JP2006147171A - 光源装置 - Google Patents

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Yasushi Ichizawa
康史 市沢
Naomichi Senda
直道 千田
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Abstract

【課題】 複数の原色の発光源を用いて、CIEなどで規定されている色度図上の任意の色や照度の光を作り出すと共に駆動電気量の変化による発光素子の分高放射輝度の変化があっても混色後の色や照度を一定に保つようにした光源装置を提供する。
【解決手段】 3原色の光を混色して所定の光を出力する光源装置であって、
前記3原色の光を発光する発光素子の駆動電気量と出射光量の関係を示す情報を格納した記憶手段と、
前記駆動電気量と出射光量の関係に基づいて前記所定の光の色度、照度または輝度の値に対応する各発光素子の駆動電気量を算出する制御手段と、
を備えたことを特徴とした光源装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ファクトリーオートメーション用光源装置、装飾用光源装置、検査用光源装置などに関し、特に3原色以上の光を合成して、任意の色の光を出力する光源装置に関するものである。
従来、光源装置には、赤、青、緑のランプを用い、これらの発光色を混合して、希望の色と照度が得られるように構成されているものがある(例えば特許文献1参照。)。
また、発光源としてLED(発光ダイオード)ランプを用いた光源装置を用いて撮像素子の検査を行う装置がある(例えば特許文献2参照。)。
特開平1−320798号公報 特開平2−90645号公報
図5は、従来の光源装置の一例を示す構成図である。
図5において、LED1a,1bは、赤色光を発光する発光ダイオード、LED2a,2bは、緑色光を発光する発光ダイオード、LED3a,3bは、青色光を発光する発光ダイオードである。保持機構4は、これらの3原色のLEDを保持する。
赤LED電流源61a,緑LED電流源61b,青LED電流源61cは、それぞれ赤,緑,青のLEDに、設定された電流値を通電させる。
電流値の調整は半固定抵抗器で行われ、操作者は被照射物5の位置において希望の色と照度が得られるように、この半固定抵抗器で各LEDの電流値を変化させる。ここで、被照射物5は、例えば撮像素子であって、光源装置は、撮像素子に対して様々な光信号を照射して撮像素子から出力される電気信号により、撮像素子の検査を行う。
この場合、パーソナルコンピュータをはじめとする外部コントローラを接続してディジタルインタフェースで、それぞれのLEDの照度を設定できるようなものもあるが、設定値は、各LEDの電流値または照度値であり、希望の色と照度は予め設定しておく必要がある。
しかしながら、従来の光源装置では、以下のような問題点がある。
LEDを用いた光源装置では、色を変えるには3原色のLEDの光量をそれぞれのLEDに流す電流を変化させることになる。しかし、電流値とそれぞれの照度の値は直線関係に無い。また、電流の値変化でLEDの分光放射輝度が変化することにより、同じ色で照度だけ変更したいと思っても単純に電流値を同じ割合だけ変更したのでは色を同じに保つことはできない。
また、より広範囲の照度や色の光を発光させるために4原色以上を使用して設定された値を表現する場合は、設定されたXYZを表現する各LEDの光量の混合比が単純に算出できない。
従って、照度値と色を国際照明委員会(以下、CIEという。)などの規格に準拠した値で設定することが容易にできなかった。
本発明は、このような従来の光源装置が有していた問題を解決しようとするものであり、複数の原色の発光源を用いて、CIEなどで規定されている色度図上の任意の色や照度の光を作り出すと共に駆動電気量の変化による発光素子の分光放射輝度の変化があっても混色後の色や照度を一定に保つようにした光源装置を提供することを目的とする。
本発明は次の通りの構成になった光源装置である。
(1)3原色の光を混色して所定の光を出力する光源装置であって、
前記3原色の光を発光する発光素子の駆動電気量と出射光量の関係を示す情報を格納した記憶手段と、
前記駆動電気量と出射光量の関係に基づいて前記所定の光の色度、照度または輝度の値に対応する各発光素子の駆動電気量を算出する制御手段と、
