JP2006151445A - 蓄圧式二液噴霧器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 二つの円筒体を連設した容器本体と、各円筒体に嵌挿されるピストン体と該ピストン体と作動杆とによって連設された押し板とからなるピストン部材と、二つの円筒体の前部に挿入され、吐出口を具えた弁体と受圧ピストン体とからなる弁部材と、円筒体の頂壁と受圧ピストン体との間に弾装されたばね部材と、容器本体の頂壁に設けられた取付部に装着されたノズル部材とを具備していることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
しかし、特許文献1記載の従来の噴霧器は、蓄圧機能を具備していないばかりでなく、容器を注射器状の二つの別体の部材とし、それぞれを隔離された別のハウジングに装着し、さらに、ピストンを別のプランジャ規制手段で押すようにしており、形状が複雑で部品数が多いという問題があった。
しかし、特許文献2記載の従来例は、容器が小型で、構造が簡単になっているが、二液を混合して注出するだけのものであり、これを噴霧することができないものであった。
しかし、特許文献3記載の蓄圧式噴霧器は、周知の蓄圧式噴霧器と同様に、一つの噴霧器を装着したポンプに二つのポンプ室を設け、さらに、ノズルヘッド内に吸戻し室を設けているので、構造が複雑になり、部品数も多く、コストが高くなるという問題があった。
噴霧停止時には、ばねの復元によって弁部材を後退させ、瞬時に、吐出口を閉鎖するとともに、さらに、液室を負圧にすることによって、吸戻し室としての機能をもたせることにより、液垂防止効果をさらに向上できるようになった。
一つのノズルから二液を混合して噴霧する場合には、ノズル内に混合室を設けることにより、均一に混合させて噴霧できるようになった。
なお、円筒体A1、および円筒体A2は、同径であっても差し支えはない。
図3に示すように、頂壁2a、2bの上面には、ノズル部材Dを取着するために、頂壁2a、2bをまたがって取付部4が立設されている。
取付部4は、下段に係合溝を設けた外周壁5と、内部を区切る隔壁6a、6bとを具えており、取着されたノズル部材Dとともに、液室を形成するようなっている。
それぞれの押し板18a、18bの中央端部には、相互に重なり合う部分19a、19bが設けられており、押し板18a、18bは、一体となって動くようにされている。
また、押し板18a、18bと、第1の連杆16a、16b、第2の連杆17a、17bとを一体形成してもよい。
受圧ピストン体21a、21bは、後端部に形成されピストン体10a、10bの凸状頂壁部12a、12bに対応する形状の凹状受圧面22a、22bと、外周面に形成されたスカート状の摺動面部23a、23bと、凹状受圧面22a、22bの反対面に形成されたばね受面24a、24bとを具備している。
弁体20a、20bの頭部には、弁孔7a、7bの上端部と係合する突条、または突起が設けられている。
その材料は、ピストン部材Bの押圧力により円筒体A1、A2が所定の圧力に達したときに、弁部材Cが移動して吐出口26a、26bが開かれて、内容液が吐出し、押圧力が解かれたときに、直ちに弁部材Cを元の位置に復帰させるのに必要な弾撥力を具えた合成樹脂から選択し、その形状は、圧縮された時点において場所を取らないようにし、断面ほぼU形の板ばねを横向きにしたものを用いる。
ケーシング30は、外周壁32と頂壁33とを具えている。
外周壁32は、その下端に内方に突出する膨出部が設けられ、容器本体Aの頂壁2a、2bに立設された取付部4の外周壁5の係合溝によって、液密に嵌着されている。
ノズルチップ37a、37bには、スピン溝が設けられており、該スピン溝と液室35a、35bを連通する流路38a、38bが穿設されている。
本発明の蓄圧式二液噴霧器は、薬品、化粧品、その他の内容液の噴霧器として使用される。
この状態において、円筒体A1、A2内のそれぞれに異なる液体を収納した後、ピストン部材B1、B2のピストン体10a、10bを挿入することによって、内容液の充填を完了する。
内圧が所定の圧力となると、弁部材C1、C2の受圧ピストン21a、21bが圧縮ばね28a、28bをその弾撥力に抗して圧縮して、弁部材C1、C2が前進する。
