JP2006146444A - プログラム作成装置、該プログラム作成装置に用いられるファイル保存方法及びファイル保存制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】
誤りのあるプログラムに基づいてファイルが処理された場合、処理が行われる前の状態のファイルを復元するプログラム作成装置を提供する。
【解決手段】プログラム作成部21aで作成されたプログラムに基づく処理の対象となるファイルが同処理の前にオペレーションシステム22の指令により記憶部23に保存される一方、同処理が実行された後、オペレータの意図しない結果が出力されたとき、プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルを復元するための操作が行われ、記憶部23に保存されている同ファイルがオペレーションシステム22の指令により読み出され、同プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルが復元される。このため、プログラムが誤って作成されたものであっても、ファイルを容易に元の状態に戻すことができる。
【選択図】図1
誤りのあるプログラムに基づいてファイルが処理された場合、処理が行われる前の状態のファイルを復元するプログラム作成装置を提供する。
【解決手段】プログラム作成部21aで作成されたプログラムに基づく処理の対象となるファイルが同処理の前にオペレーションシステム22の指令により記憶部23に保存される一方、同処理が実行された後、オペレータの意図しない結果が出力されたとき、プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルを復元するための操作が行われ、記憶部23に保存されている同ファイルがオペレーションシステム22の指令により読み出され、同プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルが復元される。このため、プログラムが誤って作成されたものであっても、ファイルを容易に元の状態に戻すことができる。
【選択図】図1
Description
この発明は、プログラム作成装置、該プログラム作成装置に用いられるファイル保存方法及びファイル保存制御プログラムに係り、特に、誤りのあるプログラムに基づいてファイルが処理された場合に用いて好適なプログラム作成装置、該プログラム作成装置に用いられるファイル保存方法及びファイル保存制御プログラムに関する。
プログラム作成装置では、オペレータなどの操作により、たとえば“Visual Vasic”などのようなプログラム言語が入力されてプログラムが作成され、処理の対象となるファイルに対して、作成された同プログラムに基づく処理が実行される。“Visual Vasic”などのようなプログラム言語は、近年では多くのデータベースの自動加工を安易にするために、各種ワードプロセッサ用のソフトウェア(ワープロソフト)や、表計算ソフトなどに組み込まれるようになっている。これらのワープロソフトや表計算ソフトには、誤って行ってしまった操作をやり直すための「元に戻す」機能(たとえば、「削除復帰」など)が備えられ、元の状態が簡単に再現できるように工夫されている。
この種のプログラム作成装置は、従来では、たとえば図3に示すものがあった。
このプログラム作成装置10は、同図3に示すように、プログラム作成部11と、プログラム実行部12と、表示部13とから構成されている。プログラム作成部11は、オペレータなどの操作により、たとえば“Visual Vasic”などのようなプログラム言語を入力してプログラムを作成する。プログラム実行部12は、処理の対象となるファイルに対して、プログラム作成部11で作成されたプログラムに基づく処理を実行する。表示部13は、たとえば液晶表示装置などで構成され、プログラム実行部12による処理の結果を表示する。
このプログラム作成装置10は、同図3に示すように、プログラム作成部11と、プログラム実行部12と、表示部13とから構成されている。プログラム作成部11は、オペレータなどの操作により、たとえば“Visual Vasic”などのようなプログラム言語を入力してプログラムを作成する。プログラム実行部12は、処理の対象となるファイルに対して、プログラム作成部11で作成されたプログラムに基づく処理を実行する。表示部13は、たとえば液晶表示装置などで構成され、プログラム実行部12による処理の結果を表示する。
