JP2006155743A - 広帯域1/2波長板および光ヘッド装置 - Google Patents

広帯域1/2波長板および光ヘッド装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 用いる材料を波長分散の小さい材料に限定することなく、光情報の記録再生に用いられる複数波長を有する入射光に対して1/2波長板として機能する広帯域1/2波長板および光ヘッド装置を提供すること。
【解決手段】 透明基板11a、11bと、透明基板11a、11bの一方の基板面に形成された配向膜13a、13bと、光学的異方性を有する媒質からなる異方性媒質層14a、14bと、シール材15a、15bと、接着剤16とを有し、異方性媒質層14a、14bが進相軸が相互に所定の進相軸交差角度をなすように積層され、各前記異方性媒質層が、少なくとも中間位相差波長で1/2波長板として機能する構成を有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、広い帯域にわたる入射光の偏光状態を変える広帯域1/2波長板および広帯域1/2波長板を用いた光ヘッド装置に関し、特に、光情報の記録または再生に用いられる特定の複数波長を有する入射光の偏光状態を変える広帯域1/2波長板および広帯域1/2波長板を用いた光ヘッド装置に関する。
従来、光ヘッド装置では、光源として広く用いられている半導体レーザから出力される光の光量が素子の温度等によって変化するため、光量をモニタして半導体レーザから出力される光の光量を一定に保つようにする制御が行われている(例えば、特許文献1参照。)。また、記録用の光ヘッド装置では、光量を正確に制御する必要があるため、半導体レーザ素子から対物レンズに向かう往路光を一部抽出して光量をモニタする、いわゆる前方モニタ方式がとられている(例えば、特許文献1参照。)。
前方モニタ方式では、通常、半導体レーザからの出射光が直線偏光であることを利用し、ビームスプリッタを用いて入射光を偏光方向に応じて対物レンズ側に出射する光(以下、P偏光成分光という。)とモニタ側に出射する光(以下、S偏光成分光という。)に分離し、S偏光成分光をフォトダイオード等を用いてモニタしている。前方モニタ方式で光情報の記録または再生を行う際の光量を制御できるのは、S偏光成分光の光量がP偏光成分光の光量に比例しているため、モニタしたS偏光成分光の光量に基づいてP偏光成分光の光量を制御できることによる。
ここで、光ヘッド装置で光情報の記録を行う場合、光記録媒体に入射する光の光量をできるだけ大きくする必要があるため、モニタに用いるS偏光成分光の光量を小さくする必要がある。そして、入射光の光量のうちの所定の割合の光量を有するS偏光成分光をモニタに適切に出力するため、1/2波長板を光源とビームスプリッタとの間に設け、調節する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、かかる目的で用いられる従来の1/2波長板は、波長分散のため特定の波長近傍で1/2波長板として機能するが、他の波長では1/2波長板として機能しないという問題がある。このため、複数波長の光を出射する光源の利用が装置の小型化等の観点から好ましい現状で、1/2波長板を用いて複数波長の光に対してS偏光成分光を適切な所定の割合で出力できない。
かかる波長分散が1/2波長板の機能に及ぼす影響を除去することが見込めそうな技術が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。特許文献2の記載によれば、かかる技術は、投射型液晶表示装置へ適用され、位相板のリターデーション値を波長で割り2πをかけて得られる位相差の波長分散が1.08以下のフィルムを複数積層して、偏光方向を回転させる用途に適用されるものである。
特開2001−93183号公報 特開平10−90521号公報
しかし、このような特許文献1と特許文献2に開示された技術を組み合わせた従来の1/2波長板では、波長分散が所定範囲にあるフィルムを複数積層して用いるものであり、利用できる材料が極めて限定されるという問題があった。また、フィルムを作製した後にフィルムのリターデーション値を調節して1/2波長板を得ることができないという問題があった。そのため、光ヘッド装置等で上記の目的で用いられる1/2波長板として利用する上で大きな制限または困難があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、用いる材料を波長分散の小さい材料に限定することなく、光情報の記録または再生に用いられる特定の複数波長を有する入射光に対して1/2波長板として機能することが可能な広帯域1/2波長板、および、かかる広帯域1/2波長板を用いた光ヘッド装置を提供する。
