JP2006146747A - 故障診断通信プログラムの自動試験方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 試験の実施のためのファイル作成等の準備や、試験環境構築が簡単な自動試験方法を提供することを目的する。
【解決手段】 この発明に係る故障診断通信プログラムの自動試験方法は、標準プロトコルに準拠した故障診断通信にて送受信すべきメッセージデータを記述したテスト手順書ファイルからメッセージデータと当該メッセージデータの種類を示す情報を読み出すステップと、上記テスト手順書ファイルに従って通信インターフェースを制御してメッセージデータの送受信を行うステップと、送受信したメッセージデータをメモリに格納するステップと、該格納したメッセージデータと上記テスト手順書ファイルに記述されたメッセージデータを照合するステップと、この照合結果を結果ファイルに保存するステップを備えたものである。
【選択図】図3

Description

この発明は、電子制御装置(特に車両に搭載される電子制御装置)に実装された故障診断通信プログラムを試験する方法に関するものである。
図8は、従来の故障診断通信プログラムの自動試験方法(以下、単に自動試験方法という)を示す図である。従来の自動試験方法においては、試験を行う場合には、まず試験項目管理ツール21を用いて、試験項目管理ファイル28を作成し、さらに手順書作成ツール22および上記試験項目管理ファイル28を用いて手順書管理ファイル29を作成する。
続いて、試験項目選定ツール23が上記手順書管理ファイル29および前回までの試験の結果を反映して作成した問題処理管理ファイル30を参照して、今回の試験で実施すべき手順のみを抜き出し、手順書ファイル31を作成する。自動試験ツール24はこの手順書ファイルを読み込み、その内容に従って自動的に試験を実施し、その通信内容(通信動作および通信結果等)を試験ログファイル32として記憶し、試験結果照合ツール25によりこの試験ログファイル32の内容と、試験項目管理ファイル28に予め登録された正常時の通信内容を比較照合し、その結果として試験結果ファイル33を作成する。この試験結果ファイル33には、通信が正常か異常か、どの部分で異常となったか等を示す試験結果が登録される。
レポートツール26は、上記試験結果ファイル33の内容に基づき、作業者にその試験結果を見ることができる形態の試験報告リスト34を作成し、作業者はこの試験報告リスト34、問題処理管理ファイル30、試験項目管理ファイル28を参照して、正常な部分および異常な部分を判断し、問題処理管理ツール27を用いて問題処理管理ファイル30を更新する。再試験を実施する場合には、試験項目選定ツール23で更新した問題処理管理ファイル30を参照することによって、必要な部分、すなわち前回までの試験において異常となった部分のみ再試験を実施するというものが示されている。
特開平9−218805号公報
上述した従来の自動試験方法では、試験を実施するためには、試験項目管理ファイル28、手順書管理ファイル29、問題処理管理ファイル30等、多数のファイルを作成する必要があり、試験を実施するための準備が煩雑になるという問題があった。
また、上述した従来の自動試験方法では、自動試験ツール24にて試験を行うためには、この自動試験ツール24が実行できる形式の手順書ファイル31を作成する必要があり、このためには、試験項目管理ツール21により作成する試験項目管理ファイル28や、手順書作成ツール22により作成する手順書管理ファイル29も形式を合わせておく必要がある。一方、実施する試験内容によっては、既存の手順書ファイル31の形式では表記できない場合があり、このような場合には手順書ファイル31の形式を変更する必要があるが、上述のように、手順書ファイル31の形式は、自動試験ツール24が実行できる形式でなければならないため、手順書ファイル31の形式を変更する場合、手順書ファイル31を変更するだけでなく、自動試験ツール24、手順書作成ツール22、試験項目管理ツール21も併せて変更する必要がある。また、自動試験ツール24が実行した結果を参照して動作する試験結果照合ツール25等その他のツールについても同様に変更が必要となり、試験環境の構築が非常に煩雑になるという問題がある。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、試験の実施のためのファイル作成等の準備や、試験環境構築が簡単な自動試験方法を提供することを目的する。
この発明に係る故障診断通信プログラムの自動試験方法は、標準プロトコルに準拠した故障診断通信にて送受信すべきメッセージデータを記述したテスト手順書ファイルからメッセージデータと当該メッセージデータの種類を示す情報を読み出すステップと、上記テスト手順書ファイルに従って通信インターフェースを制御してメッセージデータの送受信を行うステップと、送受信したメッセージデータをメモリに格納するステップと、該格納したメッセージデータと上記テスト手順書ファイルに記述されたメッセージデータを照合するステップと、この照合結果を結果ファイルに保存するステップを備えたものである。
また、テスト手順書ファイルは、汎用的なテキストファイル形式で作成されている。
また、テスト手順書ファイルを自動的に読み込むステップを備えたものである。
また、テスト手順書ファイルから読み込んだメッセージデータの内容を識別し、メモリに格納するステップを備えたものである。
また、テスト手順書ファイルには、作業者が試験内容を把握するためのコメントを記載する一方、テスト手順書を読み込む際には上記コメントを読み込まないものである。
また、試験に必要な情報を試験実施前に作業者に設定または選択させるステップを備えたものである。
また、テスト手順書ファイルは、実施する試験を大項目、小項目に分類し、大分類を章として連番号を付し、かつ小項目を項として連番号を付し、章毎および項毎に実施する試験を示すタイトルを記述するものである。
また、テスト手順書ファイルを読み込み、章毎および項毎の連番号と、当該章または項のタイトルを識別し、メモリに格納するステップを備えたものである。
また、読み込んだテスト手順書ファイルに記述された試験のうち、実施する項目を作業者に選択させるステップを備えたものである。
また、テスト手順書ファイルには、任意の時間だけ送受信待ち動作をする命令を記述することができるものである。
また、任意の時間だけ送受信待ち動作をする命令を読み込んだ場合、待ち時間であることを示す識別子を当該待ち時間に付加してメモリに格納するステップを備えたものである。
また、メモリに格納された待ち時間に相当する時間だけ送受信待ち動作を行った後で送信または受信を行うステップを備えたものである。
