JP2006153789A - タイヤの検査装置とタイヤの検査方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 タイヤの検査装置1は、タイヤ2の外方側に配置されて該タイヤ2に向けてミリ波を発振する発振部6と、タイヤ2の内方側に配置されて該タイヤ2を透過したミリ波を受信する受信部7と、この受信部7で受信したミリ波の透過強度を基にタイヤ2の品質の良否を判定する制御装置8を備えている。
制御装置8の判定手段8Bは、予め設定した基準値Sを記憶しており、この基準値Sと上記受信部7から検出手段8Bへ伝達されるミリ波の透過強度とを比較して、そのピーク値B(最低値)が基準値Sよりも小さな場合には、検査対象となったタイヤ2が不良品であると判定する。
【効果】 小型であって、かつ高速処理が可能なタイヤの検査装置1を提供できる。
【選択図】 図2
制御装置8の判定手段8Bは、予め設定した基準値Sを記憶しており、この基準値Sと上記受信部7から検出手段8Bへ伝達されるミリ波の透過強度とを比較して、そのピーク値B(最低値)が基準値Sよりも小さな場合には、検査対象となったタイヤ2が不良品であると判定する。
【効果】 小型であって、かつ高速処理が可能なタイヤの検査装置1を提供できる。
【選択図】 図2
Description
本発明はタイヤの検査装置とタイヤの検査方法に関する。
従来、複数のゴムを積層して製造されるタイヤは、各層のゴムの間に空気や異物が残留する場合があり、このような製品は不良品として廃棄する必要がある。
そこで、従来からタイヤやゴムの品質検査装置が提案されている。例えばX線を用いたタイヤやゴムの品質検査装置としては特許文献1〜特許文献3が公知である。また、テラヘルツ波を用いた物品の品質検査装置として、例えば特許文献4〜特許文献7が公知である。
特開平2−195237号公報
特開2000−249665号公報
特開2001−228101号公報
特開平10−90174号公報
特開平11−108845号公報
特開2001−66375号公報
特許第3387721号公報
そこで、従来からタイヤやゴムの品質検査装置が提案されている。例えばX線を用いたタイヤやゴムの品質検査装置としては特許文献1〜特許文献3が公知である。また、テラヘルツ波を用いた物品の品質検査装置として、例えば特許文献4〜特許文献7が公知である。
ところで、特許文献1〜3のようなX線を用いた品質検査装置においては、現場の作業者がX線に被爆するのを防止するために、作業者を保護するための頑丈な覆いが必要となるので、品質検査装置が大型化するとともに品質検査装置の価格が高くなるという欠点があった。また、検出結果をイメージ化して良否を判定しており、検査に時間が掛かるという欠点があった。
一方、特許文献4〜7に開示されているテラヘルツ波を用いた検査装置においても、被検査物を透過したテラヘルツ波に基づいて被検査物の内部をイメージ化して被検査物の良否を判定するようにしているので、良否の判定処理に時間が掛かるという欠点があった。
上記何れの検査方式においても、処理に時間が掛かるため、高速に連続検査することが困難で、特にタイヤの検査においては、全数検査が行えず、抜き取り検査にて対応しているのが実状である。
一方、特許文献4〜7に開示されているテラヘルツ波を用いた検査装置においても、被検査物を透過したテラヘルツ波に基づいて被検査物の内部をイメージ化して被検査物の良否を判定するようにしているので、良否の判定処理に時間が掛かるという欠点があった。
上記何れの検査方式においても、処理に時間が掛かるため、高速に連続検査することが困難で、特にタイヤの検査においては、全数検査が行えず、抜き取り検査にて対応しているのが実状である。
このような事情に鑑み、請求項1に記載した本発明は、環状をしたタイヤの外方または内方の一方側に配置されて、ミリ波もしくはテラヘルツ帯域からなる電磁波をタイヤに向けて発振する発振器と、上記タイヤの外方または内方の他方側に配置されて、タイヤを透過した電磁波を受信する受信器と、上記発振器と受信器をタイヤに対してその円周方向へ相対移動させる移動手段と、上記受信器で受信される電磁波の強度を検出する検出手段と、この検出手段が検出した電磁波の強度に基づいてタイヤの品質の良否を判定する判定手段とを備え、
上記判定手段は、予め設定した基準値と上記検出手段が検出した電磁波の強度に基づく値とを比較してタイヤの品質の良否を判定するようにしたものである。
