JP2006155260A - 変更データ送信装置、及び変更データ送信方法 - Google Patents

変更データ送信装置、及び変更データ送信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】設計データを変更する旨の変更データを統合して送信する変更データ送信装置を提供する。
【解決手段】記憶部13と、変更データを受け付ける変更データ受付部11と、変更データ受付部11が受け付けた変更データを記憶部13に蓄積する変更データ蓄積部12と、変更データの送信先の装置が稼動中であるかどうかを判断する送信先判断部16と、送信先の装置が稼動中であると判断された場合に、記憶部13が記憶している変更データを送信する変更データ送信部17と、未送信の変更データを記憶部13が記憶しているかどうか判断する記憶判断部14と、未送信の変更データを記憶部13が記憶していると判断された場合に、変更データ受付部11が新たに受け付けた変更データと、未送信の変更データとを統合する変更データ統合部15とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、設計に関するデータである設計データを変更する旨のデータである変更データを送信する変更データ送信装置等に関する。
設計に関するデータである設計データは、設計段階において、あるいはその後の生産準備段階や生産段階においても変更されることがある。設計データが変更された場合には、変更前の設計データを有している拠点における装置(例えば、設計データに基づいて生産を行う生産現場や、設計データに基づいて部品等の発注を行う発注拠点等における装置)に対して設計データを変更する旨のデータである変更データを送信しなければならない。なお、送信先の装置が稼動中である場合には、できるだけ早く設計データの変更を生産現場等において反映させることができるようにするために、設計データに変更が生じた時点で、その変更を示す変更データを送信先の装置に送信し、送信先の装置が稼動中でない場合には、変更データを保持しておき、送信先の装置が稼動されてから変更データを送信するという処理がなされていた。例えば、変更データを送信する装置と、変更データを受信する装置とが同一の国内にない場合には、時差によって就業時間等が異なっているために装置の稼働時間が異なっている場合もあり得る。そのような場合には、変更データが保持されて、送信先の装置が稼動してから変更データを送信することとなる。
なお、本発明に関連する従来の技術として、データの同期に関する変更ログを統合する技術が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−163137号公報(第1頁、第1図等)
一方、設計データに関する複数回の変更が行われ、複数の変更データによって設計データが変更される場合もあり得る。その場合に、送信先の装置が稼動してから、保持していた複数の変更データを一括して送信したのでは、送信先の装置において混乱の生じる場合もあり得るという問題があった。例えば、A部品でなくB部品を用いるようになった旨の変更データT1と、B部品でなくC部品を用いるようになった旨の変更データT2とを一括して送信した場合に、送信先の装置において、変更データT1に基づいてA部品の発注の停止とB部品の新たな発注が行われ、その後、変更データT2に基づいてB部品の発注の停止とC部品の新たな発注が行われたとする。この場合には、変更データT1,T2の送信先の装置において、B部品に関する新たな発注と、その発注の停止とがほぼ同時に行われることとなり、どの部品の発注が停止され、どの部品が新たに発注されたのかについて混乱の生じることもあり得る。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、設計データの変更をできるだけ早く反映する変更データ送信装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による変更データ送信装置は、設計に関するデータである設計データを変更する旨のデータである変更データを受け付ける変更データ受付部と、前記変更データが蓄積される記憶部と、前記変更データ受付部が受け付けた前記変更データを前記記憶部に蓄積する変更データ蓄積部と、前記変更データの送信先の装置が稼動中であるかどうかを判断する送信先判断部と、前記送信先の装置が稼動中であると前記送信先判断部が判断した場合に、前記記憶部が記憶している前記変更データを前記送信先の装置に送信する変更データ送信部と、前記変更データ送信部が送信していない前記変更データを前記記憶部が記憶しているかどうか判断する記憶判断部と、前記記憶判断部により
、前記変更データ送信部が送信していない前記変更データを前記記憶部が記憶していると判断された場合に、前記変更データ受付部が新たに受け付けた前記変更データと、前記変更データ送信部が送信していない前記変更データとを統合する変更データ統合部と、を備えたものである。
このような構成により、複数の変更データを統合して送信することができ、その結果、例えば、変更データの送信先の装置において複数の変更データに関する処理が順番に行われることによって生じる混乱を回避することができる。また、送信先の装置において、複数の変更データを統合するための装置が不要であり、このことは特に、送信先の装置が複数個存在する場合に有効である。
また、本発明による変更データ送信装置では、前記記憶判断部が、前記変更データ受付部が新たな前記変更データを受け付けた時点に前記判断を行ってもよい。
このような構成により、記憶部において記憶されている変更データを常に最新の変更データ、あるいは最新の変更データと統合されたものとすることができる。
また、本発明による変更データ送信装置では、前記変更データ統合部は、前記統合後の変更データが前記設計データを変更しない旨である場合に、当該統合後の変更データを廃棄してもよい。
このような構成により、設計データになんら変更を生じない無駄な変更データを送信先に送信することを回避でき、無駄な通信や処理等を省くことができる。
