JP2006152938A - 風力発電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】サボニウス型の風力発電装置では、風速が大きくならないと風車が起動せず風車が回らないという課題と、入力となる風速エネルギーに対し、発電出力が小さく発電効率が悪いという課題があるが、風車の受風面積つまり、風車の直径や軸方向長さが決まっている場合には、効果的対策がなく、風車の起動性向上と発電効率向上が要求されている。
【解決手段】風車102の投影面積よりも大きい面積から、風を集風する集風板A5を備えることにより、風車の起動性と発電効率の向上を可能化したものである。
【選択図】図1
【解決手段】風車102の投影面積よりも大きい面積から、風を集風する集風板A5を備えることにより、風車の起動性と発電効率の向上を可能化したものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、風力発電装置に設置されるサボニウス型風車の集風装置に関するものである。
従来、この種のサボニウス型風力発電装置は、使用されているものがあった(例えば特許文献1参照)。
以下、この種の風力発電装置について、図13、図14を参照しながら説明する。
図に示すように、風力発電装置101の風車102のブレード103は、サボニウス型の形状となっている。
上記構成により、風が吹き風車102が回転すると、風車102に連結された発電機104が回転し発電される。このとき、風車102の受風部は、風車の外径Dと軸方向長さLを乗じた矩形の面積であり、風速や風車形状が同じ場合、それによって風車102に入ってくるエネルギーの大きさが決まる。
特開平6−323237号公報
このような従来の風車では、風速が大きくならないと起動せず風車が回らないという課題と、発電効率がわるいという課題があり、風車の起動性向上と発電効率向上が要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、集風板を設置し、低い風速でも起動し、また発電効率の良い風力発電装置を提供することを目的としている。
本発明の風力発電装置は、上記目的を達成するために、風車の外側の風を前記風車に集風する集風手段を備えたことを特徴とするサボニウス型風力発電装置としたものである。
本発明によれば、課題となっている起動性を改善し、かつ発電効率のよい風力発電装置が得られる。
また、他の手段は、縦型または横型に設置されたサボニウス型風車の両端に、集風板を設置した風力発電装置としたものである。
本発明によれば、課題となっている起動性を改善し、かつ発電効率のよい風力発電装置が得られる。
また、他の手段は、縦型または横型に設置されたサボニウス型風車のいずれか一方の端面に、集風板を設置した風力発電装置としたものである。
本発明によれば、課題となっている起動性を改善し、かつ発電効率を良くするとともに、コストアップの小さい風力発電装置が得られる。
また、他の手段は、集風板の形状は、断面の傾斜部が、直線の円錐台状の形状とした風力発電装置としたものである。
本発明によれば、課題となっている起動性を改善し、かつ発電効率を良くするとともに、コストアップの小さい風力発電装置が得られる。
また、他の手段は、集風板の形状は、断面の傾斜部が、風車の風吸込側に膨らんだベルマウス形の円錐台形状とした風力発電装置としたものである。
本発明によれば、課題となっている起動性をより改善し、かつ、より発電効率を良くする風力発電装置が得られる。
また、他の手段は、集風板の形状は、断面の傾斜部が、風車の風吸込側とは反対側に膨らんだベルマウス形の円錐台形状とした風力発電装置としたものである。
本発明によれば、課題となっている起動性をより改善し、かつ、より発電効率を良くする風力発電装置が得られる。
また、他の手段は、集風板の形状は、断面の傾斜部が、直線部と風車の風吸込側に膨らんだベルマウス形の両方を持つ円錐台形状の風力発電装置としたものである。
本発明によれば、課題となっている起動性をより改善し、かつ、より発電効率を良くする風力発電装置が得られる。
また、他の手段は、集風板の形状は、断面の傾斜部が、直線部と風車の風吸込側とは反対側に膨らんだベルマウス形の両方を持つ円錐台形状の風力発電装置としたものである。
本発明によれば、課題となっている起動性をより改善し、かつ、より発電効率を良くする風力発電装置が得られる。
また、他の手段は、集風板には、集める風の横方向流れを防ぐ手段を設置したことを特徴とする風力発電装置としたものである。
