JP2006146493A - 設計支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】設計途上で蓄積された多数の設計ノウハウの中から、重要な設計ノウハウのみをデータベースに蓄積すること。
【解決手段】設計ナレッジ装置120と、品質情報管理装置150と、品質情報表示手段170と、承認手段160と、検索手段130と、設計ノウハウ自動更新手段140とから構成され、製品開発途上で品質情報管理装置150に蓄えられた設計ノウハウの中から承認手段160によって承認された重要な設計ノウハウのみが、設計ノウハウ自動更新手段140により更新される。
【選択図】図1

Description

本発明は、設計ノウハウを共有して、各種製品を設計するための設計業務を支援する設計支援システムに関する。
製品設計に関わる設計ノウハウ情報を共有する設計ナレッジシステム、設計ナビゲーションシステムは、従来、ドキュメントとして書棚に管理していた設計規格等を記載した設計マニュアルなどをサーバーに電子データとして、登録、管理し、設計者が必要な時に、必要な設計情報を入手、閲覧して設計を進めることを可能としてきた。
最近の製品設計に関わる設計ノウハウ情報をナビゲーションするシステムとしては、データ通信ネットワークに接続されたサーバーおよびナビゲーション端末装置により設計業務の実行を支援する設計ナビゲーションシステムにおいて、サーバーが、設計ノウハウ情報に対する評価に関わる情報である評価情報、単位業務を遂行する上での困り事に関わる情報である困り事情報、および、設計ノウハウ情報の不足項目に関わる情報である不足項目情報を、ナビゲーション端末装置より受信し、それぞれの情報に関連する単位業務、および情報入力者の利用者識別情報に関連付け、データベースに蓄積する手段と、単位業務選択指示により選択された単位業務に関連づけられた設計ノウハウ情報と共に、評価情報、困り事情報、および、不足項目情報を、ナビゲーション端末装置に送信する手段と、困り事情報とその困り事情報に対する解決策、コメント、または、アドバイスである解決策情報とを関連付け、解決策情報の入力者の利用者識別情報と共に、データベースに蓄積する手段と、不足項目情報に基づき追加された設計ノウハウ情報である追加設計ノウハウ情報を受信し、その追加設計ノウハウ情報に対応する単位業務に関連付け、情報入力者の利用者識別情報と共にデータベースに蓄積する手段を備えるものが知られている(特許文献1参照)。
特開2004−246504(P2〜P5、 図1)
設計ノウハウは、人について回るものであり、経験の浅い設計者と熟練設計者の間では、当然、保有する設計ノウハウには格差がある。また、従来とは異なった新しい製品の設計や新しい材料を使用した設計などを経験した設計者と、それを経験していない設計者の間でも、設計に関するノウハウには格差が発生し、製品が進化し、設計が高度化するとともに、設計ノウハウは絶えず変わって行くのが実情である。つまり、設計ノウハウをシステムに登録し、共有する設計ナレッジシステム、設計ナビゲーションシステムは、システムを構築した時点では、設計規格等の設計マニュアルなどを設計ノウハウとしてシステムに登録し、設計ノウハウを共有できるため、経験の浅い設計者や経験のない製品の設計を行う設計者にとっては非常に有効であるが、技術進歩の著しい昨今では、すぐに設計ノウハウは陳腐化してしまうという問題があった。すなわち、設計ナレッジシステム、設計ナビゲーションシステムを有効活用するためには、技術の進歩、設計の高度化に伴い、設計ノウハウをいかに更新して行くかが大きな課題であった。
上記の従来技術である設計ナビゲーションシステムにおいては、従来からの課題であった設計ノウハウの更新について解決を図ろうとしている。つまり、設計途上で発生した困り事情報、設計ノウハウ情報の不足項目に関する情報がデータベースに登録され、それを受けて、熟練設計者が、これら困り事情報に対する解決策、コメント、または、アドバイスである解決策、不足項目情報に基づき設計ノウハウを追加することにより設計ノウハウの更新を図るものである。
このシステムでは、困り事情報に対する解決策、コメント、または、解決策、不足項目情報に基づく設計ノウハウを入力する場合、その入力設計者の設計スキルの格差によって、本当に継承すべき設計ノウハウかどうかが明確でない。