本発明による変更データ送信装置等によれば、複数の変更データを統合して送信することができ、その結果、例えば、その変更データの送信先の装置における混乱等を回避することができ得る。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1による変更データ送信装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態による変更データ送信装置の構成を示すブロック図である。図1において、本実施の形態による変更データ送信装置は、変更データ受付部11と、変更データ蓄積部12と、記憶部13と、記憶判断部14と、変更データ統合部15と、送信先判断部16と、変更データ送信部17とを備える。
変更データ受付部11は、変更データを受け付ける。ここで、変更データとは、設計データを変更する旨のデータである。この変更データは、設計データの変更を、例えば、設計データの古い(変更前の)データと、新しい(変更後の)データとの対応を示すデータ(以下、「新旧データ」という)であってもよく、あるいは、変更後の設計データを示すデータであってもよく、設計データの変更を示すどのようなデータであってもよい。変更データが新旧データである場合には、例えば、変更のある部品に関する部分のみのデータ(以下、「差分データ」という)であってもよく、変更のない部品をも含んだ設計データ全体の新旧の対応を示すデータ(以下、「全体の新旧データ」という)であってもよい。なお、本実施の形態では、変更データが全体の新旧データである場合について説明する。設計データとは、設計に関するデータであり、例えば、所定の製品を製造するために必要な部品の種類やその部品の個数、その部品の位置等の情報を有するデータである。この設計データは、例えば、製品の生産段階で用いられてもよく、製品の生産に必要な部品等の発注段階で用いられてもよい。変更データ受付部11は、例えば、入力デバイス(例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなど)から入力された変更データを受け付けてもよ
く、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された変更データを受け付けてもよく、所定の記録媒体(例えば、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)から読み出された変更データを受け付けてもよい。
変更データ蓄積部12は、変更データ受付部11が受け付けた変更データを記憶部13に蓄積する。
記憶部13は、変更データ蓄積部12が蓄積した変更データを記憶している。この記憶部13は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現され得る。記憶部13での記憶は、変更データのRAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、磁気ディスク等による長期的な記憶でもよい。
記憶判断部14は、変更データ送信部17が送信していない変更データを記憶部13が記憶しているかどうか判断する。この判断のタイミングは、所定のイベント(例えば、変更データ受付部11が新たな変更データを受け付けたこと)をトリガーとするものであってもよく、所定の期間ごと(例えば、1時間ごとなど)であってもよく、その他のタイミングであってもよい。本実施の形態では、変更データ受付部11が新たな変更データを受け付けた時点に判断が行われるものとする。
変更データ統合部15は、記憶判断部14により、変更データ送信部17が送信していない変更データを記憶部13が記憶していると判断された場合に、変更データ受付部11が新たに受け付けた変更データと、記憶部13において記憶されており、変更データ送信部17が送信していない変更データとを統合する。例えば、変更データ統合部15は、設計データD1を設計データD2に変更する変更データT1と、設計データD2を設計データD3に変更する変更データT2とを統合し、設計データD1を設計データD3に変更する変更データT3を生成する。
送信先判断部16は、変更データの送信先の装置が稼動中であるかどうかを判断する。変更データの送信先の装置は、変更データ送信装置によって送信された変更データを受け取り、その変更データによって変更された設計データを用いる装置であり、あらかじめ決められている。稼動中であるかどうかについては、例えば、送信先の装置が物理的に稼動中であるかどうか、すなわち、送信先の装置が変更データを受信可能な状態であるかどうかによって判断してもよく、あるいは、送信先の装置が物理的に稼動中であり、かつ、送信された変更データを送信先の装置が用いる状態にあるかどうかによって判断してもよい。ここで、送信先の装置が物理的に稼動中であるが、変更データが用いられない状況としては、例えば、その送信先の装置が設置されている工場の就業時間を過ぎている場合や、その工場の休業日である場合などがある。送信先の装置が物理的に稼動中であるかどうかの判断は、例えば、送信先判断部16が、送信先の装置が稼動中であるかどうかを確認する所定のデータを送信先の装置に送信し、その送信したデータに対して返信されたデータを受信する(もしくは、受信しない)ことによって判断してもよい。また、送信先の装置が変更データを用いる状況にあるかどうかについては、例えば、送信先判断部16が、送信先の装置の稼動時間(例えば、送信先の装置が設置されている工場の就業時間)に関するスケジュール情報を保持しており、その保持しているスケジュール情報に基づいて、現在の時刻において送信先の装置が変更データを用いる状況にあるかどうかを判断してもよい。
変更データ送信部17は、送信先の装置が稼動中であると送信先判断部16が判断した場合に、記憶部13が記憶している変更データを送信する。なお、変更データ送信部17は、データの送信を行うための送信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい(この場合には、変更データ送信部17と通信回線との間に図示しない通信デバイスが存在することとなる)。また、変更データ送