を備えたことを特徴とした光源装置。
(2)3つを越える多原色の光を混色して所定の光を出力する光源装置であって、
前記多原色の中から3原色を選択して1原色に加法混色し、前記多原色が3原色になるまで前記加法混色を繰り返し、混色後の3原色を混色して前記所定の光を生成する制御手段を有することを特徴とする光源装置。
(3)前記多原色の光を発光する発光素子と、
これら発光素子の駆動電気量と出射光量の関係を示す情報を格納した記憶手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記駆動電気量と出射光量の関係に基づいて前記所定の光の色度、照度または輝度の値に対応する各発光素子の駆動電気量を算出することを特徴とした(2)に記載の光源装置。
(4)前記記憶素子に前記発光素子の駆動電気量と分光放射輝度の関係を示す情報を格納しておき、前記駆動電気量の変化に応じて各原色の加法混色の割合を補正することを特徴とする(1)または(3)に記載の光源装置。
(5)前記分光放射輝度のデータは所定波長域を所定間隔で区切ったときの輝度データであることを特徴とする(4)に記載の光源装置。
(6)前記分光放射輝度のデータは重心波長およびスペクトル半値幅であることを特徴とする(4)に記載の光源装置。
(7)前記記憶手段に前記発光素子の周囲温度に対する駆動電気量と出射光量の関係を示す情報を格納しておき、前記周囲温度の変化に応じて前記駆動電気量を補正することを特徴とする(1)、(3)から(6)のいずれかに記載の光源装置。
(8)前記発光素子は発光ダイオードであることを特徴とする(1)、(3)から(7)のいずれかに記載の光源装置。
(9)前記発光素子の光放射を均一な照度または輝度分布にする光学系を備えたことを特徴とする(1)、(3)から(8)のいずれかに記載の光源装置。
本発明によれば、以下のような効果がある。
請求項1に記載の発明によれば、3原色の発光素子を用いて、CIEなどで規定されている色度図上の任意の色や照度の光を作り出すと共に電流値などの駆動電気量の変化によるLEDの分光放射輝度の変化があっても混色後の色や照度を一定に保つようにした光源装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、3原色を越える発光素子を用いた場合であっても、簡単にCIEなどで規定されている色度図上の任意の色や照度の光を作り出すことができる。
請求項3に記載の発明によれば、3原色を越える発光素子を用いた場合であっても、簡単にCIEなどで規定されている色度図上の任意の色や照度の光を作り出すことができると共に、電流値などの駆動電気量の変化によりLEDの分光放射輝度が変化しても混色後の色や照度を一定に保つことができる。
請求項4および請求項5に記載の発明によれば、記憶手段に発光素子の駆動電気量と分光放射輝度の関係を示す情報を格納しておき、駆動電気量の変化に応じて各原色の加法混色の割合補正することにより、設定値に対して正確な色や照度の光を出力できる。
請求項6に記載の発明によれば、駆動電気量の変化に応じて各原色の加法混色の割合補正することにより、設定値に対して正確な色や照度の光を出力できると共に、分光放射輝度のデータを重心波長、スペクトル半値幅などの代表値にしたことにより、記憶手段に格納するデータ量を少なくできる。
請求項7に記載の発明によれば、発光素子の周囲温度に対する駆動電気量と出射光量の関係を示す情報に基づいて、周囲温度の変化に応じて出射光量を一定に保つように駆動電気量を変化させて各原色の加法混色の割合を補正することにより、周囲温度が変化しても出力している光の色や照度一定に保つことができる。
請求項8に記載の発明によれば、発光素子としてLEDランプを用いることにより、メンテナンスの不要な長寿命を実現することができる。
請求項9に記載の発明によれば、発光素子の光放射を均一な照度または輝度分布にする光学系を備えたことにより、照射対象に均一な照度分布の光を照射できる。
以下図面を用いて本発明を詳細に説明する。図1は本発明の光源装置の一実施例を示す構成図である。図1で前出の図と同様の構成要素には同様の符号を付けてその部分の説明は省略する。
図1において、LED1aからLED3bは前出と同様にそれぞれ赤,緑,青の原色のLEDである。
