JP2006154551A - クロージャ - Google Patents

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Abstract

【課題】 光ファイバケーブルを1本単位で扱うことができ、光ファイバケーブルの引き回しを整然とすることができ、クロージャ内の作業空間の拡大も図れることにより、光ファイバケーブルの識別を容易にでき、小型で正確な作業を行うことが可能なクロージャを提供する。
【解決手段】 接続部および/または心線の余長部を収納して、すくなくとも2枚以上の略板材の端部同士が可動自在に接続されて互いの重畳による折り畳みが可能な収納トレイと、光通信ケーブルに内蔵されたテンションメンバの端部をすくなくとも二股に分岐して形成された略T字状の分岐部分を把持してクロージャを吊持するためのテンションメンバ把持部と、心線を挟持して所定位置に保持するためのケーブル保持部と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、加入者への配線系においてドロップケーブルへの接続を可能とするクロージャに関する。
従来の技術において、クロージャ内の光通信ケーブルとドロップケーブルを融着により接続し、その部分を収納トレイにより収容していた。また、テープファイバを用いる場合には、複数あるファイバのうち所定のファイバのみを融着する作業を行うために、余長の確保および同一テープファイバ内の他のファイバを保護する必要がある。
このため、従来、クロージャ内のケーブル収納トレイは各光ファイバ心線毎に1つの平面を有するように構成されており、取り扱われる光ファイバケーブルの最小曲率半径を確保するように平面の面積を必要とし、トレイの層も取り扱う心線の数だけ必要としていた。
光ファイバケーブルがたとえば4心収容のテープファイバの場合には、4つの層を1つのブロックとし、処理するテープファイバの数だけブロックの数が用意される。処理する光ファイバの心線数が多くなると、トレイ自体も必然的に占有する体積が大きくなり、所要の層に対する作業も相応の工数でもって実施している。
また、光ファイバケーブルが備えるテンションメンバをクロージャ内で固定するには、2本のテンションメンバを約10cmにわたり露出させる必要があり、それを光ファイバケーブルの長手方向に沿った先でネジにより固定している。このテンションメンバの固定作業においては、テンションメンバの露出の工程で光ファイバの心線に影響を与える可能性もあるので、慎重を期して作業を実行している。
また、クロージャ内に配置されるドロップケーブル把持部は、各心線を収容するために細長いU字形の溝を用意しており、この把持部に把持されるケーブルを専用のハウジングに入れた後、該ハウジングをさらにU字溝に押し込んで把持している。
また、クロージャ内に設置されるスプリッタモジュールは、抑え金具などによりクロージャのフレームに固定されるので、スプリッタモジュールの交換のための装着・脱着には、作業者は光ファイバケーブルへダメージを与えないように、また曲げ曲率半径に注意して、ネジの着脱工程を行っている。
また、光ドロップケーブルについては、各心線毎に収容回線種別、利用加入者の情報等を記載した紙片あるいはカード類をクロージャ内に貼り付け、あるいは掲示して、ケーブルの識別、管理を行っている(特許文献1参照)。
特開2003−215355号公報
しかしながら、従来のクロージャ内に配置されたケーブル収納トレイは、処理する光ファイバの心線数が多くなると、収納トレイも占有する体積が大きくなり、クロージャに収容できる光ファイバの心線数に制限を与えてしまい、さらにクロージャの体積が大きくなってしまい、あるいはクロージャ内の作業空間を狭めてしまっていた。
また、クロージャ内においてテープファイバを使用する場合は、収容されている各心線をそれぞれ個別に切断あるいは接続する作業上、余長を十分にとる必要があり、またテープ心線の最小曲げ半径を確保することから、複数枚で層状に配置される各収納トレイの面積が大きくなってしまっていた。