信部17は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは送信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。また、変更データ送信部17は、記憶部13が記憶している変更データを送信に適した所定のフォーマットに変換してから送信してもよい。
次に、本実施の形態による変更データ送信装置の動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS101)変更データ受付部11は、変更データを受け付けたかどうか判断する。そして、変更データを受け付けた場合には、その旨を記憶判断部14に渡してステップS102に進み、そうでない場合には、ステップS105に進む。なお、変更データ受付部11は、受け付けた変更データが変更データ蓄積部12や変更データ統合部15によって蓄積や統合されるまで、変更データ受付部11が有する図示しない記憶媒体で、その受け付けた変更データを一時的に記憶しているものとする。
(ステップS102)記憶判断部14は、変更データ受付部11が新たに受け付けた変更データに対応する未送信の変更データが記憶部13で記憶されているかどうか判断する。そして、その変更データが記憶部13で記憶されている場合には、その旨を変更データ統合部15に渡してステップS104に進み、そうでない場合には、その旨を変更データ受付部11に渡してステップS103に進む。
(ステップS103)変更データ受付部11は、受け付けた変更データを変更データ蓄積部12に渡す。変更データ蓄積部12は、変更データ受付部11から受け取った変更データを記憶部13に蓄積する。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS104)変更データ統合部15は、変更データ受付部11で新たに受け付けられた変更データと、その変更データの受け付けより以前から記憶部13で記憶されている未送信の変更データとを統合して新たな変更データを構成し、その変更データを記憶部13に蓄積する。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS105)変更データ送信部17は、未送信の変更データが記憶部13で記憶されているかどうか判断する。そして、記憶されている場合には、その旨を送信先判断部16に渡してステップS106に進み、そうでない場合には、ステップS101に戻る。
(ステップS106)送信先判断部16は、記憶部13で記憶されている未送信の変更データを送信可能かどうか判断する。具体的には、その未送信の変更データの送信先が稼動中であるかどうか判断する。そして、送信先が稼動中であり送信可能である場合には、その旨を変更データ送信部17に渡してステップS107に進み、そうでない場合には、ステップS101に戻る。
(ステップS107)変更データ送信部17は、記憶部13で記憶されている未送信の変更データを送信する。
(ステップS108)変更データ送信部17は、記憶部13で記憶されており、ステップS107で送信した変更データを削除する。そして、ステップS101に戻る。
次に、本実施の形態による変更データ送信装置の動作について、具体例を用いて説明する。この具体例では、図3で示すように、変更データ送信装置1と、設計データ管理装置2と、設計データ処理装置3とが有線または無線の通信回線4を介して接続されており、システムが構成されているとする。ここで、設計データ管理装置2は、設計データや変更データを生成する装置である。設計データ処理装置3は、設計データに基づいて、処理を
行う装置であり、例えば、設計データに基づいた部品の発注等を行う。通信回線4は、例えば、インターネットやイントラネットである。
まず、設計データ管理装置2において設計データが生成され、その設計データが変更データ送信装置1に送信され、変更データ送信装置1から設計データ処理装置3に送信されたとする。その後、設計データ管理装置2において、その設計データに対する変更データが生成され、変更データ送信装置1に送信されたとする。すると、その変更データは、変更データ受付部11で受け付けられ(ステップS101)、記憶判断部14によって、対応する未送信の変更データが記憶されていないと判断される(ステップS102)。その結果、その受け付けられた変更データは、変更データ蓄積部12によって記憶部13に蓄積される(ステップS103)。
このようにして蓄積された変更データは、図4(a)で示されるものであるとする。図4(a)は、全体の新旧データの一例を示す図である。ここで、図4(a)の変更データにおいて、「CS−001A」は、設計データに対応する製品を識別する製品番号である。また、「OLD」の列には、設計データに含まれる変更前の各部品の部品番号が対応している。また、「NEW」の列には、設計データに含まれる変更後の各部品の部品番号が対応している。この図4(a)で示される変更データでは、部品「RH850」が部品「H851」に変更される旨が示されている。
図4(a)で示される変更データが記憶部13で記憶されているため、変更データ送信部17は、未送信の変更データが記憶部13で記憶されていると判断する(ステップS101、S105)。そして、送信先判断部16は、送信先の装置である設計データ処理装置3が稼動中であるかどうか判断する(ステップS106)。具体的には、送信先判断部16は、設計データ処理装置3に対して、設計データ処理装置3が稼動中であるかどうかを確認するためのデータを送信する。そのデータの送信に対して返信がなかったとすると、返信があるまで待ち続ける(ステップS101,S105,S106)。