以上の点を考慮して、請求項1に係る発明は、複数の波長の光を出射する光源を有する光ヘッド装置における光路内に配置される1/2波長板であって、光学的異方性を有する媒質からなる異方性媒質層が複数積層され、各前記異方性媒質層が、少なくとも、前記光源が出射する光の波長のうちの最短波長と最長波長におけるリターデーション値を波長で割り2πをかけて得られる位相差の平均値と等しい位相差を有する中間位相差波長で、1/2波長板として機能する構成を有している。
この構成により、複数の異方性媒質層を積層し、各異方性媒質層が、少なくとも、中間位相差波長で1/2波長板として機能するため、用いる材料を波長分散の小さい材料に限定することなく、光情報の記録または再生に用いられる複数波長を有する入射光に対して1/2波長板として機能することが可能な広帯域1/2波長板を実現できる。
また、請求項2に係る発明は、請求項1において、前記異方性媒質層の層数が2層であり、各前記異方性媒質層が、進相軸が相互に所定の進相軸交差角度をなすように配置され、前記進相軸交差角度が前記偏光回転角の1/2である構成を有している。
この構成により、請求項1の効果に加え、異方性媒質層の層数が2層であり、進相軸交差角度が偏光回転角の1/2であるため、簡易な構成で好適に1/2波長板として機能することが可能な広帯域1/2波長板を実現できる。
また、請求項3に係る発明は、請求項1または2において、前記異方性媒質層の材料が高分子液晶である構成を有している。
この構成により、請求項1または2の効果に加え、異方性媒質層の材料が高分子液晶であるため、異方性媒質層の厚さの調整が可能な広帯域1/2波長板を実現できる。
また、請求項4に係る発明は、請求項1ないし3までのいずれか1項において、複数の偏光回折格子が前記広帯域1/2波長板と一体化された構成を有している。
この構成により、請求項1ないし3までのいずれか1項の効果に加え、複数の偏光回折格子が広帯域1/2波長板と一体化されているため、部品点数を削減できると共に、一体化した部品とビームスプリッタとの配置を調整するだけで偏光方向に関する調整を済ませることができ、生産性の向上が可能な広帯域1/2波長板を実現できる。
また、請求項5に係る発明は、複数の異なる波長の直線偏光の光を出射する光源と、入射した光の偏光方向に応じて入射した光を第1の偏光方向に偏光した第1の偏光成分光と第2の偏光方向に偏光した第2の偏光成分光とに分離し、前記第1の偏光成分光と前記第2の偏光成分光とをそれぞれ異なる光検出器に出射させるビームスプリッタと、前記ビームスプリッタから出射された前記第1の偏光成分光を検出する第1の光検出器と、前記ビームスプリッタから出射された前記第2の偏光成分光を検出する第2の光検出器と、前記ビームスプリッタに入射する光の偏光方向を回転させる1/2波長板とを備え、前記第1の偏光成分光を用いて光情報の記録または再生を行う光ヘッド装置において、前記1/2波長板が、請求項1から4までのいずれか1項に記載の広帯域1/2波長板からなり、前記光源が出射する光の複数の波長で、前記ビームスプリッタに入射する光の偏光方向を回転させて前記ビームスプリッタから出射する前記第1の偏光成分光と前記第2の偏光成分光との光量の比を所定の値に固定させ、前記第1の光検出器が検出した前記第1の偏光成分光の光量に基づいて前記第2の偏光成分光の光量を制御する構成を有している。
この構成により、請求項1から4までのいずれか1項の効果を有すると共に、光情報の記録または再生に用いられる複数波長の光の光量を、波長依存を低減してモニタすることが可能な光利用効率の高い光ヘッド装置を実現できる。
本発明は、複数の異方性媒質層を積層し、各異方性媒質層が、少なくとも、中間位相差波長で1/2波長板として機能するため、用いる材料を波長分散の小さい材料に限定することなく、光情報の記録または再生に用いられる複数波長を有する入射光に対して1/2波長板として機能するという効果を有する広帯域1/2波長板および光ヘッド装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る広帯域1/2波長板の一例の断面構造を説明するための説明図である。図1(c)において、広帯域1/2波長板1は、図1(a)に示す第1の中間位相差1/2波長板1aと図1(b)に示す第2の中間位相差1/2波長板1bとを透明の接着剤16を用いて積層した構成を有する。各中間位相差1/2波長板1a、1bは、図1(a)、(b)に示すように、それぞれ、透明基板11a、11bと、透明基板11a、11bの一方の基板面に形成された配向膜13a、13bと、光学的異方性を有する媒質からなる異方性媒質層14a、14bと、シール材15a、15bとを有する。
