JP2008234151A - シナリオ作成プログラム及びシナリオ作成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェブ負荷試験で負荷シミュレータにより生成される仮想ウェブクライアントがリクエストメッセージの送信とレスポンスメッセージの受信とを適切に行えるシナリオを作成できるようにすること。
【解決手段】シナリオ作成モジュール23aは、操作者から所定の指示を受け付けるたびに、メッセージの送受信を実行し、リクエストメッセージとレスポンスメッセージとを対応付けてシナリオテーブル31に登録する(ステップS101〜S108)。続いて、シナリオ作成モジュール23aは、シナリオテーブル31内のレコードのうち、リクエストパラメータを含んでいるレコードについて、そのレコードより順番が前のレコードの中からそのリクエストパラメータと同じ内容のレスポンスパラメータを含むレコードを検索し、レコードが検出できた場合に、双方のレコードの識別情報を対応付けたレコードを対応テーブルに記憶する(ステップS202〜S213)。
【選択図】図4

Description

本発明は、負荷シミュレータが使用するシナリオを作成するためのシナリオ作成プログラム及びシナリオ作成装置に、関する。
周知のように、ウェブ負荷試験装置は、試験対象となるウェブサーバ装置にアクセス負荷を掛けてそのウェブサーバ装置の状態を観察するため、負荷シミュレータ,及び、ビューワを、含んでいる。このうち、負荷シミュレータは、仮想的にウェブクライアントとして機能するスレッドを複数生成し、それら複数の仮想ウェブクライアントに対し、試験対象となるウェブサーバ装置内のウェブページデータをリクエストする順番を定義したシナリオを与えて、そのシナリオ通りにリクエストメッセージの送信とレスポンスメッセージの受信とを行わせる機能である。負荷シミュレータは、各仮想ウェブクライアントがそのウェブサーバ装置から受けたレスポンスメッセージそのものを保存したりレスポンスのログを録ったりする。ビューワは、ウェブ負荷試験で仮想ウェブクライアントが取得したレスポンスメッセージ内のウェブページデータに基づいてウェブページを表示したり、レスポンスのログ情報を一覧表示したりするための機能である。
前述したシナリオは、ウェブ負荷試験を行う前に試験対象のウェブサーバ装置に実際にアクセスして幾つかのウェブページを順に表示させたときのリクエスト履歴に基づいて作成されるものであり、具体的には、幾つかのリクエストメッセージからなるとともに、それらの送信順を定義したデータである。そして、このシナリオを構成する各リクエストメッセージの中には、ゲットメソッド又はポストメソッドによりウェブサーバ装置に引き渡すべき引数を含むものもある。
しかしながら、それら引数は、シナリオを作成する際に適正なものであって、ウェブサーバ装置にアクセス負荷を掛ける際に適正なものとならない場合がある。例えば、仮想ウェブクライアントは、ウェブ負荷試験中にウェブサーバ装置からレスポンスメッセージを介してセッションID[Identification]を取得した場合、本来ならば、その次のリクエストメッセージにそのセッションIDを含んでウェブサーバ装置に送信せねばならない。しかし、ウェブ負荷試験では、仮想ウェブクライアントは、シナリオデータに従って、シナリオ作成当時のセッションIDを含むリクエストメッセージをそのままウェブサーバ装置に送信するようになっている。このため、ウェブサーバ装置は、そのリクエストメッセージに含まれるセッションIDに基づいてセッションエラーを検出し、その結果、ウェブ負荷試験が継続されくなってしまう。
なお、特許文献1には、シナリオ中で変化させるべきパラメータを入力パラメータとして事前に複数用意しておく技術は、記載されている。しかし、この技術では、ウェブサーバ装置へアクセスするごとに値が異なるセッションIDのようなパラメータについて、応用することができない。
特開2005−250945号公報
本発明は、前述したような従来の事情に鑑みてなされたものであり、その課題は、ウェブ負荷試験で負荷シミュレータにより生成される仮想ウェブクライアントがリクエストメッセージの送信とレスポンスメッセージの受信とを適切に行えるシナリオを作成できるようにすることにある。
上記の課題を解決するための案出されたシナリオ作成プログラムは、試験対象のウェブサーバ装置にアクセス負荷を掛ける複数の仮想ウェブクライアントに対して与えられるシナリオを作成するためのシナリオ作成プログラムであって、コンピュータを、入力装置を通じて操作者から所定の指示を受け付けるたびに、その指示に基づくリクエストメッセージのウェブサーバ装置への送信とそのウェブサーバ装置からのレスポンスメッセージの受信とを実行するとともに、それらリクエストメッセージとレスポンスメッセージとを対応付けたレコードを、各レコードを一意に特定するための識別情報を付加して、リクエスト順に、記憶装置内のシナリオテーブルに記憶する第1の記憶手段、シナリオテーブル内のレコードのうち、リクエストメッセージ内にリクエストパラメータを含んでいる各レコードについて、そのレコードより順番が前のレコードの中から、そのリクエストパラメータと同じ内容のレスポンスパラメータをレスポンスメッセージに含むレコードを検索する検索手段、及び、シナリオテーブル内のレコードのうち、リクエストメッセージ内にリクエストパラメータを含んでいる各レコードについて、そのレコードより順番が前のレコードを検索手段が検出した場合に、双方のレコードの識別情報を対応付けて、記憶装置内の対応テーブルに記憶する第2の記憶手段として機能させることを、特徴としている。
