本発明の書き込み可能型コンパクトディスクには、前記のようにディスク上に予めPersonal Computer(PC)で動作するソフトウェア、すなわちアプリケーションプログラムが書き込まれており、また該ディスクのProgram Memory Area(PMA)領域にはDisc Identification(DiscID)が記録されている。そしてディスクの使用環境において、このソフトウェアを起動する際に、上記ソフトウェアもしくは該ソフトウェアの関連プログラムがディスクのProgram Memory Area(PMA)領域の DiscID値を読み出し、判定ルーチンにより該DiscID値の正誤を判定機能が設定されている。この判定機能により、読み出されたDiscID値が正しい場合にのみ、起動プロセスを続行し、該情報値が誤っていると判断された場合には起動プロセスが停止するため不正コピーのディスクは起動できない。
以下、本発明の実施例について図を参照して説明する。本例では、書き込み可能型コンパクトディスクの例として、一度だけデータを書き込める追記型のCD-R(Compact Disc Recordable)ディスクを想定して説明する。また、書き込み可能型コンパクトディスクの書き込み方式として、Track At Once方式による場合を例として以下説明する。
下記各実施例1〜5におけるCD-Rディスクには、図1の本発明に係るディスクのレイアウト概略断面図に示すように追記時に必要となるアドレス情報を一時的に保管するProgram Memory Area(PMA)4領域が存在する。このPMA4領域は、CD-Rディスクの情報領域を構成するProgram Area(プログラム領域)2よりもディスク1の中心穴に近い側、いわゆるディスク1の内側(内周側)にあり、ユーザーが直接アクセスすることはできない。通常このPMA4領域への書込はドライブが自動的に行う。なお、図1において符号5のPCAはPower Calibration Areaの略であり、OPC(Optimum Power Calibration)の際にレーザを当ててパワーの最適化に利用される。また、符号3はLead In Areaを示す。
上記PMA4領域には、図2の本発明に係るディスクのPMA要部レイアウト概略断面図に示すようにディスク1上に書き込まれた各トラックの位置情報(開始位置、終了位置等)、例えば、Tack1の位置情報22やTack2の位置情報23が記録される。さらに、このPMA4領域には、図2に示すようにDisc Identification21情報(DiscID)が書き込まれる。
このDisc Identification情報の値は、ドライブによってランダムに設定される。Disc Identification情報は、「Orange Book」規格上はオプショナルな扱いとなっているが、実際はほとんどのドライブがサポートしている。規定されている領域に対し、特定のコードを使用したとしても特に支障はない。
通常、上記Disc Identification情報は、前記のようにPMA領域に一度だけ書き込まれる。これは、通常の場合、ディスクに対する第一回目のデータ書き込み(本例ではTrack At Once方式)時にのみDisc Identification情報が書き込まれることを意味する。
なお、「Orange Book」の規格上は、二回目以降のデータ書き込み(本例ではTrack At Once方式)時にもDisc Identification情報を書き込むことが許されているが、この場合でも第一回目のDisc Identificationと同じ値が書き込まれなければならない。これは、一枚のディスクに一意のDisc Identificationが設定されることを意味する。本発明では、媒体の工場出荷時に、予め識別できる特定のコードを埋め込んでおく。
DiscIDは、前述の通り、書き込みドライブが生成・記録するものであり、オリジナルディスクをコピーしようとしても、そのコピー先のディスクのDiscIDとして、オリジナルのものを書き写すことは出来ない。したがって、オリジナルディスクとコピーされたディスクを区別することができる。
ユーザは、Read Disc informationコマンドによって、Disc Identification値(DiscID)を参照することができる。なお、CD-Rディスク、PMA領域、Disc Identification等に関しての詳細内容は、「Orange Book」に記載されている通りである。
本実施例では、前記「Disc Identification値」(以降、DiscID値と略す。)をディスク固有情報値として使用するものとする。また、本実施例では、前記DiscID値として"1234"という値をもつディスクを本発明に係るディスクとして使用するものとして以下を説明する。
本発明に係る書き込み可能型コンパクトディスク(不正コピー判定機能付CD-R)の使用環境の概略システム構成を図3に示す。図3に示すように不正コピー判定機能付の書き込み可能型コンパクトディスク31は、PC33に接続されたCD-R/RWドライブ32に挿入され、PC33上から該ディスク上に予め書き込まれたソフトウエア(アプリケーションプログラム)を起動するなどして使用される。
このようなDiscID判定機能を持ったソフトウエア(アプリケーションプログラム)は、図4に示すように書き込み可能型コンパクトディスクの第一セッションの書き込み済領域に書き込まれている。図4は、書き込み可能型コンパクトディスク31の情報領域にソフトウエア40が書き込まれている場合の書き込み済領域のレイアウトを示す平面模式図である。