透明基板11a、11bは、ガラス等の光学的等方性を有する材料からなる。異方性媒質層14a、14bは、例えば高分子液晶を用いて形成されるが、その他の光学的異方性を有する材料を用いて形成されるのでもよい。以下、異方性媒質層14a、14bは、UV光を照射することによってポリマー化するUV硬化型の高分子液晶を用いて形成されるものとして説明する。
配向膜13a、13bは、液晶層14a、14bの液晶分子の配向が予め決められた方向に揃うように配向処理されている。配向膜13a、13bとして、ポリイミドなどの配向材を基板に塗布しその表面をラビングにより配向処理したもの、SiO膜などの無機膜を透明基板11a、11bの基板面に対して斜め蒸着したもの、または、有機物を基板に塗布した後紫外線などを照射することにより配向能を発現させる光配向膜などを用いるのでもよい。
異方性媒質層14a、14bは、配向膜13a、13bを用いて配向させられることによって、常光屈折率を有する進相軸と異常光屈折率を有する遅相軸とを保持する。ここで、異方性媒質層14a、14bに入射する直線偏光の光(以下、媒質入射光という。)は、上記の媒質入射光の偏光方向のうちの遅相軸方向に偏光した成分の光を、進相軸方向成分に偏光した成分の光に比して180度(半波長)位相を遅延させる。
図2は、広帯域1/2波長板1に入射する光の偏光方向、異方性媒質層14aの進相軸の方向、異方性媒質層14bの進相軸の方向、および、広帯域1/2波長板1から出射する光の偏光方向との関係を説明するための説明図である。ここで、上記の異方性媒質層14aの進相軸の方向と異方性媒質層14bの進相軸の方向とがなす角度(以下、進相軸交差角度という。)は、光ヘッド装置において偏光方向を回転させようとする角度(以下、偏光回転角という。)θの1/2となるように異方性媒質層14a、14bが積層されている。
各異方性媒質層14a、14bは、膜厚が同一であり、中間位相差波長で1/2波長板として機能するようになっている。ここで、中間位相差波長とは、この中間位相差波長におけるリターデーション値を波長で割った位相差が、光源からの出射光の波長のうちの最短波長と最長波長でのリターデーション値を波長で割った位相差の平均値と等しい波長のことをいう。したがって、各異方性媒質層14a、14bは、中間位相差波長で180度(1/2波長)の位相差を有する。
シール材15a、15bは、透明基板11a、11bの配向膜13a、13bが設けられた基板面の光学的有効領域の外に印刷して形成される。ここで、シール材15aは、透明基板11aとこの透明基板に対向する基板12a(図1(a)参照)との間に異方性媒質層14aを挟持するようになっている。シール材15a、15bとしてはエポキシ樹脂等の熱硬化型高分子、紫外線硬化型樹脂等を用いることができ、所望のセル間隔を得るためにシール材15a、15bにガラスファイバ等のスペーサを数%混入させるのでもよい。同様に、シール材15bは、透明基板11bとこの透明基板に対向する基板12b(図1(b)参照)との間に異方性媒質層14bを挟持するようになっている。
以下、本発明の第1の実施の形態に係る広帯域1/2波長板1の作用について説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態に係る広帯域1/2波長板1の作用を説明するための説明図である。図3には、ストークスベクトルの3つの要素S、S、Sを座標軸(S軸、S軸、S軸)とする空間に表されたポアンカレ球を用いて、3つの異なる波長の光が広帯域1/2波長板1に入射したときに、広帯域1/2波長板1内で生ずる偏光状態の変化の様子を示す曲線が示されている。ここで、図3に符号S(λ)、S(λ)、S(λ)を用いて示す曲線は、例えば、405nm近傍、660nm近傍および785nm近傍の波長の媒質入射光のストークスベクトルの軌跡を示すものである。
ここで、広帯域1/2波長板1に入射する光は直線偏光であり、この光の偏光状態はストークスベクトルを用いて[1、1、0、0]と表される。ここで、上付きの符号「t」は転置を表す。また、広帯域1/2波長板1は、異方性媒質層14aの進相軸が入射した光の偏光方向に対して偏光回転角θの1/4の角度θをなし、異方性媒質層14bの進相軸は入射した光の偏光方向に対して偏光回転角θの3/4の角度θをなすように配置されている。