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、継承すべき設計ノウハウのみをデータベースに登録することを可能にする設計支援システムを提供するものである。
本発明の設計支援システムは、設計情報及びこれに関連した理由情報並びにこれらの情報が属する分類を示す分類情報が登録された設計ナレッジデータベースを備える設計ナレッジ装置と、品質問題情報及びこれに関連した対策情報並びにこれらの情報が属する分類を示す分類情報の入力を受け付け、受け付けた内容を品質情報管理データベースに登録する品質情報管理装置と、品質情報管理データベースに登録された品質問題情報と対策情報に対する、設計ナレッジデータベースへの登録の承認を受け付ける承認手段と、承認された品質問題情報と対策情報の分類情報に対応した分類を設計ナレッジ装置から検索する検索手段と、検索された分類に属する設計情報及び理由情報に、前記対策情報及び前記品質問題情報をそれぞれ追加して、設計ナレッジデータベースに登録する登録手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、品質情報管理データベースに登録された品質問題情報及び対策情報の中から、承認を受けたもののみが設計ナレッジデータベースへ登録される。従って、設計ナレッジデータベースに登録されている情報の信頼性を向上させることができる。
本発明の設計支援システムは、設計情報及びこれに関連した理由情報並びにこれらの情報が属する分類を示す分類情報が登録された設計ナレッジデータベースを備える設計ナレッジ装置と、品質問題情報及びこれに関連した対策情報並びにこれらの情報が属する分類を示す分類情報の入力を受け付け、受け付けた内容を品質情報管理データベースに登録する品質情報管理装置と、品質情報管理データベースに登録された品質問題情報と対策情報に対する、設計ナレッジデータベースへの登録の承認を受け付ける承認手段と、承認された品質問題情報と対策情報の分類情報に対応した分類を設計ナレッジ装置から検索する検索手段と、検索された分類に属する設計情報及び理由情報に、前記対策情報及び前記品質問題情報をそれぞれ追加して、設計ナレッジデータベースに登録する登録手段を備えることを特徴とする。
1.設計ナレッジ装置
設計ナレッジ装置が備える設計ナレッジデータベースには、設計情報及びこれに関連した理由情報並びにこれらの情報が属する分類を示す分類情報が登録されている。「設計情報」とは、製品や部品などの設計の際に必要な設計手順又は留意点などに関する情報である。「理由情報」とは、上記設計手順を採用する理由又は上記留意点に留意すべき理由などに関する情報である。「分類情報」は、例えば、分類コード又は分類名であり、これによって、各設計情報及び理由情報を整理してデータベースに格納することができる。分類は、例えば、設計対象製品の設計事項別に行う。
2.品質情報管理装置
品質情報管理装置は、品質問題情報及びこれに関連した対策情報並びにこれらの情報が属する分類を示す分類情報の入力を受け付ける。例えば、設計された製品の評価を行う者による品質問題情報の入力を受け付け、これに対する設計者による対策情報及び分類情報の入力をそれぞれ受け付ける。品質情報管理装置は、入力された情報を品質情報管理データベースに登録する(この際、通常、品質問題情報ごとに固有のID番号を付与する。)。
「品質問題情報」とは、対象となる製品に関連する不具合に関する情報であり、例えば、製品の開発・評価・生産段階で発生した不具合、又は市場で判明した不具合に関する情報である。「対策情報」とは、上記品質問題の解決に寄与しうる情報である。品質情報管理装置の分類情報は、設計ナレッジ装置のものと同じタイプのものであっても、異なるタイプのものであってもよい。例えば、品質情報管理装置が、分類情報として分類コードを採用し、設計ナレッジ装置が分類情報として分類名を採用してもよい。また、両装置の分類情報は、複数区分からなってもよく、この場合、両装置の区分数は異なっていてもよい。両装置が異なる種類の分類情報を有する場合には、両装置の分類情報は、例えば、検索手段又は品質情報表示手段などによって、互いに関係付けられる(例えば、両分類情報の関係を示すテーブルなどが使用可能である。)。
品質情報管理装置の分類情報が複数区分からなる場合、品質情報管理装置は、分類情報の入力を受け付ける際、入力された分類情報の区分が1つ以下で入力の終了を示す指示を受けた場合に、さらに入力を行うことを促す警告を発する警告手段を備えてもよい。これによって、2つ以上の分類情報の区分が入力されることが保証され、品質問題情報及び対策情報を細かく分類することができる。