また、テスト手順書ファイルには、制御用演算に用いるためのメッセージデータと、当該メッセージデータが制御用演算に用いるためのものであることを示す注釈と、当該メッセージデータを示す識別情報と、当該メッセージデータ及び当該識別情報を送信するタイミングを記述することができるものである。
また、制御用演算に用いるためのメッセージデータを送信または受信する命令を読み込んだ場合、当該メッセージデータの注釈と識別情報を認識するステップと、当該メッセージデータが制御用演算に用いられるものであることを示す識別子を当該メッセージデータに付加してメモリに格納するステップを備えたものである。
また、テスト手順書ファイルには、標準プロトコルに準拠しないメッセージデータと、当該メッセージデータが標準プロトコルに準拠しないものであることを示す注釈を記述することができるものである。
また、標準プロトコルに準拠しないメッセージデータを送信または受信する命令を読み込んだ場合、当該メッセージデータの注釈を認識するステップと、当該メッセージデータが標準プロトコルに準拠しないものであることを示す識別子を当該メッセージデータに付加してメモリに格納するステップを備えたものである。
また、テスト手順書ファイルには、試験対象となるプログラムを備えた電子制御装置に接続されるセンサまたはアクチュエータの信号情報を当該電子制御装置の制御対象に送信する命令を記述することができるものである。
また、センサまたはアクチュエータの信号情報を電子制御装置の制御対象に送信する命令を読み込んだ場合、信号情報であることを示す識別子を当該信号情報に付加してメモリに格納するステップを備えたものである。
また、メモリに格納された信号情報を電子制御装置の制御対象に送信するステップを備えたものである。
また、電子制御装置の制御対象は、当該制御対象を模したシミュレータとするものである。
また、テスト手順書ファイルには、演算処理ライブラリを参照して演算処理する命令を記述することができるものである。
また、演算処理ライブラリを参照して演算処理する命令を読み込んだ場合、演算処理を行うことを示す識別子をメモリに格納するステップを備えたものである。
また、演算処理ライブラリを参照して演算処理を行った結果をメモリに格納するステップを備えたものである。
また、メッセージデータに識別情報を付加するステップと、この識別情報を付加されたメッセージデータを予め設定されたタイミングで送信するステップを備えたものである。
また、メッセージデータの識別情報を作業者に入力させるステップを備えたものである。
また、テスト手順書ファイルには、メッセージデータの識別情報を記述することができるものである。
また、メッセージデータの識別情報をメッセージデータに付加してメモリに格納するステップを備えたものである。
また、メッセージデータを送信するタイミングを作業者に設定させるステップを備えたものである。
また、テスト手順書ファイルには、メッセージデータを送信するタイミングを記述することができるものである。
また、テスト手順書ファイルから読み込んだメッセージデータの送信タイミングをメモリに格納するステップを備えたものである。
また、識別情報が付加されたメッセージデータのみを受信するステップを備えたものである。
また、受信ステップを一定の周期で行うことものである。
また、受信ステップを所定イベントの発生毎に行うものである。
また、送信したメッセージデータ、当該送信メッセージデータの識別情報、送信時刻、受信したメッセージデータ、当該受信メッセージデータの識別情報および受信時刻をメモリに格納するステップを備えたものである。
また、メモリに格納された送信メッセージデータおよび受信メッセージデータと、テスト手順ファイルから読み込んだメッセージデータを照合するステップを備えたものである。
また、メモリに格納された送信メッセージデータおよび受信メッセージデータと、テスト手順ファイルから読み込んだメッセージデータとの照合は1バイト毎に行うものである。
また、メッセージデータを照合した結果、不適合の箇所を汎用的なファイル形式で保存するステップを備えたものである。
また、メッセージデータを照合した結果、不適合の箇所の数を汎用的なファイル形式で保存するステップを備えたものである。
また、メッセージデータを照合した結果、不適合の箇所とその数を汎用的なファイル形式で保存するステップを備えたものである。
さらに、通信インターフェースは、試験対象となるプログラムを備えた電子制御装置に備えられる通信手段に応じて交換できるものである。
この発明に係る故障診断通信プログラムの自動試験方法は、標準プロトコルに準拠した故障診断通信にて送受信すべきメッセージデータを記述したテスト手順書ファイルからメッセージデータと当該メッセージデータの種類を示す情報を読み出すステップと、上記テスト手順書ファイルに従って通信インターフェースを制御してメッセージデータの送受信を行うステップと、送受信したメッセージデータをメモリに格納するステップと、該格納したメッセージデータと上記テスト手順書ファイルに記述されたメッセージデータを照合するステップと、この照合結果を結果ファイルに保存するステップを備えたものであり、テスト手順書ファイルに通信メッセージデータを記述することで試験内容が明確になり、また、標準プロトコルに準拠したものであるため、特別なツール等を用いることなく自動試験が実施できるという効果を奏するものである。
また、テスト手順書ファイルは、汎用的なテキストファイル形式で作成されているものであり、パーソナルコンピュータで一般的に用いられているテキストエディタによって作成でき、テスト手順書ファイルを作成するために特別なツール、ソフトウェアの準備を要せず、試験実施の手間を省けるものである。
また、テスト手順書ファイルを自動的に読み込むステップを備えたものであり、試験を実施する際の手間が省けるものである。
また、テスト手順書ファイルから読み込んだメッセージデータの内容を識別し、メモリに格納するステップを備えたものであり、試験内容をテスト手順書の記述から認識するため、試験項目選択や処理を実施する際に、読み出したデータの識別が容易となる。
また、テスト手順書ファイルには、作業者が試験内容を把握するためのコメントを記載する一方、テスト手順書を読み込む際には上記コメントを読み込まないものであり、作業者が試験内容を把握するための別のファイル等を作成する必要がなく、試験を実施するための準備の手間が省けるものである。
また、試験に必要な情報を試験実施前に作業者に設定または選択させるステップを備えたものであり、試験実施前に試験条件を変更することができ、様々な条件での試験が可能となる。
