JP2006155452A - タッチパネル用保護フィルム積層体 - Google Patents

タッチパネル用保護フィルム積層体 Download PDF

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Abstract

【課題】
熟練を要せず適正にタッチパネル表面に貼付けることが可能なタッチパネル用保護フィルム積層体を得る。
【解決手段】
タッチパネル(12)の表面に貼付けられる保護フィルム(2)を含むタッチパネル用保護フィルム積層体(1)であって、セパレータフィルム(21)、セパレータフィルム上に第1粘着剤層(22)を介して貼付けられた保護フィルム(2)と、保護フィルム(2)の他方表面上に第2粘着剤層(27)を介して貼付けられた補助フィルム(3)より形成され、保護フィルム(2)は一対の対辺である横辺A(31)、横辺B(32)と、他の一対の対辺である縦辺A(33)と縦辺B(34)を有し、補助フィルム(3)は、保護フィルム(2)の縦辺A(33)を越えて保護フィルム(2)の外側にはみ出したマージン部(29)と、保護フィルム(2)の縦辺B(34)を越えて保護フィルム(2)の外側にはみ出した掴み片(30)を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、液晶表示装置などの各種表示装置におけるディスプレイ画面に配置されるタッチパネルの表面に貼付けられるタッチパネル用保護フィルム積層体、タッチパネルへのタッチパネル用保護フィルムの貼付け方法、タッチパネル用保護フィルムが貼付けられたタッチパネル装置に関する。
タッチパネルとして、片側表面に抵抗膜が形成された2つの基板を、各抵抗膜が対向するようにスペーサを介して積層した抵抗膜式のタッチパネルが広く知られており、表示装置のディスプレイ画面に積層して配置され使用される。このような構成のタッチパネルは、一方の基板上の操作面を指やペンなどで押圧することにより、抵抗膜同士が接触して入力が行われるので、操作面にハードコート層を形成して耐久性を付与することが一般に行われる。
しかし、使用状態等によってはハードコート層を形成しても十分な耐久性が得られないため、従来から、表面保護用の片面粘着フィルムをタッチパネルの表面に剥離可能に貼付けすることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、片面に粘着剤を塗布したプラスチックフィルムを保護フィルムとし、タッチパネルの表面に、粘着剤を介して保護フィルムが貼付けされている。指やペンなどによる押圧操作や経年変化などに保護フィルムが損傷すると、保護フィルムを剥がして新たなものに取り替えることにより、タッチパネルの操作面を常に良好な状態に維持することができる。
特開平8−329767号公報(第1−2頁、第1図)
タッチパネル用の保護フィルムは、タッチパネルの全領域を覆うように位置を合わせた貼付けが必要である。
ところが従来の保護フィルムはプラスチックフィルムからなる素材の片面に粘着剤が塗設されただけのものであるため、以下の問題点があった。
すなわち、タッチパネルと保護フィルムの位置合わせが難しく、貼付け時に保護フィルムとタッチパネルの領域との位置が合わず、斜めに貼り付いたり保護フィルム端部が筐体と接触した状態に貼り付いたりした。
また、貼付け時にタッチパネル表面と保護フィルムとの間に空気が取り込まれ、気泡が残ることもあった。
さらに、粘着剤を保護している剥離紙を剥がすと、貼付け作業時に、粘着剤に手が触れるなどして、粘着剤が汚れ粘着強度が落ちたり、異物が付着して粘着面に異物を取り込んで貼付けてしまったりすることがあった。
よって、保護フィルムの貼替えには熟練を要するという問題があり、またタッチパネル装着機器を使用するユーザが、自ら保護フィルムの貼り替えを行う場合には、表示面の視認性低下を招き易いという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、一般のユーザが適正にタッチパネル表面に貼付けることが可能なタッチパネル用保護フィルム積層体を得ることを課題とする。また、本発明は、容易に貼付けることが可能なタッチパネル用保護フィルムの貼付け方法を提供することを課題とする。さらに、本発明は、簡単かつ単純な操作のみで、適正に保護フィルムが貼付けられたタッチパネル装置を得ることが可能な、タッチパネル装置を得ることを課題とする。
本発明のその他の課題は以下の本発明の説明により明らかになる。
上記の課題を解決するため、本発明の一の態様にかかるタッチパネル用保護フィルム積層体(1)は、ディスプレイ上に配置され入力装置として用いられるタッチパネル(12)の表面保護のために貼付けられる保護フィルム(2)を含むタッチパネル用保護フィルム積層体(1)であって、セパレータフィルム(21)、前記セパレータフィルム(21)上にその一方の表面が貼付けられた前記保護フィルム(2)と、前記保護フィルム(2)の他方表面上に貼付けられた可撓性を有する補助フィルム(3)より形成され、前記保護フィルム(2)は、前記保護フィルム(2)上に形成された貼着再剥離性を有する材料からなる貼着再剥離性層(22)を介して前記セパレータフィルム(21)に貼付けられ、前記保護フィルム(2)は矩形であり、一対の対辺である横辺A(31)、横辺B(32)と、他の一対の対辺である縦辺A(33)と縦辺B(34)を有し、前記補助フィルム(3)は、前記保護フィルム(2)の前記縦辺A(33)を越えて前記保護フィルム(2)の外側にはみ出した位置決め用のマージン部(29)と、前記保護フィルム(2)の前記縦辺B(34)を越えて前記保護フィルム(2)の外側にはみ出した掴み片(30)を有し、かつ、前記保護フィルム(2)の前記横辺A(31)、前記横辺B(32)は、前記補助フィルム(3)の横辺(1 8)(19)と上下方向で一致している。