異方性媒質層14aの進相軸は、ポアンカレ球上でS軸と角度2θをなし赤道と交差する軸Ax1'として表され、異方性媒質層14bの進相軸は、ポアンカレ球上でS軸と角度2θをなし赤道と交差する軸Ax2'として表される。広帯域1/2波長板1に入射する各波長の光の偏光状態は、ストークスベクトルを用いて[1、1、0、0]と表されるためS軸と赤道が交差する点として表され、各波長の媒質入射光が異方性媒質層14aを透過するときに、異方性媒質層14aの進相軸に対応する軸Ax1'の周りに回転し、以下の式の[St]で表される偏光状態に変化する。
[St]=[Tθ1]・[CΔ1]・[T−θ1]・[St] (1)
ここで、Δ1は各波長の媒質入射光が異方性媒質層14aを通過するときのリターデション値(度)、[St]は[1、1、0、0]で表されるストークスベクトルである。
各波長の媒質入射光が引き続いて異方性媒質層14bを透過すると、[St]で表される偏光状態は、異方性媒質層14bの進相軸に対応する軸Ax2'の周りに回転し、以下の式の[St]で表される偏光状態に変化する。
[St]=[Tθ2]・[CΔ2]・[T−θ2]・[St] (2)
ここで、Δ2は各波長の媒質入射光が異方性媒質層14bを通過するときのリターデション値(度)である。
ここで、上記の旋光子行列[Tθ1]および[Tθ2]ならびに移相子行列[CΔ1]および[CΔ2]は、それぞれ以下の式(3)および式(4)を用いて表される。
[Tθi]=[[1]、[U2θi]、[V2θi]、[4]] (3)
[CΔi]=[[1]、[2]、[DΔi]、[EΔi]] (4)
ここで、[1]、[2]、[4]はそれぞれ[1、0、0、0]、[0、1、0、0]、[0、0、0、1]であり、[U2θi]は[0、Coθi、Siθi、0]であり、[V2θi]は[0、−Siθi、Coθi、0]であり、[DΔi]は[0、0、CoΔi、−SiΔiであり、[EΔi]は[0、0、SiΔi、CoΔiであり、Coθiはcos(2θ)であり、Siθiはsin(2θ)であり、CoΔiはcos(Δ)であり、SiΔiはsin(Δ)であり、iは1または2である。
以下、各異方性媒質層14a、14bによって上記のように広帯域1/2波長板1に入射する光の偏光状態を変えることを偏光状態回転という。本発明の広帯域1/2波長板1は、偏光状態回転を複数の異方性媒質層14a、14bによって行うため、異方性媒質層14aによる最初の偏光状態回転を受けたストークスベクトルが波長分散によって緯度方向に赤道から離れた分を、異方性媒質層14bによる2回目の偏光状態回転で赤道近傍の接近した点に戻すように機能する。
また、本発明の広帯域1/2波長板1は、光情報の記録または再生に使用する各波長の光の中間位相差波長に対して各異方性媒質層14a、14bが1/2波長板として機能するため、各異方性媒質層14a、14bによる偏光状態回転を受けた、波長差が最も大きい2つの波長の光に対応するストークスベクトルを赤道近傍にさらに接近させる機能を有する。
本発明の広帯域1/2波長板1は、上記で説明したように、複数の異方性媒質層を積層し、光情報の記録または再生に使用する各波長の光の中間位相差波長に対して各異方性媒質層14a、14bが1/2波長板として機能するため、使用する波長によらず略直線偏光の出射光を得ることができる。ここで、略直線偏光とは、本発明の広帯域1/2波長板1を光ヘッド装置に用いたときに、光情報の記録または再生に使用する各波長の光の偏光状態を同程度変化させ、光ヘッド装置の目的とする機能を確保できる程度の、楕円偏光成分を含む偏光状態をいう。
具体的には、本発明の広帯域1/2波長板1を、光情報の記録または再生に使用する各波長の光の光量を検出する目的で用いようとする場合、光情報の記録または再生が適切に行うことができる程度に直線偏光を含むことをいう。しかし、光ヘッド装置に用いる目的によって、上記の略直線偏光中の直線偏光成分の割合は変化し、必ずしも上記の光量の検出の例に限定されるものではない。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係る広帯域1/2波長板は、複数の異方性媒質層を積層し、各異方性媒質層が、少なくとも、中間位相差波長で1/2波長板として機能するため、用いる材料を波長分散の小さい材料に限定することなく、光情報の記録または再生に用いられる複数波長を有する入射光に対して1/2波長板として機能することができる。
また、異方性媒質層の層数が2層であり、進相軸交差角度が偏光回転角の1/2であるため、簡易な構成で好適に1/2波長板として機能することができる。
