JP2006154657A - 帯電ローラ洗浄装置及び帯電ローラ洗浄方法 - Google Patents

帯電ローラ洗浄装置及び帯電ローラ洗浄方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 帯電ローラに傷を付けることなく、付着物を除去する。
【解決手段】 帯電ローラ10では、スチーム噴射ノズル60によってスチームを帯電ローラ10に噴き付けて帯電ローラ12から付着物を分離し、そして、圧縮空気ノズル58によって圧縮空気を帯電ローラ12に噴き付けて帯電ローラ12から分離された付着物を吹飛ばす。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に用いられる帯電ローラを洗浄する帯電ローラ洗浄装置及び方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、感光体に電荷を付与する為に帯電ローラが広く用いられている。この帯電ローラは、電荷を持って感光体に接触して従動回転するので、表面にトナーや紙紛が固着し易く、これらが表面に付着するに伴い、帯電能力が低下し画質不良が発生し易くなる。
このため、帯電ローラを再生させる際には、帯電ローラに洗浄水をかけながら帯電ローラをブラシ、布、樹脂発泡体等で擦り洗いすることで、帯電ローラに付着したトナーや紙紛を落している(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、ブラシ、布、樹脂発泡体に異物が付着している場合、帯電ローラの表面に傷が付くことは明らかであり、得策ではない。また、大量に洗浄水を消費してしまうので高コストである。
また、表面にナイロン等の半導電性物質がコーティングされた帯電ロールでは、長時間使用されるときに、電荷の移動が行われる中で飛び出した電子の抜け後である正孔が残留し、時として固定電荷(捕獲正電荷)が生成されて斑点状の帯電不良が発生するが、この固定電荷は、水洗浄や擦り洗いでは除去できない。従って、再生された帯電ロールを用いた画像形成装置では斑点状の画質不良が発生してしまうという問題があった。
特開2001−51481号公報
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、帯電ローラを洗浄する際に帯電ローラに傷を付けることを防止すると共に、帯電ローラの洗浄に要するコストを低減する。また、帯電ローラの表面に生成された固定電荷を帯電ローラを洗浄する際に除去する。
請求項1に記載の帯電ローラ洗浄装置は、電子写真方式の画像形成装置で用いられる帯電ローラを洗浄する帯電ローラ洗浄装置であって、前記帯電ローラにスチームを噴き付けるスチーム噴射手段と、前記スチーム噴射手段によってスチームを噴き付けられた前記帯電ローラに圧縮空気を噴き付ける圧縮空気噴射手段と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載の帯電ローラ洗浄装置では、電子写真方式の画像形成装置で用いられる帯電ローラが洗浄される。まず、スチーム噴射手段によって帯電ローラにスチームが噴き付けられて帯電ローラから付着物が分離される。そして、圧縮空気噴射手段によって帯電ローラに圧縮空気が噴き付けられて帯電ローラから分離された付着物が吹飛ばされる。これによって、帯電ローラに固着していたトナーや紙紛等を、帯電ローラに触れることなく除去できる。
従って、帯電ローラに傷を付けずに洗浄できるので、確実に帯電ローラを再生できる。また、帯電ローラにスチームと圧縮空気を噴き付けるようにしたことで、水で帯電ローラを洗浄する場合と比して格段に節水できる。さらに、帯電ローラは、噴き付けられたスチームによって加熱され、その温度で自らの乾燥能力を高められるので、帯電ローラを洗浄した後の乾燥時間を短縮でき、もしくは、乾燥工程を省略できる。
請求項2に記載の帯電ローラ洗浄装置は、請求項1に記載の帯電ローラ洗浄装置であって、前記スチーム噴射手段から前記帯電ローラに噴き付けられるスチームで前記帯電ローラを加熱し、前記帯電ローラにアニール処理を施すことを特徴とする。
ここで、表面にナイロン等の半導電性物質がコーティングされている帯電ローラの場合、長時間使用されると上述した固定電荷が生成される。この固定電荷は所定温度まで加熱されるとアニール効果を発揮する。