本タッチパネル用保護フィルム積層体は矩形の保護フィルムに補助フィルムが積層され、補助フィルムは保護フィルムの輪郭線の外に位置するマージン部と掴み片を有する。このタッチパネル用保護フィルム積層体は、タッチパネル表面の有効操作領域の外側であって、当該表面側に側壁、クッション材または庇などの係止部を持つ、筐体に取り付けられたタッチパネル表面に貼付けられる保護フィルムとして用いられる。
本タッチパネル用保護フィルム積層体の使用方法は以下のとおりである。まず、タッチパネル用保護フィルム積層体からセパレータフィルムを取り除く。掴み片を保持して、保護フィルムと補助フィルム積層体のマージン部を取り付け部材(例えば庇取り付け壁)の係止部に位置付ける。次に保護フィルムと補助フィルム積層体をたわませて、掴み片を当該係止部の斜め上方に位置付ける。そしてマージン部近傍の保護フィルムの一部分を保護フィルム裏面の貼着再剥離性層によりタッチパネルの表面に貼付ける。次に掴み片を以降貼付ける方向であって、タッチパネルの表面に近い方向に順次移動することにより、保護フィルムの当該一部分から他方端部に向かい徐々にタッチパネルの表面に接触させて、予め塗布されている貼着再剥離性層により貼付けていく。保護フィルムの全領域がタッチパネルに貼付いたら、その後、補助フィルムを引き剥がす。このようにして、タッチパネルの表面に保護フィルムが貼付けられる。
本タッチパネル用保護フィルム積層体によれば、マージン部の先端が庇の下部の奥に存在する部材に当接すること、あるいは保護フィルムと補助フィルム重なり部分の厚さが庇の底面とタッチパネル表面の間隔よりも厚いために移動が制限されることにより、タッチパネルと保護フィルムの位置付けが容易化される。また、保護フィルムの端部から徐々に貼付けていくことが容易になるので、保護フィルム貼付け面に気泡が取り込まれる可能性が減少する。さらに、補助フィルムが掴み片を有するために、保護フィルムの貼付け面が汚れることを防止することができる。
本発明にかかるタッチパネル用保護フィルム積層体(1)の好ましい実施態様にあっては、前記マージン部(29)の幅(W1)が、前記縦辺A(33)の幅(W3)よりも短くてもよい。
マージン部の幅が保護フィルムの縦の長さよりも短いので、マージン部を係止部に最初に位置付ける時点で、マージン部と係止部が不適正に位置付けられても、マージン部を取り付け部材の他の部分に接触させることなく適正な位置、角度に修正可能となる。よって、本実施態様にかかるタッチパネル用保護フィルム積層体は、保護フィルムの位置付けがいっそう容易となる効果がある。
本発明にかかるタッチパネル用保護フィルム積層体(1)の他の好ましい実施態様にあっては、前記保護フィルム(2)は、基材フィルム(26)の両面にハードコート層(24)(25)が形成されていてもよい。
従来の保護フィルムは、表面側だけにハードコート層が形成されていたため、表面がカールする傾向があった。本好ましい実施態様では両面にハードコート層を形成するので、保護フィルムの平面性がより保たれる。平面性に起因して、保護フィルムと補助フィルムの一体物をタッチパネル表面へ貼付ける時に気泡を取り込む程度が一層減少する効果がある。
本発明にかかるタッチパネル用保護フィルム積層体のその他の好ましい実施態様にあっては、前記補助フィルム(3)と前記保護フィルム(2)は、前記補助フィルム(3)の下面に形成された第2粘着剤層(27)により前記保護フィルム(2)に貼付けられ、前記保護フィルム(2)の下面に形成された前記貼着再剥離性層は第1粘着剤層(22)であってもよい。
本好ましい実施態様によれば、補助フィルムと保護フィルムは最も汎用される貼付け手段である粘着剤により貼付けられ、前記貼着再剥離性層もまた最も汎用される貼付け手段である粘着剤により貼付けられているので、タッチパネル用保護フィルムが容易、安価、手軽に作成できる。
もっとも本発明において、貼着再剥離性層を形成する材料は、粘着剤に限られず、例えば、自己粘着性樹脂であってもよい。同様に、補助フィルムと保護フィルムの貼付けは粘着剤を使用するものに限られず、例えば、自己粘着性樹脂を材料としてもよく、また、擬似接着による貼付けであってもよい。
本発明にかかるタッチパネル用保護フィルム積層体(1)のその他の好ましい実施態様にあっては、前記セパレータフィルム(21)と前記保護フィルム(2)間の貼着の初期強度(P)、前記保護フィルム(2)と前記補助フィルム(3)間の貼着の初期強度(Q)、前記保護フィルム(2)をタッチパネル(12)の表面に貼着した場合の前記保護フィルム(2)と前記タッチパネル表面間の貼着の初期強度(R)が以下の式(1)を満足するものであってもよい。
P<Q<R (1)
本実施態様によれば、貼付け作業の最初の工程であるセパレータフィルムの剥離と、最後の工程である保護フィルムの表面から補助フィルムのみを剥がす作業が一層容易となる。同様に剥がす際に貼付け済みの保護フィルムが剥離されることが少なくなる。
本発明の他の態様にかかるタッチパネルに保護フィルムを貼付ける方法は、筐体(41)に形成された直方体形状空間(42)に矩形のタッチパネル(12)の4周辺が嵌め込まれ、かつ、前記直方体形状空間(42)が作る少なくとも1辺の上には前記筐体(41)から延びる庇(47)が形成されており、前記筐体(41)に前記タッチパネル(12)が実装された装置に、保護フィルム(2)を貼付ける方法であって、以下の工程からなる。
イ 本発明にかかるタッチパネル用保護フィルム積層体(1)を準備する工程
ロ 前記タッチパネル用保護フィルム積層体(1)からセパレータフィルム(21)を取り除く工程