このプログラム作成装置10では、たとえば、カレントフォルダの中にある、拡張子が「.xls」であるファイルがプログラムによって開かれ、1枚目のシートの特定欄にあるデータを「プログラム」という文字列に変換するプログラムがプログラム作成部11で組まれる。プログラム作成者(オペレータ)の操作により、プログラムができた段階で動作確認のために同プログラムがプログラム実行部12で実行される。ここで、オペレータがプログラムの内容を誤り、たとえば、カレントフォルダを、ハードディスクのCドライブ及びDドライブのうちの同Dドライブだけの指定にしてしまった場合、同Dドライブの中にある全ての「.xls」拡張子のファイルについて、このプログラムが実行される。このため、Dドライブの中にある全ての「.xls」拡張子のファイルの内容が書き換えられ、オペレータの意図しない結果が表示部13に表示される。
上記のプログラム作成装置の他、従来、この種の技術としては、たとえば、次のような文献に記載されるものがあった。
特許文献1に記載されたファイル自動保存方法では、モニタ部により、空きメモリ容量その他のシステムダウンの予兆となるようなパラメータが一定周期毎にモニタされる。そして、アプリケーションソフトウェアにより、モニタ部が一定周期毎に送出してくるパラメータが受信され、このパラメータがシステムダウンの予兆を示しているか否かが判断される。そして、モニタ部からのパラメータがシステムダウンの予兆を示している場合、作業中のデータファイルが記憶装置部に自動保存される。つまり、システムダウンの予兆を考慮してデータファイルの自動保存が行われるので、システムダウンによって失われるデータが少なくなる。
特許文献1に記載されたファイル自動保存方法では、モニタ部により、空きメモリ容量その他のシステムダウンの予兆となるようなパラメータが一定周期毎にモニタされる。そして、アプリケーションソフトウェアにより、モニタ部が一定周期毎に送出してくるパラメータが受信され、このパラメータがシステムダウンの予兆を示しているか否かが判断される。そして、モニタ部からのパラメータがシステムダウンの予兆を示している場合、作業中のデータファイルが記憶装置部に自動保存される。つまり、システムダウンの予兆を考慮してデータファイルの自動保存が行われるので、システムダウンによって失われるデータが少なくなる。
特許文献2に記載されたワークエリアのデータセット管理方式では、トランザクション実行時に、最初にあるデータセットのあるメンバーが更新されたら、更新前の値をロールバックエリアに退避する。トランザクション実行時に、あるデータセットのあるメンバが更新され、そのデータセットがバックアップ対象ならば、そのメンバを含むブロックの識別子をバックアップ管理テーブルに書き込む。異常トランザクション終了時にロールバックエリアの内容をデータセットに復旧する。正常トランザクション終了時にバックアップ管理テーブル内の識別子に対応したブロックをバックアップファイルに退避する。従って、上位層でのデータセットをバックアップするためのプログラムが不要となる。
特許文献3に記載されたプログラムの実行性能計測システムでは、自動収集部により、実行性能計測対象の対話型プログラムが実行され、プログラム実行時のユーザの入力を含めて自動実行に必要なデータが収集され、オペレーションファイルに保存される。計測条件設定部により、オペレーションファイルに実行時間の計測点が指定され、プログラム実行時の時間計測範囲を設定した計測条件付きオペレーションファイルが作成される。自動実行部に、計測条件付きオペレーションファイルが入力され、プログラムが自動実行される。時刻管理部により、自動実行部で自動実行中のプログラムが計測点を通過する時刻が性能値収集ファイルに記録される。性能値レポート部により、性能値収集ファイルに記録された時刻情報から実行時間が算出される。このため、対象プログラムに実行時間の計測用コードを埋め込む等の修正を加えることなく、プログラムの一部分を単位とするような実行時間の計測が容易に行われ、対話型プログラムの実行性能が容易に測定される。
特開2000−305819号公報(要約書、図1)
特開2000−339183号公報(要約書、図1)
特開平5−257741号公報(要約書、図1)
しかしながら、上記従来のプログラム作成装置では、次のような問題点があった。
すなわち、図3に示すプログラム作成装置10では、Dドライブの中にある全ての「.xls」拡張子のファイルの内容が書き換えられ、オペレータが意図しない結果が出力されるが、これらの書き換えられたファイルの内容は、上記プログラムが実行される前の状態がわからないので、元に戻すことができない。つまり、プログラムによって実行された結果は、ワープロソフトや表計算ソフトのように簡単には実行前の状態に戻せないという問題点がある。その理由は、“Visual Basic”などのプログラム言語は、実行前のファイルの状態を自動保存する機能がないことによる。このため、オペレータは、プログラムの実行前の状態のファイルを能動的に保存する必要がある。ところが、ファイルの内容によっては、オペレータ自身の操作によっても保存できないものもあるため、意図しない結果により、大切な情報が失われるという問題点がある。