また、光ケーブル収納トレイのうちの1つのブロックに対して作業するため、該当ブロックをスライドさせて、その中の1つの層を作業する場合に、作業対象以外の層を展開しようとしても、クロージャの蓋が十分に開けない設置状況では、上記工程の実施が難しかった。
また、クロージャ内におけるテンションメンバの把持では、光ファイバケーブル内に機械的に弱い光ファイバ心線と機械的に強いテンションメンバが混在することから、特に機械的に強いテンションメンバに対して処理を加える工程がある場合には、機械的に弱い心線に対して影響を与える可能性のあるテンションメンバ露出部分の長さや、その露出部分の工程処理時間をできる限り小さくする必要があった。
また、固定に必要なテンションメンバの長さが長くなれば、把持具を含め把持のために必要な占有空間も大きくなってしまうので、クロージャも大きくなってしまい、またあるいはクロージャ内の作業空間を狭めてしまっていた。
また、クロージャ内におけるドロップケーブルの把持では、U字形の溝の開口部から心線を抑え込むための治具を必要としていた。
また、スプリッタモジュール本体はクロージャ内にネジ止めあるいは抑え金具などにより固定されるので、装着・脱着に手間がかかってしまっていた。
また、ドロップケーブルの各心線の情報は、紙片、カードをクロージャ内に置くか、掲示することにより、ケーブルの識別、管理を行っているが、多くの情報を盛り込めなかったり、あるいは情報内容の変更に対する対応が難しかった。
このような課題に鑑み、本発明は、光ファイバケーブルを1本単位で扱うことができ、光ファイバケーブルの引き回しを整然とすることができ、クロージャ内の作業空間の拡大も図れることにより、光ファイバケーブルの識別を容易にでき、小型で正確な作業を行うことが可能なクロージャを提供することを目的としている。
請求項1に記載の本発明は、情報通信網に用いられる光通信ケーブルの心線と光ドロップケーブルの心線とを接続した接続部を収納するためのクロージャにおいて、前記接続部および/または前記心線の余長部を収納して、すくなくとも2枚以上の略板材の端部同士が可動自在に接続されて互いの重畳による折り畳みが可能な収納トレイと、前記光通信ケーブルに内蔵されたテンションメンバの端部をすくなくとも二股に分岐して形成された略T字状の分岐部分を把持して前記クロージャを吊持するためのテンションメンバ把持部と、前記心線を挟持して所定位置に保持するためのケーブル保持部と、を備える。
また、請求項2に記載の本発明は、請求項1において、前記収納トレイは、前記接続部および/または前記心線の余長部を所定位置に配置するための案内となる複数の案内突起が設けられている。
また、請求項3に記載の本発明は、請求項1または2のいずれかにおいて、前記収納トレイは、前記クロージャに対して可動自在に接続されており、該収納トレイを折り畳んだ状態で該クロージャ内に収納可能である。
また、請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3のうちのいずれかにおいて、前記心線に接続された複数のアダプタを同時に保持するためのアダプタ保持部材と、前記アダプタ保持部材を回動自在に支持するために設けられた支持手段と、を備える。
また、請求項5に記載の本発明は、請求項1〜4のうちのいずれかにおいて、前記心線に接続された所定の機能を有するモジュール筐体の側面に設けられて該モジュール筐体を着脱自在に保持するためのラッチと、前記ラッチと嵌合し前記モジュール筐体を保持するためのラッチ受けと、を備える。
また、請求項6に記載の本発明は、請求項1〜5のうちのいずれかにおいて、前記収納トレイに収納された前記心線に関する情報と、前記光通信ケーブルに関する情報と、前記光ドロップケーブルに関する情報と、のうちのすくなくともいずれかの情報を記録するための記録手段を備えている。
また、請求項7に記載の本発明は、請求項6において、前記記録手段は、無線を介して記録内容を外部へ送信可能な無線タグであって、該無線タグの前記記録内容を読取るための読み取り手段により読み取り自在である。
また、請求項8に記載の本発明は、請求項6において、前記記録手段は、バーコードによる表示である。
また、請求項9に記載の本発明は、請求項6において、前記記録手段は、任意の箇所に締結するための締結手段を備えた荷札である。