本発明によれば、課題となっている起動性をより改善し、かつ、より発電効率を良くし、かつ強度もすぐれた風力発電装置が得られる。
また、他の手段は、集風板には、放射状の板を複数設置した風力発電装置としたものである。
本発明によれば、課題となっている起動性をより改善し、かつ、より発電効率を良くし、かつ強度もすぐれ、コストアップの少ない風力発電装置が得られる。
また、他の手段は、両端集風板のうち片方のみ、放射状の板を複数設置した風力発電装置としたものである。
本発明によれば、課題となっている起動性をより改善し、かつ、より発電効率を良くし、かつ強度もすぐれ、コストアップの少ない風力発電装置が得られる。
また、他の手段は、縦型または横型に設置されたサボニウス型風車の両端の側板に、側板と一体で集風板を設置し、共に回転することを特徴とした風力発電装置としたものである。
本発明によれば、課題となっている起動性をより改善し、かつ、より発電効率を良くし、かつ強度もすぐれ、コストアップの少ない風力発電装置が得られる。
本発明によれば、外部の風速が同じでも風車での風速を増速し、風車の起動力と発電効率の良い風力発電装置を提供することができる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1および図2は本発明の実施の形態1における風力発電装置の断面図である。
図1および図2は本発明の実施の形態1における風力発電装置の断面図である。
図1および図2において、風力発電装置101の風車102のブレード103はサボニウス型であり、上記風車102の下部には、発電機104が設置され、上記風車102と発電機104とは軸1で連結されている。また、風車102の軸1は上下に設置された側板2と柱3で、支えられている。
風が吹き始めると、上記風車102は回転しようとするが、軸受4には風車重量による摩擦トルクがかかっているので、ある風速値になり、摩擦トルクよりも大きいトルクを風から受けるまでは回転しない。ところが、本実施例では、風車102の軸方向両端に、風車の外側の風を集風する集風手段としての集風板A5がついているので、付いていない場合には、風車102にあたらない風車の外側の風も集風板A5によって風車102側にとりこまれるので、回転を開始する風速値は付いていない場合よりも小さくなる。
風車の外側の風を集風する集風手段としての集風板が付いていない場合には、風車投影面積の風速は外部風速と同じだが、風を受ける風車受風面積、風車投影面積より3割大きい面積から集風する集風板A5が付いているので、風車の外側の風は集風板A5の傾斜部に沿って風車102側に集められ風車面での風速は外部風速よりも3割大きくなる。この結果、ある一定の風速時に、風車102に受けるトルクは集風板がない場合より大きくなるので同一外部風速での風車出力は上昇し、その結果、風車効率は上昇し、発電量も上昇し、発電効率が上がることになる。尚、集風板の大きさは大きい程、風車面での風速は大きくなり、集める風の量が増えて、風車面での風速が増加し、発電効率が上昇するが、集風板が大きくなりすぎると風力発電装置の強度的安全性が不足し、安全を守るためには装置全体を頑強にする必要があり、コストも高くなる。
風車効率は、風車効率=(風車出力;T×N)/(ρA×V3)で表される。但し、Tはトルク、Nは回転数,Aは受風面積である。また発電量は、発電量=風車出力×発電機効率となる。また、発電効率は、発電効率=(発電量)/(ρA×V3) となる。
ここで、たとえば、風車の受風面積、風車投影面積より3割面積の大きい集風板を付けた場合、Vが3割大きくなるので、発電効率や発電量は約2.2倍となる。
これにより、起動力が上昇し、回転し始める風速は小さくなり、同風速での発電量も大きくし発電効率を良くすることができる。
風車の外側の風を集風する集風手段は、風車の外側の風を集風する案内板等、風車の左右、上下等の風車の周りの風を集めれば良く、風車の受風面積、風車投影面積よりも大きい面積からの集風を可能とし、発電効率、発電量が向上する。
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2における風車の断面図である。
図3は本発明の実施の形態2における風車の断面図である。
なお、実施の形態1と同一部分については同一番号を付し、詳細な説明を省略する。
図3において、風力発電装置101の風車102はサボニウス型であり、上記風車102の下部には、発電機104が設置され、上記風車102と発電機104とは軸1で連結されている。
図3において、風力発電装置101の風車102はサボニウス型であり、上記風車102の下部には、発電機104が設置され、上記風車102と発電機104とは軸1で連結されている。