設計データ処理装置3からの返信を待っている間に、再度、設計データに関する変更が生じ、設計データ管理装置2から変更データ送信装置1に図4(b)で示す変更データが送信されたとする。すると、その変更データが変更データ受付部11で受け付けられる(ステップS101)。この変更データでは、部品「H851」が部品「H859」に変更され、部品「H321」が部品「H325」に変更される旨が示されている。その変更データ受付部11で新たに受け付けられた変更データに含まれる製品番号「CS−001A」に対応する変更データが記憶部13で記憶されているため、変更データ受付部11で受け付けられた新たな変更データに対応する未送信の変更データが記憶部13で記憶されていると判断される(ステップS102)。その結果、変更データ統合部15は、変更データ受付部11で受け付けられた変更データ(図4(b))と、記憶部13で記憶されている未送信の変更データ(図4(a))とを統合する(ステップS104)。その統合後の変更データは、図4(c)で示されるように、部品「RH850」が部品「H859」に変更され、部品「H321」が部品「H325」に変更される旨を示すものである。なお、変更データ統合部15が統合後の図4(c)で示される変更データを記憶部13に上書きで蓄積することにより、それまでに記憶されていた図4(a)で示される変更データは削除される。
設計データ処理装置3が稼動中となると、送信先判断部16が設計データ処理装置3からの返信を受け付ける。その結果、送信先判断部16は、送信先の装置である設計データ処理装置3が稼動中であり、変更データを送信可能であると判断し(ステップS106)、その旨を変更データ送信部17に渡す。すると、変更データ送信部17は、設計データ処理装置3に対して記憶部13が記憶している図4(c)で示される変更データを送信す
る(ステップS107)。その後、変更データ送信部17は、送信した変更データを記憶部13から削除する(ステップS108)。
以上のように、本実施の形態による変更データ送信装置では、設計データの変更をできるだけ早く反映することができるように、送信先の装置が稼動中である場合には、受け付けた変更データをそのまま送信すると共に、送信先の装置が稼動中でない状況において複数の変更データが受け付けられた場合には、その複数の変更データを統合し、送信先の装置が稼動中となった後に送信することで、複数個の変更データが一括して送信先の装置に送信される事態を防止することができる。その結果、例えば、送信先の装置において、一括して送信された複数個の変更データに基づいて、部品の発注やその発注の取り消し等を複数回にわたって実行するような事態を防止することができ、変更データの送信先における混乱を回避することができる。また、変更データの送信先の装置において、複数個の変更データに関する無駄な処理を行う必要がなくなり、送信先の装置における処理量を低減させることもできる。
このように、本実施の形態による変更データ送信装置によれば、送信先の装置において設計データの変更を早期に反映させることができるという効果と、送信先における混乱を防止することができるという効果を得ることができる。
なお、変更データの統合は、送信先の装置においても行うことが可能ではあるが、本実施の形態による変更データ送信装置では、変更データの送信元で変更データの統合を行うため、例えば、変更データの送信先が複数あるような場合であっても、変更データの統合を送信先の装置のぞれぞれで行う必要がなくなり、各送信先の装置に変更データを統合するための機能を備える必要がなく、各送信先の装置における処理量を低減させることができ、また、各送信先の装置のコストの低減を実現することができ得る。また、送信先の装置におけるメンテナンス性が低下するようなこともない。
また、変更データを統合することにより、記憶部13において必要な記憶容量を低減させることができ、さらに、送信する変更データのデータ容量が小さくなるため、変更データの送信による通信の負荷を軽減することができる。
また、上記具体例では、変更データの送信先が1つである場合について説明したが、変更データの送信先が複数個ある場合(例えば、日本にある変更データ送信装置から日本の生産拠点と、マレーシアの生産拠点とに変更データを送信する場合など)には、変更データの送信先が複数個であってもよい。送信先の装置が複数の国に散在している場合には、送信先の装置の稼働時間が異なっていることも多く、そのような場合に、送信先の装置が稼動中となるまでに受け付けた変更データを統合して、送信先の装置が稼動中となった後に送信することは特に有効である。
また、本実施の形態において、変更データ統合部15は、統合後の変更データが設計データを変更しない旨である場合に、統合後の変更データを廃棄してもよい。例えば、図4(a)で示される変更データが記憶部13において未送信の変更データとして記憶されている場合に、部品「H851」が部品「RH850」に変更される旨を示す変更データが変更データ受付部11で受け付けられ、その変更データと記憶されている変更データとが統合された場合には、実質的に設計データを変更しない旨の変更データとなる。この場合には、その統合後の変更データを廃棄することにより、無駄な変更データを送信先の装置に送信する事態を回避することができる。なお、変更データを廃棄するとは、例えば、その変更データを削除することであってもよく、あるいは、そのデータを送信しない旨を示すフラグをその変更データに対応付けて設定することなどであってもよい。
また、上記具体例では、変更データの統合後に、それまでに記憶されていた変更データを削除する場合について説明したが、これは一例であって、変更データの統合後にも、その統合に用いた変更データを削除せず、統合に用いられた変更データである旨を示すフラグを、変更データの統合に用いられた記憶部13で記憶されている変更データに対して設定し、そのフラグの設定された変更データを、その後は変更データの統合において用いないようにしてもよい。
また、本実施の形態では、変更データの送信後に送信した変更データを削除する場合について説明したが、変更データの送信後であっても、送信した変更データを削除せず、送信した旨を示すフラグを送信した変更データに対応付けて設定するようにしてもよい。このようにすることで、記憶判断部14は、記憶部13で記憶されている変更データが未送信のものであるのか、送信済みのものであるのかを判断することができる。