また、品質情報管理装置は、品質問題情報の入力を受け付ける際、2つ以上の分類情報の区分が入力された場合に、品質情報管理データベースに登録されている品質問題情報のうち入力された区分に属するものをディスプレイにリスト表示する手段を備えてもよい。この場合、品質問題情報が重複して登録されることを避けることができる。
また、品質情報管理装置は、各品質問題情報の入力回数をカウントするカウンター部を備えてもよい。この場合、各品質問題が発生する頻度が分かるので、各品質問題の重要度が分かる。「入力」は、例えば、上記リスト表示されている品質問題情報の1つを選択し、それと同じ問題が発生したことを示すボタンを押すことによって、行うことができる。
3.承認手段
承認手段は、前記登録された品質問題情報と対策情報に対する、設計ナレッジデータベースへの登録の承認を受け付ける。この承認は、例えば、対象となる品質問題の責任者が行う。設計ナレッジデータベースへの登録の前にこのような承認処理が行われるため、設計ナレッジデータベースに登録される情報の信頼性が向上する。
承認手段は、例えば、各品質問題情報固有のID番号を受け付け、このID番号に対応する品質問題情報と対策情報をディスプレイに表示し、この情報に対する責任者などからの承認を受け付ける。また、承認手段は、承認を受け付けた後、上記ID番号を検索手段に送信する。また、承認手段は、未承認の品質問題情報をディスプレイに表示し、表示されたものの中から選択されたものに対する承認を受け付けてもよい。
4.検索手段
検索手段は、承認された品質問題情報と対策情報の分類情報(品質情報管理装置の分類情報)に対応した分類を設計ナレッジ装置から検索する。「対応した分類」の検索は、品質情報管理装置と設計ナレッジ装置の分類情報が同じタイプの場合は、単に両者が同一かどうかを比較することによって行うことができ、異なるタイプの場合(例えば、一方が、分類コードを採用し、他方が、分類情報を採用している場合)は、両分類情報の関係を示すテーブルなどを使用して行うことができる。
5.登録手段
対応した分類が検索されると、登録手段は、その検索された分類に属する設計情報及び理由情報に、前記対策情報及び前記品質問題情報をそれぞれ追加して、設計ナレッジデータベースに登録する。これによって、設計ナレッジデータベースに新たな内容が追加される。
6.分類情報データベース
本発明のシステムは、複数の分類情報が登録された分類情報データベースをさらに備えてもよい。この分類情報データベースには、設計ナレッジ装置及び品質情報管理装置の何れからでも登録又は読込が可能である。分類情報データベースを用いることにより、情報管理装置と設計ナレッジ装置は、容易に同じタイプの分類情報を使用することができる。
7.品質情報表示手段
本発明のシステムは、設計ナレッジデータベースから選択された分類に対応した分類に属する品質問題情報及び対策情報を、品質情報管理データベースから検索し、検索された品質問題情報及び対策情報をディスプレイに表示する品質情報表示手段をさらに備えてもよい。この場合、本発明のシステムの利用者は、まだ、設計ナレッジデータベースに追加されていない品質問題情報及び対策情報を容易に閲覧することができる。
また、品質情報表示手段は、カウントされた各品質問題情報の入力回数に基づいた順に、品質問題情報及び対策情報を並び替えてディスプレイに表示する手段をさらに備えてもよい。この場合、利用者は、頻度の高い順に品質問題情報及び対策情報を閲覧することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。ただし、本発明はここで説明する具体例に限定されるものではない。
まず、本設計支援システムのハードウェア構成について説明すると、この装置はサーバーとクライアント端末によるネットワークコンピュータシステムから構成される。すなわち、サーバーとクライアント端末は、LAN等のネットワークで接続されており、サーバー、クライアント端末ともに、キーボードやマウスなどからなり、各種指示入力やデータ入力を行うための入力装置、液晶パネルやCRTなどからなる出力装置のひとつとしてのディスプレイ装置、各種制御機能を行うCPU、記憶部として機能するROM、RAM、大容量記憶部として機能するHDD、機器間でデータの送受を行うI/Oインタフェースなどからなるコンピュータ本体で構成される。