ハ 前記マージン部(29)を前記庇(47)の下部に挿入し、前記保護フィルム(2)と前記補助フィルム(3)の一体物を前記タッチパネル(12)に位置決めする工程
ニ 前記保護フィルム(2)と前記補助フィルム(3)の一体物を前記タッチパネル(12)の表面に貼付ける工程
ホ 前記保護フィルム(2)と前記補助フィルム(3)の一体物が貼付けられた前記タッチパネル(12)の表面から、前記補助フィルム(3)を取り除く工程
本発明において、庇(47)の下部に挿入されたマージン部の先端は、庇取り付け壁やクッション材の周側面に当接する。これにより保護フィルムと補助フィルムの一体物上の保護フィルムが、タッチパネルの適切な位置に位置付けられる。
本発明のその他の態様にかかるタッチパネルに保護フィルムを貼付ける方法は、筐体(41)に形成された直方体形状空間(42)に矩形のタッチパネル(12)の4周辺が嵌め込まれ、かつ、前記直方体形状空間(42)が作る少なくとも1辺の上には前記筐体(41)から延びる庇(47)が形成され、前記庇(47)の底面と前記タッチパネル(12)表面の間隔(H )が、前記補助フィルム(3)の厚さを越え、かつ、前記補助フィルム(3)と前記保護フィルム(2)の重なり部分の厚さ(D)未満である構造を有する前記タッチパネル(12)が実装された装置に、前記保護フィルム(2)を貼付ける方法であって、以下の工程からなる。
イ 本発明にかかるタッチパネル用保護フィルム積層体(1)を準備する工程
ロ 前記タッチパネル用保護フィルム積層体(1)からセパレータフィルム(21)を取り除く工程
ハ 前記マージン部(29)を先頭にして、前記保護フィルム(2)と前記補助フィルム(3)の一体物を前記庇(47)の底面と前記タッチパネル(12)表面の間隔部分に入れ、前記庇(47)の底面と前記タッチパネル(12)表面の間隔により前記一体物が停止する位置まで前記一体物を押し入れ、前記一体物を前記筐体(41)に位置決めする工程
ニ 前記保護フィルム(2)と前記補助フィルム(3)の一体物を前記タッチパネル(12)の表面に貼付ける工程
ホ 前記保護フィルム(2)と前記補助フィルム(3)の一体物が貼付けられた前記タッチパネル(12)の表面から、前記補助フィルム(3)を取り除く工程
本発明の他の態様にかかるタッチパネル装置は、筐体(41)に形成された直方体形状空間(42)に矩形のタッチパネル(12)の4周辺が嵌め込まれ、かつ、前記直方体形状空間(42)が作る少なくとも1辺の上には前記筐体(41)から延びる庇(47)が形成され、前記筐体(41)に前記タッチパネル(12)が実装された装置に、本発明にかかるタッチパネル用保護フィルム積層体(1)からセパレータフィルム(21)を取り除き、前記マージン部(29)を前記庇(47)の下部に挿入し、前記保護フィルム(2)と前記補助フィルム(3)の一体物を前記タッチパネル(12)に位置決めした状態で、前記タッチパネル(12)の表面に、前記保護フィルム(2)と前記補助フィルム(3)の一体物が貼付けられている。
本タッチパネル装置は、補助フィルムを取り除くのみで、好適な保護フィルムが貼付けられたタッチパネル装置となる。
本発明の他の態様にかかるタッチパネル装置は、筐体(41)に形成された直方体形状空間(42)に矩形のタッチパネル(12)の4周辺が嵌め込まれ、かつ、前記直方体形状空間(42)が作る少なくとも1辺の上には前記筐体(41)から延びる庇(47)が形成され、前記庇(47)の底面と前記タッチパネル(12)表面の間隔(H)が、前記補助フィルム(3)の厚さを越え、かつ、前記補助フィルム(3)と前記保護フィルム(2)の重なり部分の厚さ(D)未満である構造を有する前記タッチパネル(12)が実装された装置に、本発明にかかるタッチパネル用保護フィルム積層体(1)からセパレータフィルム(21)を取り除き、前記マージン部(29)を先頭にして、前記保護フィルム(2)と前記補助フィルム(3)の一体物を前記庇(47)の底面と前記タッチパネル(12)表面の間隔部分に入れ、前記庇(47)の底面と前記タッチパネル(12)表面の間隔により前記一体物が停止する位置まで前記一体物を押し入れた状態で、前記タッチパネル(12)の表面に、前記保護フィルム(2)と前記補助フィルム(3)の一体物が貼付けられている。
本タッチパネル装置は、補助フィルムを取り除くのみで、好適な保護フィルムが貼付けられたタッチパネル装置となる。
以上説明した本発明の一の態様、本発明の好ましい実施態様、これらに含まれる構成要素は可能な限り組み合わせて実施することができる。
本発明にかかるタッチパネル用保護フィルム積層体は、位置決めと気泡の取り込み防止が効果的に行われ、また、補助フィルムに掴み片をも有し、使用直前までセパレータフィルムに覆われているので、一般のユーザが保護フィルム貼付け面を汚すことなく、適正にタッチパネル表面に貼付けることが可能となる効果を有する。
本発明にかかるタッチパネルに保護フィルムを貼付けるそれぞれの方法によれば、位置決めが容易で、また、貼付けが容易な保護フィルムの貼付け方法が提供される。
本発明にかかるそれぞれのタッチパネル装置は、補助フィルムを取り除くという簡単かつ単純な操作のみで、好適な保護フィルムが貼付けられたタッチパネル装置が得られる。
以下に図面を参照して、本発明にかかるタッチパネル用保護フィルム積層体、タッチパネルへのタッチパネル用保護フィルムの貼付け方法、タッチパネル用保護フィルムが貼付けられたタッチパネル装置をさらに説明する。この発明の実施例に記載されている部材や部分の寸法、材質、形状、その相対位置などは、とくに特定的な記載のない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は保護フィルムを貼付けたタッチパネルを有するPDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)5の一部切り欠き斜視図である。