風が吹き始めると、上記風車102は回転しようとするが、軸受4には風車重量による摩擦トルクがかかっているので、ある風速値になり、摩擦トルクよりも大きいトルクを風から受けるまでは回転しない。ところが、本実施例では、風車102のいずれかの端面に、集風板A5がついているので、付いていない場合には、風車にあたらない風も集風板A5によって風車102側にとりこまれるので、回転を開始する風速値は集風板A5が付いていない場合よりも小さくなる。
また、ある一定の風速時に、風車102に受けるトルクは大きくなるので同一風速での風車出力は上昇するので風車効率は上昇し、発電量も上昇し、発電効率が上がる。また、通常、風車は縦型に設置され、風車上部は下部よりも地面からの高さが大きく外部風速は上部の方が下部よりも大きいので、上部端面にのみ付けても効果はある。その場合、両端面に付けるより安価となる。
これにより、起動力が上昇し、回転し始める風速は小さくなり、同風速での発電量も大きし発電効率を良くすることができる。
(実施の形態3)
図4は本発明の実施の形態3における風車の断面図である。
図4は本発明の実施の形態3における風車の断面図である。
なお、実施の形態1あるいは2と同一部分については同一番号を付し、詳細な説明を省略する。
図4において、風力発電装置101の風車102はサボニウス型であり、上記風車102の下部には、発電機104が設置され、上記風車102と発電機104とは軸1で連結されている。
風が吹き始めると、上記風車102は回転しようとするが、軸受4には風車重量による摩擦トルクがかかっているので、ある風速値になり、摩擦トルクよりも大きいトルクを風から受けるまでは回転しない。ところが、本実施例では、風車102の端面に、断面の傾斜部が、直線の円錐台状の形状の集風板A5がついているので、集風板A5の傾斜部の沿って風車102側に流れ、集風板A5の付いていない場合には、風車にあたらない風も集風板A5によって風車102側にとりこまれるので、回転を開始する風速値は付いていない場合よりも小さくなる。また、ある一定の風速時に、風車102に受けるトルクは大きくなるので同一風速での風車出力は上昇するので風車効率は上昇し、発電量も上昇し、発電効率が上がる。上記前記集風板A5の形状は、断面の傾斜部は直線の円錐台形状であり、安価に製造できる。
これにより、起動力が上昇し、回転し始める風速は小さくなり、同風速での発電量も大きくし発電効率を良くことができる。
(実施の形態4)
図5は本発明の実施の形態4における風車の断面図である。
図5は本発明の実施の形態4における風車の断面図である。
なお、実施の形態1乃至3のいずれかと同一部分については同一番号を付し、詳細な説明を省略する。
図5において、風力発電装置101の風車102はサボニウス型であり、上記風車102の下部には、発電機104が設置され、上記風車102と発電機104とは軸1で連結されている。
風が吹き始めると、上記風車102は回転しようとするが、軸受4には風車重量による摩擦トルクがかかっているので、ある風速値になり、摩擦トルクよりも大きいトルクを風から受けるまでは回転しない。ところが、本実施例では、風車102の端面に、集風板B6がついているので、付いていない場合には、風車にあたらない風も集風板B6によって風車102側にとりこまれるので、回転を開始する風速値は付いていない場合よりも小さくなる。また、ある一定の風速時に、風車102に受けるトルクは大きくなるので同一風速での風車出力は上昇するので風車効率は上昇し、発電量も上昇し、発電効率が上がる。上記集風板B6の形状は、断面の傾斜部が、風車の風吸込側に膨らんだベルマウス形の円錐台形状である。傾斜部が直線状または集風板が無いと、集風板A5の側板2側で乱れが発生するが、ベルマウス型だと風車102側に風を集めるときに、傾斜部が直線だと側板との連結部で乱れるのが、ベルマウス部と側板部とが円滑なので、乱れが少なく空気抵抗なく集風することができる。特に風が乱れている時には乱れなく集風することができる。
これにより、起動力が上昇し、回転し始める風速はより小さくなり、同風速での発電量もより大きし発電効率を良くすることができる。
(実施の形態5)
図6は本発明の実施の形態5における風車の断面図である。
図6は本発明の実施の形態5における風車の断面図である。
なお、実施の形態1乃至4のいずれかと同一部分については同一番号を付し、詳細な説明を省略する。
図6において、風力発電装置101の風車102はサボニウス型であり、上記風車102の下部には、発電機104が設置され、上記風車102と発電機104とは軸1で連結されている。