また、異方性媒質層の材料が高分子液晶であるため、異方性媒質層の厚さの調整ができる。
なお、本発明の第1の実施の形態では、中間位相差1/2波長板1aと中間位相差1/2波長板1bとを貼り合わせた構成の広帯域1/2波長板について説明したが、本発明は、かかる構成の広帯域1/2波長板に限定されるものではなく、中間位相差1/2波長板1aと中間位相差1/2波長板1bとの間に基板12a、12b等を挟んで貼り合わせた構成でもよい。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る光ヘッド装置のブロック構成を示す図である。図4において、光ヘッド装置100は、複数の波長を出射する光源101と、コリメータレンズ102と、光源101からの出射光を3ビーム化する回折素子103と、入射した光からS偏光成分光を除去する回折型の偏光子である偏光スタビライザ104と、本発明の広帯域1/2波長板1と、入射した光のS偏光成分光とP偏光成分光を分離して異なる方向に出射させる第1のビームスプリッタ105と、第1のビームスプリッタ105から出射するS偏光成分光を検出する第1の光検出器106と、広帯域の1/4波長板107と、対物レンズ108と、第2のビームスプリッタ109と、第2のビームスプリッタ109からの出射光を検出する第2の光検出器110とを備える。
光源101は、例えば、半導体レーザで構成され、直線偏光の発散光束を出射するようになっている。光源101からはP偏光の光が出射されるものとする。光源101は、また、例えば、405nm近傍(HD用)、波長660nm近傍(DVD用)および785nm近傍(CD用)等の複数の波長の光束を出射するようになっている。
ただし、本発明は、光源101が上記の波長の光束を出射する構成に必ずしも限定されるものではなく、2つの波長または4つ以上の波長の光を出射する構成でも、上記と異なる波長の光を出射する構成でもよい。ここで、405nm近傍、660nm近傍および785nm近傍の波長とは、それぞれ、385nm〜430nm、640nm〜675nmおよび760nm〜800nmの範囲にある波長を意味する。
光源101は、同一パッケージ内の同一基板上に2個または3個の半導体レーザチップがマウントされ、所謂、ハイブリッド型の2波長レーザ光源または3波長レーザ光源をなすように構成されるのでもよい。光源101は、また、異なる波長の光を発光する2個の発光点を持ったモノリシック型の2波長レーザ光源(例えば、特開2004−39898号公報参照。)または3個の発光点を持ったモノリシック型の3波長レーザ光源によって構成されるのでもよい。
回折素子103は、例えば、入射した光を回折させて0次光と±1次光との3つのビームに分離する回折格子を有するように構成されるのでもよい。かかる回折格子については周知であるため、その説明を省略する。
偏光スタビライザ104は、入射する光のうちのS偏光成分の光を除去するようになっている。光源101から出射される光は、光学系の配置が適切に行われないことによってS偏波成分の光を含む場合、動作温度、光量等によってP偏光からずれた方向に偏光する場合等があり、偏光スタビライザ104は、かかる場合に生ずるS偏光成分の光を除去するものである。偏光スタビライザ104は、S偏波成分の光を回折させて光路から除去するのでも、その他の方法によって除去するのでもよい。回折格子を用いて偏光スタビライザ104を構成する場合、回折格子を偏光回折格子とし、光情報の記録または再生に使用する波長毎の偏光回折格子を積層した構成とするのでもよい。
本発明の広帯域1/2波長板1は、偏光回転角が例えば18度等の予め決められた角度、P偏光の光の偏光方向を回転させるようになっている。具体的には、異方性媒質層14aの進相軸が入射した光の偏光方向に対して偏光回転角θの1/4の角度θをなし、異方性媒質層14bの進相軸は入射した光の偏光方向に対して偏光回転角θの3/4の角度θ(進相軸交差角度がθ/2)をなすように配置されている。
第1のビームスプリッタ105は、本発明の広帯域1/2波長板1を出射した光のS偏光成分光とP偏光成分光を分離し、S偏光成分光を第1の光検出器106側に出射し、P偏光成分光を光記録媒体120側に出射するようになっている。
第1の光検出器106は、例えばフォトダイオード等によって構成され、第1のビームスプリッタ105から出射するS偏光成分光を検出して光量に応じた電気信号に変換し、光源101を制御する不図示の制御手段に上記の電気信号を出力する。不図示の制御手段は、電気信号に基づいて光情報の記録または再生に用いる光の光量の情報を取得し、光源101を制御して所定の光量になるようにする。