また、請求項10に記載の本発明は、請求項6において、前記記録手段は、前記情報を記載した略板状のカードである。
また、請求項11に記載の本発明は、請求項6〜8のうちのいずれかにおいて、前記記録手段は、複数の前記心線のそれぞれに個別に装着されている。
また、請求項12に記載の本発明は、請求項1〜11のうちのいずれかにおいて、所定の間隔で整然と配置され、底部に向かって徐々に狭まる略U字形の断面を形成した複数の把持溝により前記心線を把持し、もって前記心線を整然と配置するための整線フォルダを備えている。
また、請求項13に記載の本発明は、請求項1〜12のうちのいずれかにおいて、前記心線は、目視による識別のための着色された被覆部材もしくは着色された被覆部材が装着されている。
本発明によれば、光ファイバケーブルを1本単位で扱うことができ、光ファイバケーブルの引き回しを整然とすることができ、クロージャ内の作業空間の拡大も図れることにより、光ファイバケーブルの識別を容易にでき、小型で正確な作業を行うことが可能なクロージャを提供することができる。
本発明のクロージャの実施の形態においては、説明のために例示する光ファイバケーブルは、従来用いられているテープファイバの代わりに単心光ファイバを用いており、テープファイバにおける分離した1心線の外径よりも太くして、機械的外力に対して強度が強くされていることが好ましい。
光ファイバケーブルの外径が太くなっても、既存の外被皮むき器の使用により、外径をテープファイバでの1つの光ファイバの外径と同じにできるので、光コネクタとの接続、あるいはメカニカルスプライスの使用において、新規な工法や作業内容は必要ない。
また、余長も短くて良く、あるいは余長の確保の必要が無く、クロージャ構成用品の小型・簡素化、作業工法・内容の簡略化、併せてクロージャ内の作業空間の確保による作業性の改善が期待でき、本発明の効果を一層発揮できることが期待される。
図1に示すのは、本発明のクロージャの実施の形態に係る、全体構造を説明するための説明図である。
この図1に示すクロージャ筐体1の構成は、光ファイバケーブルを収納するための収納トレイ10と、図示しない光通信ケーブルに包含されるテンションメンバを把持するためのテンションメンバ把持部20と、光ファイバケーブルを保持するためのケーブル保持部30と、光ファイバケーブルの余長部分等を整然と保持するための整線フォルダ40と、モジュール筐体60およびモジュール筐体80と、光ファイバケーブルの中途などに設置される光カプラなどを保持するためのアダプタ保持部材70と、が示されている。
次に、図2に示すのは、本発明のクロージャの実施の形態に係る、収納トレイ10を説明するための説明図である。
この図2を参照して、収納トレイ10が上部ユニットと下部ユニットで構成される2つ折りの場合について以下に説明する。収納トレイ10は、外枠ユニット11と、収納トレイ(上部ユニット)12と、収納トレイ(下部ユニット)13と、の3部分で構成されており、構成部分は互いに可動自在に接続されている。この接続は、好ましくは蝶番などを用いることにより実現されている。
外枠ユニット11並びに収納トレイ12、13は、クロージャ筐体1の図示しない可動蓋が開いたとき、クロージャ筐体1の側面が取除かれた方向、すなわち、作業者側にスライドできる構造になっている。
さらに、引き出された収納トレイ10は、収納トレイ10の外枠ユニット11の作業者側最前面に設けられた可動自在な蝶番により、外枠ユニット11の下部側に折りたたまれている収納トレイ(下部ユニット)13が蝶番を軸に回転して、上部側の収納トレイ(上部ユニット)12と一つの平面になるように展開して固定することができる。
これにより、作業者前面に収納トレイ10が平面状に展開して置かれることになるため、1面のみで全ての作業を行うことができ、作業者はケーブルの接続作業を容易に実施することができるので、良好な作業環境を提供することができる。
なお、作業しやすい状況であれば、外枠ユニット11はクロージャ筐体1の中からスライドされて引き出される機構を省略してもよい。作業終了時には、図2に参照されるように、(1)〜(3)の順序で収納トレイ12、13を互いに重畳して折り畳んだ後、外枠ユニット11と共にクロージャ筐体1の内部へ収納トレイ10をスライドさせて収納する。