そこで、請求項2に記載の帯電ローラ洗浄装置では、スチーム噴射手段から帯電ローラに噴き付けられるスチームで帯電ローラを加熱し、帯電ローラにアニール処理を施す。これによって、帯電ローラに生成された固定電荷が除去されるので、洗浄後の帯電ローラが用いられた画像形成装置において、斑点状の帯電不良が発生することを防止できる。
ここで、帯電ローラの洗浄時にスチームを噴き付けるようにしたことで、洗浄と同時にアニール処理を行うことができるので、帯電ローラを再生する工程の中で、1工程削減することができる。
請求項3に記載の帯電ローラ洗浄装置は、請求項1又は2に記載の帯電ローラ洗浄装置であって、前記帯電ローラを回転させる回転手段と、前記スチーム噴射手段と前記圧縮空気噴射手段を前記帯電ローラの軸方向に沿って移動させる移動手段と、を有することを特徴とする。
請求項3に記載の帯電ローラ洗浄装置では、帯電ローラが回転手段によって回転され、スチーム噴射手段と圧縮空気噴射手段が帯電ローラの軸方向に沿って移動される。これによって、帯電ローラの全周、全長にスチームと圧縮空気を噴き付けることができる。
請求項4に記載の帯電ローラ洗浄装置は、請求項1又は2に記載の帯電ローラ洗浄装置であって、駆動回転する駆動ローラと、前記駆動ローラに沿って延出し、前記駆動ローラとの間の谷部で前記帯電ローラを保持し、前記帯電ローラに従動して回転する従動ローラと、を有することを特徴とする。
請求項4に記載の帯電ローラ洗浄装置では、駆動回転する駆動ローラと、この駆動ローラに沿って延出する従動ローラとの間の谷部で帯電ローラが保持されており、帯電ローラが駆動ローラと従動ローラに接触している。このため、駆動ローラが駆動回転すると帯電ローラが従動して回転され、この帯電ローラに従動して従動ローラが回転する。
これによって、帯電ローラの回転軸をチャックすることなく帯電ローラを回転させることができる。即ち、帯電ローラの回転軸を露出させて回転させることが出来るので、帯電ローラの回転軸にスチームと圧縮空気を噴き付けることが出来、帯電ローラの回転軸を洗浄できる。従って、再生された帯電ローラの回転軸と、回転軸に装着される軸受との嵌め合いが良好になり、帯電ローラを良好に回転させることができる。
請求項5に記載の帯電ローラ洗浄方法は、電子写真方式で用いられる帯電ローラを洗浄する帯電ローラ洗浄方法であって、前記帯電ローラにスチームを噴き付け、スチームを噴き付けられた前記帯電ローラに圧縮空気を噴き付けることを特徴とする。
請求項5に記載の帯電ローラ洗浄方法では、電子写真方式で用いられる帯電ローラにスチームを噴き付けて帯電ローラから付着物を浮かせ、そして、スチームを噴き付けられた帯電ローラに圧縮空気を噴き付けて帯電ローラから浮いた付着物を吹飛ばす。これによって、帯電ローラに固着していたトナーや紙紛等を、帯電ローラに触れることなく除去できる。
従って、帯電ローラに傷を付けずに洗浄できるので、確実に帯電ローラを再生できる。また、帯電ローラにスチームと圧縮空気を噴き付けるようにしたことで、水で帯電ローラを洗浄する場合と比して格段に節水できる。さらに、帯電ローラが、噴き付けられたスチームによって加熱され、その温度で自らの乾燥能力を高められるので、帯電ローラを洗浄した後の乾燥時間を短縮でき、もしくは、乾燥工程を省略できる。
請求項6に記載の帯電ローラ洗浄方法は、請求項5に記載の帯電ローラ洗浄方法であって、前記帯電ローラに噴き付けられるスチームで前記帯電ローラを加熱し、前記帯電ローラにアニール処理を施すことを特徴とする。
請求項6に記載の帯電ローラ洗浄方法では、帯電ローラに噴き付けられるスチームで帯電ローラを加熱し、帯電ローラにアニール処理を施す。即ち、帯電ローラに噴き付けられるスチームの温度を、帯電ローラにアニール効果が発生する温度に設定することで、洗浄と同時に帯電ローラにアニール処理を施すことを可能としている。従って、帯電ローラを再生する工程の中で、1工程削減することができる。
本発明は上記構成にしたので、帯電ローラを洗浄する際に帯電ローラに傷を付けることを防止できると共に、帯電ローラの洗浄に要するコストを低減できる。また、帯電ローラの表面に生成された固定電荷を帯電ローラを洗浄する際に除去できる。
以下に図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1に示すように、本発明の帯電ローラ洗浄装置10では帯電ローラ12が洗浄されるが、この帯電ローラ12は、図2に示す電子写真方式の画像形成装置14に用いられている。この画像形成装置14は、所定の回転方向(図中矢印A方向)に回転する感光体16を備える。感光体16の回りには、回転方向に順に帯電ローラ12、露光装置18、現像装置20、転写ローラ22、クリーニング装置24が配設されている。