PDA5の表示、入力部は、液晶ディスプレイ11の上に透明のタッチパネル12が積層されている。タッチパネル12の表面に保護フィルム2が貼付けられている。専用入力ペン6により一定領域上の保護フィルム2を押圧すると、その圧力はタッチパネル12に伝わり、タッチパネル動作回路(図示せず)により押圧の有無とその位置が検出される。
図2(a)はタッチパネル用保護フィルム積層体1を説明する断面図であり、図2(b)はタッチパネル用保護フィルム積層体1を説明する平面図である。図3は保護フィルム2と補助フィルム3の積層状態と形状を説明する分離説明図である。
図2(a)を参照して、タッチパネル用保護フィルム積層体1はセパレータフィルム21の一方表面に第1粘着剤層22があり、第1粘着剤層22の上に保護フィルム2を積層している。第1粘着剤層22は、貼着再剥離性層である。保護フィルム2の上に第2粘着剤層27があり、第2粘着剤層27の上に補助フィルム3を積層している。
図3を参照して保護フィルム2は矩形である。保護フィルム2は、一対の対辺である横辺A31、横辺B32と、他の一対の対辺である縦辺A33、縦辺B34を有する。タッチパネル用保護フィルム積層体1においては、保護フィルムの横辺A31と補助フィルムの辺の一部18が一致している。また、保護フィルムの横辺B32と補助フィルムの辺の一部19が一致している。
紙面横方向に関して、補助フィルム3は保護フィルムの一対の対辺である縦辺A33、縦辺B34よりも横にはみ出している。縦辺A33よりも外にはみ出している部分はマージン部29である。マージン部の先端40の幅(線分W1で示す)は、保護フィルムの紙面縦方向の幅(線分W3で示す)よりも狭くなっている。
このようにマージン部の幅を狭くすると、マージン部を係止部に最初に位置付ける時点で、マージン部と係止部が不適正に位置付けられても、マージン部を取り付け部材の他の部分に接触させることなく適正な位置、角度に修正可能となる。よって、保護フィルムの位置付けがいっそう容易となる効果がある。
マージン部の幅を小さくするには、図示するように、マージン部29の2箇所の隅である切欠き部38、39を四角形に切り取ってもよく、あるいは斜線で切り取り、切欠き部を三角形の形状にしてもよい。また、上の切欠き部38、または下の切欠き部39のみを切り取ってもよい。位置決めの修正が容易となる観点から、2箇所を切り取ることが好ましい。同様の理由で、切欠き部を四角形に切り取ることが好ましい。
マージン部の縦辺A33よりも外にはみ出す長さは、タッチパネル装置筐体41の庇の長さに依存するが、一般には、2mm〜4mmである。
補助フィルム3はまた、保護フィルムの縦辺B34よりも外にはみ出している。縦辺B34よりも外にはみ出している部分は掴み片30である。掴み片30の幅(線分W2で示す)は、保護フィルムの紙面縦方向の幅(線分W3で示す)よりも狭くなっている。このように掴み片の幅を狭くすると、庇が四周に形成されている筐体に保持されたタッチパネル上に、保護フィルムを貼付ける場合であっても、掴み片が庇に接触しないので保護フィルムの貼付けが容易となり、好ましい。
掴み片30の幅に関しても、上述のマージン部の幅と同様であり、保護フィルムよりも幅が狭くなっている。掴み片30の幅を狭くするには、図示するように、掴み片30の2箇所の隅である切欠き部を四角形に切り取ってもよく、あるいは斜線で切り取り、切欠き部を三角形の形状にしてもよい。また、上の切欠き部、または下の切欠き部のみを切り取ってもよい。掴み片が横方向に延びる庇に接触しない観点から、2箇所を切り取ることが好ましい。同様の理由で、切欠き部を四角形に切り取ることが好ましい。
掴み片30の縦辺B34よりも外にはみ出す長さは、指で掴むことに適度な長さであればよい。具体例を挙げれば、長さの下限は5mm以上が好ましく、より好ましくは10mm以上である。長さの上限は、50mm以下が好ましく、より好ましくは20mm以下である。
保護フィルム2の横辺と縦辺は、本発明の説明と理解の容易化のために定めたものであり、どちらかが長い短いの関係にあるものではない。保護フィルムが方形の場合には、長辺を横辺と定めても良く、短辺を横辺と定めても良い。貼付け時に保護フィルムと補助フィルムの一体物を撓めた状態で端から徐々に貼付けて行くことから、保護フィルムの長辺を横辺と定めるほうが好ましい。保護フィルムが正方形の場合には、任意の一対の辺を横辺に定めればよい。
保護フィルムは矩形であり、通常は長方形である。これはタッチパネルの外形が通常長方形だからである。タッチパネルの外形が例えば略長方形の場合には、保護フィルムも略長方形であってもよい。略長方形とは四隅が丸く切り取られた長方形、辺が内外に広がった長方形などを意味する。その他本発明の趣旨を損なうことなくタッチパネルの形状に合わせた形状の保護フィルムを用いるタッチパネル用保護フィルム積層体を実施することができる。
図2(a)を参照して、保護フィルムは基材フィルム26の両面にハードコート層24、25を形成したものである。基材フィルムは、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)、PES(ポリエーテルサルフォン)等からなる基材フィルムが使用できる。基材フィルムは通常無色透明であるが、有色透明であってもよい。基材フィルム26の両面に、多官能アクリレート系(ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート)やポリシロキサン系などからなるハードコート樹脂を溶剤にてインキ化したものを例えばロールコータでコーティングし、その後、加熱あるいは紫外線照射などによってハードコート樹脂層を硬化させ、ハードコート層24、25を形成することができる。保護フィルム2にカールが発生するのを極力防ぐために、両面の材料、膜厚及び硬化方法は同じにしておくことが好ましい。保護フィルムの厚さの一例は150μmである。また、保護フィルムの大きさの一例は60mm×40mmである。