また、本実施の形態では、変更データ受付部11で新たに受け付けられた変更データを、記憶部13に蓄積する前に、記憶部13で記憶されている未送信の変更データと統合する場合について説明したが、これは一例であって、例えば、変更データ受付部11で受け付けられた変更データをすべて記憶部13に蓄積し、その蓄積された変更データに関して、以前から記憶されていた未送信の変更データ(すなわち、古い変更データ)と、新たに受け付けられた変更データ(すなわち、最新の変更データ)とを統合するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、変更データを統合するタイミングを、新たな変更データが受け付けられた時点である場合について説明したが、変更データを統合するタイミングは、変更データが送信される以前の時点であれば、任意である。例えば、変更データを送信する直前に、統合すべき変更データがある場合には統合を行ってから送信するようにしてもよい。
また、変更データ統合部15は、複数回にわたって変更データの統合を行ってもよい。例えば、変更データ統合部15は、変更データT1と変更データT2とを統合して変更データT3を生成し、その後、新たに受け付けられた変更データT4と、統合後の変更データT3とを統合して変更データT5を生成する、という処理を繰り返して行ってもよい。
また、本実施の形態において、変更データ送信装置は、変更される前の設計データ(例えば、図3の設計データ管理装置2の生成した設計データ)を送信先の装置に送信してもよい。この場合には、「変更データ」に「設計データ」が含まれるものとする。したがって、記憶部13において未送信の「設計データ」が記憶されている場合にその「設計データ」を変更する旨の変更データが受け付けられた場合には、その変更データと設計データとが統合されるものとする。
また、変更データには、変更データが有効となる時点を示す情報が含まれていてもよい。この情報は、変更データの示す設計データの変更がどの時点から有効となるのかを示すものであり、例えば、2004年1月5日というように有効開始日として示される。
また、変更データの送信先が複数である場合には、送信先ごとに稼動中かどうかを判断し、稼動中である送信先についてのみ変更データを送信してもよい。その場合には、送信先ごとに所定の変更データを送信したかどうかを示す情報を変更データ送信部17が保持していてもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2による変更データ送信装置について、図面を参照しながら説明す
る。
図5は、本実施の形態による変更データ送信装置の構成を示すブロック図である。図5において、本実施の形態による変更データ送信装置は、変更データ受付部11と、変更データ蓄積部21と、記憶部13と、記憶判断部22と、変更データ統合部23と、送信先判断部16と、変更データ送信部17とを備える。ここで、本実施の形態では、変更データ受付部11が受け付ける変更データは、1以上のレコードから構成されるものであり、新旧データであるとする。変更データ蓄積部21、記憶判断部22、変更データ統合部23以外の構成及び動作は、実施の形態1と同様であり、その説明を省略する。
変更データ蓄積部21は、記憶部13への変更データの蓄積をレコード単位で行う以外、実施の形態1による変更データ蓄積部12と同様のものである。
記憶判断部22は、変更データ送信部17が送信していない変更データを記憶部13が記憶しているかどうかの判断を、変更データのレコード単位で行う以外、実施の形態1による記憶判断部14と同様のものである。
変更データ統合部23は、記憶判断部22により、変更データ送信部17が送信していない変更データを記憶部13が記憶していると判断された場合、すなわち、変更データ送信部17が送信していない変更データに、変更データ受付部11が受け付けた変更データのレコードに対応するレコードが含まれている場合に、変更データの統合を行う。ここで、変更データの統合とは、例えば、記憶部13が記憶している変更データのレコードを、変更データ受付部11が受け付けた変更データのレコードに基づいて更新することや、記憶部13が記憶している変更データのレコードを削除することである。
図6は、本実施の形態による変更データ送信装置の動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、ステップS201、S202以外の処理は、実施の形態1における図2のフローチャートの説明と同様であり、その説明を省略する。
(ステップS201)記憶判断部22は、変更データ受付部11が新たに受け付けた変更データのすべてのレコードについて処理を行ったかどうか判断する。そして、すべてのレコードについて処理を行った場合には、ステップS101に戻り、まだ処理を行っていないレコードがある場合には、そのレコードについて処理を行うためにステップS202に進む。
(ステップS202)変更データ蓄積部21、記憶判断部22、変更データ統合部23は、変更データ受付部11が受け付けた変更データの未処理のレコードについて、レコードの統合等の処理を行う。そして、ステップS201に戻る。この処理の詳細については、後述する。なお、変更データ受付部11が受け付ける変更データが全体の新旧データであるのか、あるいは、差分データであるのかによって、また、変更データ送信部17が送信する変更データが全体の新旧データであるのか、あるいは、差分データであるのかによって、このステップS202の処理内容が異なるため、それらを以下の具体例において場合分けして説明する。
次に、本実施の形態による変更データ送信装置の動作について、具体例を用いて説明する。なお、変更データ蓄積部21、記憶判断部22、変更データ統合部23に関する以外の点については、上記実施の形態1の具体例と同様であるとする。また、変更データの送信等の上記実施の形態1の具体例の説明と重複する部分については、その説明を省略する。
[具体例1]
この具体例では、変更データ受付部11が差分データを受け付け、変更データ送信部1