また、請求項4に記載した第2の発明は、環状をしたタイヤに対して位置を変えながらミリ波もしくはテラヘルツ帯域からなる電磁波を照射して、上記タイヤを透過した電磁波の強度を検出し、該検出した電磁波の強度に基づく値と予め設定した基準値とを比較して上記タイヤの品質の良否を判定するようにしたものである。
上記判定手段は、予め設定した基準値と上記検出手段が検出した電磁波の強度に基づく値とを比較してタイヤの品質の良否を判定するようにしたものである。
また、請求項4に記載した第2の発明は、環状をしたタイヤに対して位置を変えながらミリ波もしくはテラヘルツ帯域からなる電磁波を照射して、上記タイヤを透過した電磁波の強度を検出し、該検出した電磁波の強度に基づく値と予め設定した基準値とを比較して上記タイヤの品質の良否を判定するようにしたものである。
このような構成によれば、上記X線を用いた従来の装置のような被爆を防止するための覆いを配置する必要がない。そのため、従来と比較すると、簡略な構成であって、かつ安全なタイヤの検査装置と検査方法を提供できる。しかも、タイヤを透過した電磁波の強度と予め設定した基準値とを比較してタイヤの品質の良否を判定するので、上記従来技術よりも高速処理が可能なタイヤの検査装置と検査方法を提供できる。
以下図示実施例について本発明を説明すると、図1ないし図3において、1はタイヤ2の品質検査を行う検査装置である。
従来周知のとおり、被検査物であるタイヤ2は全体として環状に形成されており、外周面に円周方向の複数の溝を形成した円筒部2Aと、この円筒部2Aの軸方向の両端部から半径方向内方に伸びる両側部2B、2Bとから構成されている。そのため、タイヤ2の軸方向の断面は概略C字型となっている。また、このタイヤ2は、薄板状のゴムを複数層に積層して重ね合わせ熱と圧力を掛けて相互に接合して製造されている。また、タイヤ2の内部には、ゴムとは異なる材質からなる補強材等の内部構成物を所要の位置に埋設している。
このようにして複数のゴム層を接合する際には、相互に接合されるゴム層の間に空気や異物が残留しないことが要求されており、本発明に係る検査装置1では、ゴム質を透過するミリ波やテラヘルツ帯域からなる電磁波を用いてタイヤ2の内部に空洞や異物が存在するか否かを検査するようにしたものである。
従来周知のとおり、被検査物であるタイヤ2は全体として環状に形成されており、外周面に円周方向の複数の溝を形成した円筒部2Aと、この円筒部2Aの軸方向の両端部から半径方向内方に伸びる両側部2B、2Bとから構成されている。そのため、タイヤ2の軸方向の断面は概略C字型となっている。また、このタイヤ2は、薄板状のゴムを複数層に積層して重ね合わせ熱と圧力を掛けて相互に接合して製造されている。また、タイヤ2の内部には、ゴムとは異なる材質からなる補強材等の内部構成物を所要の位置に埋設している。
このようにして複数のゴム層を接合する際には、相互に接合されるゴム層の間に空気や異物が残留しないことが要求されており、本発明に係る検査装置1では、ゴム質を透過するミリ波やテラヘルツ帯域からなる電磁波を用いてタイヤ2の内部に空洞や異物が存在するか否かを検査するようにしたものである。
検査装置1は、被検査物としてのタイヤ2を一対の回転ローラ3,4を介して支持する支持テーブル5と、この支持テーブル5の上方となる検査位置Aに下方へ向けて配置されてタイヤ2に向けて電磁波としてミリ波を発振する発振部6と、この発振部6から発振されてタイヤ2を透過してきたミリ波を受信する受信部7と、さらに受信部7によって受信したミリ波の強度を基にしてタイヤ2の品質の良否を判定する制御装置8とを備えている。なお、以下においては、ミリ波を用いる場合を例に説明を進めるが、テラヘルツ帯域の電磁波を用いる場合も同様である。
タイヤ2を支持する両回転ローラ3,4は、支持テーブル5上に水平にかつ回転自在に設けられており、一方の回転ローラ3は図示しないモータに連動して矢印方向に回転されるようになっている。このモータの作動は上記制御装置8によって制御されるようになっている。
被検査物であるタイヤ2は、上記円筒部2Aの下方側の外周面を上記両回転ローラ3,4上に支持されるように、両回転ローラ3,4上に供給されるようになっている。
この状態において、制御装置8によって上記モータが回転されて回転ローラ3が回転されると、タイヤ2が両回転ローラ3,4上で図1の矢印方向、つまり円周方向に回転されるようになっており、これにより、後述する発振部6の発振器6Aと受信部7の受信器7Aを、タイヤ2の円周方向へ相対移動させる移動手段を構成している。