第2のビームスプリッタ109は、例えば、ホログラフィ素子を利用した偏光HOE(Holographic Optical Element)ビームスプリッタによって構成され、光記録媒体120で反射して第1のビームスプリッタ105経由で入射する戻り光であるビームを回折させて分離し、第2の光検出器110内の異なる位置に向けて出射するようになっている。
以下、本発明の第2の実施の形態に係る光ヘッド装置100の作用について説明する。光源101を出射した発散光は、コリメータレンズ102によって平行光線化され、回折素子103によって3ビーム化され、偏光スタビライザ104によってS偏光成分光が除去され、P偏光の光が広帯域1/2波長板1に入射する。広帯域1/2波長板1に入射したP偏光の光は、広帯域1/2波長板1によって例えば18度等の予め決められた角度、偏光方向が回転させられてS偏光成分とP偏光成分とを含む光となり、広帯域1/2波長板1を出射し、第1のビームスプリッタ105によってS偏光成分光が第1の光検出器106側に出射され、P偏光成分光が光記録媒体120側に出射される。第1のビームスプリッタ105を出射したS偏光成分光は第1の光検出器106によって電気信号に変換される。一方、第1のビームスプリッタ105を出射したP偏光成分光は、1/4波長板107で90度のリターデーションを受けて円偏光の光となり、対物レンズ108によって光記録媒体120上に集光され、光記録媒体120に反射され第1のビームスプリッタ105に向かう戻り光は、対物レンズ108によって平行光線に戻され、1/4波長板107で90度のリターデーションを受けてS偏光の光となり、第1のビームスプリッタ105で第2のビームスプリッタ109側に反射され、第2の光検出器110によって電気信号に変換される。
なお、上記では、偏光スタビライザ104と広帯域1/2波長板1とが別個に配置される構成について説明したが、偏光スタビライザ104と広帯域1/2波長板1とを一体化して図5に示す構成の光ヘッド装置200とするのでもよい。この場合、偏光スタビライザ104と広帯域1/2波長板1とを一体化したものを広帯域1/2波長板2とし、広帯域1/2波長板2を複数の偏光回折格子と広帯域1/2波長板1とを積層した構成とし、偏光スタビライザ104を除去する。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態に係る広帯域1/2波長板は、本発明の第1の実施の形態の効果に加え、複数の偏光回折格子が広帯域1/2波長板と一体化されているため、部品点数を削減できると共に、一体化した部品とビームスプリッタとの配置を調整するだけで偏光方向に関する調整を済ませることができ、生産性を向上させることができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る光ヘッド装置は、本発明の広帯域1/2波長板が有する効果と同様の効果を有すると共に、光情報の記録または再生に用いられる複数波長の光の光量を、波長依存を低減してモニタすることができる。
上記の本発明の実施の形態に基づく具体的な実施例を以下に説明する。
(第1の実施例)
本発明の第1の実施例に係る広帯域1/2波長板について、図1を用いて説明する。本発明の第1の実施例に係る広帯域1/2波長板は、光情報の記録または再生に用いる光の波長がそれぞれ405nm、660nmおよび785nmであるときに、偏光方向を偏光回転角が18度となるように回転させる用途で用いられるものである。本発明の第1の実施例に係る広帯域1/2波長板1は、第1の中間位相差1/2波長板1aと第2の中間位相差1/2波長板1bとを透明の接着剤16を用いて積層した構成を有する。
まず、中間位相差1/2波長板1a、1bの作製について説明する。透明基板11a、11bの1の基板面に、それぞれ、配向膜13a、13bを形成し、配向膜をラビングして配向処理を施す。次に、透明基板11a、11bの配向膜13a、13bを形成した基板面にシール材15a、15bを印刷法で形成し、透明基板12a、12bに対向させて熱圧着して固化させて液晶セルを形成する。
液晶セルの厚さdは、本発明の第1の実施の形態において説明した中間位相差波長で中間位相差1/2波長板1a、1bが1/2波長板として機能する厚さ、すなわち、d=λ/(2Δn(λ))となっている。ここで、λは中間位相差波長であり、Δn(λ)は波長λにおける異常光屈折率nから常光屈折率nを差し引いて得られる屈折率差である。