このように構成されると、コンピュータは、操作者から所定の指示を受け付けるたびに、リクエストメッセージの送信とレスポンスメッセージの受信とを実行するとともに、リクエストメッセージとレスポンスメッセージとを対応付けてシナリオテーブルに登録するよう、動作する。そして、両メッセージの組み合わせがシナリオテーブルに幾つか登録された後、コンピュータは、シナリオテーブル内のレコードのうち、リクエストパラメータを含んでいるレコードについて、そのレコードより順番が前のレコードの中からそのリクエストパラメータと同じ内容のレスポンスパラメータを含むレコードを検索し、レコードが検出できた場合に、双方のレコードの識別情報を対応付けたレコードを対応テーブルに記憶するよう、動作する。
以上のような動作により作成されたシナリオテーブルと対応テーブルとによれば、仮想ウェブクライアントは、シナリオテーブル内のリクエストメッセージを試験対象のウェブサーバ装置に送信する前において、そのリクエストメッセージ内にリクエストパラメータが含まれていたときには、対応テーブルに基づいて、そのリクエストパラメータを、負荷試験中に取得したレスポンスパラメータに置換することができる。すなわち、シナリオ内で一意の値であるべきパラメータを洗い出し、一意なまま変更することができる。
また、上記の課題を解決するための案出されたシナリオ作成装置は、試験対象のウェブサーバ装置にアクセス負荷を掛ける複数の仮想ウェブクライアントに対して与えられるシナリオを作成するためのシナリオ作成装置であって、入力装置を通じて操作者から所定の指示を受け付けるたびに、その指示に基づくリクエストメッセージのウェブサーバ装置への送信とそのウェブサーバ装置からのレスポンスメッセージの受信とを実行するとともに、それらリクエストメッセージとレスポンスメッセージとを対応付けたレコードを、各レコードを一意に特定するための識別情報を付加して、リクエスト順に、記憶装置内のシナリオテーブルに記憶する第1の記憶部、シナリオテーブル内のレコードのうち、リクエストメッセージ内にリクエストパラメータを含んでいる各レコードについて、そのレコードより順番が前のレコードの中から、そのリクエストパラメータと同じ内容のレスポンスパラメータをレスポンスメッセージに含むレコードを検索する検索部、及び、シナリオテーブル内のレコードのうち、リクエストメッセージ内にリクエストパラメータを含んでいる各レコードについて、そのレコードより順番が前のレコードを検索部が検出した場合に、双方のレコードの識別情報を対応付けて、記憶装置内の対応テーブルに記憶する第2の記憶部を備えることを、特徴としている。
従って、このシナリオ作成装置は、前述した本発明のシナリオ作成プログラムが動作したコンピュータと同等に機能することとなる。
以上に説明したように、本発明によれば、ウェブ負荷試験で負荷シミュレータにより生成される仮想ウェブクライアントがリクエストメッセージの送信とレスポンスメッセージの受信とを適切に行えるシナリオが、作成できるようになる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明を実施するための一つの形態について、説明する。
図1は、本実施形態のコンピュータネットワークシステムの構成図である。
図1に示すように、本実施形態のコンピュータネットワークシステムは、ウェブ負荷試験の対象となるウェブサーバ装置10と、そのウェブ負荷試験のためにそのウェブサーバ装置10にアクセス負荷を掛けるウェブ負荷試験装置20とからなる。両装置10、20は、互いに通信自在となるよう、ネットワークNを介して接続されている。
ウェブサーバ装置10は、周知のウェブサーバ機能が付加された汎用コンピュータである。従って、このウェブサーバ装置10は、ストレージユニット10a、CPU[Central Processing Unit]10b、メモリユニット10c、及び、通信アダプタ10d等のハードウエアを、内蔵している。このうち、ストレージユニット10aは、各種のプログラム及び各種のデータを記憶するユニットである。CPU10bは、ストレージユニット内のプログラムに従って処理を行うユニットである。メモリユニット10cは、ストレージユニットから読み出されたプログラムがキャッシュされたりCPU10bの作業領域が展開されたりするユニットである。通信アダプタ10dは、ネットワークN上の他のコンピュータとの間でデータの遣り取りをするためのユニットである。
そして、ウェブサーバ装置10のストレージユニット10aは、基本ソフトウエア11、ウェブページデータ12、及び、ウェブサーバプログラム13を、記憶している。基本ソフトウエア11は、通信アダプタ10dにおけるデータの入出力の管理や、ストレージユニット10a及びメモリユニット10cの記憶領域の管理といった基本的な機能を多くのアプリケーションソフトウエアに提供するためのソフトウエアである。ウェブページデータ12は、ウェブページを表示するためのデータであり、HTML[HyperText Markup Language]データや、画像データである。このウェブページデータ12の中には、別のウェブページへ飛ぶためのリンクを表示する情報を内部に含んでいるウェブページデータ12が含まれていても良い。ウェブサーバプログラム13は、図示せぬウェブクライアント装置からの要求に応じてウェブページデータ12を送信するためのプログラムである。具体的には、このウェブサーバプログラム13(に従ったCPU10b)は、通信アダプタ10dを通じて図示せぬウェブクライアント装置から要求を受けると、要求されたウェブページデータ12をストレージユニット10aから読み出し、通信アダプタ10dを通じて要求元のウェブクライアント装置へ送信する。
ウェブ負荷試験装置20は、ウェブ負荷試験ツールが付加されたパーソナルコンピュータである。従って、このウェブ負荷試験装置20は、液晶ディスプレイ等の表示装置20aと、キーボードやマウス等の入力装置20bと、これら装置20a,20bに接続される本体とからなる。また、その本体は、ストレージユニット20c、CPU20d、メモリユニット20e、及び、通信アダプタ20f等のハードウエアを、内蔵している。