帯電ローラ12は、表面にナイロン等の半導電性物質がコーティングされており、この表面を感光体16に接触させて従動回転し、感光体16を帯電する。また、露光装置18は、画像情報に基づいて感光体16の帯電面にレーザービームを照射させて静電潜像を形成する。また、現像装置20は、感光体16上の静電潜像をトナーで現像する。また、転写ロール22は感光体16に圧接されて感光体16に従動回転し、転写バイアスを印加され、転写ロール22と感光体16とのニップ部に給紙される用紙Pにトナー像を転写させる。
そして、クリーニング装置24は、クリーニングブレード26を感光体16に当接させており、感光体16に残留したトナーを掻き落して回収する。しかしながら、感光体16上のトナーがクリーニングブレード26によって完全に掻き落されなかった場合には、電荷を持って感光体16に接触している帯電ローラ12にトナーが固着する。また、感光体16に付着した用紙Pの紙紛が帯電ローラ12に固着する場合がある。このため、帯電ローラ12を再生する際には、表面に固着したトナーや紙紛等の付着物を除去するべく帯電ローラ12を帯電ローラ洗浄装置10によって洗浄する。
図1に示すように、帯電ローラ洗浄装置10では、台座28の上に、帯電ローラ12を回転させる回転機構30と、スチームノズル32、圧縮エアーノズル34をスライドさせるスライド機構36が設置されている。回転機構30は、台座28の上に設置されたモータ38と、モータ38の回転軸に取付けられたチャック機構40を備える。また、帯電ローラ12のシャフト12Aの軸方向両端部を支える支持台42、44が台座28の上に設置されている。支持台42、44は、上面に三角形状の溝42A、44Aが形成されており、シャフト12Aがこの溝42A、44Aに落し込まれると、シャフト12Aとチャック機構40との位置がほぼ一致するようになっている。この状態で、チャック機構40によってシャフト12Aの軸方向一端部をチャックし、モータ38を駆動させると帯電ローラ12が図柱矢印A方向に回転する。
また、スライド機構36では、2本のスライドシャフト46、48が備えられている。スライドシャフト46、48は軸方向の両端部を、台座28上に設置された支持板50、52に支持されて、帯電ローラ12の斜め上方で、帯電ローラ12の軸方向に沿って延出している。このスライドシャフト46、48には、ベアリングシャフト(図示省略)が嵌め込まれたベアリングシャフトステージ54が摺動可能に取付けられている。また、このベアリングシャフトテーブル54の上にはステージ56が帯電ローラ12に向けて傾けて取付けられている。このステージ56の上には、圧縮空気噴射ノズル58、スチーム噴射ノズル60が、ノズル先端部を帯電ローラ12に向けて取付けられている。圧縮空気噴射ノズル58はホース62で圧縮空気発生器64に接続され、スチーム噴射ノズル60はホース66でスチーム発生器68に接続されている。
また、スライドシャフト48の軸方向一端部(支持板50側)にはステッピングモータ70が隣接されている。このステッピングモータ70の回転軸にはVプーリ72が取付けられている。また、スライドシャフト48の軸方向他端部(支持板52側)にはVプーリ74が隣接されている。Vプーリ72、74は円周面を略水平方向へ向けて配設されており、この円周面にVベルト76が巻き掛けられてスライドシャフト46、48に沿って延出している。
このVベルト76の外周面にはベアリングシャフトステージ54の側面が固定されており、ステッピングモータ70が駆動されるとベアリングシャフトステージ54がスライドシャフト46、48に沿ってスライドされ、圧縮空気噴射ノズル58、スチーム噴射ノズル60が帯電ローラ12に沿って(図中矢印B方向に)スライドされる。
以下、上述した構成の帯電ローラ洗浄装置10によって帯電ローラ12を洗浄する方法について説明する。
まず、帯電ローラ12を支持台42、44にセットし、チャック機構40で帯電ローラ12のシャフト12Aをチャックする。次に、モータ38を駆動して帯電ローラ12を図中矢印A方向へ回転させると共に、ステッピングモータ70を駆動させて圧縮空気噴射ノズル58、スチーム噴射ノズル60を帯電ローラ12に沿ってスライドさせる。また、これと同時に圧縮空気発生器64、スチーム発生器68を作動させて、圧縮空気噴射ノズル58から帯電ローラ12へ圧縮空気を噴射させ、スチーム噴射ノズル60から帯電ローラ12へスチームを噴射させる。
