JP2006147460A5 - - Google Patents

Claims (6)

1. 電解質膜の両側に一対の電極が設けられた膜電極構造体を、複数のセパレータで挟んで単位セルユニットとする燃料電池であって、
   前記複数のセパレータの外周部の複数箇所には両セパレータに対し同軸に配置されたピン挿入孔が設けられ、同軸上の両セパレータのピン挿入孔に亘って単一の樹脂製のセル締結ピンの脚部が挿入され、この脚部の一端に形成されたフランジ部が一方のセパレータに係止し、前記脚部の他端に形成されたフック部が他方のセパレータに係止して前記単位セルユニットが締結されていることを特徴とする燃料電池。
2. 互いに積層される一対の前記単位セルユニットを備え、一方の単位セルユニットに取り付けられた前記セル締結ピンと、他方の単位セルユニットに取り付けられた前記セル締結ピンとが、単位セルユニットの面内方向に位置をずらして配置されていることを特徴とする請求項１に記載の燃料電池。
3. 前記一方のセパレータのピン挿入孔は前記他方のセパレータのピン挿入孔よりも大径にされていて、前記セル締結ピンの脚部には前記フランジ部側に大径部が設けられ、この大径部が前記一方のセパレータのピン挿入孔に挿入されていることを特徴とする請求項２に記載の燃料電池。
4. 前記各セパレータにはそれぞれのピン挿入孔と対をなす同一形態のピン挿入孔が設けられており、前記一方の単位セルユニットでは前記対をなすピン挿入孔の一方のピン挿入孔に前記セル締結ピンが取り付けられ、前記他方の単位セルユニットでは前記対をなすピン挿入孔の他方のピン挿入孔に前記セル締結ピンが取り付けられていることを特徴とする請求項３に記載の燃料電池。
5. 請求項１から請求項４のいずれか１項に記載された燃料電池に使用されるセル締結ピンであって、
   前記脚部と前記フランジ部と前記フック部からなるピン本体部と、前記フランジ部に連続して設けられた柄部と、を備えることを特徴とするセル締結ピン。
6. 射出成形により成形され、前記フランジ部と前記柄部とが接続する部位にゲート部が設けられ、単位セルユニットを締結した後に前記ゲート部で切り離されることを特徴とする請求項５に記載のセル締結ピン。