図1は本発明の一実施形態である本設計支援システムの構成を機能ごとに説明するブロック構成図である。
本発明の設計支援システム100は、大きく分類して設計ナレッジ装置120と、品質情報管理装置150と、品質情報表示手段170と、承認手段160と、検索手段130と、設計ノウハウ自動登録手段140とから構成され、ユーザは、ユーザ管理データベース180に登録されている利用者識別情報(ユーザ名とパスワード)を入力することにより、本発明の設計支援システム100にアクセスできるものとする。サーバーのデータベースは、設計ナレッジ装置120のデータベース122と、品質情報管理装置150のデータベース157と、分類コードデータベース110と、ユーザ管理データベース180とから構成される。
設計ナレッジ装置120のデータベース122には、機構部品を締結するボス、強度を補強するリブなど、設計対象の製品又は部品の各設計事項別に設計手順・留意点情報、何故そうするのかという理由情報、設計事項を特定する分類コードもしくは分類名が蓄積されている。
また、品質情報管理装置150のデータベース157には、製品開発または市場で判明した品質問題情報、その対策情報、その品質問題がどの設計事項で起こったかを特定する分類コードもしくは分類名、及びその品質問題が発生した機種の開発機種名情報が蓄積されている。
図2に示すように、分類コードによる設計事項定義方法200は、数字により設計事項を特定する。つまり、部品の種類(大分類)として機構部品を001、部品名(中分類)としてキャビAという部品を100、部品の部位(小分類)として液晶部を200とすると、機構部品キャビAの液晶部は、001−100−200という数字で定義することができる。
分類名による設計事項定義方法210は、部品の種類(大分類)、部品名(中分類)、部品の部位(小分類)を名称により定義、つまり、機構部品−キャビA−液晶部と定義することができる。本実施例では、分類コードによる設計事項定義方法200を例に大分類、中分類、小分類の3つ分類コードで説明するが、例えば、中分類、小分類という具合に2つの分類コードでも設計事項を定義することができる。
分類コードは、前述の通り、分類コードデータベース110に登録されている。本データベースは、設計ナレッジ装置120の分類コードデータベース登録部121と品質情報管理装置150の分類コードデータベース登録部151により編集することができる。
図4に分類コードを追加・修正、削除する画面の例を示す。ここでは、分類コードの大分類を例に説明する。分類コードデータベース110に既に登録されている大分類のコードが大分類のコード表示欄410に表示される。大分類のコードを追加・修正する場合は、コードと名称の入力欄420に、任意のコードと名称を入力し、追加・修正ボタン425を実行すると、追加・修正結果が大分類のコード表示欄410に反映される。また、大分類のコードを削除する場合は、コードの入力欄430に、削除するコードを入力し、削除ボタン435を実行すると、分類コードデータベース110から該当する大分類のコードが削除され、大分類のコード表示欄410からも表示が消去される。
ユーザ管理データベース180には、利用者識別情報(ユーザ名とパスワード)以外に製品の開発機種名情報、その開発機種を担当する設計者情報、及びその開発機種を管理する管理者情報が登録されている。
通常、製品開発においては、数ステップの試作プロセスがあり、その各プロセスにおいて、設計データに基づき試作品を製作し、性能、耐久性、落下などの試験を行い、設計を評価する。本実施例では、この試作プロセスで判明する試作問題を品質問題の例として説明する。
1.試作問題の登録
試作問題が判明すると、評価者は、品質問題情報・対策情報登録部152により品質情報管理装置150のデータベース157に試作問題内容と試作問題が発生した開発機種名を登録する。この時、品質情報管理装置150のデータベース157には、ID No.が付与され、そのID No.と関連付けて試作問題情報、開発機種名情報が登録される。
評価者は、品質問題情報を登録する際に、その品質問題に対応した分類コードを入力することによって、データベース157に既に登録されている品質問題情報を閲覧することができる。例えば、図6に示すように、評価者が分類コードの大分類に001:機構部品、中分類に100:キャビAを指定すると、品質問題情報表示欄610に、品質情報管理装置150のデータベース157に既に登録されている品質問題情報の中で、同じ分類コード、ここでは、大分類のコードとして001:機構部品、中分類のコードとして100:キャビAが関係付けされた品質問題情報が表示される。評価者は、分類コードを入力する際に、登録しようとしている分類コードを持つ品質問題の内容を確認できるため、同じ内容の品質問題の入力を防止することができる。