ここで、スチーム噴射ノズル60が支持板52側に、圧縮空気噴射ノズル58が支持板50側に配設されている。このため、洗浄時にはスチーム噴射ノズル60、圧縮空気噴射ノズル58を、支持板50側から支持板52側へスライドさせ、帯電ローラ12に始めにスチームを噴き付けてその後に圧縮空気を噴き付ける。これによって、帯電ローラ12に付着した付着物が、まず、スチームによって帯電ローラ12から分離され、その後、圧縮空気によって帯電ローラ12から吹飛ばされる。これによって、帯電ローラ12に被接触で帯電ローラ12の表面に付着したトナーや紙紛、油分等の付着物を除去することができる。
次に、帯電ローラ洗浄装置10によって帯電ローラ12の洗浄を実施した効果について説明する。
本実施形態で用いられた帯電ローラ12は、表面層がナイロンでコーティングされ、抵抗層がエピクロルヒドリンで形成された直径14mm、ロール部全長350mmのロールで、ロール面やシャフト12Aにトナー、紙紛、油分が固着している。また、スチーム発生器68のスチームタンク内の温度は155℃、スチームタンク内の圧力は0.48MPaである。また、圧縮空気発生器64のタンク内の圧力は、4.8MPaである。また、スチーム噴射ノズル60、圧縮空気噴射ノズル58のノズル先端部と帯電ローラ12との距離は30mmである。
そして、帯電ローラ12を40rpmで回転させ、スチーム噴射ノズル60、圧縮空気噴射ノズル58を5mm/sで移動させながら、120secの間、80℃の高温スチームと圧縮空気を帯電ローラ12に噴射させたところ、帯電ローラ12に付着していた付着物が完全に除去されていた。
なお、スチーム発生器68のスチームタンク内の圧力、洗浄時間(移動速度)を図4の表に示すように変化させたところ、スチーム発生器68のスチームタンク内の圧力を0.2MPa、洗浄時間を60sec以上とした場合に、良好に付着物を除去でき、さらに0.4MPa以上、120sec以上がより好適であることが確認された。
ただし、洗浄時間を480sec以上とし、スチーム発生器68のスチームタンク内の圧力を0.2MPaとした場合には、帯電ローラ12の表面に熱による異常が発生したので、洗浄時間は480sec未満とすることが望ましい。
また、洗浄の効果を確認するために、1本の帯電ローラ12の体積抵抗値を、まず、未使用の状態で測定し、次に、36000枚のプリントを行った後に測定し、そして、洗浄後に測定した。この測定は、気温21℃、湿度55%の環境において、帯電ローラ12に3.5mm幅の電極ローラを定荷重で当接させ、帯電ローラ12のシャフト12Aに直流100Vの電圧を印加し、その電流値を測定するという方法で行った。
測定結果は図5の表に示すように、使用前は4.77logΩ、36000枚コピー後は5.30logΩ、洗浄後は4.82logΩとなった。36000枚コピー後は、未使用状態と比較して、表面に付着したトナーや紙紛等の付着物により帯電ローラ12の体積抵抗値が約0.5logΩ上昇したが、洗浄後には未使用状態に近い値まで低下していることが判る。
次に、洗浄の効果を確認するために、36000枚コピー後の帯電ローラ12、洗浄後の帯電ローラ12を画像形成装置10に取付けてコピーテストを行った。その結果、36000枚コピー後の帯電ローラ12では画質不良が発生したが、洗浄後の帯電ローラでは画質不良が発生せず、再使用可能であることが判った。
ここで、36000枚コピー後の帯電ローラ12では、斑点状の画質不良が発生していた。この斑点状の画質不良は、帯電ローラ12の表面層に生成された固定電荷の影響だと推測される。しかし、洗浄後の帯電ローラ12では、斑点状の画質不良は発生しなかった。
これは、帯電ローラ12の表面層を80℃の高温スチームで加熱したことによって、帯電ローラ12の表面層の温度が、固定電荷がアニール効果を発揮する温度(40〜80℃)まで上昇し、固定電荷が表面層から除去されたためである。
このように、洗浄時に帯電ローラ12に高温スチームを噴き付けるようにしたことで、 洗浄と同時にアニール処理を行うことができるので、帯電ローラ12を再生する工程の中で、アニール処理工程を省略することができる。
また、帯電ローラ12の洗浄を、高温スチームと圧縮空気の噴き付けで行うようにしたことで、洗浄に使用する水量を節約できる。上述した条件で帯電ローラ12の洗浄を行ったところ、200CCの水で72本の帯電ローラ12を洗浄できることが確認された。