風が吹き始めると、上記風車102は回転しようとするが、軸受4には風車重量による摩擦トルクがかかっているので、ある風速値になり、摩擦トルクよりも大きいトルクを風から受けるまでは回転しない。ところが、本実施例では、風車102の端面に、集風板C7がついているので、付いていない場合には、風車にあたらない風も集風板C7によって風車102側にとりこまれるので、回転を開始する風速値は付いていない場合よりも小さくなる。また、ある一定の風速時に、風車102に受けるトルクは大きくなるので同一風速での風車出力は上昇するので風車効率は上昇し、発電量も上昇し、発電効率が上がる。上記集風板C7の形状は、断面の傾斜部が、風車の風吸込側とは反対側に膨らんだベルマウス形の円錐台形状である。この結果、風車102側に風を集めた後に、より風車の中央部に風を運ぶことができる。
これにより、起動力が上昇し、回転し始める風速はより小さくなり、同風速での発電量もより大きし発電効率を大きくすることができる。
(実施の形態6)
図7は本発明の実施の形態6における風車の断面図である。
図7は本発明の実施の形態6における風車の断面図である。
なお、実施の形態1乃至5のいずれかと同一部分については同一番号を付し、詳細な説明を省略する。
図7において、風力発電装置101の風車102はサボニウス型であり、上記風車102の下部には、発電機104が設置され、上記風車102と発電機104とは軸1で連結されている。
風が吹き始めると、上記風車102は回転しようとするが、軸受4には風車重量による摩擦トルクがかかっているので、ある風速値になり、摩擦トルクよりも大きいトルクを風から受けるまでは回転しない。ところが、本実施例では、風車102の端面に、集風板D8がついているので、付いていない場合には、風車にあたらない風も集風板D8によって風車102側にとりこまれるので、回転を開始する風速値は付いていない場合よりも小さくなる。また、ある一定の風速時に、風車102に受けるトルクは大きくなるので同一風速での風車出力は上昇するので風車効率は上昇し、発電量も上昇し、発電効率が上がる。上記集風板D8の形状は、断面は円錐台形状だが、傾斜部は直線部が80%で残りは風車102側に膨らんだベルマウス形の両方を持つ形状である。これにより、集風板D8の入口部での乱流がなくなり、風車102側に風を集める時に、スムーズに風車端面に風を集めることができる。
これにより、起動力が上昇し、回転し始める風速はより小さくなり、同風速での発電量もより大きくし発電効率を良くすることができる。
(実施の形態7)
図8は本発明の実施の形態7における風車の断面図である。
図8は本発明の実施の形態7における風車の断面図である。
なお、実施の形態1乃至6のいずれかと同一部分については同一番号を付し、詳細な説明を省略する。
図8において、風力発電装置101の風車102はサボニウス型であり、上記風車102の下部には、発電機104が設置され、上記風車102と発電機104とは軸1で連結されている。
風が吹き始めると、上記風車102は回転しようとするが、軸受4には風車重量による摩擦トルクがかかっているので、ある風速値になり、摩擦トルクよりも大きいトルクを風から受けるまでは回転しない。ところが、本実施例では、風車102の端面に、集風板E9がついているので、付いていない場合には、風車にあたらない風も集風板E9によって風車102側にとりこまれるので、回転を開始する風速値は付いていない場合よりも小さくなる。また、ある一定の風速時に、風車102に受けるトルクは大きくなるので同一風速での風車出力は上昇するので風車効率は上昇し、発電量も上昇し、発電効率が上がる。前記集風板E9の形状は、断面は円錐台形状だが、傾斜部は直線と風車102の外側に膨らんだベルマウス形の両方を持つ形状である。これにより、風車102側に風を集める時に、スムーズに風車側に風を集めることができる。
これにより、起動力が上昇し、回転し始める風速はより小さくなり、同風速での発電量もより大きく発電効率を大きくすることができる。
(実施の形態8)
図9および図10は本発明の実施の形態8における風車の断面図である。
図9および図10は本発明の実施の形態8における風車の断面図である。
なお、実施の形態1乃至7のいずれかと同一部分については同一番号を付し、詳細な説明を省略する。
図9および図10において、風力発電装置101の風車102はサボニウス型であり、上記風車102の下部には、発電機104が設置され、上記風車102と発電機104とは軸1で連結されている。