また、収納トレイ12、13は、光通信ケーブルが複数の単心光ファイバケーブルで構成されるものを用いた場合に、ドロップしようとする光ファイバケーブルとドロップ側の光ファイバケーブルをメカニカルスプライスや融着などを含む種々の接続方法による接続部により接続して、この接続部を含む光ファイバケーブル部分を収納する。
これにより、収納トレイ10に必要な層数は1層でよく、平面の面積並びに占有空間を小さくできる。
さらに、収納トレイ10は外枠ユニット11と2つの収納トレイ12、13との組み合わせで構成し、クロージャ筐体1の図示しない可動蓋が閉まっている状態では、外枠ユニット11の中にほぼ収納トレイ12、13が収まっており、全体の占有空間を小さくなるようにしてクロージャの寸法も小さくなるようにしている。
また、収納トレイ12、13の光ファイバケーブルを載置して収納する面には、適宜に案内突起を設けてもよい。この案内突起により複数の光ファイバケーブルを整然と配置することができ、この配置を実現するための案内となる。案内突起の数や大きさ、配置位置などは収納トレイ12、13の大きさや収納が想定される光ファイバケーブルの本数などにより決定されることが好ましい。
図3に示すのは、本発明のクロージャの実施の形態に係る、テンションメンバ把持部を説明するための説明図である。
このテンションメンバ把持部20は、光通信ケーブルの包含する図示しないテンションメンバをクロージャ筐体1の図示しないフレームに固定するための把持部材である。このテンションメンバ把持部20は、クロージャ筐体1内部のグランドとテンションメンバを接続するためのアースクリップ21と、テンションメンバを機械的に把持するための把持固定部22と、光通信ケーブルの端部を把持するための光通信ケーブル把持部23と、を備える。
テンションメンバは光通信ケーブルの中に一緒に包含されているので、テンションメンバをクロージャ筐体1の内部の固定部分に固定させるためには、テンションメンバを露出させ、必要な長さに切断する作業が必要である。この作業では外力に対して弱い光ファイバに損傷を与えないように十分に留意して作業を行う必要があり、したがってテンションメンバを露出させる長さは短いほうが好ましい。
本実施の形態においては、テンションメンバを露出して切断する長さは2cm程度で十分であり、たとえば既存の構造で必要としていた長さ10cmに対してより安全に作業を実施できる。露出され切断されたテンションメンバは2つに分けられ、光通信ケーブルの長手方向に対してそれぞれ直角に曲げられる。折り曲げられたテンションメンバの形は光通信ケーブルの部分も含めると略T字形になる。
このT字形のテンションメンバをアースクリップ21と把持固定部22とで構成される2つの溝に各々に差し込み固定する。この溝の片方側面、すなわちアースクリップ21は金属製の板バネで作られ、テンションメンバをそのバネの弾性により圧接する機構となっている。併せてアースクリップ21により、テンションメンバとクロージャ筐体1のフレームとを同電位にでき、テンションメンバをアースに落とすことが可能となる。
図4に示すのは、本発明のクロージャの実施の形態に係る、ケーブル保持部30を説明するための説明図である。
クロージャ筐体1の内部で単心の光ファイバケーブルを用いる場合において、各ドロップケーブルをクロージャ筐体1内で保持するケーブル保持部30が設けられている。このケーブル保持部30の構成は、把持部本体31と、把持溝32と、を含んでいる。
把持部本体31には、ドロップされる光ファイバケーブル1本毎に、光ファイバケーブル把持ための把持溝32を備えている。この把持溝32に光ファイバケーブルを挟み込んで把持するためには、作業者が光ファイバを把持溝32の長さより長い間隔で把持し、把持溝32に押し込むだけでよい。
この把持溝32の断面は、概略U字形になっており、底に行くほど若干幅が狭くなっている。このため光ファイバケーブルが抜けにくくなる構造を備えている。さらに、把持溝32の側面には、横方向に複数のリブが適宜に配置されており、把持される光ファイバケーブル心線への機械的なダメージの軽減を図り、外被に対しては把持による癖がつかないようになっている。