また、テスト手順書ファイルは、実施する試験を大項目、小項目に分類し、大分類を章として連番号を付し、かつ小項目を項として連番号を付し、章毎および項毎に実施する試験を示すタイトルを記述するものであり、試験項目の内容が明示できる。
また、テスト手順書ファイルを読み込み、章毎および項毎の連番号と、当該章または項のタイトルを識別し、メモリに格納するステップを備えたものであり、試験項目の読み出しが容易になる。
また、読み込んだテスト手順書ファイルに記述された試験のうち、実施する項目を作業者に選択させるステップを備えたものであり、様々な試験項目を組み合わせて実施することができる。
また、テスト手順書ファイルには、任意の時間だけ送受信待ち動作をする命令を記述することができるものであり、通信待ちを含む試験が実施できる。
また、任意の時間だけ送受信待ち動作をする命令を読み込んだ場合、待ち時間であることを示す識別子を当該待ち時間に付加してメモリに格納するステップを備えたものであり、データの種類の判定が容易となる。
また、メモリに格納された待ち時間に相当する時間だけ送受信待ち動作を行った後で送信または受信を行うステップを備えたものであり、通信待ちを含む試験が実施できる。
また、テスト手順書ファイルには、制御用演算に用いるためのメッセージデータと、当該メッセージデータが制御用演算に用いるためのものであることを示す注釈と、当該メッセージデータを示す識別情報と、当該メッセージデータ及び当該識別情報を送信するタイミングを記述することができるものであり、制御用演算を組み込んだ通信試験が実施できる。
また、制御用演算に用いるためのメッセージデータを送信または受信する命令を読み込んだ場合、当該メッセージデータの注釈と識別情報を認識するステップと、当該メッセージデータが制御用演算に用いられるものであることを示す識別子を当該メッセージデータに付加してメモリに格納するステップを備えたものであり、データの種類の判定が容易となる。
また、テスト手順書ファイルには、標準プロトコルに準拠しないメッセージデータと、当該メッセージデータが標準プロトコルに準拠しないものであることを示す注釈を記述することができるものであり、標準プロトコルに準拠しない通信の試験をも実施することができる。
また、標準プロトコルに準拠しないメッセージデータを送信または受信する命令を読み込んだ場合、当該メッセージデータの注釈を認識するステップと、当該メッセージデータが標準プロトコルに準拠しないものであることを示す識別子を当該メッセージデータに付加してメモリに格納するステップを備えたものであり、データの種類の判定が容易となる。
また、テスト手順書ファイルには、試験対象となるプログラムを備えた電子制御装置に接続されるセンサまたはアクチュエータの信号情報を当該電子制御装置の制御対象に送信する命令を記述することができるものであり、センサまたはアクチュエータの情報を組み込んだ通信の試験が実施できる。
また、センサまたはアクチュエータの信号情報を電子制御装置の制御対象に送信する命令を読み込んだ場合、信号情報であることを示す識別子を当該信号情報に付加してメモリに格納するステップを備えたものであり、データの種類の判定が容易となる。
また、メモリに格納された信号情報を電子制御装置の制御対象に送信するステップを備えたものであり、センサまたはアクチュエータの情報を組み込んだ通信の試験が実施できる。
また、電子制御装置の制御対象は、当該制御対象を模したシミュレータとするものであり、実際の制御対象を用いずとも通信の試験を実施することができる。
また、テスト手順書ファイルには、演算処理ライブラリを参照して演算処理する命令を記述することができるものであり、暗号化処理、暗号解読処理等演算処理を介在する通信の試験が実施できる。
また、演算処理ライブラリを参照して演算処理する命令を読み込んだ場合、演算処理を行うことを示す識別子をメモリに格納するステップを備えたものであり、データの種類の判定が容易となる。
また、演算処理ライブラリを参照して演算処理を行った結果をメモリに格納するステップを備えたものであり、参照する演算処理ライブラリを変更するだけで演算処理内容を簡単に変更することができる。
また、メッセージデータに識別情報を付加するステップと、この識別情報を付加されたメッセージデータを予め設定されたタイミングで送信するステップを備えたものであり、識別情報を付加したメッセージデータを予定のタイミングで送信する試験を実施することができる。
また、メッセージデータの識別情報を作業者に入力させるステップを備えたものであり、様々な識別情報を用いた試験を実施することができる。
また、テスト手順書ファイルには、メッセージデータの識別情報を記述することができるものであり、識別情報の設定の手間を省くことができる。
また、メッセージデータの識別情報をメッセージデータに付加してメモリに格納するステップを備えたものであり、対象のメッセージデータの識別情報を容易に固定することができる。
また、メッセージデータを送信するタイミングを作業者に設定させるステップを備えたものであり、様々な送信タイミングでの試験を実施することができる。
また、テスト手順書ファイルには、メッセージデータを送信するタイミングを記述することができるものであり、送信タイミングの設定の手間を省くことができる。
また、テスト手順書ファイルから読み込んだメッセージデータの送信タイミングをメモリに格納するステップを備えたものであり、対象のメッセージデータの送信タイミングを容易に固定することができる。
また、識別情報が付加されたメッセージデータのみを受信するステップを備えたものであり、不要な受信処理を排除することができ、意図する試験を実施することができる。
また、受信ステップを一定の周期で行うことものであり、受信処理を厳格なタイミングで行う必要がない場合に、処理が容易となる。
また、受信ステップを所定イベントの発生毎に行うものであり、受信処理を厳格なタイミングで行う必要がある試験を実施することができる。
また、送信したメッセージデータ、当該送信メッセージデータの識別情報、送信時刻、受信したメッセージデータ、当該受信メッセージデータの識別情報および受信時刻をメモリに格納するステップを備えたものであり、通信結果の照合等に利用することができる。
また、メモリに格納された送信メッセージデータおよび受信メッセージデータと、テスト手順ファイルから読み込んだメッセージデータを照合するステップを備えたものであり、テスト手順と異なるデータ等の異常が生じた箇所を明確にできる。
また、メモリに格納された送信メッセージデータおよび受信メッセージデータと、テスト手順ファイルから読み込んだメッセージデータとの照合は1バイト毎に行うものであり、テスト手順と異なるデータ等の異常が生じた箇所を詳細に明確化することができる。