そして書き込み可能型コンパクトディスク31のソフトウェア40を起動する際に該ソフトウェア40もしくは該ソフトウェア40の関連プログラムにより前記DiscIDを読出しその正誤を判断して、判定ルーチンにより起動プロセスの続行、もしくは起動プロセスの停止を判定する。なお、関連プログラムとしては、外部情報からダウンロードするプログラム等(例えば、ホームページ等からのダウンロード)も含まれる。
本発明に係る不正コピー判定の動作フローチャートを図5に示す。
まず、ユーザーは、本発明の書き込み可能型コンパクトディスクに書き込まれたソフトウエア(アプリケーションプログラム)をPCにより起動する。該プログラムは、起動の最中にドライブに対して、Read Disc Informationコマンドを実行し、該ディスクのDiscID値を取得する。さらに該プログラムは、取得した前記DiscID値が正しいかどうかを判定ルーチンにより判定し、その結果正しいと判断された場合には、起動プロセスを継続する。一方、誤っていると判断された場合には、起動プロセスを中止する。(請求項1)
上記図5に示す本発明に係る不正コピー判定の動作フローチャートの判定ルーチンにおいて、DiscIDの正誤を判断する方法を判定方法例1として図6の部分フローチャートに示す。
すなわち、前記ソフトウェア(アプリケーションプログラム)もしくは該ソフトウェア(アプリケーションプログラム)の関連プログラムにより前記DiscIDの正誤を判断する図5に示した判定ルーチンにおける判定方法として、前記ソフトウェア(アプリケーションプログラム)内に予め判定用DiscID値(判定用情報値)として"1234"を保持しておき、この判定用情報値をRead Disc Informationコマンドで実際にディスクから読み取ったDiscID値と比較する方法(判定方法例1)である。(請求項2)
上記図5に示す本発明に係る不正コピー判定の動作フローチャートの判定ルーチンにおいて、DiscIDの正誤を判断する方法を判定方法例2として図7の部分フローチャートに示す。
すなわち、前期図5に示した判定ルーチンにおける別の判定方法として、該ディスクの特定領域に予め判定用DiscID値(判定用情報値)として"1234"を保持しておき、この判定用情報値と、Read Disc Informationコマンドで実際にディスクから読み取ったDiscID値とを比較する方法(判定方法例2)である。(請求項3)
前記実施例1〜実施例3によれば、例えば、本発明に係る書き込み可能型コンパクトディスク(不正コピー判定機能付CD-R)を、他のディスクに仮にコピーした場合、コピー先の新たなディスクのDiscID値は、ドライブがランダムに決めるため、当然に"1234"以外であると考えられる。
したがって、新たに作成されたコピーディスクは、判定ルーチン(例えば、前記判定方法例1あるいは判定方法例2)において、判定用DiscID値("1234")とRead Disc Informationコマンドで読み取ったDiscID値("1234"以外)は一致しないことになる。これにより、ソフトウェアを起動する際に、ディスクが不正にコピーされたものかどうかが判定でき、不正コピーディスクの場合には起動プロセスが中止され、結果としてソフトウェア(アプリケーションプログラム)は起動しない。つまり「コピーは出来ても、中身を使えない」ことになる。
本発明の前記実施例3の判定方法例2の場合において、不正コピーの防止効果をさらに高めるため、判定用情報値を暗号化することが好ましい。
すなわち、前記実施例3において、該ディスクの特定領域に書き込まれている判定用DiscID値(判定用情報値)である"1234"が暗号化されていれば、特定領域をセクタダンプなどで読まれたとしても、該判定用DiscID値(判定用情報値)の解読が困難となり第三者に漏洩することを避けることができる。(請求項4)
次に、上記実施例3の判定方法例2で用いた書き込み可能型コンパクトディスクの特定領域に判定用情報値としてDiscID値を予め該ディスクに書込実行する作成システムについて説明する。
実施例3の書き込み可能型コンパクトディスクの作成システムにより、ディスクのPMA領域のDiscID情報を判定用情報値としてディスクの特定領域に書込実行するフローチャートを図8に示す。なお、本例では、対象となるディスクの論理フォーマットとしてISO9660を想定する。
本実施例の作成システムでは、まず書き込み対象データを一旦イメージファイルとしてハードディスク上などに作成する。なお、この書き込み対象データには、不正コピー判定機能を持ったソフトウェア(アプリケーションプログラム)が含まれる。
次に、システムは、前記イメージファイル作成後、書き込み先のブランクディスクに対して、該イメージファイルの大きさに合わせたReserve Trackコマンドを実行する。該Reserve Trackコマンドによって、書き込み先ディスクのPMA領域には、トラック情報と同時にDiscID情報が書き込まれる。
この後、システムは、書き込み先ディスクのDiscID情報をRead Disc Informationコマンドにより取得する。
さらにシステムは、取得したDiscID値を、イメージファイル内の特定領域に書き込む。
その後、システムは、DiscID値が埋め込まれたイメージファイルを判定用情報値としてディスクに書き込む。