貼着再剥離性層は、被着物への貼着と、一旦貼着後に剥離が可能な層をいう。貼着再剥離性層を形成する材料としては、粘着剤、自己粘着性樹脂などを挙げることができる。安価である観点より、粘着剤が好ましい。自己粘着性樹脂とは、自着性樹脂とも呼ばれるものであり、自己密着性、表面弱粘着性を有する柔軟な樹脂を意味している。自己粘着性樹脂としては、ポリオレフィンエラストマー、ポリエチレンエラストマー、ポリウレタンエラストマー、シリコン樹脂、ブチルゴム、軟質ポリ塩化ビニル、フッ素系樹脂等が挙げられる。
第1粘着剤層22は、保護フィルム2のハードコート層25の表面に、アクリル系、シリコン系、ウレタン系などからなる粘着剤を直接コーティングあるいは、予め、コーティングされたものを転写加工して、形成する。このようにすることにより、第1粘着剤層は保護フィルム2のハードコート層の表面に密着する。したがって、タッチパネル表面から保護フィルム2を剥離する場合に、タッチパネルの表面に粘着剤が残ることが少なくなる。粘着剤としては、タッチパネルへの貼付け性、交換時の再剥離性を考慮して、自己粘着性に優れたものが好ましく、たとえば、シリコン系やウレタン系のゴムシート状で表面性が平滑なものが好ましい。
第1粘着剤層22の表面には、離型処理が施されたセパレータフィルム21を貼付ける。セパレータフィルムは、公知の剥離紙、剥離フィルムが使用でき、例えば、シリコン離型剤が塗布されたPETセパレータを使用できる。
第1粘着剤層の粘着力は、例えば、0.2〜4.0N/cm(90度ピール試験)である。
補助フィルム3は、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)、PES(ポリエーテルサルフォン)等を材料とするフィルムである。貼付け時に、庇とタッチパネルの隙間に挿入する為に、補助フィルム3の厚さは当該隙間の厚さに依存する。通常補助フィルム3の厚さは、25μm以上125μm以下である。この厚さを満足し、かつ、可撓性と一定のフィルム強度の腰(適度な剛性)があることが好ましいため、PET(ポリエチレンテレフタレート)を材料とするフィルムが好ましい。PETフィルムの場合に、好ましい厚さの一例は50〜100μmである。
補助フィルムに可撓性と適度な剛性が求められる理由は、位置決め時の操作の容易性と、貼付け時に撓めながら貼付け操作の容易性のためである。
補助フィルム3の一面の全面に、アクリル酸エステルを主成分とする微粘着剤をロールコータでコーティングし、乾燥させ、第2粘着剤層を形成する。このようにすることにより、粘着剤は補助フィルムに密着する。従って、後に保護フィルムから補助フィルムを剥離する場合に保護フィルム表面に粘着剤が残ることが少なくなる。この後、第2粘着層付きの補助フィルムをセパレータフィルム21と保護フィルム2の積層体に貼付ける。このとき、マージン部29と掴み片30は、セパレータフィルムの剥離面に貼り付く。
マージン部29と掴み片30の片面は、以上のように第2粘着剤層が形成されていてもよい。また、マージン部29と掴み片30の当該片面は粘着剤層がなくてもよい。粘着剤層が無い場合には、当該部分はセパレータフィルムに貼付かないが、補助フィルムは保護フィルムと対面する領域で貼付いており、実用上差し支えない。さらに、マージン部29と掴み片30の片面に第2粘着剤層が形成されていても、位置決め、貼付け操作などは、実用上阻害されない。また、補助フィルムに第2粘着剤層を全面に形成可能であり、製造上の観点からは、マージン部29と掴み片30の片面にも第2粘着剤層が形成されているほうが好ましい。
続いて、タッチパネル用保護フィルム積層体の製造方法を説明する。
(工程1)セパレータフィルム上に保護フィルムの材料シートを積層する工程
長尺帯状のシートである、保護フィルムの材料シートにアクリレート樹脂などの溶液を塗布して、広範囲に第1粘着剤層を形成する。この保護フィルムの材料シートは、基材フィルムの両面にハードコート層を形成したものでもよい。予め準備した、長尺帯状のセパレータフィルムに、第1粘着剤層を介在して保護フィルムの材料シートを貼合わせる。第1粘着剤(層)としては、粘着剤溶液に替えて、熱接着剤を用いることができ、また、両面粘着フィルムを使用することができる。両面粘着フィルムを使用する場合には、片面の粘着面に剥離フィルムが存在する状態でセパレータフィルムに貼合わせをし、その後に剥離フィルムを剥がせば、貼合わせ作業を容易に行うことができる。
(工程2)保護フィルムの材料シートの切り込み工程
セパレータフィルム上の、保護フィルムの材料シートに矩形の切り込みを入れる。切り込み加工は、通常のパンチ加工、切り込み加工などで行う。加工刃の形状を矩形にして、一回の切り込み加工で矩形の形状に切り込んでもよく、直線形状の加工刃を使用して2回以上の切り込み工程を組み合わせて矩形の切り込み線を形成してもよい。切り込み線は、保護フィルムの材料シートを貫通させるが、セパレータフィルムは切り込まない。
(工程3)保護フィルムの材料シートの取り除き工程
保護フィルムの材料シートのうちで、矩形の切り込み線よりも外側部分をセパレータフィルム上から取り除く。その結果、セパレータ表面に、矩形の形状に切り取られた保護フィルムが貼付いた状態で残る。
(工程4)補助フィルムの材料シートの貼着工程