また、メッセージデータを照合した結果、不適合の箇所を汎用的なファイル形式で保存するステップを備えたものであり、ファイルを参照することで不適合の箇所の表示や、故障診断通信プログラムの不正な処理の発見、究明が容易となる。
また、メッセージデータを照合した結果、不適合の箇所の数を汎用的なファイル形式で保存するステップを備えたものであり、ファイルを参照することで不適合の箇所数の表示や、故障診断通信プログラムの不正な処理の発見、究明が容易となる。
また、メッセージデータを照合した結果、不適合の箇所とその数を汎用的なファイル形式で保存するステップを備えたものであり、ファイルを参照することで不適合の箇所およびその数の表示や、故障診断通信プログラムの不正な処理の発見、究明が容易となる。
さらに、通信インターフェースは、試験対象となるプログラムを備えた電子制御装置に備えられる通信手段に応じて交換できるものであり、通信手段によらず自動試験方法を実施できる。
実施の形態1.
この発明の一実施形態について,図面を参照しながら説明する。図1はこの発明を実施するための装置の構成を示す図である。
この発明の自動試験方法を実施するプログラム1が実装されたパーソナルコンピュータ(以下、PCという)2のインターフェースに接続される通信装置3と、試験の対象となる故障診断通信プログラム6が実装された電子制御装置5が通信線4によって接続された構成となっている。
なお、プログラム1は、PC2にインストールされ、図示しない内部あるいは外部記憶装置に実装されて動作するものである。また、PC2は表示部等を備えた一般的なPCである。また、通信装置3は、電子制御装置5が備える通信規格に合致するものであれば形態を問わない。さらに、通信線4は、ネットワーク線、専用線等であり、PC2と電子制御装置5が備える通信規格に合致するもので、データを伝達するものである。
電子制御装置5は、その詳細は図示しないが、一般的な中央演算処理装置CPU、記憶装置、通信装置を備え、記憶装置に実装された制御プログラムにより、図示しない制御対象(例えばエンジン、オートマチックトランスミッション)等の制御演算に用いるものである。
故障診断通信プログラム6は、例えば、標準プロトコル(例えば、CAN(コントロールエリアネットワーク)プロトコル)を基にした故障診断通信を実施するプログラムであり、上記制御プログラムと同様に電子制御装置5の記憶装置に実装されて動作するものである。
この発明の自動試験方法は、図2に示すような装置によっても実施することができる。図1に示す装置と同一箇所には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。PC2のインターフェースにはさらに別の通信装置7が接続され、通信線8によってシミュレータ9に接続されている。また、シミュレータ9は、通信線10によって電子制御装置5とも接続されている。
なお、通信装置7は、通信装置3と同様に電子制御装置5が備える通信規格に合致するものであれば形態を問わない。また、通信線8は通信装置7とシミュレータ9が備えている通信規格に合致し、通信線10はシミュレータ9と電子制御装置5が備えている通信規格に合致するものであり、各装置間でデータを伝達するものである。シミュレータ9は、電子制御装置5の制御対等となるエンジンやオートマチックトランスミッションなどの動作をシミュレートするものであり、電子制御装置5が車両に搭載された際に接続される各種センサや各種アクチュエータ等の制御信号を模擬的に入出力するものである。
以上の説明した図1および図2に示す構成における、この発明の自動試験方法の実施について説明する。図3は、この発明の自動試験方法の処理手順を示すフローチャートである。なお、この処理の実行中に、処理の中断、中止、終了は処理手順の実行中においても可能である。
まず、ステップ101(以下、S101という)においてテスト手順書aを読み込む。このテスト手順書aの具体例を図4に示す。この具体例では、試験項目を章、項に分けて記述している。まず1行目に、章番号とその章で実施する試験内容を示すタイトル(ここでは「1.通信の開始と終了」)を記述し、2行目に項番号とその項で実施する試験内容を示すタイトル(ここでは「1.1 通信の開始」)を記述する。さらに、3行目に作業者が動作を理解するためのコメント(ここでは「通信開始要求」)を記述し、4行目にデータ(ここでは通信開始要求するためのデータ)を記述している。以降は、その項で実施する試験内容に応じて、コメントおよびデータの記述を繰り返す。さらに、その章の別の項として実施するその他の試験がある場合には、同様に項番号とタイトル(ここでは「1.2 通信の終了」)を記述し、その他の試験についてのコメントおよびデータを記述する。さらに別の章があれば、同様にして引き続き記載する。
なお、このテスト手順書aでは、車両の各種センサやアクチュエータ等の信号情報を示す信号を「車速パルス出力」のように、注釈部分をかぎ括弧で括ることによって文字列として識別し、同じ行に続けて信号情報の内容を記載する。また、電子制御装置5が送受信するメッセージと識別情報(以下、IDという)と送信時間を記述することもでき、「制御情報送信」のように、注釈部分をかぎ括弧でくくり、文字列として識別し、同じ行に制御情報の内容を記述し、さらに次の行に対象となるデータを記述する。また、このテスト手順書aでは、標準プロトコルに準拠しないメッセージを送信する場合には、「標準プロトコルに準拠しないメッセージ」と注釈部分をかぎ括弧で括った文字列により、標準プロトコルに準拠しないメッセージであることを識別し、次の行に対象となるデータを記述する。なお、メッセージとデータを総称してメッセージデータという。
以上のように、標準プロトコルに準拠したメッセージ、標準プロトコルに準拠しないメッセージ、各種センサやアクチュエータ等の信号情報あるいは制御情報等、各種メッセージを、所定ルールに則ってテスト手順書aに記述するようにしたことによって、実施する試験の内容またはその試験で送受信されるメッセージの形態等によって、テスト手順書aの形式を変更する必要がなく、これに合わせて各種ツールを変更する必要もなく、試験環境が簡単に構築できるものである。また、このテスト手順書aは、汎用なファイル形式(例えば、いわゆるテキスト形式)で作成され、パーソナルコンピュータに装備される一般的なテキストエディタにより作成することができるので、テスト手順書aを作成するために特別なツール、ソフトウェア等を準備する必要がない。
次に、このS101でのテスト手順書aの読み込み動作を図5に従って説明する。まず、S201では、データ、IDおよびデータの種類を識別する識別子が格納できるテスト手順書データ用メモリ配列と、章・項・タイトルとその試験項目のデータが格納されているテスト手順書データ用メモリ配列のポインタが格納できる試験項目用メモリ配列をメモリ領域に確保してテスト手順書aを読み込む。