本実施例においては、検査位置Aに位置させた発振部6からタイヤ2に向けてミリ波を発振するとともに、上記回転ローラ3,4上でタイヤ2を円周方向に回転させるようにしてあり、それによりタイヤ2の円周方向全域について短時間で品質検査できるようにしている。
被検査物であるタイヤ2は、上記円筒部2Aの下方側の外周面を上記両回転ローラ3,4上に支持されるように、両回転ローラ3,4上に供給されるようになっている。
この状態において、制御装置8によって上記モータが回転されて回転ローラ3が回転されると、タイヤ2が両回転ローラ3,4上で図1の矢印方向、つまり円周方向に回転されるようになっており、これにより、後述する発振部6の発振器6Aと受信部7の受信器7Aを、タイヤ2の円周方向へ相対移動させる移動手段を構成している。
本実施例においては、検査位置Aに位置させた発振部6からタイヤ2に向けてミリ波を発振するとともに、上記回転ローラ3,4上でタイヤ2を円周方向に回転させるようにしてあり、それによりタイヤ2の円周方向全域について短時間で品質検査できるようにしている。
図3に示すように、発振部6は、タイヤ2の円筒部2A及び両側部2B、2Bを覆うように形成したアーチ状の第1支持部材11と、この第1支持部材11の内面の複数箇所に設けられてタイヤ2に向けてミリ波を発振する発振器6Aとタイヤ2の表面に当接するローラ6Bとを備えている。これら発振器6Aは制御装置8から電力が供給されるとともに該制御装置8によってその発振のON/OFFが制御されるようになっている。
ミリ波を発振する発振器6Aは、従来公知のようにクライストロン管や進行波管等の電子管や、MES FET(Metal semicondoctor FET)やHEMT(High Electron Mobility Transistor)等の半導体を用いて構成されている。
このようなミリ波発振器では、厳密に言えば波長が1〜10mmの範囲となる330〜33GHzの電磁波を発振できるが、一般的にはその範囲の波長に限定されているものではなく、その範囲を若干超えるものまでミリ波発振器の範囲に含められている。なお、ゴム質を透過する電磁波として、ミリ波に代えてテラヘルツ帯域からなる電磁波(テラヘルツ波)を用いる場合も同様であって、一般的には波長が3μm〜3mmの範囲となる0.1THz〜10THzの電磁波をテラヘルツ波と称しているが、テラヘルツ波発振器としてはその範囲を若干超えるものも含められる。
ミリ波を発振する発振器6Aは、従来公知のようにクライストロン管や進行波管等の電子管や、MES FET(Metal semicondoctor FET)やHEMT(High Electron Mobility Transistor)等の半導体を用いて構成されている。
このようなミリ波発振器では、厳密に言えば波長が1〜10mmの範囲となる330〜33GHzの電磁波を発振できるが、一般的にはその範囲の波長に限定されているものではなく、その範囲を若干超えるものまでミリ波発振器の範囲に含められている。なお、ゴム質を透過する電磁波として、ミリ波に代えてテラヘルツ帯域からなる電磁波(テラヘルツ波)を用いる場合も同様であって、一般的には波長が3μm〜3mmの範囲となる0.1THz〜10THzの電磁波をテラヘルツ波と称しているが、テラヘルツ波発振器としてはその範囲を若干超えるものも含められる。
上記第1支持部材11は、移動手段としての第1昇降機構12によって上昇端位置と下降端位置とに昇降されるようになっている。タイヤ2が両回転ローラ3,4上に供給される前の状態では、第1支持部材11は第1昇降機構12によって上昇端位置に位置している。この状態では、回転ローラ3,4上に供給されるタイヤ2と第1支持部材11が干渉しないようになっている。これに対して、タイヤ2が両回転ローラ3,4上に供給されると、第1昇降機構12によって第1支持部材11が下降端位置まで下降されるようになっている。この状態では、図3に示すように、2つのローラ6Bがタイヤ2の表面に当接して、タイヤ2を上方から回転可能に支持するとともに、第1支持部材11とタイヤ2を所定間隔に維持する。また、各発振器6Aがタイヤ2の円筒部2Aおよび両側部2Bを囲繞する状態となり、全ての発振器6Aがタイヤ2の円筒部2Aおよび両側部2Bの表面に、常にほぼ一定の間隔まで接近して対向するようになっている。