すなわち、図3に示すプログラム作成装置10では、Dドライブの中にある全ての「.xls」拡張子のファイルの内容が書き換えられ、オペレータが意図しない結果が出力されるが、これらの書き換えられたファイルの内容は、上記プログラムが実行される前の状態がわからないので、元に戻すことができない。つまり、プログラムによって実行された結果は、ワープロソフトや表計算ソフトのように簡単には実行前の状態に戻せないという問題点がある。その理由は、“Visual Basic”などのプログラム言語は、実行前のファイルの状態を自動保存する機能がないことによる。このため、オペレータは、プログラムの実行前の状態のファイルを能動的に保存する必要がある。ところが、ファイルの内容によっては、オペレータ自身の操作によっても保存できないものもあるため、意図しない結果により、大切な情報が失われるという問題点がある。
また、特許文献1に記載されたファイル自動保存方法では、モニタ部からのパラメータがシステムダウンの予兆を示している場合、作業中のデータファイルが記憶装置部に自動保存されるようになっている。このため、この発明とは主旨や構成が異なる。
特許文献2に記載されたデータセット管理方式は、上位層でのデータセットをバックアップするためのプログラムを不要とするものであり、この発明とは主旨や構成が異なる。
特許文献3に記載されたプログラムの実行性能計測システムは、対象プログラムに実行時間の計測用コードを埋め込む等の修正を加えることなく、プログラムの一部分を単位とする実行時間の計測を行うものであり、この発明とは主旨や構成が異なる。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、誤りのあるプログラムに基づいてファイルが処理された場合でも、この処理が行われる前の状態のファイルを復元するプログラム作成装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、所定の操作が行われることによりプログラムを作成すると共に、処理の対象となるファイルに対して、作成された前記プログラムに基づく処理を実行するプログラム作成装置に係り、作成された前記プログラムに基づく処理の対象となる前記ファイルを該処理の前に保存する一方、該処理を実行した後、所定の操作が行われたとき、保存されている前記ファイルを読み出すことにより、前記プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルを復元するファイル保存/復元手段が設けられていることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のプログラム作成装置に係り、プログラム作成部と、処理の対象となる前記ファイルに対して、該プログラム作成部で作成されたプログラムに基づく処理を実行するプログラム実行部とを有し、前記ファイル保存/復元手段は、前記プログラムに基づく処理を実行した後に該処理が行われる前の状態のファイルを復元するか否かを判定するためのフラグを管理するファイル復元判定部と、前記プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルを復元するための操作が行われたとき、該ファイルを復元するための復元実行命令を出力するファイル復元実行部と、記憶部と、前記フラグが前記ファイルの復元を示すとき、処理の対象となる前記ファイルを該処理が行われる前の状態で前記記憶部に記憶させる一方、前記ファイル復元実行部から前記復元実行命令を受けたとき、前記記憶部に記憶されているファイルを読み出すことにより、前記プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルを復元するオペレーションシステム部とから構成されていることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のプログラム作成装置に係り、前記プログラム実行部は、前記プログラム作成部で作成されたプログラムに基づく処理を実行するとき、該処理の結果を表示する構成とされていることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、ファイル保存方法に係り、所定の操作が行われることによりプログラムを作成すると共に、処理の対象となるファイルに対して、作成された前記プログラムに基づく処理を実行するプログラム作成装置に用いられ、作成された前記プログラムに基づく処理の対象となる前記ファイルを該処理の前に保存しておき、該処理を実行した後、所定の操作が行われたとき、保存されている前記ファイルを読み出すことにより、前記プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルを復元することを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