S202に進み、読み込んだ記述が章・項・タイトルの記述であるか否かを判断し、章・項・タイトルの記述であれば、S203へ進み、読み込んだ章・項・タイトルと試験項目に該当するテスト手順書データ用メモリ配列のポインタを試験項目用メモリ配列に格納してS220に進む。
一方、S202で、読み込んだ記述が章・項・タイトルの記述でないと判断すれば、S204へ進み、読み込んだ記述がデータであるか否かを判断し、データであれば、S205へ進み、読み込んだデータを、テスト手順書データ用メモリ配列に格納してS220に進む。
また、S204で、読み込んだ記述がデータでないと判断すれば、S206へ進み、読み込んだ記述が制御用演算メッセージであることを示す注釈の記述であるか否かを判断し、制御用演算メッセージであることを示す注釈の記述であれば、S207へ進み、制御用演算メッセージであることを示す識別子を、テスト手順書データ用メモリ配列に格納されたデータに付加してS220に進む。
また、S206で、読み込んだ記述が制御用演算メッセージであることを示す注釈の記述でないと判断すれば、S208へ進み、読み込んだ記述が標準プロトコルに準拠しないメッセージであることを示す注釈の記述であるか否かを判断し、標準プロトコルに準拠しないメッセージであることを示す注釈の記述であれば、S209へ進み、標準プロトコルに準拠しないメッセージであることを示す識別子を、テスト手順書データ用メモリ配列に格納されたデータに付加してS220に進む。
また、S208で、読み込んだ記述が標準プロトコルに準拠しないメッセージであることを示す注釈の記述でないと判断すれば、S210へ進み、読み込んだ記述が通信待ちの記述であるか否かを判断し、通信待ちの記述であれば、S211へ進み、通信待ち時間と識別子を、テスト手順書データ用メモリ配列に格納してS220に進む。
また、S210で、読み込んだ記述が通信待ちの記述でないと判断すれば、S212へ進み、読み込んだ記述が演算処理ライブラリbに基づく演算メッセージであることを示す注釈の記述であるか否かを判断し、演算処理ライブラリbに基づく演算メッセージであることを示す注釈の記述であれば、S213へ進み、演算処理ライブラリbに基づく演算メッセージであることを示す識別子を、テスト手順書データ用メモリ配列に格納されたデータに付加して、S220に進む。なお、この演算処理ライブラリbは、暗号解読処理等の演算を実行するために必要な情報を登録したライブラリファイルである。
また、S212で、読み込んだ記述が演算処理ライブラリbに基づく演算メッセージであることを示す注釈の記述でないと判断すれば、S214へ進み、読み込んだ記述がメッセージのIDの記述であるか否かを判断し、メッセージのIDの記述であれば、S215へ進み、IDを、テスト手順書データ用メモリ配列に格納されたデータに付加してS220に進む。
また、S214で、読み込んだ記述がメッセージのIDの記述でないと判断すれば、S216へ進み、読み込んだ記述が送信タイミングの記述であるか否かを判断し、送信タイミングの記述であれば、S217へ進み、送信するタイミングを、テスト手順書データ用メモリ配列に格納されたデータに付加してS220に進む。
また、S216で、読み込んだ記述が送信タイミングの記述でないと判断すれば、S218へ進み、読み込んだ記述が各種センサやアクチュエータ等の信号情報の記述であるか否かを判断し、各種センサやアクチュエータ等の信号情報の記述であれば、S219へ進み、各種センサやアクチュエータ等の信号情報と識別子を、テスト手順書データ用メモリ配列に格納されたデータに付加してS220に進む。
S220では、テスト手順書aの最後まで読み込んだかを判定し、最後まで読み込んでいれば、テスト手順書aの読み込み処理(即ちS101)を終了し、最後まで読み込んでいなければ、S201へ戻り、上述の処理を繰り返す。
以上のように、テスト手順書aの記述が、何であるかを判断しながら読み込み、その都度、データの格納、識別子の付加等の処理を行うことで、実施する試験の内容またはその試験で送受信されるメッセージの形態によって、テスト手順書aの形式を変更する必要がなく、これに合わせて各種ツールを変更する必要もなく、試験環境が簡単に構築できるものである。
この図5の処理によりテスト手順書aを最後まで読み込むと、図3のフローチャートに戻り、S102に進み、演算処理ライブラリbを読み込む。
続いて、S103において、故障診断メッセージの送受信に必要な任意のIDを、S104にて任意の送信タイミングを作業者がPC2を用いて入力する。さらにS105に進み、S101で読み込んだテスト手順書aから読み込んだ章および項のタイトル一覧を表示し、その中から作業者が実施する試験項目を選択入力する。この選択入力によって試験が開始される。
S106では、受信開始処理を行う。その処理は、図6あるいは図7に示すように行われ、いずれか一方あるいは両方の処理を実施することができる。まず、図6に従って、定周期による受信処理について説明する。S301で、送受信したメッセージデータを順次格納する送受信データ用メモリ配列をメモリ領域に確保し、定周期で受信処理をするための定周期タイマを起動する。
この定周期タイマのカウント完了によりS302が呼び出され、PC2のインターフェースの受信バッファの内容を読み出し、S303にて受信バッファにデータがあるか否かを判定し、メッセージデータがあればS304へ進み、メッセージデータがなければ図3のS106に戻る。S304では、受信したメッセージのIDと正常に通信されれば受信されるべきIDとの一致を判定し、一致していればS305に進んで、受信バッファから読み出した受信メッセージデータの受信時刻と、メッセージデータとIDを、送受信データ用メモリ配列に格納して処理を終える。
次に、図7に従って、割り込みイベントによる受信処理について説明する。まずS401において、送受信したメッセージデータを順次格納する送受信データ用メモリ配列をメモリ領域に確保し、メッセージデータを受信してPC2のインターフェースの受信バッファに格納されたとき、起動するようにセットする。
次に、メッセージデータを受信することによりS402が呼び出され、PC2のインターフェースの受信バッファに格納されたメッセージデータを読み出す。S403で受信イベントを消去して、S404へ進む。S404では、受信した(受信バッファから読み出した)メッセージのIDと、正常に通信されれば受信されるべきIDとの一致を判定し、一致していればS405に進んで、受信バッファから読み出した受信メッセージデータの受信時刻と、メッセージデータとIDを、送受信データ用メモリ配列に格納して処理を終える。