赤LED電流源6a,緑LED電流源6b,青LED電流源6cは、それぞれ赤,緑,青のLEDに設定された電流値を通電させる。赤用D/A変換器7a,緑用D/A変換器7b,青用D/A変換器7cは、設定電流値に対応するデジタル信号が入力され、このデジタル値に対応するアナログ信号を発生させる。このアナログ信号により各電流源6aから6cが制御され、設定された電流値を発生させる。
コントローラ8は、各D/A変換器に設定電流値に対応するデジタル信号を発生する。記憶素子9は、例えばメモリであって、等色関数や予め測定された各LEDの分光分布のデータが格納されていてコントローラ8に接続されている。操作部10は、コントローラ8に接続され、操作者が所望の色度や照度を設定する。操作部10の一例としては、表示器やキーボードあるいはタッチパネルなどから成り、撮像装置などの被照射物5の位置における所望の照度と色をCIEのxy座標で設定する。なお、コントローラ8,記憶素子9,操作部10の構成には、パーソナルコンピュータを用いてもよい。
コントローラ8は、各D/A変換器7a,7b,7cに送るデジタルデータを、設定部10で設定された照度や色の値を記憶素子9に格納された等色関数および標準分布のデータを用いて以下に示すような手順で求める。
まず、操作部10で与えられた色度xyが、発光可能範囲かどうかを確認する。発光可能範囲を図2に示す。
図2は、本発明の光源装置の発光範囲を示した色度図である。
図2において、3原色として使用しているLEDの発光範囲で最も刺激純度が低い点R,G,Bを結んだ三角形の内側が本発明の光源装置の発光範囲である。与えられたxyがこの三角形の内側内に含まれていれば本光源装置で発光可能な色度である。この色度を仮にC(xc,yc)とする。
各LEDの標準の電流、標準の温度での発光輝度分布を標準分布という。標準分布がL(λ)とすると、そのLEDの三刺激値X,Y,Zは下記の(1)式で与えられる。
Figure 2006147171

Figure 2006147171
L(λ)は、標準分布である。
ここでYを1になるようにすると、三刺激値X´,Y´,Z´は(2)式に書換えられる。
Figure 2006147171
このX´,Y´,Z´を新たにX,Y,Zと置く。各LED赤(R),緑(G),青(B)それぞれの三刺激値をXr,Yr,Zr、Xg,Yg,Zg、Xb,Yb,Zbとおく。
与えられた色度C(xc,yc)で照度1の場合の三刺激値Xc,Yc,Zcは
Figure 2006147171
となるので、R,G,BそれぞれのLEDの照度をα1、α2、α3とすると(4)式の関係がある。
Figure 2006147171
この式から求めたα1、α2、α3がそれぞれのLEDの照度である。ここで、混色後の照度は1と過程して計算してきたので、必要な照度値をα1、α2、α3に乗算すれば、それぞれのLEDを点灯すべき照度を計算できる。
各LEDの照度と駆動電流の関係はあらかじめ測定して求め、装置の内部の記憶素子9に格納しておく。この場合、全ての電流値のデータを格納することはできないので、何箇所かのデータを格納し、各データの間は補間計算で求めれば良い。これにより各LEDを駆動すべき電流が求められる。
また、LEDの発光輝度分布は駆動電流値により変化する。そこで、各電流値とLEDの発光輝度分布とを予め測定して求め、装置の内部の記憶素子9に格納しておく。この場合、全ての電流値の発光輝度分布を格納することはできないので、電流値何箇所かの発光輝度分布を測定して求めておく。
発光輝度分布は380nmから780nm、5nmおきの81点輝度を求めるのが一般的であるが、それぞれのLEDと電流で81点のデータを格納するのは膨大な記憶領域を必要とするので、LEDの発光輝度分布を代表する量、例えば重心波長とスペクトル半値幅などを格納しておき各電流値の間の発光輝度分布は補間計算で求めれば良い。これにより各LEDの分光分布が求められる。
なお、電流や分光分布を求める補間計算には例えばラグランジェ補間を用いる。
必要な電流での各LEDの分光輝度分布が求められたら、再度(1)式のL(λ)に替えて求めた三刺激値から上述の照度の計算を実行する。実際の電流で各LEDに必要な出射光量(照度値)を求め、この出射光量を出力させる電流値を再度設定する。本実施例では、これらの工程を一度だけ行うことを想定しているが、複数回繰り返せばより設定値に対して正確な色や照度に合わせこむことができる。