さらに、U字形の把持溝32の幅を、たとえば2種類で設ければ、把持溝32の下部側には外径の小さい光ファイバケーブルを把持し、上部には外径の大きい光ファイバケーブルを把持することで、上下の二段で同時に二本の光ファイバケーブルを把持することができる。
なお、光ファイバケーブル(心線)は、目視による識別のための着色された被覆部材もしくは着色された被覆部材を装着してもよい。このような着色された被覆を光ファイバケーブルの外被に用いることで、目視にて容易に光ファイバケーブルの種類や用途、扱う光信号の識別を行うことができる。
着色する色数を増やしたり、あるいは複数の色の配置を組み合わせてることにより、より多くの識別を行うことが可能になる。もちろん、外被に製造段階において着色する方法以外に、たとえば現場で光ファイバケーブルの外被に着色されたビニールテープなどの被覆部材を巻きつけて識別の用に供することも可能である。
さらにケーブル保持部30を複数個で用いて、このケーブル保持部30の色を用途に応じて複数色で色分けしてもよい。また、ケーブル保持部30に識別のための着色片を装着し、この着色片でケーブル保持部30や、このケーブル保持部30にて保持されている光ファイバケーブルの識別を行ってもよい。
また、クロージャ筐体1の内部で複数の単心光ファイバケーブルが引き回される場合、各光ファイバケーブルを個別に、1つ以上の箇所で保持するためにケーブル保持部30と同様の構成の整線フォルダ40を用いてもよい。
この場合、スプリッタモジュールの複数の出力と複数のドロップケーブルとを接続するときに、整線フォルダ40を介して内部接続する構成が最も好ましい。整線フォルダ40の本体には複数の溝を備えている。各溝には少なくとも1つ以上の心線押さえフィンを備えており、1つの溝には1心の単心光ファイバケーブルが押し込まれている。
この心線押さえフィンは「く」の字形で、弾性を有する材質で形成されているため、作業者が力をいれて光ファイバケーブルを溝に押し込むと、光ファイバケーブルは溝が最も狭い部分を通過して溝の底の近傍で保持される。
もちろん、これとは逆に作業者が適当な力以上で光ファイバケーブルを引っ張れば、光ファイバケーブルを溝から外すことができる。整線フォルダ40により、取り扱う光ファイバケーブルを一面に保持することができ、同時に光ファイバケーブルの最小曲げ半径以上の曲がりで光ファイバケーブルを引き回すことが可能となり、併せて光ファイバケーブルの識別も容易となり、作業効率の向上も図ることができる。
図5に示すのは、本発明のクロージャの実施の形態に係る、アダプタ保持部材の配置を説明するための説明図である。
また、図6に示すのは、本発明のクロージャの実施の形態に係る、アダプタ保持部材の動作を説明するための説明図である。
さらに、図7に示すのは、本発明のクロージャの実施の形態に係る、アダプタ保持部材の動作を説明するための説明図である。
ドロップケーブル、光通信ケーブル、スプリッタモジュールを光コネクタにより相互接続する場合には、複数個のアダプタが必要となる。このときアダプタを一箇所に集めた方が作業上も都合がよい。この構成を図5〜図7に示す。
図5の(a)および(b)に参酌されるように、アダプタ保持部材70はクロージャ筐体1の内部に配置されており、図6および図7に参照されるように、アダプタ71と、アダプタ基板72と、固定部73と、から構成されている。
アダプタ基板72の片端は、固定部73に1点で固定されるが、この固定を回動自在な半固定機構とすることにより、クロージャ筐体1に収容されているときは占有空間が小さくなるように折りたたまれて(図6参照)固定されているが、作業時には作業しやすいようにアダプタ基板72を作業者の手元方向に回転させて(図7参照)固定することができる。これにより、すべてのアダプタへの着脱は同じく容易に実施できる。
図8に示すのは、本発明のクロージャの実施の形態に係る、モジュール筐体を説明するための説明図である。
また、図9に示すのは、本発明のクロージャの実施の形態に係る、モジュール筐体を説明するための説明図である。