次に、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図3に示すように、帯電ローラ洗浄装置100では、1対のローラ102、104の軸方向両端部が、台座106上に設置された支持板108、110に回転可能に支持されている。このローラ102、104は略水平に帯電ローラ12の直径未満の距離だけ離して配設されている。ローラ102の回転軸にはギア112が取付けられており、このギア112を介してローラ102に回転力を付与するモータ114が支持板108に取付けられている。即ち、ローラ102は駆動ローラとなっている。
本実施形態では、帯電ローラ12を、ローラ102、104の間の谷部の上に乗せ、モータ114を駆動させてローラ102を回転させて帯電ローラ12、ローラ104を従動回転させる。これによって、第1実施形態のように帯電ローラ12のシャフト12Aをチャックせずに帯電ローラ12を回転させることができる。このため、シャフト12Aの全体が露出されるので、シャフト12Aの全体を洗浄できる。
そして、スチーム噴射ノズル60、圧縮空気噴射ノズル58が帯電ローラ12の上方に2組配設されており、各組のスチーム噴射ノズル60、圧縮空気噴射ノズル58のノズル先端がそれぞれシャフト12Aの一端部及び他端部に向けられている。
この帯電ローラ洗浄装置100において、帯電ローラ12を1回転1秒の速度で回転させ、20秒間80℃の高温スチームと圧縮空気をシャフト12Aに噴き付けた結果、シャフトに付着していた油分が完全に除去された。
これによって、シャフト12Aに軸受を装着した際に、シャフト12Aと軸受との嵌め合いが良好になり、帯電ローラ12を良好に回転させることができる。
第1実施形態の帯電ローラ洗浄装置を示す斜視図である。 帯電ローラが用いられた画像形成装置の概略を示す図である。 第2実施形態の帯電ローラ洗浄装置を示す(A)は側面図、(B)は正面図である。 スチーム発生器のスチームタンクの圧力、洗浄時間と洗浄能力との関係を示す表である。 帯電ローラの体積抵抗値の測定結果を示す表である。
符号の説明
10 帯電ローラ洗浄装置
12 帯電ローラ
12A シャフト(回転軸)
30 回転機構(回転手段)
36 スライド機構(移動手段)
58 圧縮空気噴射ノズル(圧縮空気噴射手段)
60 スチーム噴射ノズル(スチーム噴射手段)
100 帯電ローラ洗浄装置
102 ローラ(駆動ローラ)
104 ローラ(従動ローラ)

Claims (6)

  1. 電子写真方式の画像形成装置で用いられる帯電ローラを洗浄する帯電ローラ洗浄装置であって、
    前記帯電ローラにスチームを噴き付けるスチーム噴射手段と、
    前記スチーム噴射手段によってスチームを噴き付けられた前記帯電ローラに圧縮空気を噴き付ける圧縮空気噴射手段と、
    を有することを特徴とする帯電ローラ洗浄装置。
  2. 前記スチーム噴射手段から前記帯電ローラに噴き付けられるスチームで前記帯電ローラを加熱し、前記帯電ローラにアニール処理を施すことを特徴とする請求項1に記載の帯電ローラ洗浄装置。
  3. 前記帯電ローラを回転させる回転手段と、
    前記スチーム噴射手段と前記圧縮空気噴射手段を前記帯電ローラの軸方向に沿って移動させる移動手段と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の帯電ローラ洗浄装置。
  4. 駆動回転する駆動ローラと、
    前記駆動ローラに沿って延出し、前記駆動ローラとの間の谷部で前記帯電ローラを保持し、前記帯電ローラに従動して回転する従動ローラと、
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の帯電ローラ洗浄装置。
  5. 電子写真方式の画像形成装置で用いられる帯電ローラを洗浄する帯電ローラ洗浄方法であって、
    前記帯電ローラにスチームを噴き付け、スチームを噴き付けられた前記帯電ローラに圧縮空気を噴き付けることを特徴とする帯電ローラ洗浄方法。
  6. 前記帯電ローラに噴き付けられるスチームで前記帯電ローラを加熱し、前記帯電ローラにアニール処理を施すことを特徴とする請求項5に記載の帯電ローラ洗浄方法。
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