項4記載のファイル保存方法に係り、プログラムを作成するプログラム作成処理と、作成された前記プログラムに基づく処理を実行した後に該処理が行われる前の状態の前記ファイルを復元するか否かを判定するファイル復元判定処理と、該ファイル復元判定処理で前記ファイルの復元が判定されたとき、処理の対象となる前記ファイルを該処理が行われる前の状態で記憶するファイル記憶処理と、処理の対象となる前記ファイルに対して、前記プログラム作成処理で作成されたプログラムに基づく処理を実行するプログラム実行処理と、前記プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルを復元するための操作が行われたとき、該ファイルを復元するための復元実行命令を出力するファイル復元実行処理と、前記復元実行命令が出力されたとき、前記ファイル記憶処理で記憶されたファイルを読み出すことにより、前記プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルを復元するファイル復元処理とを行うことを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項5記載のファイル保存方法に係り、前記プログラム実行処理では、前記プログラム作成処理で作成されたプログラムに基づく処理を実行するとき、該処理の結果を表示することを特徴としている。
請求項7記載の発明は、ファイル保存制御プログラムに係り、コンピュータに請求項1乃至3のうちのいずれか一に記載のプログラム作成装置を制御させることを特徴としている。
この発明の構成によれば、ファイル保存/復元手段により、作成されたプログラムに基づく処理の対象となるファイルが同処理の前に保存される一方、同処理を実行した後、所定の操作が行われたとき、保存されている同ファイルが読み出されることにより、同プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルが復元されるので、プログラムが誤って作成されたものであっても、ファイルを容易に元の状態に戻すことができる。又、プログラムの動作確認が必要な場合でも、同プログラムの実行前の状態のファイルをオペレータが能動的に保存する必要がないため、プログラム作成の工数を削減できる。
又、プログラム作成部で作成されたプログラムに基づく処理の対象となるファイルが同処理の前にオペレーションシステムの指令により記憶部に保存される一方、同処理が実行された後、オペレータの意図しない結果が出力されたとき、プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルを復元するための操作が行われ、記憶部に保存されている同ファイルがオペレーションシステムの指令により読み出され、同プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルが復元されるので、プログラムが誤って作成されたものであっても、ファイルを容易に元の状態に戻すことができる。
作成されたプログラムに基づく処理の対象となるファイルを同処理の前に保存しておき、同処理を実行した後、オペレータの意図しない結果が得られたとき、プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルを復元するための操作が行われることにより、保存されている同ファイルを読み出す構成のプログラム作成装置を提供する。
図1は、この発明の実施例であるプログラム作成装置の要部の電気的構成を示すブロック図である。
この例のプログラム作成装置20は、同図に示すように、プログラム編集部21と、オペレーションシステム22と、記憶部23とから構成されている。プログラム編集部21は、プログラム作成部21aと、プログラム実行部21bと、ファイル復元実行部21cと、ファイル復元判定部21dと、表示部21eとを備えている。プログラム作成部21aは、図示しない操作部をオペレータが操作することにより、たとえば“Visual Vasic”などのようなプログラム言語を入力してプログラムを作成する。
この例のプログラム作成装置20は、同図に示すように、プログラム編集部21と、オペレーションシステム22と、記憶部23とから構成されている。プログラム編集部21は、プログラム作成部21aと、プログラム実行部21bと、ファイル復元実行部21cと、ファイル復元判定部21dと、表示部21eとを備えている。プログラム作成部21aは、図示しない操作部をオペレータが操作することにより、たとえば“Visual Vasic”などのようなプログラム言語を入力してプログラムを作成する。