クロージャ筐体1の内部には、その目的に応じて複数のスプリッタモジュールが内蔵されている(図8、図9参照)。たとえば、図8には、モジュール筐体60がクロージャ筐体1の内部の一点鎖線で示した部分に配置されており、このモジュール筐体60は、スプリッタモジュール筐体65と、入力心線66と、出力アダプタ67と、固定ラッチ68と、を備える。
同様に、図9には、モジュール筐体80がクロージャ筐体1の内部の一点鎖線で示した部分に配置されており、このモジュール筐体80は、スプリッタモジュール筐体81と、入力心線82と、出力心線83と、固定ラッチ84と、を備える。
各スプリッタモジュール筐体60、80には、それぞれの筐体に固定ラッチ68、84を装備し、該固定ラッチ68、84によりクロージャ筐体1の図示しないフレームに設けられた受側の固定ラッチと嵌合して固定されている。固定ラッチ68、84によりワンタッチでスプリッタモジュール筐体を着脱可能とし、また、使用する単心光ファイバの径を太くすること、あるいは端子のアダプタ化により、従来より簡単にかつ容易にスプリッタモジュール筐体の取り扱いができる。
なお、光ファイバケーブルの使用状況の記録手段については、設置時の使用状況情報と作業終了後の使用状況情報とが変わるので、クロージャ筐体1の内部の各光ファイバケーブルにバーコードタグあるいは2次元コードタグ、無線コードタグをつけることにより、大量の情報を蓄積できる。勿論、これらのタグは読み取り器で容易に読取ることができる。無線タグの場合には、架空に設置されているクロージャ筐体1の蓋を開けなくても、光ファイバケーブルの使用状況情報を地上から遠隔で取得することができる。
また、クロージャ筐体1の内部に配線された光ファイバケーブル等に関する情報をさらに目視にて容易に読み取り可能に記録するために、任意の箇所に締結するための締結手段を備えた荷札などを用いることができる。締結手段としては、たとえば木綿糸やテグスなどの糸状の部材を用いてもよく、クロージャ筐体内の光ファイバケーブル等のそれぞれに個別に締結して、締結された対象となる光ファイバケーブル等に関する情報を記載する。
さらに、別の記録手段としては、情報を記載した略板状のカードを用いてもよい。このカードはたとえば樹脂などの透明な板を用いてもよく、この場合、この板に光ファイバケーブル等に関する情報を記載して記録する。透明な板を用いることにより、この板を透過してクロージャ筐体1の内部の配線状況等を随時に確認できるので、効率のよい作業を行うことも可能になる。この板は端部に蝶番などを設けて、クロージャ筐体1の蓋が開いた状態で、この板自体も開閉自在にすることで、より作業性をよくすることもできる。
以上説明した本発明の実施の形態によれば、光ファイバケーブルを1本単位で扱うことができ、光ファイバケーブルの引き回しを整然とすることができ、クロージャ内の作業空間の拡大も図れることにより、光ファイバケーブルの識別を容易にでき、小型で正確な作業を行うことが可能なクロージャを提供することができる。
本発明のクロージャの実施の形態に係る、全体構造を説明するための説明図である。 本発明のクロージャの実施の形態に係る、収納トレイを説明するための説明図である。 本発明のクロージャの実施の形態に係る、テンションメンバ把持部を説明するための説明図である。 本発明のクロージャの実施の形態に係る、ケーブル保持部を説明するための説明図である。 本発明のクロージャの実施の形態に係る、アダプタ保持部材の配置を説明するための説明図である。 本発明のクロージャの実施の形態に係る、アダプタ保持部材の動作を説明するための説明図である。 本発明のクロージャの実施の形態に係る、アダプタ保持部材の動作を説明するための説明図である。 本発明のクロージャの実施の形態に係る、モジュール筐体を説明するための説明図である。 本発明のクロージャの実施の形態に係る、モジュール筐体を説明するための説明図である。
符号の説明
1 クロージャ筐体
10 収納トレイ
11 外枠ユニット
12 収納トレイ(上部ユニット)
13 収納トレイ(下部ユニット)
20 テンションメンバ把持部
21 アースクリップ
22 把持固定部
23 通信用光ケーブル把持部
30 ケーブル保持部
31 把持部本体
32 把持溝
40 整線フォルダ
60 モジュール筐体