7が差分データを送信する場合の処理について説明する。図7は、ステップS202の処理の詳細を説明するためのフローチャートである。図8は、この具体例における変更データの一例を示す図である。図8(a)は、変更データ受付部11が変更データを受け付ける以前に記憶部13において記憶されている変更データの一例を示す図である。図8(b)は、変更データ受付部11が受け付けた変更データの一例を示す図である。図8(c)は、変更データ受付部11が受け付けた変更データに基づいた処理が行われた後の、記憶部13において記憶されている変更データの一例を示す図である。図8で示されるように、変更データ(差分データ)の各レコードには、対応する製品番号を示すデータと、変更前の部品を示すデータ(フィールド「OLD」の属性値)と、変更後の部品を示すデータ(フィールド「NEW」の属性値)とが含まれる。
(ステップS301)記憶判断部22は、変更データ受付部11が受け付けた変更データの未処理レコードのうち、ステップS202で処理を行うレコード(以下、「処理対象レコード」という)に対応するレコード(ただし、変更データ送信部17によって未送信のレコード)が記憶部13で記憶されているかどうか判断する。そして、対応するレコードが記憶されている場合には、ステップS302に進み、そうでない場合には、その処理対象レコードを蓄積する旨の指示を変更データ蓄積部21に渡してステップS305に進む。ここで、処理対象レコードに対応する、記憶部13で記憶されているレコードとは、処理対象レコードと製品番号が等しく、また、処理対象レコードの変更前の部品を、変更後の部品とするレコードのことである。
(ステップS302)記憶判断部22は、処理対象レコードに基づいて、そのレコードに対応する記憶部13で記憶されているレコードを更新した場合に、その更新後の変更データのレコードにおいて、変更前の部品と、変更後の部品とが等しくなるかどうか判断する。具体的には、処理対象レコードの変更後の部品と、その処理対象レコードに対応する記憶部13で記憶されているレコードの変更前の部品とが等しい場合には、更新後の変更データのレコードにおいて、変更前の部品と、変更後の部品とが等しくなると判断する。そして、更新後の変更データのレコードにおいて、変更前の部品と、変更後の部品とが等しくなると判断した場合には、処理対象レコードに対応するレコードを削除する旨の指示を変更データ統合部23に渡してステップS303に進み、そうでない場合には、処理対象レコードに基づいて、その処理対象レコードに対応するレコードを更新する旨の指示を変更データ統合部23に渡してステップS304に進む。
(ステップS303)変更データ統合部23は、処理対象レコードに対応するレコードを記憶部13から削除する。そして、ステップS201に戻る。
(ステップS304)変更データ統合部23は、処理対象レコードに基づいて、その処理対象レコードに対応するレコードを更新する。具体的には、処理対象レコードの変更後の部品を示すデータを、その処理対象レコードに対応する記憶部13で記憶されているレコードの変更後の部品を示すデータとする。そして、ステップS201に戻る。
(ステップS305)変更データ蓄積部21は、処理対象レコードを記憶部13に蓄積する。そして、ステップS201に戻る。
まず、記憶部13において図8(a)で示される変更データが記憶されているときに、変更データ受付部11において図8(b)で示される変更データが受け付けられたとする(ステップS101)。すると、記憶判断部22は、未処理のレコードがあると判断し(ステップS201)、まず、図8(b)の1番目のレコードの処理を行う(ステップS202)。
図8(a)の1番目のレコードは、図8(b)の1番目のレコードと製品番号「001A」が同じであり、また、図8(a)の1番目のレコードの変更後の部品「B」は、図8
(b)の1番目のレコードの変更前の部品「B」と等しいため、記憶判断部22は、図8(b)の1番目のレコードに対応するレコードがあると判断する(ステップS301)。また、図8(a)の1番目のレコードの変更前の部品「A」は、図8(b)の1番目のレコードの変更後の部品「C」とは等しくないため、記憶判断部22は、更新後のレコードにおいて、変更前の部品と変更後の部品が等しくならないと判断する(ステップS302)。その結果、変更データ統合部23は、図8(b)の1番目のレコードに基づいて、図8(a)の1番目のレコードを更新する(ステップS304)。その更新後のレコードは、図8(c)の1番目のレコードである。
同様にして、記憶判断部22は次に、図8(b)の2番目のレコードについて、図8(a)の2番目のレコードが対応するレコードであるため、対応するレコードがあると判断する(ステップS301)。この場合には、図8(a)の2番目のレコードの変更前の部品「F」は、図8(b)の2番目のレコードの変更後の部品「F」と等しいため、記憶判断部22は、更新後のレコードにおいて、変更前の部品と変更後の部品が等しくなると判断する(ステップS302)。その結果、変更データ統合部23は、図8(a)の2番目のレコードを削除する(ステップS303)。
同様にして、記憶判断部22は次に、図8(b)の3番目のレコードについて、図8(a)において対応するレコードがないと判断する(ステップS301)。その結果、図8(b)の3番目のレコードが記憶部13で記憶されている変更データに蓄積される(ステップS305)。このようにして、記憶部13が記憶している変更データは、図8(c)で示されるようになる。この後の処理については、実施の形態1における具体例と同様であり、その説明を省略する。
[具体例2]
この具体例では、変更データ受付部11が全体の新旧データを受け付け、変更データ送信部17が差分データを送信する場合の処理について説明する。図9は、ステップS202の処理の詳細を説明するためのフローチャートである。なお、図9のフローチャートにおいて、ステップS401以外の処理は、具体例1の図7のフローチャートの説明と同様であり、その説明を省略する。図10は、この具体例における変更データの一例を示す図である。図10(a)は、変更データ受付部11が変更データを受け付ける以前に記憶部13において記憶されている変更データの一例を示す図である。図10(b)は、変更データ受付部11が受け付けた変更データの一例を示す図である。図10(c)は、変更データ受付部11が受け付けた変更データに基づいた処理が行われた後の、記憶部13において記憶されている変更データの一例を示す図である。図10で示されるように、変更データ(新旧データ)の各レコードには、対応する製品番号を示すデータと、変更前の部品を示すデータ(フィールド「OLD」の属性値)と、変更後の部品を示すデータ(フィールド「NEW」の属性値)とが含まれる。