この受信開始処理を終了し、図1のS107に進み、S105で選択した試験項目に該当する試験項目用メモリ配列に格納されているテスト手順書データ用メモリ配列のポインタを参照して、データと識別子を読み込み、S108へ進む。
S108では、制御用演算メッセージであることを示す識別子の有無を判定する。制御用演算メッセージであることを示す識別子があればS119に進み、なければS109に進む。S109では、標準プロトコルに準拠しないメッセージであることを示す識別子の有無を判定し、標準プロトコルに準拠しないメッセージであることを示す識別子があれば、S119に進み、なければS110に進む。S110では、メッセージデータが故障診断メッセージの送信メッセージであるか否かを判定する。送信メッセージであれば、S119に進み、送信メッセージでなければS111に進む。
S111では、通信待ちの識別子の有無を判定し、通信待ちの識別子があればS113に進み、なければS112へ進む。S113では、通信待ち処理、即ち、タイマを使用してテスト手順書データ用メモリ配列に格納されている待ち時間だけ通信待ちを行い、S124へ進む。S112では、各種センサやアクチュエータ等の信号情報であることを示す識別子の有無を判定し、信号情報であることを示す識別子があれば、S114へ進み、なければS116へ進む。
S114では、PC2とシミュレータ9が接続されているか否かを判定し、接続されてなければそのままS124に進む。シミュレータ9が接続されていれば、S115に進み、テスト用手順書データ用配列に格納されている信号情報をシミュレータ9に送信し、シミュレータ9に信号の入出力制御を実施させS124に進む。
S108乃至S112での判定の結果、S116に進む場合は、S107にて読み込んだデータは受信メッセージデータであると判断できるので、電子制御装置5からのメッセージ受信を待ち、メッセージを受信すればS117に進む。S117では、演算処理ライブラリbに基づく演算メッセージであることを示す識別子の有無を判定し、演算処理ライブラリbに基づく演算メッセージであることを示す識別子があればS118に進み、なければS124に進む。S118では、受信メッセージデータを演算処理ライブラリbに基づき演算し、演算結果をメモリに格納してS124に進む。
また、S119では、演算処理ライブラリbに基づく演算メッセージであることを示す識別子の有無を判定し、演算処理ライブラリbに基づく演算メッセージであることを示す識別子があればS120に進み、なければS121に進む。S120では、メモリに格納された演算結果を送信メッセージデータに読み込んでステップS121に進む。S121では、送信時間に合わせたタイマを起動し、S122ではS121で起動したタイマが完了するとIDとメッセージデータをPC2のインターフェースに接続された通信装置3を介して送信し、S123に進む。S123では、送信した時刻、IDとメッセージデータを送受信データ用メモリ配列に順次格納してS124に進む。
ステップS124では、ステップS105で選択した章・項の試験項目に該当するテスト手順書データ用メモリ配列に格納されたデータの処理が全て終了したか否かを判定する。全て終了していればS125に進み、全て終了していなければS107に戻る。S125では、新たに別の試験を実施するか、あるいは、試験を終了し送受信データ用メモリ配列に格納されたデータと実施した試験項目のテスト手順書データメモリ配列に格納されたデータとを比較照合するかを作業者が選択する。新たに別の試験を実施するならS103に戻り、送受信したデータを比較照合するならS126に進む。
S126では、実施した試験項目の試験項目用メモリ配列に格納されたテスト手順書データ用メモリ配列のポインタを参照して読み出したデータと、送受信データ用メモリ配列に格納された送受信したデータを各々1つずつ読み出し、1バイト毎に比較照合し、異なるデータは誤り箇所として検出し、誤り箇所の数を数える。読み出したデータの全バイトを比較照合し終えればS127に進む。
S127では、S126で比較照合した両データをPC2の表示部に並べてリスト表示し、さらに誤り箇所があれば、両データを着色する等のハイライト表示し、S128に進む。S128では、実施した試験項目に該当するテスト手順書データ用メモリ配列に格納されたテスト手順書のデータと、送受信データ用メモリ配列に格納されたデータの比較照合が、全て終了したか否かを判定し、全て終了していればS129へ進み、全て終了していなければS126へ戻る。
S129では、全誤り箇所の数をPC2の表示部に表示し、S130では、S127で表示した誤り箇所およびS129で表示した誤り箇所の数を汎用なフォーマットのデータ(例えば、CSV形式(コンマを区切り文字として列挙したデータフォーマット形式)やHTML形式(国際的な文書フォーマットの標準規約))で照合結果cとして保存する。
以上のように、この実施の形態にかかる自動試験方法によれば、試験の実施のためのファイル作成等の準備や、試験環境構築を容易に行うことができる。また、標準プロトコルに準拠したものだけでなく、標準プロトコルに準拠しないもの、センサやアクチュエータの信号情報、演算処理ライブラリを参照した演算処理等も含めた試験を容易に実施することができる。
なお、上述の実施形態では、標準プロトコルとしてCANプロトコルを用いたものについて説明したが、それ以外の通信プロトコルを標準プロトコルとしても良いことは言うまでもない。
また、上述の実施形態では、通信インターフェースについて詳述していないが、電子制御装置が備える通信手段に応じた通信インターフェースに交換することによって、通信手段によらず同様の自動試験方法を実施できることは言うまでもない。
この発明の一実施形態を示すブロック構成図である。 この発明の他の実施形態を示すブロック構成図である。 この発明の一実施形態に係る自動試験方法を示すフローチャートである。 この発明の一実施形態に係る自動試験方法に用いるテスト手順書を示す図である。 この発明の一実施形態に係る自動試験方法におけるテスト手順書の読み込み処理を示すフローチャートである。 この発明の一実施形態に係る自動試験方法における定周期による受信処理を示すフローチャートである。 この発明の一実施形態に係る自動試験方法における割り込みイベントによる受信処理を示すフローチャートである。 従来の故障診断通信プログラムの自動試験方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1 自動試験方法を実施するプログラム
2 パーソナルコンピュータ
3 通信装置
4 通信線
5 電子制御装置
6 故障診断通信プログラム
7 通信装置
8 通信線