長尺帯状の補助フィルムの材料シートにアクリレート樹脂などの溶液を塗布して、広範囲に第2粘着剤層を形成する。この補助フィルムの材料シートを、工程3で製造した、セパレータフィルムと保護フィルムの積層物上に、第2粘着剤層を介在して貼付ける。
(工程5)補助フィルムの材料シートの切り込み工程
工程4で製造した積層物の補助フィルムの材料シートに、補助フィルムの形状に対応する切り込み線加工を行う。切り込み加工は工程2で説明した加工と同様である。この結果、補助フィルムの材料シートは、一本の閉曲線である補助フィルムの形状に対応する切り込み線で分割される。
(工程6)補助フィルムの材料シートの取り除き工程
補助フィルムの材料シートのうちで、切り込み線よりも外側部分をセパレータフィルム上から取り除く。セパレータフィルムの表面には、個別に分離された保護フィルムと補助フィルムの一体物が、断続的に配置された状態になる。
(工程7)タッチパネル用保護フィルム積層体の切り離し工程
工程6で製造された連続した帯状物の所定位置で、セパレータフィルムを切断し、個別に切離してタッチパネル用保護フィルム積層体(1)を得る。
以上説明したタッチパネル用保護フィルム積層体の製造方法は、一例であり、他の製造方法で製造したタッチパネル用保護フィルム積層体もまた、本発明の範囲に含まれる。
次にタッチパネルが実装される筐体について説明する。図4は筐体の一部断面斜視図であり、図5はタッチパネル装置を説明する断面図である。
筐体41は直方体形状空間42を有し、この空間にタッチパネルが実装される。直方体形状空間42の四周囲は側壁43に取り囲まれている。側壁43には溝44が刻まれている。溝44にタッチパネル12の外周が挟み込まれる。筐体41とタッチパネル12は液晶ディスプレイ11に積層されている。
タッチパネル12は、固定電極15の上にスペーサ14を介して可動電極13が積層されている。16は、スペーサと電極固定の役目を担う両面テープである。タッチパネル12は、その輪郭線51と、溝44の上面52と下面53で筐体41に挟まれ固定されている。
ところで、タッチパネルの周辺近傍は力に弱い部分であり、入力の押圧をかけると、可動電極側に過度の曲げストレスがかかり、透明導電膜にクラックが生じ、タッチパネルの動作不良につながる。そこで、有効操作領域(線分54で示す)は、輪郭線から一定距離離れた内側に設定されている。このため、ユーザが有効操作領域以外に触れないように、輪郭線から有効操作領域の輪郭線近傍までを覆う庇47が筐体に取り付けられている。庇47の先端部は有効操作領域の端にほぼ等しい。庇47はまた、タッチパネルの輪郭線近傍にある回路などの構造物を目隠しする役割も担っている。なお、線分56はタッチパネルの可視領域を示している。
48は庇取り付け壁である。
次に、タッチパネル用保護フィルム積層体の貼付け方法を説明する。
図6は保護フィルム2と補助フィルム3の一体物をタッチパネル表面に位置付ける工程を説明するための図であり、図7は保護フィルム2と補助フィルム3の一体物を端部から徐々に、タッチパネル表面に貼付ける工程を説明するための図である。
まず、タッチパネル用保護フィルム積層体1からセパレータフィルム21を取り除く。補助フィルム3の掴み片30を保持して、図6に示すように、マージン部29の先端40を庇取り付け壁48に押付け、保護フィルム2と補助フィルム3の一体物をタッチパネル表面の適切な位置に位置付ける。
マージン部のはみ出し長さは、庇取り付け壁48にマージン部の先端40を当接させた場合に、保護フィルムがタッチパネル表面の適切な位置になるように予め定められている。
補助フィルム3は適度な可撓性を有しており、保護フィルム2と補助フィルム3の一体物を撓ませているので、この段階では第1粘着剤層は未だタッチパネル表面に貼付いていない。また、マージン部29に第2粘着剤層がある場合であっても、第2粘着剤層は弱粘着層であり、貼り付いても容易に剥がれる。さらに、マージン部29は保護フィルムよりも幅狭く形成されているので、マージン部を筐体の他の部分に接触させることなく微小な位置の修正が可能となっている。もし、適切に位置付けられない場合には、保護フィルム2と補助フィルム3の積層体を前後左右に動かして、適切な位置になるまで位置付けを行うことができる。
次に、掴み片30を保持しながら掴み片30を矢印αの方向に移動し、タッチパネルの表面と第1粘着剤層を徐々に接触させる。このようにして、掴み片30の矢印α方向への移動に伴い、気泡を取り込むことなく、保護フィルム2と補助フィルム3の一体物をタッチパネル表面に貼付けることができる。
保護フィルムが全て貼付いたら、保護フィルムをタッチパネル表面に残して、補助フィルムを取り除く。この場合にも、掴み片30を持ち替えることなくそのまま行うことができて便利である。
さらに、セパレータフィルムと保護フィルム間の貼着の初期強度(P)、保護フィルムと補助フィルム間の貼着の初期強度(Q)、保護フィルムとタッチパネル表面間の貼着の初期強度(R)が以下の式(1)を満足する。
P<Q<R (1)
よって、貼付け作業の最初の工程であるセパレータフィルムの剥離と、最後の工程である保護フィルムの表面から補助フィルムのみを剥がす作業が一層容易となる。同様に剥がす際に貼付け済みの保護フィルムが剥離されることが少なくなる。
図8は、他の形状にかかる筐体41aを使用するタッチパネル装置を説明する断面図である。図中で、図5で説明した筐体41と同一部材には同一の符号を付している。
筐体41aは、庇47aの下部奥に、クッション材49を有する。また、タッチパネル12は粘着テープ50により、ディスプレイ11の表面と固定されている。
この形状にかかる筐体41aを有するタッチパネルが実装された装置のタッチパネル表面に、保護フィルム2と補助フィルム3の一体物を貼り付ける方法は以下のとおりである。