同じ内容の品質問題が既に品質情報管理装置150のデータベース157に登録されていた場合、品質問題情報表示欄610の中から該当するID No.もしくは品質問題を選択し、同一問題ボタン620を実行する。その結果、品質問題カウンター部156により、品質情報管理装置150のデータベース157に登録されている品質情報の中で該当するID No.に関係付けされた発生件数が加算される。後述するように、発生件数をカウントすることにより、発生件数が多い品質問題を確認することができ、設計時に特に留意すべき重要な問題がどれであるかが判り、品質問題の重要度を判断することが可能となる。
2.対策、分類コードの登録
評価者が品質情報管理装置150のデータベース157に試作問題情報と開発機種名情報を登録すると、電子メール送信部158は、ユーザ管理データベース180からその開発機種を担当する設計者情報を入手し、その製品開発に携わる設計者に、電子メールにより、ID No.と併せて試作問題が登録されたことを伝達する。
設計者は、品質情報管理装置150の品質情報リスト表示部154でID No.を指定することにより、該当する試作問題の内容を確認し(図3参照)、設計変更を行い、シミュレーションや試作による検証により試作問題が解決されたことを確認する。
確認後、設計者は、品質問題情報・対策情報登録部152により、前記評価者が品質情報管理装置150のデータベース157に登録した試作問題に対する対策を登録する。この時、分類コード・分類名登録部153により品質問題がどの設計事項で起こったかを特定する分類コードも併せて登録する。この時、設計者が、設計事項を特定する分類コードを登録せずに対策情報の登録を完了しようとした場合は、品質情報管理装置150は設計者に分類コードを登録するようアラートを発して、対策情報の登録を完了させないしくみとなっている。このようにして製品開発又は市場で判明した品質問題と対策情報が、設計事項を特定する分類コードと併せて品質情報管理装置150に蓄積されていく。
3.承認処理
設計者が、試作問題に対する対策情報を品質情報管理装置150のデータベース157に登録すると、電子メール送信部158は、ユーザ管理データベース180からその開発機種を管理する管理者情報を入手し、その設計者の上司である開発機種を管理する管理者に電子メールにより、ID No.と併せて対策の承認依頼を伝達し、管理者は、承認手段160により承認処理を行う。
管理者が、ID No.入力部161によりID No.を入力すると、図5に示すように該当する試作問題と対策が表示される。管理者は、本画面により試作問題と対策内容を確認し、対策の内容が良ければ、承認ボタン510を実行する。対策が不十分と判断した場合は、却下ボタン520を実行し、承認依頼を却下する。却下された場合は、電子メール送信部158が承認依頼を行った設計者に電子メールで却下の情報を伝達する。
承認処理が実行されると、設計ノウハウ登録の確認部164は、試作問題と対策を設計ノウハウとして登録するかどうかを前記管理者に確認する。前記管理者によって、試作問題と対策が重要であり設計ノウハウとして登録すると判断された対策情報のID No.がID No.送信部163により検索手段130に送信される。検索手段130では、ID No.もしくは設計事項受信部131によりID No.を受信する。
4.検索
次に、分類コードによる検索部132により、前記受信ID No.に関連付けされた分類コードを検索キーワードとして、設計ナレッジ装置120のデータベース122から該当する設計事項を検索する。検索は、まず、前記受信ID No.に関連付けされた分類コードの大分類のコードと、設計ナレッジ装置120のデータベース122に登録された各設計事項に関連付けされた分類コードの大分類のコードを比較し、同一の大分類のコードと関連付けされている設計事項だけを抽出する。次に、大分類のコードの比較で抽出された設計事項の中で、中分類のコードで比較し、さらに設計項目の絞り込みを行う。そして、最後に、小分類のコードで比較を行い、該当する設計事項を検出する。検出された設計事項とID No.は、設計事項/ID No.送信部133により設計ノウハウ自動登録手段140の設計事項/ID No.受信部141に送信される。