そして、ウェブ負荷試験装置20のストレージユニット20cは、基本ソフトウエア21、ウェブブラウザ22,及び、ウェブ負荷試験ツールソフトウエア23を記憶している。基本ソフトウエア21は、ウェブサーバ装置10の基本ソフトウエア11と同等の機能を発揮するソフトウエアである。ウェブブラウザ22は、操作者からの指示に従ってウェブサーバ装置10からウェブページデータ12を取得してウェブページを表示するためのプログラムである。より具体的には、ウェブブラウザ22(に従ったCPU20d)は、ウェブページ内のリンクボタンのクリックやウェブブラウザ画面へのURL[Uniform Resource Locator]の入力などの操作者からの指示、又は、ウェブページデータ12内に記述されたイメージタグやフレームタグなどによるウェブページデータ12の取得の指示があると、その指示においてURLで指定されたウェブページデータ12の送信を要求するリクエストメッセージをウェブサーバ装置10へ送信し、そのウェブサーバ装置10からレスポンスメッセージを受信して、そのレスポンスメッセージのボディ内のウェブページデータ12に基づいて、ウェブページを表示装置20aに表示する。
ウェブ負荷試験ツールソフトウエア23は、パーソナルコンピュータをウェブ負荷試験装置として機能させるためのプログラム及びデータである。このウェブ負荷試験ツールソフトウエア23は、シナリオ作成モジュール23a及び負荷シミュレータ23bを、含んでいる。
シナリオ作成モジュール23aは、ウェブ負荷試験のために負荷シミュレータ23bが生成する仮想ウェブクライアントに対して与えられるシナリオを作成するためのモジュールプログラムである。シナリオは、詳しくは後述するが、簡単に説明すると、仮想ウェブクライアントが試験対象となるウェブサーバ装置10内のウェブページデータ12をリクエストする順番を定義したものである。このシナリオ作成モジュール23aに従ってCPU20dが実行する処理の内容については、図2乃至図6を用いて後述する。
負荷シミュレータ23bは、試験対象となるウェブサーバ装置10にアクセス負荷を掛けるためのモジュールプログラムである。より具体的には、負荷シミュレータ23b(に従ったCPU20d)は、仮想的にウェブクライアントとして機能するスレッドを複数生成し、それら複数の仮想ウェブクライアントそれぞれにシナリオを与えることによって、それら仮想ウェブクライアントに対し、そのシナリオ通りにリクエストメッセージの送信とレスポンスメッセージの受信とを行わせる。また、負荷シミュレータ23bは、各仮想ウェブクライアントがそのウェブサーバ装置から受信したレスポンスメッセージそのものを保存したり、レスポンスのログを録ったりする。なお、仮想ウェブクライアントが実行する処理の内容については、図7乃至図9を用いて後述する。
以上のように構成されるコンピュータネットワークシステムにおいて、ウェブ負荷試験装置20のCPU20dは、ウェブ負荷試験を行おうとする操作者によって入力装置20bが操作されることにより、シナリオ作成モジュール23aの起動が指示されると、シナリオ作成モジュール23aをストレージユニット20cから読み出し、シナリオ作成モジュール23aの動作を開始させる。
図2は、シナリオ作成モジュール23aによる処理の流れを示す図である。
シナリオ作成処理の開始後、最初のステップS101では、シナリオ作成モジュール23a(を実行したCPU20d)は、作業画面をウインドウ内に表示する。この作業画面は、シナリオ作成に関する操作を行うための画面であり、図示していないが、幾つかのボタンを含んでいる。この作業画面に含まれるボタンには、ウェブブラウザ22を利用したウェブサーバ装置10へのアクセスを開始する前にクリックすべき開始ボタンと、そのアクセスを終了した後でクリックすべき保存ボタンとが、含まれている。
次のステップS102では、シナリオ作成モジュール23aは、ステップS101で表示した図示せぬ作業画面内の開始ボタンのクリックによる作成開始指示があるまで、待機する。そして、作成開始指示があると、シナリオ作成モジュール23aは、ステップS103へ処理を進める。
ステップS103では、シナリオ作成モジュール23aは、作業画面とは別のウインドウに、ウェブブラウザ22を起動する。このように別ウインドウで起動したウェブブラウザ22により、作業者は、作業画面を意識することなく、ウェブサーバ装置10が提供するウェブページをサーフィン(閲覧)することができる。ここで、ウェブブラウザ22は、図示せぬウェブブラウザ画面のURL入力欄にURLが入力されたり、ウェブページ上のリンクボタンがクリックされたり、ウェブページデータ12内に記述されたフレームタグやイメージタグによりウェブページデータ12の取得が指示されたりすることにより、リクエストメッセージをウェブサーバ装置10に送信する。なお、ウェブブラウザ22は、ウェブサーバ装置10にリクエストメッセージを送信する前に、リクエストヘッダの内容の一部をシナリオ作成モジュール23aに通知するようになっている。また、ウェブブラウザ22は、ウェブサーバ装置10からレスポンスメッセージを受信した後で、そのレスポンスメッセージをシナリオ作成モジュール23aに引き渡すようになっている。シナリオ作成モジュール23aは、ウェブブラウザ22の起動後、ステップS104へ処理を進める。
ステップS104では、シナリオ作成モジュール23aは、リクエストヘッダとレスポンスメッセージとを対応付けるためのワークテーブルを、メモリユニット20e上に生成する。
図3は、ワークテーブル31のデータ構造の一例を示す図である。
図3に示すように、ワークテーブル31は、図示せぬ作業画面内の開始ボタンがクリックされてから終了ボタンがクリックされるまでにウェブブラウザ22がウェブサーバ装置10にアクセスした回数と同数のレコードを、有している。各レコードは、「ID」、「リクエスヘッダ」及び「レスポンスメッセージ」の各フィールドを、有している。「ID」フィールドは、そのアクセス一意に特定するための識別情報であるIDが記録されるフィールドである。なお、本実施形態では、この識別情報は、アクセスの順番を特定する自然数の番号となっている。「リクエストヘッダ」フィールドは、そのアクセスでウェブブラウザ22がウェブサーバ装置10に送信したリクエストメッセージのリクエストヘッダが記録されるフィールドである。「レスポンスメッセージ」フィールドは、そのアクセスでウェブブラウザ22がウェブサーバ装置10から受信したレスポンスメッセージが記録されるフィールドである。