風が吹き始めると、上記風車102は回転しようとするが、軸受4には風車重量による摩擦トルクがかかっているので、ある風速値になり、摩擦トルクよりも大きいトルクを風から受けるまでは回転しない。ところが、本実施例では、風車102の端面に、集風板F10がついているので、付いていない場合には、風車にあたらない風も集風板F10によって風車102側にとりこまれるので、回転を開始する風速値は付いていない場合よりも小さくなる。また、ある一定の風速時に、風車102に受けるトルクは大きくなるので同一風速での風車出力は上昇するので風車効率は上昇し、発電量も上昇し、発電効率が上がる。上記集風板F10の形状は、断面の傾斜部は円錐台形状だが、集風板F10には、放射状の板11が複数設置された形状である。これは、集風板F10に風が入ってきたとき、風の周方向の横流れを防ぎ効率よく軸方向に流すためである。
これにより、よりスムーズに風車側に風を集めることができる。従って、起動力が上昇し、回転し始める風速はより小さくなり、同風速での発電量もより大きし発電効率を良くすることができる。
(実施の形態9)
図11は本発明の実施の形態9における風車の断面図である。
図11は本発明の実施の形態9における風車の断面図である。
なお、実施の形態1乃至8のいずれかと同一部分については同一番号を付し、詳細な説明を省略する。
図11において、風力発電装置101の風車102はサボニウス型であり、上記風車102の下部には、発電機104が設置され、上記風車102と発電機104とは軸1で連結されている。
風が吹き始めると、上記風車102は回転しようとするが、軸受4には風車重量による摩擦トルクがかかっているので、ある風速値になり、摩擦トルクよりも大きいトルクを風から受けるまでは回転しない。ところが、本実施例では、風車102の端面に、集風板G11がついているので、付いていない場合には、風車にあたらない風も集風板G11によって風車102側にとりこまれるので、回転を開始する風速値は付いていない場合よりも小さくなる。また、ある一定の風速時に、風車102に受けるトルクは大きくなるので同一風速での風車出力は上昇するので風車効率は上昇し、発電量も上昇し、発電効率が上がる。上記集風板F10の形状は、断面は円錐台形状だが、集風板F10には、風車102の両端でなく片方の集風板G11のみ放射状の板12が集風板の吸込側端面から傾斜部前部に複数個設置された形状である。
これにより、吸い込む風が不要な回転成分を持っていても放射板によって止められ、軸方向にすべて入ってこさせることができる。また、通常風速の大きい片側のみ、よりスムーズに風車側に風を集めることができる。従って、両端設置より安価で、起動力が上昇し、回転し始める風速はより小さくなり、同風速での発電量もより大きし発電効率を良くすることができる。
(実施の形態10)
図12は本発明の実施の形態10における風車の断面図である。
図12は本発明の実施の形態10における風車の断面図である。
なお、実施の形態1乃至9のいずれかと同一部分については同一番号を付し、詳細な説明を省略する。
図12において、風力発電装置101の風車102はサボニウス型であり、上記風車102の下部には、発電機104が設置され、上記風車102と発電機104とは軸1で連結されている。
風が吹き始めると、上記風車102は回転しようとするが、軸受4には風車重量による摩擦トルクがかかっているので、ある風速値になり、摩擦トルクよりも大きいトルクを風から受けるまでは回転しない。ところが、本実施例では、縦型または横型に設置されたサボニウス型風車の両端の風車の側板13に、集風板H14を設置し、共に回転するので、付いていない場合には、風車にあたらない風も集風板H14によって風車102側にとりこまれるので、回転を開始する風速値は付いていない場合よりも小さくなる。また、集風板H14により、側板2と風車102との隙間に風が入るのを防止する効果もあり効率よく風車102に風が入ることができる。また、ある一定の風速時に、風車102に受けるトルクは大きくなるので同一風速での風車出力は上昇するので風車効率は上昇し、発電量も上昇し、発電効率が上がる。上記集風板H14の形状は、共に回転するので安価となる。
これにより、安価で、かつ起動力が上昇し、回転し始める風速はより小さくなり、同風速での発電量もより大きし発電効率を良くすることができる。
本発明の風車は、外部の風速が同じでも風車での風速を増速し、風車の起動力と発電効率を上昇できる風力発電装置を提供することができる。
1 軸
2 側板
3 柱
4 軸受
5 集風板A
6 集風板B
7 集風板C
8 集風板D
9 集風板E
10 集風板F
11 集風板G
12 放射状の板
13 風車の側板
14 集風板H