このように第1支持部材11と発振器6Aが検査位置Aに位置した状態において、制御装置8によって全ての発振器6Aが作動されると、各発振器6Aから同時にタイヤ2の円筒部2Aおよび両方の側部2Bにむけてミリ波が発振されるようになっている。そして、各発振器6Aから照射されたミリ波はタイヤ2を透過して受信部7によって受信されるようになっている。
このように第1支持部材11と発振器6Aが検査位置Aに位置した状態において、制御装置8によって全ての発振器6Aが作動されると、各発振器6Aから同時にタイヤ2の円筒部2Aおよび両方の側部2Bにむけてミリ波が発振されるようになっている。そして、各発振器6Aから照射されたミリ波はタイヤ2を透過して受信部7によって受信されるようになっている。
受信部7は、第2支持部材13の上面に発振部6に設けた発振器6Aと同数の受信器7Aを備えており、各受信器7Aによってタイヤ2を透過したミリ波を受信するようになっている。図3に示すように、受信部7には6個の受信器7Aが設けられており、これらは、中央寄りで真上に向けた2個の受信器7Aから順に、タイヤ2の円周方向へ(図3では紙面の奥側へ)、かつ円筒部2Aの両側部側へ徐々に位置をずらしながら、また、徐々に真横を向くよう向きを異ならせて配置している。これにより、各受信器7Aを互いに干渉させずに検査すべき範囲に向けて網羅している。一方、発振部6には、各受信器7A毎に対応させて対向するように同数の発振器6Aが配置してあり、これら対応する6組の発振器6Aと受信器7Aの間で電磁波の送受信が可能となっている。なお、発振器6Aと受信器7Aの数は6組に限らず、タイヤの大きさ等に応じて増減させる。
上記第2支持部材13は、移動手段としての第2昇降機構14によって水平に支持されて上昇端位置と下降端位置とに昇降されるようになっている。上記両回転ローラ3,4上にタイヤ2が供給される前の状態では、第2支持部材13は、昇降機構によって下降端位置に位置している。この状態では、その後に両回転ローラ3,4上にタイヤ2が供給される際に、そのタイヤ2の中心側の空間を第2支持部材13および各受信器7Aが貫通して干渉しないようになっている。
これに対して、両回転ローラ3,4上にタイヤ2が供給されると、第2昇降機構14によって第2支持部材13および受信器7Aが上昇端位置である検査位置Aまで上昇される。この上昇端位置においては、図3に示すように、第2支持部材13に設けた全ての受信器7Aが、検査位置Aにおけるタイヤ2の円筒部2Aおよび両方の側部2Bの内方位置に挿入され、それら各部2A、2Bの内面と対向するようになっている。
上記第2支持部材13は、移動手段としての第2昇降機構14によって水平に支持されて上昇端位置と下降端位置とに昇降されるようになっている。上記両回転ローラ3,4上にタイヤ2が供給される前の状態では、第2支持部材13は、昇降機構によって下降端位置に位置している。この状態では、その後に両回転ローラ3,4上にタイヤ2が供給される際に、そのタイヤ2の中心側の空間を第2支持部材13および各受信器7Aが貫通して干渉しないようになっている。
これに対して、両回転ローラ3,4上にタイヤ2が供給されると、第2昇降機構14によって第2支持部材13および受信器7Aが上昇端位置である検査位置Aまで上昇される。この上昇端位置においては、図3に示すように、第2支持部材13に設けた全ての受信器7Aが、検査位置Aにおけるタイヤ2の円筒部2Aおよび両方の側部2Bの内方位置に挿入され、それら各部2A、2Bの内面と対向するようになっている。
本実施例においては、両回転ローラ3,4上にタイヤ2が供給されてから第1支持部材11によって発振器6Aが下降端位置(検査位置A)に下降されるとともに、第2支持部材13を介して受信器7Aが上昇端位置(検査位置A)まで上昇されるようになっている。その状態では、図3に示すように、検査位置Aにおいて発振器6Aと受信器7Aとによってタイヤ2を上下から挟んだ状態となるようにしている。換言すると、タイヤ2の半径方向の内外に配置した発振器6Aと受信器7Aとによってタイヤ2を挟んだ状態となる。
この状態において、各発振器6Aからミリ波を発振させるとともに、上記モータによって回転ローラ3を回転させてタイヤ2を円周方向に回転させるようにしている。これにより、タイヤ2の円周方向の全域が検査位置Aを通過することになり、各発振器6Aがタイヤ2に対し相対的に位置を変えながらミリ波を照射し、検査位置Aを通過したタイヤ2の円周方向全域の各部を透過したミリ波が各受信器7Aによって受信されて制御装置8へ入力されるようになっている。