その際、円筒体A1、A2内の空気は、流通孔8a、8bを通過して抜けるので、受圧ピストン体21a、21bの前進を妨げることはない。
吐出口26a、26bから吐出される液体は、それぞれ液室35a、35bに流入する。
液室35a、35bに流入した液体は、流路38a、38bを経て噴出孔36a、36bよりそれぞれ噴霧される。
弁部材C1、C2の後退に伴い、吐出口26a、26bは、自動的に、瞬時に閉鎖して噴霧を停止させるとともに、弁体20a、20bの後退により、液室35a、35b内は減圧状態となるので、噴出されようとしていた液体を液室35a、35b内に引き戻す吸引力が発生することとなる。
すなわち、液室35a、35bが、吸戻室としての機能も果たすこととなり、本発明は、液垂れを防止する効果をさらに大きなものとしている。
しかし、該先行技術は、複雑な形状をした吸戻室をわざわざ別の部品として具えなければならないものであり、装置全体が大きなものとならざるを得ない。
これに対して本発明は、液室35a、35bが吸戻室としての機能を兼用しているので、噴霧器の全体の構造が簡単となり、小型のものとすることができるのである。
本実施例は、ノズル部材Dの構成を変更し、一つの噴霧ノズルから二液を混合して噴霧するようにしたものである。
容器本体Aの内部構造、ピストン部材Bの構成は同一であり、以下相違点であるノズル部材とその取付部の構成を中心に説明する。
取付部40は、外周下端に係合溝を設けたトラック楕円形状の外周壁41と、該外周壁41より低く位置する上壁42と、注出口部43と支持部44とを具えている。
ケーシング45は、取付部の外周壁41の外周に嵌着され、下端に膨出部を設けた外周壁47と頂壁48を具えており、頂壁48と取付部40によって、混合室49が形成されている。
ノズル本体52の先端部分は、円形の環状孔53となっており、中央に噴出孔54を穿孔したノズルチップ55が嵌着されている。
A1、A2 円筒体
B、B1、B2 ピストン部材
C、C1、C2 弁部材
D、Da ノズル部材
1a,b 筒壁
2a,b 頂壁
3 接続部
4 取付部
5 外周壁
6a,b 隔壁
7a,b 弁孔
8a,b 流通孔
9 把持部
10a,b ピストン体
11a,b 作動杆
12a,b 凸状頂壁部
13a,b 摺動面部
14a,b 底壁部
15a,b、44 支持部
16a,b 第1の連杆
17a,b 第2の連杆
18a,b 押し板
19a,b 重なり合う部分
20a,b 弁体
21a,b 受圧ピストン体
22a,b 凹状受圧面
23a,b 摺動面部
24a,b ばね受面
25a,b 弁外周面
26a,b 吐出口
27a,b 連通孔
28a,b 圧縮ばね
30、45 ケーシング
31a,b、46 噴霧ノズル
32、41 外周壁
33、48 頂壁
34a,b 仕切板
35a,b 液室
36a,b、54 噴出孔
37a,b、55 ノズルチップ
38a,b、51 流路
40 取付部
42 上壁
43 注出口部
47 外周壁
49 混合室
50 円柱部
52 ノズル本体
53 環状孔
Claims (4)
- 二つの円筒体を連設した容器本体と、
各円筒体に嵌挿されるピストン体と該ピストン体と作動杆とによって連設された押し板とからなるピストン部材と、
二つの円筒体の前部に挿入され、吐出口を具えた弁体と受圧ピストン体とからなる弁部材と、
円筒体の頂壁と受圧ピストン体との間に弾装されたばね部材と、
容器本体の頂壁に設けられた取付部に装着されたノズル部材とを具備していることを特徴とする蓄圧式二液噴霧器。 - ノズル部材が、二つの噴霧ノズルと取付部に取着されたケーシングとからなり、
取付部の隔壁とケーシングの仕切板によって、二つの円筒体の吐出口に通じる二つの液室が設けられ、
それぞれの液室から流路を通じて、それぞれの噴霧ノズルの噴出孔に連通させていることを特徴とする請求項1記載の蓄圧式二液噴霧器。 - ノズル部材が、一つの噴霧ノズルと取付部に取着されたケーシングからなり、
ケーシングと取付部とによって、二つの円筒体の吐出口に通じる混合室が設けられ、
一つの流路を通じて噴霧ノズルの噴出孔から混合噴霧するようにしたことを特徴とする請求項1記載の蓄圧式二液噴霧器。 - 二つの円筒体の直径を変え、内容液を一定割合で噴霧させることを特徴とする請求項1〜3記載の蓄圧式二液噴霧器。
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