65 スプリッタモジュール筐体
66 入力心線
67 出力アダプタ
68 固定ラッチ
70 アダプタ保持部材
71 アダプタ
72 アダプタ基板
73 固定部
80 モジュール筐体
81 スプリッタモジュール筐体
82 入力心線
83 出力心線
84 固定ラッチ

Claims (13)

  1. 情報通信網に用いられる光通信ケーブルの心線と光ドロップケーブルの心線とを接続した接続部を収納するためのクロージャにおいて、
    前記接続部および/または前記心線の余長部を収納して、すくなくとも2枚以上の略板材の端部同士が可動自在に接続されて互いの重畳による折り畳みが可能な収納トレイと、
    前記光通信ケーブルに内蔵されたテンションメンバの端部をすくなくとも二股に分岐して形成された略T字状の分岐部分を把持して前記クロージャを吊持するためのテンションメンバ把持部と、
    前記心線を挟持して所定位置に保持するためのケーブル保持部と、
    を備えることを特徴とするクロージャ。
  2. 前記収納トレイは、
    前記接続部および/または前記心線の余長部を所定位置に配置するための案内となる複数の案内突起が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のクロージャ。
  3. 前記収納トレイは、
    前記クロージャに対して可動自在に接続されており、該収納トレイを折り畳んだ状態で該クロージャ内に収納可能なことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のクロージャ。
  4. 前記心線に接続された複数のアダプタを同時に保持するためのアダプタ保持部材と、
    前記アダプタ保持部材を回動自在に支持するために設けられた支持手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれかに記載のクロージャ。
  5. 前記心線に接続された所定の機能を有するモジュール筐体の側面に設けられて該モジュール筐体を着脱自在に保持するためのラッチと、
    前記ラッチと嵌合し前記モジュール筐体を保持するためのラッチ受けと、
    を備えることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれかに記載のクロージャ。
  6. 前記収納トレイに収納された前記心線に関する情報と、前記光通信ケーブルに関する情報と、前記光ドロップケーブルに関する情報と、のうちのすくなくともいずれかの情報を記録するための記録手段を備えていることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれかに記載のクロージャ。
  7. 前記記録手段は、
    無線を介して記録内容を外部へ送信可能な無線タグであって、該無線タグの前記記録内容を読取るための読み取り手段により読み取り自在なことを特徴とする請求項6に記載のクロージャ。
  8. 前記記録手段は、
    バーコードによる表示であることを特徴とする請求項6に記載のクロージャ。
  9. 前記記録手段は、
    任意の箇所に締結するための締結手段を備えた荷札であることを特徴とする請求項6に記載のクロージャ。
  10. 前記記録手段は、
    前記情報を記載した略板状のカードであることを特徴とする請求項6に記載のクロージャ。
  11. 前記記録手段は、
    複数の前記心線のそれぞれに個別に装着されていることを特徴とする請求項6〜8のうちのいずれかに記載のクロージャ。
  12. 所定の間隔で整然と配置され、底部に向かって徐々に狭まる略U字形の断面を形成した複数の把持溝により前記心線を把持し、もって前記心線を整然と配置するための整線フォルダを備えていることを特徴とする請求項1〜11のうちのいずれかに記載のクロージャ。
  13. 前記心線は、
    目視による識別のための着色された被覆部材もしくは着色された被覆部材が装着されていることを特徴とする請求項1〜12のうちのいずれかに記載のクロージャ。
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