この状態において、各発振器6Aからミリ波を発振させるとともに、上記モータによって回転ローラ3を回転させてタイヤ2を円周方向に回転させるようにしている。これにより、タイヤ2の円周方向の全域が検査位置Aを通過することになり、各発振器6Aがタイヤ2に対し相対的に位置を変えながらミリ波を照射し、検査位置Aを通過したタイヤ2の円周方向全域の各部を透過したミリ波が各受信器7Aによって受信されて制御装置8へ入力されるようになっている。
図2に示すように、発振器6Aは開口端に向けて拡大される断面矩形の導波管9を一体的に備えており、該導波管9の開口端側にはミリ波の拡散を防止する光学部材として1枚または複数枚のレンズ10を設けている。このレンズ10により光の性質を有するミリ波が拡散するのを防止している。
一方、受信器7Aは開口端から縮径される断面矩形の導波管9′を一体的に備えており、タイヤ2を透過して拡散するミリ波を受信器7Aへ収束させるようにしている。
一方、受信器7Aは開口端から縮径される断面矩形の導波管9′を一体的に備えており、タイヤ2を透過して拡散するミリ波を受信器7Aへ収束させるようにしている。
制御装置8は、上記受信部7が受信する透過したミリ波の強度を透過強度として検出する検出手段8Aと、この検出手段8Aが検出したミリ波の強度に基づいてタイヤ2の品質の良否を判定する判定手段8Bとを備えている。
判定手段8Bは、比較値として予め設定した基準値を記憶しており、上記検出手段8Aが検出したミリ波の強度と該基準値とを比較して、タイヤ2の良否を判定するようにしている。
ミリ波やテラヘルツ波に該当する波長域および周波数域の電磁波は、ゴム質からなる物体の内部を透過することが知られている。例えば、35GHzのミリ波の場合は、タイヤに使用する6mm厚のゴムを約10%の透過率で透過する。このことから、図2に示すようにタイヤ2を構成するゴムの一面側に発振器6Aを配置し、他面側に受信器7Aを配置して、所定の波長および周波数のミリ波やテラヘルツ波を照射すると、その波長および周波数に応じた透過率で透過したミリ波やテラヘルツ波が受信器7Aで受信される。
判定手段8Bは、比較値として予め設定した基準値を記憶しており、上記検出手段8Aが検出したミリ波の強度と該基準値とを比較して、タイヤ2の良否を判定するようにしている。
ミリ波やテラヘルツ波に該当する波長域および周波数域の電磁波は、ゴム質からなる物体の内部を透過することが知られている。例えば、35GHzのミリ波の場合は、タイヤに使用する6mm厚のゴムを約10%の透過率で透過する。このことから、図2に示すようにタイヤ2を構成するゴムの一面側に発振器6Aを配置し、他面側に受信器7Aを配置して、所定の波長および周波数のミリ波やテラヘルツ波を照射すると、その波長および周波数に応じた透過率で透過したミリ波やテラヘルツ波が受信器7Aで受信される。
そして、図2のようにタイヤ2を構成する接合されたゴム層の間に、空洞15が形成されている場合には、この箇所に対向した発振器6Aから発振されてタイヤ2の内部を透過してきた電磁波は、空洞15からなる空間内で拡散される。拡散されることで受信器7Aに受信される電磁波の量は減少し、透過した電磁波の強度(透過強度)は空洞15のない正常な場合に比較して低下する。つまり、本実施例では予め個々の被検査物毎に、正常な状態で透過される電磁波の強度の値を求めておき、この強度値に基づいて受信器7Aで受信される電磁波の強度と比較するための基準値Sを設定し、この基準値Sを制御装置8の判定手段8Bに記憶させておく。受信器7Aで受信された電磁波の強度を検出手段8Aで検出し、検出した強度値を判定手段8Bに入力して、この強度に基づく値と記憶している基準値Sと比較して、比較した値が基準値Sを超えたら、その比較結果に基づいて品質の良否を判定するようにしている。
なお、空洞15はその大きさや形状によってはレンズ効果を生じて電磁波を集中させる場合があり、この場合は透過率が向上して検出される強度値は上昇する。よって、想定される不良状態に応じて基準値Sの値を設定し、基準値Sを上回って超えた場合を不良とするか、下回って超えた場合を不良とするか、また、その両方を用いるかを事前に検討して設定値Sを設定するようにする。