このような計算はコントローラ8が行い、各LEDの電流源に接続されたD/A変換器7a,7b,7cに必要な電流を設定する。これにより、設定色度、設定照度が正確に照射できる。
また、LEDなどの発光素子は、周囲温度の変化により出射光量が変化する。これに対応するために、予め周囲温度に対する駆動電気量と出射光量の関係を測定しておき、このデータを記憶素子9に格納しておく。図示しないが発光素子の近傍に温度センサを設置し、このセンサの出力をアンプで正規化してA/Dコンバータでデジタルデータに変換してコントローラ8に入力する。
コントローラ8は、入力された温度のデジタルデータと、記憶素子9に格納されている温度に対する駆動電気量と出射光量の関係から出射光量が一定になるように電流値などの駆動電気量を変化させる。つまり、周囲温度と出射光量の関係は一意であり、出射光量と駆動電気量との関係は一意であるので、これにより周囲温度が変化しても駆動電気量を変化させることで出力している光の色や照度は一定に保持される。
ここで、記憶素子9に格納されている周囲温度に対する駆動電気量と出射光量のデータ間はラグランジェ補間などによる関数で補うことで、データ量を削減できる。
なお、光源色の色度座標としてはCIEのxy色度図が一般的であるが、u’v’色度図など、一般に使用されているいずれの色度図であっても良い。
また、本実施例では光源の形状をLEDの直接光を照射するように記述してあるが、照射光学系はこれに限るものではなく、インテグレータ光学系やレンズ、拡散板、ライトガイド、光ファイバなどを含む光学系であっても良い。これらにより、均一な照度分布が得られる。
さらに、本実施例では光源をRGB3原色のLEDとしているが、光源をLEDに限定するものでは無く、他の独立した色度を発光でき、電気的に光量を制御できる光源であっても適応できる。例えば、R,G,Bの蛍光ランプ、レーザなどの光源であっても良い。その際、制御する電気量は実施例のように電流であるとは限らない。
加えて、本実施例では光源を3原色、三色で記述してあるが、独立した色度の多数の色を用いても良い。この場合、LEDの種類が増加することに伴い、LED用電流源およびD/A変換器を増設する。これにより、色度や照度などの光の出力範囲が広がる。
しかしながら、上述のように3原色の既知の三刺激値と設定値XYZからLEDの3つの発光強度(照度)αは連立方程式で一度に算出できるが、LEDが4原色以上になった場合では連立方程式で一度に算出することができない。
以下に4原色以上のLEDを使用した場合であっても、簡単に各LEDの出射光量(照度)αを算出する光源装置について図を用いて説明する。
図3は、5原色のLEDを用いた場合を示した色度図である。
図3において、任意の色度点C(xC,yC)が与えられた場合の各LEDの照度の設定方法について述べる。これら5原色の色度座標は予め測定した三刺激値から(5)式を用いて求めてあるものとし、それぞれの色度座標をY(x(0),y(0))、R(x(1),y(1))、G(x(2),y(2))、B(x(3),y(3))、E(x(4),y(4))とする。ここでは黄(Y),赤(R),緑(G)の色度点を使用して1原色を表現する。
Figure 2006147171
まず、仮想点S(−0.1140,0.003756)を考える。この点は図3の範囲外で左下にある。この点と色度点Yを結ぶ直線SYを求める。色度点RとGを結ぶ直線RGを求める。直線SYと直線RGとの交点を求め、この点をUとする。線分UYに着目し、この線分を3:1に内分する点をVとする。
次に、色度点Cが直線SYの上にあるか下にあるかを下記のようにして判定する。SYの上を象限1、下を象限2と呼ぶ。直線SY,直線SCのベクトル表記は下式(6)のようになる。
Figure 2006147171
ここで、x,yはS点の座標である。ここで上記2つのベクトルの外積に対応したSinという値を計算する。
Figure 2006147171
Sinが0以上であれば象限1、0未満であれば象限2にある。
次に、図3に示すように先ず仮想色度点Pを定める。Cが象限Iにある場合、Pは直線GVと直線SCの交点とする。また、Cが象限2にある場合、Pは直線RVと直線SCの交点とする。Pの色度座標(x,y)から照度1の三刺激値を求めると次式(8)式のようになる。
Figure 2006147171