5.設計ノウハウ自動登録
設計ノウハウ自動登録手段140では、設計事項/ID No.受信部141により設計事項を受信すると、対策情報入手部142により、品質情報管理装置150のデータベース157から該当するID No.に関係付けされた対策情報を入手し、設計手順・留意点情報登録部143によって、設計ナレッジ装置120のデータベース122上の該当する設計事項に関連付けされた設計手順・留意点情報に対策情報が追加される。次に、品質問題情報入手部144により、品質情報管理装置150のデータベース157から該当するID No.に関係付けされた品質問題情報を入手し、理由情報登録部145により、設計ナレッジ装置120のデータベース122上の該当する設計事項に関連付けされた理由情報に品質問題情報が追加される。設計者は、理由情報を閲覧することにより、過去に発生した品質問題、例えば、製品のガラス割れが発生したこと、を確認する、つまり、何故そうするのかというノウハウの背景を知ることができる。
以上により、製品開発において新たに生まれてくる設計ノウハウの中から部門で承認された重要な設計ノウハウのみをデータベースに登録することができるので、データベースに登録された設計ノウハウの品質を向上させることができる。
本発明の設計支援システムにおいて、設計ナレッジ装置120から品質情報表示手段170により品質情報管理装置の未対策の品質情報及び設計ノウハウとして設計ナレッジ装置120に登録されていない品質問題情報、対策情報を閲覧する方法について説明する。
図7に設計ナレッジ装置120の設計ノウハウを閲覧画面の例を示す。設計ナレッジ装置120のデータベース122の設計事項が設計事項リスト表示710に表示される。この設計事項リスト表示710から任意の設計事項を選択すると、設計ナレッジ装置120のデータベース122から、選択された設計事項に関連する設計手順・留意点情報、何故そうするのかという理由情報が、設計ノウハウ情報表示領域720に表示される。設計者は、品質情報ボタン730を実行すると、現在閲覧されている設計事項が、設計事項送信部172により検索手段130に送信される。検索手段130では、ID No.もしくは設計事項受信部131により設計事項を受信する。次に、分類コードによる検索部132により、前記受信設計事項に関連付けされた分類コードを検索キーワードとして、品質情報管理装置150のデータベース157から該当する品質情報を検索する。検索は、まず、前記受信設計事項に関連付けされた分類コードの大分類のコードと、品質情報管理装置150のデータベース157に登録された各ID No.に関連付けされた分類コードの大分類のコードを比較し、同一の大分類のコードと関連付けされているID No.だけを抽出する。次に、大分類のコードの比較で抽出されたID No.の中で、中分類のコードで比較し、さらにID No.の絞り込みを行う。そして、最後に、小分類のコードで比較を行い、該当するID No.を検出する。検出されたID No.は、設計事項/ID No.送信部133によりID No.受信部173に送信される。前記ID No.が品質情報リスト表示部154に渡され、図3に示すように、品質問題情報と対策情報が表示される。
この時、品質情報リスト表示部154に複数の品質問題と対策情報が表示されている場合、重要度順ボタン310を実行すると、品質情報リスト表示部154に表示されている品質問題情報と対策情報と関連付けされたID No.が重要度順並び替え部155に送信される。重要度順並び替え部155では、受信した各ID No.の品質問題の発生件数を品質情報管理装置150のデータベース157から取得し、発生件数の多い順にID No.を品質情報リスト表示部154に送信する。品質情報リスト表示部154では、重要度順並び替え部155から受信したID No.順に品質問題と対策情報を表示しなおす。
以上により、現在閲覧している設計事項に関する重要な品質情報を閲覧することが可能となる。
本発明の設計支援システムは、各種製品の設計ノウハウ情報をデータベースに蓄積、共有し、設計ノウハウ情報を参照しながら、各種製品の設計を行う場合に活用できる。
本発明の一実施例である設計支援システムの構成を示すブロック図である。 分類コードまたは分類名を説明する図である。 品質情報リスト表示部を説明する図である。 分類コードデータベース登録部を説明する図である。 承認手段を説明する図である。 分類コード登録を説明する図である。 設計ノウハウの閲覧画面の一例を説明する図である。