また、ゴム層の間に空洞15ではなく、異なる物質からなる異物が存在している場合には、該異物における電磁波の透過率は被検査物の透過率と異なるため、受信器7Aで受信される電磁波の強度の値は、正常な状態で検出される強度とは異なり、強いもしくは弱い値で検出される。よって、この場合であっても、検出された強度に基づく値を基準値と比較することで、品質の良否を判定することができる。
なお、空洞15はその大きさや形状によってはレンズ効果を生じて電磁波を集中させる場合があり、この場合は透過率が向上して検出される強度値は上昇する。よって、想定される不良状態に応じて基準値Sの値を設定し、基準値Sを上回って超えた場合を不良とするか、下回って超えた場合を不良とするか、また、その両方を用いるかを事前に検討して設定値Sを設定するようにする。
また、ゴム層の間に空洞15ではなく、異なる物質からなる異物が存在している場合には、該異物における電磁波の透過率は被検査物の透過率と異なるため、受信器7Aで受信される電磁波の強度の値は、正常な状態で検出される強度とは異なり、強いもしくは弱い値で検出される。よって、この場合であっても、検出された強度に基づく値を基準値と比較することで、品質の良否を判定することができる。
以上の構成における検査装置1の検査動作および判定方法について説明する。
図3に示す状態において各発振器6Aから連続的にミリ波を発振しつつ、対応する受信器7Aが透過したミリ波を受信しながら、全ての発振器6Aと受信器7Aをタイヤ2の円筒部2Aおよび両側部2Bの表面に沿ってタイヤ2の円周方向へ相対的に移動させる。
制御装置8の検出手段8Aは、各受信器7Aが受信するミリ波をそれぞれ連続的に入力して、各々について図4に示す波形Dからなる強度を随時検出している。受信される透過強度は、ノイズの影響等により−定ではなく若干の強弱を伴って検出されるため、比較のための基準値Sはノイズの値を考慮してさらに低い値として設定してあり、判定手段8Bは各々に検出される透過強度を該記憶した基準値Sと随時比較している。
この状態において、何れかの発振器6Aと受信器7Aの組が、図2に示すようなタイヤ2の内部に空洞15が存在する箇所に差し掛かると、透過しているミリ波が拡散されて、受信器7Aが受信できるミリ波が制限されるため、検出手段8Aに検出される透過強度は急激に低下する。その後、空洞15の箇所が検査位置Aから離れることで強度は正常値の範囲に復帰するが、急激に低下したピーク値Bと基準値Sを比較することで、判定手段8Bはピーク値Bが基準値Sを下回って超えたことを認識し、今回の被検査物であるタイヤ2が品質不良であると判定して、不良信号を出力する。
図3に示す状態において各発振器6Aから連続的にミリ波を発振しつつ、対応する受信器7Aが透過したミリ波を受信しながら、全ての発振器6Aと受信器7Aをタイヤ2の円筒部2Aおよび両側部2Bの表面に沿ってタイヤ2の円周方向へ相対的に移動させる。
制御装置8の検出手段8Aは、各受信器7Aが受信するミリ波をそれぞれ連続的に入力して、各々について図4に示す波形Dからなる強度を随時検出している。受信される透過強度は、ノイズの影響等により−定ではなく若干の強弱を伴って検出されるため、比較のための基準値Sはノイズの値を考慮してさらに低い値として設定してあり、判定手段8Bは各々に検出される透過強度を該記憶した基準値Sと随時比較している。
この状態において、何れかの発振器6Aと受信器7Aの組が、図2に示すようなタイヤ2の内部に空洞15が存在する箇所に差し掛かると、透過しているミリ波が拡散されて、受信器7Aが受信できるミリ波が制限されるため、検出手段8Aに検出される透過強度は急激に低下する。その後、空洞15の箇所が検査位置Aから離れることで強度は正常値の範囲に復帰するが、急激に低下したピーク値Bと基準値Sを比較することで、判定手段8Bはピーク値Bが基準値Sを下回って超えたことを認識し、今回の被検査物であるタイヤ2が品質不良であると判定して、不良信号を出力する。
本発明に係る検査装置1では、不良の原因を正確に特定することはできないので、不良と判定されたタイヤ2については、従来公知のX線を用いた検査装置によって正確に原因究明を行うようにする。すなわち、本発明に係る検査方法および装置を用いて、被検査物の全数を対象に高速に検査して良否のみを判定し、不良と判定したものについてのみ従来公知の検査装置により精密検査することで、タイヤに対する正確かつ高速な全数検査の実施を実現することができる。