この色をY,R,Gの3種類のLEDで実現するので、それぞれの照度をα、α、αとすると(9)式のように示すことができる。
Figure 2006147171
ここで、X(0),1,Z(0)は色度点Y、X(1),1,Z(1)は色度点R、X(2),1,Z(2)は色度点Gの三刺激値で、これらは等色関数と各LEDの分光輝度分布から式(1)により求めたものである。この式(9)は未知数がα、α、αの3個で、式が3行あるので解くことができる。
Figure 2006147171
(10)式において−1は逆行列を示している。
次に、Cの色をP,E,Bの3色の1次結合で表す。
Figure 2006147171
ここで、X(3),1,Z(3)は色度点B、X(4),1,Z(4)は色度点Eの三刺激値で、これらは等色関数と各LEDの分光輝度分布から式(1)により求めたものである。なお、照度を1としている。この(11)式も未知数がβ、β、βの3個で、式が3行あるため解くことができる。
Figure 2006147171
α、α、αおよびβ、β、βが求まればXcは(13)式のように書き直せる。
Figure 2006147171
ここで、各LEDの係数をa、a、a、a、a と書きなおすと、(14)式となる。
Figure 2006147171
ただし、
Figure 2006147171
である。
係数aからaは各LEDの照度が1で、1次結合の後の照度も1という前提で計算してきたので、必要な照度がEだとすると、それぞれの係数をE倍したものが、各LEDの点灯すべき照度を示している。すなわちYのLEDの照度はaE、RのLEDの照度はaE、GのLEDの照度はaE、BのLEDの照度はaE、EのLEDの照度はaEに設定すれは良いことになる。
この照度に基づいて前述した必要照度が与えられたときの照度と電流値の関係から必要な電流を計算することができる。
ここまで、各LEDの分光分布、三刺激値、色度は代表分布を用いて計算してきたが、LEDに流す電流を変えるとLEDの分光分布は変化する。変化した分光分布は前述した電流とLEDの分光分布の関係によって求めることができる。これにより算出された電流値での三刺激値を求めて、再度(4)式以降の計算を実施し、設定すべき正確な電流を求める。
図3では、任意の色度点が設定された場合を示したが、次に相関色温度が設定された場合について説明する。
図4は、図3の色度図に黒体放射軌跡を示した色度図である。
図4において、任意の相対色温度が与えられた場合の各LEDの照度の設定方法ついて述べる。与えられた相関色温度Tから一意に分光放射分布が求められる。この分布をL(λ)として、(1)式に入れると三刺激値X,Y,Zを求めることができる。本実施例では照度値が1になるようにして計算を進め、最後に必要な照度に戻すこととする。
目的の三刺激値をX,Y=1,Zとすると、
Figure 2006147171
色度座標(x,y)はこの三刺激値を(5)式に代入して求める。
図4は、5種類のLEDの色度を表したものである。ここで、Qの仮想の色度点を考えその色度座標を(x,y)とする。Q点は固定であり、(0.34,0.56)とする。ある色温度が与えられた時、その色の色度は黒体放射軌跡上の点Tとして与えられる。その色度座標は(x,y)である。
G点とE点の中点に仮想点Uを取る。Y点とU点を結ぶ直線YUとQ点とT点を結ぶ直線QTを考え、その交点にP点を取る。
この色度座標から照度1の三刺激値を求めると、
Figure 2006147171
この色をY,G,Eの3種類のLEDで実現するので、それぞれの照度をα、α、αとすると、
Figure 2006147171
と示すことができる。ここで、X(0)などの三刺激値は、上述のように等色関数と各LEDの分光輝度分布から式(1)により求めたものである。この(18)式は未知数がα、α、αの3個で、式が3行あるため、解くことができる。
Figure 2006147171
次に、Tの色をR,P,Bの3色の1次結合で表す。
Figure 2006147171
この(20)式も未知数がβ、β、βの3個で、式が3行あるため、解くことができる。
Figure 2006147171
α、α、αおよびβ、β、βが求まればXは下記の(22)式のように書き直せる。
Figure 2006147171
ここで、各LEDの係数をa,a,a,a,aと書きなおすと、(23)式となる。
Figure 2006147171
ただし、