9 シミュレータ
10 通信線
a テスト手順書
b 演算処理ライブラリ
c 照合結果

Claims (40)

  1. 標準プロトコルに準拠した故障診断通信にて送受信すべきメッセージデータを記述したテスト手順書ファイルからメッセージデータと当該メッセージデータの種類を示す情報を読み出すステップと、上記テスト手順書ファイルに従って通信インターフェースを制御してメッセージデータの送受信を行うステップと、送受信したメッセージデータをメモリに格納するステップと、該格納したメッセージデータと上記テスト手順書ファイルに記述されたメッセージデータを照合するステップと、この照合結果を結果ファイルに保存するステップを備えたことを特徴とする故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  2. テスト手順書ファイルは、汎用的なテキストファイル形式で作成されていることを特徴とする請求項1記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  3. テスト手順書ファイルを自動的に読み込むステップを備えたことを特徴とする請求項2記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  4. テスト手順書ファイルから読み込んだメッセージデータの内容を識別し、メモリに格納するステップを備えたことを特徴とする請求項3記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  5. テスト手順書ファイルには、作業者が試験内容を把握するためのコメントを記載する一方、テスト手順書を読み込む際には上記コメントを読み込まないことを特徴とする請求項3乃至請求項4いずれか一に記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  6. 試験に必要な情報を試験実施前に作業者に設定または選択させるステップを備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項5いずれか一に記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  7. テスト手順書ファイルは、実施する試験を大項目、小項目に分類し、大分類を章として連番号を付し、かつ小項目を項として連番号を付し、章毎および項毎に実施する試験を示すタイトルを記述することを特徴とする請求項2乃至請求項6いずれか一に記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  8. テスト手順書ファイルを読み込み、章毎および項毎の連番号と、当該章または項のタイトルを識別し、メモリに格納するステップを備えたことを特徴とする請求項7記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  9. 読み込んだテスト手順書ファイルに記述された試験のうち、実施する項目を作業者に選択させるステップを備えたことを特徴とする請求項8記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  10. テスト手順書ファイルには、任意の時間だけ送受信待ち動作をする命令を記述することができることを特徴とする請求項2乃至請求項9いずれか一に記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  11. 任意の時間だけ送受信待ち動作をする命令を読み込んだ場合、待ち時間であることを示す識別子を当該待ち時間に付加してメモリに格納するステップを備えたことを特徴とする請求項10記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  12. メモリに格納された待ち時間に相当する時間だけ送受信待ち動作を行った後で送信または受信を行うステップを備えたことを特徴とする請求項11記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  13. テスト手順書ファイルには、制御用演算に用いるためのメッセージデータと、当該メッセージデータが制御用演算に用いるためのものであることを示す注釈と、当該メッセージデータを示す識別情報と、当該メッセージデータ及び当該識別情報を送信するタイミングを記述することができることを特徴とする請求項2乃至請求項12いずれか一に記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  14. 制御用演算に用いるためのメッセージデータを送信または受信する命令を読み込んだ場合、当該メッセージデータの注釈と識別情報を認識するステップと、当該メッセージデータが制御用演算に用いられるものであることを示す識別子を当該メッセージデータに付加してメモリに格納するステップを備えたことを特徴とする請求項13記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  15. テスト手順書ファイルには、標準プロトコルに準拠しないメッセージデータと、当該メッセージデータが標準プロトコルに準拠しないものであることを示す注釈を記述することができることを特徴とする請求項2乃至請求項14いずれか一に記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  16. 標準プロトコルに準拠しないメッセージデータを送信または受信する命令を読み込んだ場合、当該メッセージデータの注釈を認識するステップと、当該メッセージデータが標準プロトコルに準拠しないものであることを示す識別子を当該メッセージデータに付加してメモリに格納するステップを備えたことを特徴とする請求項15記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  17. テスト手順書ファイルには、試験対象となるプログラムを備えた電子制御装置に接続されるセンサまたはアクチュエータの信号情報を当該電子制御装置の制御対象に送信する命令を記述することができることを特徴とする請求項2乃至請求項16いずれか一に記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  18. センサまたはアクチュエータの信号情報を電子制御装置の制御対象に送信する命令を読み込んだ場合、信号情報であることを示す識別子を当該信号情報に付加してメモリに格納するステップを備えたことを特徴とする請求項17記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  19. メモリに格納された信号情報を電子制御装置の制御対象に送信するステップを備えたことを特徴とする請求項18記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  20. 