符号の説明
100:設計支援システム、110:分類コードデータベース、120:設計ナレッジ装置、122:設計ナレッジ装置のデータベース、130:検索手段、140:設計ノウハウ自動登録手段、150:品質情報管理装置、157:品質情報管理装置のデータベース、160:承認手段、170:品質情報表示手段、180:ユーザ管理データベース

Claims (9)

  1. 設計情報及びこれに関連した理由情報並びにこれらの情報が属する分類を示す分類情報が登録された設計ナレッジデータベースを備える設計ナレッジ装置と、
    品質問題情報及びこれに関連した対策情報並びにこれらの情報が属する分類を示す分類情報の入力を受け付け、受け付けた内容を品質情報管理データベースに登録する品質情報管理装置と、
    品質情報管理データベースに登録された品質問題情報と対策情報に対する、設計ナレッジデータベースへの登録の承認を受け付ける承認手段と、
    承認された品質問題情報と対策情報の分類情報に対応した分類を設計ナレッジ装置から検索する検索手段と、
    検索された分類に属する設計情報及び理由情報に、前記対策情報及び前記品質問題情報をそれぞれ追加して、設計ナレッジデータベースに登録する登録手段を備えることを特徴とする設計支援システム。
  2. 品質情報管理装置の分類情報は、複数区分からなり、
    品質情報管理装置は、分類情報の入力を受け付ける際、入力された分類情報の区分が1つ以下で入力の終了を示す指示を受けた場合に、さらに入力を行うことを促す警告を発する警告手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 品質情報管理装置は、品質問題情報の入力を受け付ける際、2つ以上の分類情報の区分が入力された場合に、品質情報管理データベースに登録されている品質問題情報のうち入力された区分に属するものをディスプレイにリスト表示する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  4. 品質情報管理装置は、各品質問題情報の入力回数をカウントするカウンター部を備えることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  5. 複数の分類情報が登録された分類情報データベースをさらに備え、
    分類情報データベースは、設計ナレッジ装置及び品質情報管理装置の何れからでも登録又は読込が可能であることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  6. 承認手段は、未承認の品質問題情報及び対策情報をディスプレイに表示することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  7. 各品質問題情報は、ID番号を有し、
    承認手段は、承認された品質問題情報のID番号を検索手段に送信することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  8. 設計ナレッジデータベースから選択された分類に対応した分類に属する品質問題情報及び対策情報を、品質情報管理データベースから検索し、検索された品質問題情報及び対策情報をディスプレイに表示する品質情報表示手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  9. 品質情報管理装置は、各品質問題情報の入力回数をカウントするカウンター部を備え、
    品質情報表示手段は、カウントされた各品質問題情報の入力回数に基づいた順に、品質問題情報及び対策情報を並び替えてディスプレイに表示する手段をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載のシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009009341A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Fujitsu Ltd 情報検索装置、情報検索方法および情報検索プログラム

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