Figure 2006147171
である。
係数aからaは各LEDの照度が1、1次結合の後の照度も1という前提で計算してきたので、必要な照度がEだとすると、それぞれの係数をE倍したものが、各LEDの点灯すべき照度を示している。すなわちYのLEDの照度はaE、RのLEDの照度はaE、GのLEDの照度はaE、BのLEDの照度はaE、EのLEDの照度はaEに設定すれは良いことになる。
この照度に基づいて前述した必要照度が与えられたときの照度と電流値の関係から必要な電流を計算することができる。
ここまで各LEDの分光分布、三刺激値、色度は代表分布を用いて計算してきたが、LEDに流す電流を変えるとLEDの分光分布は変化する。変化した分光分布は前述した電流とLEDの分光分布の関係によって求めることができる。
これにより算出された電流での三刺激値を求めて、再度(18)式以降の計算を実施し、設定すべき正確な電流を求める。本実施例では、これらの工程を一度だけ行うことを想定しているが、複数回繰り返せばより設定値に対して正確な色や照度に合わせこむことができる。
また、前述のように、周囲温度に対する駆動電気量と出射光量の関係から出射光量が一定になるように電流値などの駆動電気量を変化させる。
以上により、3原色を越える発光素子を用いた場合であっても、簡単にCIEなどで規定されている色度図上の任意の色や照度を作り出すことができる。
本発明の光源装置の一実施例を示す構成図である。 本発明の光源装置の発光範囲を示した色度図である。 本発明の光源装置における5原色のLEDを用いた場合を示した色度図である。 図3の色度図に黒体放射軌跡を示した色度図である。 従来の光源装置の一例を示す構成図である。
符号の説明
1a〜3b LED
5 被照射物
6a 赤用電流電
6b 緑用電流源
6c 青用電流源
7a 赤用D/A変換器
7b 緑用D/A変換器
7c 青用D/A変換器
8 コントローラ
9 記憶素子
10 操作部

Claims (9)

  1. 3原色の光を混色して所定の光を出力する光源装置であって、
    前記3原色の光を発光する発光素子の駆動電気量と出射光量の関係を示す情報を格納した記憶手段と、
    前記駆動電気量と出射光量の関係に基づいて前記所定の光の色度、照度または輝度の値に対応する各発光素子の駆動電気量を算出する制御手段と、
    を備えたことを特徴とした光源装置。
  2. 3つを越える多原色の光を混色して所定の光を出力する光源装置であって、
    前記多原色の中から3原色を選択して1原色に加法混色し、前記多原色が3原色になるまで前記加法混色を繰り返し、混色後の3原色を混色して前記所定の光を生成する制御手段を有することを特徴とする光源装置。
  3. 前記多原色の光を発光する発光素子と、
    これら発光素子の駆動電気量と出射光量の関係を示す情報を格納した記憶手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記駆動電気量と出射光量の関係に基づいて前記所定の光の色度、照度または輝度の値に対応する各発光素子の駆動電気量を算出することを特徴とした請求項2に記載の光源装置。
  4. 前記記憶手段に前記発光素子の駆動電気量と分光放射輝度の関係を示す情報を格納しておき、前記駆動電気量の変化に応じて各原色の加法混色の割合を補正することを特徴とする請求項1または請求項3に記載の光源装置。
  5. 前記分光放射輝度のデータは所定波長域を所定間隔で区切ったときの輝度データであることを特徴とする請求項4に記載の光源装置。
  6. 前記分光放射輝度のデータは重心波長およびスペクトル半値幅であることを特徴とする請求項4に記載の光源装置。
  7. 前記記憶手段に前記発光素子の周囲温度に対する駆動電気量と出射光量の関係を示す情報を格納しておき、前記周囲温度の変化に応じて前記駆動電気量を補正することを特徴とする請求項1、請求項3から請求項6のいずれかに記載の光源装置。
  8. 前記発光素子は発光ダイオードであることを特徴とする請求項1、請求項3から請求項7のいずれかに記載の光源装置。
  9. 前記発光素子の光放射を均一な照度または輝度分布にする光学系を備えたことを特徴とする請求項1、請求項3から請求項8のいずれかに記載の光源装置。
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