シナリオ作成モジュール23aは、図3に示すようなワークテーブル31を作成した後、図2のステップS105へ処理を進める。但し、この時点では、このワークテーブル31にはレコードが1つも記録されていない。すなわち、ステップS104では、新規のワークテーブル31が生成される。
ステップS105では、シナリオ作成モジュール23aは、ステップS101で表示された図示せぬ作業画面内の保存ボタンのクリックによる保存指示があったか否かを、判別する。そして、保存指示がなかった場合、シナリオ作成モジュール23aは、ステップS104からステップS106へ処理を分岐させる。
ステップS106では、シナリオ作成モジュール23aは、ウェブブラウザ22(を実行したCPU20d)からリクエスト実行通知があったか否かを、判別する。なお、このリクエスト実行通知は、前述したように、ウェブブラウザ22がリクエストメッセージの送信前に送信してくる通知である。そして、ウェブブラウザ22からリクエスト実行通知がなかった場合、シナリオ作成モジュール23aは、ステップS106から処理を分岐して、ステップS105へ処理を戻す。
そして、ステップS105及びS106の処理ループの実行中、ウェブブラウザ22からリクエスト実行通知があった場合、シナリオ作成モジュール23aは、ステップS106からステップS107へ処理を進める。
ステップS107では、シナリオ作成モジュール23aは、図3のワークテーブル31で使われていない新規IDを、発行する。
次のステップS108では、シナリオ作成モジュール23aは、ウェブブラウザ22からリクエスト実行通知とともに受け取ったリクエストヘッダを、ステップS107で発行された新規IDとともに、図3のワークテーブル31に登録する。
次のステップS109では、シナリオ作成モジュール23aは、ウェブブラウザ22からレスポンス受領通知があるまで、待機する。なお、このレスポンス受領通知は、前述したように、ウェブブラウザ22がレスポンスメッセージの受信後に送信してくる通知である。そして、ウェブブラウザ22からレスポンス受領通知があると、シナリオ作成モジュール23aは、ステップS110へ処理を進める。
ステップS110では、シナリオ作成モジュール23aは、ウェブブラウザ22からレスポンス受領通知とともに受け取ったレスポンスメッセージを、図3のワークテーブル31に登録する。なお、ステップS108で登録された新規ID及びリクエストヘッダと、このステップS110で登録されたレスポンスメッセージは、図3のワークテーブル31内でレコードを構成する。シナリオ作成モジュール23aは、レスポンスメッセージの登録後、ステップS105へ処理を戻す。
また、ステップS105及びS106の処理ループの実行中、図示せぬ作業画面内の保存ボタンのクリックによる保存指示があった場合、シナリオ作成モジュール23aは、ステップS105からステップS111へ処理を進める。
ステップS111では、シナリオ作成モジュール23aは、図3のワークテーブル31を、シナリオテーブルとして、ストレージユニット20cに保存する。
なお、ステップS101乃至S111を実行するシナリオ作成モジュール23a(CPU20d)は、前述した第1の記憶手段に相当している。
次のステップS112では、シナリオ作成モジュール23aは、パラメータ対応付けサブルーチンを実行する。
図4及び図5は、パラメータ対応付けサブルーチンの流れを示す図である。
パラメータ対応付けサブルーチンの開始後、最初のステップS201では、シナリオ作成モジュール23aは、リクエストパラメータとレスポンスパラメータとを対応付けるためのワークテーブルを、メモリユニット20e上に生成する。
図6は、ワークテーブル32のデータ構造の一例を示す図である。
図6に示すように、ワークテーブル32の各レコードは、「ID」、「種別」、「パラメータ名」及び「媒介変数名」の各フィールドを、有している。「ID」フィールドは、図3のシナリオテーブル31におけるレスポンスパラメータ又はリクエストパラメータの所属元のレコードの識別情報が記録されるフィールドである。「種別」フィールドは、パラメータがレスポンスパラメータであるかリクエストパラメータであるかを特定する種別情報が記録されるフィールドである。なお、図6では、種別情報には、「格納」と「適用」の二種類が存在している。「格納」が、パラメータがレスポンスパラメータであることを示し、「適用」が、パラメータがリクエストパラメータであることを示している。「パラメータ名」フィールドは、そのパラメータのパラメータ名が記録されるフィールドである。「媒介変数名」フィールドは、リクエストパラメータのパラメータ値を一時的に代入するために使用される媒介変数の名称が記録されるフィールドである。この媒介変数は、より具体的には、仮想ウェブクライアントがウェブ負荷試験中にシナリオ内のリクエストメッセージ内のリクエストパラメータのパラメータ値を、ウェブサーバ装置10から取得したレスポンスパラメータのパラメータ値に置換するときに、そのレスポンスパラメータのパラメータ値を一時的に代入するために使用される。ここで、レスポンスパラメータ内のパラメータ値を媒介変数に代入することは、「格納」と称され、シナリオのリクエストパラメータのパラメータ値を媒介変数の代入値で置換することは、「適用」と称される。前述した種別情報のうち、「格納」は、そのパラメータがパラメータ値を媒介変数に代入するのに必要なパラメータということを意味し、その結果として、パラメータがレスポンスパラメータであることを示すものとなっている。同様に、種別情報の「適用」は、そのパラメータがパラメータ値を媒介変数の代入値で置換すべきパラメータということを意味し、その結果として、パラメータがリクエストパラメータであることを示すものとなっている。なお、本実施形態では、媒介変数の名称は、パラメータ名に「m_」という文字列を付加したものとなっている。