プログラム実行部21bは、処理の対象となるファイルに対して、プログラム作成部11で作成されたプログラムに基づく処理を実行すると共に、処理の結果を表示部21eに表示する。表示部21eは、たとえば、液晶表示装置などで構成されている。ファイル復元判定部21dは、図示しない操作部をオペレータが操作することにより、プログラムに基づく処理を実行した後に同処理が行われる前の状態のファイルを復元するか否かを判定するためのフラグが設定される。ファイル復元実行部21cは、プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルを復元するための操作が行われたとき、同ファイルを復元するための復元実行命令をオペレーションシステム部22へ出力する。
オペレーションシステム22は、同システム22全体を制御するCPU(中央処理装置)22a及び同CPU22aを動作させるためのファイル保存制御プログラムが記録されたROM(リード・オンリ・メモリ)22bを有している。特に、この実施例では、オペレーションシステム22は、上記フラグがファイルの復元を示すとき、処理の対象となるファイルを同処理が行われる前の状態で記憶部23に記憶させる一方、ファイル復元実行部21cから復元実行命令を受けたとき、同記憶部23に記憶されているファイルを読み出すことにより、プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルを復元する。記憶部23は、たとえばRAM(Randam Access Memory)などで構成されている。上記ファイル復元実行部21c、ファイル復元判定部21d、オペレーションシステム22及び記憶部23で、ファイル保存/復元手段が構成されている。
図2は、図1のプログラム作成装置20の動作を説明するためのフローチャートである。
この図を参照して、この例のプログラム作成装置に用いられるファイル保存方法の処理内容について説明する。
このプログラム作成装置20では、作成されたプログラムに基づく処理の対象となるファイルが同処理の前に保存される一方、同処理が実行された後、所定の操作が行われたとき、保存されている同ファイルが読み出され、同プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルが復元される。
この図を参照して、この例のプログラム作成装置に用いられるファイル保存方法の処理内容について説明する。
このプログラム作成装置20では、作成されたプログラムに基づく処理の対象となるファイルが同処理の前に保存される一方、同処理が実行された後、所定の操作が行われたとき、保存されている同ファイルが読み出され、同プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルが復元される。
すなわち、図2に示すように、オペレータの操作により、プログラム作成部21aにプログラム言語が入力されてプログラムが作成される(ステップA1、プログラム作成処理)。たとえば、プログラムにてカレントフォルダの中にある、拡張子が「.xls」であるファイルが開かれ、1枚目のシートの特定欄にあるデータを「プログラム」という文字列に変換するプログラムが組まれる。処理の対象となるファイルに対して、上記プログラム作成処理で作成されたプログラムに基づく処理が同プログラムの動作確認の目的で試験的にプログラム実行部21bで実行が開始される(ステップA2)。このとき、オペレータの操作により、プログラム作成処理で作成されたプログラムに基づく処理が実行された後に同処理が行われる前の状態のファイルを復元するか否かを判定するためのフラグ(自動保存フラグ)がファイル復元判定部21dに設定される(ステップA3、ファイル復元判定処理)。この場合、オペレータは、処理が行われるファイルの保護を意識し、自動保存フラグをオン状態に設定する。
ファイル復元判定処理で設定された自動保存フラグが上記ファイルの復元を示すとき(すなわち、オン状態)、処理の対象となるファイルが同処理が行われる前の状態でオペレーションシステム22の指令により記憶部23に記憶される(ステップA4,A7、ファイル記憶処理)。この場合、ファイル復元実行部21cからオペレーションシステム部22に対して、以降処理される全てのファイルを対象に自動保存するように通知される。通知を受け取ったオペレーションシステム部22は、プログラムによって処理されるファイルを対象に、記憶部23の特定の場所に同じ名前にて保存し、保存が終了すると、プログラム実行部21bに通知する。プログラム実行部21bは、処理の対象となるファイルが保存されたことの通知を受けると、当該ファイルに対して処理を行う。
この後、オペレーションシステム部22は、プログラムによる処理の対象となるファイルが見つかるたびに同様の処理を行い、全ての編集ファイルについて、プログラム実行前の状態を保持し、プログラムの終了をむかえる。プログラムが全部終了したとき、プログラム実行部21bからファイル復元実行部21cへ終了通知が送信され、同ファイル復元実行部21cの指令により、オペレーションシステム部22は、以降のファイル自動保存を行わない。