なお、判定用情報値としてのフレーム情報が埋め込まれる特定領域としては、ISO9660フォーマットのPVD(Primary Volume Descriptor)内のアプリケーション領域(offset883〜1395)などが考えられる。図9に判定用情報値としてのフレーム情報が埋め込まれる特定領域の概念図を模式的に示す。図9において、特定領域としてセクタ16のPVD95内のアプリケーション領域が考えられる。なお、符号91は書き込み済領域(Session1)、92はファイル構造情報領域、93はファイルデータ領域、94は未書き込み領域をそれぞれ示す。図10に特定領域例として考えられるPVD内のアプリケーション領域の概念図を示す。図10のセクタ16のPVD95において、符号101はアプリケーション領域、102はoffset883を模式的に示したものである。(請求項5)
このように作成されたディスクの第一セッション(図4参照)には、不正コピー判定機能を持ったソフトウエア(アプリケーションプログラム)が、また、同ディスクの特定領域(PVDのアプリケーション領域)(図10参照)には、判定用DiscID値が書き込まれている。
なお、このディスクをハイブリッドディスク化した場合でも本機能は有効に動作する。
本発明に係るディスクのレイアウト概略断面図である。 本発明に係るディスクのPMA要部レイアウト概略断面図である。 本発明に係る書き込み可能型コンパクトディスクの使用環境の概略システム構成である。 ディスクの情報領域にソフトウェアが書き込まれている場合の概略レイアウトを示す平面模式図である。 本発明に係る不正コピー判定動作のフローチャートである。(実施例1) 図5に示すフローチャートの判定ルーチンにおけるDiscID値の正誤を判断する方法(判定方法例1)を示す部分フローチャートである。(実施例2) 図5に示すフローチャートの判定ルーチンにおけるDiscID値の正誤を判断する方法(判定方法例2)を示す部分フローチャートである。(実施例3) 実子例3のディスクの作成システムによってPMA領域のDiscID値を判定用情報としてディスクの特定領域に書込実行するフローチャートである。(実施例5) 判定用情報値としてのフレーム情報が埋め込まれる特定領域を示す概念図である。(実施例5) 特定領域例として考えられるPVD内のアプリケーション領域を示す概念図である。(実施例5)
符号の説明
1 ディスク
2 Program Area
3 Lead In Area
4 PMA
5 PCA
21 Disc Identification
22 Tack1の位置情報
23 Tack2の位置情報
31 書き込み可能型コンパクトディスク
32 CD-R/RWドライブ
33 PC
40 〈書き込み済領域〉ソフトウエア
91 書き込み済領域(Session1)
92 ファイル構造情報領域
93 ファイルデータ領域
94 未書き込み領域
95 セクタ16 PVD
101 アプリケーション領域
102 offset883



Claims (5)

  1. ディスク上に予めPCで動作するソフトウェアと、Program Memory Area(PMA)領域にDisc Identification(DiscID)値とが書き込まれ、かつ前記ソフトウェアを起動する際に、該ソフトウェアもしくは該ソフトウェアの関連プログラムにより前記DiscIDを読出し、判定ルーチンによって該DiscID値が正しいと判断した場合のみ起動プロセスを続行し、誤っていると判断した場合には起動プロセスを停止する不正コピー判定機能を備えたことを特徴とする書き込み可能型コンパクトディスク。
  2. 前記ソフトウェアを起動する際に、前記ソフトウェアもしくは該ソフトウェアの関連プログラムにより読み出されたDiscID値と前記ソフトウェア内に予め保持している判定用情報値とを判定ルーチンによって比較し、該DiscID値と該判定用情報値とが合致していると判断した場合のみ起動プロセスを続行し、合致していないと判断した場合には起動プロセスを停止する不正コピー判定機能を備えたことを特徴とする請求項1に記載の書き込み可能型コンパクトディスク。
  3. 前記ソフトウェアを起動する際に、前記ソフトウェアもしくは該ソフトウェアの関連プログラムにより読み出されたDiscID値と前記ディスクの特定領域に予め書き込まれている判定用情報値とを判定ルーチンによって比較し、該DiscID値と該判定用情報値とが合致していると判断した場合のみ起動プロセスを続行し、合致していないと判断した場合には起動プロセスを停止する不正コピー判定機能を備えたことを特徴とする請求項1に記載の書き込み可能型コンパクトディスク。
  4. 前記ディスクの特定領域に予め書き込まれている判定用情報値が暗号化されていることを特徴とする請求項3に記載の書き込み可能型コンパクトディスク。
  5. 請求項3に記載の書き込み可能型コンパクトディスクの作成システムであって、該ディスクの作成システムは、少なくとも不正コピー判定機能を持ったソフトウェアとDiscID値とを書き込み対象データとしてイメージファイル化し、該イメージファイルの大きさに合わせたReserve Trackコマンドを書き込み先のブランクディスクに対して実行して該書き込み先ディスクのPMA領域にトラック情報と同時にDiscID値を書き込み、該PMA領域のDiscID値をRead Disc Informationコマンドにより取得し、取得したDiscID値を判定用情報値としてイメージファイル内の特定領域に書き込んだ後、該DiscID値が埋め込まれたイメージファイルを書き込み先ディスクに書込実行して該ディスクの特定領域に判定用情報値を書き込むことを特徴とする書き込み可能型コンパクトディスクの作成システム。




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