シナリオ作成モジュール23aは、図6に示すようなワークテーブル32を作成した後、図4の第1の処理ループL1を実行する。但し、この時点では、このワークテーブル32にはレコードが1つも記録されていない。すなわち、ステップS201では、新規のワークテーブル32が生成される。
第1の処理ループL1では、シナリオ作成モジュール23aは、ステップS111で生成したシナリオテーブル31の全てのレコードについて、ウェブブラウザ22のアクセス順に、一つずつ、ステップS202とステップS203と第2の処理ループL2とからなる処理を、実行する。
ステップS202では、シナリオ作成モジュール23aは、処理対象レコードの「リクエストヘッダ」フィールドの値(リクエストヘッダ)内から、リクエストパラメータ(パラメータ名と「=」とパラメータ値の組み)を、検索する。
次のステップS203では、シナリオ作成モジュール23aは、ステップS202の検索の結果、リクエストパラメータが検出できたか否かを、判別する。そして、リクエストパラメータが検出できなかった場合、シナリオ作成モジュール23aは、ステップS203から処理を分岐させ、第1の処理ループL1におけるこの処理対象レコードに対する処理を終了する。一方、リクエストパラメータが検出できた場合、シナリオ作成モジュール23aは、第2の処理ループL2を実行する。
第2の処理ループL2では、シナリオ作成モジュール23aは、ステップS202の検索により検出された幾つかのリクエストパラメータについて、一つずつ、ステップS204乃至S209と第3の処理ループL3とからなる処理を、実行する。
ステップS204では、シナリオ作成モジュール23aは、処理対象レコードの「ID」フィールドの値(ID)を、処理対象レコードより順番が前のレコードのIDを記憶しておくために利用する変数Pに、代入する。その後、シナリオ作成モジュール23aは、ステップS205へ処理を進める。
ステップS205では、シナリオ作成モジュール23aは、変数Pの代入値を1つ減らして更新する処理を行う。すなわち、処理対象レコードを一つずつ前の順番のレコードに遡って処理を行うことになる。
次のステップS206では、シナリオ作成モジュール23aは、変数Pの代入値がゼロであるか否かを、判別する。そして、変数Pの代入値がゼロでなかった場合、CPU20dは、ステップS206からステップS207へ処理を分岐させる。
ステップS207では、シナリオ作成モジュール23aは、図3のシナリオテーブル31から、変数Pの代入値と同じ値(ID)を「ID」フィールドに持つレコードを、読み出す。
次のステップS208では、シナリオ作成モジュール23aは、ステップS207で読み出したレコードの「レスポンスメッセージ」フィールドの値(レスポンスメッセージ)の中から、レスポンスパラメータ(パラメータ名とパラメータ値の組み)を、検索する。
次のステップS209では、シナリオ作成モジュール23aは、ステップS208の検索の結果、レスポンスパラメータが検出できたか否かを、判別する。そして、レスポンスパラメータが検出できなかった場合、シナリオ作成モジュール23aは、ステップS209から処理を分岐させ、第2の処理ループL2におけるこの処理対象リクエストパラメータに対する処理を終了する。一方、レスポンスパラメータが検出できた場合、シナリオ作成モジュール23aは、第3の処理ループL3を実行する。
第3の処理ループL3では、シナリオ作成モジュール23aは、ステップS208の検索により検出された幾つかのレスポンスパラメータについて、一つずつ、ステップS210乃至S213からなる処理を、実行する。
ステップS210では、シナリオ作成モジュール23aは、第2の処理ループL2の処理対象リクエストパラメータと第3の処理ループL3の処理対象レスポンスパラメータとを、比較する。
なお、ステップS202乃至S210を実行するシナリオ作成モジュール23a(CPU20d)は、前述した検索手段に相当している。
次のステップS211では、シナリオ作成モジュール23aは、処理対象リクエストパラメータと処理対象レスポンスパラメータとが一致しているか否かを、判別する。そして、両パラメータが一致していなかった場合、シナリオ作成モジュール23aは、ステップS211から処理を分岐し、第3の処理ループL3におけるこの処理対象レスポンスパラメータに対する処理を終了する。一方、両パラメータが一致していた場合、シナリオ作成モジュール23aは、ステップS212へ処理を進める。
ステップS212では、シナリオ作成モジュール23aは、変数Pの代入値(すなわち、処理対象レスポンスパラメータの所属元のレコードのID)と、処理対象レスポンスパラメータに対応する種別情報(格納)と、処理対象レスポンスパラメータ内のパラメータ名と、そのパラメータ名に対応する媒介変数名とからなる新規レコードを、図6のワークテーブル32に登録する。これにより、ワークテーブル32は、リクエストパラメータ内に出現するパラメータ名の値を、該リクエストよりも前にレスポンスパラメータとして受信したパラメータの値と紐付けることになる。すなわち、複数のリクエストパラメータ及び複数のレスポンスパラメータから構成されるひとつのシナリオ内で、一貫して同一であるべきパラメータの値として、いずれのレコードに示される値を用いるべきかが、ワークテーブル32で示されることになる。
次のステップS213では、シナリオ作成モジュール23aは、第1の処理ループL1の処理対象レコード(処理対象リクエストパラメータの所属元)の「ID」フィールドの値(ID)と、処理対象リクエストパラメータに対応する種別情報(適用)と、処理対象リクエストパラメータ内のパラメータ名と、そのパラメータ名に対応する媒介変数名とからなる新規レコードを、図6のワークテーブル32に登録する。