また、中間位相差波長λは、例えば以下のように決定される。まず、単位長さ当たりのリターデーション値を波長で割り2πをかけて得られる位相差(以下、規格位相差という。)R(=2πΔn(λ)/λ)の波長依存性を算出し、最短波長λminが405nmのときの規格位相差Rminと最長波長λmaxが785nmのときの規格位相差Rmaxとを規格位相差Rの波長依存性に基づいて決定する。次に、規格位相差Rmin、Rmaxの中間値を規格位相差Rとして算出し、規格位相差Rが得られる波長を中間位相差波長λとして決定する。
本実施例では、最短波長λminが405nmのときの規格位相差Rminは0.000115nm−1であり、最長波長λmaxが785nmのときの規格位相差Rmaxは0.000049nm−1である。その結果、中間位相差波長λでの規格位相差Rは0.000082nm−1となり、0.000082nm−1が得られる中間位相差波長λは505nmとなった。
したがって、上記で説明した中間位相差波長λで中間位相差1/2波長板1a、1bが1/2波長板として機能するための液晶セルの厚さdは、6.1μmとなる。
液晶セルを形成した後、異方性媒質層14a、14bとして上記の屈折率を有するUV硬化型の高分子液晶を、真空注入法を用いて各液晶セルに注入し、封じる。UV硬化型の高分子液晶を各液晶セルに注入した後、UV光を照射してUV硬化型の高分子液晶をポリマー化させ、透明基板12a、12bを取り外す。これによって、中間位相差1/2波長板1a、1bが得られる。
広帯域1/2波長板1は、上記のようにして作製した第1の中間位相差1/2波長板1aと第2の中間位相差1/2波長板1bとを、液晶の配向方向が偏光回転角の半分すなわち9度となるように対向させたものを、接着剤16を用いて接着して得られる。
本発明の第1の実施例で広帯域1/2波長板1に入射する光の偏光方向と、異方性媒質層14aの進相軸と入射した光の偏光方向とがなす角度θと、異方性媒質層14bの進相軸と入射した光の偏光方向とがなす角度θとを図2に示す。図6は、広帯域1/2波長板1から出射するP偏光成分の光とS偏光成分の光について説明するための図である。
図6には、405nm、505nm、660nmおよび785nmの波長毎に、本発明の第1の実施例に係る角度θ、角度θ、中間位相差1/2波長板1a、1bで得られる位相差(左側の欄に角度を単位とし、右側の欄に波長を単位とした値を示す。)、入射する光の偏光状態を表すストークスベクトル[St](「in Storks」と示す。)、出射する光の偏光状態を表すストークスベクトル[St](「out Storks」と示す。)、出射光の偏光状態の楕円率(κ)、出射光に占めるP偏光成分の光量、出射光に占めるS偏光成分の光量、および、P偏光成分の光量をS偏光成分の光量で割った値(P/S。以下、P/S比という。)が示されている。
図6に示すように、位相差を波長で割った比は、波長依存性を残し、最短波長と最長波長とでは2倍以上となるのに対し、P/S比は、光情報の記録または再生に用いる405nm、660nmおよび785nmの各波長で略7という値が得られる。
図7は、1枚の異方性媒質層で1/2波長板を作製する従来の技術を適用したときの、図6に対応する情報を示す図である。図7から、波長660nmでのP/S比および波長785nmでのP/S比は、22%以上異なる値となっていることがわかる。この値は、図6に示す本発明の広帯域1/2波長板1で得られる値である6%以下に比して、非常に大きいものとなっている。また、従来の技術を適用した1/2波長板では、出射光の楕円偏光成分も本発明の広帯域1/2波長板1で得られる出射光の楕円偏光成分よりも大きくなっている。
(第2の実施例)
本発明の第2の実施例に係る光ヘッド装置について、図4を用いて説明する。本発明の第2の実施例に係る光ヘッド装置は、光源101として、単波長レーザ光源と2波長レーザ光源から出射される光を合波プリズムで合波し、各波長の光をコリメータレンズ102に入射させる構成のものを用いる。光源101からは、波長405nm、658nmおよび784nmの光が出射するようになっている。
偏光スタビライザ104として、光源101から出射する光の波長毎に偏光回折格子として機能する回折格子を3層積層した構成のものを用いる。第1のビームスプリッタ105として、S偏光成分光を第1の光検出器106側に反射しP偏光成分光を第2の光検出器110側に反射する偏光ビームスプリッタを用いた。