(ステップS401)記憶判断部22は、変更データ受付部11が受け付けた変更データの未処理レコードのうち、あるレコードの変更後の部品と、変更前の部品とが等しいかどうか判断する。そして、等しい場合には、ステップS201に戻り、等しくない場合には、ステップS301に進む。
まず、記憶部13において図10(a)で示される変更データが記憶されているときに、変更データ受付部11において図10(b)で示される変更データが受け付けられたとする(ステップS101)。すると、記憶判断部22は、未処理のレコードがあると判断し(ステップS201)、まず、図10(b)の1番目のレコードの処理を行う(ステップS202)。
図10(b)の1番目のレコードにおいて、変更前の部品「B」と、変更後の部品「C」とは異なると記憶判断部22によって判断される(ステップS401)。この後の処理は、上記具体例1と同様であり、その説明を省略する。図10(b)の2番目のレコードについても同様である。
図10(b)の3番目のレコードにおいて、変更前の部品「D」と、変更後の部品「D」とが等しいと判断される(ステップS401)。その結果、レコードの蓄積や更新等の処理が行われずに、次のレコードの処理が行われる(ステップS201、S202)。このような処理が繰り返されて、記憶部13が記憶している変更データは、図10(c)で示されるようになる。この後の処理については、実施の形態1における具体例と同様であり、その説明を省略する。
[具体例3]
この具体例では、変更データ受付部11が全体の新旧データを受け付け、変更データ送信部17が全体の新旧データを送信する場合の処理について説明する。図11は、ステップS202の処理の詳細を説明するためのフローチャートである。なお、図11のフローチャートにおいて、各ステップの処理は、具体例1の図7のフローチャートの説明と同様であり、その説明を省略する。図12は、この具体例における変更データの一例を示す図である。図12(a)は、変更データ受付部11が変更データを受け付ける以前に記憶部13において記憶されている変更データの一例を示す図である。図12(b)は、変更データ受付部11が受け付けた変更データの一例を示す図である。図12(c)は、変更データ受付部11が受け付けた変更データに基づいた処理が行われた後の、記憶部13において記憶されている変更データの一例を示す図である。図12で示されるように、変更データ(全体の新旧データ)の各レコードには、対応する製品番号を示すデータと、変更前の部品を示すデータ(フィールド「OLD」の属性値)と、変更後の部品を示すデータ(フィールド「NEW」の属性値)とが含まれる。
まず、記憶部13において図12(a)で示される変更データが記憶されているときに、変更データ受付部11において図12(b)で示される変更データが受け付けられたとする(ステップS101)。すると、記憶判断部22は、未処理のレコードがあると判断し(ステップS201)、図12(b)の1番目のレコードから順次、処理を行う(ステップS202)。この処理は、上記具体例1で説明した処理と同様であり、その説明を省略する。なお、この具体例の場合には、図12(b)の3番目のレコードのように、変更前の部品「D」と、変更後の部品「D」とが等しい場合であっても、そのレコードに基づいたレコードの更新(ステップS304)が行われる。なお、この場合には、レコードの更新(ステップS304)の処理の前後において、記憶部13が記憶している変更データに変化がないため、変更前の部品「D」と、変更後の部品「D」とが等しいレコードの場合には、そのレコードに基づいたレコードの更新を行わず、次のレコードに進んでもよい。
以上のように、本実施の形態による変更データ送信装置では、変更データの統合等をレコード単位で行うことによって、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、受け付けられる変更データが全体の新旧データであり、送信される変更データが差分データであるような場合にも対応することができうる。この場合には、送信するデータの容量を削減することができるメリットもある。
なお、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。なお、上記各実施の形態における変更データ送信装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータに、設計に関するデータである設計データを変更する旨のデータである変更データを受け付ける変更データ受付ステップと、前記変更データ受付ステップで受け付けた前記変更データを記憶部に蓄積する変更データ蓄積ステップと、前記変更データの送信先の装置が稼動中であるかどうかを判断する送信先判断ステップと、前記送信先の装置が稼動中であると前記送信先判断ステップで判断した場合に、前記記憶部で記憶されている前記変更データを前記送信先の装置に送信する変更データ送信ステップと、前記変更データ送信ステップで送信していない前記変更データが前記記憶部で記憶されているかどうか判断する記憶判断ステップと、前記変更データ送信ステップで送信していない前記変更データが前記記憶部で記憶されていると前記記憶判断ステップにおいて判断された場合に、前記変更データ受付ステップで新たに受け付けた前記変更データと、前記変更データ送信ステップで送信していない前記変更データとを統合する変更データ統合ステップと、を実行させるためのものである。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受け付ける受付ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、このプログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよく、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