なお、図6のワークテーブル32には、ステップS212及びS213を経ることにより、同じパラメータ名を持つ一対(種別情報が「格納」である1つのレコードと、種別情報が「適用」である1つまたは複数のレコードからなる組)のレコードが登録されることとなる。そして、この一対のレコードが同一のパラメータ名を持つことにより、この一対のレコードに含まれるIDにて特定されるレスポンスパラメータとリクエストパラメータとが、互いに対応付けられることとなる。
シナリオ作成モジュール23aは、処理対象レスポンスパラメータ及び処理対象リクエストパラメータに係る登録を終えると、第3の処理ループL3におけるこの処理対象レスポンスパラメータに対する処理を終了する。
なお、これらステップS211乃至S213を実行するシナリオ作成モジュール23a(CPU20d)は、前述した第2の記憶手段に相当している。
シナリオ作成モジュール23aは、ステップS208の検索により検出された全てのレスポンスパラメータについて、ステップS210乃至S213からなる処理を、実行し終えると、第3の処理ループL3から離脱し、ステップS205へ処理を戻す。
そして、ステップS205乃至S209と第3の処理ループL3とからなる処理ループの実行中、変数Pの代入値がゼロになった場合、シナリオ作成モジュール23aは、第2の処理ループL2におけるこの処理対象リクエストパラメータに対する処理を終了する。
シナリオ作成モジュール23aは、ステップS202の検索により検出された全てのリクエストパラメータについて、ステップS204乃至S209と第3の処理ループL3とからなる処理を、実行し終えると、第2の処理ループL2から離脱し、第1の処理ループL1におけるこの処理対象レコードに対する処理を終了する。
シナリオ作成モジュール23aは、ステップS108で生成したシナリオテーブル31の全てのレコードについて、ステップS202とステップS203と第2の処理ループL2とからなる処理を、実行し終えると、第1の処理ループL1から離脱し、ステップS214へ処理を進める。
ステップS214では、シナリオ作成モジュール23aは、ステップS212及びS213でパラメータに係る情報が登録されたワークテーブル32を、パラメータ対応テーブルとしてストレージユニット20cに保存する。このとき、パラメータ対応テーブル32は、ステップS108で生成されたシナリオテーブル31に関連付けられるようになっている。その後、シナリオ作成モジュール23aは、図4及び図5に係るパラメータ対応付けサブルーチンを終了し、更に、図2に係るシナリオ作成処理も終了する。
このようにCPU20dにより実行されるシナリオ作成モジュール23aによると、操作者は、図示せぬ作業画面上の開始ボタンをクリックして、ウェブブラウザ画面上でウェブページをサーフィンして、図示せぬ作業画面上の保存ボタンをクリックすれば、シナリオテーブル31とパラメータ対応テーブル32とを作成することができる。
また、ウェブ負荷試験装置20のCPU20dは、作成したシナリオテーブル31とパラメータ対応テーブル32とを用いたウェブ負荷試験を行おうとする操作者によって入力装置20bが操作されることにより、負荷シミュレータ23bの起動が指示されると、負荷シミュレータ23bをストレージユニット20cから読み出し、負荷シミュレータ23bの動作を開始させる。
負荷シミュレータ23b(に従ったCPU20d)は、まず、操作者から、入力装置20bを通じて、ウェブ負荷試験に用いるシナリオテーブル31を指定する情報を、受け付け、そのシナリオテーブル31とそれに関連するパラメータ対応テーブル32とをストレージユニット20cから読み出す。続いて、負荷シミュレータ23bは、仮想的にウェブクライアントとして機能するスレッドを、メモリユニット20e上に複数生成し、それら複数の仮想ウェブクライアントに対し、読み出したシナリオテーブル31及びパラメータ対応テーブル32を引き渡す。仮想ウェブクライアントのそれぞれは、これらのテーブル31、32を受けて、指定された同一のシナリオに従ってウェブサーバ装置10へのアクセスを開始する。また、仮想ウェブクライアントのそれぞれは、それぞれがウェブサーバ装置10からレスポンスとして受信したパラメータの値を用いて、該シナリオ内に含まれる該レスポンス以降のリクエスト内に含まれる同一名のパラメータの値を設定することになる。
図7は、仮想ウェブクライアントによる処理の流れを示す図である。
処理開始後、仮想ウェブクライアント(に従ったCPU20d)は、第4の処理ループL4を実行する。第4の処理ループL4では、仮想ウェブクライアントは、負荷シミュレータ23bから引き渡されたシナリオテーブル31の全レコードについて、一つずつ、順に、ステップS301乃至S307からなる処理を、実行する。
ステップS301では、仮想ウェブクライアントは、処理対象レコードの「リクエストメッセージ」フィールドの値(リクエストメッセージ)の中から、リクエストパラメータ(パラメータ名と「=」とパラメータ値の組み)を、検索する。
次のステップS302では、仮想ウェブクライアントは、ステップS301の検索の結果、リクエストパラメータが検出できたか否かを、判別する。そして、リクエストパラメータが検出できなかった場合、仮想ウェブクライアントは、ステップS302からステップS304へ処理を分岐させる。一方、リクエストパラメータが検出できた場合、仮想ウェブクライアントは、ステップS303へ処理を進める。
ステップS303では、仮想ウェブクライアントは、リリースサブルーチンを実行する。
図8は、リリースサブルーチンの流れを示す図である。
リリースサブルーチンの開始後、仮想ウェブクライアントは、第5の処理ループL5を実行する。第5の処理ループL5では、仮想ウェブクライアントは、ステップS301の検索により検出された幾つかのリクエストパラメータについて、一つずつ、ステップS401乃至S403からなる処理を、実行する。
ステップS401では、仮想ウェブクライアントは、処理対象レコードの「ID」フィールドの値(ID)と、「適用」の種別情報と、処理対象リクエストパラメータのパラメータ名とを検索条件として、図6のパラメータ対応テーブル32を検索する。