まず、タッチパネル用保護フィルム積層体1からセパレータフィルム21を取り除く。補助フィルム3の掴み片30を保持して、マージン部29の先端40を、庇47aの下部に挿入する。マージン部29の先端40が、クッション材49の側端面に当接して、保護フィルム2と補助フィルム3の一体物がタッチパネル表面の適切な位置に位置付けられる。
マージン部のはみ出し長さは、クッション材49の側端面にマージン部の先端40を当接させた場合に、保護フィルムがタッチパネル表面の適切な位置になるように予め定められている。
その後の保護フィルムの貼付け、補助フィルムの剥離工程は、筐体41に基づき説明したと同様である。
次に、他の実施例にかかる保護フィルムの貼付け方法を説明する。
図9は、保護フィルム2と補助フィルム3の一体物をタッチパネル表面に位置付ける他の実施例にかかる工程を説明するための図である。
庇の底面とタッチパネル表面間の間隔をHで示している。当該間隔Hは補助フィルム2の厚さを超える厚さである。また、当該間隔Hは保護フィルム2と補助フィルム3の重なり部分の厚さDよりも薄い。
まず、タッチパネル用保護フィルム積層体1からセパレータフィルム21を取り除く。図9に示すように、補助フィルム3の掴み片30を保持して、マージン部29を庇の底面とタッチパネルの表面間の間隔に挿入する。補助フィルムのみ(あるいは補助フィルムと第2粘着剤層)からなるマージン部29は、当該間隔に入ることができる。しかし、保護フィルム2と補助フィルム3の重なり部分は、当該間隔の薄い厚み妨げられ、入ることが出来ない。よって、補助フィルムと一体物となっている保護フィルムは、保護フィルムの一辺が、庇47の先端部直下の位置に位置付けられることになる。ここで、マージン部のはみ出し長さは、庇先端から庇取り付け壁までの距離未満となるように予め定めておく。
その後の貼付け工程、補助フィルムのみの剥離工程は、既に説明した工程と同じである。
ここで説明した、厚さに起因した移動制限による位置付けは、図8で説明した他の形状にかかる筐体41aを有するタッチパネルが実装された装置であっても同様に実施することができる。
本発明にかかるタッチパネル用保護フィルム積層体と、タッチパネル保護フィルムを貼付ける方法は例えば、コードレス電話機、携帯電話機、電卓、サブノートパソコン、PDA、デジタルカメラ、ビデオカメラ、ゲーム機、業務用通信機器などのタッチパネルの保護フィルムと、その貼付け方法として利用され得る。
保護フィルムを貼付けたタッチパネルを有するPDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)の一部切り欠き斜視図である。 (a)はタッチパネル用保護フィルム積層体1を説明する断面図であり、(b)はタッチパネル用保護フィルム積層体1を説明する平面図である。 保護フィルムと補助フィルムの積層状態と形状を説明する分離説明図である。 筐体の一部断面斜視図である。 タッチパネル装置の断面図である。
保護フィルムと補助フィルムの一体物をタッチパネル表面に位置付ける工程を説明するための図である。 保護フィルムと補助フィルムの一体物を端部から徐々に、タッチパネル表面に貼付ける工程を説明するための図である。 他の形状にかかる筐体を使用するタッチパネル装置を説明する断面図である。 保護フィルムと補助フィルムの一体物をタッチパネル表面に位置付ける他の実施例にかかる工程を説明するための図である。
符号の説明
1 タッチパネル用保護フィルム積層体
2 保護フィルム
3 補助フィルム
11 ディスプレイ
12 タッチパネル
12s タッチパネル表面
21 セパレータフィルム
22 (貼着再剥離性層である)第1粘着剤層
24、25 ハードコート層
26 基材フィルム
27 第2粘着剤層
29 マージン部
30 掴み片
31 横辺A
32 横辺B
33 縦辺A
34 縦辺B
38、39 切欠き部
40 マージン部の先端
41、41a 筐体
42 直方体形状空間
43 側壁
44 溝
47、47a 庇
48 庇取り付け壁
49 クッション材

Claims (9)

  1. ディスプレイ上に配置され入力装置として用いられるタッチパネル(12)の表面保護のために貼付けられる保護フィルム(2)を含むタッチパネル用保護フィルム積層体(1)であって、
    セパレータフィルム(21)、
    前記セパレータフィルム(21)上にその一方の表面が貼付けられた前記保護フィルム(2)と、
    前記保護フィルム(2)の他方表面上に貼付けられた可撓性を有する補助フィルム(3)より形成され、
    前記保護フィルム(2)は、前記保護フィルム(2)上に形成された貼着再剥離性を有する材料からなる貼着再剥離性層を介して前記セパレータフィルム(21)に貼付けられ、
    前記保護フィルム(2)は矩形であり、一対の対辺である横辺A(31)、横辺B(32)と、他の一対の対辺である縦辺A(33)と縦辺B(34)を有し、
    前記補助フィルム(3)は、前記保護フィルム(2)の前記縦辺A(33)を越えて前記保護フィルム(2)の外側にはみ出した位置決め用のマージン部(29)と、前記保護フィルム(2)の前記縦辺B(34)を越えて前記保護フィルム(2)の外側にはみ出した掴み片(30)を有し、かつ、
    前記保護フィルム(2)の前記横辺A(31)、前記横辺B(32)は、前記補助フィルム(3)の横辺(18)(19)と上下方向で一致しているタッチパネル用保護フィルム積層体(1)。
  2. 前記マージン部(29)の幅(W1)が、前記縦辺A(33)の幅(W3)よりも短いことを特徴とする請求項1記載のタッチパネル用保護フィルム積層体(1)。
  3. 前記保護フィルム(2)は、基材フィルム(26)の両面にハードコート層(24)(25)が形成されているものである請求項1乃至2いずれか記載のタッチパネル用保護フィルム積層体(1)。