以上のように、本発明による変更データ送信装置等は、複数の変更データを統合して送信することができるものであり、設計データを変更する旨の変更データを、例えば、部品の発注等を行う装置等に送信する装置として有効である。
本発明の実施の形態1による変更データ送信装置の構成を示すブロック図 同実施の形態による変更データ送信装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態におけるシステムの一例を示す図 同実施の形態における変更データの一例を示す図 本発明の実施の形態2による変更データ送信装置の構成を示すブロック図 同実施の形態による変更データ送信装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態による変更データ送信装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態における変更データの一例を示す図 同実施の形態による変更データ送信装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態における変更データの一例を示す図 同実施の形態による変更データ送信装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態における変更データの一例を示す図
符号の説明
1 変更データ送信装置
11 変更データ受付部
12、21 変更データ蓄積部
13 記憶部
14、22 記憶判断部
15、23 変更データ統合部
16 送信先判断部
17 変更データ送信部

Claims (5)

  1. 設計に関するデータである設計データを変更する旨のデータである変更データを受け付ける変更データ受付部と、
    前記変更データが蓄積される記憶部と、
    前記変更データ受付部が受け付けた前記変更データを前記記憶部に蓄積する変更データ蓄積部と、
    前記変更データの送信先の装置が稼動中であるかどうかを判断する送信先判断部と、
    前記送信先の装置が稼動中であると前記送信先判断部が判断した場合に、前記記憶部が記憶している前記変更データを前記送信先の装置に送信する変更データ送信部と、
    前記変更データ送信部が送信していない前記変更データを前記記憶部が記憶しているかどうか判断する記憶判断部と、
    前記記憶判断部により、前記変更データ送信部が送信していない前記変更データを前記記憶部が記憶していると判断された場合に、前記変更データ受付部が新たに受け付けた前記変更データと、前記変更データ送信部が送信していない前記変更データとを統合する変更データ統合部と、を備えた変更データ送信装置。
  2. 前記記憶判断部は、前記変更データ受付部が新たな前記変更データを受け付けた時点に前記判断を行う、請求項1記載の変更データ送信装置。
  3. 前記変更データ統合部は、前記統合後の変更データが前記設計データを変更しない旨である場合に、当該統合後の変更データを廃棄する、請求項1または2記載の変更データ送信装置。
  4. 設計に関するデータである設計データを変更する旨のデータである変更データを受け付ける変更データ受付ステップと、
    前記変更データ受付ステップで受け付けた前記変更データを記憶部に蓄積する変更データ蓄積ステップと、
    前記変更データの送信先の装置が稼動中であるかどうかを判断する送信先判断ステップと、
    前記送信先の装置が稼動中であると前記送信先判断ステップで判断した場合に、前記記憶部で記憶されている前記変更データを前記送信先の装置に送信する変更データ送信ステップと、
    前記変更データ送信ステップで送信していない前記変更データが前記記憶部で記憶されているかどうか判断する記憶判断ステップと、
    前記変更データ送信ステップで送信していない前記変更データが前記記憶部で記憶されていると前記記憶判断ステップにおいて判断された場合に、前記変更データ受付ステップで新たに受け付けた前記変更データと、前記記憶部で記憶されており、前記変更データ送信ステップで送信していない前記変更データとを統合する変更データ統合ステップと、を備えた、変更データ送信方法。
  5. コンピュータに、
    設計に関するデータである設計データを変更する旨のデータである変更データを受け付ける変更データ受付ステップと、
    前記変更データ受付ステップで受け付けた前記変更データを記憶部に蓄積する変更データ蓄積ステップと、
    前記変更データの送信先の装置が稼動中であるかどうかを判断する送信先判断ステップと、
    前記送信先の装置が稼動中であると前記送信先判断ステップで判断した場合に、前記記憶部で記憶されている前記変更データを前記送信先の装置に送信する変更データ送信ステッ
    プと、
    前記変更データ送信ステップで送信していない前記変更データが前記記憶部で記憶されているかどうか判断する記憶判断ステップと、
    前記変更データ送信ステップで送信していない前記変更データが前記記憶部で記憶されていると前記記憶判断ステップにおいて判断された場合に、前記変更データ受付ステップで新たに受け付けた前記変更データと、前記記憶部で記憶されており、前記変更データ送信ステップで送信していない前記変更データとを統合する変更データ統合ステップと、を実行させるためのプログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010055188A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Casio Comput Co Ltd サーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置、クライアント装置、サーバ制御プログラム及びクライアント制御プログラム
JP2013218747A (ja) * 2013-08-01 2013-10-24 Bank Of Tokyo-Mitsubishi Ufj Ltd データ変換装置、データ変換システム及びデータ変換方法

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