この後、上記プログラムに基づく処理がプログラム実行部21bで終了し、同処理の結果が表示部21eに表示される(ステップA5,A6、プログラム実行処理)。この場合、オペレータがプログラムの内容を誤り、たとえば、カレントフォルダを、ハードディスクのCドライブ及びDドライブのうちの同Dドライブだけの指定にしてしまった場合、同Dドライブの中にある全ての「.xls」拡張子のファイルについて、このプログラムが実行される。このため、Dドライブの中にある全ての「.xls」拡張子のファイルの内容が書き換えられ、オペレータの意図しない結果が表示部21eに表示される。
この後、オペレータにより、上記プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルを復元するための操作(すなわち、初期状態に戻す操作)が行われ、ファイル復元実行部21cから同ファイルを復元するための復元実行命令がオペレーションシステム22へ出力される(ステップA8、ファイル復元実行処理)。ファイル復元実行部21cから復元実行命令が出力されたとき、オペレーションシステム22の指令により、上記ファイル記憶処理で記憶部23に記憶されたファイルが読み出されることにより、上記プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルが復元される(ステップA4、ファイル復元処理)。一方、ステップA3で自動保存フラグがオフ状態に設定された場合、プログラム実行部21bは、特にファイルに対する処理を行わず、プログラムを実行する。
以上のように、この実施例では、プログラム作成部21aで作成されたプログラムに基づく処理の対象となるファイルが同処理の前にオペレーションシステム22の指令により記憶部23に保存される一方、同処理が実行された後、オペレータの意図しない結果が出力されたとき、プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルを復元するための操作が行われ、記憶部23に保存されている同ファイルがオペレーションシステム22の指令により読み出され、同プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルが復元されるので、プログラムが誤って作成されたものであっても、ファイルを容易に元の状態に戻すことができる。又、プログラムの動作確認が必要な場合でも、同プログラムの実行前の状態のファイルをオペレータが能動的に保存する必要がないため、プログラム作成の工数が削減される。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成は同実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、この発明に含まれる。
たとえば、プログラム作成部21aに入力するプログラム言語は、“Visual Vasic”の他、たとえば、科学技術計算向きのFORTRAN(formula translator)や、事務処理向きのCOBOL(common business oriented language )などでも良い。また、記憶部23は、RAMの他、たとえばハードディスクやDVD(Digital Video Disc)など、RAMと同等の機能を有するものであれば、任意のもので良い。
たとえば、プログラム作成部21aに入力するプログラム言語は、“Visual Vasic”の他、たとえば、科学技術計算向きのFORTRAN(formula translator)や、事務処理向きのCOBOL(common business oriented language )などでも良い。また、記憶部23は、RAMの他、たとえばハードディスクやDVD(Digital Video Disc)など、RAMと同等の機能を有するものであれば、任意のもので良い。
この発明は、任意のプログラム言語を入力してプログラムを作成すると共に、処理の対象となるファイルに対して、作成された同プログラムに基づく処理を実行するプログラム作成装置全般に適用できる。
20 プログラム作成装置
21 プログラム編集部(プログラム作成装置の一部)
22 オペレーションシステム(ファイル保存/復元手段の一部)
23 記憶部(ファイル保存/復元手段の一部)
21a プログラム作成部
21b プログラム実行部
21c ファイル復元実行部(ファイル保存/復元手段の一部)
21d ファイル復元判定部(ファイル保存/復元手段の一部)
21e 表示部
22a CPU(中央処理装置、ファイル保存/復元手段の一部)
22b ROM(リード・オンリ・メモリ、ファイル保存/復元手段の一部)
21 プログラム編集部(プログラム作成装置の一部)
22 オペレーションシステム(ファイル保存/復元手段の一部)