電子制御装置の制御対象は、当該制御対象を模したシミュレータであることを特徴とする請求項19記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  21. テスト手順書ファイルには、演算処理ライブラリを参照して演算処理する命令を記述することができることを特徴とする請求項2乃至請求項20いずれか一に記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  22. 演算処理ライブラリを参照して演算処理する命令を読み込んだ場合、演算処理を行うことを示す識別子をメモリに格納するステップを備えたことを特徴とする請求項21記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  23. 演算処理ライブラリを参照して演算処理を行った結果をメモリに格納するステップを備えたことを特徴とする請求項22記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  24. メッセージデータに識別情報を付加するステップと、この識別情報を付加されたメッセージデータを予め設定されたタイミングで送信するステップを備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項23いずれか一に記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  25. メッセージデータの識別情報を作業者に入力させるステップを備えたことを特徴とする請求項24記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  26. テスト手順書ファイルには、メッセージデータの識別情報を記述することができることを特徴とする請求項24記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  27. メッセージデータの識別情報をメッセージデータに付加してメモリに格納するステップを備えたことを特徴とする請求項25乃至請求項26いずれか一に記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  28. メッセージデータを送信するタイミングを作業者に設定させるステップを備えたことを特徴とする請求項24乃至請求項27いずれか一に記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  29. テスト手順書ファイルには、メッセージデータを送信するタイミングを記述することができることを特徴とする請求項24乃至請求項27いずれか一に記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  30. テスト手順書ファイルから読み込んだメッセージデータの送信タイミングをメモリに格納するステップを備えたことを特徴とする請求項28乃至請求項29いずれか一に記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  31. 識別情報が付加されたメッセージデータのみを受信するステップを備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項30いずれか一に記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  32. 受信ステップを一定の周期で行うことを特徴とする請求項31記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  33. 受信ステップを所定イベントの発生毎に行うことを特徴とする請求項31記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  34. 送信したメッセージデータ、当該送信メッセージデータの識別情報、送信時刻、受信したメッセージデータ、当該受信メッセージデータの識別情報および受信時刻をメモリに格納するステップを備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項33いずれか一に記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  35. メモリに格納された送信メッセージデータおよび受信メッセージデータと、テスト手順ファイルから読み込んだメッセージデータを照合するステップを備えたことを特徴とする請求項34記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  36. メモリに格納された送信メッセージデータおよび受信メッセージデータと、テスト手順ファイルから読み込んだメッセージデータとの照合は1バイト毎に行うことを特徴とする請求項35記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  37. メッセージデータを照合した結果、不適合の箇所を汎用的なファイル形式で保存するステップを備えたことを特徴とする請求項35乃至請求項36いずれか一に記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  38. メッセージデータを照合した結果、不適合の箇所の数を汎用的なファイル形式で保存するステップを備えたことを特徴とする請求項35乃至請求項36いずれか一に記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  39. メッセージデータを照合した結果、不適合の箇所とその数を汎用的なファイル形式で保存するステップを備えたことを特徴とする請求項35乃至請求項36いずれか一に記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
  40. 通信インターフェースは、試験対象となるプログラムを備えた電子制御装置に備えられる通信手段に応じて交換できることを特徴とする請求項2乃至請求項39いずれか一に記載の故障診断通信プログラムの自動試験方法。
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