次のステップS402では、仮想ウェブクライアントは、ステップS401の検索の結果、レコードが検出できたか否かを、判別する。そして、レコードが検出できなかった場合、仮想ウェブクライアントは、ステップS402から処理を分岐させ、第5の処理ループL5におけるこの処理対象リクエストパラメータに対する処理を終了する。一方、レコードが検出できた場合、仮想ウェブクライアントは、ステップS403へ処理を進める。
次のステップS403では、仮想ウェブクライアントは、ステップS401の検索により検出されたレコードの「媒介変数名」フィールドの値(媒介変数名)にて特定される媒介変数から、代入値を読み出す。続いて、仮想ウェブクライアントは、処理対象レコードの「リクエストヘッダ」の値(リクエストヘッダ)の中の処理対象リクエストパラメータにおいて、そのパラメータ値を、読み出した代入値に置換する。その後、仮想ウェブクライアントは、第5の処理ループL5におけるこの処理対象リクエストパラメータに対する処理を終了する。
仮想ウェブクライアントは、ステップS301の検索により検出された全てのリクエストパラメータについて、ステップS401乃至S403からなる処理を、実行し終えた後、第5の処理ループL5から離脱し、図8に係るリリースサブルーチンを終了する。その後、仮想ウェブクライアントは、図7のステップS304へ処理を進める。
ステップS304では、仮想ウェブクライアントは、ステップS403でリクエストパラメータのパラメータ値が媒介変数の代入値に置換されたリクエストデータを、リクエストメッセージとしてウェブサーバ装置10へ送信し、レスポンスメッセージを受信するまで待機する。そして、レスポンスメッセージをウェブサーバ装置10から受信すると、仮想ウェブクライアントは、ステップS305へ処理を進める。
ステップS305では、仮想ウェブクライアントは、受信したレスポンスメッセージの中から、レスポンスパラメータ(パラメータ名とパラメータ値の組み)を、検索する。
次のステップS306では、仮想ウェブクライアントは、ステップS305の検索の結果、レスポンスパラメータが検出できたか否かを、判別する。そして、レスポンスパラメータが検出できなかった場合、仮想ウェブクライアントは、ステップS306から処理を分岐させ、第4の処理ループL4におけるこの処理対象レコードに対する処理を終了する。一方、レスポンスパラメータが検出できた場合、仮想ウェブクライアントは、ステップS307へ処理を進める。
ステップS307では、仮想ウェブクライアントは、キャッチサブルーチンを実行する。
図9は、キャッチサブルーチンの流れを示す図である。
キャッチサブルーチンの開始後、仮想ウェブクライアントは、第6の処理ループL6を実行する。第6の処理ループL6では、仮想ウェブクライアントは、ステップS305の検索により検出された幾つかのレスポンスパラメータについて、一つずつ、ステップS501乃至S503からなる処理を、実行する。
ステップS501では、仮想ウェブクライアントは、処理対象レコードの「ID」フィールドの(ID)と、「格納」の種別情報と、処理対象レスポンスパラメータのパラメータ名とを検索条件として、図6のパラメータ対応テーブル32を検索する。
次のステップS502では、CPU20dは、ステップS501の検索の結果、レコードが検出できたか否かを、判別する。そして、レコードが検出できなかった場合、仮想ウェブクライアントは、ステップS502から処理を分岐させ、第6の処理ループL6におけるこの処理対象レスポンスパラメータに対する処理を終了する。一方、レコードが検出できた場合、仮想ウェブクライアントは、ステップS503へ処理を進める。
次のステップS503では、仮想ウェブクライアントは、ステップS501の検索により検出されたレコードの「媒介変数名」フィールドの値(媒介変数名)にて特定される媒介変数に対し、処理対象レスポンスパラメータのパラメータ値を、代入する。その後、仮想ウェブクライアントは、第6の処理ループL6におけるこの処理対象レスポンスパラメータに対する処理を終了する。
仮想ウェブクライアントは、ステップS305の検索により検出された全てのレスポンスパラメータについて、ステップS501乃至S503からなる処理を、実行し終えた後、第6の処理ループL6から離脱し、図9に係るキャッチサブルーチンを終了する。その後、仮想ウェブクライアントは、第4の処理ループL4におけるこの処理対象レコードに対する処理を終了する。
仮想ウェブクライアントは、負荷シミュレータ23bから引き渡されたシナリオテーブル31の全てのレコードについて、ステップS301乃至S307からなる処理を、実行し終えた後、第4の処理ループL4から離脱し、図7に係る処理を終了する。
なお、各仮想ウェブクライアントが、図7に係る処理を終了すると、負荷シミュレータ23bは、各仮想ウェブクライアントがウェブサーバ装置10から受信したレスポンスメッセージそのものを保存するとともに、レスポンスのログを保存する。
本実施形態のコンピュータネットワークシステムが、以上に説明したように構成されるため、以下のように動作する。例えば、仮想ウェブクライアントが、図3のシナリオテーブル31における「ID」フィールドの値が「3」であるレコードのリクエストヘッダを含むリクエストメッセージを、ウェブサーバ装置10に送信する場合、その送信の直前に、仮想ウェブクライアントは、リクエストヘッダの中からリクエストパラメータ(userid=A)を検出する(ステップS301、S302)。
続いて、仮想ウェブクライアントは、そのリクエストパラメータのパラメータ名(userid)と、「適用」の識別情報と、そのリクエストパラメータの所属元のレコードの識別情報(3)とで、図6のパラメータ対応テーブル32を検出する。そして、仮想ウェブクライアントは、検出したレコード内の媒介変数名(m_userid)を持つ媒介変数から、代入値を読み出して、「ID」フィールドの値が「3」であるレコードのリクエストデータのリクエストパラメータのパラメータ値を、その代入値に変換し、このリクエストデータを送信する(ステップS303、S401〜S403、S304)。