23 記憶部(ファイル保存/復元手段の一部)
21a プログラム作成部
21b プログラム実行部
21c ファイル復元実行部(ファイル保存/復元手段の一部)
21d ファイル復元判定部(ファイル保存/復元手段の一部)
21e 表示部
22a CPU(中央処理装置、ファイル保存/復元手段の一部)
22b ROM(リード・オンリ・メモリ、ファイル保存/復元手段の一部)
Claims (7)
- 所定の操作が行われることによりプログラムを作成すると共に、処理の対象となるファイルに対して、作成された前記プログラムに基づく処理を実行するプログラム作成装置であって、
作成された前記プログラムに基づく処理の対象となる前記ファイルを該処理の前に保存する一方、該処理を実行した後、所定の操作が行われたとき、保存されている前記ファイルを読み出すことにより、前記プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルを復元するファイル保存/復元手段が設けられていることを特徴とするプログラム作成装置。 - プログラム作成部と、
処理の対象となる前記ファイルに対して、該プログラム作成部で作成されたプログラムに基づく処理を実行するプログラム実行部とを有し、
前記ファイル保存/復元手段は、
前記プログラムに基づく処理を実行した後に該処理が行われる前の状態のファイルを復元するか否かを判定するためのフラグを管理するファイル復元判定部と、
前記プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルを復元するための操作が行われたとき、該ファイルを復元するための復元実行命令を出力するファイル復元実行部と、
記憶部と、
前記フラグが前記ファイルの復元を示すとき、処理の対象となる前記ファイルを該処理が行われる前の状態で前記記憶部に記憶させる一方、前記ファイル復元実行部から前記復元実行命令を受けたとき、前記記憶部に記憶されているファイルを読み出すことにより、前記プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルを復元するオペレーションシステム部とから構成されていることを特徴とする請求項1記載のプログラム作成装置。 - 前記プログラム実行部は、
前記プログラム作成部で作成されたプログラムに基づく処理を実行するとき、該処理の結果を表示する構成とされていることを特徴とする請求項2記載のプログラム作成装置。 - 所定の操作が行われることによりプログラムを作成すると共に、処理の対象となるファイルに対して、作成された前記プログラムに基づく処理を実行するプログラム作成装置に用いられ、
作成された前記プログラムに基づく処理の対象となる前記ファイルを該処理の前に保存しておき、該処理を実行した後、所定の操作が行われたとき、保存されている前記ファイルを読み出すことにより、前記プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルを復元することを特徴とするファイル保存方法。 - プログラムを作成するプログラム作成処理と、
作成された前記プログラムに基づく処理を実行した後に該処理が行われる前の状態の前記ファイルを復元するか否かを判定するファイル復元判定処理と、
該ファイル復元判定処理で前記ファイルの復元が判定されたとき、処理の対象となる前記ファイルを該処理が行われる前の状態で記憶するファイル記憶処理と、
処理の対象となる前記ファイルに対して、前記プログラム作成処理で作成されたプログラムに基づく処理を実行するプログラム実行処理と、
前記プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルを復元するための操作が行われたとき、該ファイルを復元するための復元実行命令を出力するファイル復元実行処理と、
前記復元実行命令が出力されたとき、前記ファイル記憶処理で記憶されたファイルを読み出すことにより、前記プログラムに基づく処理が行われる前の状態のファイルを復元するファイル復元処理とを行うことを特徴とする請求項4記載のファイル保存方法。 - 前記プログラム実行処理では、
前記プログラム作成処理で作成されたプログラムに基づく処理を実行するとき、該処理の結果を表示することを特徴とする請求項5記載のファイル保存方法。 - コンピュータに請求項1乃至3のうちのいずれか一に記載のプログラム作成装置を制御させるためのファイル保存制御プログラム。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081028 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090105 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090217 |