広帯域1/2波長板1として、本発明の第1の実施例に係る広帯域1/2波長板1を用い、第1のビームスプリッタ105に入射するS偏光成分光の光量とP偏光成分光の光量との比が中間位相差波長で1対9となるように、入射するP偏光の光の偏光方向を18度(偏光回転角)回転するように構成されている。また、広帯域1/2波長板1は、異方性媒質層14aの進相軸が入射した光の偏光方向に対して偏光回転角θの1/4の角度θをなし、異方性媒質層14bの進相軸は入射した光の偏光方向に対して偏光回転角θの3/4の角度θをなすように配置されている。第1の光検出器106としては、フォトダイオードを用いる。
本発明に係る広帯域1/2波長板は、用いる材料を波長分散の小さい材料に限定することなく、光情報の記録または再生に用いられる複数波長を有する入射光に対して1/2波長板として機能するという効果が有用な広帯域1/2波長板および光ヘッド装置等の用途にも適用できる。
本発明の第1の実施の形態に係る広帯域1/2波長板の一例の断面構造を説明するための説明図 広帯域1/2波長板1に入射する光の偏光方向、異方性媒質層14aの進相軸の方向、異方性媒質層14bの進相軸の方向、および、広帯域1/2波長板1から出射する光の偏光方向との関係を説明するための説明図 本発明の第1の実施の形態に係る広帯域1/2波長板の作用を説明するための説明図 本発明の第2の実施の形態に係る光ヘッド装置のブロック構成を示す図 本発明の第2の実施の形態に係る光ヘッド装置の他の構成例を示す図 広帯域1/2波長板から出射するP偏光成分の光とS偏光成分の光について説明するための図 1枚の異方性媒質層で1/2波長板を作製する従来の技術を適用したときの、図6に対応する情報を示す図
符号の説明
1 広帯域1/2波長板
2 偏光スタビライザと広帯域1/2波長板とを一体化した光学素子
1a、1b 中間位相差1/2波長板
11a、11b 透明基板
12a、12b 基板
13a、13b 配向膜
14a、14b 異方性媒質層
15a、15b シール材
16 接着剤
100、200 光ヘッド装置
101 光源
102 コリメータレンズ
103 回折素子
104 偏光スタビライザ
105、109 ビームスプリッタ
106、110 光検出器
107 1/4波長板
108 対物レンズ
120 光記録媒体
S(λ)、S(λ)、S(λ) 広帯域1/2波長板に入射する各波長の光のストークスベクトルの軌跡

Claims (5)

  1. 複数の波長の光を出射する光源を有する光ヘッド装置における光路内に配置される1/2波長板であって、光学的異方性を有する媒質からなる異方性媒質層が複数積層され、各前記異方性媒質層が、少なくとも、前記光源が出射する光の波長のうちの最短波長と最長波長におけるリターデーション値を波長で割り2πをかけて得られる位相差の平均値と等しい位相差を有する中間位相差波長で、1/2波長板として機能することを特徴とする広帯域1/2波長板。
  2. 前記異方性媒質層の層数が2層であり、各前記異方性媒質層が、進相軸が相互に所定の進相軸交差角度をなすように配置され、前記進相軸交差角度が前記偏光回転角の1/2である請求項1に記載の広帯域1/2波長板。
  3. 前記異方性媒質層の材料が、高分子液晶である請求項1または2に記載の広帯域1/2波長板。
  4. 複数の偏光回折格子が、前記広帯域1/2波長板と一体化されて構成される請求項1から3までのいずれか1項に記載の広帯域1/2波長板。
  5. 複数の異なる波長の直線偏光の光を出射する光源と、入射した光の偏光方向に応じて入射した光を第1の偏光方向に偏光した第1の偏光成分光と第2の偏光方向に偏光した第2の偏光成分光とに分離し、前記第1の偏光成分光と前記第2の偏光成分光とをそれぞれ異なる光検出器に出射させるビームスプリッタと、前記ビームスプリッタから出射された前記第1の偏光成分光を検出する第1の光検出器と、前記ビームスプリッタから出射された前記第2の偏光成分光を検出する第2の光検出器と、前記ビームスプリッタに入射する光の偏光方向を回転させる1/2波長板とを備え、前記第1の偏光成分光を用いて光情報の記録または再生を行う光ヘッド装置において、
    前記1/2波長板が、請求項1から4までのいずれか1項に記載の広帯域1/2波長板からなり、前記光源が出射する光の複数の波長で、前記ビームスプリッタに入射する光の偏光方向を回転させて前記ビームスプリッタから出射する前記第1の偏光成分光と前記第2の偏光成分光との光量の比を所定の値に固定させ、前記第1の光検出器が検出した前記第1の偏光成分光の光量に基づいて前記第2の偏光成分光の光量を制御することを特徴とする光ヘッド装置。
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