  4. 前記補助フィルム(3)と前記保護フィルム(2)は、前記補助フィルム(3)の下面に形成された第2粘着剤層(27)により前記保護フィルム(2)に貼付けられ、前記保護フィルム(2)の下面に形成された前記貼着再剥離性層は第1粘着剤層(22)である請求項1乃至3いずれか記載のタッチパネル用保護フィルム積層体(1)。
  5. 前記セパレータフィルム(21)と前記保護フィルム(2)間の貼着の初期強度(P)、前記保護フィルム(2)と前記補助フィルム(3)間の貼着の初期強度(Q)、前記保護フィルム(2)をタッチパネル(12)の表面に貼着した場合の前記保護フィルム(2)と前記タッチパネル表面間の貼着の初期強度(R)が以下の式(1)を満足する請求項1乃至4いずれか記載のタッチパネル用保護フィルム積層体(1)。
    P<Q<R (1)
  6. 筐体(41)に形成された直方体形状空間(42)に矩形のタッチパネル(12)の4周辺が嵌め込まれ、かつ、前記直方体形状空間(42)が作る少なくとも1辺の上には前記筐体(41)から延びる庇(47)が形成されており、
    前記筐体(41)に前記タッチパネル(12)が実装された装置に、保護フィルム(2)を貼付ける方法であって、以下の工程からなるタッチパネル用保護フィルムの貼付け方法。
    イ 請求項1乃至5いずれか記載のタッチパネル用保護フィルム積層体(1)を準備する工程
    ロ 前記タッチパネル用保護フィルム積層体(1)からセパレータフィルム(21)を取り除く工程
    ハ 前記マージン部(29)を前記庇(47)の下部に挿入し、前記保護フィルム(2)と前記補助フィルム(3)の一体物を前記タッチパネル(12)に位置決めする工程
    ニ 前記保護フィルム(2)と前記補助フィルム(3)の一体物を前記タッチパネル(12)の表面に貼付ける工程
    ホ 前記保護フィルム(2)と前記補助フィルム(3)の一体物が貼付けられた前記タッチパネル(12)の表面から、前記補助フィルム(3)を取り除く工程
  7. 筐体(41)に形成された直方体形状空間(42)に矩形のタッチパネル(12)の4周辺が嵌め込まれ、かつ、前記直方体形状空間(42)が作る少なくとも1辺の上には前記筐体(41)から延びる庇(47)が形成され、
    前記庇(47)の底面と前記タッチパネル(12)表面の間隔(H)が、前記補助フィルム(3)の厚さを越え、かつ、前記補助フィルム(3)と前記保護フィルム(2)の重なり部分の厚さ(D)未満である構造を有する前記タッチパネル(12)が実装された装置に、前記保護フィルム(2)を貼付ける方法であって、以下の工程からなるタッチパネル用保護フィルム(2)の貼付け方法。
    イ 請求項1乃至5いずれか記載のタッチパネル用保護フィルム積層体(1)を準備する工程
    ロ 前記タッチパネル用保護フィルム積層体(1)からセパレータフィルム(21)を取り除く工程
    ハ 前記マージン部(29)を先頭にして、前記保護フィルム(2)と前記補助フィルム(3)の一体物を前記庇(47)の底面と前記タッチパネル(12)表面の間隔部分に入れ、前記庇(47)の底面と前記タッチパネル(12)表面の間隔により前記一体物が停止する位置まで前記一体物を押し入れ、前記一体物を前記筐体(41)に位置決めする工程
    ニ 前記保護フィルム(2)と前記補助フィルム(3)の一体物を前記タッチパネル(12)の表面に貼付ける工程
    ホ 前記保護フィルム(2)と前記補助フィルム(3)の一体物が貼付けられた前記タッチパネル(12)の表面から、前記補助フィルム(3)を取り除く工程
  8. 筐体(41)に形成された直方体形状空間(42)に矩形のタッチパネル(12)の4周辺が嵌め込まれ、かつ、前記直方体形状空間(42)が作る少なくとも1辺の上には前記筐体(41)から延びる庇(47)が形成され、
    前記筐体(41)に前記タッチパネル(12)が実装された装置に、
    請求項1乃至5いずれか記載のタッチパネル用保護フィルム積層体(1)からセパレータフィルム(21)を取り除き、
    前記マージン部(29)を前記庇(47)の下部に挿入し、前記保護フィルム(2)と前記補助フィルム(3)の一体物を前記タッチパネル(12)に位置決めした状態で、
    前記タッチパネル(12)の表面に、前記保護フィルム(2)と前記補助フィルム(3)の一体物が貼付けられたタッチパネル装置。
  9. 筐体(41)に形成された直方体形状空間(42)に矩形のタッチパネル(12)の4周辺が嵌め込まれ、かつ、前記直方体形状空間(42)が作る少なくとも1辺の上には前記筐体(41)から延びる庇(47)が形成され、
    前記庇(47)の底面と前記タッチパネル(12)表面の間隔(H)が、前記補助フィルム(3)の厚さを越え、かつ、前記補助フィルム(3)と前記保護フィルム(2)の重なり部分の厚さ(D)未満である構造を有する前記タッチパネル(12)が実装された装置に、
    請求項1乃至5いずれか記載のタッチパネル用保護フィルム積層体(1)からセパレータフィルム(21)を取り除き、
    前記マージン部(29)を先頭にして、前記保護フィルム(2)と前記補助フィルム(3)の一体物を前記庇(47)の底面と前記タッチパネル(12)表面の間隔部分に入れ、前記庇(47)の底面と前記タッチパネル(12)表面の間隔により前記一体物が停止する位置まで前記一体物を押し入れた状態で、
    前記タッチパネル(12)の表面に、前記保護フィルム(2)と前記補助フィルム(3)の一体物が貼付けられたタッチパネル装置。
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