このときリクエストデータのパラメータ値として使用された媒介変数(m_userid)の代入値は、図6のパラメータ対応テーブル32において同じ媒介変数名(m_userid)を持つレコードの「ID」フィールドの値が「2」であるとおり、仮想ウェブクライアントが、図3のシナリオテーブル31における「ID」フィールドの値が「2」であるレコードのリクエストデータをウェブサーバ装置10に送信したときに、そのウェブサーバ装置10から受信したレスポンスメッセージ内に含まれているレスポンスパラメータから取り出して媒介変数に代入したパラメータ値である(ステップS305〜S307、S501〜S503)。
このように、本実施形態のウェブ負荷試験装置20によりシナリオテーブル31とともに生成されたパラメータ対応テーブル32によれば、仮想ウェブクライアントは、シナリオテーブル31内のリクエストメッセージを試験対象のウェブサーバ装置10に送信する前において、そのリクエストメッセージ内にリクエストパラメータが含まれていたときには、パラメータ対応テーブル32に基づいて、そのリクエストパラメータを、負荷試験中に取得したレスポンスパラメータに置換することができる。
従って、本実施形態のウェブ負荷試験装置20によれば、ウェブ負荷試験で負荷シミュレータ23bにより生成される仮想ウェブクライアントがリクエストメッセージの送信とレスポンスメッセージの受信とを適切に行えるシナリオが、作成できる。
本実施形態のコンピュータネットワークシステムの構成図 シナリオ作成モジュールによる処理の流れを示す図 ワークテーブル(シナリオテーブル)のデータ構造の一例を示す図 パラメータ対応付けサブルーチンの流れを示す図 パラメータ対応付けサブルーチンの流れを示す図 ワークテーブル(パラメータ対応テーブル)のデータ構造の一例を示す図 仮想ウェブクライアントによる処理の流れを示す図 リリースサブルーチンの流れを示す図 キャッチサブルーチンの流れを示す図
符号の説明
10 ウェブサーバ装置
10a ストレージユニット
10c メモリユニット
10d 通信アダプタ
12 ウェブページデータ
13 ウェブサーバプログラム
20 ウェブ負荷試験装置
20a 表示装置
20b 入力装置
20c ストレージユニット
20e メモリユニット
20f 通信アダプタ
22 ウェブブラウザ
23 ウェブ負荷試験ツールソフトウエア
23a シナリオ作成モジュール
23b 負荷シミュレータ
31 シナリオテーブル
32 ワークテーブル(パラメータ対応テーブル)

Claims (3)

  1. 試験対象のウェブサーバ装置にアクセス負荷を掛ける複数の仮想ウェブクライアントに対して与えられるシナリオを作成するためのシナリオ作成プログラムであって、
    コンピュータを、
    入力装置を通じて操作者から所定の指示を受け付けるたびに、その指示に基づくリクエストメッセージの前記ウェブサーバ装置への送信とそのウェブサーバ装置からのレスポンスメッセージの受信とを実行するとともに、それらリクエストメッセージとレスポンスメッセージとを対応付けたレコードを、各レコードを一意に特定するための識別情報を付加して、リクエスト順に、記憶装置内のシナリオテーブルに記憶する第1の記憶手段、
    前記シナリオテーブル内のレコードのうち、前記リクエストメッセージ内にリクエストパラメータを含んでいる各レコードについて、そのレコードより順番が前のレコードの中から、そのリクエストパラメータと同じ内容のレスポンスパラメータを前記レスポンスメッセージに含むレコードを検索する検索手段、及び、
    前記シナリオテーブル内のレコードのうち、前記リクエストメッセージ内にリクエストパラメータを含んでいる各レコードについて、そのレコードより順番が前のレコードを前記検索手段が検出した場合に、双方のレコードの識別情報を対応付けて、記憶装置内の対応テーブルに記憶する第2の記憶手段
    として機能させる
    ことを特徴とするシナリオ作成プログラム。
  2. 前記第2の記憶手段は、双方のレコードの識別情報とともに、更に、前記仮想ウェブクライアントが前記シナリオテーブル内のリクエストメッセージのリクエストパラメータを負荷試験中に取得したレスポンスパラメータに置換するための媒介関数を、対応付けて、記憶装置内の対応テーブルに記憶する
    ことを特徴とするシナリオ作成プログラム。
  3. 試験対象のウェブサーバ装置にアクセス負荷を掛ける複数の仮想ウェブクライアントに対して与えられるシナリオを作成するためのシナリオ作成装置であって、
    入力装置を通じて操作者から所定の指示を受け付けるたびに、その指示に基づくリクエストメッセージの前記ウェブサーバ装置への送信とそのウェブサーバ装置からのレスポンスメッセージの受信とを実行するとともに、それらリクエストメッセージとレスポンスメッセージとを対応付けたレコードを、各レコードを一意に特定するための識別情報を付加して、リクエスト順に、記憶装置内のシナリオテーブルに記憶する第1の記憶部、
    前記シナリオテーブル内のレコードのうち、前記リクエストメッセージ内にリクエストパラメータを含んでいる各レコードについて、そのレコードより順番が前のレコードの中から、そのリクエストパラメータと同じ内容のレスポンスパラメータを前記レスポンスメッセージに含むレコードを検索する検索部、及び、
    前記シナリオテーブル内のレコードのうち、前記リクエストメッセージ内にリクエストパラメータを含んでいる各レコードについて、そのレコードより順番が前のレコードを前記検索部が検出した場合に、双方のレコードの識別情報を対応付けて、記憶装置内の対応テーブルに記憶する第2の記憶部
    を備えることを特徴とするシナリオ作成装置。
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