以上で説明した判定方法においては、比較のための基準値Sをノイズの値を考慮してやや低く設定しているが、通常、タイヤ2の表面は平坦ではなくトレッドパターンと呼ばれる溝が形成されており、電磁波の透過率は透過する物体が厚いほど低下するため、溝ではない部分と溝の底部では透過率が大きく異なる。よって、溝の底部から入射して透過してくるミリ波の強度に対応させて基準値Sを設定すると、溝ではない部分を透過したミリ彼の強度が基準値Sを上回ることができず不良と判定される場合が生じる。そこで、さらに基準値の値を下げると、溝の底部の下方に空洞15が存在していても、検出される強度のピーク値が基準値Sを下回らない場合が生じる。
このような場合に対しては、検出手段8Aが検出する強度について所定時間毎に平均値を求め、この平均値Cと基準値Sと比較することで正確に良否を判定することができる。つまり、溝と溝ではない部分が交互に形成されてもいる場合では、随時検出される透過したミリ波の強度値は大きく強弱を繰り返すが、トレッドパターンはタイヤ2の円周方向にわたって規則的に形成されているので、所定時間当たり(もしくは、所定時間当たりに検査位置Aを通過するタイヤ2表面の長さ)の強度の平均値Cは、図5に示すように、変化の少ないほぼ一定な値となる。
よって、正常な状態における上記所定時間当たりの平均値から基準値Sを設定し、検出したミリ波の値に基づく平均値Cを求めて該基準値Sと比較する。これにより、タイヤ2の内部に空洞15があれば、平均値Cの値が低下し基準値Sを下回ることで、今回の披検査物であるタイヤ2が品質不良であると判定することができる。
このような場合に対しては、検出手段8Aが検出する強度について所定時間毎に平均値を求め、この平均値Cと基準値Sと比較することで正確に良否を判定することができる。つまり、溝と溝ではない部分が交互に形成されてもいる場合では、随時検出される透過したミリ波の強度値は大きく強弱を繰り返すが、トレッドパターンはタイヤ2の円周方向にわたって規則的に形成されているので、所定時間当たり(もしくは、所定時間当たりに検査位置Aを通過するタイヤ2表面の長さ)の強度の平均値Cは、図5に示すように、変化の少ないほぼ一定な値となる。
よって、正常な状態における上記所定時間当たりの平均値から基準値Sを設定し、検出したミリ波の値に基づく平均値Cを求めて該基準値Sと比較する。これにより、タイヤ2の内部に空洞15があれば、平均値Cの値が低下し基準値Sを下回ることで、今回の披検査物であるタイヤ2が品質不良であると判定することができる。
また、これと異なる判定方法として、検出手段8Aが随時検出する強度を所定時間間隔毎の変化率を求めて微分化し、この微分化された、検出した強度における単位時間当たりの変化率の値と、基準値Sとを比較して正確に良否を判定することができる。つまり、正常な状態においては透過率は変化しないため、検出される強度の変化率は大きく変動することはない。これに対し、タイヤ2の内部に空洞15や異物がある場合には、透過率が変化するので検出される強度の値は急激に変化する。
そこで正常な状態における変化率の値から基準値Sを設定し、検出したミリ波の値に基づく単位時間当たりの変化率の値を求めて該基準値Sと比較する。この場合、タイヤ2の内部に空洞15や異物があれば、変化率の値は急激に変化して基準値Sを上回りもしくは下回って超えるため、今回の被検査物であるタイヤ2が品質不良であると判定することができる。
そこで正常な状態における変化率の値から基準値Sを設定し、検出したミリ波の値に基づく単位時間当たりの変化率の値を求めて該基準値Sと比較する。この場合、タイヤ2の内部に空洞15や異物があれば、変化率の値は急激に変化して基準値Sを上回りもしくは下回って超えるため、今回の被検査物であるタイヤ2が品質不良であると判定することができる。
なお、タイヤ2の内部には、金属等ゴム以外の物質からなるワイヤやベルト等の補強材としての内部構成物が埋め込まれており、このようなタイヤ2の検査において、内部構成物が存在しない箇所に対応させて上記発振器6Aと受信器7Aを配置して、上記何れかの判定方法で検査を行うことで、内部構成物の位置ずれの有無を検出して品質不良の判定を行うことも可能である。
また、以上の判定方法において、予め設定する基準値Sは異なる受信器7A間で互いに同一である必要はなく、検査箇所の性質や特性に応じて個々に設定してもよく、また.単一の検査装置において、上記異なる判定方法を組み合わせて構成することもできる。