101 風力発電装置
102 風車
103 ブレード
104 発電機
2 側板
3 柱
4 軸受
5 集風板A
6 集風板B
7 集風板C
8 集風板D
9 集風板E
10 集風板F
11 集風板G
12 放射状の板
13 風車の側板
14 集風板H
101 風力発電装置
102 風車
103 ブレード
104 発電機
Claims (12)
- 風車の外側の風を前記風車に集風する集風手段を備えたことを特徴とするサボニウス型の風力発電装置。
- 縦型または横型に設置されたサボニウス型風車の両端に、風を集風する集風板を設置した請求項1記載の風力発電装置。
- 縦型または横型に設置されたサボニウス型風車のいずれか一方の端面に、風を集風する集風板を設置した請求項1記載の風力発電装置。
- 集風板の形状は、断面の傾斜部が直線の円錐台状の形状とてなる請求項1〜3のいずれか記載の風力発電装置。
- 集風板の形状は、断面の傾斜部が風車の風吸込側に膨らんだベルマウス形の円錐台形状としてなる請求項1〜4のいずれか記載の風力発電装置。
- 集風板の形状は、断面の傾斜部が風車の風吸込側とは反対側に膨らんだベルマウス形の円錐台形状としてなる請求項1〜4のいずれか記載の風力発電装置。
- 集風板の形状は、断面の傾斜部が直線部と風車の風吸込側に膨らんだベルマウス形の両方を持つ円錐台形状としてなる請求項1〜4のいずれか記載の風力発電装置。
- 集風板の形状は、断面の傾斜部が直線部と風車の風吸込側とは反対側に膨らんだベルマウス形の両方を持つ円錐台形状としてなる請求項1〜4のいずれか記載の風力発電装置。
- 集風板には、集める風の横方向流れを防ぐ横方向流れ防止手段を設置したことを特徴とする請求項1〜8記載の風力発電装置。
- 集風板には、放射状の板が複数設置されたことを特徴とする請求項1〜8記載の風力発電装置。
- サボニウス風車の両端に備えた両端集風板のうち片方のみ、放射状に板が複数設置されたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか記載の風力発電装置。
- 縦型または横型に設置されたサボニウス型風車の両端の側板に、側板と一体で集風板を設置し、共に回転することを特徴とした風力発電装置。
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---|---|---|---|
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004345381A JP2006152938A (ja) | 2004-11-30 | 2004-11-30 | 風力発電装置 |
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---|---|---|---|
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006152938A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100808764B1 (ko) | 2007-03-12 | 2008-03-03 | 현대중공업 주식회사 | 원통 풍차형 풍력발전장치 |
KR101353375B1 (ko) * | 2012-05-08 | 2014-01-27 | 한국해양대학교 산학협력단 | 폐쇄효과판을 이용한 조류발전용 수직축 터빈 |
CZ306150B6 (cs) * | 2015-01-16 | 2016-08-24 | Tadeusz Skowronski | Větrná turbína se svislou osou otáčení |
JP2017015094A (ja) * | 2012-06-18 | 2017-01-19 | 株式会社ピーエス三菱 | 垂直軸型風車の集風装置 |
WO2023216869A1 (zh) * | 2022-05-07 | 2023-11-16 | 王敬儒 | 一种采风装置及风能转换设备 |
-
2004
- 2004-11-30 JP JP2004345381A patent/JP2006152938A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
KR100808764B1 (ko) | 2007-03-12 | 2008-03-03 | 현대중공업 주식회사 | 원통 풍차형 풍력발전장치 |
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