さらに、タイヤ2を構成する材質についてはゴムのみであることに限定されず、上述した補強材等を備える場合や、他の材質が添加されているものがあり、これらも検査対象とすることができる。
また、上述した実施例においては、タイヤ2の半径方向外方側に発振部6を配置するとともにタイヤ2の半径方向内方側に受信部7を配置しているが、発振部6と受信部7とを半径方向において逆に配置しても良い。
また、以上の判定方法において、予め設定する基準値Sは異なる受信器7A間で互いに同一である必要はなく、検査箇所の性質や特性に応じて個々に設定してもよく、また.単一の検査装置において、上記異なる判定方法を組み合わせて構成することもできる。
さらに、タイヤ2を構成する材質についてはゴムのみであることに限定されず、上述した補強材等を備える場合や、他の材質が添加されているものがあり、これらも検査対象とすることができる。
また、上述した実施例においては、タイヤ2の半径方向外方側に発振部6を配置するとともにタイヤ2の半径方向内方側に受信部7を配置しているが、発振部6と受信部7とを半径方向において逆に配置しても良い。
1…検査装置 2…タイヤ
3…回転ローラ(移動手段) 4…回転ローラ(移動手段)
6A…発振器 7A…受信器
8A…検出手段 8B…判定手段
3…回転ローラ(移動手段) 4…回転ローラ(移動手段)
6A…発振器 7A…受信器
8A…検出手段 8B…判定手段
Claims (7)
- 環状をしたタイヤの外方または内方の一方側に配置されて、ミリ波もしくはテラヘルツ帯域からなる電磁波をタイヤに向けて発振する発振器と、上記タイヤの外方または内方の他方側に配置されて、タイヤを透過した電磁波を受信する受信器と、上記発振器と受信器をタイヤに対してその円周方向へ相対移動させる移動手段と、上記受信器で受信される電磁波の強度を検出する検出手段と、この検出手段が検出した電磁波の強度に基づいてタイヤの品質の良否を判定する判定手段とを備え、
上記判定手段は、予め設定した基準値と上記検出手段が検出した電磁波の強度に基づく値とを比較してタイヤの品質の良否を判定することを特徴とするタイヤの検査装置。 - 上記判定手段がタイヤの品質の良否を判定する内容は、タイヤを構成するゴムの内部における空洞もしくは異物の有無であることを特徴とする請求項1に記載のタイヤの検査装置。
- 上記判定手段がタイヤの品質の良否を判定する内容は、タイヤの内部に備えた内部構成物の位置ずれの有無であることを特徴とする請求項1に記載のタイヤの検査装置。
- 環状をしたタイヤに対して位置を変えながらミリ波もしくはテラヘルツ帯域からなる電磁波を照射して、上記タイヤを透過した電磁波の強度を検出し、該検出した電磁波の強度に基づく値と予め設定した基準値とを比較して上記タイヤの品質の良否を判定することを特徴とするタイヤの検査方法。
- タイヤを透過した電磁波の強度のピーク値と上記基準値とを比較してタイヤの良否を判定することを特徴とする請求項4に記載のタイヤの検査方法。
- タイヤを透過した電磁波の強度の平均値と上記基準値とを比較してタイヤの良否を判定することを特徴とする請求項4に記載のタイヤの検査方法。
- タイヤを透過した電磁波の強度における、単位時間当たりの変化率の値と上記基準値とを比較してタイヤの良否を判定することを特徴とする請求項4に記載のタイヤの検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004348129A JP2006153789A (ja) | 2004-12-01 | 2004-12-01 | タイヤの検査装置とタイヤの検査方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US11874223B1 (en) | 2022-08-30 | 2024-01-16 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Terahertz characterization of a multi-layered tire tread |
-
2004
- 2004-12-01 JP JP2004348129A patent/JP2006153789A/ja not_active Withdrawn
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